JPH0529791Y2 - - Google Patents

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JPH0529791Y2
JPH0529791Y2 JP7865687U JP7865687U JPH0529791Y2 JP H0529791 Y2 JPH0529791 Y2 JP H0529791Y2 JP 7865687 U JP7865687 U JP 7865687U JP 7865687 U JP7865687 U JP 7865687U JP H0529791 Y2 JPH0529791 Y2 JP H0529791Y2
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groove
clamp
diamond
shaped nut
width
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JP7865687U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はイケール等に形成されたT溝に正面か
ら着脱可能な菱形ナツトを介してワークをクラン
プするクランプ治具のロツク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、パレツト上に設けられたイケール上にワ
ークを取付けるべく、該イケールの取付け面に形
成されたT溝を介してクランプ治具を取り付ける
際、T溝に係合するT形ナツトはT溝の横から差
し込むため取付けに時間がかかり、非能率なため
ナツトを正面から取付けられるように、前記T溝
の小巾溝を通過可能な2面巾を有する菱形ナツト
を使用したクランプ治具は知られていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来技術においては、正面から菱
形ナツトはT溝内に組込み易さはある代りに、外
れ易いという欠点を有していた。
即ち、菱形ナツトをT溝の小巾溝を通過させた
後、菱形ナツトを回転させT溝底の大巾溝内に係
合させ、中央の貫通螺子にクランプネジを螺合さ
せてワークを固定させていた。
特に搬送パレツト上に設けられた縦形イケール
のT溝にこの様な菱形ナツトを使用すると、搬送
中あるいは加工中の振動で菱形ナツトがゆるん
で、ワークが落下する危険性を有するという問題
点があつた。
本考案は上記問題点を解決するために提案され
たもので、菱形ナツトに螺合するクランプネジに
ロツク装置を設けることにより、安全で確実なロ
ツク装置付クランプ治具を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するために、一端を
支点とする板の中央を締め付け該板の他端でワー
クをクランプすべく板の中央の穴に挿嵌されたク
ランプ杆の先端に螺合し、ワーク取付面に形成さ
れたT溝に正面から着脱可能な菱形ナツトから成
るクランプ治具と、該クランプ治具にあつてT溝
に係合したナツトをT溝からの離脱を防止するロ
ツク装置を具備したロツク装置付クランプ治具に
おいて、一方の二面巾がT溝の小巾側の溝を通過
可能な巾であると共に他の2面巾がT溝の大巾溝
の溝巾と同巾で且つ中央に螺子を削成した菱形ナ
ツトと、該菱形ナツトと螺合すべく一端に螺子を
削成すると共に他端にも螺子を削成し且つ中間に
係合部を設けたクランプ杆と、該クランプ杆とは
前記係合部との係合により軸方向にのみ摺動可能
に挿嵌し一端に前記T溝の小巾溝と係合する突起
部を形成した円筒部材と、該円筒部材内にあつて
前記クランプ杆を常に外方に向けて付勢するバネ
とから成り、前記円筒部材の回転により前記クラ
ンプ杆先端の菱形ナツトの大形2面巾をT溝の大
巾部溝に係合させ前記円筒部機先端の突起部をT
溝小巾部溝に係合させバネの押圧力でクランプ治
具を付勢保持させることを技術的手段とした。
〔作用〕
クランプ杆先端に螺着している菱形ナツトをT
溝正面からT溝内に挿入する際、円筒部材を手で
掴んでクランプ杆のみをバネに抗して伸長させ、
菱形ナツトをT溝内に挿入する。つぎに円筒部材
の一端を取付面に接触させ該円筒部材を廻して該
円筒部材先端の突起部がT溝小巾溝に係合したと
き、菱形ナツトがT溝大巾溝に係合し該菱形ナツ
トはバネの付勢力でクランプ杆を介してロツクさ
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて更に
詳細に説明する。
第1図はパレツト上のイケールに本考案の治具
を取付けた全体斜視図、第2図は本考案の治具の
取付状態を示す断面図である。
第1図に示す様にパレツト1に設けられたイケ
ール2の取付面3にワーク4を固定すべく、前記
イケール2の取付面3に形成された複数のT溝5
を利用して複数のクランプ治具6を取付ける。
このクランプ治具6はワーク4を固定するクラ
ンプ板7の一端を支点とするクランプ板支持部8
と、クランプ板7の中間に設けられ該クランプ板
7を介してワーク4を締め付ける締付け部9とか
ら構成される。
締付け部9は中央に段付軸部を有し、その両端
にネジ部10a,10bを設けたクランプ杆10
と、一端のネジ部10aに螺着する菱形ナツト1
3と、前記クランプ板7の中間部を貫通した他端
のネジ部10bに螺合するクランプナツト14
と、前記クランプ杆10の段付軸部に軸線方向に
のみ摺動可能に挿嵌される円筒部材11と、この
円筒部材11内にあつて該円筒部材11を菱形ナ
ツト13側に付勢するバネ15と、円筒部材11
の一端に形成されイケール2のT溝5の小巾溝部
5aに係合する突起部17と、該突起部17との
位置関係を保つため、前記クランプ杆10の段付
軸部とは軸方向のみ摺動可能に円筒部材11に軸
線方向に削成されたキー溝18に係合すべく、前
記段付軸部に植設されたピン19とから構成され
ている。つぎに第3図および第4図に基づいて菱
形ナツトの構成を説明する。第3図イ,ロは菱形
ナツトのT溝に係合した状態を示す説明図であ
り、第4図は菱形ナツトの全体斜視図を示す。
菱形ナツト13は中央にボス20を突設し、該
ボス20には菱形ナツトを貫通するネジ21が削
成され、ボス20の径とほぼ同巾の2面巾はT溝
の小巾溝部5aを通過可能な寸法となつており、
また、他の2面巾はT溝底の大巾溝5bにT溝の
長手軸線に対し、特定の角度で合致する菱形の形
状を呈している。
更に、菱形ナツト13のボス側上面には段付部
が形成され、菱形ナツト13を廻したとき特定角
度以上廻らないよう段付部がT溝の小巾溝部5a
の側壁に当接するようになつている。
即ち、第3図イに示す如く2点鎖線から実線の
角度まで回転可能になつており、そのとき図の斜
線で示す段付部22が菱形ナツトの回転を阻止す
る。
尚、この段付部22は第3図イの実線の位置か
ら2点鎖線の位置への回転は拘束していない。
つぎにクランプ作用について以下に説明する。
即ち、クランプ杆先端に螺着している菱形ナツト
13をT溝正面からT溝内に挿入する際、円筒部
材11を手で掴んでクランプ杆10を伸長させ、
先端の菱形ナツト13をT溝の小巾溝から第3図
イの2点鎖線の状態にして挿入する。つぎに円筒
部材11の一端をワーク取付面3に接触させ、該
円筒部材11を手で回転させると、円筒部材先端
の突起部17がT溝小巾溝5a内に飛込むと同時
に菱形ナツト13もピン19を介して円筒部材と
共に回転しT溝底の大巾溝5bに嵌まり込んだ状
態となり、菱形ナツト13はバネ15の付勢力で
クランプ杆10を介してロツクされる。
あとは、クランプナツト14を廻して前記クラ
ンプ板7を介してワーク4をクランプする。
クランプ解除の場合は逆の動作をすれば良い。
即ち、クランプナツト14を廻して緩めた後、円
筒部材11を掴んでワーク取付面から引き上げて
円筒部材11の突起部17をT溝小巾溝部5aか
ら外し、菱形ナツト13を第3図イの2点鎖線の
状態になるまで廻すと、菱形ナツト13はT溝か
らバネの付勢力で外へ抜け出すことになる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、T溝に対し正面からの取付を
可能ならしめた菱形ナツトの固定をより確実にす
ることができ、搬送可能なパレツト上のイケール
に使用しても、搬送中の振動や加工中の振動でも
緩むことがなく、ワークの位置ズレによる加工ミ
スやワーク落下による事故を未然に防ぐことがで
きると共に段取り作業を安全かつ確実にし、作業
能率を一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパレツト上のイケールに本考案の治具
を取付けた全体斜視図、第2図は本考案の治具の
取付状態を示す断面図、第3図は菱形ナツトのT
溝に係合した状態を示す説明図であり、第4図は
菱形ナツトの全体斜視図を示す。 1……パレツト、2……イケール、4……ワー
ク、7……クランプ板、8……支持部、9……締
付け部、10……段付軸部、13……菱形ナツ
ト、14……クランプナツト、15……バネ、1
6a……T溝小巾溝部、16b……T溝大巾溝
部、17……突起部、18……キー溝、19……
ピン、20……ボス、22……段付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を支点とするクランプ板の中央を締め付け
    該クランプ板の他端でワークをクランプすべく板
    の中央の穴に挿嵌されたクランプ杆の先端に螺合
    し、ワーク取付面に形成されたT溝に正面から着
    脱可能な菱形ナツトから成るクランプ治具と、該
    クランプ治具にあつてT溝に係合したナツトをT
    溝からの離脱を防止するロツク装置を具備したロ
    ツク装置付クランプ治具において、一方の二面巾
    がT溝の小巾側の溝を通過可能な巾であると共に
    他の2面巾がT溝の大巾溝の溝巾と同巾で且つ中
    央に螺子を削成した菱形ナツトと、該菱形ナツト
    と螺合すべく一端に螺子を削成すると共に他端に
    も前記クランプ板を締めつけるクランプナツトと
    螺合する螺子を削成し且つ中間に係合部を設けた
    クランプ杆と、該クランプ杆とは前記係合部との
    係合により軸方向にのみ摺動可能に挿嵌し一端に
    前記T溝の小巾溝と係合する突起部を形成した円
    筒部材と、該円筒部材内にあつて前記クランプ杆
    を常に外方に向けて付勢するバネとから成り、前
    記円筒部材の回転により前記クランプ杆先端の菱
    形ナツトの大形2面巾をT溝の大巾部溝に係合さ
    せ前記円筒部材先端の突起部をT溝小巾部溝に係
    合させバネの押圧力でクランプ治具を付勢保持さ
    せることを特徴とするロツク装置付クランプ治
    具。
JP7865687U 1987-05-25 1987-05-25 Expired - Lifetime JPH0529791Y2 (ja)

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JP7865687U JPH0529791Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25

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JP7865687U JPH0529791Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25

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JPS63186536U JPS63186536U (ja) 1988-11-30
JPH0529791Y2 true JPH0529791Y2 (ja) 1993-07-29

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