JP2553510B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2553510B2 JP61067834A JP6783486A JP2553510B2 JP 2553510 B2 JP2553510 B2 JP 2553510B2 JP 61067834 A JP61067834 A JP 61067834A JP 6783486 A JP6783486 A JP 6783486A JP 2553510 B2 JP2553510 B2 JP 2553510B2
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    • H01L29/737Hetero-junction transistors
    • H01L29/7371Vertical transistors

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は半導体装置とその製造方法、特に、ヘテロ
接合を有するバイポーラトランジスタ等の半導体装置と
その製造方法に関する。
<従来の技術> 従来の半導体装置はpnホモ接合あるいはショットキ接
合等の接合を利用するか、MOS構造を利用したものであ
る。pnホモ接合を利用する半導体装置の代表的なものは
バイポーラトランジスタであり、他方、ユニポーラトラ
ンジスタである電界効果トランジスタ(以下、FETと略
記する)は、そのゲート構造としてpnホモ接合、ショッ
トキ接合あるいはMOS構造のいずれかを用いたものであ
る。
ユニポーラトランジスタはその高周波特性の改善は主
にゲートの微細化によってなされ、バイポーラトランジ
スタはベースを薄くすることによりなされるが、いずれ
の場合にも性能劣化の原因となる寄生抵抗、寄生容量を
低減することが重要である。特に、ユニポーラトランジ
スタではソース・ゲート間、ドレイン・ゲート間抵抗を
小さくすること、また、バイポーラトランジスタではベ
ース抵抗およびエミッタ・ベース間容量の低減を図るこ
とが大切である。
一方、これらのトランジスタを構成要素として集積化
した半導体装置いわゆる集積回路を高速化する場合、ユ
ニポーラトランジスタは消費電力が少い利点はあるもの
の負荷を駆動する力(ドライブ能力)がバイポーラトラ
ンジスタに劣るため、もっぱらバイポーラトランジスタ
が使用される。バイポーラトランジスタを作る半導体は
シリコン(以下、Siと略記する)が一般的であるが、そ
の高周波性能を表すカットオフ周波数(以下、Tと略
記する)は15〜20〔GHz〕が限界である。
<発明が解決しようとする問題点> そこで近年、電子の移動度がSiのそれに比べて3〜5
倍も速いGaAs等の化合物半導体を用いた電界効果トラン
ジスタ(以下、GaAsFETと略記する)を構成要素とする
集積回路の研究が活発に行なわれている。
GaAsFETは微細化することによりTが向上する。し
かしながら、負荷の小さな集積度の低い集積回路では、
Tが高くなる利点はあるものの、集積度が高くなるに
つれ、FETの小さなドライブ能力のゆえに高速化が困難
になるのではないかと言われており、より駆動能力の大
きなトランジスタの開発が望まれるに至っている。従っ
て、本質的に駆動能力の大きなバイポーラトランジスタ
のTの向上が図られなければならない。
本発明の目的は、Tが高くかつ集積化するに適した
バイポーラトランジスタの提供とともに、その製造方法
を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 本発明によれば、一導電型の第1の半導体層と、第1
の半導体層上に形成されて該第1の半導体層とヘテロ接
合を形成する他の導電型の第2の半導体層と、第2の半
導体層上に形成されて第2の半導体層とpn接合を形成す
る一導電型の第3の半導体層とを備え、不純物により第
2の半導体層と接する第1の半導体層の一部が半絶縁化
され第2の半導体層のうち第1の半導体層の一部と接す
る部分が一導電型に高導電化され第3の半導体層のうち
第2の半導体層の部分と接する部分が他の導電型の半導
体となっている半導体装置及びその製造方法が得られ
る。
<実施例> 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)〜(e)はこの発明の第1実施例にかか
る半導体装置を製造工程順に示した断面図である。
まず、製造方法を説明すると、第1図に示すように、
n型砒化ガリウム(以下、GaAsと略記する)層(第1の
半導体層)(1)上に、p型ゲルマニウム(以下、Geと
略記する)層(第2の半導体層)(2)とn型Ge層(第
3の半導体層)(3)とを分子線エピタキシャル技術等
で順次積層して形成する。
次に、第1図(b)に示すように、Ge層(2)(3)
を台形形状に成形する。
続いて、第1図(c)に示すように、残されたn型Ge
層(3)の一部表面をイオン注入マスク(図示せず)で
覆った後、n型Ge層(3)をp型に変え得る不純物例え
ばホウ素(以下、Bと略記する)をイオン注入法で選択
的に注入する。注入に際しては、Ge層(2)の下のGaAs
層(1)にもBが到達するように注入エネルギを決定す
る。この結果、Bが注入されたn型GaAs層部分(6)、
Bが注入されたp型Ge層部分(5)、およびBが注入さ
れたn型Ge層部分(4)が形成される。
次に、例えば400〜600〔℃〕のある温度で30〔min〕
間の熱処理を行うと、第1図(d)に示すように、注入
されたBが活性化し、B注入部分(4)はP型Ge層
(7)に変換され、また、B注入部分(5)はより高濃
度なp型Ge層(8)となる。一方、n型GaAs層(6)に
注入されたBは600〔℃〕以下の熱処理では活性化せ
ず、また、Bの注入に際してn型GaAs層(1)中に導入
された注入損傷がそのまま残るため、B注入部分(6)
は半絶縁性のGaAs(9)となる。したがって、ベース領
域であるp型Ge層(2)に接するn型GaAs層(1)の幅
すなわちエミッタ幅はこの半絶縁性となったGaAs(9)
によって決められる。
この後、第1図(e)に示すように、n型Ge層(3)
上にコレクタ電極(10)を、p型Ge層(7)上にベース
電極(11)を、そして、n型GaAs層(1)の裏面にエミ
ッタ電極(12)をそれぞれ設け、ヘテロ接合のベース・
エミッタ接合を呈するバイポーラトランジスタを得る。
このようにして製造されたバイポーラトランジスタ
は、エミッタ領域を形成するn型GaAs層(1)のバンド
ギャップがベース領域を形成するp型Ge層(2)のバン
ドギャップよりも広いため、伝導帯と価電子帯とにはそ
れぞれ接合面において不連続が生じている。したがっ
て、エミッタ領域(1)からベース領域(2)に注入さ
れる電子はこの伝導帯の不連続なエネルギにより加速さ
れ、ベース領域(2)の走行時間が短くなり高周波動作
が改善されてTを高くすることができる。一方、ベー
ス領域(2)からエミッタ領域(1)に入るホールに対
しては、この価電子帯の不連続が障壁となってホールの
注入が阻止され、エミッタ領域での再結合が少くなくな
って高い注入効率が得られる。
また、注入されたBはp型Ge層(2)をよりp型化
(p+)するとともにGaAs層(1)を半絶縁化するた
め、ベース導出抵抗が小さくなり、また、ベース・エミ
ッタ接合面積がきわめて小さくなってベース・エミッタ
間の寄生容量が小さくなり、より一層の高速化が可能と
なる。
さらに、このバイポーラトランジスタは、エミッタ電
極(12)がGaAs層(1)の裏面に設けられているため、
エミッタ接地形式で用いる時のエミッタインダクタンス
が小さくなり、高周波特性の改善が図れる。
第2図(a)(b)には、この発明の第2実施例にか
かる半導体装置を示す。なお、前述した第1実施例と同
一の部分には同一の番号を付して説明を省略する。
第2図(a)に示すように、Ge層(2)(3)を台形
形状に成形した後、n型Ge層(3)の一部のみならずn
型GaAs層(1)の一部をもイオン注入マスクで覆ってB
を注入する。そして、この後、熱処理工程を経て、第2
図(b)に示すように、Bが注入されなかったn型GaAs
層(1)の表面上にエミッタ電極(12′)を設ける。
この第2実施例にかかるバイポーラトランジスタは、
エミッタ領域として作用する1つのn型GaAs層(1)上
に複数のベースおよびエミッタ領域を形成できる。した
がって、エミッタ結合論理回路をエミッタ配線なしに形
成でき、その高集積化が可能である。
第3図(a)〜第3図(e)には、この発明の第3実
施例を示す。この第3実施例は、エミッタ結合論理集積
回路に適用したものである。
第3図(a)において、(31)は半絶縁性GaAsから成
る基板であり、この基板(31)上に、例えばキャリア濃
度が2×1018〔cm-3)のn型GaAs層(第1の半導体層)
(32)を、次いで、例えばキャリア濃度が5×1017〔cm
-3〕で厚さが0.1〔μm〕のp型Ge層(第2の半導体
層)(33)を、さらに、例えばキャリア濃度が1×1016
〔cm-3〕で厚さが0.6〔μm〕のn型Ge層(第3の半導
体層)(34)を、分子線エピタキシャル技術等の手法を
用いて積層成長させる。ここで、n型GaAs層(32)とp
型Ge層(33)との間にヘテロ接合が形成される。なお、
後に明らかとなるが、n型GaAs層(32)はエミッタに、
p型Ge層(33)はベースに、また、n型Ge層(34)はコ
レクタに供せられる。
続いて、第3図(b)に示すように、コレクタ電極を
形成すべき領域(35)をイオン注入マスクで覆って、B
をイオン注入法により、n型Ge層(34)上からp型Ge層
(33)を通してn型GaAs層(32)の表層に達するように
注入エネルギを選択して注入し、ホウ素注入領域(36)
を形成する。後述するように、エミッタ領域の幅および
長さはコレクタ電極を形成すべき領域(35)の形状の幅
・長さにより決まるため、Bがn型GaAs層(32)にも注
入されることが特に重要である。
次に、第3図(c)に示すように、熱処理を施すこと
により注入されたBは活性化し、Bの注入されたn型Ge
層(34)はp型に変えられ、また、Bの注入されたp型
Ge層(33)はより高濃度化されて、ホウ素注入層(36)
はベース引出し部領域(37)を形成する。一方、Bが注
入されたn型GaAs層(32)の部分は注入損傷により半絶
縁性化する。この半絶縁性化されたGaAs層(38)は、60
0〔℃〕以下の熱処理温度ならば定抵抗化することは無
く、エミッタ領域(32)とベース引出し部領域(37)と
を分離することになる。なお、Ge中に注入されたBは40
0〜600〔℃〕の熱処理で活性化しうるので、熱処理温度
としては400〜600〔℃〕が選ばれる。
この後、第3図(d)に示すように、コレクタ領域
(35)にはさまれたベース引出し部(37)の一部および
半絶縁性化されたGaAs層(38)の一部を除去し、n型Ga
As層(32)が露出するように溝(39)を形成する。この
時、溝(39)の周囲には半絶縁性化されたGaAs層(38)
の一部を残し、エミッタ幅が溝(39)により影響を受け
ないように注意しなければならない。
次に、第3図(e)に示すように、溝(39)の底に露
出されたn型GaAs層(32)上にエミッタ電極(40)を、
この溝(39)の両側にあるコレクタ領域(35)にコレク
タ電極(42)を、ベース引出し部領域(37)にベース電
極(41)を形成する。
このようにして製造されたバイポーラトランジスタ
は、第5図に示すように、エミッタを共通とする2つの
バイポーラトランジスタとして表わされる。したがっ
て、エミッタ結合論理回路をエミッタ配線を必要とする
こと無く形成することができる。なお、その他について
は、前述した第1実施例と同様であり、詳細は省略す
る。
第4図(a)〜(d)には、この発明の第4実施例を
示す。なお、前述した第3実施例と同一の部分には同一
の番号を付して説明を簡略する。
まず、第4図(a)に示すように、半絶縁性のGaAsか
ら成る基板(31)上に、n型GaAs層(32)とp型Ge層
(33)とn型Ge層(34)とを順次積層して成長させる。
そして、第4図(b)に示すように、エミッタ電極を形
成すべき領域を含む領域(46)をはさんだ2つのコレク
タ電極を形成すべき領域(45)を除いた部分、すなわ
ち、ベース電極形成予定領域(47)にBをイオン注入法
によりn型GaAs層(32)に達するように注入する。
この後、第4図(c)に示すように、エミッタ電極を
形成すべき領域を含む領域(46)とコレクタ電極を形成
すべき領域(45)とベース電極を形成すべき領域(47)
のコレクタ電極を形成すべき領域(45)に接した部分を
除いて、再度、基板(31)に達するようBを注入する。
そして、Bを活性化するための熱処理を行い、n型Ge層
(34)をp型に変えてベース引出し部(37)とする。一
方、Bの注入された部分のn型GaAs層(32)は半絶縁性
となり、熱処理後においても半絶縁性の性質が維持され
る。
次に、エミッタ電極を形成すべき領域を含む領域(4
6)において、コレクタ電極を形成すべき領域(45)の
近傍のみを除いてベース引出し部(37)および半絶縁化
したGaAs層(38)を除去し、n型GaAs層(32)が露出す
るように半絶縁性GaAs層(8)の一部によって画成され
る溝(39)を形成する。そして、それぞれ、第4図
(d)に示すように、エミッタ電極(40)、ベース電極
(41)およびコレクタ電極(42)を設ける。
このように製造されるバイポーラトランジスタは、半
絶縁化されたGaAs層(38)が基板(31)に達するように
構成できるため、集積回路中のエミッタ結合論理回路を
他の回路素子から分離することができる。その他につい
ては、前述した第3実施例と同様であるため説明を省略
する。
なお、GaAsの代りにリン化ガリウム等の化合物半導体
を、Geの代りにSiを用いることもできる。
特に、上記第4実施例のようにBの注入によりn型Ga
Asを半絶縁性化し集積回路中のエミッタ結合論理回路を
他の回路素子から分離するような場合には、GaAsとGeの
組合せを用いるよりもリン化ガリウム(以下GaPと略
記)とSiの組合せを用いる方が有利となる。すなわち、
第6図はp型Siとn型GaPとのヘテロ接合における順方
向電圧対電流密度特性曲線100とB注入よりn型GaPを半
絶縁化した場合の順方向電圧対電流特性曲線101とを示
しており、第7図はp型Geとn型GaAsとヘテロ接合にお
ける順方向電圧対電流密度曲線200とB注入よりn型GaA
sを半絶縁化した場合の特性曲線201とを示している。こ
の対比から明白なように、p型Siとn型GaPの組合せの
方がBの注入により4桁以上も電流を減じることが可能
であり素子間分離に対して有利となる。第8図はB注入
を行なわない場合と行なった場合の電流密度の比をSiと
GaPの組合せ(曲線300)およびGeとGaAsの組合せ(曲線
301)のそれぞれに対して示したものである。素子間分
離を図る場合にはSiとGaPの組合せの方がBのイオン注
入により素子間分離に対して有利であることがこ図から
より明白となる。
この発明は、対を成す2つのトランジスタを単位とし
て構成するものに限定されず、単一のトランジスタを単
位として構成するものにも適用できることは言うまでも
無い。
<発明の効果> 以上説明してきたように、この発明にかかる半導体装
置によれば、不純物の注入によってベースを構成する半
導体層が高濃度化されて低抵抗化するとともに、ベース
・エミッタ接合を形成する半導体層の一部が半絶縁性化
して寄生容量が低減するため、高周波性能の向上が図
れ、また、エミッタ幅をセルフアライン的にコレクタ領
域と同じ大きさで形成することができる。
さらに、上述した実施例では、エミッタ結合論理回路
を高集積度で集積回路化することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)はこの発明の第1実施例にかかる
半導体装置を製造工程順に示した断面図、第2図(a)
(b)はこの発明の第2実施例にかかる半導体装置を製
造工程順に示した断面図、第3図(a)〜(e)はこの
発明の第3実施例にかかる半導体装置を製造工程順に示
した断面図、第4図(a)〜(d)はこの発明の第4実
施例にかかる半導体装置を製造工程順に示した断面図、
第5図は第3図および第4図におけるデバイスの等価回
路図、第6図はSiとGaPとのヘテロ接合に対しB注入を
行なう前と行なった後の順方向電圧対電流密度を示すグ
ラフ、第7図はGeとGaAsとのヘテロ接合に対しB注入を
行なう前と行なった後の順方向電圧対電流密度を示すグ
ラフ、第8図はB注入前後の電流比をSiとGaPの組合せ
およびGeとGaAsの組合せに対してそれぞれ示したグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−210669(JP,A) 特開 昭59−211265(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n型砒化ガリウムからなる第1の半導体層
    と、前記第1の半導体層上に形成されて該第1の半導体
    層とヘテロ接合を形成するp型ゲルマニウムからなる第
    2の半導体層と、前記第2の半導体層上に形成されて該
    第2の半導体層とpn接合を形成するn型ゲルマニウムか
    らなる第3の半導体層とを備え、ホウ素からなる不純物
    により前記第2の半導体層と接する前記第1の半導体層
    の一部が半絶縁化され前記第2の半導体層のうち前記第
    1の半導体層の前記一部と接する部分が前記p型に高導
    電化され前記第3の半導体層のうち前記第2の半導体層
    の前記部分と接する部分が前記p型の半導体となってい
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】n型リン化ガリウムからなる第1と半導体
    層と、前記第1の半導体層上に形成されて該第1の半導
    体層とヘテロ接合を形成するp型シリコンからなる第2
    の半導体層と、前記第2の半導体層上に形成されて該第
    2の半導体層とpn接合を形成するn型シリコンからなる
    第3の半導体層とを備え、ホウ素からなる不純物により
    前記第2の半導体層と接する前記第1の半導体層の一部
    が半絶縁化され前記第2の半導体層のうち前記第1の半
    導体層の前記一部と接する部分が前記p型に高導電化さ
    れ前記第3の半導体層のうち前記第2の半導体層の前記
    部分と接する部分が前記p型の半導体となっていること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記ヘテロ接合と前記pn接合とが前記各半
    導体の積層方向に一直線方向に配置されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】前記第1の半導体層の前記一部と前記第2
    の半導体層の前記部分と前記第3の半導体層の前記部分
    とを貫通し前記第1の半導体層を露出させる溝が形成さ
    れ、前記溝内の前記第1の半導体層上にエミッタ電極
    が、前記第2の半導体層上で前記溝の両側にベース電極
    が形成され、前記ベース電極と前記エミッタ電極の間に
    各々存在する前記第3の半導体層上にコレクタ電極が各
    々設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】n型砒化ガリウムからなる第1の半導体層
    上に前記第1の半導体層とヘテロ接合を形成するp型ゲ
    ルマニウムからなる第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層上に前記第2の半導体層とpn接合を
    形成するn型グルマニウムからなる第3の半導体層を形
    成する工程と、前記第3の半導体層の一部から前記第1
    の半導体層まで達するようにホウ素からなる不純物を注
    入することにより前記第3の半導体層の前記一部に前記
    p型の半導体部分が形成されるとともに前記第2の半導
    体層のうち前記第3の半導体層の前記一部と接する部分
    が前記p型に高導電化されかつ前記第2の半導体層の前
    記部分と接する前記第1の半導体層の一部が半絶縁化さ
    れる工程と、前記第3の半導体層の前記一部でない部分
    上にコレクタ電極を形成する工程と、前記第3の半導体
    層の前記一部上にベース電極を形成する工程と、前記第
    1の半導体層上にエミッタ電極を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】n型リン化ガリウムからなる第1の半導体
    層上に前記第1の半導体層とヘテロ接合を形成するp型
    シリコンからなる第2の半導体層を形成する工程と、前
    記第2の半導体層上に前記第2の半導体層とpn接合を形
    成するn型シリコンからなる第3の半導体層を形成する
    工程と、前記第3の半導体層の一部から前記第1の半導
    体層まで達するようにホウ素からなる不純物を注入する
    ことにより前記第3の半導体層の前記一部に前記p型の
    半導体部分が形成されるとともに前記第2の半導体層の
    うち前記第3の半導体層の前記一部と接する部分が前記
    p型に高導電化されかつ前記第2の半導体層の前記部分
    と接する前記第1の半導体層の一部が半絶縁化される工
    程と、前記第3の半導体層の前記一部でない部分上にコ
    レクタ電極を形成する工程と、前記第3の半導体層の前
    記一部上にベース電極を形成する工程と、前記第1の半
    導体層上にエミッタ電極を形成する工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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