JP2551574Y2 - キャスタ - Google Patents

キャスタ

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JP2551574Y2
JP2551574Y2 JP1992047105U JP4710592U JP2551574Y2 JP 2551574 Y2 JP2551574 Y2 JP 2551574Y2 JP 1992047105 U JP1992047105 U JP 1992047105U JP 4710592 U JP4710592 U JP 4710592U JP 2551574 Y2 JP2551574 Y2 JP 2551574Y2
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JP
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axle
side plates
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caster
plate
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一敏 菅佐原
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器等の移動のた
めにその底部に配されるキャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、側面視形状がコ字形のフレームの
互いに対向する側板間に車輪を配し、該車輪の中央孔に
車軸を貫通し、該車軸の両端を前記両側板に締結支持し
てなるキャスタが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種のキャスタを用
いるに当たっては、高さ調節を行った上で据え付けを行
いたい場合があるが、従来、簡単な構成で、高さ調節可
能であり、しかも調節後に確実に車輪の高さを固定し得
るキャスタがなかった。
【0004】本考案は、上記事情を考慮し、簡単な構成
で、車輪の高さ調節が可能であり、しかも高さ調節後は
確実に車輪の高さを固定することのできるキャスタを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、側面視形状がコ字形のフレームの互いに
対向する側板間に車輪を配し、該車輪の中央孔に車軸を
貫通し、該車軸の両端を前記両側板に締結支持してなる
キャスタにおいて、前記両側板に前記車軸が上下方向へ
移動自在に貫通する上下に長い軸受孔を形成するととも
に、前記側板の外面に水平方向に延びる複数条の溝を目
盛りとして上下方向に間隔的に形成し、前記両側板の外
側に、前記車軸に対して上下方向へ移動不能であり、か
つ前記側板に対して上下方向移動自在である固定板を配
設し、この固定板に前記車軸の締結時に前記溝に係合
し、それにより前記車軸を前記固定板を介して支持固定
する係合爪を形成してなることを特徴としている。この
場合、前記車軸を、その一端部に螺合されたナットを締
め付けることによって前記両側板に締結支持させ、前記
車輪の中央孔に前記車軸が貫通するカラーを嵌挿し、前
記車軸の締結時にカラーの両端面が前記両側板の内面に
圧接することによって側板間の幅が所定の幅より狭まら
ないようにするために、前記カラーの長さを前記車輪の
幅より若干長くするのが望ましい。また、前記側板の下
端部に水平方向外側に突出する突片が形成するのが望ま
しい。
【0006】
【作用】上記キャスタにおいて車輪の高さを調節する場
合、車軸の締結を緩めて固定板を上下させる。そして、
適当な高さで固定板の係合爪を、側板の外面に形成した
目盛り状の溝に係合させ、その状態で車軸を側板に締結
する。それにより、係合爪が側板の溝に係合した状態で
固定板が側板に圧接し、強固な係合力を保った状態で車
軸が側板に支持される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例のキャスタを図面を
参照しながら詳細に説明する。図1はキャスタの分解
図、図2は車輪の高さ調節のための機構の要部を示す
図、図3はキャスタの組立図である。これらの図におい
て、1は側面視形状がコ字形のフレームである。フレー
ム1は、金属版をプレス成形したもので、上面板2と二
枚の側板3、4とからなる。上面板2には、機器の底面
に取り付けるための取付孔5や位置決め孔6が形成され
ている。フレーム1の側板3、4は、断面C字状に屈曲
され、座屈強度が高められている。
【0008】フレーム1の両側板3、4の下部には、そ
れぞれ上下方向に長い軸受孔7、8が形成されている。
フレーム1の両側板3、4間には樹脂製の車輪9が挟ま
れており、この車輪9を支持するためのボルト(車軸)
10が、一方の側板3側から順に、軸受孔7、車輪9の
中央孔11、軸受孔8を貫通している。そして、ボルト
10の先端に、座金12を介して蝶ナット13が螺合さ
れ、これによりボルト10が側板3、4に締結支持され
ている。
【0009】また、車輪9の中央孔11とボルト10の
外周との間には、両者に対して回転自由な金属製カラー
14が嵌挿されている。このカラー14は、車輪9の回
転を円滑にする役目を果たす。しかも、カラー14の長
さは、車輪9の幅より若干大きめに形成されており、ボ
ルト10の締結力によって側板3,4が互いに接近する
ように弾性変形したときに、両端面が側板3、4の内面
に突き当たることにより、側板3、4間の幅が余計に狭
まらないように規制する役目も果たす。
【0010】側板3,4の外面の軸受孔7,8周辺部に
は、図2に示すように、水平方向に延びる目盛り状の細
かいV字溝17が上下方向に等ピッチで形成されてい
る。溝17は、軸受孔7,8を跨いで形成されており、
軸受孔7,8の長さ方向中央部が目盛りの中心となる
(中心の溝16は他より長めに形成されている)ように
して、略軸受孔7,8の長さ相当分の本数だけ形成され
ている。
【0011】ボルト10の頭部(固定板)15及び座金
(固定板)12は、共に四角い板で構成されており、側
板3、4に接する面の上下端縁にエッジ状の係合爪16
を有している。これら係合爪16は、側板3、4の軸受
孔7、8周辺部に形成した溝17に係合するもので、上
下の係合爪16、16の間隔は、溝17のピッチの倍数
に設定されている。この例では、図2(b)に示すよう
に、4ピッチ分に設定されている。
【0012】なお、上記一方の側板3の下端には、L字
状に折曲された突片20が設けられている。この突片2
0は、例えば、キャスタの車輪9の高さを調節する際
に、一時的な支持部として利用することができるもので
ある。
【0013】上記構成のキャスタにおいて、車輪9の高
さを調節する場合は、まずナット13とボルト10の締
結を緩め、緩めた状態でボルト10を軸受孔7、8に沿
って上下にスライドさせ、適当な高さに位置決めする。
この際、前記突片20の下にブロック等をあてがうこと
で、一時的にキャスタを支持することができる。
【0014】その状態で、ボルト10の頭部15の係合
爪16をそれに近い溝17に位置決めし、同様に座金1
2の係合爪16をそれに近い溝17に位置決めする。そ
して、ボルト10のネジにナット13を螺合していく。
そうすると、螺合が進むに従い、ボルト10の頭部15
と座金12が側板3、4の表面に圧接していき、係合爪
16が確実に溝17に食い込み、最終的に締め込んだ状
態で、車軸10が強固に位置決めされた状態で側板3、
4に支持される。しかも、この支持状態においては、側
板3、4がカラー14の両端面に突き当たるまで弾性変
形しているので、側板3,4は、座金12および頭部1
5をそれぞれ外側へ押している。したがって、ナット1
3が若干緩んだとしても、側板3、4が弾性復帰するこ
とにより係合爪16が溝17から外れるのを防止するこ
とができる。
【0015】以上のように、軸受孔7、8を長孔とした
ので、ボルト10の高さ、つまりは車輪9の高さを調節
することができる。また、ボルト10の締結時に、ボル
ト10の頭部15及び座金12に形成した係合爪16
を、側板3、4の外面に形成した溝17に係合させるの
で、車輪9の高さ調節後におけるボルト10の位置固定
を強固なものにすることができる。更に、係合爪16を
目盛り状の溝17に係合させることで車輪9の高さを確
定することができるので、係合させる溝17の位置を目
印にして調節高さを設定することができる。しかも、溝
17を形成しても側板3、4の強度がほとんど低下しな
いので、溝17のピッチを小さくして多数形成すること
ができる。したがって、車輪の高さを微調節することが
できる。
【0016】なお、上記実施例では、ボルト10の頭部
15が一方の固定板の役割を果たしているが、こちら側
も頭部15の代わりに、ナット13と座金12で構成し
てもよい。その場合は当然、座金が固定板の役割を果た
す。
【0017】また、ボルト10の頭部15や座金12の
中心に目印線を付けて、目盛り状の溝17との位置関係
を容易に把握できるようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る発明によれば、車輪の高さ調節が可能であるのみなら
ず、微調節可能である。また、溝を目盛りとして用いる
ことにより、車輪の高さを調節を容易に行うことがで
き、しかも調節後の位置固定が確実になる。また、請求
項2に係る発明によれば、ナットが若干緩んでも係合爪
が溝から外れるのを防止することができる。さらに、請
求項3に係る発明によれば、突片の下にブロック等をあ
てがうことによって、車輪の高さ調節を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同実施例の要部の詳細図であり、(a)は目盛
り状の溝17と座金12を離した状態を拡大して示す斜
視図、(b)は目盛り状の溝17と座金12を係合させ
た状態の拡大側断面図である。
【図3】同実施例のキャスタの組立斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3,4 側板 7,8 軸受孔 9 車輪 10 ボルト(車軸) 12 座金(固定板) 13 蝶ナット 15 頭部(固定板) 16 係合爪 17 目盛り状のV字溝

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視形状がコ字形のフレームの互いに
    対向する側板間に車輪を配し、該車輪の中央孔に車軸を
    貫通し、該車軸の両端を前記両側板に締結支持してなる
    キャスタにおいて、前記両側板に前記車軸が上下方向へ
    移動自在に貫通する上下に長い軸受孔を形成するととも
    に、前記側板の外面に水平方向に延びる複数条の溝を目
    盛りとして上下方向に間隔的に形成し、前記両側板の外
    側に、前記車軸に対して上下方向へ移動不能であり、か
    つ前記側板に対して上下方向移動自在である固定板を配
    設し、この固定板に前記車軸の締結時に前記溝に係合
    し、それにより前記車軸を前記固定板を介して支持固定
    する係合爪を形成してなることを特徴とするキャスタ。
  2. 【請求項2】 前記車軸がその一端部に螺合されたナッ
    トを締め付けることによって前記両側板に締結支持され
    ており、前記車輪の中央孔に前記車軸が貫通するカラー
    を嵌挿し、前記車軸の締結時にカラーの両端面が前記両
    側板の内面に圧接することによって側板間の幅が所定の
    幅より狭まらないようにするために、前記カラーの長さ
    を前記車輪の幅より若干長くしたことを特徴とする請求
    項1に記載のキャスタ。
  3. 【請求項3】 前記側板の下端部に水平方向外側に突出
    する突片が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のキャスタ。
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KR102405567B1 (ko) * 2020-05-15 2022-06-08 삼성정밀공업 주식회사 슬라이딩 롤러 두께 조절 장치
KR102518305B1 (ko) * 2021-07-15 2023-04-05 (주)엘엑스하우시스 슬라이딩 도어 연동장치 및 이를 적용한 슬라이딩 도어

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JPS5154388U (ja) * 1974-10-23 1976-04-26
JPH07110633B2 (ja) * 1985-04-24 1995-11-29 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の駆動輪車軸の位置調整装置
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JPH0723373Y2 (ja) * 1992-07-02 1995-05-31 日本紙業株式会社 包装用紙器

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