JP2550435Y2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2550435Y2
JP2550435Y2 JP1994002355U JP235594U JP2550435Y2 JP 2550435 Y2 JP2550435 Y2 JP 2550435Y2 JP 1994002355 U JP1994002355 U JP 1994002355U JP 235594 U JP235594 U JP 235594U JP 2550435 Y2 JP2550435 Y2 JP 2550435Y2
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実 市村
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松下電送株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファクシミリ等に用い
られる原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、厚さが極端に薄い原稿が透明
な原稿を読取る場合に、キャリアシートが使用されてい
る。
【0003】以下、この種のキャリアシートを用いたフ
ァクシミリ等の原稿読取装置について、図面を参照して
説明する。
【0004】図3は、従来の原稿読取装置を示す概略構
成図であり、図2はキャリアシートの構成を示す構成図
である。両図に於いて、11は薄手の原稿(透明な原稿
も含む)、12が該原稿11を狭持する白色の台紙12
bと透明フィルム12bとを熱融着した基端部12cと
から成るキャリアシート、13は該キャリアシート12
を矢印A方向に搬送すべく矢印B方向に回転駆動される
読取りローラ、14は該読取りローラ13によりキャリ
アシート12が押し付けられる読取り基台、15は該読
取り基台14内に装着されてキャリアシート12に狭持
された原稿11を矢印C方向に照射するLEDアレーか
ら成る光源、16は同じく前記読取り基台14に装着さ
れると共に前記光源15から照射されて原稿11から反
射する反射光を受光して光電変換を行なうレンズ系とイ
メージセンサとから成る受光部、17が搬送されるキャ
リアシート12との摩擦力を軽減するために前記読取り
基台14の下端に装着されるステンレス材から成る接触
部材、18は図示せぬ装置本体にその一端が固定されて
いると共にその他端が前記読取り基台14に連結されて
該読取り基台14を矢印D方向に所定圧で押圧するば
ね、19は前記キャリアシート12の搬送路上の所定位
置に配設されてキャリアシート12c(使用されている
原稿11も含む)の後端を検出すべく回動自在に構成さ
れたアクチュエータ19aを備えた後端検出センサーで
ある。
【0005】このように構成された原稿読取装置につい
て、以下その動作を説明する。キャリアシート12は、
例えば薄手の原稿11を読取る動作過程におけるやぶれ
やシワの発生を防止するために、また透明な原稿11を
読み取る場合には特にフォトカブラー等の光により原稿
11の後端を検出するために使用される。この様にキャ
リアシート12を使用して原稿11を読み取る場合に
は、透明フィルム12bを開き白色の台紙12a上の所
定位置に原稿11をセットした後、透明フィルム12b
を空気が入り込まないようにかぶせて、装置本体内へ挿
入する。挿入されたキャリアシート12は、その先端部
12cが搬送路上に配設された後端検出センサー19の
アクチュエータ19aを押し上げつつ、読取りローラ1
3によりばね18で矢印D方向に押圧された読取り基台
14に押し付けられた状態で搬送される。この搬送過程
で、キャリアシート12内の原稿11上に光源15から
光が照射され、その反射光Cを受光部16で受光するこ
とにより、原稿11上の情報が、光信号から電気信号に
変換されて読み取りが行われる。この様にして読み取ら
れたキャリアシート12(原稿11も含む)は、読取り
ローラ13により矢印A方向に搬送されるが、その際
に、今迄アクチュエータ19aを押し上げていた状態
(原稿11有りを検出)からキャリアシート12が通過
してアクチュエータ19aが下方に落下した状態(原稿
11の通過を検出)となると、後端検出センサー19が
原稿11の後端を検出することにより、その検出信号が
入力される図示せぬ制御装置が作動して、読取ローラ1
3が矢印B方向に回転してキャリアシート12を読取り
長さ分Lを矢印A方向に搬送させて、原稿11の1枚分
の読取り動作を停止させていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらかかる構
成によれば、原稿の後端を正確に検出することができな
いといった問題点があった。
【0007】上記問題点は、以下の理由で生ずる。すな
わち、読取り基台14の下端に装着されたステンレス製
の接触部材17とキャリアシート12の透明フィルム1
2bとの摩擦力が、読取りローラ13とキャリアシート
12の白色の台紙12aとの摩擦力により大きいため
に、図4に示すように、白色の台紙のみが適正に繰り出
され、透明フィルム12bと白色の台紙12aとが分離
してしまう。その結果、キャリアシート12の後端側に
於いて、透明フィルム12bと原稿11のみが白色の台
紙12aより遅れて搬送されるため、いつまでもアクチ
ュエータ19aを押し上げた状態を維持することにな
る。その後、透明フィルム12bと原稿11とが、アク
チュエータ19aを通過して、アクチュエータ19aが
矢印E方向に落下することにより、後端検出センサー1
9が動作して後端検出信号を制御部へ出力することにな
る。従って、実際の原稿11の長さよりも長く読み取り
動作が行なわれるため、後端検出センサー19の本来の
機能を果たせなくなってしまうからである。
【0008】本考案は、上述の問題点に艦みて為された
もので、後端検出不良のない信頼性の高い原稿読取装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上述の課題を解
決するために、透明フィルムと台紙とからなるキャリア
シートに狭持された原稿を読み取る原稿読取装置におい
て、前記原稿を照明するための光源と原稿からの反射光
を光電変換する読取素子とが単一の基台の中に収納され
た読取素子と、この読取手段の基台に設けられた読取点
の原稿走行方向下流側で原稿を案内する案内部と、この
案内部に当接し原稿を搬送するとともに、前記台紙に対
して所定の摩擦力を有する読取ローラと、前記案内部の
読取ローラとの当接面に設けられ、前記透明フィルムに
対する摩擦力が前記所定の摩擦力より小さくなるよう設
定された低摩擦部材という構成を備えたものである。
【0010】
【作用】本考案は上述の構成により、キャリアシートの
台紙に対して所定の摩擦力を有する読取ローラ、この読
取ローラに当接する部分に透明フィルムに対して上述の
所定の摩擦力より低い摩擦力を有するものを用いること
により、透明フィルムと台紙とから構成されるキャリア
シートを搬送する際、透明フィルムと台紙とが分離され
て搬送されることなく、キャリアシートを含む原稿の後
端を正確に検出して良好に読取ることができるようにな
る。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例による原稿読取装置
の概略構成を示すものであって、図に於いて、11は薄
手又は透明な原稿12は白色の台紙12aと透明フィル
ム12bとから成り接着部12cを基端として前記原稿
11を狭持するキャリアシート、13はキャリアシート
12を矢印A方向に搬送すべく矢印B方向に回転駆動さ
れる読取りローラ、14は前記キャリアシート12に接
触して原稿11を読み取る読取り基台、15は読取り基
台14内に配設されて原稿11上に光を照射するLED
アレー等から成る光源、16は前記光Cの反射光を受光
して光電変換するレンズ系と密着イメージセンサ等から
成る受光部、17は前記読取り基台14がキャリアシー
ト12と接触する部位に装着された四弗化エチレン樹脂
(Poly Tetra Fluoro Etylen
e、化学式(−CF2−CF2−)n)から成る接触部
材、18は前記読取り基台14を読取りローラ13側へ
即ち矢印D方向に押圧すべく配接された押圧ばね、19
はキャリアシート12の搬送路上に矢印E方向に回動自
在に配設されていると共にアクチュエータ19aを備え
た後端検出センサーである。
【0012】以上のように構成された本考案の原稿読取
装置について、以下その動作を説明する。
【0013】先づ、薄手の原稿11をキャリアシート1
2内にセットする場合には、白紙の台12aを下側にし
て所定位置に原稿11を置き、透明フィルム12bを上
から空気が入らないように閉じてセットする。その後、
キャリアシート12を装置本体内に挿入すると、図示せ
ぬ搬送手段により搬送されて、搬送路上に配設された後
端検出センサー19のアクチュエータ19aを押し上げ
た状態で読取りローラ13側へ搬送されてくる。その
際、アクチュエータ19aが押し上げられることによ
り、図示せぬ制御部に、原稿11の1枚の読み取りが開
始する信号が送られる。
【0014】ところで、上記のキャリアシート12が読
取りローラ13側に送られてくると、押圧ばね18に押
圧された読取り基台14と読取りローラ13との間に差
し込まれ、光源15から原稿11上に光が照射されその
反射光Cを受光部16にて受光することにより光電変換
されて、原稿11上の情報が読み取られる。このような
手順により原稿11の情報が一行一行読み取られる毎
に、キャリアシート12は読取り基台14の接触部材1
7と読取りローラ13とに接触した状態で矢印A方向に
読取りローラ13の搬送駆動力を受けて搬送されてい
く。
【0015】次に、このようにキャリアシート12が搬
送される過程に於ける、接触部材17と読取りローラ1
3との摩擦関係について説明する。
【0016】読取り基台14に装着された接触部材17
は、四弗化エチレン樹脂(PolyTetra Flu
oro Etylene化学式(−CF2−CF2−)
n)材で形成されている。この四弗化エチレン樹脂で形
成された接触部材17を使用することにより、接触部材
17と前記キャリアシート12の透明フィルム12bと
の摩擦力は、読取りローラ13とキャリアシート12の
白色の台紙12aとの摩擦力より小さくなる。
【0017】従って、読取り基台14の接触部材17に
接触した状態で読取りローラ13の回転力を受けてキャ
リアシート12が搬送される際に、上記の如く接触部材
17に四弗化エチレン樹脂を使用することにより、透明
フィルム12bと白色の台紙12aとが分離することな
く矢印A方向に適正に繰り出される。
【0018】このようにキャリアシート12が繰り出さ
れていくと、キャリアシート12が押し上げていたアク
チュエータ19aがキャリアシート12の後端が通過し
た際に矢印E方向に下がり、その下がった位置に於い
て、後端検出センサー19が作動して、図示せぬ制御部
に原稿11の後端を検出した信号が送られる。すると、
制御部からの指令を受けて、読取りローラ13が所定時
間回転してキャリアシート12を矢印A方向に繰り出
し、原稿11の1枚分の読み取りが完了して所定の読み
取り動作が停止する。
【0019】従って、読取り基台の接触部材17に四弗
化エチレン樹脂を使用することにより、キャリアシート
12が適正に搬送されるため、後端検出センサー19の
動作タイミングも適正に機能する。
【0020】尚、上記実施例に於ける接触部材17とし
て、四弗化エチレン樹脂を使用して説明したが、これに
限定することなく、接触部材と透明フィルムとの摩擦力
が、読取りローラと白色の台紙との摩擦力より小さくな
るような他の樹脂材を使用しても良い。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案
は、透明フィルムと台紙とから構成されるキャリアシー
トを読み取る原稿読取装置において、読取点を避け、読
取点の原稿走行方向下流側で密着型のイメージセンサの
基台に読取ローラを当接させて原稿を搬送するように
し、キャリアシートの台紙に対して所定の摩擦力を有す
る読取ローラ、この読取ローラに当接する部分に透明フ
ィルムに対して上述の所定の摩擦力より低い摩擦力を有
するものを用いることにより、透明フィルムと台紙とか
ら構成されるキャリアシートを搬送する際、透明フィル
ムと台紙とが分離されて搬送されることなく、キャリア
シートを含む原稿の後端を正確に検出して良好に読取る
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に於ける原稿読取装置を示す
概略構成図
【図2】従来の原稿読取装置に使用されるキャリアシー
トの構成を示す説明図
【図3】従来の原稿読取装置を示す概略構成図
【図4】図3に於けるキャリアシートの搬送過程に生じ
る透明フィルムと白色の台紙との分離状態を示す動作説
明図
【符号の説明】
11 原稿 12 キャリアシート 12a 白色の台紙 12b 透明フィルム 13 読取りローラ 14 読取り基台 16 受光部 17 接触部材 19 後端検出センサー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フィルムと台紙とからなるキャリア
    シートに狭持された原稿を読み取る原稿読取装置におい
    て、前記原稿を照明するための光源と原稿からの反射光
    を光電変換する読取素子とが単一の基台の中に収納され
    た読取素子と、この読取手段の基台に設けられた読取点
    の原稿走行方向下流側で原稿を案内する案内部と、この
    案内部に当接し原稿を搬送するとともに、前記台紙に対
    して所定の摩擦力を有する読取ローラと、前記案内部の
    読取ローラとの当接面に設けられ、前記透明フィルムに
    対する摩擦力が前記所定の摩擦力より小さくなるよう設
    定された低摩擦部材とを具備する原稿読取装置。
JP1994002355U 1994-03-18 1994-03-18 原稿読取装置 Expired - Lifetime JP2550435Y2 (ja)

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JPH0677366U JPH0677366U (ja) 1994-10-28
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