JPS5849308Y2

JPS5849308Y2 - 構造物に使用するパラペット笠木

Info

Publication number: JPS5849308Y2
Application number: JP4861879U
Authority: JP
Inventors: 英一沢
Original assignee: 株式会社ナカ技術研究所
Priority date: 1979-04-12
Filing date: 1979-04-12
Publication date: 1983-11-10
Also published as: JPS55149032U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は建物の屋上、橋梁、吹抜は廊下、プラット・
フオーム等の構造物に使用するパラペット笠木に関する
。

従来、例えば、建物の屋上に形成されたパラベントに取
り付けられるパラペット笠木は、チャンネル形パラペッ
ト笠木本体と、予めそのパラペットに埋め込められたア
ンカ・ボルトに固定されるアンカ・プレートとよりなり
、その笠木本体をアンカ・プレートにねじ止めして、パ
ラペットに取り付けできている。

そのように、従来のパラペット笠木はパラペットに取り
付けるに厄介であった。

この考案の目的は、パラペットに取り付けられたアンカ
・プレートにパラペット笠木本体を簡単、かつ、強固に
固定可能にし、殊に、ねじ、ボルト−ナツト手段等を用
いることなしに、そのパラペット笠木本体をアンカ・プ
レートに簡単、かつ、強固に固定する構造物に使用する
パラペット笠木の提供にある。

そのために、この考案の構造物に使用するパラペット笠
木は、構造物のパラペットに取り付けられるように、リ
ップを備えたチャンネル形パラペット笠木本体と、その
パラペットを跨ぐようにして、そのパラペットのアンカ
・ボルトに固定され、かつ、その笠木本体のリップにス
ナップ的に噛合するアンカ・プレート、そのアンカ・プ
レート上に配置され、かつ、圧潰制限されたフレキシブ
ル・スペーサ、およびその笠木本体を受けるように、そ
のフレキシブル・スペーサに取り付けられた受は板より
なる取付は具とより構成している。

以下、この考案に係る構造物に使用するパラペット笠木
の望ましい具体例について、図面を参照して説明する。

第１乃至１３図は、建物の屋上４０に設けられたパラペ
ット４１に使用されたこの考案の構造物に使用するパラ
ペット笠木の具体例１０を示している。

そのパラペット笠木１０は屋上４０のパラペット４１に
配置されたチャンネル形パラペット笠木本体１１と、そ
のパラペット笠木本体１１をパラペット４１に固定する
ために、そのパラペット４１上に適宜の間隔で配置され
た複数の取付は具１２とより構成されている。

パラペット笠木本体１１は第２あ・よび３図から理解さ
れるように、鋼板を曲げ加工してなるもので、ウェブ１
３むよびそのウェブ１３の両側縁に一体的に折り曲げら
れたリップ付きフランジ１４゜１５より横断面チャンネ
ル形に構成されている。

特に、外側のフランジ１４は内側のフランジ１５よりも
長く形成され、パラペット笠木本体１１がパラペット４
１に取り付けられるとき、ウェブ１３が屋上４０の内側
に傾斜されるようにしている。

また、リップ１６，１７は内側に向かって水平に突出す
るように、フランジ縁に一体的に折り曲げて形成されて
いる。

取付は具１２は、パラペット４１を跨ぐようにして、パ
ラペット４１のアンカ・ボルト４２に固定され、かつ、
パラペット笠木本体１１をスナップ的に取り付けるアン
カ・グレート１８と、そのアンカ・プレート１８上に配
置されるフレキシブル・スペーサ１９と、パラペット笠
木本体１１を受けるように、そのフレキシブル・スペー
サ１９に取り付けられる受は板２０とを含んでいる。

アンカ・プレート１８は、下面２２に折り曲げられた７
ランジ２３．２４を両端に備え、また、アンカ・ボルト
４２のための長孔２５を中央部分に備えている。

さらに、アンカ・プレート１８は長孔２５の両側に訃い
て、ねじ孔２６，２７を形成し、上面２１に突出される
ようにして、それらねじ孔２６．２７にストッパねじ２
８，２９をねじ込んでいる。

また、アンカ・プレート１８は両側縁の中央部分に複数
の切欠きマーク３０，３１，３２を適宜の間隔で形成し
、アンカ・ボルト４２に対する取付は位置を調整可能に
している。

フレキシブル・スペーサ１９は、第２およヒ３図に示す
ように、板状ばね材を折り曲げてなるもので、取付は部
３３と、４その取付は部３３の両端に一体的に形成され
た一対の脚部３４．３５と、それら脚部３４．３５に一
体的に形成された一対の足部３６．３７とよりなり、そ
れら足部３６゜３７にスリ割り３８．３９を形成し、ア
ンカ・プレート１８のストッパねじ２８，２９に嵌合す
るようにしている。

従って、そのフレキシブル・スペーサ１９がスリ割り３
８．３９をストッパねじ２８．２９に嵌合するようにし
て、アンカ・プレート１８上に載置されるので、下方に
押す荷重によるフレキシブル・スペーサ１９の圧潰量は
制限される。

また、外側の脚部３４は内側の脚部３５よりも長く形成
され、パラペット笠木本体１１がアンカ・プレート１８
に取り付けられるとき、ウェブ１３の傾斜に取付は部３
３を合わせる。

受は板２０はフレキシブル・スペーサ１９の取付は部３
３にねじ止めされ、パラペット笠木本体１１がアンカ・
プレート１８に取り付けられるとき、ウェブ１３を受け
るようにしている。

次に、そのように構成されたパラペット笠木１０の取付
けについて、述べるに、先ず、予め適宜の間隔でパラペ
ット４１に埋め込められたアンカ・ボルト４２に長孔２
５を嵌合し、パラペット４１を跨ぐようにして、パラペ
ット４１上にアンカ°プレート１８を配置し、アンカ・
プレート１８間の位置を調整し、ナラ）４３，４４によ
ってアンカ・プレート１８をアンカ・ボルト４２に固定
する。

そのアンカ・プレート１８のねじ孔２６，２７にはスト
ッパねじ２８，２９がねじ込められであるので、次に、
そのストッパねじ２８．２９に足部３６，３７のスリ割
り３８．３９を嵌合するようにして、フレキシブル・ス
ペーサ１９をアンカ・プレート１８上に配置する。

勿論、そのフレキシブル・スペーサ１９には、受は板２
０が取付は部３３に予めねじ止めされている。

そのようにして、複数の取付は具１２がパラペット４１
上に適宜の間隔で取り付けられたならば、それら取付は
具１２間、すなわち、受は板２０間にパラペット笠木本
体１１を渡し、次いで、フレキシブル°スペーサ１９に
抗してパラペット笠木本体１１を上方から押し付はリッ
プ１６．１７をフランジ２３．２４にスナップ的に噛合
し、パラペット笠木本体１１を取付は具１２間に固定す
る。

従って、パラペット笠木１０ば、パラペット４１への取
付けを簡単にし、しかもパラペット４１に強固に固定さ
れる。

第４図はこの考案のパラペット笠木に使用する変形され
た取付は具５０を示すもので、この取付は具５０は、第
１乃至３図に示された取付は具１２にお・いて、アンカ
・プレート１８およびフレキシブル・スペーサ１９を変
形している。

その取付は具５０はアンカ・プレート５１と、フレキシ
ブル・スペーサ５２と、受は板２０とよりなり、そのア
ンカ・プレート５１はアンカ・プレート１８のストッパ
ねじ２８．２９を切込み５３．５４に置き換え、また、
フレキシブル・スペーサ５２はフレキシブル・スペーサ
１９の足部３６．３７に形成されたスリ割３８．３９を
省いている。

この取付ケ具５０においてもまた、フレキシフル・スペ
ーサ５２が足部３６，３７を切込み５３゜５４に嵌合す
るようにして、アンカ・プレート５１上に載置されるの
で、下方に押す荷重によるフレキシブル・スペーサ５２
の圧潰量は制限される。

また、そのようにアンカ・プレート５１が構成されるの
で、取付は具５０はそれだけ部品員数を少なくしている
。

第５図はこの考案のパラペット笠木に使用するさらに変
形された取付は具６０を示すもので、この取付は具６０
は第１乃至３図に示された取付は具１２において、フレ
キシフル・スペーサ１９を変形している。

その取付は具６０はアンカ・プレート１８と、分割型フ
レキシブル・スペーサ６１と、受は板２０とよりなり、
そのフレキンフル・スペーサ６１ｉｄ外側フレキシブ
ル・スペーサ・セグメント６２と内側フレキシブル・ス
ペーサ・セグメント６３とより構成されている。

それらフレキシブル・スペーサ・セグメント６２．６３
は取付は側に受は板２０をねじ止めし、また足側にスリ
割り３８．３９を形成している。

そのようにフレキシフル・スペーサ６１が構成されるの
で、この取付は具６０に釦いてもまた、そのフレキンプ
ル・スペーサ・セグメント６２゜６３が足側のスリ割り
３８．３９をアンカ・プレート１８のストッパねじ２８
，２９に嵌合するようにして、アンカ・プレート１８上
に載置されるので、下方に押す荷重によるフレキシフル
・スペーサ６１の圧潰量は制限される。

如上のこの考案によれば、パラペット笠木本体がリップ
を備えた横断面チャンネル形に形成され、捷た、パラペ
ットに固定される取付は具がアンカ・プレートとフレキ
シブル・スペーサと受は板とより構成されるので、リッ
プをアンカ・プレートにスナップ的に噛合することによ
って、パラペット笠木本体がアンカ・プレートに簡単に
取り付けられ、しかも強固に固定される。

すなわち、パラペット笠木の取付は作業が簡単になり、
また、パラペット笠木が構造物のパラペットに強固に固
定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は建物の屋上において、この考案の構造物に使用
するパラペット笠木の部分斜視図、第２図は第１図に示
すパラペット笠木の分解斜視図、第３図は第１図に示す
パラペット笠木の横断面図、第４および５図は第１図に
示すパラペット笠木に使用する変形された取付は具の斜
視図である。１０・・・構造物に使用するバラベント笠木、１１・・
・リップを備えたチャンネル形パラペット笠木本体、１
２，５０．６０・・・取付は具、１３・・・ウェブ、１
４．１５・・・フランジ、１６．１７・・・リップ、１
８．５１・・・アンカ・プレート、１９．６１・・・フ
レキシフル・スペーサ、２０・・・受は板、２３゜２４
・・・フランジ、２８，２９・・・ストッパねじ、３３
・・・取付は部、３４．３５・・・脚部、３６．３７・
・・足部、３８、３９・・・スリ割り、４０・・・建
物の屋上、４１・・・パラペット、４２・・・アンカ・
ボルト、５３．５４・・・切込み、６１・・・分割型フ
レキシブル・スペーサ、６２・・・外側フレキシブル・
スペーサ・セグメント、６３・・・内側フレキシブル・
スペーサ・セグメント。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】構造物のパラペントに取り付けられるように、リップを
備えたチャンネル形パラペット笠木本体と、そのパラペットを跨ぐようにして、そのパラペットのア
ンカ・ボルトに固定され、かつ、その笠木本体のリップ
にスナップ的に噛合するアンカ・プレート、そのアンカ
・プレート上に配置され、かつ、圧潰制限されたフレキ
シブル・スペーサ、およびその笠木本体を受けるように
、そのフレキシフル・スペーサに取り付けられた受は板
よりなる取付は具とを含む構造物に使用するパラペット笠木。