JP2553604B2 - マルチディスクプレーヤ - Google Patents

マルチディスクプレーヤ

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JP2553604B2
JP2553604B2 JP62331983A JP33198387A JP2553604B2 JP 2553604 B2 JP2553604 B2 JP 2553604B2 JP 62331983 A JP62331983 A JP 62331983A JP 33198387 A JP33198387 A JP 33198387A JP 2553604 B2 JP2553604 B2 JP 2553604B2
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magazine
switch
disc
lever
tray
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清三 三好
幸生 森岡
利宏 兼尾
周二 坂本
壮一 木村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディスクプレーヤに関し、特に複数枚のディ
スクを収納でき且つその収納された任意のディスクを順
次選択して連続した演奏が可能なマルチディスクプレー
ヤに関する。
従来の技術 近年、ディジタルオーディオディスクが各種発売さ
れ、その利用量も急激に増加しており、6〜10枚のディ
スクを順に連続演奏出来るマルチディスクプレーヤが各
種開発されている。このマルチディスクプレーヤとして
は、レーザー光を用いて信号を読み取る光ピックアップ
ブロック全体を上下に移動させながら連続演奏するタイ
プのものが多く、重い光ピックアップブロックを上下に
駆動させるため、これを駆動するメカニズムが複数で高
価なものになっていた。
以下に上述した従来のマルチディスクプレーヤについ
て説明する。
第10図は従来のマルチディスクプレーヤを示す。第10
図において、トレイ101のディスク担持部101aに載置さ
れたディスク102はマガジン103の6段に形成された棚10
3aに順に配列,収納されており、それぞれに引き出し、
収納自在となっている。
104はマルチディスクプレーヤのメカニズム本体であ
り、コ字状に形成されたマガジンを収納するためのマガ
ジンベース105には常時前記マガジン103が定位置に収納
されている。
106はマガジン押し出しレバーであり常時マガジン103
の挿入によってイ方向に押されているが引きばね107に
よってロ方向に押し出す様構成されている。
108はマガジンをロックするためのマガジンロックレ
バーであり引きばね109によって、マガジン103の側壁に
形成された凹部103bと係合してマガジン103のロ方向へ
の押し出しを阻止する様構成されている。
110はプランジャーであり、マガジン103を取り出す時
通電によってロックレバー108とマガジン103の側壁に形
成された凹部103bとの係合を解除してマガジン103はマ
ガジン押し出しレバー106によって押し出される様構成
されている。
111はマガジンの押し出し速度をコントロールするた
めの速度コントロール装置であり、マガジン押し出しレ
バー106に圧接してマガジン103の押し出し速度をコント
ロールする様構成されている。
112はトレイフックでありトレイ101を演奏開始位置ま
で供給するためのローディングベース113に設けられガ
イド軸114に案内されてイ−ロ方向にスライドする様構
成されている。114はローディングベース上に設けられ
たトレイフック駆動モーターでありプーリー116,ベルト
117によって、トレイフック112をイ−ロ方向に駆動させ
トレイ101に設けられた凹部101bが前記トレイフック112
と係合してマガジン103からトレイ101を引き出し、収納
する様構成されている。
118はローディングベース113に設けられ、トレイ101
を光ピックアップブロック119のターンテーブル120上に
案内してディスク102の演奏を開始させるためのトレイ
ガイドである。
121はスクリューネジであり、ローディングベース113
を水平に保持しながら上下に昇降さるため、ローディン
グベース113の周囲に3ヶ所設けられたメネジ部122とか
ん合して、ローディングベース113を上下に昇降させる
様構成されている。
123は3本のスクリューネジ121の下部に設けられた小
歯車124とかみ合って3本のスクリューネジを駆動する
ためのタイミングベルトであり昇降駆動モーター125に
よって駆動する様構成されている。
以上のように構成されたマルチディスクプレーヤにつ
いて以下その動作を説明する。
6枚のディスク102とトレイ101とを収納したマガジン
103をマガジンベース105に挿入するとマガジン押し出し
レバー106の押し返し力とマガジンロックレバー108によ
って定位置にロックされる。次にローディングベース11
3が昇降駆動モーター125の回転によって昇降し、トレイ
フック112とトレイ101の凹部101bが係合する高さで停止
する。
つづいて、トレイフック駆動モーター115が正転して
トレイフック112がトレイ101をイ方向に引き出し、ディ
スク102のセンターがターンテーブル120のセンタ上にく
ると停止して演奏が開始される。
演奏が終了するとトレイフック駆動モーター115が逆
転してトレイフック112がトレイ101を矢印ロ方向に押し
返しマガジン103内に収納する。
プランジャー110に通電するとマガジンロックレバー1
08とマガジン103の凹部103bとの係合が解除され、マガ
ジン103はマガジン押し出しレバー106によってロ方向に
押し出され、マルチディスクプレーヤ本体104から取り
出すことが出来る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、重い光ピックア
ップブロック119,トレイフック駆動モーター等を組込ん
だローディングベース113を3本のスクリューネジ121に
よって昇降させるため強い昇降構造を必要とする上、構
造全体としても複雑となり高価なものになっていた。
又、ローディングベース113全体の重量が重いため、昇
降速度を早くすることが困難でもあった。
又マガジンの押し出し構造をプランジャー,マガジン
押し出しレバー及び速度コントロール装置等の組合せで
構成しているため、プランジャー音の発生,押し出し速
度の安定化にやや不足する等の問題があった。さらにマ
ガジンのどの棚にディスクが入っているのかわかりにく
いものでもあった。
本発明は上記問題点に鑑み、重い光ピックアップブロ
ック,トレイフック,トレイフック駆動モーター等を本
体側に構成してローディングベース全体を軽くして昇降
速度の高速化と昇降構造の簡素化をはかるとともに、ト
レイフック駆動用のモーターを共用してマガジンを押し
出すことの出来る安価で騒音の少い高速で1目でマガジ
ンのどの棚にディスクが入っているかわかるマルチディ
スクプレーヤを提供するものである。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、
マガジン内のディスク配列に対応して配列された複数の
スイッチをもつディスク有無検出スイッチを常時は退避
位置におき、マガジン挿入時に挿入されるマガジンと連
動して移動する移動部材のカム部でその移動の後期に前
記ディスク有無検出スイッチを動作位置に移動させ、マ
ガジンに収納されたディスクの有無および収納位置を検
出し、挿入されたマガジンからのディスクの取出し時に
は、ディスクの取出し動作に連動する移動部材のカム部
と連動し、その移動の初期に動作位置にあった前記ディ
スク有無検出スイッチを前記動作位置から一時的に後退
させることによって、ディスクの外周端面をスイッチ片
が傷つけないようにしたものである。
作 用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、複数枚のディスクを順に配列収納するマガ
ジンの各棚と対応する位置に設けたディスク有無検出ス
イッチのスイッチ片がマガジンをプレーヤハウジング内
に挿入したとき、ディスクに当接して有無を検出し、デ
ィスク表示部に点燈表示する。次にディスクをマガジン
から取出し搬送する以前に駆動ラックのカム部によって
スイッチレバーを回動させ、前記ディスク有無検出スイ
ッチのスイッチ片がディスクに接触しない位置まで逃が
し、続いて、ディスクをマガジンから取出搬送させ、ス
イッチ片がディスクスイッチレバーの回動復帰によって
ディスクに触れない位置までディスクが取出搬送される
と再び引ばねによってスイッチレバーを回動復帰させる
ことが出来る。
この結果、マガジンからディスクを取出搬送及び収納
する時、スイッチ片がディスクの外周端面をひっかいて
傷つけることを防止出来るのである。
実施例 以下本発明の一実施例のマルチディスクプレーヤにつ
いて図面を参照しながら説明する。
第1図において、トレイ1のディスク担持部1aに載置
されたディスク2はマガジン3の6段に形成された棚3a
に順に配列,収納されており、それぞれが引き出し収納
自在となっている。
4は本発明のマルチディスクプレーヤのメカニズム本
体であり、コ字状に形成されたマガジンを収納するため
のマガジンベース5には常時、前記マガジン3がマガジ
ンベース5に形成されたストッパー5aに当る位置まで挿
入されている。
6はマガジンベース5に挿入されたマガジン3のとび
出しを防ぐためのマガジンロクレバーであり、マガジン
ベース5の下部に設けたマガジンベース基板7上の取付
軸8を中心に回動出来る様構成されている。
9はマガジンロックレバー6を回動させるためのロッ
クレバー引きばねでありマガジンロッムレバー6の上部
に設けたバネかけピン6aと、マガジンベース基板7に設
けたバネかけ部7aとの間に付勢されている。
6bはマガジンロックレバー6の先端部に形成したフッ
ク部でありマガジンベース5に設けた開口部5dを貫通し
てマガジン3の側壁に形成した凹部3bと係合してマガジ
ン3のとび出しを防ぐ様構成されている。
10はトレイフックであり、マガジン3に収納されたト
レイ1の凹部1bに係合してトレイ1を引き出すものであ
り、両端にトレイ1を案内するトレイガイド11を設けた
ローディングベース12の曲げ部12aにそってイ−ロ方向
にスライド出来る様構成されたトレイフックブロック13
に設けられている。
14はトレイ1をイ−ロ方向に駆動させてマガジン3か
らの取出し収納するため、トレイフックブロック13をイ
−ロ方向に駆動させる駆動ラックであり、下部に設けた
ガイド部14a及び14bがメカニズム本体4の曲げ部4aとか
み合ってイ−ロ方向にスライド出来る様構成されてい
る。
14cは前記駆動ラック14の1端に設けた上方向に向う
断面凹状の柱部であり、トレイフックブロック13と凸部
13aが嵌合して上下にスライド出来る様構成されてい
る。第2図は本発明のマルチディスクプレーヤの分解斜
視図であり15はメガニズム本体4上に設けられた軸16を
中心に回転し駆動ラック14の歯14g(第3図)とかみ合
って駆動ラック14をイ−ロ方向に駆動する駆動ギヤーで
ある。
17は駆動ギヤー15及び駆動プーリー18とかみ合う様構
成され減速を行うための中間ギヤーであり軸19を中心に
回転する様構成されている。
20は軸21を中心に回転する様設けられた駆動プーリー
18と、モーター22の上部に設けられたプーリー23との間
に設けられモーター22の回転を駆動プーリー18に伝達す
るためのベルトである。
24はギヤーセットレバーであり軸25を中心に回動出来
る様設けられており1端の凹部24aとメカニズム本体4
に設けられたバネかけ部4bとの間にギヤーセットバネ26
が付勢されている。
24bはギヤーセットレバー24の他端に設けられた凹部
であり第3図(A)の様に駆動ラック14が駆動ギヤー15
によってロ方向に送られたとき凸部24bが駆動ラック14
の凸部14dの斜面14eをバネ26の作用により押して駆動ラ
ック14がさらにロ方向へ進み、駆動ラック14の欠歯14f
と駆動ギヤー15を離す様構成されている。
この位置においてトレイフック10はマガジン3に収納
されたトレイ1の凹部1bに一定の隙間で嵌合しておりハ
−ニ方向に移動可能となる様構成されている。
27はマガジン3をロ方向に押し出す差動ラックであり
駆動ラック14の下部にスライド可能に設けられており、
駆動ギヤー15とかみ合ってイ−ロ方向に駆動されるため
駆動ラック14の歯14gの中心線と差動ラック27の歯27aの
中心線は平面で同一線となる様構成されている。
27bは駆動ラック14の長孔14hの表面上方に突出したマ
ガジン3を押し出す押し出し部であり、引きばね28によ
って常時駆動ラック14の長孔の端部14h′まで引き寄せ
る様構成されている。その時駆動ラック14の歯14gと差
動ラック27の歯27aは山,谷が合う様構成されている。
第3図(A)はトレイフック10がトレイ1をマガジン
3の中に収納した状態を示すものであり、メカニズム本
体4上に設けられたスイッチ29は差動ラック27に設けた
スイッチ押し部27cによって押されON状態となり、スイ
ッチ30はOFF状態となる位置関係に構成されている。
駆動ギヤー15が第3図(B)の矢印方向に回転する
と、まず差動ラック27をイ方向に駆動し、次に駆動ラッ
ク14と共に差動ラック27が駆動ギヤー15とかみ合ってロ
方向に進み差動ラック27とのかみ合いが終了して駆動ラ
ック14がさらにイ方向に駆動されると差動ラック27の端
部27dがメカニズム本体4のストッパー部4cに当接して
止りさらに駆動ラック14がイ方向に進むと差動ラック27
は駆動ラック14上をスライドし、第3図(B)の状態に
なると、トレイフック10がトレイ1をマガジン3からロ
方向に引き出して、トレイ1に載置されたディスク2の
センターが、第2図の様にメカニズム本体4上に設けら
れた既知の光ピックアップブロック31のターンテーブル
32のセンターで止っている状態を示すものである。
この時スイッチ29はOFF状態となり、スイッチ30は駆
動ラック14の凸部14dに押されてON状態となる位置関係
に構成されている。
次に第3図(C)の矢印の様に駆動ギヤー15が逆転す
ると駆動ラック14はロ方向に駆動され、差動ラック27の
押し出し部27bが引きばね28によって引かれ駆動ラック1
4の長穴端部14iに当接する。
さらに駆動ラック14がロ方向に駆動されると差動ラッ
ク27と駆動ラック14は共に駆動ギヤー15とかみ合って第
3図(A)の様に駆動ギヤー15と駆動ラック14のかみ合
いがはずれてギヤーセットレバー24によって駆動ラック
14がさらにロ方向に押されると駆動ラック14の端部14j
がメカニズム本体4のストッパー4dに当接して止る。
さらに駆動ギヤー15が第3図(C)の矢印方向に回転
すると、差動ラック27のみがロ方向に駆動され、第4図
の様に押し出し部27bの一方に傾斜面を形成した押し部2
7b′がマガジンロックレバー6の下方に形成されたわん
曲したリブ部6cを押し出し、マガジンロックレバー6を
矢印への方向に回動させて、マガジン3の側壁に形成し
た凹部3bからマガジンロックレバー6の先端部に形成し
たフック部6bのロックを解除する。さらに差動ラック27
がロ方向に駆動されると、マガジンベース基板7に設け
られたイジェクトレバー33の押し出し部33aが差動ラッ
ク27の押し部27bに押されてロ方向にマガジン3を押し
出し、第3図(C)の状態となる。
イジェクトレバー33はマガジンベース基板7に設けた
軸34と長孔33bが嵌合して一定量イ−ロ方向にスライド
出来る様構成されており一端の曲げ部33cがマガジン3
の下部を押し出す様構成されている。
この時スイッチ29は差動ラック27のスイッチ押し部27
eによってON状態となり、スイッチ30は差動ラック27の
スイッチ押し部27fによってON状態となる位置関係に構
成されている。
第3図(D)及び第5図のようにマガジン3をマガジ
ンベース5に挿入するとマガジンロックレバー6は引き
ばね9によって矢印ホ方向に回動し、マガジン3の側壁
に設けた凹部3bにフック部6bが係合してマガジン3がロ
方向に出ないようロックされる。
イジェクトレバー33はイ方向に押されて差動ラック27
の押し出し部27bをイ方向に駆動する。
この時スイッチ30は差動ラック27のスイッチ押し部27
fからはなれてOFFとなり、スイッチ29も差動ラック27の
スイッチ押し部27eからはなれてOFFとなり、モーター22
が回転して駆動ギヤー15を第3図(D)矢印方向に回転
させて差動ラック27のみがイ方向に駆動されて第3図
(A)の状態で止まる様構成されている。
差動ラック27がモーター22によって駆動されイ方向に
移動するとき第4図のように傾斜面を形成した押し部27
b′の斜面でマガジンロックレバー6のリブ部6cをト方
向に押し上げて通過する。
なおマガジンロックレバー6はポリアセタール樹脂等
のバネ性樹脂材で形成しており薄肉に形成したバネ部6d
が前記リブ部6cをト方向に押し上げ時、曲がり、前記押
し部27b′がマガジンロックレバー6のリブ部6cを通過
すると再び前記リブ部6cはチ方向に復帰する様構成され
ている。
35は昇降用モーターであり、上部に設けられたプーリ
36と、メカニズム本体4に設けられた軸37を中心に回転
する様構成されたプーリーギヤー38の間にベルト39が設
けられている。
軸40を中心に回転する様設けた中間ギヤー41は軸42を
中心に回転する様設けた昇降カム43のギヤー部43a及び
前記プリーギヤー38とかみ合う様構成されている。
第5図において44はローディングベース12の下部に設
けられた昇降ラックであり、前記昇降カム43とかみ合っ
てローディングベース12をハ−ニ方向に昇降させる様構
成されている。
43bは昇降カム43の下部にリング状に形成されたセン
サー壁部であり、スリット部43b′が形成されている。
45は光電式スイッチであり前記昇降カムの回転数をス
リット部43b′の通過によってカウントする様構成され
ている。
なお、昇降ラック44の歯と歯の間かくはマガジン3の
棚3aの棚と棚の間かくと同一に形成したおり昇降カム43
の1回転によって1歯送る様構成されている。
46はリミットスイッチであり昇降ラック44がニ方向に
降下し、トレイフック10がマガジン3の最下段の棚の位
置以下に下ったとき昇降ラック44に形成した凸部44aが
リミットスイッチ46をONさせる様構成されている。
47はローディングベース12の傾きを防ぐためのタイミ
ングギヤーでありローディングベース12の両側面に設け
た孔12bに貫通したギヤー軸48の両端に固定されてい
る。
5bはマガジンベース5の両端に設けた歯部であり、前
記タイミングギヤー47とかみ合う様構成されておりギヤ
ー軸48の両端にタイミングギヤー47より外に突き出る様
形成した案内部48aはマガジンベース5の両端に形成し
た案内溝5cに嵌合してタイミイングギヤー47がマガジン
ベースの歯部5bからはずれない様構成されている。
49,50はローディングベース12を水平に保持しつつ昇
降させるための昇降レバー、及び昇降補助レバーであ
り、ローディングベース12の左右に各1対ずつ設けてい
る。
昇降レバー49の1端に設けた穴49aにローディングベ
ース12に設けた軸51を嵌合させて軸支すると共に昇降レ
バー49の中央部に設けた軸52を昇降補助レバー50の中央
部に設けた長穴50aに嵌合させ、昇降レバー49の他端に
設けた軸53をメカニズム本体4に設けた取付部54及び5
4′の長穴54a及び54′に挿入し、昇降補助レバー50の1
端に設けた穴50bに、メカニズム本体4に設けた支え部5
5及び55′の軸55a及び55′を挿入して軸支し、昇降補助
レバー50の他端に設けた長穴50cにローディングベース1
2に設けた軸56を挿入する様構成することによって、軸5
1がハ方向に駆動されたとき昇降レバー49の軸52が昇降
補助レバー50の長穴50aの上部を持ち上げ軸51がハ方向
に駆動された量のみ昇降補助レバー50の長穴50cがロー
ディングベース12に設けた軸56をハ方向に駆動すること
によって、ローディングベース12を水平保持する様構成
している。
第6図は本発明のマルチディスクプレーヤの全体を示
すものであり、プレーヤハウジング57のフロントパネル
58にはプレーヤハウジング57内にディスクを収納するた
めのマガジン3の装着用開口部58aが設けられている。
さらに前記フロントパネル58上にはマルチディスクプ
レーヤの操作をするための操作ボタン群59と表示部60が
設けられている。
4は本発明のマルチディスクプレーヤのメカニズム本
体であり、プレーヤハウジング57内に構成されている。
第6図〜第9図は本発明のマルチディスクプレーヤの
別の実施例について図面を参照しながら説明する。
第6図において、61はフロントパネル58に設けたディ
スク表示部でありマガジン3をプレヤーハウジング57内
に装着したとき、マガジン3の6段の棚3aのディスクが
入っている所のみを点燈させて表示する様構成されてお
り6連スイッチ62の6個の接点62aが各々マガジン3の
6段の棚3aと対応する位置に構成されている。
63はマガジンベース基板7に設けられた軸64を中心に
回動出来る様構成されたディスクスイッチレバーであり
1端に設けられた凹部63aに前記6連スイッチ62を挿入
固定する様構成されている。
65はディスクスイッチ補助レバーであり、軸64を中心
に回動出来る様取付けられており中央部に形成されたバ
ネかけ部65aから前記ディスクスイッチレバー63のバネ
かけ部63bに互いに寄せ合う様引ばね66が付勢されてい
る。
65bはディスクスイッチ補助レバー65の1端に設けら
れた押し部であり、マガジン3をマガジンベース5に挿
入したとき、イジェクトレバー33の先端部に形成された
傾斜部33dによって押され、ディスクスイッチ補助レバ
ー65を矢印リ方向に回動させる様構成されている。この
時前記ディスクスイッチレバー63はディスクスイッチ補
助レバーとの間に付勢された引ばね66によって共にリ方
向に回動し、1端をスイッチ軸62bによって軸支される
6連スイッチ62に回動出来る様設けられた個のスイッチ
片62cの先端部62c′がディスク2に当接して止り、さら
にディスクスイッチレバー63がリ方向に回動するとスイ
ッチ片62cの他端部62c″が接点62aを押してOFFさせる様
構成されている。そしてこの状態で点灯表示が行なえる
ように回路構成されているものとする。
67はディスクスイッチ補助レバー65に設けられたバネ
かけ部65cとマガジンベース基板7のバネかけ部7bとの
間に付勢された引きばねであり、常時マガジン3がマガ
ジンベース5内に無いときディスクスイッチレバー63を
ヌ方向に回動させ6連スイッチ62をディスク2から離し
ておく様構成されている。
14kは駆動ラック14の上部に形成されたカム部であり
駆動ラック14が矢印イ方向に駆動され、マガジン3から
ディスク2を取出し搬送する時ディスク2がイ方向に移
動を開始する前に、ディスクスイッチレバー63の他端に
設けられたローラー部63が前記カム部14kの1端の斜面1
4k′によって矢印ヌ方向に回動してディスク2とスイッ
チ片62cの接触を防ぐ様構成されている。
なおこの時第9図に示す様トレイフックブロック13に
設けた凹部13aを1定量スライドし駆動ラック14の断面
凹状の柱部14cとはまり合う凸部68aを設けたスライド片
68の1端をストッパーネジ69の座によって抜け止めとし
他端を圧縮バネ70によって常時イ方向に押し付ける様構
成したスライド片68を駆動ラック14の断面凹状の柱部14
cによって矢印ロ方向に駆動し、トレイ1がトレイフッ
ク10によってマガジン3内に返却収納されたとき、トレ
イフックブロック13の1端13bがローディングベース12
の曲げ部12aに設けたストッパー部12cに当って止り、さ
らに駆動ラック14が1定量ロ方向にスライド片68を駆動
し、圧縮バネ70を1定量圧縮して止る様構成している駆
動ラック14がイ方向に前記1定量駆動されてもトレイ1
はイ方向に移動を開始されない様になっており、前記駆
動ラック14の1定量の駆動の間にディスクスイッチレバ
ー63のローラー部63cが駆動ラック14のカム部14kの1端
の傾斜面14k′によって矢印ヌ方向に回動されディスク
2とスイッチ片62cとの接触を防ぎディスク2が矢印イ
方向に引き出されてスイッチ片62cと接触しない位置ま
で移動すると前記ローラー部63cが前記カム14kの他端の
傾斜面14k″をおりて、ディスクスイッチレバー63はリ
方向に回動復帰する様構成されている。
以上のように構成されたマルチディスクプレーヤにつ
いて以下第1図〜第6図を用いて、その動作を説明す
る。
まず第6図に示される操作ボタン群59が操作されるこ
とにより演奏されるべきディスクが指定されると、昇降
用モーター35に駆動電圧が供給され、昇降カム43と昇降
ラック44の駆動によって、ローディングベース12はハ方
向に上昇して指定されたディスクの位置で止る。その位
置は光電式スイッチ45のカウント数によって既知のマイ
クロコンピュータとの組合せによって行なわれる。
つづいて、モーター22に駆動電圧が供給され駆動ラッ
ク14及び差動ラック27は駆動ギヤー15とのかみ合いによ
ってイ方向に駆動され第3図(B)の状態のスイッチ30
がONして止る。
この時、トレイフックブロック13は凸部13aと駆動ラ
ック14の柱部とのかん合によって共にイ方向に駆動され
光ピックアップブロック31のターンテーブル32のセンタ
ーと、トレイ1上のディスク2のセンターがほぼ一致す
るまでトレイフック10がトレイ1を引き出す。
次に昇降用モーター35に逆転電圧が供給され、ローデ
ィングベース12はニ方向に降下しリミットスイッチ46を
押してから1定量さらに降下して止る。この降下位置は
光電式スイッチ45のカウント数によって既知のマイクロ
コンピューターとの組合せによって行なわれる。
この時ディスク2は、光ピックアップブロック31のタ
ーン,テーブル32上に供給され、ディスク2とトレイ1
との間に1定量の隙間を保って演奏が開始される。
演奏が終了すると、既知の終端検出手段とマイクロコ
ンピューターの組合せによって昇降用モーター35に駆動
電圧が供給されローディングベース12はハ方向に上昇し
てコンピューターに記憶している最初に取出した位置で
止まる。
次にモーター22に逆転電圧が供給され駆動ラック14,
差動ラック27はロ方向に駆動され、第3図Aの位置で止
り、スイッチ29がONする。この時トレイ1及びディスク
2はマガジン3に収納される。
続いて昇降用モーター35に逆転電圧が供給されローデ
ィングベース12はニ方向に降下しリミットスイッチ46を
ONさせて停止し動作を終了する。なお操作ボタン郡59の
指定によってマガジン内の6枚のディスクを順に連続演
奏したり、好みのディスクのみのプラグラム演奏や1デ
ィスクのくり返し演奏等も既知のマイクロコンピュータ
ーとの組合せによって行なうことができる。
マガジン32をプレーヤハウジング57から取出すとき第
6図に示される操作ボタン群59のイジェクトボタンを操
作すると、第3図(C)の様に作動ラック27のみがロ方
向に駆動され、続いてマガジンロックレバー6とマガジ
ン3のロックが解除された後イジェクトレバー33がロ方
向に押されてマガジン3をロ方向に押し出して取出すこ
とが出来る。このときスイッチ29,30は共にON状態とな
る。
マガジン3をプレーヤハウジング57に挿入するとき第
3図(D)の様にマガジン3がイジェクトレバー33をイ
方向に押し、イジェクトレバー33が差動ラック27をイ方
向に押すとスイッチ30が差動ラック27のスイッチ押し部
27fからはなれてOFFとなり、第3図(A)の様にスイッ
チ29が差動ラック27のスイッチ押し部27cによってONす
るまで差動ラック27はイ方向に駆動される。
さらにディスク2を順に配列収納するマガジン3の各
棚3aと対応する位置に設けた6連スイッチ62のスイッチ
片62cがマガジン3をプレヤーハウジング57内に挿入し
たとき、ディスク2に当接して有無を検出し、ディスク
表示部61に点燈表示する。
次にディスク2をマガジン3から取出搬送する以前に
駆動ラック14のカム部14kによってディスクスイッチレ
バー63を回動させスイッチ片62cがディスク2に接触し
ない位置まで逃がし、続いてディスクをマガジン3から
取出搬送させ、スイッチ片62cがディスクスイッチレバ
ー63の回動復帰によってディスク2の触れない位置まで
ディスク2が取出搬送されると再び引ばね66によってデ
ィスクスイッチレバー63を回動復帰出来させることが出
来る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、マガジン内のディスク
配列に対応して配列された複数のスイッチをもつディス
ク有無検出スイッチのスイッチ片がマガジンの挿入動作
の後期においてディスクに当接しディスクの有無とその
収納位置を検出表示し、そのマガジンからのディスク取
出し時には、ディスク取出し動作の初期にディスク有無
検出スイッチを動作位置から一時的に後退させるので、
スイッチ片でディスクの外周部を傷つけることを防止で
きるとともに取出し動作終了後もディスクの有無検出表
示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のマルチディスクプレーヤの
メカニズムを示す斜視図、第2図は同メカニズムの分解
斜視図、第3図は同マルチディスクプレーヤの水平駆動
動作を説明するための平面図、第4図はマガジンロック
と解除の動作を説明するための斜視図、第5図は同ロー
ディングベースの垂直駆動構造を示す斜視図、第6図は
本発明の実施例のマルチディスクプレーヤの全体を示す
斜視図、第7図は本発明の他の実施例を説明するための
平面図、正面図及び右側面図、第8図及び第9図はその
詳細を説明するための斜視図、第10図は従来のマルチデ
ィスクプレーヤを示す斜視図である。 1,101……トレイ、2,102……ディスク、3,103……マガ
ジン、4,104……メカニズム本体、5,105……マガジンベ
ース、6,108……マガジンロックレバー、7……マガジ
ンベース基板、11,118……トレイガイド、12,113……ロ
ーディングベース、13……トレイフックブロック、29…
…スイッチ、30……スイッチ、31……光ピックアップブ
ロック、32……ターンテーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 周二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 木村 壮一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−82556(JP,A) 特開 昭62−107463(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マガジン(3)内のディスク(2)配列に
    対応して配列された複数のスイッチ(62a)をもつディ
    スク有無検出スイッチ(62)を常時は退避位置におき、
    マガジン(3)挿入時に挿入されるマガジン(3)と連
    動して移動する移動部材(33)のカム部(33d)でその
    移動の後期に前記ディスク有無検出スイッチ(62)を動
    作位置に移動させ、マガジン(3)に収納されたディス
    ク(2)の有無および収納位置を検出し、挿入されたマ
    ガジン(3)からのディスク(2)の取出し時には、デ
    ィスク(2)の取出し動作に連動する移動部材(14)の
    カム部(14k)と連動し、その移動の初期に動作位置に
    あった前記ディスク有無検出スイッチ(62)を前記動作
    位置から一時的に後退させるように構成したことを特徴
    とするマルチディスクプレーヤ。
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JPH03238660A (ja) * 1990-02-16 1991-10-24 Pioneer Electron Corp マガジン取出し用イジェクト装置
JP2589214B2 (ja) * 1990-11-27 1997-03-12 株式会社ユニシアジェックス 過給機付内燃機関の燃料供給制御装置

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