JP2551726B2 - 原紙ロールのセンター出し装置 - Google Patents

原紙ロールのセンター出し装置

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JP2551726B2
JP2551726B2 JP5087005A JP8700593A JP2551726B2 JP 2551726 B2 JP2551726 B2 JP 2551726B2 JP 5087005 A JP5087005 A JP 5087005A JP 8700593 A JP8700593 A JP 8700593A JP 2551726 B2 JP2551726 B2 JP 2551726B2
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paper roll
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roll
conveyor
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建三 大橋
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RAIN KOGYO KK
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原紙ロールのセンター出
し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールの製造プラントなどでは、図4
及び図5のようにミルロールスタンド2の一対のアーム
4,4の先端のセンター軸6,6によって、原紙ロール
8を回転自在に把持した状態で原紙ロール8から紙シー
トを連続的に繰り出すようにしている。
【0003】原紙ロール8はスラットコンベア10によ
りミルロールスタンド2の側方の原紙ロール把持位置1
2まで搬送される。原紙ロール8が原紙ロール把持位置
12まで搬送されると、図示しない光電センサが原紙ロ
ール8の到着を検知し、スラットコンベア10の駆動モ
ータ42を停止させる。
【0004】原紙ロール8が停止すると、アーム4が下
方に回動し、その後センター軸6の間隔が狭まって一対
のセンター軸6が原紙ロール8の芯孔14両端に嵌合さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】原紙ロール8は、スラ
ットコンベア10に供給されるときにコンベア10の中
央に真っ直ぐに載るように位置決めされるが、原紙ロー
ル把持位置12まで搬送される間に、スラットコンベア
10の駆動に伴う振動などのために自然に位置ずれを生
じ、センター軸6で把持する時には原紙ロール8が斜め
に傾くなどして図6のようにその芯孔14aが正規位置
Lからかなりずれてしまうことがある。このままではア
ーム4を下方に回動させてもセンター軸6が芯孔14a
に出会わないから、原紙ロール8の位置直しなどに手間
取ることがある。
【0006】また、使い残しの原紙ロール8を把持する
場合、ロール径が一定(現在のミルロールスタンド2で
は通常約350mm)以下であると、図6のようにアー
ム4を下ろしてもセンター軸6が芯孔14bに届かず、
原紙ロール8を把持できないことがある。
【0007】さらに、新品の原紙ロール8は外装紙を巻
かれたままミルロールスタンド2まで搬送されるが、原
紙ロール8をスラットコンベア10に載せたままだと外
装紙を除去しにくい。
【0008】本発明の目的は、ミルロールスタンドで原
紙ロールを把持する位置で、原紙ロールを浮かせてセン
ター出しができ、また小径原紙ロールでも問題なくミル
ロールスタンドに把持させることができ、さらに外装紙
の除去も容易にできるセンター出し装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、 (a)ミルロールスタンド(2)の側方を通る搬送用コ
ンベア(10)の下方に配設された昇降板(20)と、 (b)前記搬送用コンベア(10)の両側に位置するよ
うに前記昇降板(20)の両側に配設された一対の支持
台(24)と、 (c)前記支持台(24)の上面と当接した車輪(2
6)を有し、該車輪(26)によって前記コンベア(1
0)の搬送方向に前後移動可能な移動台(28)と、 (d)前記移動台(28)を前記搬送用コンベア(1
0)の下側で相互に連結する連結部(30)と、 (e)前記移動台(28)を前後移動方向中立位置に付
勢するばね(38)と、 (f)前記搬送用コンベア(10)と平行に前記移動台
(28)に配設された遊転ローラ(40)とを具備し、 (g)前記搬送用コンベア(10)によって供給された
原紙ロール(8)を、当該供給位置から、前記昇降板
(20)を上昇させて前記遊転ローラ(40)で支持し
て持ち上げた状態で、ミルロールスタンド(2)のセン
ター軸(6)により把持するようにしたことである。
【0010】
【作用】原紙ロールを遊転ローラで持上げ支持すること
により、原紙ロールの位置ずれが自動的に修正されてセ
ンター出しされる上、小径の原紙ロールでもその芯孔の
高さが上昇するので、センター軸が芯孔14に届いて把
持可能となる。また原紙ロールが浮かされるから外装紙
の除去に都合がよい。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1(A)(B)はミルロールスタンドの側方に
配設されたスラットコンベア10の平面図及び側面図で
ある。このスラットコンベア10のほぼ中央部にミルロ
ールスタンド2による原紙ロール8の把持位置12が設
定され、ここに本発明に係る原紙ロールのセンター出し
装置1が配設されている。センター出し装置1は4つの
遊転ローラ40を有し、この4つの遊転ローラ40を上
昇させて原紙ロール8を持上げ、センター出しするよう
に構成されている。
【0012】センター出し装置1は、詳しくは図2及び
図3のように、把持位置12のスラットコンベア10の
下方の基礎面16に配置された台板18と、この台板1
8の上に左右一対のパンタグラフ式X型リンク19を介
して配設された昇降板20とを有する。この昇降板20
と台板18との間には一対のエアーライド22が挟み込
まれ、エアーライド22に対するエアーの給排にて昇降
板20が昇降動作するように構成されている。
【0013】昇降板20の上には左右一対で支持台24
が配設され、この支持台24の水平軌道面25上に前後
左右に4つの車輪を有する移動台28がスラットコンベ
ア10の長手方向に移動可能に配設されている。移動台
28は図2のように左右対称に構成され、移動台28の
右側部分と左側部分は、スラットコンベア10の下方を
くぐる連結部30にて一体に連結されている。移動台2
8の側面28aは、支持台24に連結されたガイドロー
ラ32でガイドされている。
【0014】移動台28の下面中央には中間板34が配
設されている。また支持台24上には中間板34と対向
するように一対の端板36,36が配設され、この端板
36,36と中間板34との間にばね38,38が張設
されている。
【0015】移動台28の上には前後左右の計4箇所に
遊転ローラ40が配設されている。この遊転ローラ40
の軸線はスラットコンベア10の長手方向と平行とされ
ている。
【0016】次に前記センター出し装置の作動につき説
明する。フォークリフトなどでスラットコンベア10の
端に降ろされた原紙ロール8は、モータ42の駆動によ
り図1(B)で矢印方向に搬送され、原紙ロール把持位
置12まで搬送されると図示しない光電センサにより位
置が検知されてコンベア駆動モータ42が停止される。
【0017】次にエアーライド22にエアが供給され、
昇降板20及び遊転ローラ40が上昇され、原紙ロール
8が図2の鎖線のように遊転ローラ40により高さHだ
け持上げられ、スラットコンベア10から浮かされる。
この状態で新品の原紙ロール8の場合は外装紙を除去す
るが、原紙ロール8が浮かされているので作業がやりや
すい。外装紙が除去された後、ミルロールスタンド2の
アーム4が下方に回動され、センター軸6が芯孔14の
位置まで来た時、センター軸6の先端の光電センサが、
芯孔14を通して光が通ったことを検知し、これにより
アーム4の回動が停止され、代わってアーム4の相互間
隔が狭められる。そして原紙ロール8の芯孔14にセン
ター軸6が嵌合されると、エアーライド22からエアが
排出され、昇降板20及び遊転ローラ40が元の位置に
下降し、これで原紙ロール8の取付けを完了する。なお
外装紙が事前に除去されていれば、原紙ロール8の持上
げとアーム4の下方回動とを同時に開始してもよい。
【0018】原紙ロール8を遊転ローラ40で持上げる
時、原紙ロール8がスラットコンベア10の長手方向に
対して斜めになるなど位置ずれしていても、遊転ローラ
40で持上げられた原紙ロール8は、自重により正規位
置に移動する。従って原紙ロール8が位置ずれ状態でミ
ルロールスタンド2まで搬送されてきても、原紙ロール
8の芯孔14に常にセンター軸6を嵌合させることがで
きる。
【0019】また、スラットコンベア10を原紙ロール
把持位置12で停止させるとき、スラットコンベア10
の制御系の誤差のため、図3の一点鎖線のように原紙ロ
ール8が正規の把持位置12よりも少し行き過ぎて停止
したり、あるいは手前で少し停止することがある。この
場合、原紙ロール8はその位置で遊転ローラ40により
持上げられ、アーム4間隔が狭められて原紙ロール8が
センター軸6で把持される時、いずれか一方のセンター
軸6が先に芯孔14に嵌合される。さらにアーム4を狭
めると移動台28が一方のセンター軸6に押されてばね
38に抗して移動し、他方のセンター軸6も芯孔14に
嵌合された時に移動台28が停止する。この状態から、
エアライド22からエアを抜くと遊転ローラ40が下降
して原紙ロール8から離間し、その瞬間に移動台28が
ばね38の力で元の中立位置に復帰する。
【0020】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば、前記実施例では遊転ローラ4
0を原紙ロール把持位置の前後左右の4ケ所に配置した
が、原紙ロール8の長さに対応した長い遊転ローラを原
紙ロール把持位置の左右2ケ所に配置してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は前述の如く、ミルロールスタン
ドの原紙ロール把持位置に昇降自在に配設した遊転ロー
ラにより原紙ロールの左右を支持して持上げてセンター
出しし、このセンター出しした状態でミルロールスタン
ドのセンター軸で原紙ロールを把持するようにしたの
で、従来のように、原紙ロール把持位置まで搬送された
原紙ロールが位置ずれを生じてミルロールスタンドへの
取付けに手間取ることがない。また、使い残しの原紙ロ
ールであって、従来はミルロールスタンドのセンター軸
が芯孔に届かないようなかなり小径のものでも、本発明
のセンター出し装置によれば原紙ロールが遊転ローラに
より持上げられ、その芯孔がミルロールスタンドのセン
ター軸の移動軌跡に届くので、問題なく原紙ロールを把
持することが出来る。さらに、原紙ロールを遊転ローラ
で回転自在な状態にして浮かせるため、原紙ロールの外
装紙の除去作業が非常に楽に出来る。
【0022】また遊転ローラを原紙ロールの軸線方向に
移動可能に配設した場合は、原紙ロール把持位置におけ
る原紙ロールの軸線方向の位置ずれがあって、ミルロー
ルスタンドの一対のセンター軸の一方が原紙ロールの芯
孔に先に嵌合しても、原紙ロールが一方のセンター軸に
押されて無理なく移動するので、原紙ロールに無理な力
が作用せず、原紙ロールの損傷を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明のセンター出し装置を含むス
ラットコンベアの平面図、(B)は同側面図。
【図2】 センター出し装置の正面図。
【図3】 センター出し装置の側面図。
【図4】 従来技術を示すミルロールスタンドの平面
図。
【図5】 図5のV−V線矢視正面図。
【図6】 原紙ロールの芯孔とミルロールスタンドのセ
ンター軸との位置関係を示す図。
【符号の説明】
2 ミルロールスタンド 6 センター軸 8 原紙ロール 10 スラットコンベア 12 原紙ロール把持位置 14 芯孔 19 パンタグラフ式X型リンク 20 昇降板 22 エアーライド 26 車輪 28 移動台 32 ガイドローラ 38 ばね 40 遊転ローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ミルロールスタンド(2)の側方を
    通る搬送用コンベア(10)の下方に配設された昇降板
    (20)と、 (b)前記搬送用コンベア(10)の両側に位置するよ
    うに前記昇降板(20)の両側に配設された一対の支持
    台(24)と、 (c)前記支持台(24)の上面と当接した車輪(2
    6)を有し、該車輪(26)によって前記コンベア(1
    0)の搬送方向に前後移動可能な移動台(28)と、 (d)前記移動台(28)を前記搬送用コンベア(1
    0)の下側で相互に連結する連結部(30)と、 (e)前記移動台(28)を前後移動方向中立位置に付
    勢するばね(38)と、 (f)前記搬送用コンベア(10)と平行に前記移動台
    (28)に配設された遊転ローラ(40)とを具備し、 (g)前記搬送用コンベア(10)によって供給された
    原紙ロール(8)を、当該供給位置から、前記昇降板
    (20)を上昇させて前記遊転ローラ(40)で支持し
    て持ち上げた状態で、ミルロールスタンド(2)のセン
    ター軸(6)により把持するようにしたことを特徴とす
    る原紙ロールのセンター出し装置(1)。
JP5087005A 1993-04-14 1993-04-14 原紙ロールのセンター出し装置 Expired - Lifetime JP2551726B2 (ja)

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JPH06298420A JPH06298420A (ja) 1994-10-25
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JPS5393154A (en) * 1977-01-26 1978-08-15 Hitachi Tama Kogyo Automatic core adjusting apparatus for coil
JP3035959U (ja) * 1996-04-20 1997-04-08 亀太郎 梶本 寝 台

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Effective date: 19960611