JP2550182Y2 - 柱と梁の連結構造 - Google Patents

柱と梁の連結構造

Info

Publication number
JP2550182Y2
JP2550182Y2 JP1993054166U JP5416693U JP2550182Y2 JP 2550182 Y2 JP2550182 Y2 JP 2550182Y2 JP 1993054166 U JP1993054166 U JP 1993054166U JP 5416693 U JP5416693 U JP 5416693U JP 2550182 Y2 JP2550182 Y2 JP 2550182Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web plate
plate
vertical
receiving hardware
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993054166U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0719409U (ja
Inventor
純一 手塚
Original Assignee
ジェイ建築システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェイ建築システム株式会社 filed Critical ジェイ建築システム株式会社
Priority to JP1993054166U priority Critical patent/JP2550182Y2/ja
Priority to US08/233,518 priority patent/US5577856A/en
Priority to CA002127181A priority patent/CA2127181C/en
Publication of JPH0719409U publication Critical patent/JPH0719409U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550182Y2 publication Critical patent/JP2550182Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、大断面、大スパン化木造
建築物に好適な柱と梁の連結構造に関するものであり、
従来の金物とは全く異なった形状、特徴を有し、適切な
構造耐力を保有する新規の梁受け金物も用いるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。近年の木造建築に用いる構造
材は、一般製材に変り構造用集成材・単板積層材等が用
いられ、大断面・大スパン化を図った木造工法が最近多
く建築されている。世界的森林保護対策による一般の製
材品の輸入減、価格の高騰、また、職人(大工)不足に
よる人件費の高騰などにより、木造建築にも合理化、工
業化を図った工法の開発がすすめられているが、それに
伴うジョイント金物の開発が遅れているのが現状であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。従来
の梁受け金物における問題点 A.在来工法における梁受け金物 柱と梁の接合部は一点に大きな力(曲げ・剪断・引張)
がかかるので、信頼性の高い金物が必要である。ボルト
と釘の併用で止め付けるため、構造用耐力の信頼性が少
なく大断面・大スパン工法には使用できない。金物を取
付け、羽子板ボルトで梁を引き寄せる必要があり作業性
が悪い。
【0004】B.大断面用梁受け金物 大断面用梁受け金物には梁下部に受けるものがないもの
が多く、金物取付けボルトの剪断力のみで荷重を受けて
いる。柱に梁を引き寄せる連結を考慮していないため、
当該梁を止め付けているボルトとの剪断力だけでセット
されていることにより、大きな力が加わった時ちぎれる
危険性がある。 C.木材の乾燥による収縮・緩み、鉄と木の接合では、
木材の乾燥による取付けナットの緩み防止のため、スプ
リングワッシャー等を用いているが、取付け手間がかか
り、木の乾燥収縮が大きい場合対応しきれない。
【0005】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、次のようなことのできるものを提供しようとするも
のである。すなわち、近年住宅・中規模建築に多く用い
られるようになった構造用集成材・単板積層材(LV
L)等の工場加工生産の構造用木材を用いた建築物や、
十分乾燥された一般製材構造材用の建築物において、安
価で施工性が良く工期短縮となり、安全で十分構造耐力
を有する柱と梁の連結構造を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、梁受け金物2と、この梁受け金物
係止される梁3とから構成され、梁受け金物2は、L型
金具4と、ウェブプレート5と、連結用スティック6と
から構成され、梁3は梁本体3Aと、この梁本体の端部
に設けられた梁受け金物2への係合部3Bとから構成さ
れ、L型金具4は、平面左右に横長の板で構成された水
平部4Aと、この水平部の左端に上方に向け起立連設さ
れた側面縦横長の板で構成された垂直部4Bとから構成
され、ウェブプレート5は、正面方形の板5Aで構成さ
れ、当該板5Aの高さは垂直部4Bの高さと一致させ、
左右の幅は水平部4Aの左右の長さより少しく短く構成
されていると共に、当該板5Aの右辺は上端より下端が
左方に位置するよう所定角度をもった斜辺5A1が形成
され、連結用スティック6は、ウェブプレート5におけ
る斜辺5A1に添着されたパイプで構成され、ウェブプ
レート5の左方辺は、L型金具4におけ る垂直部4Bの
中央位置に、また、ウェブプレート5の下方辺は、L型
金具4における水平部4Aの中央に位置した状態で固着
され、L型金具4における垂直部4Bには、ウェブプレ
ート5を中心として柱に取付けるための一対の左右のボ
ルト穴4B1と、直交する梁を受けるための梁受け金物
を柱に取付けるためのボルト穴4B2が上下方向に適数
段開設され、ウェブプレート5には、上下位置をもって
梁を取付けるためのボルト穴5A2が開設され、このウ
ェブプレート5には、連結状態確認用ピン穴5A3が開
設され、一方、梁3における係合部3Bは、梁本体の端
部中央位置をもって当該梁本体の内方に向け刻設された
ウェブプレート厚さ分のスリット3B1と、このスリッ
3B1の内方端に垂直状態で連設された連結用縦穴
B2とから構成され、かつ、この連結用縦穴3B2の下
端は、連結用スティック6のウェブプレート側における
下端より多少上方部に当たるように構成され、梁の端部
にはフランジ幅でボルトの突出部分を避けるためのプレ
カットした欠き取り部3B3が形成され、梁止めつけボ
ルト穴3B4と、連結状態確認用ピン穴3B5が開設さ
れている柱と梁の連結構造である。
【0007】この場合、下記のようにすることができ
る。梁受け金物21と、この梁受け金物に係止される梁
31とから構成され、梁受け金物21は、基板41と、
ウェブプレート51と、連結用スティック61とから構
成され、梁31は梁本体31Aと、この梁本体の端部に
設けられた梁受け金物21への係合部31Bとから構成
され、基板41は、平面左右に横長の板で構成され、ウ
ェブプレート51は、中央の縦板51Aを中心に前後2
枚の正面方形の板51Bを平面右向きコ字状に連設して
構成され、これら板51Bの高さは所定高さに構成さ
れ、左右の幅は基板41の左右の長さより少しく短く構
成されていると共に、当該板51Bの右辺は上端より下
端が左方に位置するよう所定角度をもった斜辺51B1
が形成され、連結用スティック61は、ウェブプレート
51における斜辺51B1に添着されたパイプで構成さ
れ、ウェブプレート51における中央の縦板51Aは、
基板41の上面左方端に位置せしめると共に、当該基板
41の中央に位置した状態で固着され、ウェブプレート
51における中央の縦板51Aには、柱に取付けるため
のボルト穴51A1,51A2が上下方向に 適数段開設
され、ウェブプレート51には、上下位置をもって梁を
取付けるためのボルト穴51B2が開設され、このウェ
ブプレート51には、連結状態確認用ピン穴51B3が
開設され、一方、梁31の係合部31Bは、梁本体の端
部中央位置をもって当該梁本体の内方に向け刻設された
ウェブプレート厚さ分のスリット31B1が2本と、こ
れらスリット31B1の内方端に垂直状態で連設された
連結用縦31B2とから構成され、かつ、この連結用
31B2の下端は、連結用スティック61のウェブ
プレート側における下端より多少上方部分に当たるよう
に構成され、梁の端部には基板41の幅でボルト突出部
分を避けるためのプレカットした欠き取り部31B3が
形成され、梁止めつけボルト穴31B4と、連結状態確
認用ピン穴31B5が開設されている柱と梁の連結構造
である。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本考案の柱と梁の連結構造で、梁受け金物2と、この
梁受け金物に係止される梁3とから構成されている。
受け金物2は、L型金具4と、ウェブプレート5と、
結用スティック6とから構成され、梁3は梁本体3A
と、この梁本体の端部に設けられた梁受け金物2への係
合部3Bとから構成されている。L型金具4は、平面左
右に横長の板で構成された水平部4Aと、この水平部の
左端に上方に向け起立連設された側面縦横長の板で構成
された垂直部4Bとから構成されている。
【0009】ウェブプレート5は、正面方形の板5Aで
構成され、当該板5Aの高さは垂直部4Bの高さと一致
させ、左右の幅は水平部4Aの左右の長さより少しく短
く構成されていると共に、当該板5Aの右辺は上端より
下端が左方に位置するよう所定角度をもった斜辺5A1
が形成されている。連結用スティック6は、ウェブプレ
ート5における斜辺5A1に添着されたパイプで構成さ
れている。なお、この連結用スティックは、プレートあ
るいは丸鋼で構成してもよい。
【0010】そこで、ウェブプレート5の左方辺は、L
金具4における垂直部4Bの中央位置に、また、ウェ
ブプレート5の下方辺は、L型金具4における水平部4
Aの中央に位置した状態で固着されている。L型金具
における垂直部4Bには、ウェブプレート5を中心とし
て柱に取付けるための一対の左右のボルト穴4B1と、
直交する梁を受けるための梁受け金物を柱に取付けるた
めのボルト穴4B2が上下方向に適数段開設されてい
る。
【0011】ウェブプレート5には、上下位置をもって
梁を取付けるためのボルト穴5A2が開設されている。
このほか、このウェブプレート5には、連結状態確認用
ピン穴5A3が開設されている。この連結状態確認用ピ
ン穴によって、当該梁受け金物に梁3の端部を係止した
時、連結状態確認用ピン5A31を打ち込むことで、こ
の梁3の端面が梁受け金物に確実に連結された状態であ
ることを確認できる。
【0012】図14を参照して、7は梁受け金物2を柱
8(または他の梁)に取付けるために使用する波カバー
プレート(ガセットプレート)で、これを柱(または他
の梁)の反対側に取付け、ボルト7Aを通し車のホイル
止めナットのようなテーパー付ナット7Bを波カバープ
レート側に止め付けることにより当該波カバープレート
がスプリングの役目を果たし、木の乾燥による所謂やせ
による緩み防止をすることができる。
【0013】なお、このほか、図15のごとく波カバー
プレート及び柱取付けフランジの緩み防止として、ボル
ト穴部のみのプレスにより丸型の凸縁7Cを設けること
も可能とすることができる。また、L型金具の垂直部4
Bのボルト穴にもプレスにより丸型の凸縁4B3を設け
ることにより、ボルト頭部7Dもテーパー付にし、ボル
トとナットの両方より緩み防止を図ることも可能とする
ことができる。
【0014】ついで、梁3について説明する。梁本体3
Aの長さのカット寸法は柱と柱、または柱と梁・梁と梁
の内寸法に構成されている。梁本体の端部に設けられた
梁受け金物2への係合部3Bの構成は下記の通りであ
る。
【0015】すなわち、この係合部3Bは、梁本体の端
部中央位置をもって当該梁本体の内方に向け刻設された
ウェブプレート厚さ分のスリット3B1と、このスリッ
ト3B1の内方端に垂直状態で連設された連結用縦穴3
B2とから構成され、かつ、この連結用縦穴3B2の下
端は、連結用スティック6のウェブプレート側における
下端より多少上方部に当たるように構成されている。こ
れにより梁を上から下にかけやで打ち付け、落とし込む
ことにより梁が柱側へ寄せられ確実に連結する。なお、
この連結用縦穴3B2の形状は、連結用スティックの形
状がパイプ・丸鋼の場合は平面丸型となり、プレートの
場合は平面角型に構成されることになる。
【0016】また、梁の端部にはフランジ幅でボルトの
突出部分を避けるためのプレカットした欠き取り部3B
3が形成されている。さらに、梁止めつけボルト穴3B
4と、連結状態確認用ピン穴3B5が開設されている。
梁受け金物の使用は、柱と梁、梁と梁(梁の中間部に
梁を受ける場合)にも用いることができる。
【0017】11は他の実施例の柱と梁の連結構造で、
梁受け金物21と、この梁受け金物に係止される梁31
とから構成されている。梁受け金物21は、基板41
と、ウェブプレート51と、連結用スティック61とか
ら構成され、梁31は梁本体31Aと、この梁本体の端
部に設けられた 受け金物21への係合部31Bとから
構成されている。基板41は、平面左右に横長の板で構
成されている。
【0018】ウェブプレート51は、中央の縦板51A
を中心に前後2枚の正面方形の板51Bを平面右向きコ
字状に連設して構成され、これら板51Bの高さは所定
高さに構成され、左右の幅は基板41の左右の長さより
少しく短く構成されていると共に、当該板51Bの右辺
は上端より下端が左方に位置するよう所定角度をもった
斜辺51B1が形成されている。連結用スティック61
は、ウェブプレート51における斜辺51B1に添着さ
れたパイプで構成されている。なお、この連結用スティ
ックは、プレートあるいは丸鋼で構成してもよい。
【0019】そこで、ウェブプレート51における中央
の縦板51Aは、基板41の上面左方端に位置せしめる
と共に、当該基板41の中央に位置した状態で固着され
ている。ウェブプレート51における中央の縦板51A
には、柱に取付けるためのボルト穴51A1,51A2
が上下方向に適数段開設されている。ウェブプレート5
1には、上下位置をもって梁を取付けるためのボルト穴
51B2が開設されている。
【0020】このほか、このウェブプレート51には、
連結状態確認用ピン穴51B3が開設されている。この
連結状態確認用ピン穴によって、当該梁受け金物に梁3
1の端部を係止した時、連結状態確認用ピン51B4を
打ち込むことで、この梁31の端面が梁受け金物に確実
に連結された状態であることを確認できる。
【0021】なお、図示は省略するが、梁受け金物21
を柱81に取付ける場合、この柱と梁の連結構造11に
おいても、図14の場合のように、上述の波カバープレ
ート7、ボルト7A、テーパー付ナット7Bを使用し
て、木の乾燥による所謂やせによる緩み防止をする。ま
た、このほか、図15のごとくウェブプレート51にお
ける中央の縦板51Aのボルト穴にもプレスにより丸型
の凸縁51A4を設けることにより、ボルト頭部7Dも
テーパー付にし、ボルトとナットの両方より緩み防止を
図ることも可能とすることができる。
【0022】ついで、梁31について説明する。梁本体
31Aの長さのカット寸法は柱と柱、又は柱と梁・梁と
梁の内寸法に構成されている。梁本体の端部に設けられ
梁受け金物21への係合部31Bの構成は下記の通り
である。
【0023】すなわち、この係合部31Bは、梁本体の
端部中央位置をもって当該梁本体の内方に向け刻設され
たウェブプレート厚さ分のスリット31B1が2本と、
これらスリット31B1の内方端に垂直状態で連設され
連結用縦穴31B2とから構成され、かつ、この連結
用縦穴31B2の下端は、連結用スティック61のウェ
ブプレート側における下端より多少上方部分に当たるよ
うに構成されている。これにより梁を上から下にかけや
で打ち付け、落とし込むことにより梁が柱側へ寄せられ
確実に連結する。なお、この連結用縦穴31B2の形状
は、連結用スティックの形状がパイプ・丸鋼の場合は平
面丸型、プレートの場合は平面角型に構成されることに
なる。
【0024】また、梁の端部には基板41の幅でボルト
突出部分を避けるためのプレカットした欠き取り部31
B3が形成されている。さらに、梁止めつけボルト穴3
1B4と、連結状態確認用ピン穴31B5が開設されて
いる。
【0025】
【考案の効果】本考案のものの効果を作用と共に説明す
る。 1.図6,7を参照して、柱にボルトで取付けられた
受け金物に梁を上より下に落とし込むことによって、梁
が柱側に引き寄せられ確実に連結することになる。 2.梁受け金物には梁を受けるフランジを有しているか
ら、梁に受ける荷重を柱へ安全に伝えることができる。
この時、基板41は連結用スティックより先に長く伸ば
し荷重の負荷の分散を考慮し、更に安全を図ることがで
きる。
【0026】3.梁は構造用集成材・LVL・ボックス
ビーム・一般製材等あらゆる木製梁に対応可能である。 4.梁止めつけボルト穴の他に連結状態確認用ピン穴を
設けたので、その穴に木梁より連結状態確認用ピンを打
ち込むことにより確認することができる。また、建方時
に梁のボルト止めの作業を後で行えるよう連結状態確認
ピンで仮止めできるよう考慮し施工性を高めている。
【0027】このほか、次に記載する効果を奏する。 5.柱と梁の連結構造1の場合、 A.L型に曲げ加工したL型金具連結用スティックを
溶接したウェブプレートを溶接することにより、工場に
て簡易に製造できる。 B.L型金具やウェブプレートの厚さ,大きさ等を変え
ることにより、比較的大規模な建築物(大スパン・大断
面)に対応可能である。 C.プレス機械により波形加工された波カバープレート
を用い、特殊ナットで止め付けることによりスプリング
ワッシャーを省略でき、より強固(緩み防止)な仕口と
なる。
【0028】D.安価に製作することが可能となり、量
産化によりさらにコストダウンが図れる。 E.梁についてはスリットと連結用縦穴を設けることに
より在来工法のように墨付、切込、加工を特にしなくて
もすむ。 F.L型金具の柱側のプレートを曲げ加工する前に波加
工しておき、柱取付けボルト穴をあけることにより、柱
の両側に梁がつく時の波カバープレートを使用できない
時でも波カバープレートと同様の効果を得ることができ
るし、図のようにボルト頭もテーパー付にすることによ
り両側で緩み防止できる。
【0029】6.柱と梁の連結構造11の場合、 A.ウェブプレート51はプレス機械にて平面コ型の曲
げ加工ですみ、溶接する部分が基板41のみですむため
量産化しやすい。 B.ウェブプレートを2枚用いて荷重を受けているた
め、当該ウェブプレートの厚さを薄く設計できるため軽
量化を図ることができる。 C.プレス加工にて成形するため住宅や小規模の建築物
に適している。 D.大量生産が可能となり、安価な金物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梁受け金物の正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】A−A線断面図である。
【図4】B−B線断面図である。
【図5】使用状態の分解斜視図である。
【図6】作用を説明する1部を切欠いた要部拡大正面図
である。
【図7】作用を説明する1部を切欠いた要部拡大正面図
である。
【図8】梁受け金物の他の実施例の正面図である。
【図9】平面図である。
【図10】C−C線断面図である。
【図11】D−D線断面図である。
【図12】E−E線断面図である。
【図13】使用状態の分解斜視図である。
【図14】波カバープレートの使用状態の1部を切欠い
た斜視図である。
【図15】他の実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
柱と梁の連結構造 2 梁受け金物 3 梁 4 L型金具 5 ウェブプレート 6 連結用スティック 11 柱と梁の連結構造 21 梁受け金物 31 梁 41 基板 51 ウェブプレート 61 連結用スティック

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁受け金物(2)と、この梁受け金物に
    係止される梁(3)とから構成され、梁受け金物(2)
    は、L型金具(4)と、ウェブプレート(5)と、連結
    スティック(6)とから構成され、梁(3)は梁本体
    (3A)と、この梁本体の端部に設けられた梁受け金物
    (2)への係合部(3B)とから構成され、L型金具
    (4)は、平面左右に横長の板で構成された水平部(4
    A)と、この水平部の左端に上方に向け起立連設された
    側面縦横長の板で構成された垂直部(4B)とから構成
    され、ウェブプレート(5)は、正面方形の板(5A)
    で構成され、当該板(5A)の高さは垂直部(4B)の
    高さと一致させ、左右の幅は水平部(4A)の左右の長
    さより少しく短く構成されていると共に、当該板(5
    A)の右辺は上端より下端が左方に位置するよう所定角
    度をもった斜辺(5A1)が形成され、連結用スティッ
    ク(6)は、ウェブプレート(5)における斜辺(5A
    1)に添着されたパイプで構成され、ウェブプレート
    (5)の左方辺は、L型金具(4)における垂直部(4
    B)の中央位置に、また、ウェブプレート(5)の下方
    辺は、L型金具(4)における水平部(4A)の中央に
    位置した状態で固着され、L型金具(4)における垂直
    部(4B)には、ウェブプレート(5)を中心として柱
    に取付けるための一対の左右のボルト穴(4B1)と、
    直交する梁を受けるための梁受け金物を柱に取付けるた
    めのボルト穴(4B2)が上下方向に適数段開設され、
    ウェブプレート(5)には、上下位置をもって梁を取付
    けるためのボルト穴(5A2)が開設され、このウェブ
    プレート(5)には、連結状態確認用ピン穴(5A3)
    が開設され、一方、梁(3)における係合部(3B)
    は、梁本体の端部中央位置をもって当該梁本体の内方に
    向け刻設されたウェブプレート厚さ分のスリット(3B
    1)と、このスリット(3B1)の内方端に垂直状態で
    連設された連結用縦穴(3B2)とから構成され、か
    つ、この連結用縦穴(3B2)の下端は、連結用スティ
    ック(6)のウェブプレート側における下端より多少上
    方部に当たるように構成され、梁の端部にはフランジ幅
    でボルトの突出部分を避けるためのプレカットした欠き
    取り部(3B3)が形成され、 梁止めつけボルト穴(3
    B4)と、連結状態確認用ピン穴(3B5)が開設され
    ていることを特徴とする柱と梁の連結構造。
  2. 【請求項2】 梁受け金物(21)と、この梁受け金物
    に係止される梁(31)とから構成され、梁受け金物
    (21)は、基板(41)と、ウェブプレート(51)
    と、連結用スティック(61)とから構成され、梁(3
    1)は梁本体(31A)と、この梁本体の端部に設けら
    れた梁受け金物(21)への係合部(31B)とから構
    成され、基板(41)は、平面左右に横長の板で構成さ
    れ、ウェブプレート(51)は、中央の縦板(51A)
    を中心に前後2枚の正面方形の板(51B)を平面右向
    きコ字状に連設して構成され、これら板(51B)の高
    さは所定高さに構成され、左右の幅は基板(41)の左
    右の長さより少しく短く構成されていると共に、当該板
    (51B)の右辺は上端より下端が左方に位置するよう
    所定角度をもった斜辺(51B1)が形成され、連結用
    スティック(61)は、ウェブプレート(51)におけ
    る斜辺(51B1)に添着されたパイプで構成され、ウ
    ェブプレート(51)における中央の縦板(51A)
    は、基板(41)の上面左方端に位置せしめると共に、
    当該基板(41)の中央に位置した状態で固着され、ウ
    ェブプレート(51)における中央の縦板(51A)に
    は、柱に取付けるためのボルト穴(51A1,51A
    2)が上下方向に適数段開設され、ウェブプレート(5
    1)には、上下位置をもって梁を取付けるためのボルト
    穴(51B2)が開設され、このウェブプレート(5
    1)には、連結状態確認用ピン穴(51B3)が開設さ
    れ、一方、梁(31)における係合部(31B)は、梁
    本体の端部中央位置をもって当該梁本体の内方に向け刻
    設されたウェブプレート厚さ分のスリット(31B1)
    が2本と、これらスリット(31B1)の内方端に垂直
    状態で連設された連結用縦穴(31B2)とから構成さ
    れ、かつ、この連結用縦穴(31B2)の下端は、連結
    用スティック(61)のウェブプレート側における下端
    より多少上方部分に当たるように構成され、梁の端部に
    は基板(41)の幅でボルト突出部分を避けるためのプ
    レカットした欠き取り部(31B3)が形成され、梁止
    めつけボルト穴(31B4)と、連結状態確認用ピン穴
    (31B5)が開設されていることを特徴とする柱と梁
    の連結構造。
JP1993054166U 1993-08-10 1993-09-10 柱と梁の連結構造 Expired - Fee Related JP2550182Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993054166U JP2550182Y2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 柱と梁の連結構造
US08/233,518 US5577856A (en) 1993-08-10 1994-04-26 Beam support system for forming precompressed wood joints
CA002127181A CA2127181C (en) 1993-08-10 1994-06-30 Beam support system for forming precompressed wood joints

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993054166U JP2550182Y2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 柱と梁の連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719409U JPH0719409U (ja) 1995-04-07
JP2550182Y2 true JP2550182Y2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=12962970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993054166U Expired - Fee Related JP2550182Y2 (ja) 1993-08-10 1993-09-10 柱と梁の連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2550182Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007092418A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Daiwa House Ind Co Ltd 木材接合部の補強構造及び木材木口部の補強構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3339992B2 (ja) * 1995-07-28 2002-10-28 積水ハウス株式会社 木造住宅の軸組部材の接合金物
JP3878933B2 (ja) * 2003-08-29 2007-02-07 ジェイ建築システム株式会社 木造躯体に組込む木質門型耐震開口フレーム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416641A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Ikeguchi Kogyo Kk 横架材の結合金物とその結合工法
JPH07119485B2 (ja) * 1991-06-13 1995-12-20 シェルターホーム株式会社 建築部材用継手装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007092418A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Daiwa House Ind Co Ltd 木材接合部の補強構造及び木材木口部の補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0719409U (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2285890C (en) Shear wall panel
US5295754A (en) Framework structure for wooden building and framework member
JP2550182Y2 (ja) 柱と梁の連結構造
JP3041588B2 (ja) 柱と梁の連結構造
CN212613770U (zh) 一种模板固定组件及其安装组合方式
JPH10325176A (ja) 柱と梁との接合構造
JPH032561Y2 (ja)
JP3822717B2 (ja) 柱頭柱脚梁接合金物及び該金物を用いた柱頭柱脚梁接合構造並びに該構造を有する建物ユニット
JPS5924043A (ja) 木造建築用金具
JPS6029522Y2 (ja) バルコニ−における桁と中間柱との連結構造
JP2893379B2 (ja) 梁受け構造
KR102453459B1 (ko) 플랜지 결합부를 구비한 결합조립체를 이용한 기둥-보의 결합구조 및 기둥-보 시공방법
WO2021245735A1 (ja) 集成材の接合構造
JPS6357573B2 (ja)
JPH061921Y2 (ja) 木造建築物の骨組構造体用補強金具
JPS606485Y2 (ja) 柱固定装置
JPS6029521Y2 (ja) バルコニ−における桁と中間柱との連結構造
JPH0327692B2 (ja)
JP3450487B2 (ja) 梁受金物およびそれを用いた施工方法
JPH0122803Y2 (ja)
JP2840206B2 (ja) 建物のセットバック構造
JPS6299538A (ja) 曲り直し筋交い工法と同筋交い材
JPH0119500B2 (ja)
JPH01116129A (ja) 柱と基礎の接合装置
JPH0372130A (ja) 建物の溝造用金物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees