JPH0455043Y2 - - Google Patents

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JPH0455043Y2
JPH0455043Y2 JP1987048695U JP4869587U JPH0455043Y2 JP H0455043 Y2 JPH0455043 Y2 JP H0455043Y2 JP 1987048695 U JP1987048695 U JP 1987048695U JP 4869587 U JP4869587 U JP 4869587U JP H0455043 Y2 JPH0455043 Y2 JP H0455043Y2
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JP
Japan
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spring
tie plate
tip
rail
lower spring
Prior art date
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JP1987048695U
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JPS63156202U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、木マクラギ上に取付けられたタイプ
レート上にレールを弾性的に締結する板ばねの改
良に関する。
(従来の技術) 従来、木マクラギ上にタイプレートTを施設す
る場合のレールRの締結は、第4図に示すよう
に、板ばねSを締結ボルト・ナツトBNを介して
行つているのが通常であるが、かかる締結ボル
ト・ナツトBNを使用する場合、締結作業におい
て、締め過ぎによる板ばねのへたりやボルト・ナ
ツトのネジ部の損傷が生じ易い等の問題があるた
め、締付力の規制をトルクレンチを用いてシビア
に行う必要があり、作業者に比較的高度の知識や
技術が必要である。また、ボルト・ナツトに緩み
が発生し易いため、敷設後のメンテナンスに多く
の労力を必要とする。更に、部品点数が多いため
取付け、取外しが非能率であると言う問題点があ
る。そのため、特開昭58−127801号公報に記載の
ように、タイプレート上面に形成された溝上に載
置されたレールをタイプレートに先端が係合する
下ばねと先端がレールに当接する上ばねとをばね
尻部にて一体連結して上ばねと下ばねとの収縮復
帰力を利用して挟持して締結する二重板ばねレー
ル締結構造が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記二重板ばねの挟持作用によ
りタイプレ−トにレールを締結しようとする場
合、タイプレートへの二重板ばねの係合ととも
に、下ばねと上ばねとを拡張して上ばねの先端を
レールの所定位置にセツトする必要があり、装着
作業が困難であるという難点がある。
そこで、本考案は下ばねと上ばねとを拡張した
プリセツト状態にて二重板ばねをタイプレートに
係合可能であるとともにレール所定位置にセツト
することができる二重板ばね形状を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、二重板ばねをタイプレートのアーチ
状に形成された切欠部に押し広げたプリセツト状
態でセツトできるようにしたもので、 上記上バネ21にはプリセツト工具3が固定可
能であるとともに、下方に螺進する突出棒31を
挿通する挿入穴23を形成する一方、上記下ばね
22にはタイプレート1の溝11外側にその巾方
向に上方湾曲した一対の折り曲げ片により形成さ
れ、中央に切り欠き開口12aを形成したアーチ
切欠部12に挿入係止可能な係合部22aと上記
切り欠き開口12aから露出し、上記突出棒31
の先端が当接可能な当接部22bを形成し、 上記上ばね21に固定されたプリセツト工具3
の突出棒31を上記下ばね22の先端当接部22
bに当接させて上記二重板ばね2の上ばね21と
下ばね22とを上下方向に拡張したプリセツト状
態にて上記下ばね22の先端を上記タイプレート
1のアーチ切欠部12に装着可能であることを特
徴とする。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づ
き、詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本考案にかかる無螺釘式レール締結装
置の断面側面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は上部平面図で、 二重板ばね2は先端を下方に湾曲したほぼ平板
状の上ばね部21とほぼ二等辺三角板の斜辺近傍
をやや下方に折り曲げた形状をなす下ばね部22
とからなり、通常半径10R以上の曲率を有する円
弧状のばね尻部23にて一体連結してなる一方、
板ばね2の下ばね22の先端部に、タイプレート
1の溝11外側にその巾方向に上方湾曲した一対
の折り曲げ片により形成され、中央に切り欠き開
口12aを形成したアーチ切欠部12に挿入係止
可能で、上記開口12a巾を越えて「ハ」の字形
状に広がる係合部22aと上記切り欠き開口12
aから露出し、上記突出棒31の先端が当接可能
に湾曲した当接部22bを形成する。
また、上記板ばね2の上部中央部に挿入穴23
を形成し、該穴23を介してプリセツト工具3の
突出棒31を挿入して板ばね2の下部先端部上面
を押下げ、上ばねと下ばねの開口寸法を一定量押
し広げた状態にプリセツト可能となす。
以上の構成をなす板ばね2を上記プリセツト状
態に設定し、下ばね係合部22aをタイプレート
の溝外側に形成されたアーチ切欠部12に挿入係
止した後、上記プリセツトを解除すると、板ばね
2はタイプレート1に固定されると同時に、板ば
ね2の上ばね21の先端部はレール脚部に締結力
を付与することになる。
(考案の作用効果) 以上の説明で明らかなように、本考案による板
ばねいあつては、上下ばねを押し広げたプリセツ
ト状態においてもプリセツト工具を付属した二重
板ばね自体をタイプレートに対して係合すると同
時に、レールに対して締結可能な状態にセツトを
行えるようにしたので、該プリセツトを解除する
という単純作業によつてレール締結作業を完了さ
せることができ、締結作業を簡易迅速に行うこと
ができる。したがつて、作業者は従来の締結ボル
ト・ナツトのように、トルク規制等の高度な技術
が必要とせず、作業者の個人差を無くし、安定な
レール締結力を発揮させることができる。
また、板ばねそれ自身がボルト、ナツトの機能
をも包含することになり、部品数が減少できるた
め、取外しが能率良く実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる板ばねを使用したレー
ル締結状態を示す断面側面図、第2図は第1図の
ー線断面図で、板ばねのプリセツト状態を示
す、第3図は上部平面図、第4図は従来の締結ホ
ルト・ナツト式レール締結装置の側面図、第5図
はタイプレートの平面図である。 1……タイプレート、11……開口、2……二
重板ばね、21……上ばね、22……下ばね、2
3……ばね尻部、3……プリセツト工具、31…
…突出棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タイプレート1上面に形成された溝11上に載
    置されたレールRをタイプレート1に先端が係合
    する下ばね22と先端がレールRに当接する上ば
    ね21とをばね尻部24にて一体連結して上ばね
    21と下ばね22との収縮復帰力を利用して挟持
    して締結する二重板ばね2であつて、 上記上ばね21にはプリセツト工具3が固定可
    能であるとともに、下方に螺進する突出棒31を
    挿通する挿入穴23を有する一方、上記下ばね2
    2にはタイプレート1の溝11外側にその巾方向
    には上方湾曲した一対の折り曲げ片により形成さ
    れ、中央に切り欠き開口12aを形成したアーチ
    切欠部12に挿入係止可能な係合部22aと上記
    切り欠き開口12aから露出し、上記突出棒31
    の先端が当接可能な当接部22bを有し、 上記上ばね21に固定されたプリセツト工具3
    の突出棒31を上記下ばね22の先端当接部22
    bに当接させて上記二重板ばね2の上ばね21と
    下ばね22とを上下方向に拡張したプリセツト状
    態にて上記下ばね22の先端を上記タイプレート
    1のアーチ切欠部12に装着可能であることを特
    徴とするレール締結用板ばね。
JP1987048695U 1987-03-30 1987-03-30 Expired JPH0455043Y2 (ja)

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JP1987048695U JPH0455043Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP1987048695U JPH0455043Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156202U JPS63156202U (ja) 1988-10-13
JPH0455043Y2 true JPH0455043Y2 (ja) 1992-12-24

Family

ID=30870468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987048695U Expired JPH0455043Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Country Status (1)

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JP (1) JPH0455043Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57201401A (en) * 1981-06-01 1982-12-09 Tetsudou Kizai Kogyo Kk Screw free type elastic clamp apparatus of rail
JPS58127801A (ja) * 1982-01-25 1983-07-30 オ−マ−ク・オ−ストラリア・リミテツド レ−ル固着装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57201401A (en) * 1981-06-01 1982-12-09 Tetsudou Kizai Kogyo Kk Screw free type elastic clamp apparatus of rail
JPS58127801A (ja) * 1982-01-25 1983-07-30 オ−マ−ク・オ−ストラリア・リミテツド レ−ル固着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156202U (ja) 1988-10-13

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