JPH0529929Y2 - - Google Patents

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JPH0529929Y2
JPH0529929Y2 JP1988011415U JP1141588U JPH0529929Y2 JP H0529929 Y2 JPH0529929 Y2 JP H0529929Y2 JP 1988011415 U JP1988011415 U JP 1988011415U JP 1141588 U JP1141588 U JP 1141588U JP H0529929 Y2 JPH0529929 Y2 JP H0529929Y2
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frame
roof panel
roof
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車体のルーフに形成された開口部が
可撓性キヤンバスによつて開閉される車両のキヤ
ンバストツプに関するものである。
(従来技術) 自動車のなかには、特開昭61−37532号公報に
見られるように、車室のルーフに、キヤンバスフ
レームによつて開口部を形成し、該開口をキヤン
バスで覆うようにした、いわゆるキヤンバストツ
プを設けたものが知られている。このキヤンバス
トツプは、その材質的な面からコンパクトに収容
することができるため、ルーフの大きな開口面積
を確保することが容易であるという利点がある。
しかし、他面、キヤンバストツプは走行時にバ
タツクという欠点を備えており、このため、キヤ
ンバストツプを備えた自動車にあつては、そのル
ーフの前端部に整流板を設けて、キヤンバスのバ
タツキを防止するのが通例である。
ところで、従来、上記整流板の取付法として
は、ルーフパネルにボルト孔を設け、このボルト
孔を利用して、ブラケツトをルーフパネルに固定
し、該ブラケツトを介して整流板を取付けるよう
にされていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような整流板の取付構造を
採るときには、ルーフパネルにボルト孔を設ける
関係上、ルーフパネルの剛性を低下させ、また、
その取付においても、ブラケツトの存在が取付作
業の煩雑さを招くという問題を有していた。
そこで、本考案の目的は、ルーフパネルの剛性
を低下させることなく、また、整流板の取付作業
においてもその作業性を向上することができるよ
うにした自動車のキヤンバストツプを提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために本考案にあつては、
車体のルーフパネルにキヤンバスフレームが固設
され、該キヤンバスフレームに形成された開口部
をキヤンバスにより開閉するようにされた自動車
のキヤンバストツプにおいて、 前記ルーフパネルの前・後端部の少なくとも一
方に閉断面構造が車幅方向に延びるようにして設
けられ、 前記キヤンバスフレームに、前記閉断面構造と
重合する延長部が設けられ、 前記延長部に整流板の取付部が上方に隆起する
ようにして形成されている、 構成としてある。
このような構成とすることにより、従来のよう
に整流板を取付けるために、ルーフパネルにボル
ト孔を設ける必要がなくなる。また、キヤンバス
フレームに形成した取付部に整流板を取付けるた
め、従来のように整流板を取付けるためのブラケ
ツトが不要となる。
また、キヤンバスフレームに延長部が設けら
れ、その延長部がルーフパネルの閉断面構造に重
合されていることから、キヤンバスフレームを強
固な閉断面構造が支えることになる。このため、
キヤンバスフレームの支持剛性を向上させること
ができることになる。
さらに、延長部に整流板の取付部が上方に隆起
するようにして形成されていることから、補強用
リブと同様の効果が得られてキヤンバスフレーム
の剛性が向上されることになる。このため、整流
板の取付強度を向上させることができることにな
る。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を添付した図面に従つ
て説明する。
第1図、第2図において、車体のルーフは、キ
ヤンバスフレーム2によつて開口部3が形成さ
れ、該開口部3はキヤンバス4によつて開閉され
る、いわゆるキヤンバストツプが形成されてい
る。先ず、本実施例におけるキヤンバストツプの
基本構造を説明すると、キヤンバスフレーム2の
前端部は、第2図に示すように、ルーフパネル5
に対してボルト6及びナツト7を利用して取付け
られ、当該部位におけるルーフパネル5はその下
方に配設されたヘツダインナ8によつて閉断面構
造が形成されている。尚、9はフロントウインド
である。
また、キヤンバスフレーム2の前部分における
側部は、第4図に示すように、ルーフパネル5に
対して取付ボルト10及びナツト11を利用して
取付けられ、当該部位におけるルーフパネル5は
その外端部が閉断面とされたルーフサイドレール
12に接合されている。尚、13はドアガラスで
ある。
また、キヤンバスフレーム2の後端部は、第5
図に示すように、ルーフパネル5に対して取付ボ
ルト14及びナツト15を利用して取付けられ、
当該部位におけるルーフパネル5はその下方に配
設されたリヤヘツダインナ16によつて閉断面構
造が構成されている。
さらに、キヤンバスフレーム2の後部における
側部は、第6図、第7図に示すように、取外しフ
レーム20が4つの着脱用ナツト21(第7図参
照)にて着脱可能に取付けられている。着脱用ナ
ツト21は、取外しフレーム20より立設された
ボルト22に螺合されている。取外しフレーム2
0には、前側レール23aと後側レール23bと
に2分割されてなるガイドレール23の該後側レ
ール23bが固着されており、またこの取外しフ
レーム20にはドライブワイヤ24を含む駆動ユ
ニツト25、それを駆動するモータ26、及び可
撓性キヤンバス4の後端縁に固着された固定部材
27が取付けられている。そして、固定部材27
を取付ける取付部20aは、駆動ユニツト25が
取付けられる部分よりも上方に位置している。な
お、モータ26はカプラ28を介してバツテリ
(図示せず)に接続されている。また、30はキ
ヤンバス骨組で、固定部材27、可撓性キヤンバ
ス4の前端縁に固着される板状部材31のほか、
キヤンバス幅方向に延び両側端部のガイドシユー
32が、ガイドレール23に摺動可能に係合され
る複数の第1横骨部材34と、該第1横骨部材3
4の後方にそれと略平行に延び上下動可能な複数
の第2横骨部材35とを備え、上記板状部材31
と前側の第2横骨部材35との間および両部材3
4,35の間が中間リンク36およびコイルスプ
リング37で連結されている。キヤンバストツプ
フレーム1の内周縁および取外しフレーム20の
前縁には、シーミングウエルト38が嵌着されて
いる。39はトツプシーリングである。
上記の基本構成による、可撓性キヤンバストツ
プ4の全開時に、必要に応じて、車室内側から4
つの着脱用ナツト21の締付け及びカプラ28の
接続を解除することで、取外しフレーム20を取
外すことができる。その場合、キヤンバス骨組3
0が前側ガイドレール23に係合することなく、
後側ガイドレール23bのみに係合しているた
め、可撓性キヤンバス4、キヤンバストツプ骨組
30も全て一体に取外すことができ、開口部3は
完全に開放された状態となる。取外された可撓性
キヤンバス4およびキヤンバストツプ骨組30
は、ドライブワイヤ24にて引張られた状態にあ
るため、取外しフレーム20から離脱することは
ない。勿論、取外しフレーム20をキヤンバスト
ツプフレーム1に取付ければ、通常のものと同様
に、可撓性キヤンバストツプ4の開閉を自由に行
うことができる。
以上の基本構成の他に、本実施例にあつては、
キヤンバスフレーム2の前端部2aが前方に延長
されて、該フレーム2の前端部にはルーフパネル
5と重なり合つて延びる第1の延長部40が設け
られ、この第1の延長部40には上方に隆起して
形成されたフロントデイレクター用の取付部41
が設けられている。この取付部41は車幅方向に
延び、第1図に示すようにフロントデイレクター
42の取付台座として、その上面にボルト挿通孔
43が複数設けられ、このボルト挿通孔43を利
用してフロントデイレクター42が固定されるよ
うになつている。他方、キヤンバスフレーム2
は、その後端部2bが後方に延長されて、該フレ
ーム2の後端部2bにはルーフパネル5と重なり
合つて延びる第2の延長部45が設けられ、この
第2の延長部45には、上方に隆起して形成され
たリヤルーフスポイラー用の取付部46が設けら
れている。この取付部46は車幅方向に延び、リ
ヤルーフスポイラー47の取付台座として、その
後側面にボルト挿通孔48が複数設けられ、この
ボルト挿通孔48を利用してリヤルーフスポイラ
ー47が固定されるようになつている。
以上の構成により、フロントデイレクター42
あるいはリヤルーフスポイラー47の取付けは、
キヤンバスフレーム2の取付部41あるいは46
に、直接、ボルト止めをするだけで、その取付け
を行なうことができる。したがつて、フロントデ
イレクター42等の取付けにおいて、従来のよう
に、ブラケツトを取付ける必要がないため、その
分取付作業を容易なものとすることができる。ま
た、ブラケツトが不用であることから部品点数を
少なくすることができるという利点もある。更
に、従来のように、ルーフパネル5にフロントデ
イレクター等の取付用のボルト孔を設ける必要が
ないため、ルーフパネル5の剛性を低下させるこ
ともない。更に、キヤンバスフレーム2は、その
前端部あるいは後端部において、上方に隆起する
フロントデイレクター用等の取付部41,46に
よつて、丁度、補強用のリブを設けたのと同様の
効果が得られ、該フレーム2の剛性を向上するこ
とができるという利点をも有する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ルーフパネルの剛性を低下させることはな
く、また整流板の取付作業の軽減あるいは整流板
取り付けのための部品点数の低減を図ることがで
きる。
さらに、キヤンバスフレームの支持剛性を向上
させることができる。
さらにまた、整流板の取付強度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は車体のルーフパネルにキヤンバスフ
レームを取付けた状態を示すルーフの斜視図、第
2図はキヤンバストツプフレームにキヤンバスを
取付けた状態を示すルーフの斜視図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は第2図の−
線断面図、第5図は第2図の−線断面図、第
6図は第2図の−線断面図、第7図はキヤン
バストツプの分解斜視図である。 1……車体のルーフ、2……キヤンバスフレー
ム、2a……キヤンバスフレームの前端部、2b
……キヤンバスフレームの後端部、3……ルーフ
に開口する開口部、4……キヤンバス、5……ル
ーフパネル、40……キヤンバスフレームの第1
の延長部、41……フロントデイレクター用の取
付部、42……フロントデイレクター、45……
キヤンバスフレームの第2の延長部、46……リ
ヤルーフスポイラー用の取付部、47……リヤル
ーフスポイラー用の取付部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体のルーフパネルにキヤンバスフレームが固
    設され、該キヤンバスフレームに形成された開口
    部をキヤンバスにより開閉するようにされた自動
    車のキヤンバストツプにおいて、 前記ルーフパネルの前・後端部の少なくとも一
    方に閉断面構造が車幅方向に延びるようにして設
    けられ、 前記キヤンバスフレームに、前記閉断面構造と
    重合する延長部が設けられ、 前記延長部に整流板の取付部が上方に隆起する
    ようにして形成されている、 ことを特徴とする自動車のキヤンバストツプ。
JP1988011415U 1988-01-31 1988-01-31 Expired - Lifetime JPH0529929Y2 (ja)

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JP1988011415U JPH0529929Y2 (ja) 1988-01-31 1988-01-31

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JP1988011415U JPH0529929Y2 (ja) 1988-01-31 1988-01-31

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JPH01115919U JPH01115919U (ja) 1989-08-04
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JPS61174330U (ja) * 1985-04-19 1986-10-30

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JPH01115919U (ja) 1989-08-04

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