JP2551430Y2 - 混捏装置 - Google Patents
混捏装置Info
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- JP2551430Y2 JP2551430Y2 JP1990040584U JP4058490U JP2551430Y2 JP 2551430 Y2 JP2551430 Y2 JP 2551430Y2 JP 1990040584 U JP1990040584 U JP 1990040584U JP 4058490 U JP4058490 U JP 4058490U JP 2551430 Y2 JP2551430 Y2 JP 2551430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring blade
- shaft
- kneading
- drive shaft
- support shaft
- Prior art date
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- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は例えば小麦粉に水等を加えて捏ねる製パン器
などの混捏装置に関する。
などの混捏装置に関する。
「従来の技術」 従来、実開昭62-86138号公報に示す如く、駆動軸に取
付ける撹拌羽根にローラを設ける混捏技術があった。
付ける撹拌羽根にローラを設ける混捏技術があった。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、撹拌羽根の先端側を鋭角にして翼形
に形成していたから、例えば小麦粉を捏ってパン生地を
作るとき、撹拌羽根によって捏る力よりも切断する力が
大きく作用し、パン生地を損傷させ易く、パン生地が低
粘度で仕上げられ、腰の強いパン生地を得られないと共
に、撹拌羽根の回転によってパン生地が連れ回るのを防
ぐ抵抗体を捏ね容器に設ける必要があり、または捏ね容
器を円形以外の特別な形状に形成する必要がある等の機
能上及び構造上の問題があった。
に形成していたから、例えば小麦粉を捏ってパン生地を
作るとき、撹拌羽根によって捏る力よりも切断する力が
大きく作用し、パン生地を損傷させ易く、パン生地が低
粘度で仕上げられ、腰の強いパン生地を得られないと共
に、撹拌羽根の回転によってパン生地が連れ回るのを防
ぐ抵抗体を捏ね容器に設ける必要があり、または捏ね容
器を円形以外の特別な形状に形成する必要がある等の機
能上及び構造上の問題があった。
また、前記従来技術に使用されるローラは、撹拌羽根
よりも高い位置に設け、発酵させたパン生地の上面をロ
ーラによって押してガス抜きを行うためのものであるか
ら、撹拌羽根でパン生地を捏るとき、前記ローラは撹拌
羽根の移動抵抗となって、パン生地の遅れ回りを助長さ
せる問題があった。
よりも高い位置に設け、発酵させたパン生地の上面をロ
ーラによって押してガス抜きを行うためのものであるか
ら、撹拌羽根でパン生地を捏るとき、前記ローラは撹拌
羽根の移動抵抗となって、パン生地の遅れ回りを助長さ
せる問題があった。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、材料を投入する容器の略中心に鉛
直に設ける駆動軸より水平方向に撹拌羽根を延出させ、
駆動軸を中心に撹拌羽根を回転させる混捏装置におい
て、撹拌羽根は、丸棒状の支軸と、この支軸に着脱自在
に嵌合する軸孔を有する断面外形が円形、または、隣接
する辺との角度が鈍角の多角形の筒状の撹拌羽根本体と
から成り、支軸が、この外周に回転自在に嵌着される撹
拌羽根本体と容器底面との隙間を2乃至4ミリメートル
とするように、駆動軸に一端が連結されて水平方向に延
出されることを特徴とするものである。
直に設ける駆動軸より水平方向に撹拌羽根を延出させ、
駆動軸を中心に撹拌羽根を回転させる混捏装置におい
て、撹拌羽根は、丸棒状の支軸と、この支軸に着脱自在
に嵌合する軸孔を有する断面外形が円形、または、隣接
する辺との角度が鈍角の多角形の筒状の撹拌羽根本体と
から成り、支軸が、この外周に回転自在に嵌着される撹
拌羽根本体と容器底面との隙間を2乃至4ミリメートル
とするように、駆動軸に一端が連結されて水平方向に延
出されることを特徴とするものである。
「作用」 従って、例えば小麦粉と水を捏ってパンなどの生地が
形成されるとき、駆動軸を中心とする撹拌羽根の移動に
対し前記生地が抵抗となって支軸外周の羽根本体を回転
させ乍ら後方に逃げると共に、前記羽根本体の基端側と
先端側とで駆動軸を中心とする移動速度に差が生じ、そ
の速度差によって生地内部に捩れ力が発生するから、生
地が形成される途中で切断損傷するのを防止し得、かつ
生地が捩れ力によって効率よく混捏され得る一方、生地
が連れ回るのを防ぐ抵抗体または特別な形状の捏ね容器
などを不要とし、従来に比べ捏ね機能の向上並びに捏る
構造の簡略化などを容易に図り得るものである。
形成されるとき、駆動軸を中心とする撹拌羽根の移動に
対し前記生地が抵抗となって支軸外周の羽根本体を回転
させ乍ら後方に逃げると共に、前記羽根本体の基端側と
先端側とで駆動軸を中心とする移動速度に差が生じ、そ
の速度差によって生地内部に捩れ力が発生するから、生
地が形成される途中で切断損傷するのを防止し得、かつ
生地が捩れ力によって効率よく混捏され得る一方、生地
が連れ回るのを防ぐ抵抗体または特別な形状の捏ね容器
などを不要とし、従来に比べ捏ね機能の向上並びに捏る
構造の簡略化などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図は要部の部分拡大図、第2図は製パン器の全体断面
側面図、第3図は拡大断面側面図であり、支脚(1)…
で支える円筒形の焼がま本体(2)を備え、時間設定及
び焼上り選択用の操作盤(3)を焼がま本体(2)の正
面中央に配設すると共に、透明なガラス製のドーム形蓋
(5)を焼がま本体(2)上部に開閉自在に装設させ、
前記蓋(5)後側をこの額フレーム(6)を介して焼が
ま本体(2)の支点ブラケット(7)に連結支持させ、
前記蓋(5)前側の額フレーム(6)に握り手(8)を
一体形成している。
1図は要部の部分拡大図、第2図は製パン器の全体断面
側面図、第3図は拡大断面側面図であり、支脚(1)…
で支える円筒形の焼がま本体(2)を備え、時間設定及
び焼上り選択用の操作盤(3)を焼がま本体(2)の正
面中央に配設すると共に、透明なガラス製のドーム形蓋
(5)を焼がま本体(2)上部に開閉自在に装設させ、
前記蓋(5)後側をこの額フレーム(6)を介して焼が
ま本体(2)の支点ブラケット(7)に連結支持させ、
前記蓋(5)前側の額フレーム(6)に握り手(8)を
一体形成している。
また円筒状の外ケース(9)と、外ケース(9)下端
側に嵌合固定させる底ケース(10)と、外ケース(9)
の上半分に内設させる上面開口円筒容器形内ケース(1
1)とを備え、各ケース(9)(10)(11)により焼が
ま本体(2)を構成すると共に、外ケース(9)の前面
内側にディスプレ及びスイッチ取付基板(12)と演算回
路基板(13)とを配設している。
側に嵌合固定させる底ケース(10)と、外ケース(9)
の上半分に内設させる上面開口円筒容器形内ケース(1
1)とを備え、各ケース(9)(10)(11)により焼が
ま本体(2)を構成すると共に、外ケース(9)の前面
内側にディスプレ及びスイッチ取付基板(12)と演算回
路基板(13)とを配設している。
また底ケース(10)に立設固定する基台(14)上面に
内ケース(11)底部を上載固定し、内ケース(11)内周
に環状の熱線放射ヒータ(15)を固設すると共に、小麦
粉及び水及びベーキングパウダなどのパン材料を投入し
て混練及び発酵及び焼成を行う上部開口円筒容器形パン
焼成ケース(16)を備え、焼成ケース(16)の回転によ
って係脱させる係止舌片(17)(18)により該ケース
(16)底部を内ケース(11)底部に着脱自在に支持させ
るもので、小麦粉などパンの材料を混練するフッソ樹脂
コーティング処理したアルミダイキャスト製の撹拌羽根
(19)を焼成ケース(16)底部に設けている。
内ケース(11)底部を上載固定し、内ケース(11)内周
に環状の熱線放射ヒータ(15)を固設すると共に、小麦
粉及び水及びベーキングパウダなどのパン材料を投入し
て混練及び発酵及び焼成を行う上部開口円筒容器形パン
焼成ケース(16)を備え、焼成ケース(16)の回転によ
って係脱させる係止舌片(17)(18)により該ケース
(16)底部を内ケース(11)底部に着脱自在に支持させ
るもので、小麦粉などパンの材料を混練するフッソ樹脂
コーティング処理したアルミダイキャスト製の撹拌羽根
(19)を焼成ケース(16)底部に設けている。
さらに前記内ケース(11)と基台(14)の間に係止舌
片(18)を介して軸受板(21)を挟持固定し、その軸受
板(21)に軸支させる駆動軸である回転軸(22)上端に
前記羽根(19)を着脱自在に嵌着させると共に、前記基
台(14)にブラケット(23)を介して撹拌モータ(24)
を取付け、タイミングプーリ(25)(26)及びタイミン
グベルト(27)を介して前記回転軸(22)とモータ(2
4)を連動連結するもので、前記回転軸(22)上端に熱
センサであるサーミスタ(28)を設けている。
片(18)を介して軸受板(21)を挟持固定し、その軸受
板(21)に軸支させる駆動軸である回転軸(22)上端に
前記羽根(19)を着脱自在に嵌着させると共に、前記基
台(14)にブラケット(23)を介して撹拌モータ(24)
を取付け、タイミングプーリ(25)(26)及びタイミン
グベルト(27)を介して前記回転軸(22)とモータ(2
4)を連動連結するもので、前記回転軸(22)上端に熱
センサであるサーミスタ(28)を設けている。
さらに前記底ケース(10)に外気吸入風路(29)を形
成し、くま取り形モータ(30)により駆動する送風ファ
ン(31)を前記風路(29)に内設させると共に、前記フ
ァン(31)の排風側に加温ヒータ(32)を取付けるもの
で、内ケース(11)の外側面に送風ダクト(33)を固設
し、前記風路(29)の排風口に前記ダクト(33)下端側
を連通させると共に、前記ファン(31)からの送風を焼
成ケース(16)内部に送込む案内ダクト(34)を前記送
風ダクト(33)上端に首降り自在に連結している。
成し、くま取り形モータ(30)により駆動する送風ファ
ン(31)を前記風路(29)に内設させると共に、前記フ
ァン(31)の排風側に加温ヒータ(32)を取付けるもの
で、内ケース(11)の外側面に送風ダクト(33)を固設
し、前記風路(29)の排風口に前記ダクト(33)下端側
を連通させると共に、前記ファン(31)からの送風を焼
成ケース(16)内部に送込む案内ダクト(34)を前記送
風ダクト(33)上端に首降り自在に連結している。
さらに第2図及び第3図に示す如く、前記回転軸(2
2)を軸受板(21)にメタル(35)を介して軸支し、前
記メタル(35)上側の回転軸(22)のオイルシール(3
6)を嵌着させると共に、前記オイルシール(36)及び
軸受板(21)の上面にシールワッシャ(38)を圧着支持
し、前記シールワッシャ(38)及び軸受板(21)上面に
ゴムカバー(39)を嵌着させ、前記焼成ケース(16)底
部開口をそのゴムカバー(39)で密閉している。
2)を軸受板(21)にメタル(35)を介して軸支し、前
記メタル(35)上側の回転軸(22)のオイルシール(3
6)を嵌着させると共に、前記オイルシール(36)及び
軸受板(21)の上面にシールワッシャ(38)を圧着支持
し、前記シールワッシャ(38)及び軸受板(21)上面に
ゴムカバー(39)を嵌着させ、前記焼成ケース(16)底
部開口をそのゴムカバー(39)で密閉している。
また前記回転軸(22)上端にネジ部(40)を介して合
成樹脂製(ポリエーテルイミド)製の焦付き固定防止部
材である軸カバー(41)を螺着固定し、前記軸カバー
(41)に撹拌羽根(19)のボス体(42)を嵌着させると
共に、第4図にも示す如く、回転軸(22)に固定させる
支持体である円柱形の支軸(43)と、該支軸(43)外周
に回転自在に設ける撹拌羽根本体である円柱形の羽根本
体(44)と、前記ボス体(42)とにより、撹拌羽根(1
9)を形成するもので、回転軸(22)の軸芯線に対して
略直交する方向に撹拌羽根(19)を延設させ、回転軸
(22)を中心に撹拌羽根(19)回転移動させるように構
成している。
成樹脂製(ポリエーテルイミド)製の焦付き固定防止部
材である軸カバー(41)を螺着固定し、前記軸カバー
(41)に撹拌羽根(19)のボス体(42)を嵌着させると
共に、第4図にも示す如く、回転軸(22)に固定させる
支持体である円柱形の支軸(43)と、該支軸(43)外周
に回転自在に設ける撹拌羽根本体である円柱形の羽根本
体(44)と、前記ボス体(42)とにより、撹拌羽根(1
9)を形成するもので、回転軸(22)の軸芯線に対して
略直交する方向に撹拌羽根(19)を延設させ、回転軸
(22)を中心に撹拌羽根(19)回転移動させるように構
成している。
また、前記ガス体(42)と支軸(43)をダイキャスト
加工などによって一体形成し、軸カバー(41)とボス体
(42)の嵌合により回転軸(22)に支軸(43)の一端側
を着脱自在に連結固定させ、回転軸(22)の軸芯線に対
し略直交する水平方向に前記支軸(43)の他端側を延設
させると共に、前記支軸(43)を回転自在に挿通させる
軸孔(45)を羽根本体(44)に形成するもので、軸孔
(45)を羽根本体(44)中心に貫通形成し、軸孔(45)
と略等しい長さ又は短く前記支軸(43)を形成してい
る。
加工などによって一体形成し、軸カバー(41)とボス体
(42)の嵌合により回転軸(22)に支軸(43)の一端側
を着脱自在に連結固定させ、回転軸(22)の軸芯線に対
し略直交する水平方向に前記支軸(43)の他端側を延設
させると共に、前記支軸(43)を回転自在に挿通させる
軸孔(45)を羽根本体(44)に形成するもので、軸孔
(45)を羽根本体(44)中心に貫通形成し、軸孔(45)
と略等しい長さ又は短く前記支軸(43)を形成してい
る。
そして、支軸(43)を軸孔(45)に挿入させ、支軸
(43)を介して羽根本体(44)をボス体(42)に回転自
在に取付けると共に、回転軸(22)に鉤形に羽根本体
(44)を連設させ、焼成ケース(16)底部に撹拌羽根
(19)を装着させるもので、例えば焼成ケース(16)の
内径が、120乃至150ミリメートルのとき、羽根本体(4
4)の円柱外径を15乃至20ミリメートルとし、焼成ケー
ス(16)底面と羽根本体(44)下面との隙間(l)を2
乃至4ミリメートルとし、回転軸(22)の駆動により、
該軸(22)回りに撹拌羽根(19)を略水平に回転移動さ
せる一方、パン材料を形成する生地(46)の抵抗によっ
て支軸(43)回りに羽根本体(44)が回転するものであ
る。
(43)を介して羽根本体(44)をボス体(42)に回転自
在に取付けると共に、回転軸(22)に鉤形に羽根本体
(44)を連設させ、焼成ケース(16)底部に撹拌羽根
(19)を装着させるもので、例えば焼成ケース(16)の
内径が、120乃至150ミリメートルのとき、羽根本体(4
4)の円柱外径を15乃至20ミリメートルとし、焼成ケー
ス(16)底面と羽根本体(44)下面との隙間(l)を2
乃至4ミリメートルとし、回転軸(22)の駆動により、
該軸(22)回りに撹拌羽根(19)を略水平に回転移動さ
せる一方、パン材料を形成する生地(46)の抵抗によっ
て支軸(43)回りに羽根本体(44)が回転するものであ
る。
例えば、第1図に示す矢印(A)方向に撹拌羽根(1
9)を移動させることにより、羽根本体(44)の下側に
比べて上側の生地(46)量が多く、生地(46)の抵抗が
羽根本体(44)の下側に比べて上側が大きくなるから、
羽根本体(44)が時計方向に回転し、生地(46)を破線
矢印のように後方に逃がすと共に、回転軸(22)を中心
とする周速の差によって羽根本体(44)の基端側と先端
側とで移動速度に差が生じるから、その羽根本体(44)
の内外での速度差によって生地(46)の引張り量に差が
生じて生地(46)内部に捩れ力を発生させるもので、羽
根本体(44)の下側で生地(46)を圧接させ、また羽根
本体(44)の上側で生地(46)を引張り乍ら捩れさせ、
生地(46)を連続的に捏ねるものである。
9)を移動させることにより、羽根本体(44)の下側に
比べて上側の生地(46)量が多く、生地(46)の抵抗が
羽根本体(44)の下側に比べて上側が大きくなるから、
羽根本体(44)が時計方向に回転し、生地(46)を破線
矢印のように後方に逃がすと共に、回転軸(22)を中心
とする周速の差によって羽根本体(44)の基端側と先端
側とで移動速度に差が生じるから、その羽根本体(44)
の内外での速度差によって生地(46)の引張り量に差が
生じて生地(46)内部に捩れ力を発生させるもので、羽
根本体(44)の下側で生地(46)を圧接させ、また羽根
本体(44)の上側で生地(46)を引張り乍ら捩れさせ、
生地(46)を連続的に捏ねるものである。
さらに、前記羽根本体(44)の柱状の端面を真円形に
形成したが、第5図の如く楕円形に、また第6図の如く
六角形など多角形に、また第7図の如く真円形で偏心さ
せたカム形に形成することも容易に行える。また、羽根
本体(44)を円錐台形の柱状とし、第8図の如く基端側
を徐々に大径に、また第9図の如く先端側を徐々に大径
に形成することも容易に行える。また、第10図の如く螺
線形の突条(47)を、また第11図の如く螺線形の溝(4
8)を、羽根本体(44)の外周面に形成することも容易
に行える。また、第12図及び第13図の如く、羽根本体
(44)を軸芯方向に複数に分割形成することも容易に行
える。
形成したが、第5図の如く楕円形に、また第6図の如く
六角形など多角形に、また第7図の如く真円形で偏心さ
せたカム形に形成することも容易に行える。また、羽根
本体(44)を円錐台形の柱状とし、第8図の如く基端側
を徐々に大径に、また第9図の如く先端側を徐々に大径
に形成することも容易に行える。また、第10図の如く螺
線形の突条(47)を、また第11図の如く螺線形の溝(4
8)を、羽根本体(44)の外周面に形成することも容易
に行える。また、第12図及び第13図の如く、羽根本体
(44)を軸芯方向に複数に分割形成することも容易に行
える。
さらに、第14図は捏ね機の側面説明図であり、支持台
(51)上に捏ねケース(52)を着脱自在に固定させると
共に、支柱(53)上端に支点軸(54)を介して揺動アー
ム(55)を取付け、該揺動アーム(55)先端に撹拌モー
タ(56)を固設させ、該モータ(56)によって回転させ
る駆動軸(22)を垂下させ、駆動軸(22)下端をL形に
折曲げて支軸(43)を一体連設させ、その支軸(43)に
柱状の羽根本体(44)を回転自在に設けるもので、揺動
アーム(55)を揺動させて駆動軸(22)及び羽根本体
(44)を捏ねケース(52)に出入させると共に、パンま
たはケーキなどの材料、並びにうどんまたはラーメンな
どめん類の材料と水などを捏ねケース(52)に投入し、
駆動軸(22)回りに羽根本体(44)を回転移動させ乍
ら、形成される生地の抵抗によって支軸(43)回りに羽
根本体(44)を回転させて生地を捏ねるものである。
(51)上に捏ねケース(52)を着脱自在に固定させると
共に、支柱(53)上端に支点軸(54)を介して揺動アー
ム(55)を取付け、該揺動アーム(55)先端に撹拌モー
タ(56)を固設させ、該モータ(56)によって回転させ
る駆動軸(22)を垂下させ、駆動軸(22)下端をL形に
折曲げて支軸(43)を一体連設させ、その支軸(43)に
柱状の羽根本体(44)を回転自在に設けるもので、揺動
アーム(55)を揺動させて駆動軸(22)及び羽根本体
(44)を捏ねケース(52)に出入させると共に、パンま
たはケーキなどの材料、並びにうどんまたはラーメンな
どめん類の材料と水などを捏ねケース(52)に投入し、
駆動軸(22)回りに羽根本体(44)を回転移動させ乍
ら、形成される生地の抵抗によって支軸(43)回りに羽
根本体(44)を回転させて生地を捏ねるものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、材料を投入
する容器(16)の略中心に鉛直に設ける駆動軸(22)よ
り水平方向に撹拌羽根(19)を延出させ、駆動軸(22)
を中心に撹拌羽根(19)を回転させる混捏装置におい
て、撹拌羽根(19)は、丸棒状の支軸(43)と、この支
軸(43)に着脱自在に嵌合する軸孔(45)を有する断面
外形が円形、または、隣接する辺との角度が鈍角の多角
形の筒状の撹拌羽根本体(44)とから成り、支軸(43)
が、この外周に回転自在に嵌着される撹拌羽根本体(4
4)と容器(16)底面との隙間を2乃至4ミリメートル
とするように、駆動軸(22)に一端が連結されて水平方
向に延出されるもので、例えば小麦粉と水を捏ってパン
などの生地が形成されるとき、駆動軸(22)を中心とす
る撹拌羽根(19)の移動に対し前記生地が抵抗となって
支軸(43)外周の羽根本体(44)を回転させ乍ら後方に
逃げると共に、前記羽根本体(44)の基端側と先端側と
で駆動軸(22)を中心とする移動速度に差が生じ、その
速度差によって生地内部に捩れ力が発生するから、生地
が形成される途中で切断損傷するのを防止でき、かつ生
地が捩れ力によって効率よく混捏される一方、生地が連
れ回るのを防ぐ抵抗体または特別な形状の捏ね容器など
を不要とし、従来に比べて捏ね機能の向上並びに捏ね構
造の簡略化などを容易に図ることができるものである。
する容器(16)の略中心に鉛直に設ける駆動軸(22)よ
り水平方向に撹拌羽根(19)を延出させ、駆動軸(22)
を中心に撹拌羽根(19)を回転させる混捏装置におい
て、撹拌羽根(19)は、丸棒状の支軸(43)と、この支
軸(43)に着脱自在に嵌合する軸孔(45)を有する断面
外形が円形、または、隣接する辺との角度が鈍角の多角
形の筒状の撹拌羽根本体(44)とから成り、支軸(43)
が、この外周に回転自在に嵌着される撹拌羽根本体(4
4)と容器(16)底面との隙間を2乃至4ミリメートル
とするように、駆動軸(22)に一端が連結されて水平方
向に延出されるもので、例えば小麦粉と水を捏ってパン
などの生地が形成されるとき、駆動軸(22)を中心とす
る撹拌羽根(19)の移動に対し前記生地が抵抗となって
支軸(43)外周の羽根本体(44)を回転させ乍ら後方に
逃げると共に、前記羽根本体(44)の基端側と先端側と
で駆動軸(22)を中心とする移動速度に差が生じ、その
速度差によって生地内部に捩れ力が発生するから、生地
が形成される途中で切断損傷するのを防止でき、かつ生
地が捩れ力によって効率よく混捏される一方、生地が連
れ回るのを防ぐ抵抗体または特別な形状の捏ね容器など
を不要とし、従来に比べて捏ね機能の向上並びに捏ね構
造の簡略化などを容易に図ることができるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す要部の部分拡大図、第
2図は製パン器の全体断面側面図、第3図は拡大断面側
面図、第4図は撹拌羽根の分解説明図、第5図乃至第7
図は撹拌羽根の変形例を示す端面図、第8図乃至第13図
は撹拌羽根の変形例を示す側面図、第14図は他の実施例
を示す捏ね機の側面図である。 (16)……パン焼成ケース(容器) (19)……撹拌羽根 (22)……回転軸(駆動軸) (43)……支軸(支持体) (44)……羽根本体 (45)……軸孔
2図は製パン器の全体断面側面図、第3図は拡大断面側
面図、第4図は撹拌羽根の分解説明図、第5図乃至第7
図は撹拌羽根の変形例を示す端面図、第8図乃至第13図
は撹拌羽根の変形例を示す側面図、第14図は他の実施例
を示す捏ね機の側面図である。 (16)……パン焼成ケース(容器) (19)……撹拌羽根 (22)……回転軸(駆動軸) (43)……支軸(支持体) (44)……羽根本体 (45)……軸孔
Claims (1)
- 【請求項1】材料を投入する容器の略中心に鉛直に設け
る駆動軸より水平方向に撹拌羽根を延出させ、駆動軸を
中心に撹拌羽根を回転させる混捏装置において、撹拌羽
根は、丸棒状の支軸と、この支軸に着脱自在に嵌合する
軸孔を有する断面外形が円形、または、隣接する辺との
角度が鈍角の多角形の筒状の撹拌羽根本体とから成り、
支軸が、この外周に回転自在に嵌着される撹拌羽根本体
と容器底面との隙間を2乃至4ミリメートルとするよう
に、駆動軸に一端が連結されて水平方向に延出されるこ
とを特徴とする混捏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040584U JP2551430Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 混捏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040584U JP2551430Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 混捏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042283U JPH042283U (ja) | 1992-01-09 |
JP2551430Y2 true JP2551430Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=31550503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990040584U Expired - Lifetime JP2551430Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 混捏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551430Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008229558A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Twinbird Corp | 精米器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440465Y2 (ja) * | 1985-11-19 | 1992-09-22 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP1990040584U patent/JP2551430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008229558A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Twinbird Corp | 精米器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042283U (ja) | 1992-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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