JPH0825184A - 基準出し装置 - Google Patents

基準出し装置

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JPH0825184A
JPH0825184A JP6277892A JP6277892A JPH0825184A JP H0825184 A JPH0825184 A JP H0825184A JP 6277892 A JP6277892 A JP 6277892A JP 6277892 A JP6277892 A JP 6277892A JP H0825184 A JPH0825184 A JP H0825184A
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JP
Japan
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dial gauge
shank
dial gage
center
milling machine
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Pending
Application number
JP6277892A
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English (en)
Inventor
Yukio Hirano
幸雄 平野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、フライス盤の加工物の平行出し
と、基準面の位置出しをし、加工物にケガキされた位置
や形状を確認するために、主軸に取り付けた本基準出し
装置を用い、同一工具を用い、簡単に正確に目で確認
し、狭いところの基準出しを行うものである。 【構成】 フライス盤のチヤックにシャンクを締め付
け、その下部にダイヤルゲージを取り付けた、基準出し
装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フライス盤加工時に
加工材の平行と基準面の位置を設定するためのものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フライス盤加工時に加工材の平行
を出すには、ダイヤルゲージをフライス盤のどこかにマ
グネットベースによって取り付け、ダイヤルゲージの目
盛りを見ながらハンマーで叩きながら行われていた。ダ
イヤルゲージを取り付ける所のないフライス盤もあっ
た。加工物の基準面はフライス盤のミーリングチヤック
に、回転式の基準だし工具か電気式の基準出し工具を用
いて行われていた。このため異物が付着していると動作
してしまい不正確であった。また、加工物にバリがあっ
ても動作してしまった。このため、不便で精度が不安定
であった。また、狭い溝からの基準出し装置はなく、い
ろいろな手段を用い複雑な方法で時間をかけて、狭い溝
からの基準出しを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、手間がかか
り、加工物の基準面がフライス盤の加工範囲より出てし
まうこともあり基準出しをやり直す事も度々あった。異
物の付着や、加工物のバリで誤動作して正確さが不充分
であつた。狭い溝からの基準出しには、加工者は困って
おり、実際には不可能であった。本発明はこれらの欠点
を除き、簡単にフライス盤の加工範囲に加工物を置き、
平行を出し、基準面の基準位置を一つの装置で出すよう
にしたものである。また、狭い溝からの基準出しを行え
るようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】フライス盤の主軸に取り
付けたチヤックに装置を取り付け、平行出しと基準面の
位置だしを同一装置で行うものでふる。図1に示すよう
に、チヤックに掴む部分のシャンク1を設ける。下部に
ダイヤルゲージ3を取り付けるダイヤルゲージ取り付け
部2をシャンクとはめあいにして設け、ボルト7で締め
付け、ダイヤルゲージの取り付け穴を設け、その穴にダ
イヤルゲージを入れボルト6で締め付けて設ける。ダイ
ヤルゲージ取り付け部2は図1図3に示すように、平面
部5を設け、シャンクの中心より多くきり欠いた形状と
なるようにする。平面部とシャンク中心の距離は正確に
測定しておく。図3図7に示すように、ダイヤルゲージ
の取り付け位置は、測定端子4が平面部5より出て、測
定端子が加工物に接触してないときは、シャンク中心2
5を越えるようにセットする。以上のように装置する。
【0005】
【作用】このような装置にしたから、フライス盤の主軸
のブレーキを解除し、加工物をフライス盤に軽く締め付
け、加工物の平行を出す面の一端に本装置の平面部5の
全面が当たるまでフライス盤のテーブルを動かせば、平
面部は少し回転しながら加工物の面に全体が当たるよう
になる。そのときのフライス盤のテーブルの位置を0に
セットする。次に加工物の他端に本装置を移動し平面部
を加工物に当て、テーブルの位置が0になるまで平面部
で加工物を動かす。この作業で加工物の平行は出る。平
行の確認は次のように行う。フライス盤の主軸をブレー
キする。平面部を加工物から離しダイヤルゲージの測定
端子4の位置を、平面部5とシャンクの中心の距離Aプ
ラス測定端子の先端の半径Rの合計と同一寸法となるま
で移動する。ダイヤルゲージをこの位置にすれば、シャ
ンクの中心と測定端子の先端の中心とは同一となり、本
装置が多少回転してもシャンクの中心からの測定端子の
先端の距離は変化することはない。このダイヤルゲージ
の位置をセットブロック13の段差と同一となるように
段差を決めておけばこの作業は容易で時々チェックする
だけでよい。このようにダイヤルゲージを位置させて加
工物を取り付けたフライス盤のテーブルを移動させれ
ば、加工物の平行はダイヤルゲージによって確認出来
る。またセットブロック13の段差の寸法を、平面部5
とシャンクの中心の距離Aとしたのを制作し、それを用
いてダイヤルゲージの目盛りを0とし基準をセットすれ
ば、フライス盤のテーブルを移動しダイヤルゲージの目
盛りが0となるようにすれば、その位置が加工物の基準
面とシャンクの中心となり、フライス盤の主軸の中心と
同一となり基準面のセットが出来る。また、主軸のブレ
ーキをかけないでも、ダイヤルゲージの測定端子が主軸
の中心に位置しているので狂いはなく基準面の設定は行
える 従って、加工物の面に異物や、加工物にバリがあ
っても、他の芯だし工具のように誤動作せず、ダイヤル
ゲージの測定圧力によって影響はうけない。また、既に
ある基準出し装置には目盛りがなく感にたよった方法で
あり、本装置のように目盛りを読み、基準出しを行えば
誰でも一定に基準出しが出来る。また、ダイヤルゲージ
取り付け部を加工物に強く当てたときは、ボルト7に力
がかかり切断され、フライス盤に無理な力はかからなく
安全である。
【0006】
【実施例】シャンク1とダイヤルゲージ取り付け部は一
体でもよい。その場合は加工物との接触に多大な力がか
からないように注意を払う必要がある。図2に示すよう
に、ケガキ棒の尖った逆側にケガキ棒に切り欠き12を
設け、切り欠きにボルト8を入れケガキ棒が落ちないよ
うにする。ケガキ棒はボルト8で少し緩めて切り欠きに
入れる。シャンク1にケガキ棒7と滑合するように穴を
設け、その上部にケガキ棒の直形状より大きい穴を設
け、穴の他端にネジを設ける。シャンクの中の穴にスプ
リング10を入れ、ケガキ棒とスプリングの間に押さえ
板11を設け、フタ9をねじ込み、スプリングを押さ
え、ケガキ棒を押さえる。ケガキ棒は切り欠きの範囲で
上下に移動出来る。ケガキ棒の長さはダイヤルゲージ取
り付け部2より長くする。したがって、加工物の基準を
加工物にかかれたケガキ線とするときや、基準出しが終
わった後ケガキ線を確認するときは、図2に示すよう
に、本装置にダイヤルゲージを取り付けた状態でもケガ
キ棒でケガキ線の確認を行うことが出来る。平面部5は
図4のような形状でもよい。図5に示すような形状でも
よい。また、図4、図5に示す二点鎖線のように主軸の
中心よりダイヤルゲージ取り付け部の切り欠き部が少な
いときや、切り欠き部が無いときは、ダイヤルゲージを
フライス盤のテーブルに対して直角にすれば、同様に装
置の機能ははたすが、主軸が回転すると誤差が生じるの
で注意が必要となる。図6に示すように、レバー式ダイ
ヤルゲージをダイヤルゲージ取り付け部に取り付けても
よい。その場合は、丸材17の内径を正確に測定し、マ
グネット18にボルト20によって締め付け、マグネッ
トの磁力でフライス盤のテーブル19に固定する。レバ
ー式ダイヤルゲージ15をフライス盤のチヤックにレバ
ー式ダイヤルゲージ取り付け部15にボルト24で締め
付け取り付け、丸材の中心と主軸の中心とを同一位置に
し、レバーを丸材の内径に接触させ、その位置をダイヤ
ルゲージの基準目盛りの0に合わせる。そのレバー位置
が丸材の内径の半径となる。例えば、内径10ミリなら
ば半径は5ミリとなりレバーを加工物の基準面に当てダ
イヤルゲージの目盛りが0となるようにフライス盤のテ
ーブルを移動させれば、その位置が主軸と加工物の距離
が5ミリトとなり、基準面の位置が設定出来る。レバー
16の先端は針のように尖っていれば、どのような狭い
場所でも先端を加工物の面に接触出来、基準面を設定出
来る。また、本装置のダイヤルゲージ取り付け部2の下
部に、バー21がはまるようにし、バー21をボルト2
2でダイヤルゲージ取り付け部2に締め付け取り付け、
シャンクの中心の位置になるようにバー21に穴をあ
け、レバー式ダイヤルゲージの取り付け部を差し込みボ
ルト23で締め付け取り付ける。このようにすれば、前
述のような方法によって基準面の位置を設定出来る。バ
ーは丸材でも形状材でもよく、穴は中心から多少ずれて
もよい
【0007】
【発明の効果】本装置は主軸に取り付けて基準出しを行
うためフライス盤の加工範囲より外れて加工物がセット
されることはなく、二度の基準出しを行うことはなく能
率があがる。本基準出し装置はフライス盤の主軸のチヤ
ックに取り付けるだけで、基準面の平行出しと基準面の
0セットの位置出しをダイヤルゲージを使用して同時に
行うので、異物や、バリが加工物の面に付着しても影響
は受けず、目で確認して基準出しを行うので誤差が無く
早く設定出来、且つ便利である。レバー式ダイヤルゲー
ジを用いて基準出しを行えば、レバーの先端の形状は小
さい球でできているので、狭い溝からの基準出しも行え
る。現在の基準出し装置には、狭い溝からの基準出し装
置は困難なため非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜面図
【図2】 本発明のケガキ棒を取り付けた、他の実施例
の断面図
【図3】 本発明のダイヤルゲージのセットの方法を示
した、底面図
【図4】 本発明の他の実施例のダイヤルゲージ取り付
け部の底面図
【図5】 本発明の他の実施例のダイヤルゲージ取り付
け部の底面図
【図6】 本発明の他の実施例のレバー式ダイヤルゲー
ジを用いた斜面図
【図7】 本発明の他の実施例のレバー式ダイヤルゲー
ジを用いた正面図
【符号の説明】
1はシャンク 2はダイヤルゲ
ージ取り付け部 3はダイヤルゲージ 4は測定端子 5は平面部 6はボルト 7はケガキ棒 8はボルト 9はふた 10はスプリン
グ 11は押さえ板 12は切り欠き 13はセットブロック 14はレバー式
ダイヤルゲージ取り付け部 15はレバー式ダイヤルゲージ 16はレバー 17は丸材 18はマグネッ
ト 19はテーブル 20はボルト 21はバー 22はボルト 23はボルト 24はボルト 25はシャンクの中心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)フライス盤のチヤック部に締め付け
    られるシャンク1を設ける。 (ロ)その下部にダイヤルゲージ取り付け部2を設け
    る。 (ハ)ダイヤルゲージ取り付け部2にダイヤルゲージ3
    を設ける。 以上のように装置された、基準出し装置
  2. 【請求項2】ケガキ棒7をシャンク1またはダイヤルゲ
    ージ取り付け部2に取り付た請求項1の基準出し装置
  3. 【請求項3】正確に測定された丸材を固定し、レバー式
    ダイヤルゲージをフライス盤の主軸に取り付け、丸材の
    中心に位置させ、レバーを丸材に接触させ目盛りを合わ
    せた基準出し装置
  4. 【請求項4】 ダイヤルゲージ取り付け部にレバー式ダ
    イヤルゲージを取り付け請求項3の基準出し装置を設け
    た請求項1の基準だし装置
JP6277892A 1992-02-03 1992-02-03 基準出し装置 Pending JPH0825184A (ja)

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JP6277892A JPH0825184A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 基準出し装置

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Cited By (7)

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