JP2550403B2 - パーツ供給装置 - Google Patents
パーツ供給装置Info
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- JP2550403B2 JP2550403B2 JP63318742A JP31874288A JP2550403B2 JP 2550403 B2 JP2550403 B2 JP 2550403B2 JP 63318742 A JP63318742 A JP 63318742A JP 31874288 A JP31874288 A JP 31874288A JP 2550403 B2 JP2550403 B2 JP 2550403B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- parts
- cassette case
- cassette
- storage section
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- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個で1組となったパーツを1つのワー
クに組付ける場合に於いて、上記組付け作業に用いるパ
ーツ組付機に、複数個で1組となったパーツを連続供給
することを可能にしたパーツ供給装置に関するものであ
る。
クに組付ける場合に於いて、上記組付け作業に用いるパ
ーツ組付機に、複数個で1組となったパーツを連続供給
することを可能にしたパーツ供給装置に関するものであ
る。
自動車エンジンのロッカシャフトを支持するため、シ
リンダヘッドに組付けられる複数個、例えば5個のカム
キャップは、その製造時に於いて、各カムキャップの軸
芯を正確に一致させるため、5個のカムキャップを1組
として同時に加工が施される。従って、このカムキャッ
プをパーツ組付機を用いてシリンダヘッドに組付ける場
合に於いても、同時加工された5個1組のカムキャップ
を一括してパーツ組付機に供給し、5個1組となったカ
ムキャップを、その組が崩れないようにしてシリンダヘ
ッドに組付ける必要がある。
リンダヘッドに組付けられる複数個、例えば5個のカム
キャップは、その製造時に於いて、各カムキャップの軸
芯を正確に一致させるため、5個のカムキャップを1組
として同時に加工が施される。従って、このカムキャッ
プをパーツ組付機を用いてシリンダヘッドに組付ける場
合に於いても、同時加工された5個1組のカムキャップ
を一括してパーツ組付機に供給し、5個1組となったカ
ムキャップを、その組が崩れないようにしてシリンダヘ
ッドに組付ける必要がある。
ところで、同時加工された5個1組のカムキャップを
一括してパーツ組付機に供給する方法をとると、加工を
終えたカムキャップのパーツ組付機への搬送時に於いて
も、カムキャップは常に5個1組の状態を保持しておか
ねばならない。従って、加工を終えた1組のカムキャッ
プをその組を崩すことなく、パーツフィーダ等を用いて
パーツ組付機に自動供給することは非常に困難であっ
た。このため、カムキャップのパーツ組付機への供給
は、従来、加工を終えた5個1組のカムキャップを、作
業員が手作業によりパレット上に整列させる。そして、
このパレット上に複数組のカムキャップを整列させる
と、このパレットをパーツ組付機にセットし、この後
は、パーツ組付機がパレット上に整列されている5個1
組のカムキャップを順次チャックし、シリンダヘッドの
所定個所に組付けるようにしている。
一括してパーツ組付機に供給する方法をとると、加工を
終えたカムキャップのパーツ組付機への搬送時に於いて
も、カムキャップは常に5個1組の状態を保持しておか
ねばならない。従って、加工を終えた1組のカムキャッ
プをその組を崩すことなく、パーツフィーダ等を用いて
パーツ組付機に自動供給することは非常に困難であっ
た。このため、カムキャップのパーツ組付機への供給
は、従来、加工を終えた5個1組のカムキャップを、作
業員が手作業によりパレット上に整列させる。そして、
このパレット上に複数組のカムキャップを整列させる
と、このパレットをパーツ組付機にセットし、この後
は、パーツ組付機がパレット上に整列されている5個1
組のカムキャップを順次チャックし、シリンダヘッドの
所定個所に組付けるようにしている。
上記した如く、5個1組となったカムキャップを、手
作業によりパレット上に順次整列させて行くと、パーツ
組付機が稼働している間、作業員は付きっきりでカムキ
ャップをパレット上に整列させねばならず、カムキャッ
プを整列させるだけで、それ専用の作業員が必要になる
といった問題があった。又、予め多数のパレットを用意
しておき、パーツ組付機が停止している間に、作業員が
各パレットに5個1組となったカムキャップを整列させ
ておき、パーツ組付機が稼働しだすと、このパレットを
パーツ組付機に順次自動供給させることにより、パーツ
組付機稼働中、常時カムキャップ供給専用の作業員を付
ける必要をなくすことも考えられるが、この場合は、多
数のパレットをパーツ組付機の近傍に予め整列させてお
くための膨大なスペースが必要になるといった問題があ
った。
作業によりパレット上に順次整列させて行くと、パーツ
組付機が稼働している間、作業員は付きっきりでカムキ
ャップをパレット上に整列させねばならず、カムキャッ
プを整列させるだけで、それ専用の作業員が必要になる
といった問題があった。又、予め多数のパレットを用意
しておき、パーツ組付機が停止している間に、作業員が
各パレットに5個1組となったカムキャップを整列させ
ておき、パーツ組付機が稼働しだすと、このパレットを
パーツ組付機に順次自動供給させることにより、パーツ
組付機稼働中、常時カムキャップ供給専用の作業員を付
ける必要をなくすことも考えられるが、この場合は、多
数のパレットをパーツ組付機の近傍に予め整列させてお
くための膨大なスペースが必要になるといった問題があ
った。
パーツ供給装置を複数個で1組となったパーツが、複
数組、整列した状態で載置されるパレットと、上記パレ
ットをスライド自在に収納するパレット収納部を縦方向
に複数段有し、各収納部内にパレットを収納してなるカ
セットケースと、上記カセットケースを矩形状の軌跡を
描くようにスライドさせることにより、カセットケース
が、上記軌跡上に設けた、パーツ搬入位置、第1中間位
置、パーツ供給位置、及び第2中間位置の4位置を循環
するようにしたカセットコンベアと、上記パーツ搬入位
置にあるカセットケース内のパレットを順次引き出し、
パレット上にパーツを供給した後、再びカセットケース
内に戻すためのパレット収納部を縦方向に複数段有する
パーツ搬入装置と、パーツ供給位置にあるカセットケー
スを持ち上げることにより、カセットケース内のパレッ
トを、順次、パーツ供給位置の前面上方に設けたパーツ
チャック位置と同一平面上に位置させるためカセットリ
フト装置と、上記パーツチャック位置と同一平面上にあ
るパレットをカセットケースから引き出し、パーツチャ
ック位置に位置させ、かつ、パーツチャック位置に位置
させたパレット上のパーツが任意の位置に移送される
と、再びこのパレットをカセットケース内に戻すための
パレット引出し装置とによって構成し、上記パーツ供給
装置にて、カセットケースの下の段のパレット収納部か
ら順次パレットを引き出して行き、最上段のパレット収
納部内のパレットを引き出すと、このパレットを上記パ
レット収納部に戻すことなくカセットケースをパーツ搬
入位置に向けて搬送し、かつ、この引き出されたままの
パレットを、この後、パーツ供給位置に送られて来るカ
セットケースの、予め開けておいた最下段のパレット収
納部内に収納させるようにしたものである。
数組、整列した状態で載置されるパレットと、上記パレ
ットをスライド自在に収納するパレット収納部を縦方向
に複数段有し、各収納部内にパレットを収納してなるカ
セットケースと、上記カセットケースを矩形状の軌跡を
描くようにスライドさせることにより、カセットケース
が、上記軌跡上に設けた、パーツ搬入位置、第1中間位
置、パーツ供給位置、及び第2中間位置の4位置を循環
するようにしたカセットコンベアと、上記パーツ搬入位
置にあるカセットケース内のパレットを順次引き出し、
パレット上にパーツを供給した後、再びカセットケース
内に戻すためのパレット収納部を縦方向に複数段有する
パーツ搬入装置と、パーツ供給位置にあるカセットケー
スを持ち上げることにより、カセットケース内のパレッ
トを、順次、パーツ供給位置の前面上方に設けたパーツ
チャック位置と同一平面上に位置させるためカセットリ
フト装置と、上記パーツチャック位置と同一平面上にあ
るパレットをカセットケースから引き出し、パーツチャ
ック位置に位置させ、かつ、パーツチャック位置に位置
させたパレット上のパーツが任意の位置に移送される
と、再びこのパレットをカセットケース内に戻すための
パレット引出し装置とによって構成し、上記パーツ供給
装置にて、カセットケースの下の段のパレット収納部か
ら順次パレットを引き出して行き、最上段のパレット収
納部内のパレットを引き出すと、このパレットを上記パ
レット収納部に戻すことなくカセットケースをパーツ搬
入位置に向けて搬送し、かつ、この引き出されたままの
パレットを、この後、パーツ供給位置に送られて来るカ
セットケースの、予め開けておいた最下段のパレット収
納部内に収納させるようにしたものである。
上記した如く、パーツが載置されるパレットをカセッ
トケース内に段積みし、かつ、このカセットケースをパ
ーツ搬入位置とパーツチャック位置との間で矩形の軌跡
を描くようにして循環させることにより、パーツが載置
される多数のパレットを少ないスペース内に効率よく整
列させ、又、パーツ供給位置にて、最上段のパレットが
カセットケースから引き出され、パーツチャック位置に
位置した状態で、カセットケースをパーツ搬入位置に戻
し、かつ、このパレットをこの後、パーツ供給位置に搬
送されて来る次のカセットケースの最下段のパレット収
納部内に戻すことにより、カセットケースのパレット引
き出し装置前方での交換時にも、パーツチャック位置に
は、常時、パーツが載置されたパレットが位置するよう
にしたものである。
トケース内に段積みし、かつ、このカセットケースをパ
ーツ搬入位置とパーツチャック位置との間で矩形の軌跡
を描くようにして循環させることにより、パーツが載置
される多数のパレットを少ないスペース内に効率よく整
列させ、又、パーツ供給位置にて、最上段のパレットが
カセットケースから引き出され、パーツチャック位置に
位置した状態で、カセットケースをパーツ搬入位置に戻
し、かつ、このパレットをこの後、パーツ供給位置に搬
送されて来る次のカセットケースの最下段のパレット収
納部内に戻すことにより、カセットケースのパレット引
き出し装置前方での交換時にも、パーツチャック位置に
は、常時、パーツが載置されたパレットが位置するよう
にしたものである。
以下、本発明の具体的実施例を、第1図乃至第15図に
従って説明すると次の通りである。
従って説明すると次の通りである。
第1図は、本発明の概要を示すものであり、同図に於
いて、(A)はパーツ組付機、(B)はパーツ組付機
(A)の前面に設置したパーツ供給装置である。
いて、(A)はパーツ組付機、(B)はパーツ組付機
(A)の前面に設置したパーツ供給装置である。
このパーツ供給装置(B)は、複数組のカムキャップ
(α)が整列した状態で載置されるパレット(C)と、 パレット(C)を縦方向に複数段(この実施例では9
段)収納できるカセットケース(D)と、 このカセットケース(D)を矩形状の軌跡を描くよう
にスライドさせることにより、カセットケースを、上記
軌跡上に設けた、パーツ搬入位置(イ)、第1中間位置
(ロ)、パーツ供給位置(ハ)及び第2中間位置(ニ)
上に順次位置させるためのカセットコンベア(E)と、 上記パーツ搬入位置(イ)上に位置するカセットケー
ス(D)内のパレット(C)上にカムキャップ(α)を
搬入するためのパーツ搬入装置(F)と、 パーツ供給位置(ハ)にあるカセットケースを持ち上
げることにより、カセットケース内のパレットを、順
次、パーツ供給位置(ハ)の前面上方に設けたパーツチ
ャック位置(ホ)と同一平面上に位置させるためのカセ
ットリフト装置(G)と、 上記パーツチャック位置(ホ)と同一平面上にあるパ
レット(C)をパーツチャック位置(ホ)上に位置させ
るためのパレット引出し装置(H)とによって構成して
ある。
(α)が整列した状態で載置されるパレット(C)と、 パレット(C)を縦方向に複数段(この実施例では9
段)収納できるカセットケース(D)と、 このカセットケース(D)を矩形状の軌跡を描くよう
にスライドさせることにより、カセットケースを、上記
軌跡上に設けた、パーツ搬入位置(イ)、第1中間位置
(ロ)、パーツ供給位置(ハ)及び第2中間位置(ニ)
上に順次位置させるためのカセットコンベア(E)と、 上記パーツ搬入位置(イ)上に位置するカセットケー
ス(D)内のパレット(C)上にカムキャップ(α)を
搬入するためのパーツ搬入装置(F)と、 パーツ供給位置(ハ)にあるカセットケースを持ち上
げることにより、カセットケース内のパレットを、順
次、パーツ供給位置(ハ)の前面上方に設けたパーツチ
ャック位置(ホ)と同一平面上に位置させるためのカセ
ットリフト装置(G)と、 上記パーツチャック位置(ホ)と同一平面上にあるパ
レット(C)をパーツチャック位置(ホ)上に位置させ
るためのパレット引出し装置(H)とによって構成して
ある。
上記パレット(C)は、第2図に示す如く、略長方形
状をした平板になって形成されており、その表面には、
5個1組となったカムキャップ(α)をパレット(C)
上に複数組(この実施例では5組)整列させるための位
置決めピン(1)(1)…が突設している。そして、こ
の各位置決めピン(1)(1)…に、各カムキャップ
(α)の貫通孔(β)を嵌合させることにより、カムキ
ャップ(α)を整列した状態で保持できるようにしてあ
る。又、パレット(C)の一方の端部中央には、パレッ
ト(C)を手動で水平方向に移動させる時の取手となる
開口(2)が形成してあり、他方の端部中央には、パレ
ット(C)をパレット引出し装置(H)によりカセット
ケース(D)から引き出す時の取手となる切欠凹部
(3)が設けてある。
状をした平板になって形成されており、その表面には、
5個1組となったカムキャップ(α)をパレット(C)
上に複数組(この実施例では5組)整列させるための位
置決めピン(1)(1)…が突設している。そして、こ
の各位置決めピン(1)(1)…に、各カムキャップ
(α)の貫通孔(β)を嵌合させることにより、カムキ
ャップ(α)を整列した状態で保持できるようにしてあ
る。又、パレット(C)の一方の端部中央には、パレッ
ト(C)を手動で水平方向に移動させる時の取手となる
開口(2)が形成してあり、他方の端部中央には、パレ
ット(C)をパレット引出し装置(H)によりカセット
ケース(D)から引き出す時の取手となる切欠凹部
(3)が設けてある。
上記パレット(C)を最大9段縦方向に収納するカセ
ットケース(D)は、第3図乃至第5図に示す形状をし
ている。同図に於いて、(10)はパレット(C)より一
回り大きい長方形状をした底板、(11)は底板(10)の
表面の周囲に固設した基枠、(12)(12)…は基枠(1
1)の四隅に立設した支柱、(13a)(13b)(13c)は各
支柱(12)(12)…間に架橋した横枠であり、上記各部
材によりカセットケース(D)の骨格が形成されてい
る。(14)(14)…は、カセットケース(D)の長手方
向に位置する基枠(11)及び横枠(13b)(13c)間に縦
方向に配設した補助枠、(15)(15)…は各補助枠(1
4)の内周面側に等間隔に所定個数(9個)ずつ取付た
ローラであり、このローラ(15)(15)…の作用によ
り、カセットケース(D)内に、カムキャップ(α)を
載置したパレット(C)を水平方向にスライドさせなが
ら挿入できるようにしてあると同時に、カセットケース
(D)内に、パレット(C)を収納するパレット収納部
(16)を縦方向に9段形成してある。又、カセットケー
ス(D)のパレット搬入及び搬出部となる、前面開口部
(17a)及び後面開口部(17b)には、それぞれ、カセッ
トケース(D)内に収納したパレット(C)(C)…
が、カセットケース(D)の移動中にカセットケース
(D)の外方に滑りだすのを防止するためのシャッター
(18)(18)が取付けてある。このシャッター(18)
は、第3図に示す如く、短手方向の基枠(11)及び横枠
(13a)の端部に、枢軸(19)(20)を介して回動自在
に支持された支持板(21)(22)と、この支持板(21)
(22)にピン(23)(24)を介して連結されたシャッタ
ー板(25)とによって構成されている。そして、シャッ
ター板(25)を支持している支持板(21)(22)が、第
3図実線に示す如く水平状態にある時には、シャッター
板(25)の側縁部に等間隔に設けた9個の切欠凹部(25
a)(25a)…が、それぞれ、カセットケース(D)内に
収納された各パレット(C)の前方に位置し、パレット
(C)のカセットケース(D)への出し入れを妨げない
ようにしてあり、又、支持板(21)(22)が下方に回動
すると、シャッター板(25)がカセットケース(D)内
に収納されたパレット(C)の前方に位置し、パレット
(C)がカセットケース(D)内から滑りだすのを阻止
するようにしてある。又、上記支持板(21)(22)を回
動させ、シャッター板(25)を開閉させるための手段と
しては、第6図に示す如く、下方に位置する支持板(2
1)を支持している枢軸(19)の後端部に歯車部(19a)
を一体形成すると共に、底板(10)の上方に、この歯車
部(19a)と噛合する歯部(26a)を有し、かつ、常時ス
プリング(27)の弾性力により下方に押圧され、その下
端が底板(10)に設けた貫通孔(10a)内に達している
ロッド(26)を収納しておく。そして常時は、スプリン
グ(27)の押圧力によりロッド(26)は下方に押圧さ
れ、この状態では、ロッド(26)の歯部(26a)と噛合
した歯車部(19a)を有する枢軸(19)に支持された支
持板(21)は、下方向に回動した位置にあり、シャッタ
ー板(25)は閉じた状態にある。又、貫通孔(10a)内
に後述する開放ピン(50)は(88)が挿入された時に
は、ロッド(26)はスプリング(27)の押圧力に抗して
上方にスライドし、ロッド(26)の歯部(26a)と噛合
している歯車部(19a)を有する枢軸(19)は、図中反
時計方向に回動し、枢軸(19)に支持された支持板(2
1)は水平位置まで回動し、シャッター板(25)が開く
ようにしてある。又、上記した底板(10)の裏面には、
第5図に示す如く、カセットコンベア(E)に設けた後
述する第1乃至第4ガイドローラ(34a)(34b)(34
c)(34d)と嵌合するガイド溝(10b)(10c)が2本直
交するように形成してあると共に、底板(10)裏面の四
辺の略中央部には、カセットケース(D)をカセットコ
ンベア(E)上で所定方向に牽引するための後述する係
止爪(48a)(48b)(48c)(48d)がそれぞれ係合する
凹部(10d)(10e)(10f)(10g)が設けてある。
ットケース(D)は、第3図乃至第5図に示す形状をし
ている。同図に於いて、(10)はパレット(C)より一
回り大きい長方形状をした底板、(11)は底板(10)の
表面の周囲に固設した基枠、(12)(12)…は基枠(1
1)の四隅に立設した支柱、(13a)(13b)(13c)は各
支柱(12)(12)…間に架橋した横枠であり、上記各部
材によりカセットケース(D)の骨格が形成されてい
る。(14)(14)…は、カセットケース(D)の長手方
向に位置する基枠(11)及び横枠(13b)(13c)間に縦
方向に配設した補助枠、(15)(15)…は各補助枠(1
4)の内周面側に等間隔に所定個数(9個)ずつ取付た
ローラであり、このローラ(15)(15)…の作用によ
り、カセットケース(D)内に、カムキャップ(α)を
載置したパレット(C)を水平方向にスライドさせなが
ら挿入できるようにしてあると同時に、カセットケース
(D)内に、パレット(C)を収納するパレット収納部
(16)を縦方向に9段形成してある。又、カセットケー
ス(D)のパレット搬入及び搬出部となる、前面開口部
(17a)及び後面開口部(17b)には、それぞれ、カセッ
トケース(D)内に収納したパレット(C)(C)…
が、カセットケース(D)の移動中にカセットケース
(D)の外方に滑りだすのを防止するためのシャッター
(18)(18)が取付けてある。このシャッター(18)
は、第3図に示す如く、短手方向の基枠(11)及び横枠
(13a)の端部に、枢軸(19)(20)を介して回動自在
に支持された支持板(21)(22)と、この支持板(21)
(22)にピン(23)(24)を介して連結されたシャッタ
ー板(25)とによって構成されている。そして、シャッ
ター板(25)を支持している支持板(21)(22)が、第
3図実線に示す如く水平状態にある時には、シャッター
板(25)の側縁部に等間隔に設けた9個の切欠凹部(25
a)(25a)…が、それぞれ、カセットケース(D)内に
収納された各パレット(C)の前方に位置し、パレット
(C)のカセットケース(D)への出し入れを妨げない
ようにしてあり、又、支持板(21)(22)が下方に回動
すると、シャッター板(25)がカセットケース(D)内
に収納されたパレット(C)の前方に位置し、パレット
(C)がカセットケース(D)内から滑りだすのを阻止
するようにしてある。又、上記支持板(21)(22)を回
動させ、シャッター板(25)を開閉させるための手段と
しては、第6図に示す如く、下方に位置する支持板(2
1)を支持している枢軸(19)の後端部に歯車部(19a)
を一体形成すると共に、底板(10)の上方に、この歯車
部(19a)と噛合する歯部(26a)を有し、かつ、常時ス
プリング(27)の弾性力により下方に押圧され、その下
端が底板(10)に設けた貫通孔(10a)内に達している
ロッド(26)を収納しておく。そして常時は、スプリン
グ(27)の押圧力によりロッド(26)は下方に押圧さ
れ、この状態では、ロッド(26)の歯部(26a)と噛合
した歯車部(19a)を有する枢軸(19)に支持された支
持板(21)は、下方向に回動した位置にあり、シャッタ
ー板(25)は閉じた状態にある。又、貫通孔(10a)内
に後述する開放ピン(50)は(88)が挿入された時に
は、ロッド(26)はスプリング(27)の押圧力に抗して
上方にスライドし、ロッド(26)の歯部(26a)と噛合
している歯車部(19a)を有する枢軸(19)は、図中反
時計方向に回動し、枢軸(19)に支持された支持板(2
1)は水平位置まで回動し、シャッター板(25)が開く
ようにしてある。又、上記した底板(10)の裏面には、
第5図に示す如く、カセットコンベア(E)に設けた後
述する第1乃至第4ガイドローラ(34a)(34b)(34
c)(34d)と嵌合するガイド溝(10b)(10c)が2本直
交するように形成してあると共に、底板(10)裏面の四
辺の略中央部には、カセットケース(D)をカセットコ
ンベア(E)上で所定方向に牽引するための後述する係
止爪(48a)(48b)(48c)(48d)がそれぞれ係合する
凹部(10d)(10e)(10f)(10g)が設けてある。
第7図乃至第10図は、上記カセットケース(D)を、
パーツ搬入位置(イ)→第1中間位置(ロ)→パーツ供
給位置(ハ)→第2中間位置(ニ)へと矩形状の軌跡を
描くように移動させるためのカセットコンベア(E)を
示すものである。同図に於いて、(30)は基板、(31)
(31)…は基板(30)上に設定された仮想平面(コンベ
ア面)(ヘ)上をカセットケース(D)が平行移動でき
るように、基板(30)上に突設させた多数のボール受で
ある。このボール受(31)は、第8図の部分拡大側面図
に示す如く、受け台(32)と、受け台(32)の上端に回
転自在に支持されたボール(33)とによって構成されて
おり、このボール(33)によってカセットケース(D)
の底板(10)の裏面を支持することにより、カセットケ
ース(D)をカセットコンベア(E)のコンベア面
(ヘ)上に平行移動可能な状態で支持するようにしてあ
る。(34a)(34a)…は、カセットケース(D)を矢印
I方向(パーツ搬入位置(イ)から第1中間位置ロ))
にスライドさせる時のガイドとなる第1ガイドローラ、
(34b)(34b)…は、カセットケース(D)を矢印II方
向(第1中間位置(ロ)からパーツ供給位置(ハ))に
スライドさせる時のガイドとなる第2ガイドローラ、
(34c)(34c)…は、カセットケース(D)を矢印III
方向(パーツ供給位置(ハ)から第2中間位置(ニ))
にスライドさせる時のガイドとなる第3ガイドローラ、
(34d)(34d)…は、カセットケース(D)を矢印IV方
向(第2中間位置(ニ)からパーツ搬入位置(イ))に
スライドさせる時のガイドとなる第4ガイドローラであ
る。上記第1乃至第4ガイドローラ(34a)(34b)(34
c)(34d)は、それぞれ必要時、カセットコンベア
(E)のコンベア面(ヘ)上に突出し、この突出したガ
イドローラが、カセットケース底板(10)の裏面に設け
たガイド溝(10b)(10c)のいずれかと嵌合することに
より、カセットケース(D)のスライド方向を所定の方
向に規制するようにしてある。又、各ガイドローラを必
要時のみコンベア面(ヘ)上に突出させる手段として
は、次のようなものが使用されている。即ち、各ガイド
ローラ、例えば第1ガイドローラ(34a)(34a)…は、
それぞれ、第9図に示す如く、基板(30)上に固設した
ブラケット(35a)にピン(36a)を介して回動自在に支
持されたアーム(37a)の上端面に回転自在に取付けて
あり、又、この各アーム(57a)の下端部は、全て1本
の連結ロッド(38a)によって連結してある。そして、
第1ガイドローラ(34a)をコンベア面(ヘ)の下方に
位置させる場合は、連結ロッド(38a)を、その端部に
連結したシリンダ(39a)によって図中右方にスライド
させ、連結ロッド(38a)と連結した各アーム(37a)
を、図中一点鎖線に示す位置まで反時計方向に回動させ
ることにより、アーム(37a)の先端に位置する第1ガ
イドローラ(34a)をコンベア面(ヘ)の下方に位置さ
せる。又、第1ガイドローラ(34a)をコンベア面
(ヘ)の上方に突出させる場合は、連結ロッド(38a)
を図中を方にスライドさせ、各アーム(37a)を、第9
図実線に示す如く、その先端に位置する第1ガイドロー
ラ(34a)が水平状態となるまで時計方向に回動させる
ことにより、第1ガイドローラ(34a)をコンベア面
(ヘ)の上方に突出させる。尚、上記説明は第1ガイド
ローラ(34a)について行ったが、第2乃至第4ガイド
ローラ(34b)(34c)(34d)も上記と同様の方法によ
って、必要時、コンベア面(ヘ)上に突出するようにし
てあるため、その説明は省略する。又、図中(40a)
は、上記第1ガイドローラ(34a)(34a)…によってガ
イドされた状態にあるカセットケース(D)を、矢印I
方向に牽引するための第1スライダ、(40b)は第2ガ
イドローラ(34b)(34b)…によってガイドされた状態
にあるカセットケース(D)を矢印II方向に牽引するた
めの第2スライダ、(40c)は第3ガイドローラ(34c)
(34c)…によってガイドされた状態にあるカセットケ
ース(D)を、矢印III方向に牽引するための第3スラ
イダ、(40d)は第4ガイドローラ(34d)(34d)…に
よってガイドされた状態にあるカセットケース(D)
を、矢印IV方向に牽引するための第4スライダである。
上記第1スライダ(40a)は、第10図に示す如く、その
スライド方向に延びるブラケット(41a)及び、このブ
ラケット(41a)に支持されたガイドロッド(42a)によ
りスライド自在に支持されると共に、ガイドロッド(42
a)と平行に配置された雄ねじ(43a)と螺合する雌ねじ
(44a)が組込まれており、この雄ねじ(43a)と雌ねじ
(44a)とによってボールねじを構成してある。そし
て、上記雄ねじ(43a)を、モータ(45a)及びプーリ
(46a)(47a)を介して正転或いは逆転させることによ
り、第1スライダ(40a)を矢印I方向に前進させる
か、或いはその逆方向に後退させるようにしてある。
又、第1スライダ(40a)の後端上部側には、第10図に
示す如く、先端部(48a′)が、カセットケース底板(1
0)の裏面に設けた凹部(10d)と係合する係止爪(48
a)が、ピン(49d)を介して回動自在に支持してある。
そして、この係止爪(48a)の先端部(48a′)を、パー
ツ搬入位置(イ)に位置するカセットケース(D)の底
板(10)に設けた凹部(10d)に係合させた状態で、第
1スライダ(40a)を矢印I方向にスライドさせること
により、カセットケース(D)をパーツ搬入位置(イ)
から第1中間位置(ロ)に移送させるようにしてある。
又、カセットケース(D)を第1中間位置(ロ)に移送
した後、第1スライダ(40a)を後退させると、係止爪
(48a)の先端部(48a′)後方に設けたテーパ面(48
a″)が、カセットケース底板(10)の裏面と接触する
ことにより、係止爪(48a)は時計方向に回動するた
め、係止爪(48a)の先端部(48a′)は、底板(10)の
凹部(10d)から自然に離脱する。尚、上記説明は第1
スライダ(40a)について行ったが、第2乃至第4スラ
イダ(40b)(40c)(40d)も第1スライダ(40a)と同
様の構造をしているため説明は省略する。又、カセット
コンベア(E)の平面図となる第7図には、その構造を
理解しやすくするため、第1乃至第4スライダ(40a)
〜(40d)のガイドとなるガイドロッド(42a)(42b)
(42c)(42d)は図示していない。又、第7図中(50)
は、カセットケース(D)がパーツ搬入位置(イ)に位
置する時、カセットケース底板(10)の後面開口部(17
b)に設けた貫通孔(10a)内に進入することにより、カ
セットケース(D)の後面開口部(17b)側に設けたシ
ャッター板(25)を開かせるための開放ピンである。
パーツ搬入位置(イ)→第1中間位置(ロ)→パーツ供
給位置(ハ)→第2中間位置(ニ)へと矩形状の軌跡を
描くように移動させるためのカセットコンベア(E)を
示すものである。同図に於いて、(30)は基板、(31)
(31)…は基板(30)上に設定された仮想平面(コンベ
ア面)(ヘ)上をカセットケース(D)が平行移動でき
るように、基板(30)上に突設させた多数のボール受で
ある。このボール受(31)は、第8図の部分拡大側面図
に示す如く、受け台(32)と、受け台(32)の上端に回
転自在に支持されたボール(33)とによって構成されて
おり、このボール(33)によってカセットケース(D)
の底板(10)の裏面を支持することにより、カセットケ
ース(D)をカセットコンベア(E)のコンベア面
(ヘ)上に平行移動可能な状態で支持するようにしてあ
る。(34a)(34a)…は、カセットケース(D)を矢印
I方向(パーツ搬入位置(イ)から第1中間位置ロ))
にスライドさせる時のガイドとなる第1ガイドローラ、
(34b)(34b)…は、カセットケース(D)を矢印II方
向(第1中間位置(ロ)からパーツ供給位置(ハ))に
スライドさせる時のガイドとなる第2ガイドローラ、
(34c)(34c)…は、カセットケース(D)を矢印III
方向(パーツ供給位置(ハ)から第2中間位置(ニ))
にスライドさせる時のガイドとなる第3ガイドローラ、
(34d)(34d)…は、カセットケース(D)を矢印IV方
向(第2中間位置(ニ)からパーツ搬入位置(イ))に
スライドさせる時のガイドとなる第4ガイドローラであ
る。上記第1乃至第4ガイドローラ(34a)(34b)(34
c)(34d)は、それぞれ必要時、カセットコンベア
(E)のコンベア面(ヘ)上に突出し、この突出したガ
イドローラが、カセットケース底板(10)の裏面に設け
たガイド溝(10b)(10c)のいずれかと嵌合することに
より、カセットケース(D)のスライド方向を所定の方
向に規制するようにしてある。又、各ガイドローラを必
要時のみコンベア面(ヘ)上に突出させる手段として
は、次のようなものが使用されている。即ち、各ガイド
ローラ、例えば第1ガイドローラ(34a)(34a)…は、
それぞれ、第9図に示す如く、基板(30)上に固設した
ブラケット(35a)にピン(36a)を介して回動自在に支
持されたアーム(37a)の上端面に回転自在に取付けて
あり、又、この各アーム(57a)の下端部は、全て1本
の連結ロッド(38a)によって連結してある。そして、
第1ガイドローラ(34a)をコンベア面(ヘ)の下方に
位置させる場合は、連結ロッド(38a)を、その端部に
連結したシリンダ(39a)によって図中右方にスライド
させ、連結ロッド(38a)と連結した各アーム(37a)
を、図中一点鎖線に示す位置まで反時計方向に回動させ
ることにより、アーム(37a)の先端に位置する第1ガ
イドローラ(34a)をコンベア面(ヘ)の下方に位置さ
せる。又、第1ガイドローラ(34a)をコンベア面
(ヘ)の上方に突出させる場合は、連結ロッド(38a)
を図中を方にスライドさせ、各アーム(37a)を、第9
図実線に示す如く、その先端に位置する第1ガイドロー
ラ(34a)が水平状態となるまで時計方向に回動させる
ことにより、第1ガイドローラ(34a)をコンベア面
(ヘ)の上方に突出させる。尚、上記説明は第1ガイド
ローラ(34a)について行ったが、第2乃至第4ガイド
ローラ(34b)(34c)(34d)も上記と同様の方法によ
って、必要時、コンベア面(ヘ)上に突出するようにし
てあるため、その説明は省略する。又、図中(40a)
は、上記第1ガイドローラ(34a)(34a)…によってガ
イドされた状態にあるカセットケース(D)を、矢印I
方向に牽引するための第1スライダ、(40b)は第2ガ
イドローラ(34b)(34b)…によってガイドされた状態
にあるカセットケース(D)を矢印II方向に牽引するた
めの第2スライダ、(40c)は第3ガイドローラ(34c)
(34c)…によってガイドされた状態にあるカセットケ
ース(D)を、矢印III方向に牽引するための第3スラ
イダ、(40d)は第4ガイドローラ(34d)(34d)…に
よってガイドされた状態にあるカセットケース(D)
を、矢印IV方向に牽引するための第4スライダである。
上記第1スライダ(40a)は、第10図に示す如く、その
スライド方向に延びるブラケット(41a)及び、このブ
ラケット(41a)に支持されたガイドロッド(42a)によ
りスライド自在に支持されると共に、ガイドロッド(42
a)と平行に配置された雄ねじ(43a)と螺合する雌ねじ
(44a)が組込まれており、この雄ねじ(43a)と雌ねじ
(44a)とによってボールねじを構成してある。そし
て、上記雄ねじ(43a)を、モータ(45a)及びプーリ
(46a)(47a)を介して正転或いは逆転させることによ
り、第1スライダ(40a)を矢印I方向に前進させる
か、或いはその逆方向に後退させるようにしてある。
又、第1スライダ(40a)の後端上部側には、第10図に
示す如く、先端部(48a′)が、カセットケース底板(1
0)の裏面に設けた凹部(10d)と係合する係止爪(48
a)が、ピン(49d)を介して回動自在に支持してある。
そして、この係止爪(48a)の先端部(48a′)を、パー
ツ搬入位置(イ)に位置するカセットケース(D)の底
板(10)に設けた凹部(10d)に係合させた状態で、第
1スライダ(40a)を矢印I方向にスライドさせること
により、カセットケース(D)をパーツ搬入位置(イ)
から第1中間位置(ロ)に移送させるようにしてある。
又、カセットケース(D)を第1中間位置(ロ)に移送
した後、第1スライダ(40a)を後退させると、係止爪
(48a)の先端部(48a′)後方に設けたテーパ面(48
a″)が、カセットケース底板(10)の裏面と接触する
ことにより、係止爪(48a)は時計方向に回動するた
め、係止爪(48a)の先端部(48a′)は、底板(10)の
凹部(10d)から自然に離脱する。尚、上記説明は第1
スライダ(40a)について行ったが、第2乃至第4スラ
イダ(40b)(40c)(40d)も第1スライダ(40a)と同
様の構造をしているため説明は省略する。又、カセット
コンベア(E)の平面図となる第7図には、その構造を
理解しやすくするため、第1乃至第4スライダ(40a)
〜(40d)のガイドとなるガイドロッド(42a)(42b)
(42c)(42d)は図示していない。又、第7図中(50)
は、カセットケース(D)がパーツ搬入位置(イ)に位
置する時、カセットケース底板(10)の後面開口部(17
b)に設けた貫通孔(10a)内に進入することにより、カ
セットケース(D)の後面開口部(17b)側に設けたシ
ャッター板(25)を開かせるための開放ピンである。
第10図及び第11図は、上記したカセットコンベア
(E)のパーツ搬入位置(イ)にカセットケース(D)
が位置する時、カセットケース(D)内に収納された空
のパレット(C)を1枚ずつカセットケース(D)から
引き出し、かつ、この引き出したパレット(C)上にカ
ムキャップ(α)を整列させた状態で載置する時に用い
るパーツ搬入装置(F)を示すものである。同図に於い
て、(60)は基台、(61)は基台(60)に組込まれたシ
リンダ(62)により上下動する装置本体である。この装
置本体(61)は、シリンダ(62)のロッド(63)と連結
され、かつ、下方に装置本体(61)上下動のガイドとな
るガイドロッド(64)(64)を突設してなる底板(26)
と、底板(65)上面周囲に配置した基枠(66)と、基枠
(66)の四隅に立設した支柱(67)(67)…と、支柱
(67)(67)…の上端部間に架橋した横枠(68)(69)
によって骨格が形成されている。(70)(70)…は、装
置本体(61)の長手方向に位置する基枠(66)及び横枠
(69)間に縦方向に配置した補助枠、(71)(71)…は
各補助枠(70)の内周面側に等間隔に8個ずつ取付けた
ローラであり、このローラ(71)(71)…の作用によ
り、装置本体(61)内に、パレット(C)を収納するパ
レット収納部(72)を縦方向に8段形成してある。そし
て、装置本体(61)の前面開口部(61a)を、パーツ搬
入位置(イ)上のカセットケース(D)の後面開口部
(17b)と対向させ、かつ、両者に設けたパレット収納
部(16)(72)の高さを一致させた後、作業員が手を伸
ばして、カセットケース(D)内のパレット(C)をカ
セットケース(D)から引き出せば、この引き出された
パレット(C)は装置本体(61)のローラ(71)(71)
…にガイドされながら、装置本体(61)内のパレット収
納部(72)内に引き込まれる。そして、この引き込まれ
たパレット(C)上に、作業員が手作業でカムキャップ
(α)を順次整列させるようにしてある。尚、この装置
本体(61)内には、パレット(C)を8枚した収納でき
ないようになっており、カセットケース(D)よりパレ
ット(C)の収納枚数が1枚少ないが、これは、カセッ
トケース(D)がパーツ供給位置(ハ)に位置し、最上
段のパレット(C)がカセットケース(D)から引き出
され、パーツ組付機(A)の前方に保持されると、カセ
ッケース(D)はこの状態のままパーツ搬入位置(イ)
に戻され、又、カセットケース(D)がパーツ供給位置
(ハ)に向けて送り出される時には、最下段のパレット
収納部(16)は空にしておき、パーツ組付機(A)の前
方に保持されたままになっているパレット(C)の収納
スペースを確保するようにしてあり、カセットケース
(D)内には常時8枚のパレット(C)しか収納されな
いためである。又、装置本体(61)の両側面水平方向に
は、パレット(C)をローラ(71)(71)…によってス
ライドさせる時のガイドとなるガイド板(73)(73)…
が取付けてあり、又、装置本体(61)の後面開口部(61
b)には、装置本体(61)内に引き込んだパレット
(C)が、後面開口部(61b)から外方に飛び出すのを
防止するためのストッパ板(74)が取付けてあり、更
に、このストッパ板(74)には、装置本体(61)内にて
パレット(C)をより安定した状態で支持するための8
個の補助ローラ(75)(75)…が取付けてある。
(E)のパーツ搬入位置(イ)にカセットケース(D)
が位置する時、カセットケース(D)内に収納された空
のパレット(C)を1枚ずつカセットケース(D)から
引き出し、かつ、この引き出したパレット(C)上にカ
ムキャップ(α)を整列させた状態で載置する時に用い
るパーツ搬入装置(F)を示すものである。同図に於い
て、(60)は基台、(61)は基台(60)に組込まれたシ
リンダ(62)により上下動する装置本体である。この装
置本体(61)は、シリンダ(62)のロッド(63)と連結
され、かつ、下方に装置本体(61)上下動のガイドとな
るガイドロッド(64)(64)を突設してなる底板(26)
と、底板(65)上面周囲に配置した基枠(66)と、基枠
(66)の四隅に立設した支柱(67)(67)…と、支柱
(67)(67)…の上端部間に架橋した横枠(68)(69)
によって骨格が形成されている。(70)(70)…は、装
置本体(61)の長手方向に位置する基枠(66)及び横枠
(69)間に縦方向に配置した補助枠、(71)(71)…は
各補助枠(70)の内周面側に等間隔に8個ずつ取付けた
ローラであり、このローラ(71)(71)…の作用によ
り、装置本体(61)内に、パレット(C)を収納するパ
レット収納部(72)を縦方向に8段形成してある。そし
て、装置本体(61)の前面開口部(61a)を、パーツ搬
入位置(イ)上のカセットケース(D)の後面開口部
(17b)と対向させ、かつ、両者に設けたパレット収納
部(16)(72)の高さを一致させた後、作業員が手を伸
ばして、カセットケース(D)内のパレット(C)をカ
セットケース(D)から引き出せば、この引き出された
パレット(C)は装置本体(61)のローラ(71)(71)
…にガイドされながら、装置本体(61)内のパレット収
納部(72)内に引き込まれる。そして、この引き込まれ
たパレット(C)上に、作業員が手作業でカムキャップ
(α)を順次整列させるようにしてある。尚、この装置
本体(61)内には、パレット(C)を8枚した収納でき
ないようになっており、カセットケース(D)よりパレ
ット(C)の収納枚数が1枚少ないが、これは、カセッ
トケース(D)がパーツ供給位置(ハ)に位置し、最上
段のパレット(C)がカセットケース(D)から引き出
され、パーツ組付機(A)の前方に保持されると、カセ
ッケース(D)はこの状態のままパーツ搬入位置(イ)
に戻され、又、カセットケース(D)がパーツ供給位置
(ハ)に向けて送り出される時には、最下段のパレット
収納部(16)は空にしておき、パーツ組付機(A)の前
方に保持されたままになっているパレット(C)の収納
スペースを確保するようにしてあり、カセットケース
(D)内には常時8枚のパレット(C)しか収納されな
いためである。又、装置本体(61)の両側面水平方向に
は、パレット(C)をローラ(71)(71)…によってス
ライドさせる時のガイドとなるガイド板(73)(73)…
が取付けてあり、又、装置本体(61)の後面開口部(61
b)には、装置本体(61)内に引き込んだパレット
(C)が、後面開口部(61b)から外方に飛び出すのを
防止するためのストッパ板(74)が取付けてあり、更
に、このストッパ板(74)には、装置本体(61)内にて
パレット(C)をより安定した状態で支持するための8
個の補助ローラ(75)(75)…が取付けてある。
第13図は、パーツ供給位置(ハ)上に位置するカセッ
トケース(D)を上方に持ち上げることにより、カセッ
トケース(D)内に段積みされたパレット(C)を、順
次、パレット引出し装置(H)上に設けたパーツチャッ
ク位置(ホ)と同一平面上に位置させるためのカセット
リフト装置(G)を示すものであり、又、第14図及び第
15図は、カセットリフト装置(G)により、パーツチャ
ック位置(ホ)と同一平面上に保持されたパレット
(C)を、パーツチャック位置(ホ)上に引き出すため
のパレット引出し装置(H)を示すものである。
トケース(D)を上方に持ち上げることにより、カセッ
トケース(D)内に段積みされたパレット(C)を、順
次、パレット引出し装置(H)上に設けたパーツチャッ
ク位置(ホ)と同一平面上に位置させるためのカセット
リフト装置(G)を示すものであり、又、第14図及び第
15図は、カセットリフト装置(G)により、パーツチャ
ック位置(ホ)と同一平面上に保持されたパレット
(C)を、パーツチャック位置(ホ)上に引き出すため
のパレット引出し装置(H)を示すものである。
第13図に於いて、(80)はカセットコンベア(E)の
基板(30)と一体化された基台、(81)は基台(80)上
に立設した支柱、(82)は支柱(81)の側面に沿って設
けたガイドレール、(83)はガイドレール(82)によっ
て昇降自在に支持された昇降台である。この昇降台(8
3)には、ガイドレール(81)に沿って設けた雄ねじ(8
4)と螺合する雌ねじ(85)が組込まれ、両者によって
ボールネジを構成するようにしてある。そして、この雄
ねじ(84)を、支柱(81)の上端に設置したギヤモータ
(86)により正転或いは逆転させることにより、昇降台
(83)を上下動させるようにしてある。(87)は昇降台
(83)の下部に水平方向に向けて延びるようにして固設
した、カセットケース(D)保持用の一対のアームであ
る。このアーム(87)は昇降台(83)が下端に位置する
時、カセットコンベア(E)のパーツ供給位置(ハ)の
コンベア面(ヘ)より下方に位置するようにしてある。
そして、昇降台(83)が下端に位置する状態に於いて、
パーツ供給位置(ハ)上にカセットケース(D)が位置
した後、昇降台(83)を上昇させれば、カセットケース
(D)はアーム(87)によって保持された状態で上昇す
るようにしてある。(88)は上記一対のアーム(87)の
一方のアーム(87)の上面に突設させた開放ピンであ
る。この開放ピン(88)は、アーム(87)上にカセット
ケース(D)が位置した時、カセットケース(D)の底
板(10)の前面開口部(17a)側に設けた貫通孔(10a)
内に進入し、カセットケース(D)の前面開口部(17
a)に設けたシャッター板(25)を開かせることによ
り、パレット(C)のカセットケース(D)からの出し
入れが自由に行えるようにするものである。
基板(30)と一体化された基台、(81)は基台(80)上
に立設した支柱、(82)は支柱(81)の側面に沿って設
けたガイドレール、(83)はガイドレール(82)によっ
て昇降自在に支持された昇降台である。この昇降台(8
3)には、ガイドレール(81)に沿って設けた雄ねじ(8
4)と螺合する雌ねじ(85)が組込まれ、両者によって
ボールネジを構成するようにしてある。そして、この雄
ねじ(84)を、支柱(81)の上端に設置したギヤモータ
(86)により正転或いは逆転させることにより、昇降台
(83)を上下動させるようにしてある。(87)は昇降台
(83)の下部に水平方向に向けて延びるようにして固設
した、カセットケース(D)保持用の一対のアームであ
る。このアーム(87)は昇降台(83)が下端に位置する
時、カセットコンベア(E)のパーツ供給位置(ハ)の
コンベア面(ヘ)より下方に位置するようにしてある。
そして、昇降台(83)が下端に位置する状態に於いて、
パーツ供給位置(ハ)上にカセットケース(D)が位置
した後、昇降台(83)を上昇させれば、カセットケース
(D)はアーム(87)によって保持された状態で上昇す
るようにしてある。(88)は上記一対のアーム(87)の
一方のアーム(87)の上面に突設させた開放ピンであ
る。この開放ピン(88)は、アーム(87)上にカセット
ケース(D)が位置した時、カセットケース(D)の底
板(10)の前面開口部(17a)側に設けた貫通孔(10a)
内に進入し、カセットケース(D)の前面開口部(17
a)に設けたシャッター板(25)を開かせることによ
り、パレット(C)のカセットケース(D)からの出し
入れが自由に行えるようにするものである。
尚、このカセットリフト装置(G)によってカセット
ケース(D)を上下動させ、カセットケース(D)内の
パレット(C)をパレット引き出し装置(H)の前方に
位置決めするための手段としては、投、受光器によっ
て、カセットケース(D)内に収納されたパレット
(C)の位置検出を行えるようにしておき、パレット
(C)がカセット引出し装置(H)上のパーツチャック
位置(ホ)と同一平面上に位置した時、上記受光器から
の出力信号によってギヤモータ(86)を停止させること
により、パレット(C)の位置決めを行えるようにして
ある。
ケース(D)を上下動させ、カセットケース(D)内の
パレット(C)をパレット引き出し装置(H)の前方に
位置決めするための手段としては、投、受光器によっ
て、カセットケース(D)内に収納されたパレット
(C)の位置検出を行えるようにしておき、パレット
(C)がカセット引出し装置(H)上のパーツチャック
位置(ホ)と同一平面上に位置した時、上記受光器から
の出力信号によってギヤモータ(86)を停止させること
により、パレット(C)の位置決めを行えるようにして
ある。
又、上記カセットリフト装置(G)と連動して作動す
るパレット引き出し装置(H)は第14図に示す形状をし
ている。同図に於いて、(90)は基台、(91)は基台
(90)上に横枠(92)及び縦枠(93)を矩形状に組合せ
ることにより形成したフレーム、(94)はフレーム(9
1)上面の長手方向の両側縁部に配置したガドフレー
ム、(59)(59)…は、パレット(C)をフレーム(9
1)上面のパーツチャック位置(ホ)上にスライド自在
に支持するため、ガイドフレーム(94)に回転自在に枢
着したローラである。(96)は、フレーム(91)上面の
長手方向の中央部に架橋したガイドレール、(97)はガ
イドレール(96)上にスライド自在に配置したスライダ
であり、このスライダ(97)の先端部には、パレット
(C)に設けた切欠凹部(3)と係合する係合ローラ
(98)が取付けてある。(99)は下端が基台(90)に枢
軸(100)を介して回動自在に支持され、上端が、スラ
イダ(97)の側面縦方向に設けたガイド溝(101)とロ
ーラ(102)を介して係合したスライドアーム、(103)
はロッド(103a)の先端部がスライドアーム(99)の略
中間部と係合しているシリンダである。そして、第14図
一点鎖線に示す如く、カセットケース(D)内に収納さ
れたパレット(C)の内の一枚がカセットリフト装置
(G)によりパーツチャック位置(ホ)と同一平面上に
位置決めされ、スライダ(97)に設けたローラ(101)
が、このパレット(C)に設けた切欠凹部(3)内に位
置した状態に於いて、シリンダ(103)を短縮させ、ス
ライドアーム(99)を図中時計方向に回動させると、ス
ライダ(97)はフレーム(91)上面を図中右方にスライ
ドするため、カセットケース(D)内のパレット(C)
はローラ(95)(95)…にガイドされながらパーツ組付
装置(A)側に引き出され、フレーム(91)上面のパー
ツチャック位置(ホ)上に保持されるようにしてある。
(104)はフレーム(91)上面の図中右端に設けた位置
決めロッドであり、この位置決めロッド(104)は、第1
5図の拡大図に示す如くスプリング(105)の弾性力によ
り、常時、カセットケース(D)側に押圧されており、
又、その先端は、フレーム(91)上面のパーツチャック
位置(ホ)上に引き出されたパレット(C)の端面と接
触するようにしてある。そして、パーツチャック位置
(ホ)上にパレット(C)が引き出された時、シャフト
(104)の先端がパレット(C)の端面に弾性的に接触
することにより、パレット(C)がパーツチャック位置
(ホ)上に安定した状態で保持されると同時に、パレッ
ト(C)に加わるショックを吸収するようにしてある。
るパレット引き出し装置(H)は第14図に示す形状をし
ている。同図に於いて、(90)は基台、(91)は基台
(90)上に横枠(92)及び縦枠(93)を矩形状に組合せ
ることにより形成したフレーム、(94)はフレーム(9
1)上面の長手方向の両側縁部に配置したガドフレー
ム、(59)(59)…は、パレット(C)をフレーム(9
1)上面のパーツチャック位置(ホ)上にスライド自在
に支持するため、ガイドフレーム(94)に回転自在に枢
着したローラである。(96)は、フレーム(91)上面の
長手方向の中央部に架橋したガイドレール、(97)はガ
イドレール(96)上にスライド自在に配置したスライダ
であり、このスライダ(97)の先端部には、パレット
(C)に設けた切欠凹部(3)と係合する係合ローラ
(98)が取付けてある。(99)は下端が基台(90)に枢
軸(100)を介して回動自在に支持され、上端が、スラ
イダ(97)の側面縦方向に設けたガイド溝(101)とロ
ーラ(102)を介して係合したスライドアーム、(103)
はロッド(103a)の先端部がスライドアーム(99)の略
中間部と係合しているシリンダである。そして、第14図
一点鎖線に示す如く、カセットケース(D)内に収納さ
れたパレット(C)の内の一枚がカセットリフト装置
(G)によりパーツチャック位置(ホ)と同一平面上に
位置決めされ、スライダ(97)に設けたローラ(101)
が、このパレット(C)に設けた切欠凹部(3)内に位
置した状態に於いて、シリンダ(103)を短縮させ、ス
ライドアーム(99)を図中時計方向に回動させると、ス
ライダ(97)はフレーム(91)上面を図中右方にスライ
ドするため、カセットケース(D)内のパレット(C)
はローラ(95)(95)…にガイドされながらパーツ組付
装置(A)側に引き出され、フレーム(91)上面のパー
ツチャック位置(ホ)上に保持されるようにしてある。
(104)はフレーム(91)上面の図中右端に設けた位置
決めロッドであり、この位置決めロッド(104)は、第1
5図の拡大図に示す如くスプリング(105)の弾性力によ
り、常時、カセットケース(D)側に押圧されており、
又、その先端は、フレーム(91)上面のパーツチャック
位置(ホ)上に引き出されたパレット(C)の端面と接
触するようにしてある。そして、パーツチャック位置
(ホ)上にパレット(C)が引き出された時、シャフト
(104)の先端がパレット(C)の端面に弾性的に接触
することにより、パレット(C)がパーツチャック位置
(ホ)上に安定した状態で保持されると同時に、パレッ
ト(C)に加わるショックを吸収するようにしてある。
上記構成に於いて、本発明に係るパーツ供給装置
(B)により、カムキャップ(α)をパーツ組付器
(A)に供給するには、先ず、第1図に示す如く、カセ
ットコンベア(E)のパーツ搬入位置(イ)、第2中間
位置(ニ)、パーツ供給位置(ハ)の3位置に、第1乃
至第3のカセットケース(D)(D′)(D″)を位置
させておく。尚、この初期状態に於いて、各カセットケ
ース(D)(D′)(D″)内には、最上段のパレット
収納部(16)のみを空け、残り8段のパレット収納部
(16)に空のパレット(C)を収納しておくと共に、パ
レット引き出し装置(H)のパーツチャック位置(ホ)
上にも、空のパレット(C)を配置しておく。
(B)により、カムキャップ(α)をパーツ組付器
(A)に供給するには、先ず、第1図に示す如く、カセ
ットコンベア(E)のパーツ搬入位置(イ)、第2中間
位置(ニ)、パーツ供給位置(ハ)の3位置に、第1乃
至第3のカセットケース(D)(D′)(D″)を位置
させておく。尚、この初期状態に於いて、各カセットケ
ース(D)(D′)(D″)内には、最上段のパレット
収納部(16)のみを空け、残り8段のパレット収納部
(16)に空のパレット(C)を収納しておくと共に、パ
レット引き出し装置(H)のパーツチャック位置(ホ)
上にも、空のパレット(C)を配置しておく。
この状態に於いて、先ず、カセットコンベア(E)の
開放ピン(50)をコンベア面(ヘ)上に突出させ、この
開放ピン(50)を、パーツ搬入位置(イ)にある第1の
カセットケース(D)の底板(10)の後面開口部(17
b)側に設けた貫通孔(10a)内に進入させることによ
り、第1のカセットケース(D)の後面開口部(17b)
側のシャッター板(25)を開かせる。次に、第1のカセ
ットケース(D)内に収納された8枚のパレット(C)
の内、最下段に位置するパレット(C)を手動で第1の
カセットケース(D)から引き出し、このパレット
(C)を第1のカセットケース(D)と対向する位置に
あるパーツ搬入装置(F)の装置本体(61)最下段のパ
レット収納部(72)内に引き込む。次に、このパーツ搬
入装置(F)内に収納したパレット(C)上に、作業員
が手作業で5個1組となったカムキャップ(α)を複数
組整列させる。尚、この時、パーツ搬入装置(F)のパ
レット収納部(72)を有する装置本体(61)は、基枠
(66)、支柱(67)、横枠(68)(69)によって骨格が
形成されているため、支柱(67)及び横枠(69)間に形
成される開口部から装置本体(61)内のパレット(C)
にカムキャップ(α)を搬入して行けばよい。そして、
最下段のパレット収納部(72)内に収納したパレット
(C)へのカムキャップ(α)の搬入が終了すると、次
に、第1のカセットケース(D)の下から2段目のパレ
ット(C)を、装置本体(61)の下から2段目のパレッ
ト収納部(72)内に引き込み、上記と同様にして、パレ
ット(C)上にカムキャップ(α)を搬入する。このよ
うにして、第1のカセットケース(D)内のパレット
(C)を下から順々にパーツ搬入装置(F)の装置本体
(61)内に引き込み、このパレット(C)にカムキャッ
プ(α)を搬入することにより、8枚のパレット(C)
の全てにカムキャップ(α)を搬入すると、次に、パー
ツ搬入装置(F)のシリンダ(62)を伸長させ、装置本
体(61)全体をパレット収納部1段分だけ上昇させた
後、装置本体(61)内に引き込んだ8枚のパレット
(C)を再びカセットケース(D)の各パレット収納部
(16)内に挿入する。尚、この時、装置本体(61)はパ
レット収納部1段分だけ上昇しているため、各パレット
(C)は、第1のカセットケース(D)の元のパレット
収納部(16)より一段上のパレット収納部(16)内に収
納されることになり、第1のカセットケース(D)は、
最下段のパレット収納部(16)が空となり、その上8段
には、それぞれ、カムキャップ(α)が整列されたパレ
ット(C)が収納された状態となる。このようにして、
第1のカセットケース(D)内の各パレット(C)への
カムキャップ(α)の搬入が終了すると、開放ピン(5
0)を下降させ、第1のカセットケース(D)の後面開
口部(17b)のシャッター板(25)を閉じさせ、これと
平行して、シリンダ(39)を作動させ、連結ロッド(38
a)によって連結された第1ガイドローラ(34a)(34
a)…をコンベア面(ヘ)の上面に突出させ、第1ガイ
ドローラ(34a)(34a)…を第1のカセットケース
(D)の底板(10)に設けたガイド溝(10b)に嵌合さ
せる。さらに、上記動作と平行させて、モータ(45a)
を逆転させ、第1スライダ(40a)をパーツ搬入位置
(イ)側に後退させることにより、第1スライダ(40
a)を第1のカセットケース(D)の底板(10)の下方
に位置させることにより、第1スライダ(40a)の係止
爪(48a)を、底板(10)に設けた凹部(10d)に係合さ
せる。次に、モータ(46a)を正転させ、第1スライダ
(40a)を矢印I方向に前進させることにより、第1の
カセットケース(D)を第1ガイドローラ(34a)(34
a)…によってガイドしながら、パーツ搬入位置(イ)
から第1中間位置(ロ)へと移動させる。このようにし
て、第1のカセットケース(D)を第1中間位置(ロ)
に搬送すると、第1ガイドローラ(34a)(34a)…をコ
ンベア面(ヘ)の下方に位置させた後、今度は、第4ガ
イドローラ(34d)(34d)…及び第4スライダ(40d)
により、上記と同様にして、第2のカセットケース
(D′)を第2中間位置(ハ)からパーツ搬入位置
(ニ)へと移動させた後、第1のカセットケース(D)
の時と同様にして、第2のカセットケース(D′)内の
各パレット(C)にカムキャップ(α)を搬入する。
又、上記搬入作業と平行して、第3のカセットケース
(D″)を、第3ガイドローラ(34c)(34c)…及び第
3スライダ(40c)により、パーツ供給位置(ハ)から
第2中間位置(ニ)へと移動させる。そして、パーツ供
給位置(ハ)が空いた状態となると、第1スライダ(40
a)を後退させ、第1スライダ(40a)の係止爪(48a)
を、第1のカセットケース(D)の底板(10)に設けた
凹部(10d)から離脱させた後、第2ガイドローラ(34
b)(34b)…及び第2スライダ(40b)により、第1の
カセットケース(D)を第1中間位置(ロ)からパーツ
供給位置(ハ)へと移動させる。又、第1のカセットケ
ース(D)をパーツ供給位置(ハ)に移動させた後、パ
ーツ搬入位置(イ)上での第2のカセットケース
(D′)内へのカムキャップ(α)の搬入作業が終了す
ると、この後、第2のカセットケース(D′)は第1中
間位置(ロ)に送られ、又、第2中間位置(ニ)に待機
している第3のカセットケース(D″)がパーツ搬入位
置(イ)に送られ、第3のカセットケース(D″)への
カムキャップ(α)の搬入作業が開始される。一方、上
記の如くして、パーツ供給位置(ハ)上にカムキャップ
(α)が収納された第1のカセットケース(D)が位置
すると、次に、カセットリフト装置(G)のギヤモータ
(86)を作動させ、パーツ供給位置(ハ)の下方に位置
するアーム(87)を上昇させることにより、アーム(8
7)によって第1のカセットケース(D)を保持した状
態で、パーツ供給位置(ハ)の上方に第1のカセットケ
ース(D)を持ち上げる。尚、この時、アーム(87)の
上面に突設された開放ピン(88)が、第1のカセットケ
ース(D)の底板(10)の前面開口部(17a)側に設け
た貫通孔(10a)内に進入するため、第1のカセットケ
ース(D)の前面開口部(17a)に設けたシャッター板
(25)は自動的に開く。そして、アーム(87)に支持さ
れた第1のカセットケース(D)の最下段に位置する空
のパレット収納部(16)が、パレット引き出し装置
(H)上のパーツチャック位置(ホ)と同一平面上に位
置すると、アーム(87)の上昇を停止させる。次に、パ
レット引き出し装置(H)のシリンダ(103)を伸長さ
せて、スライダ(97)を第1のカセットケース(D)側
へスライドさせることにより、パーツチャック位置
(ホ)上の空のパレット(C)を空のパレット収納部
(16)側へスライドさせる。そして、空のパレット
(C)をパレット収納部(16)内に挿入する。このよう
にして、空のパレット(C)のパレット収納部(16)へ
の収納が終了すると、次に、第1のカセットケース
(D)をパレット収納部1段分だけ下降させ、第1のカ
セットケース(D)の下から2段目のパレット収納部
(16)内に収納されたパレット(C)を、パーツチャッ
ク位置(ホ)と同一平面上に位置させる。すると、この
時、パレット引き出し装置(H)のスライダ(97)に設
けたローラ(98)が、上記パレット(C)の切欠き凹部
(3)の内方側に位置するため、この状態でシリンダ
(103)を短縮させ、スライダ(97)をパーツ組付機
(A)側にスライドさせれば、カムキャップ(α)がそ
の表面に整列したパレット(C)は、パーツ供給位置
(ホ)上に引き出される。そして、パーツ供給位置
(ホ)上にカムキャップ(α)が整列されたパレット
(C)が位置すると、後は、パレット(C)上のカムキ
ャップ(α)をパーツ組付機(A)が順次チャックし、
順次搬送されて来るシリンダヘッドの所定箇所に組み込
んで行く。このようにして、パーツチャック位置(ホ)
上に位置するパレット(C)上の全てのカムキャップ
(α)がシリンダヘッドに組付けられると、再びシリン
ダ(103)が伸長し、空となったパレット(C)が再び
第1のカセットケース(D)の下から2段目のパレット
収納部(16)内に戻された後、再び第1のカセットケー
ス(D)をパレット収納部1段分だけ下降させ、今度
は、下から3段目のパレット収納部(16)内のパレット
(C)がパーツチャック位置(ホ)上に引き出される。
そして、再びこのパレット(C)上のカムキャップ
(α)がパーツ組付機(A)によってシリンダヘッドに
組み込まれて行く。上記動作を順次繰り返すことによ
り、第1のカセットケース(D)の最上段のパレット収
納部(16)内に位置するパレット(C)がパーツチャッ
ク位置(ホ)上に引き出されると、カセットリフト装置
(G)のアーム(87)は下降端まで下降し、第1のカセ
ットケース(D)は、最上段のパレット収納部(16)内
にパレット(C)の戻されていない状態のままカムキャ
ップ供給位置(ハ)上に戻される。そしてこの後、第1
のカセットケース(D)は、第3ガイドローラ(34c)
(34c)…及び第3スライダ(40c)によって第2中間位
置(ニ)に送られる。又、空となった第1のカセットケ
ース(D)が第2中間位置(ニ)に送られた後のパーツ
供給位置(ハ)には、カムキャップ搬入位置(イ)に
て、第1のカセットケース(D)の時と同様にしてカム
キャップ(α)が搬入された後、第1中間位置(ロ)に
て待機していた第2のカセットケース(D′)が送られ
て来る。そして、この第2のカセットケース(D′)が
パーツ供給位置(ハ)上に位置すると、第2のカセット
ケース(D′)は、前回と同様、カセットリフト装置
(G)のアーム(87)によって持ち上げられる。そし
て、先ず、パレット(C)の収容されていない最下段の
パレット収納部(16)がパーツチャック位置(ホ)と同
一平面上に位置決めされ、このパレット収納部(16)内
に、前回、第1のカセットケース(D)の最上段からパ
ーツチャック位置(ホ)上に引き出され、かつ、その表
面に整列されたカムキャップ(α)が全てシリンダヘッ
ドに組込まれ、空となったパレット(C)が収納され
る。後は、第1のカセットケース(D)の時と同様にし
て、第2のカセットケース(D′)内に収納されたパレ
ット(C)が順次パーツチャック位置(ホ)上に引き出
され、パレット(C)上のカムキャップ(α)が順次シ
リンダヘッドに組込まれて行く。又、上記作業が行われ
ている間に、パーツ搬入位置(イ)にて、第3のカセッ
トケース(D″)へのカムキャップ(α)の搬入が終了
し、第3のカセットケース(D″)が第1中間位置
(ロ)に送られると、第2中間位置(ニ)に待機してい
た、最上段のパレット収納部(16)が空となった、第1
のカセットケース(D)が再びパーツ供給位置(イ)に
戻されて来る。従って、パーツ供給位置(イ)では、再
度、第1のカセットケース(D)から順次空のパレット
(C)を引き出し、各パレット(C)へのカムキャップ
(α)の搬入が終了すると、最初の時と同様、各パレッ
ト(C)を第1のカセットケース(D)の上8段のパレ
ット収納部(16)内にそれぞれ挿入し、最下段のパレッ
ト収納部(16)を空の状態にする。後は、上記一連の動
作を連続的に繰り返すことにより、パーツ組付機(A)
に、5個1組となったカムキャップ(α)を整列させた
状態で連続的に供給することを可能にする。又、このパ
ーツ供給装置(B)を用いれば、例えば、カムキャップ
組付機(A)の稼働停止中に、予めカセットケース
(D)の各パレット(C)上にカムキャップ(α)を整
列させておき、このカムキャップ(α)を収納したカセ
ットケース(D)を、パーツ搬入位置(イ)と第1中間
位置(ロ)の2位置に待機させておくことができるた
め、この実施例の場合であれば、最大16枚のパレット
(C)に予めカムキャップ(α)を整列させておくこと
が可能となり、パーツ組付機(A)の稼働中、常時作業
員がパレット(C)上にカムキャップ(α)を整列させ
て行く必要はなくなる。
開放ピン(50)をコンベア面(ヘ)上に突出させ、この
開放ピン(50)を、パーツ搬入位置(イ)にある第1の
カセットケース(D)の底板(10)の後面開口部(17
b)側に設けた貫通孔(10a)内に進入させることによ
り、第1のカセットケース(D)の後面開口部(17b)
側のシャッター板(25)を開かせる。次に、第1のカセ
ットケース(D)内に収納された8枚のパレット(C)
の内、最下段に位置するパレット(C)を手動で第1の
カセットケース(D)から引き出し、このパレット
(C)を第1のカセットケース(D)と対向する位置に
あるパーツ搬入装置(F)の装置本体(61)最下段のパ
レット収納部(72)内に引き込む。次に、このパーツ搬
入装置(F)内に収納したパレット(C)上に、作業員
が手作業で5個1組となったカムキャップ(α)を複数
組整列させる。尚、この時、パーツ搬入装置(F)のパ
レット収納部(72)を有する装置本体(61)は、基枠
(66)、支柱(67)、横枠(68)(69)によって骨格が
形成されているため、支柱(67)及び横枠(69)間に形
成される開口部から装置本体(61)内のパレット(C)
にカムキャップ(α)を搬入して行けばよい。そして、
最下段のパレット収納部(72)内に収納したパレット
(C)へのカムキャップ(α)の搬入が終了すると、次
に、第1のカセットケース(D)の下から2段目のパレ
ット(C)を、装置本体(61)の下から2段目のパレッ
ト収納部(72)内に引き込み、上記と同様にして、パレ
ット(C)上にカムキャップ(α)を搬入する。このよ
うにして、第1のカセットケース(D)内のパレット
(C)を下から順々にパーツ搬入装置(F)の装置本体
(61)内に引き込み、このパレット(C)にカムキャッ
プ(α)を搬入することにより、8枚のパレット(C)
の全てにカムキャップ(α)を搬入すると、次に、パー
ツ搬入装置(F)のシリンダ(62)を伸長させ、装置本
体(61)全体をパレット収納部1段分だけ上昇させた
後、装置本体(61)内に引き込んだ8枚のパレット
(C)を再びカセットケース(D)の各パレット収納部
(16)内に挿入する。尚、この時、装置本体(61)はパ
レット収納部1段分だけ上昇しているため、各パレット
(C)は、第1のカセットケース(D)の元のパレット
収納部(16)より一段上のパレット収納部(16)内に収
納されることになり、第1のカセットケース(D)は、
最下段のパレット収納部(16)が空となり、その上8段
には、それぞれ、カムキャップ(α)が整列されたパレ
ット(C)が収納された状態となる。このようにして、
第1のカセットケース(D)内の各パレット(C)への
カムキャップ(α)の搬入が終了すると、開放ピン(5
0)を下降させ、第1のカセットケース(D)の後面開
口部(17b)のシャッター板(25)を閉じさせ、これと
平行して、シリンダ(39)を作動させ、連結ロッド(38
a)によって連結された第1ガイドローラ(34a)(34
a)…をコンベア面(ヘ)の上面に突出させ、第1ガイ
ドローラ(34a)(34a)…を第1のカセットケース
(D)の底板(10)に設けたガイド溝(10b)に嵌合さ
せる。さらに、上記動作と平行させて、モータ(45a)
を逆転させ、第1スライダ(40a)をパーツ搬入位置
(イ)側に後退させることにより、第1スライダ(40
a)を第1のカセットケース(D)の底板(10)の下方
に位置させることにより、第1スライダ(40a)の係止
爪(48a)を、底板(10)に設けた凹部(10d)に係合さ
せる。次に、モータ(46a)を正転させ、第1スライダ
(40a)を矢印I方向に前進させることにより、第1の
カセットケース(D)を第1ガイドローラ(34a)(34
a)…によってガイドしながら、パーツ搬入位置(イ)
から第1中間位置(ロ)へと移動させる。このようにし
て、第1のカセットケース(D)を第1中間位置(ロ)
に搬送すると、第1ガイドローラ(34a)(34a)…をコ
ンベア面(ヘ)の下方に位置させた後、今度は、第4ガ
イドローラ(34d)(34d)…及び第4スライダ(40d)
により、上記と同様にして、第2のカセットケース
(D′)を第2中間位置(ハ)からパーツ搬入位置
(ニ)へと移動させた後、第1のカセットケース(D)
の時と同様にして、第2のカセットケース(D′)内の
各パレット(C)にカムキャップ(α)を搬入する。
又、上記搬入作業と平行して、第3のカセットケース
(D″)を、第3ガイドローラ(34c)(34c)…及び第
3スライダ(40c)により、パーツ供給位置(ハ)から
第2中間位置(ニ)へと移動させる。そして、パーツ供
給位置(ハ)が空いた状態となると、第1スライダ(40
a)を後退させ、第1スライダ(40a)の係止爪(48a)
を、第1のカセットケース(D)の底板(10)に設けた
凹部(10d)から離脱させた後、第2ガイドローラ(34
b)(34b)…及び第2スライダ(40b)により、第1の
カセットケース(D)を第1中間位置(ロ)からパーツ
供給位置(ハ)へと移動させる。又、第1のカセットケ
ース(D)をパーツ供給位置(ハ)に移動させた後、パ
ーツ搬入位置(イ)上での第2のカセットケース
(D′)内へのカムキャップ(α)の搬入作業が終了す
ると、この後、第2のカセットケース(D′)は第1中
間位置(ロ)に送られ、又、第2中間位置(ニ)に待機
している第3のカセットケース(D″)がパーツ搬入位
置(イ)に送られ、第3のカセットケース(D″)への
カムキャップ(α)の搬入作業が開始される。一方、上
記の如くして、パーツ供給位置(ハ)上にカムキャップ
(α)が収納された第1のカセットケース(D)が位置
すると、次に、カセットリフト装置(G)のギヤモータ
(86)を作動させ、パーツ供給位置(ハ)の下方に位置
するアーム(87)を上昇させることにより、アーム(8
7)によって第1のカセットケース(D)を保持した状
態で、パーツ供給位置(ハ)の上方に第1のカセットケ
ース(D)を持ち上げる。尚、この時、アーム(87)の
上面に突設された開放ピン(88)が、第1のカセットケ
ース(D)の底板(10)の前面開口部(17a)側に設け
た貫通孔(10a)内に進入するため、第1のカセットケ
ース(D)の前面開口部(17a)に設けたシャッター板
(25)は自動的に開く。そして、アーム(87)に支持さ
れた第1のカセットケース(D)の最下段に位置する空
のパレット収納部(16)が、パレット引き出し装置
(H)上のパーツチャック位置(ホ)と同一平面上に位
置すると、アーム(87)の上昇を停止させる。次に、パ
レット引き出し装置(H)のシリンダ(103)を伸長さ
せて、スライダ(97)を第1のカセットケース(D)側
へスライドさせることにより、パーツチャック位置
(ホ)上の空のパレット(C)を空のパレット収納部
(16)側へスライドさせる。そして、空のパレット
(C)をパレット収納部(16)内に挿入する。このよう
にして、空のパレット(C)のパレット収納部(16)へ
の収納が終了すると、次に、第1のカセットケース
(D)をパレット収納部1段分だけ下降させ、第1のカ
セットケース(D)の下から2段目のパレット収納部
(16)内に収納されたパレット(C)を、パーツチャッ
ク位置(ホ)と同一平面上に位置させる。すると、この
時、パレット引き出し装置(H)のスライダ(97)に設
けたローラ(98)が、上記パレット(C)の切欠き凹部
(3)の内方側に位置するため、この状態でシリンダ
(103)を短縮させ、スライダ(97)をパーツ組付機
(A)側にスライドさせれば、カムキャップ(α)がそ
の表面に整列したパレット(C)は、パーツ供給位置
(ホ)上に引き出される。そして、パーツ供給位置
(ホ)上にカムキャップ(α)が整列されたパレット
(C)が位置すると、後は、パレット(C)上のカムキ
ャップ(α)をパーツ組付機(A)が順次チャックし、
順次搬送されて来るシリンダヘッドの所定箇所に組み込
んで行く。このようにして、パーツチャック位置(ホ)
上に位置するパレット(C)上の全てのカムキャップ
(α)がシリンダヘッドに組付けられると、再びシリン
ダ(103)が伸長し、空となったパレット(C)が再び
第1のカセットケース(D)の下から2段目のパレット
収納部(16)内に戻された後、再び第1のカセットケー
ス(D)をパレット収納部1段分だけ下降させ、今度
は、下から3段目のパレット収納部(16)内のパレット
(C)がパーツチャック位置(ホ)上に引き出される。
そして、再びこのパレット(C)上のカムキャップ
(α)がパーツ組付機(A)によってシリンダヘッドに
組み込まれて行く。上記動作を順次繰り返すことによ
り、第1のカセットケース(D)の最上段のパレット収
納部(16)内に位置するパレット(C)がパーツチャッ
ク位置(ホ)上に引き出されると、カセットリフト装置
(G)のアーム(87)は下降端まで下降し、第1のカセ
ットケース(D)は、最上段のパレット収納部(16)内
にパレット(C)の戻されていない状態のままカムキャ
ップ供給位置(ハ)上に戻される。そしてこの後、第1
のカセットケース(D)は、第3ガイドローラ(34c)
(34c)…及び第3スライダ(40c)によって第2中間位
置(ニ)に送られる。又、空となった第1のカセットケ
ース(D)が第2中間位置(ニ)に送られた後のパーツ
供給位置(ハ)には、カムキャップ搬入位置(イ)に
て、第1のカセットケース(D)の時と同様にしてカム
キャップ(α)が搬入された後、第1中間位置(ロ)に
て待機していた第2のカセットケース(D′)が送られ
て来る。そして、この第2のカセットケース(D′)が
パーツ供給位置(ハ)上に位置すると、第2のカセット
ケース(D′)は、前回と同様、カセットリフト装置
(G)のアーム(87)によって持ち上げられる。そし
て、先ず、パレット(C)の収容されていない最下段の
パレット収納部(16)がパーツチャック位置(ホ)と同
一平面上に位置決めされ、このパレット収納部(16)内
に、前回、第1のカセットケース(D)の最上段からパ
ーツチャック位置(ホ)上に引き出され、かつ、その表
面に整列されたカムキャップ(α)が全てシリンダヘッ
ドに組込まれ、空となったパレット(C)が収納され
る。後は、第1のカセットケース(D)の時と同様にし
て、第2のカセットケース(D′)内に収納されたパレ
ット(C)が順次パーツチャック位置(ホ)上に引き出
され、パレット(C)上のカムキャップ(α)が順次シ
リンダヘッドに組込まれて行く。又、上記作業が行われ
ている間に、パーツ搬入位置(イ)にて、第3のカセッ
トケース(D″)へのカムキャップ(α)の搬入が終了
し、第3のカセットケース(D″)が第1中間位置
(ロ)に送られると、第2中間位置(ニ)に待機してい
た、最上段のパレット収納部(16)が空となった、第1
のカセットケース(D)が再びパーツ供給位置(イ)に
戻されて来る。従って、パーツ供給位置(イ)では、再
度、第1のカセットケース(D)から順次空のパレット
(C)を引き出し、各パレット(C)へのカムキャップ
(α)の搬入が終了すると、最初の時と同様、各パレッ
ト(C)を第1のカセットケース(D)の上8段のパレ
ット収納部(16)内にそれぞれ挿入し、最下段のパレッ
ト収納部(16)を空の状態にする。後は、上記一連の動
作を連続的に繰り返すことにより、パーツ組付機(A)
に、5個1組となったカムキャップ(α)を整列させた
状態で連続的に供給することを可能にする。又、このパ
ーツ供給装置(B)を用いれば、例えば、カムキャップ
組付機(A)の稼働停止中に、予めカセットケース
(D)の各パレット(C)上にカムキャップ(α)を整
列させておき、このカムキャップ(α)を収納したカセ
ットケース(D)を、パーツ搬入位置(イ)と第1中間
位置(ロ)の2位置に待機させておくことができるた
め、この実施例の場合であれば、最大16枚のパレット
(C)に予めカムキャップ(α)を整列させておくこと
が可能となり、パーツ組付機(A)の稼働中、常時作業
員がパレット(C)上にカムキャップ(α)を整列させ
て行く必要はなくなる。
尚、上記実施例では、カセットケースのカセットコン
ベアによる動きを判りやすくするため、カセットケース
の移動時のみ、その移動時に必要なガイドローラのみを
コンベア面上に突出させる例について説明したが、実際
には、このガイドローラは、カセットケースが、パーツ
搬入位置、第1中間位置、パーツ供給位置及び第2中間
位置の各位置に停止している時にもコンベア面上に突出
し、カセットケースをその位置上に位置決めする役目も
兼ね備えている。このため、カセットコンベア上に配置
した3つのカセットケースの内、いずれか1つを移動さ
せる場合は、そのカセットケースの移動に必要なガイド
ローラをコンベア面上に突出させると同時に、このガイ
ドローラと対向位置にあるガイドローラもコンベア面上
に突出させ、残り2つのカセットケースを、それぞれの
位置にて位置決めするようにしてある。
ベアによる動きを判りやすくするため、カセットケース
の移動時のみ、その移動時に必要なガイドローラのみを
コンベア面上に突出させる例について説明したが、実際
には、このガイドローラは、カセットケースが、パーツ
搬入位置、第1中間位置、パーツ供給位置及び第2中間
位置の各位置に停止している時にもコンベア面上に突出
し、カセットケースをその位置上に位置決めする役目も
兼ね備えている。このため、カセットコンベア上に配置
した3つのカセットケースの内、いずれか1つを移動さ
せる場合は、そのカセットケースの移動に必要なガイド
ローラをコンベア面上に突出させると同時に、このガイ
ドローラと対向位置にあるガイドローラもコンベア面上
に突出させ、残り2つのカセットケースを、それぞれの
位置にて位置決めするようにしてある。
上記した如く、本発明は、複数組のカムキャップが整
列した状態で載置されたパレットを、カセットケース内
に、縦方向に段積みした状態で収納できるようにすると
共に、このカセットケースを、パーツ搬入位置と第1中
間位置の2位置に待機させておき、かつ、必要時、この
カセットケース内のパレットを順次パーツ組付機のパー
ツチャック位置に自動供給することを可能にしたため、
カムキャップが載置された多数のパレットを、少ないス
ペース内に整列された状態で待機させておくことが可能
となる。従って、パーツ組付機の停止中に多数のパレッ
トにカムキャップを整列させておき、パーツ組付機が稼
働しだすと、このパレットをパーツ組付機に順次自動供
給することが可能となり、パーツ組付機の稼働中、常時
カムキャップ供給専用の作業員を付ける必要をなくすこ
とができる。
列した状態で載置されたパレットを、カセットケース内
に、縦方向に段積みした状態で収納できるようにすると
共に、このカセットケースを、パーツ搬入位置と第1中
間位置の2位置に待機させておき、かつ、必要時、この
カセットケース内のパレットを順次パーツ組付機のパー
ツチャック位置に自動供給することを可能にしたため、
カムキャップが載置された多数のパレットを、少ないス
ペース内に整列された状態で待機させておくことが可能
となる。従って、パーツ組付機の停止中に多数のパレッ
トにカムキャップを整列させておき、パーツ組付機が稼
働しだすと、このパレットをパーツ組付機に順次自動供
給することが可能となり、パーツ組付機の稼働中、常時
カムキャップ供給専用の作業員を付ける必要をなくすこ
とができる。
又、本発明は、パーツ供給位置にて、カセットケース
の下の段のパレット収納部から順次パレットをパーツチ
ャック位置に引き出し行き、最上段のパレット収納部内
のパレットを引き出すと、このパレットを上記パレット
収納部内に戻すことなく、この最上段が空となったカセ
ットケースをパーツ搬入位置に向けて搬送し、かつ、こ
のパーツチャック位置に引き出したままのパレットを、
この後、パーツ供給位置に送られて来る次のカセットケ
ースの予め空けておいた最下段のパレット収納部内に収
納させるようにしてから、カセットケースのパレット引
出し装置前方での交換時にも、パーツチャック位置に
は、常時、パーツが載置されたパレットを位置させるこ
とが可能となり、パーツ組付機によるカムキャップのシ
リンダヘッドへの組付作業を常に一定のタイミングで行
うことができる。
の下の段のパレット収納部から順次パレットをパーツチ
ャック位置に引き出し行き、最上段のパレット収納部内
のパレットを引き出すと、このパレットを上記パレット
収納部内に戻すことなく、この最上段が空となったカセ
ットケースをパーツ搬入位置に向けて搬送し、かつ、こ
のパーツチャック位置に引き出したままのパレットを、
この後、パーツ供給位置に送られて来る次のカセットケ
ースの予め空けておいた最下段のパレット収納部内に収
納させるようにしてから、カセットケースのパレット引
出し装置前方での交換時にも、パーツチャック位置に
は、常時、パーツが載置されたパレットを位置させるこ
とが可能となり、パーツ組付機によるカムキャップのシ
リンダヘッドへの組付作業を常に一定のタイミングで行
うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るパーツ供給装置の概略構成を示す
平面図、第2図はパレット上に複数組のカムキャップが
載置された状態を示す平面図、第3図はカセットケース
の正面図、第4図は側面図、第5図は底面図、第6図は
シャッター板を開閉するための機構を示す部分拡大断面
図、第7図はカセットコンベアの平面図、第8図はカセ
ットコンベアの一部を拡大して示した側面図、第9図は
第1ガイドローラの保持方法を説明するための側面図、
第10図は第1スライダの保持方法を説明するための側面
図、第11図はパーツ搬入装置の正面図、第12図は部分断
面側面図、第13図はカセットリフト装置の側面図、第14
図はパレット引き出し装置の側面図、第15図は位置決め
ロッドを示す拡大断面図である。 (B)……パーツ供給装置、 (C)……パレット、 (D)……カセットケース、 (E)……カセットコンベア、 (F)……パーツ搬入装置、 (G)……カセットリフト装置、 (H)……パレット引出し装置、 (イ)……パーツ搬入位置、 (ロ)……第1中間位置、 (ハ)……パーツ供給位置、 (ニ)……第2中間位置、 (ホ)……パーツチャック位置、 (α)……カムキャップ、 (16)(72)……パレット収納部。
平面図、第2図はパレット上に複数組のカムキャップが
載置された状態を示す平面図、第3図はカセットケース
の正面図、第4図は側面図、第5図は底面図、第6図は
シャッター板を開閉するための機構を示す部分拡大断面
図、第7図はカセットコンベアの平面図、第8図はカセ
ットコンベアの一部を拡大して示した側面図、第9図は
第1ガイドローラの保持方法を説明するための側面図、
第10図は第1スライダの保持方法を説明するための側面
図、第11図はパーツ搬入装置の正面図、第12図は部分断
面側面図、第13図はカセットリフト装置の側面図、第14
図はパレット引き出し装置の側面図、第15図は位置決め
ロッドを示す拡大断面図である。 (B)……パーツ供給装置、 (C)……パレット、 (D)……カセットケース、 (E)……カセットコンベア、 (F)……パーツ搬入装置、 (G)……カセットリフト装置、 (H)……パレット引出し装置、 (イ)……パーツ搬入位置、 (ロ)……第1中間位置、 (ハ)……パーツ供給位置、 (ニ)……第2中間位置、 (ホ)……パーツチャック位置、 (α)……カムキャップ、 (16)(72)……パレット収納部。
Claims (1)
- 【請求項1】複数個で1組となったパーツが、複数組、
整列した状態で載置されるパレットと、上記パレットを
スライド自在に収納するパレット収納部を縦方向に複数
段有し、各収納部内にパレットを収納してなるカセット
ケースと、上記カセットケースを矩形状の軌跡を描くよ
うにスライドさせることにより、カセットケースが、上
記軌跡上に設けた、パーツ搬入位置、第1中間位置、パ
ーツ供給位置、及び第2中間位置の4位置を循環するよ
うにしたカセットコンベアと、上記パーツ搬入位置にあ
るカセットケース内のパレットを順次引き出し、パレッ
ト上にパーツを供給した後、再びカセットケース内に戻
すためのパレット収納部を縦方向に複数段有するパーツ
搬入装置と、パーツ供給位置にあるカセットケースを持
ち上げることにより、カセットケース内のパレットを、
順次、パーツ供給位置の前面上方に設けたパーツチャッ
ク位置と同一平面上に位置させるためカセットリフト装
置と、上記パーツチャック位置と同一平面上にあるパレ
ットをカセットケースから引き出し、パーツチャック位
置に位置させ、かつ、パーツチャック位置に位置させた
パレット上のパーツが任意の位置に移送されると、再び
このパレットをカセットケース内に戻すためのパレット
引出し装置とからなり、上記パーツ供給装置にて、カセ
ットケースの下の段のパレット収納部から順次パレット
を引き出して行き、最上段のパレット収納部内のパレッ
トを引き出すと、このパレットを上記パレット収納部に
戻すことなくカセットケースをパーツ搬入位置に向けて
搬送し、かつ、この引き出されたままのパレットを、こ
の後、パーツ供給位置に送られて来るカセットケース
の、予め空けておいた最下段のパレット収納部内に収納
させるようにしたことを特徴とするパーツ供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63318742A JP2550403B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | パーツ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63318742A JP2550403B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | パーツ供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02167631A JPH02167631A (ja) | 1990-06-28 |
JP2550403B2 true JP2550403B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=18102434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63318742A Expired - Fee Related JP2550403B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | パーツ供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101701266B1 (ko) * | 2015-05-15 | 2017-02-01 | 이호상 | 디스크 스프링 열간 성형장치 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP63318742A patent/JP2550403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02167631A (ja) | 1990-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |