JP2552847Y2 - フリーセンタ型懸垂クランプ - Google Patents

フリーセンタ型懸垂クランプ

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JP2552847Y2
JP2552847Y2 JP820592U JP820592U JP2552847Y2 JP 2552847 Y2 JP2552847 Y2 JP 2552847Y2 JP 820592 U JP820592 U JP 820592U JP 820592 U JP820592 U JP 820592U JP 2552847 Y2 JP2552847 Y2 JP 2552847Y2
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JP
Japan
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bolt
clamp body
notch
clamp
conductor
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Expired - Lifetime
Application number
JP820592U
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English (en)
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JPH0562139U (ja
Inventor
清美 下橋
Original Assignee
日本カタン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導体懸垂装置のフリー
センタ型懸垂クランプの締付ボルトの回り止めに関す
る。
【0002】
【従来の技術】導体懸垂装置の下部にあつて導体を把持
するフリーセンタ型の懸垂クランプ21は、図1におい
て、把持した導体9を取外す場合、一対の連結片1,1
の少くとも一方を支軸2から取外すと共に、クランプ本
体3と導体押え金具4からボルト5およびナット6を取
外していた。また、導体9の取付けは、クランプ本体3
と導体押え金具4とで導体を挟み、クランプ本体3の下
方からクランプ本体3と導体押え金具4に挿入したボル
ト5とこれに螺合したナット6とで仮締めをし、増し締
めは、連結片1を支軸2に取付けてから行つていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ボルト5とナット6に
よる導体締付けにおいて、図5に示すようにボルト頭部
7がクランプ本体3の段部8上に乗り上げた状態では、
ボルト5がナット6と共回りして必要な導体把持力を得
ることが困難となるほか、導体取付後ボルト5のゆるみ
などの原因となる不都合があつた。
【0004】よつて、ボルト頭部7の切欠部10が正し
くクランプ本体3の段部8に当接していることを確認し
てボルト5,ナット6を締付ける必要がある。このた
め、クランプ本体3の下面を覗見て切欠部10が正しく
段部8に当接していることを確認し、当接していない場
合はボルト5の向きを調節して切欠部10を正しく段部
8に当接してから、その当接状態をクランプ本体3の下
方より覗見るとか、手指の感触によつて確認しながらボ
ルト締めしていたので、面倒な操作となる。
【0005】本考案は前記の点に鑑みてなされたもの
で、懸垂クランプの上面側においてボルトの回り止めの
確保、確認ができるようにしたフリーセンタ型懸垂クラ
ンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】一対の連結片
1の下部に回動可能に支承されたクランプ本体3とその
上方の導体押え金具4とを、クランプ本体3下方から挿
入したボルト5とこれに螺合するナット6とで連結する
と共に、クランプ本体3の下面部には前記ボルト5の頭
部7に形成した切欠部10の当接によってボルト5の回
り止めとなる段部8を形成するようにしたフリーセンタ
型懸垂クランプにおいて、ボルト5のねじ部端面16
に、前記切欠部10と対応する位置から前記切欠部10
と直交する方向に切欠部指示溝18を形成したことを特
徴とするものである。尚、切欠部指示溝18は、任意の
マークの直溝例えばT字形マーク17の中央縦溝であっ
てもよい。
【0007】この手段によれば、導体押え金具4の上面
側において、ねじ部端面16の切欠部指示溝18を、ボ
ルト頭部7の切欠部10とクランプ本体3の段部8とが
正対する所定の向きにとつてボルト頭部7をクランプ本
体3の下面部に当接することによつてボルト5の回り止
めの確保・確認が得られるので、簡単にボルト締めがで
きる。
【0008】
【実 施 例】本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図4において、フリーセンタ型の懸垂クラン
プ21は、上端を支軸2で回動可能に連結された連結片
1,1、クランプ本体3、クランプ本体3の導体案内溝
13の中央箇所に遊嵌され且つクランプ本体3とで導体
9を把持する導体押え金具4、クランプ本体3の下方か
らクランプ本体3と導体押え金具4とに挿入する4本の
ボルト5およびボルト5に螺合するナット6からなる。
【0009】クランプ本体3は、再外側中央の軸受部1
1,11に支軸12,12を介して一対の連結片1,1
の下部を回動可能に取付けている。また、クランプ本体
3の下面中央箇所の4隅には、クランプ本体3の長手方
向に形成された導体案内溝13の軸線14と平行で、か
つ、クランプ本体3に挿入したボルト5の頭部7に形成
された切欠部10の当接によってボルト5の回り止めと
なる段部8を形成している。
【0010】ボルト5は、そのねじ部端面16に、切欠
部10と対応する位置から切欠部10と直交する方向に
切欠部指示溝18を形成する。この切欠部指示溝18
は、本実施例ではT字形マーク17の中央縦溝18であ
る。従つて、本実施例では、導体押え金具4の上面側に
おいてT字形マーク17の中央縦溝18を導体案内溝1
3の軸線14と直交させてボルト頭部7の上面をクラン
プ本体3の下面に当接すれば、切欠部10は図4に示す
ように段部8と正対する。このため、導体押え金具4の
上面側においてボルト5の回り止めを確保できると共
に、ボルト5を回り止めした状態でボルト締めすること
ができる。
【0011】なお、切欠部指示溝である中央縦溝18の
所定の向きは、本実施例では段部8が導体案内溝13の
軸線14と平行であるので軸線14と直交する向きとし
たが、段部8が例えば軸線14と直交する場合には、軸
線14と平行にとることとなる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ク
ランプ本体の下面側からクランプ本体と導体押え金具に
挿入するボルトの回り止めの確保およびその確認を導体
クランプの上面側でできるようにしているので、クラン
プ本体の下面を覗き見てボルト締めを行う従来の面倒な
操作が不要となり、簡単且つ的確に導体をクランプでき
る実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部切欠き一部断面した正面
図である。
【図2】本考案の実施例の一部切欠き平面図である。
【図3】本考案の実施例の側面図である。
【図4】本考案の実施例の底面図である。
【図5】従来品の一部切欠き一部断面した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 連結片 3 クランプ本体 4 導体押え金具 5 ボルト 6 ナット 7 ボルトの頭部 8 段部 10 切欠部 16 ねじ部端面 17 T字形マーク 18 切欠部指示溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の連結片の下部に回動可能に支承さ
    れたクランプ本体とその上方の導体押え金具とを、クラ
    ンプ本体下方から挿入したボルトとこれに螺合するナッ
    トとで連結すると共に、クランプ本体の下面部には前記
    ボルトの頭部に形成した切欠部の当接によつてボルトの
    回り止めとなる段部を形成するようにしたフリーセンタ
    型懸垂クランプにおいて、ボルトのねじ部端面に、前記
    切欠部と対応する位置から前記切欠部と直交する方向に
    切欠部指示溝を形成したことを特徴とするフリーセンタ
    型懸垂クランプ。
  2. 【請求項2】 切欠部指示溝がT字形マークの中央縦溝
    である請求項1記載のフリーセンタ型懸垂クランプ。
JP820592U 1992-01-27 1992-01-27 フリーセンタ型懸垂クランプ Expired - Lifetime JP2552847Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0562139U JPH0562139U (ja) 1993-08-13
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