JP2552950Y2 - フロントワイパモ−タの取付装置 - Google Patents
フロントワイパモ−タの取付装置Info
- Publication number
- JP2552950Y2 JP2552950Y2 JP936991U JP936991U JP2552950Y2 JP 2552950 Y2 JP2552950 Y2 JP 2552950Y2 JP 936991 U JP936991 U JP 936991U JP 936991 U JP936991 U JP 936991U JP 2552950 Y2 JP2552950 Y2 JP 2552950Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper motor
- panel
- link mechanism
- wiper
- inner panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は騒音の軽減と取り付け取
り外しを容易にしたフロントワイパモータの取付装置に
関するものである。
り外しを容易にしたフロントワイパモータの取付装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイパはワイパモータとワイパ
アームとの間をリンク機構を介して連結し、このリンク
機構によりワイパモータの駆動をワイパアームに伝達し
てワイパアームに装着されたワイパを駆動するようにし
ている。したがって、ワイパを駆動している時には前記
リンク機構が動くので、他の機器やワイヤハーネスがこ
のリンク機構に干渉しないようにワイパを構成している
部品の配置を考慮しなければならない。
アームとの間をリンク機構を介して連結し、このリンク
機構によりワイパモータの駆動をワイパアームに伝達し
てワイパアームに装着されたワイパを駆動するようにし
ている。したがって、ワイパを駆動している時には前記
リンク機構が動くので、他の機器やワイヤハーネスがこ
のリンク機構に干渉しないようにワイパを構成している
部品の配置を考慮しなければならない。
【0003】従来のワンボックス型車両のワイパ取付構
造は図3および図4に示すようにアウタパネル1とイン
ストルメントパネル2とで囲まれた空間内にクロスメン
バ3を設け、このクロスメンバ3にワイパモータ4を取
り付け、アウタパネル1に取り付けられたワイパアーム
5とワイパモータ4とをリンク機構6を介して連結して
いた。また、特開昭63−74750号公報にはクロス
メンバを設けないでインナパネルに直接にワイパモータ
が取り付けられたものが開示されている。
造は図3および図4に示すようにアウタパネル1とイン
ストルメントパネル2とで囲まれた空間内にクロスメン
バ3を設け、このクロスメンバ3にワイパモータ4を取
り付け、アウタパネル1に取り付けられたワイパアーム
5とワイパモータ4とをリンク機構6を介して連結して
いた。また、特開昭63−74750号公報にはクロス
メンバを設けないでインナパネルに直接にワイパモータ
が取り付けられたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のワイパの取
付け構造において、アウタパネルとインストルメントパ
ネルとの空間内にリンク機構を配設していたので次のよ
うな問題がある。すなわち、ワンボックス型の車両にお
いて、インストルメントパネルとアウタパネルとの間の
空間には各種機器やワイヤハーネスが配設されているの
で、ワイパを駆動するリンク機構がこれら各種機器やワ
イヤハーネスに干渉しないようにしなければならない。
その対策として、リンク機構の動作範囲を最小限にして
上記干渉を避けるために、ワイパモータの配置は特開昭
63−74750号公報に示すように車体の略中央に配
置されている。その結果ワイパモータを取り替える場合
にはインナパネルを取り外さなければならなくなり、ワ
イパモータの取り付け取り替え作業が大掛かりな作業に
なるという問題がある。またワイパモータの騒音はイン
パネルのみで遮蔽しているので、その騒音は車内にまで
達するという問題がある。
付け構造において、アウタパネルとインストルメントパ
ネルとの空間内にリンク機構を配設していたので次のよ
うな問題がある。すなわち、ワンボックス型の車両にお
いて、インストルメントパネルとアウタパネルとの間の
空間には各種機器やワイヤハーネスが配設されているの
で、ワイパを駆動するリンク機構がこれら各種機器やワ
イヤハーネスに干渉しないようにしなければならない。
その対策として、リンク機構の動作範囲を最小限にして
上記干渉を避けるために、ワイパモータの配置は特開昭
63−74750号公報に示すように車体の略中央に配
置されている。その結果ワイパモータを取り替える場合
にはインナパネルを取り外さなければならなくなり、ワ
イパモータの取り付け取り替え作業が大掛かりな作業に
なるという問題がある。またワイパモータの騒音はイン
パネルのみで遮蔽しているので、その騒音は車内にまで
達するという問題がある。
【0005】本考案はリンク機構が各種機器やワイヤハ
ーネスに干渉しないようにして、ワイパモータの取り付
け位置を任意に選択できるようにし、上記問題を解決し
たフロントワイパモータ取付装置を提供するものであ
る。
ーネスに干渉しないようにして、ワイパモータの取り付
け位置を任意に選択できるようにし、上記問題を解決し
たフロントワイパモータ取付装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決うるため
の本考案に係る手段は、ワンボックス型車両において、
インストルメントパネルとアウタパネルとの間にインナ
パネルを設け、該インナパネルにワイパモータを取り付
け、該ワイパモータの取り付け位置を前記アウタパネル
のヘッドランプ取付け孔から取り付け可能な位置にした
ことを特徴とする。
の本考案に係る手段は、ワンボックス型車両において、
インストルメントパネルとアウタパネルとの間にインナ
パネルを設け、該インナパネルにワイパモータを取り付
け、該ワイパモータの取り付け位置を前記アウタパネル
のヘッドランプ取付け孔から取り付け可能な位置にした
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案はこのように構成したので、ワイパを駆
動するリンク機構はアウタパネルとインナパネルとの間
に位置することになり、各種機器やワイヤハーネスはイ
ンナパネルとインストルメントパネルとの間に配設され
るので、リンク機構はこれら各種機器やワイヤハーネス
と隔離された状態となり干渉するようなことはない。こ
れにより、ワイパモータの取付け位置は任意になり、ア
ウタパネルに明けられたヘッドランプの取付孔からワイ
パモータの取付けが可能な位置にワイパモータを取りつ
け、ワイパモータの取り替えはヘッドランプ孔を利用し
て行われる。
動するリンク機構はアウタパネルとインナパネルとの間
に位置することになり、各種機器やワイヤハーネスはイ
ンナパネルとインストルメントパネルとの間に配設され
るので、リンク機構はこれら各種機器やワイヤハーネス
と隔離された状態となり干渉するようなことはない。こ
れにより、ワイパモータの取付け位置は任意になり、ア
ウタパネルに明けられたヘッドランプの取付孔からワイ
パモータの取付けが可能な位置にワイパモータを取りつ
け、ワイパモータの取り替えはヘッドランプ孔を利用し
て行われる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1において、アウタパネル1とインストルメン
トパネル2との間に、インナパネル7が設けられてい
る。アウタパネル1にはヘッドランプ用孔8が明けられ
ており、ワイパモータ4はこのヘッドランプ用孔8の近
くに位置するように、インナパネル7に取り付けられ
る。図2に示すように、アウタパネル1とインストルメ
ントパネル2との間の空間はインナパネル7によって二
つの空間10、11に仕切られることになる。そして、
ワイパモータ4を取付け部材12を介してインナパネル
7に取り付けることにより、リンク機構6は空間10内
に位置することになる。5はアウタパネル1に支持され
たワイパアーム、13はフロントガラスである。
する。図1において、アウタパネル1とインストルメン
トパネル2との間に、インナパネル7が設けられてい
る。アウタパネル1にはヘッドランプ用孔8が明けられ
ており、ワイパモータ4はこのヘッドランプ用孔8の近
くに位置するように、インナパネル7に取り付けられ
る。図2に示すように、アウタパネル1とインストルメ
ントパネル2との間の空間はインナパネル7によって二
つの空間10、11に仕切られることになる。そして、
ワイパモータ4を取付け部材12を介してインナパネル
7に取り付けることにより、リンク機構6は空間10内
に位置することになる。5はアウタパネル1に支持され
たワイパアーム、13はフロントガラスである。
【0009】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。図2に示すように、リンク機構6はイ
ンナパネル7にて仕切られた空間10内に配設されるの
で、各種機器やワイヤハーネスを空間11に配設するこ
とにより、リンク機構6はこれら各種機器やワイヤハー
ネスから分離された状態になる。したがって、リンク機
構6はこれら各種機器やワイヤハーネスに干渉するよう
なことはない。このようにリンク機構6は各種機器やワ
イヤハーネスに干渉しないので、リンク機構6の作動範
囲は制限されず、ワイパモータ4の取付け位置は任意に
選択され得る。そこで、ワイパモータ4の取付け位置を
アウタパネル1に明けられたヘッドランプ孔8の近くに
設けることにより、ワイパモータ4の取り付けおよび取
り外しはこのヘッドランプ孔8を利用して行なうことが
可能になる。
て次に説明する。図2に示すように、リンク機構6はイ
ンナパネル7にて仕切られた空間10内に配設されるの
で、各種機器やワイヤハーネスを空間11に配設するこ
とにより、リンク機構6はこれら各種機器やワイヤハー
ネスから分離された状態になる。したがって、リンク機
構6はこれら各種機器やワイヤハーネスに干渉するよう
なことはない。このようにリンク機構6は各種機器やワ
イヤハーネスに干渉しないので、リンク機構6の作動範
囲は制限されず、ワイパモータ4の取付け位置は任意に
選択され得る。そこで、ワイパモータ4の取付け位置を
アウタパネル1に明けられたヘッドランプ孔8の近くに
設けることにより、ワイパモータ4の取り付けおよび取
り外しはこのヘッドランプ孔8を利用して行なうことが
可能になる。
【0010】次にワイパモータ4の騒音はインナパネル
7、空間11およびインストルメントパネル2を経て車
内に伝わるので、その騒音はかなり減音される。
7、空間11およびインストルメントパネル2を経て車
内に伝わるので、その騒音はかなり減音される。
【0011】
【考案の効果】以上詳述した通り本考案によれば、アウ
タパネルとインストルメントパネルとの間にインナパネ
ルを設け、このインナパネルにワイパモータを取り付け
るようにしたので、ワイパを駆動するリンク機構の作動
範囲に制限はなく、ワイパモータをインナパネルの任意
の位置に取り付けることができる。これにより、ワイパ
モータをアウタパネルに明けられたヘッドランプ孔から
取り付け可能な位置に取り付けるようにして、ワイパモ
ータの取り付け取り外しをヘッドランプ孔を利用して行
うことができ、その作業性を向上することができる。ま
た、リンク機構は各種機器やワイヤハーネスに干渉しな
いので、リンク機構の干渉に起因したトラブルは解消さ
れるという優れた効果がある。
タパネルとインストルメントパネルとの間にインナパネ
ルを設け、このインナパネルにワイパモータを取り付け
るようにしたので、ワイパを駆動するリンク機構の作動
範囲に制限はなく、ワイパモータをインナパネルの任意
の位置に取り付けることができる。これにより、ワイパ
モータをアウタパネルに明けられたヘッドランプ孔から
取り付け可能な位置に取り付けるようにして、ワイパモ
ータの取り付け取り外しをヘッドランプ孔を利用して行
うことができ、その作業性を向上することができる。ま
た、リンク機構は各種機器やワイヤハーネスに干渉しな
いので、リンク機構の干渉に起因したトラブルは解消さ
れるという優れた効果がある。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【図4】図3の側面図である。
1 アウタパネル 2 インストルメントパネル 4 ワイパモータ 6 リンク機構 7 インナパネル 8 ヘッドランプ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 ワンボックス型車両において、インスト
ルメントパネルとアウタパネルとの間にインナパネルを
設け、該インナパネルにワイパモータを取り付け、該ワ
イパモータの取り付け位置を前記アウタパネルのヘッド
ランプ取付け孔から取り付け可能な位置にしたことを特
徴とするフロントワイパモータの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936991U JP2552950Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フロントワイパモ−タの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936991U JP2552950Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フロントワイパモ−タの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498663U JPH0498663U (ja) | 1992-08-26 |
JP2552950Y2 true JP2552950Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=31741998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP936991U Expired - Lifetime JP2552950Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | フロントワイパモ−タの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552950Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09267770A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-14 | Suzuki Motor Corp | 車両の前部構造 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP936991U patent/JP2552950Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0498663U (ja) | 1992-08-26 |
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