JPH0756572Y2 - 電線把持部 - Google Patents

電線把持部

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JPH0756572Y2
JPH0756572Y2 JP3290U JP3290U JPH0756572Y2 JP H0756572 Y2 JPH0756572 Y2 JP H0756572Y2 JP 3290 U JP3290 U JP 3290U JP 3290 U JP3290 U JP 3290U JP H0756572 Y2 JPH0756572 Y2 JP H0756572Y2
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充男 井上
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旭電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電線把持部、例えば、スペーサを電線に取
り付けるため等に用いられる一般にクランプと称せられ
る電線把持部に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の電線把持部としては、例えば、第10図に
示す実公昭57−57462号公報に記載されているものがあ
る。
図において、符号(1)は把持部本体であり、押え金
(2)がピン(3)により回動自在に取り付けられてい
て、この両者により電線(4)が挟持されて把持され
る。また、把持部本体(1)には、電線(4)に対して
ピン(3)の反対側には後に述べるTボルトが貫通する
貫通穴(5)が設けられており、この貫通穴(5)に対
して押え金(2)とは反対側に、上記貫通穴(5)の軸
心をほぼ中心とするU形部(11)が把持部本体(1)に
対して一体的に設けられている。更に、上記U形部(1
1)の底部には後に述べるねじ部材例えば押しねじが螺
通するねじ穴(12)が設けられている。更に又、電線
(4)に対してピン(3)の反対側の把持部本体(1)
の先端には、この電線把持部を例えばスペーサ枠(図示
していない)等に取り付けるための接続部(14)が設け
られている。
次に(6)は先にも述べたTボルトであり、第11図に示
すように、その先端にはT部(6a)が設けられていると
共に、末端にはねじ部(6b)が形成されている。
更に押え金(2)の電線(4)に対してピン(3)と反
対側端部には、第12図に示すように、貫通穴(5)に対
応して叉部(15)が形成されており、その幅LはTボル
ト(6)のT部(6a)の幅lより広く、かつ、貫通穴
(5)にTボルト(6)が貫通されている場合で、T部
(6a)の長手方向が叉部(15)の長手方向と一致してい
る場合にはT部(6a)は叉部(15)を通過可能であり、
また、上記両方向が相互に交差している場合には通過不
可能に形成されている。
また、Tボルト(6)のねじ部材(6b)にはナット
(7)及び座金(8)が設けられており、この座金
(8)と貫通穴(5)が設けられている把持部本体
(1)との間には弾性部材例えば圧縮コイルばね(9)
が設けられており、ばね装置(10)を構成している。
更に、把持部本体(1)のU形部(11)の底部に形成の
ねじ穴(12)に螺入されているねじ部材例えば押しねじ
(13)がねじ込まれると、その先端は、Tボルト(6)
の末端端面に当接して圧縮コイルばね(9)の張力に抗
してTボルト(6)をT部(6a)側に移動させる。
従来の電線把持部は、上記のように構成されているの
で、電線把持に際しては、Tボルト(6)のT部(6a)
を叉部(15)に合わせておくと共に押しねじ(13)をね
じ込んでおく。
この状態で電線(4)を把持部本体(1)と押え金
(2)との間に入れた後、押え金(2)を閉じて、把持
部本体(1)に対抗させる。このとき、押ねじ(13)が
戻された状態では、Tボルト(6)のT部(6a)は押え
金(2)の叉部(15)の中に入るが、T部(6a)は押え
金(2)の面から出ないために、Tボルト(1)を回動
してT部(6a)を叉部(15)に引っかけることができな
い。
そこで、押しねじ(13)を回転させて押し込むことによ
り、圧縮コイルばね(9)を圧縮すると共にTボルト
(6)をT部(6a)側へ移動させ、これによつて、T部
(6a)を押え金(2)の面から突出させる。従って、こ
の状態では、Tボルト(6)は回動可能となる。
次に、Tボルト(6)を回動してT部(6a)と叉部(1
5)とを交差特に直交させ、続いて、押しねじ(13)を
戻して外し、圧縮コイルばね(9)により、Tボルト
(6)をそのねじ部(6b)方向に負荷し、T部(6a)を
押え金(2)の面に押圧させ、これによって、電線
(4)を把持する。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来装置は、上記のように構成され作用するので、電線
把持力のばらつきも極めて小さく、押しねじの取外しに
よって所定の把持力を与えていることが施工後確認で
き、トルク規制工具も必要とせず、その他多くの利点を
有すると共に高所作業に適しているが、一方において、
T部と叉部とが確実に交差して係合していない場合、す
なわち、T部が叉部に入り込んで全く係合していない
か、又は、正しくTボルトが回動しておらず、かすかに
係合している状態においても、ねじ部材すなわち押しね
じをねじ戻して取り外すことができるために、必ずし
も、押しねじの取外しが、T部と叉部との正確な係合を
意味せず、従って、正しい電線の把持が行われていない
場合もあるという問題点を有しており、また、Tボルト
の正しく回動が行われていることの確認も、高所のため
に地上よりはきわめて不確かであるという問題点を有し
ていた。
この考案は、上記の課題を解決することを課題としてな
されたものであって、地上からも明確に、正しく電線把
持がなされていることを確認でき、また、正しく電線把
持がなされていない限り、ねじ部材は取り外し得ないよ
うにした電線把持部を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る電線把持部は、Tボルトに固定して設け
られると共にTボルトのT部の長手方向に対して直角方
向に視認可能な表示がなされている取付確認板か、又
は、上記T部が押え金を押圧していない位置にある場合
に上記ねじ部材のねじ支持部とTボルトのねじ部側端面
との間に介在して把持されると共にねじ部材に繋止され
ている間座かのいずれか一方又は両方が設けられてい
る。
〔作用〕
この考案は、上記のように構成されているので、取付確
認板の表示が見える場合はT部はその長手方向が叉部の
長手方向にあって係合しておらず、また、ねじ部材が取
り外された場合に間座が外れない場合には、T部は叉部
内に入り込んだ状態にあって、T部と叉部とは係合して
いない。
〔実施例〕
以下、この考案をその一実施例を示す図に基づいて説明
する。なお、符号(6)を除く(1)〜(15)で示すも
のは従来装置において同一符号で示したものと同一又は
同等のものである。
第1図及び第2図において、符号(21)は、第3図A,B
に示すように、例えば、ねじ部(21a)の一部(21b)を
平らに切り欠き、その他の部分は従来と同じように構成
しているTボルトである。(22)は、第4図に示すよう
に、コ字形に形成されている取付確認板であり、コ字の
底部(22a)にはTボルト(21)のねじ部(21a)が貫通
する貫通穴(22b)が形成されており、貫通穴(22b)の
一部にはTボルト(21)の切り欠かれている一部(21
b)に当たって取付確認板(22)の方向決めをする舌部
(22c)が設けられている。また、対向部(22d)の表面
には、Tボルト(21)のT部(21c)の長手方向を確認
するための視認可能な表示例えば赤色着色が施されてお
り、この着色された対向部(22d)の表面はT部(21c)
の長手方向に対して直角方向になるように、Tボルト
(21)のねじ部(21a)に、上記一部(21b)の切欠きと
舌部(22c)とを合わせて位置決めして取り付け固定さ
れている。このようにTボルト(21)のねじ部(21a)
に取付確認板(22)を固定するためには、Tボルト(2
1)のねじ部(21a)の端部に取付確認板(22)に接して
固定部材(24)を取り付ければよい。この固定部材(2
4)はナツトでもよく、また、管状部材をねじ部(21a)
に嵌装した後、外周より圧縮してねじ部(21a)に固着
させるものでもよい。図に示すものは六角に圧縮したも
のである。
また、(23)は、Tボルト(21)のねじ部(21a)の端
面と、ねじ部材である押しねじ(13)のねじ支持部であ
るU形部(11)の底部との間に挟まれて、Tボルト(2
1)のT部(21c)が押え金(2)の叉部(15)に係合せ
ず、従って、T部(21c)が叉部(15)に入り込み、そ
の結果、Tボルト(21)がねじ部(21a)側に移動して
いる場合には、Tボルト(21)のねじ部(21a)の端面
とU形部(11)の底部との間から離脱不能に構成されて
いる、例えば弾性材料からなる間座である。この間座
(23)は第5図にも示すように可撓性部材からなる接続
部材(23a)によって押しねじ(13)に繋止されてい
る。
この実施例は、上記のように構成されているので、電線
(4)が把持される以前においては、押しねじ(13)は
締め付けられており、かつ、Tボルト(21)はそのT部
(21c)の長手方向と叉部(15)の長手方向が一致して
おり、従って、T部(21c)は図において上下方向に向
いている。そのため、取付確認板(22)の対向部(22
d)に着色されている表示は第1図において手前及び背
後に位置し、これによって、表示すなわち対向部が視認
し得て、Tボルト(21)により、押え金(2)が把持部
本体(1)に押圧されていないことを知る。
また、電線(4)が挟持されると共に、Tボルト(21)
のT部(21c)が叉部(15)に直交して、押え金(2)
を把持部本体(1)に押圧して電線(4)を把持してい
る場合には、Tボルト(21)のT部(21c)は第2図の
ように横方向に回っており、従って、取付確認板(22)
の対向部(22d)すなわち着色されている表示は第1図
の上下方向に向いてU形部(11)と圧縮コイルばね
(9)との間に入り、従って、視認は不可能となる。そ
の結果、対向部(22d)の表示が視認できず、そのた
め、Tボルト(21)の設定は正確にされていることを知
る。
このように、Tボルト(21)が正確に設定されている場
合には、押しねじ(13)の戻しによっても、Tボルト
(21)は、第6図及び第7図のように、そのT部(21
c)が叉部(15)に係合されて、一ぱいにはねじ部(21
a)側には移動せず、ねじ部(21a)端面とU形部(11)
の底部との間に間隔を残し、従って、間座(23)も、ま
た、押しねじ(13)も取り外すことができ、これによっ
て、正確な電線(4)の把持が行われていることが知ら
れる。
次に、電線(4)が把持される以前において、上記のよ
うに、押しねじ(13)が緩められてTボルト(21)がそ
のT部(21c)で叉部(15)に係止されていないとき
は、第8図及び第9図に示すように、Tボルト(21)が
圧縮コイルばね(9)のために、一ぱいにそのねじ部
(21a)方向に移動しており、従って、押しねじ(13)
をねじ戻しても、間座(23)はTボルト(21)のねじ部
(2a)の端面とU形部(11)の底部との間に挟まれて、
取り外すことはできず、従つて、押しねじ(13)の離脱
が不可能となり、その結果、正規の電線(4)の把持が
行われていないことが知れる。
なお、上記実施例では、弾性部材(9)として圧縮コイ
ルばねを使用したものを示し、また、把持部本体(1)
側に上記弾性部材(9)を設けたものを示したが、これ
らに限らず、いかなる弾性部材(9)でもよく、また、
弾性部材(9)を押え金(2)側に設けたものでもよ
い。
また、上記実施例では、取付確認板と間座との両方を備
えているものを示したが、上記両方を備えているものの
外に、そのいずれか一方のみを備えているものでもよ
い。
更に、Tボルト(21)のねじ部(21a)に平らな切欠き
を設け、また、取付確認板(22)には舌部(22c)を設
けたが、これに限らず、Tボルト(21)にはキー溝を、
また、取付確認板(22)にはキーを直接または間接に設
けて、方向決めをするようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、Tボルトに固定して
設けられると共にTボルトのT部の長手方向に対して直
角方向に視認可能な表示がなされている取付確認板か、
又は、上記T部が押え金を押圧していない位置にある場
合に上記ねじ部材のねじ支持部とTボルトのねじ部側端
面との間に介在して挟持されると共にねじ部材に繋止さ
れている間座かのいずれか一方又は両方が設けられてい
るので、取付確認板の表示が見えない場合には、Tボル
トのT部が正しい方向に向いており、また、間座が取り
外し得るならば、正しくTボルトが設置されていること
を確認することができ、従って、地上より電線把持が正
しくなされており、かつ、正しい把持がその場で確認し
得る電線把持部が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の正面図、第2図は第1図
の右側面図、第3図Aは第1図の部分拡大図、第3図B
は第3図Aの左側面図、第4図は第3図の取付確認板
(22)の斜視図、第5図は第1図の間座(23)の斜視
図、第6図は第1図の正しい取付状態の正面図、第7図
は第6図の右側面図、第8図は第1図の取付不良状態の
正面図、第9図は第8図の右側面図、第10図は従来の電
線把持部の正面図、第11図は第10図のTボルト(6)の
斜視図、第12図は第10図の押え金(2)の平面図であ
る。 (1)……把持部本体、(2)……押え金、(4)……
電線、(9)……弾性部材(圧縮コイルばね)、(11)
……U形部、(13)……ねじ部材(押しねじ)、(21)
……Tボルト、(21a)……ねじ部、(21c)……T部、
(22)……取付確認板、(23)……間座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部本体と押え金との間に電線を挟持す
    ると共にTボルト及びTボルトをねじ部側に負荷する弾
    性部材とにより上記把持部本体に押え金を押圧し、上記
    TボルトをT部側に負荷するねじ部材によって把持部本
    体への押え金の押圧を解除するように構成されている電
    線把持部において、上記Tボルトに固定して設けられる
    と共にTボルトのT部の長手方向に対して直角方向に視
    認可能な表示がなされている取付確認板か、又は、上記
    T部が押え金を押圧していない位置にある場合に上記ね
    じ部材のねじ支持部とTボルトのねじ部側端面との間に
    介在して挟持されると共にねじ部材に繋止されている間
    座かのいずれか一方又は両方が設けられていることを特
    徴とする電線把持部。
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