JP2552366Y2 - プリンタの記録紙セット装置 - Google Patents
プリンタの記録紙セット装置Info
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- JP2552366Y2 JP2552366Y2 JP1991108578U JP10857891U JP2552366Y2 JP 2552366 Y2 JP2552366 Y2 JP 2552366Y2 JP 1991108578 U JP1991108578 U JP 1991108578U JP 10857891 U JP10857891 U JP 10857891U JP 2552366 Y2 JP2552366 Y2 JP 2552366Y2
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- Japan
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- recording paper
- paper
- platen roller
- thermal head
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、記録紙収納部に収納さ
れたロール紙から繰り出される記録紙をプラテンローラ
とサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリンタ
で利用される記録紙のセット装置に関する。
れたロール紙から繰り出される記録紙をプラテンローラ
とサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリンタ
で利用される記録紙のセット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の事務機器には、記
録紙として長尺感熱紙等を紙管に捲回したロール紙を用
い、装置の記録紙収納部に収納されたロール紙から繰り
出される記録紙をプラテンローラと該ローラに圧接され
るサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリンタ
を搭載しているものが多い。
録紙として長尺感熱紙等を紙管に捲回したロール紙を用
い、装置の記録紙収納部に収納されたロール紙から繰り
出される記録紙をプラテンローラと該ローラに圧接され
るサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリンタ
を搭載しているものが多い。
【0003】この種のプリンタを搭載する機器では、記
録紙収納部に新しいロール紙を装填する際には、その都
度、ロール紙から記録紙緒端を引き出して、これをプラ
テンローラと該ローラに圧接されるサーマルヘッドとの
間に導通させてから位置決めする作業が必要になるが、
機種によっては、この記録紙のイニシャルセットが非常
に煩雑になる場合がある。
録紙収納部に新しいロール紙を装填する際には、その都
度、ロール紙から記録紙緒端を引き出して、これをプラ
テンローラと該ローラに圧接されるサーマルヘッドとの
間に導通させてから位置決めする作業が必要になるが、
機種によっては、この記録紙のイニシャルセットが非常
に煩雑になる場合がある。
【0004】この問題を、図5と図7に示される二つの
タイプのファクシミリ装置例を対比させて、より具体的
に説明する。
タイプのファクシミリ装置例を対比させて、より具体的
に説明する。
【0005】まず、図5はサーマルヘッド5がプラテン
ローラ3と記録紙収納部4とを有する本体1上に開閉自
在に設けられるトップカバー2の内面に取り付けられる
場合を示している。このタイプのプリンタであれば、記
録紙収納部4のロール紙Rを交換する時には、図6に示
すようにカバー2を支点6の回りに開放すると、プラテ
ンローラ3上の印字部と記録紙収納部4からプラテンロ
ーラ3に至る記録紙Pの繰出経路とが全開されるため、
ロール紙Rから記録紙緒端を引き出し、これをプラテン
ローラ3上に導いてからカバー2を閉止することによ
り、記録紙セットが比較的簡単に行えるものとなる。
ローラ3と記録紙収納部4とを有する本体1上に開閉自
在に設けられるトップカバー2の内面に取り付けられる
場合を示している。このタイプのプリンタであれば、記
録紙収納部4のロール紙Rを交換する時には、図6に示
すようにカバー2を支点6の回りに開放すると、プラテ
ンローラ3上の印字部と記録紙収納部4からプラテンロ
ーラ3に至る記録紙Pの繰出経路とが全開されるため、
ロール紙Rから記録紙緒端を引き出し、これをプラテン
ローラ3上に導いてからカバー2を閉止することによ
り、記録紙セットが比較的簡単に行えるものとなる。
【0006】一方、図7はサーマルヘッド5がプラテン
ローラ3と共に本体1内に取り付けられて、ロール紙R
を収納する記録紙収納部4のみに開閉自在なカバー7が
設けられる場合を示している。このタイプのプリンタで
は、カバー7を支点8回りに開放して記録紙収納部4の
ロール紙Rを交換する時には、図8に点線矢印Poutで
示すように、ロール紙Rから引き出した記録紙緒端を、
記録紙収納部4から記録紙Pを印字部へ導く給紙通路9
に挿入し、プラテンローラ3とサーマルヘッド5との間
に導通させてからプラテンローラ3上に開口する記録紙
排出口11へ導出させるようにしなければならない。そ
の際、サーマルヘッド5がプラテンローラ3に圧接した
ままでは両者の間に記録紙Pを導通させることができな
いため、記録紙セット時には、何らかの手段により、サ
ーマルヘッド5をプラテンローラ3に対し離反位置に一
時的に退避させることが不可欠となる。
ローラ3と共に本体1内に取り付けられて、ロール紙R
を収納する記録紙収納部4のみに開閉自在なカバー7が
設けられる場合を示している。このタイプのプリンタで
は、カバー7を支点8回りに開放して記録紙収納部4の
ロール紙Rを交換する時には、図8に点線矢印Poutで
示すように、ロール紙Rから引き出した記録紙緒端を、
記録紙収納部4から記録紙Pを印字部へ導く給紙通路9
に挿入し、プラテンローラ3とサーマルヘッド5との間
に導通させてからプラテンローラ3上に開口する記録紙
排出口11へ導出させるようにしなければならない。そ
の際、サーマルヘッド5がプラテンローラ3に圧接した
ままでは両者の間に記録紙Pを導通させることができな
いため、記録紙セット時には、何らかの手段により、サ
ーマルヘッド5をプラテンローラ3に対し離反位置に一
時的に退避させることが不可欠となる。
【0007】そこで、この種のプリンタでは、サーマル
ヘッド5の基端側を揺動可能に枢支して本体1内に取り
付けると共に、記録紙セット時には、オペレータが本体
カバーの外面に設けられるレバー(図示せず)等を操作
すると、図8に二点鎖線で示す如く、サーマルヘッド5
がプラテンローラ3に対して離反位置に変位し、この状
態でプラテンローラ3との隙間に紙パスが行えるように
している。
ヘッド5の基端側を揺動可能に枢支して本体1内に取り
付けると共に、記録紙セット時には、オペレータが本体
カバーの外面に設けられるレバー(図示せず)等を操作
すると、図8に二点鎖線で示す如く、サーマルヘッド5
がプラテンローラ3に対して離反位置に変位し、この状
態でプラテンローラ3との隙間に紙パスが行えるように
している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マニュアル操作によってサーマルヘッド5をシフトさせ
る機構では、ロール紙Rを交換する毎にオペレータがレ
バー等を切替操作しなければならず、この切替操作にロ
ール紙Rから引き出した記録紙緒端を印字部へ導通する
作業の煩雑さが加わると、記録紙セット作業が非常に手
間の掛かる煩わしいものとなることが避けられない。
マニュアル操作によってサーマルヘッド5をシフトさせ
る機構では、ロール紙Rを交換する毎にオペレータがレ
バー等を切替操作しなければならず、この切替操作にロ
ール紙Rから引き出した記録紙緒端を印字部へ導通する
作業の煩雑さが加わると、記録紙セット作業が非常に手
間の掛かる煩わしいものとなることが避けられない。
【0009】本考案は、上記の問題点を解決し、記録紙
セット作業の簡素化を図るために、プラテンローラに対
するサーマルヘッドの必要な接離切替動作が記録紙収納
部に設けられるカバーの開閉動作に連動して行われるよ
うに工夫したプリンタの記録紙セット装置を提供せんと
している。
セット作業の簡素化を図るために、プラテンローラに対
するサーマルヘッドの必要な接離切替動作が記録紙収納
部に設けられるカバーの開閉動作に連動して行われるよ
うに工夫したプリンタの記録紙セット装置を提供せんと
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため、記録紙収納部に収納されたロール紙から
繰り出される記録紙をプラテンローラと該ローラに圧接
されるサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリ
ンタにおいて、記録紙収納部のカバーの開閉動作に連動
させてサーマルヘッドをプラテンローラに対し離反位置
と圧接位置とに変位させる機構と、該機構に連動し、前
記離反位置にあるときには記録紙通路に臨み導入された
紙の検出によって前記プラテンローラを駆動させる紙有
無検知センサ及び前記プラテンローラと協働回転して紙
送りするローラを備えた自動紙送り機構とを設けるよう
にしている。
達成するため、記録紙収納部に収納されたロール紙から
繰り出される記録紙をプラテンローラと該ローラに圧接
されるサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリ
ンタにおいて、記録紙収納部のカバーの開閉動作に連動
させてサーマルヘッドをプラテンローラに対し離反位置
と圧接位置とに変位させる機構と、該機構に連動し、前
記離反位置にあるときには記録紙通路に臨み導入された
紙の検出によって前記プラテンローラを駆動させる紙有
無検知センサ及び前記プラテンローラと協働回転して紙
送りするローラを備えた自動紙送り機構とを設けるよう
にしている。
【0011】
【作用】かかる機構を設けた記録紙セット装置であれ
ば、記録紙収納部のロール紙交換に際して、記録紙収納
部のカバーを開放すると、該カバーの開放動作に連動し
てサーマルヘッドがプラテンローラに対して離反位置に
変位され、この状態で残存ロール紙の記録紙抜取りと、
新たに収納されるロール紙から引き出される記録紙緒端
をプラテンローラとサーマルヘッドとの間に導通させる
と、前記カバーの開放動作に連動し、前記離反位置にあ
るときには、記録紙通路に臨む紙パスセンサにより記録
紙緒端が検知されると、プラテンローラが駆動し自動的
に記録紙を排出口側まで所定長紙送りを実行し記録紙セ
ットとが直ちに実行できる。また、記録紙緒端のセット
終了後、カバーを閉止すると、今度は該カバーの閉止動
作に連動してサーマルヘッドがプラテンローラに対し圧
接位置に復帰変位し、この状態で印字待機状態にセット
される。
ば、記録紙収納部のロール紙交換に際して、記録紙収納
部のカバーを開放すると、該カバーの開放動作に連動し
てサーマルヘッドがプラテンローラに対して離反位置に
変位され、この状態で残存ロール紙の記録紙抜取りと、
新たに収納されるロール紙から引き出される記録紙緒端
をプラテンローラとサーマルヘッドとの間に導通させる
と、前記カバーの開放動作に連動し、前記離反位置にあ
るときには、記録紙通路に臨む紙パスセンサにより記録
紙緒端が検知されると、プラテンローラが駆動し自動的
に記録紙を排出口側まで所定長紙送りを実行し記録紙セ
ットとが直ちに実行できる。また、記録紙緒端のセット
終了後、カバーを閉止すると、今度は該カバーの閉止動
作に連動してサーマルヘッドがプラテンローラに対し圧
接位置に復帰変位し、この状態で印字待機状態にセット
される。
【0012】
【実施例】以下、実施例を図面を参照して説明する。
【0013】図1〜図3は本考案に係るプリンタを搭載
したファクシミリ装置の概要を示している。各図におい
て、1は装置本体、3は本体1内に配した軸3aの回り
に回転駆動されるプラテンローラ、4は本体1に設けら
れた記録紙収納部、5はプラテンローラ3に圧接される
サーマルヘッドで、プラテンローラ3に向かう付勢状態
で基端側を本体1内の図示しない支軸回りに揺動可能に
取り付けている。
したファクシミリ装置の概要を示している。各図におい
て、1は装置本体、3は本体1内に配した軸3aの回り
に回転駆動されるプラテンローラ、4は本体1に設けら
れた記録紙収納部、5はプラテンローラ3に圧接される
サーマルヘッドで、プラテンローラ3に向かう付勢状態
で基端側を本体1内の図示しない支軸回りに揺動可能に
取り付けている。
【0014】このファクシミリ装置では、記録紙収納部
4に収納されるロール紙Rから繰り出される記録紙緒端
を、記録紙収納部4からプラテンローラ3の下方に突出
された記録紙ガイド4Aの上に形成される給紙通路9に
挿入して、プラテンローラ3と該ローラ3に圧接される
サーマルヘッド5との間に導通し、プラテンローラ3上
で印字された記録紙Pをプラテンローラ3の上方で本体
カバー10に開口される記録紙排出口11から排出する
ようにしている。そして、本装置では、記録紙収納部4
には、ロール紙Rを出し入れするための専用カバー7が
後部上端の支点8の回りに開閉自在に設けられる一方、
プリンタの印字部を覆っている本体カバー10は開閉不
能に取り付けられている。
4に収納されるロール紙Rから繰り出される記録紙緒端
を、記録紙収納部4からプラテンローラ3の下方に突出
された記録紙ガイド4Aの上に形成される給紙通路9に
挿入して、プラテンローラ3と該ローラ3に圧接される
サーマルヘッド5との間に導通し、プラテンローラ3上
で印字された記録紙Pをプラテンローラ3の上方で本体
カバー10に開口される記録紙排出口11から排出する
ようにしている。そして、本装置では、記録紙収納部4
には、ロール紙Rを出し入れするための専用カバー7が
後部上端の支点8の回りに開閉自在に設けられる一方、
プリンタの印字部を覆っている本体カバー10は開閉不
能に取り付けられている。
【0015】このプリンタでは、記録紙収納部4のロー
ル紙交換時において、記録紙セットに必要なプラテンロ
ーラ3に対するサーマルヘッド5の離反位置への退避動
作を所定のタイミングで自動的に行わせるため、上記カ
バー7の開閉動作に連動させてサーマルヘッド5をプラ
テンローラ3に対して接離切替動作する解除機構12を
設けている。
ル紙交換時において、記録紙セットに必要なプラテンロ
ーラ3に対するサーマルヘッド5の離反位置への退避動
作を所定のタイミングで自動的に行わせるため、上記カ
バー7の開閉動作に連動させてサーマルヘッド5をプラ
テンローラ3に対して接離切替動作する解除機構12を
設けている。
【0016】解除機構12は、一端がカバー7の側端部
に固定されてカバー7と一体にカバー支点8の同心円弧
上を旋回される可動ギャ13と、前記プラテン軸3a上
に設けられてサーマルヘッド5をその回転位相に応じて
プラテンローラ3から離反位置へ強制的に退避させる解
除カム14と、この解除カム14を連設しプラテン軸3
a上で回転されるカムギャ15と、このカムギャ15と
上記可動ギャ13との間に介在されて可動ギャ13の旋
回動作をカムギャ15に減速して伝えるアイドラギャ1
6、17とから構成されている。但し、解除カム14と
カムギャ15とは、プラテン軸3a上でプラテンローラ
3の駆動回転とフリーに設けられている。また、アイド
ラギャ16、17は、図示しないサイドフレームに回転
フリーに軸支されている。
に固定されてカバー7と一体にカバー支点8の同心円弧
上を旋回される可動ギャ13と、前記プラテン軸3a上
に設けられてサーマルヘッド5をその回転位相に応じて
プラテンローラ3から離反位置へ強制的に退避させる解
除カム14と、この解除カム14を連設しプラテン軸3
a上で回転されるカムギャ15と、このカムギャ15と
上記可動ギャ13との間に介在されて可動ギャ13の旋
回動作をカムギャ15に減速して伝えるアイドラギャ1
6、17とから構成されている。但し、解除カム14と
カムギャ15とは、プラテン軸3a上でプラテンローラ
3の駆動回転とフリーに設けられている。また、アイド
ラギャ16、17は、図示しないサイドフレームに回転
フリーに軸支されている。
【0017】上記解除カム14のプラテン軸3aに対す
る取付位相は、図1に示すカバー7の閉止時には、解除
カム14とサーマルヘッド5との当接が断たれてプラテ
ンローラ3に対しサーマルヘッド5が圧接位置に保た
れ、他方、図2に示すカバー7の開放時には、可動ギャ
13の旋回動作に連動してカムギャ15が図示矢印で示
す如く所定角度分だけ回転し、この状態で解除カム14
がサーマルヘッド5の先端部に当接して、サーマルヘッ
ド5をプラテンローラ3に対して離反位置へ強制的に変
位させるように調整されている。
る取付位相は、図1に示すカバー7の閉止時には、解除
カム14とサーマルヘッド5との当接が断たれてプラテ
ンローラ3に対しサーマルヘッド5が圧接位置に保た
れ、他方、図2に示すカバー7の開放時には、可動ギャ
13の旋回動作に連動してカムギャ15が図示矢印で示
す如く所定角度分だけ回転し、この状態で解除カム14
がサーマルヘッド5の先端部に当接して、サーマルヘッ
ド5をプラテンローラ3に対して離反位置へ強制的に変
位させるように調整されている。
【0018】かかるサーマルヘッド5の解除機構12を
設けたプリンタであれば、ロール紙交換のため、記録紙
収納部4のカバー7を開放すると、該カバー7の開放動
作に連動してサーマルヘッド5がプラテンローラ3に対
して離反位置に変位され、図3に示す如く、プラテンロ
ーラ3とサーマルヘッド5との間に紙パスを可能ならし
める所定の隙間18が形成されることになる。そして、
この状態で、残存ロール紙の記録紙抜取りと、新たに収
納されるロール紙Rから引き出される記録紙緒端をプラ
テンローラ3とサーマルヘッド5との間に導通させる記
録紙セットとが直ちに実行できる。また、記録紙緒端の
セット終了後、カバー7を閉止すると、今度は該カバー
7の閉止動作に連動してサーマルヘッド5がプラテンロ
ーラ3に対して圧接位置に復帰変位し、この状態で印字
待機状態にセットされる。
設けたプリンタであれば、ロール紙交換のため、記録紙
収納部4のカバー7を開放すると、該カバー7の開放動
作に連動してサーマルヘッド5がプラテンローラ3に対
して離反位置に変位され、図3に示す如く、プラテンロ
ーラ3とサーマルヘッド5との間に紙パスを可能ならし
める所定の隙間18が形成されることになる。そして、
この状態で、残存ロール紙の記録紙抜取りと、新たに収
納されるロール紙Rから引き出される記録紙緒端をプラ
テンローラ3とサーマルヘッド5との間に導通させる記
録紙セットとが直ちに実行できる。また、記録紙緒端の
セット終了後、カバー7を閉止すると、今度は該カバー
7の閉止動作に連動してサーマルヘッド5がプラテンロ
ーラ3に対して圧接位置に復帰変位し、この状態で印字
待機状態にセットされる。
【0019】このように本考案に基づく記録紙セット装
置を設置すれば、記録紙収納部4のロール紙交換に際し
て、カバー7を開けると、これに連動してサーマルヘッ
ド5が離反位置に変位され、また記録紙セット終了後に
カバー7を閉じると、これに連動してサーマルヘッド5
が圧接位置に復帰変位されることになるため、今までの
ように一々オペレータがマニュアル操作でサーマルヘッ
ドの位置切替を行う必要がない。
置を設置すれば、記録紙収納部4のロール紙交換に際し
て、カバー7を開けると、これに連動してサーマルヘッ
ド5が離反位置に変位され、また記録紙セット終了後に
カバー7を閉じると、これに連動してサーマルヘッド5
が圧接位置に復帰変位されることになるため、今までの
ように一々オペレータがマニュアル操作でサーマルヘッ
ドの位置切替を行う必要がない。
【0020】次いで、記録紙セットをより一層簡素化す
るために、実施例のプリンタに付加されている自動紙送
り機構20について説明する。
るために、実施例のプリンタに付加されている自動紙送
り機構20について説明する。
【0021】この機構20は、プラテンローラ3の下方
に配設されて同軸上に前記カムギャ15と噛み合わされ
る従動ギャ22を固設した回転軸21と、この回転軸2
1から延出されて先端側にプレスローラ24と紙パスセ
ンサ25とを設けた揺動フレーム23とから構成されて
いる。
に配設されて同軸上に前記カムギャ15と噛み合わされ
る従動ギャ22を固設した回転軸21と、この回転軸2
1から延出されて先端側にプレスローラ24と紙パスセ
ンサ25とを設けた揺動フレーム23とから構成されて
いる。
【0022】揺動フレーム23の概要を図4を参照して
説明すると、その先端部には、揺動フレーム23がプラ
テンローラ3に近接する立ち向き姿勢を執ったとき、プ
ラテンローラ3に転接される左右一対のプレスローラ2
4、24が設けられている。各プレスローラ24は、そ
れぞれ両側ブラケット26、26の長孔に回転自由に軸
支されていると共に、両側軸部に板バネ27、27を弾
接させてプラテンローラ3に向かう方向に付勢されてい
る。また、プレスローラ24、24の中間部には、セン
サ本体25Aと軸28回りに揺動されるセンサフィーラ
25Bとからなる紙パスセンサ25が取り付けられてい
る。この紙パスセンサ25は、揺動フレーム23がプラ
テンローラ3に近接する立ち向き姿勢を執ったとき、セ
ンサフィーラ25Bがプラテンローラ3に添接され、こ
の状態で給紙通路9に挿入された記録紙緒端がセンサフ
ィーラ25Bを切ると、センサ本体25Aが記録紙挿入
を検出する。そして、センサ本体25Aのセンサ信号
は、図示しない装置の制御部に入力され、センサ信号が
ONに切り替わった時には、制御部が所定の紙送り量に
相当する回転数だけプラテンローラ3を正転方向に回転
駆動するように装置されている。
説明すると、その先端部には、揺動フレーム23がプラ
テンローラ3に近接する立ち向き姿勢を執ったとき、プ
ラテンローラ3に転接される左右一対のプレスローラ2
4、24が設けられている。各プレスローラ24は、そ
れぞれ両側ブラケット26、26の長孔に回転自由に軸
支されていると共に、両側軸部に板バネ27、27を弾
接させてプラテンローラ3に向かう方向に付勢されてい
る。また、プレスローラ24、24の中間部には、セン
サ本体25Aと軸28回りに揺動されるセンサフィーラ
25Bとからなる紙パスセンサ25が取り付けられてい
る。この紙パスセンサ25は、揺動フレーム23がプラ
テンローラ3に近接する立ち向き姿勢を執ったとき、セ
ンサフィーラ25Bがプラテンローラ3に添接され、こ
の状態で給紙通路9に挿入された記録紙緒端がセンサフ
ィーラ25Bを切ると、センサ本体25Aが記録紙挿入
を検出する。そして、センサ本体25Aのセンサ信号
は、図示しない装置の制御部に入力され、センサ信号が
ONに切り替わった時には、制御部が所定の紙送り量に
相当する回転数だけプラテンローラ3を正転方向に回転
駆動するように装置されている。
【0023】この自動紙送り機構20は、記録紙収納部
4のカバー7が開放された時には、図2に示す如く、従
動ギャ22とカムギャ15との噛み合いを介して回転軸
21が右回りに連動回転し、これに伴い揺動フレーム2
3がプラテンローラ3に向かう方向に揺動して、プレス
ローラ24、24と紙パスセンサ25とがプラテンロー
ラ3に対して接触される。そして、この状態で図3に実
線で示すように、ロール紙Rから引き出された記録紙P
の緒端が給紙通路9に差し込まれると、紙パスセンサ2
5がONし、これに伴いプラテンローラ3が暫時回転さ
れて、プレスローラ24との間に取り込まれた記録紙緒
端がサーマルヘッド5との隙間18を通して記録紙排出
口11の側に所定長だけ自動的に導出されることにな
る。
4のカバー7が開放された時には、図2に示す如く、従
動ギャ22とカムギャ15との噛み合いを介して回転軸
21が右回りに連動回転し、これに伴い揺動フレーム2
3がプラテンローラ3に向かう方向に揺動して、プレス
ローラ24、24と紙パスセンサ25とがプラテンロー
ラ3に対して接触される。そして、この状態で図3に実
線で示すように、ロール紙Rから引き出された記録紙P
の緒端が給紙通路9に差し込まれると、紙パスセンサ2
5がONし、これに伴いプラテンローラ3が暫時回転さ
れて、プレスローラ24との間に取り込まれた記録紙緒
端がサーマルヘッド5との隙間18を通して記録紙排出
口11の側に所定長だけ自動的に導出されることにな
る。
【0024】すなわち、この自動紙送り機構20を追加
したものでは、記録紙緒端を給紙通路9の隘路を通して
印字部の隙間18に導通させる煩雑な手差し作業からオ
ペレータを解放し、記録紙セットの尚一層の簡素化に奏
効するものとなる。
したものでは、記録紙緒端を給紙通路9の隘路を通して
印字部の隙間18に導通させる煩雑な手差し作業からオ
ペレータを解放し、記録紙セットの尚一層の簡素化に奏
効するものとなる。
【0025】なお、記録紙収納部4のカバー7の開閉動
作に連動するサーマルヘッド5の解除機構12や紙送り
機構20の連動機構の詳細については、勿論、実施例の
構成例に限定されず、所期の目的動作を営むものである
限り設計変更を妨げない。
作に連動するサーマルヘッド5の解除機構12や紙送り
機構20の連動機構の詳細については、勿論、実施例の
構成例に限定されず、所期の目的動作を営むものである
限り設計変更を妨げない。
【0026】
【考案の効果】以上に詳述した通り、本考案の原稿セッ
ト装置を採用すれば、記録紙収納部のロール紙交換に際
してカバーを開閉動作すると、これに連動してサーマル
ヘッドが離反位置と圧接位置とに変位されるため、オペ
レータがマニュアル操作でサーマルヘッドの位置切替を
行う必要がなくなり、特にサーマルヘッドがカバーと共
に開放されない機種のプリンタには、記録紙セット作業
の簡素化に寄与するものとなる。
ト装置を採用すれば、記録紙収納部のロール紙交換に際
してカバーを開閉動作すると、これに連動してサーマル
ヘッドが離反位置と圧接位置とに変位されるため、オペ
レータがマニュアル操作でサーマルヘッドの位置切替を
行う必要がなくなり、特にサーマルヘッドがカバーと共
に開放されない機種のプリンタには、記録紙セット作業
の簡素化に寄与するものとなる。
【図1】実施例を示すファクシミリ装置の要部側断面図
である。
である。
【図2】図1のカバー開放状態を示す同側断面図であ
る。
る。
【図3】連動機構を省いて示す図2の要部拡大図であ
る。
る。
【図4】自動紙送り機構の揺動フレームの詳細を示し、
(A)は側面図、(B)は正面図である。
(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図5】ファクシミリ装置に搭載されるプリンタの一例
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図6】図5のカバー開放状態を示す同断面図である。
【図7】ファクシミリ装置に搭載されるプリンタの他の
例を示す概略断面図である。
例を示す概略断面図である。
【図8】図7のカバー開放状態を示す同断面図である。
1 本体 2 カバー 3 プラテンローラ 3a プラテン軸 4 記録紙収納部 4A 記録紙ガイド 5 サーマルヘッド 6 支点 7 カバー 8 支点 9 給紙通路 10 本体カバー 11 記録紙排出口 12 解除機構 13 可動ギャ 14 解除カム 15 カムギャ 16 アイドラギャ 17 アイドラギャ 18 隙間 20 自動紙送り機構 21 回転軸 22 従動ギャ 23 揺動フレーム 24 プレスローラ 25 紙パスセンサ 25A センサ本体 25B センサフィーラ 26 ブラケット 27 板バネ 28 軸 R ロール紙 P 記録紙
Claims (1)
- 【請求項1】 記録紙収納部に収納されたロール紙から
繰り出される記録紙をプラテンローラと該ローラに圧接
されるサーマルヘッドとの間に導通させて印字するプリ
ンタにおいて、記録紙収納部のカバーの開閉動作に連動
させてサーマルヘッドをプラテンローラに対し記録紙の
抜差しが可能な離反位置と同不能な圧接位置とに変位さ
せる機構と、該機構に連動し、前記離反位置にあるとき
には記録紙通路に臨むよう動作する自動紙送り機構とを
設け、該自動紙送り機構は紙有無検知センサ及びローラ
を含み、上記記録紙通路に臨んだとき、該センサの導入
された紙の検出により前記プラテンローラを駆動させ上
記ローラとの協働回転により紙送りするようなすことを
特徴とするプリンタの記録紙セット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108578U JP2552366Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | プリンタの記録紙セット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108578U JP2552366Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | プリンタの記録紙セット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549346U JPH0549346U (ja) | 1993-06-29 |
JP2552366Y2 true JP2552366Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14488369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991108578U Expired - Lifetime JP2552366Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | プリンタの記録紙セット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552366Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4617932B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2011-01-26 | ブラザー工業株式会社 | テープ印字装置 |
JP4667510B2 (ja) | 2008-06-30 | 2011-04-13 | シャープ株式会社 | スタンプ式プリンター |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01137249U (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-20 | ||
JPH01268342A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Hitachi Ltd | ファクシミリ装置 |
JPH0732064Y2 (ja) * | 1988-05-20 | 1995-07-26 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録装置 |
JP2638972B2 (ja) * | 1988-08-16 | 1997-08-06 | ブラザー工業株式会社 | プリンタ |
JP3036857U (ja) * | 1996-10-16 | 1997-05-06 | 株式会社びっくり本舗 | 加湿噴霧機能付アイスベット |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP1991108578U patent/JP2552366Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0549346U (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |