JP2549989Y2 - テールゲートのピラー下部車体構造 - Google Patents

テールゲートのピラー下部車体構造

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JP2549989Y2
JP2549989Y2 JP1991013245U JP1324591U JP2549989Y2 JP 2549989 Y2 JP2549989 Y2 JP 2549989Y2 JP 1991013245 U JP1991013245 U JP 1991013245U JP 1324591 U JP1324591 U JP 1324591U JP 2549989 Y2 JP2549989 Y2 JP 2549989Y2
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pillar
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和弘 浅羽
良典 田中
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両、例えばワンボッ
クス車両のテールゲートのピラー下部車体構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両、例えば図5のワンボックス
車両1のテールゲート2を開閉可能に取り付けた開口部
のピラー下部のコーナー部Rの構造としては、図6及び
図7に示すように、サイドメンバー3の後端部は図示の
ように斜状に切欠形成されるとともに、この後部側に取
り付けられるテールクロスメンバー4にはサイドメンバ
ー3を挿通する挿通孔5が貫設され、この挿通孔5に図
示略鉤形状の結合部材6を介して貫通状に取り付けら
れ、テールクロスメンバー4の端部にはサイドボデーイ
ンナパネル7がスポット溶着されている。又、このサイ
ドボデーインナパネル7のコーナー部7aには補強部材
8がカバー状に取り付けられている。又、このコーナー
部の外側にはリヤフェンダー9が取り付けられるととも
に、この左右のリヤフェンダー9間にはリヤパネルロア
10が取り付けられ、このリヤパネルロア10のサイド
メンバー3と対応する位置には、リヤバンバー11のバ
ンバーステー12を挿通する挿通孔13が貫設されて、
リヤバンバー11は図示のようにステー12を介してサ
イドメンバー3に締結部材14により着脱可能に取り付
けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のテールゲート下部構造では、テールクロスメンバー
4及びリヤパネルロア10に挿通孔5,13を貫設して
リヤバンバー11を取り付けるので、車体の気密性に欠
けるとともに、塵埃等が侵入し易く、又、ピラー下部の
コーナー部Rはサイドボデーインナパネル7のコーナー
部7aに補強部材8を取り付けて結合部材6によりサイ
ドメンバー3に取付け、その外側にリヤフェンダー9及
びリヤパネルロア10を取り付けるので、コーナー部R
の車体の捩じれ等に対する強度に問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の問
題点を解決すべく成されたもので、バンバー取付用の挿
通孔を必要とすることなく、ピラー下部の剛性を向上す
ることのできるテールゲートのピラー下部車体構造を提
供することを目的とするものである。
【0005】本考案は、上記技術課題を解決するため、
テールゲートのピラー下部車体構造であって、サイドメ
ンバーの後端部にテールクロスメンバーを取付け、同テ
ールクロスメンバーにはそれぞれサイドパネルインナを
取付け、その外側にはピラー下部外板を構成するリヤフ
ェンダーとリヤパネルロアを設けて前記テールクロスメ
ンバーとリヤパネルロア間で閉断面構造を形成させる
ともに、前記サイドパネルインナとリヤパネルロアとの
間にはレインホースメントを介装し、このレインホース
メントをボルトを介し前記リヤパネルロアに取り付ける
取付部には補強凸部を形成して、同補強凸部の内側には
前記テールクロスメンバーとリヤパネルロアを点溶着に
より結合するブレイスを設け、同補強凸部のリヤパネル
ロア外側にはリアバンバーステーブラケットを設け、該
リアバンバーステーブラケットに外側よりリアバンバー
のリアバンバーステーを連結して構成し、前記リアバン
バーステー,リアバンバーステーブラケット,補強凸
部,ブレイス,サイドメンバーが同軸状をなして前記リ
アバンバーからの衝突力が前記サイドメンバーに伝わる
ように構成したテーゲートのピラー下部車体構造に存
する。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、ピラー下部の気密
性を確保することができ、かつ構造的強度を高めること
ができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に従って説明
すると、図1は一方のピラー下部の構成部材の分解斜視
図を示すもので、サイドメンバー21,テールクロスメ
ンバー23,サイドパネルインナ24,リヤフェンダー
31,リヤパネルロア32,リヤバンバーステーブラケ
ット36及びレインホースメント25とブレイス29と
により構成されている。
【0008】このサイドメンバー21は断面略U字形状
に形成され、そのリヤ端部は図示のように左右及び下方
に折曲されてテールクロスメンバー23への取付片22
がそれぞれ形成されている。又、テールクロスメンバー
23は左右のサイドメンバー21間に取付可能な所定の
長さに形成され、その断面形状はサイドメンバー21に
取り付けられる垂直縁23aの上端には取付縁23bが
折曲形成され、同垂直縁23aの下端にはリヤ側へ所定
の長さで張り出す断面略鉤形状の支持縁23cが形成さ
れている。
【0009】サイドパネルインナ24はサイドメンバー
21のサイド側よりリヤ側へ屈曲状に形成され、テール
ゲート2の開口部の下部コーナー縁を形成するコーナー
縁24aが形成されている。又、25はレインホースメ
ントであって、一端部がサイドパネルインナ24に点溶
着され、他端部側がリヤパネルロア32に取り付けられ
るもので、サイド側取付片25aと補強凸部26とが形
成され、この補強凸部26はリヤバンバーステーブラケ
ット36の取付部の補強をも兼ねるもので、略方形状の
台座状に形成され、同補強凸部26には略三角形状の各
頂点位置に取付孔26a,26b,26cが貫設される
とともに、この取付孔26a,26bの背面側にはナッ
ト部材28が溶着されている。又、このレインホースメ
ント25にはサイドパネルインナ24のコーナー縁24
aと重合するコーナー縁25bが形成されている。
【0010】29はブレイスであって、レインホースメ
ント25の補強凸部26に取り付けられてテールクロス
メンバー23との間に介装されるもので、垂直支持片2
9aには所定の幅を有する取付縁29b,29cが形成
され、取付縁29cにはレインホースメント25の補強
凸部26に貫設した取付孔26cと整合する孔30が貫
設され、同孔30の背面側にはナット部材28が溶着さ
れている。このように設けられたブレイス29はその取
付縁29cの孔30カルインホースメント25の取付孔
26cに整合されて点溶着され、サイド側取付片25a
はサイドパネルインナ24の所定位置に点溶着されると
ともに、ブレイス29の取付縁29bはテールクロスメ
ンバー23の所定位置に点溶着されている。このように
取り付けられたレインホースメント25の外側にはリヤ
フェンダー31が取り付けられ、この左右のリヤフェン
ダー31間にはリヤパネルロア32が取り付けられてい
る。
【0011】このリヤパネルロア32はテールクロスメ
ンバー23とほぼ対応する中央パネル33とリヤフェン
ダー31とによりピラー下部外板を構成するサイドロア
パネル34とからなり、中央パネル33の断面形状は垂
直縁33aの上端には取付縁33bが折曲形成され、下
端には略鉤形状の取付縁33cが形成されている。この
垂直縁33aの端部寄りにはレインホースメント25の
補強凸部26に貫設した取付孔26a,26b,26c
と整合する取付孔35a,35b,35cが貫設されて
いる。このように形成された中央パネル33の取付孔3
5a,35b,35c部分にはリヤバンバーステーブラ
ケット36が溶着されている。
【0012】このリヤバンバーステーブラケット36は
略方形状の基板36aの四周には所定の長さを有する略
L形状の脚片36b,36c,36d,36eが形成さ
れて台形状に形成され、脚片36b,36c,36dは
中央パネル33の取付孔35a,35b,35cと整合
する取付孔36fがそれぞれ貫設され、脚片36eは若
干長く形成されて中央パネル33の取付縁33cに取付
可能に形成され、図示上下の脚片36b,36e間には
筒状のリテーナ37が溶着されてリヤバンバーステー3
9を取付可能に設けられている。このように形成された
リヤバンバーステーブラケット36はその取付孔36f
が中央パネル33の取付孔35a,35b,35cと整
合されて点溶着されるとともに、さらに、このブラケッ
ト36部分はレインホースメント25の補強凸部26及
びブレイス29に設けたナット部材28にボルト38に
より取り付けられている。このリヤバンバーステーブラ
ケット36にはリヤバンバー40がリヤバンバーステー
39を介して取り付けられている。
【0013】上述したように、本実施例においてはサイ
ドメンバー21のリヤ端部間にテールクロスメンバー2
3を取付け、同テールクロスメンバー23にはそれぞれ
サイドパネルインナ24を取付け、その外側にはピラー
下部外板を構成するリヤフェンダー31とリヤパネルロ
ア32を設けるとともに、サイドパネルインナ24とリ
ヤパネルロア32との間にはレインホースメント25を
介装し、このレインホースメント25のリヤパネルロア
32の取付部には補強凸部26を形成して、同補強凸部
26にはテールクロスメンバー23に補強連結可能にブ
レイス29を設け、かつリヤバンバー40を取付可能に
構成したものである。従って、本例構成におけるピラー
下部にはリヤバンバー40を取り付ける孔を排除するこ
とができて気密性を確保することができるとともに、レ
インホースメント25の補強凸部26をリヤパネルロア
32にボルト38により結合し、かつブレイス29を介
してテールクロスメンバー23,サイドメンバー21と
点溶着により結合したことで、ピラー下部外板を構成す
るリヤフェンダー31とリヤパネルロア32及びテール
クロスメンバー23との結合強度を高めることができ
て、車体の捩じり等に対処することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案においては、
サイドメンバーの後端部にテールクロスメンバーを取付
け、同テールクロスメンバーにはそれぞれサイドパネル
インナを取付け、その外側にはピラー下部外板を構成す
るリヤフェンダーとリヤパネルロアを設けて前記テール
クロスメンバーとリヤパネルロア間で閉断面構造を形成
させるとともに、前記サイドパネルインナとリヤパネル
ロアとの間にはレインホースメントを介装し、このレイ
ンホースメントをボルトを介し前記リヤパネルロアに取
り付ける取付部には補強凸部を形成して、同補強凸部
内側には前記テールクロスメンバーとリヤパネルロアを
点溶着により結合するブレイスを設け、同補強凸部のリ
ヤパネルロア外側にはリアバンバーステーブラケットを
設け、該リアバンバーステーブラケットに外側よりリア
バンバーのリアバンバーステーを連結して構成し、前記
リアバンバーステー,リアバンバーステーブラケット,
補強凸部,ブレイス,サイドメンバーが同軸状をなして
前記リアバンバーからの衝突力が前記サイドメンバーに
伝わるように構成したものであるから、ピラー下部には
リヤバンバーを取り付ける孔を排除することができて気
密性を確保することができるとともに、レインホースメ
ントの補強凸部をリヤパネルロアにボルトにより結合
し、かつブレイスを介してテールクロスメンバー,サイ
ドメンバーと点溶着により結合したことで、ピラー下部
外板を構成するリヤフェンダーとリヤパネルロア及びテ
ールクロスメンバーとの結合強度を高めることができ
て、車体の捩じり等に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピラー下部の分解斜視図である。
【図2】ピラー下部の縦断面図である。
【図3】ピラー下部の水平断面図である。
【図4】ピラー下部の内視図である。
【図5】ワンボックス車両のテールゲート側の斜視図で
ある。
【図6】従来のピラー下部の縦断面図である。
【図7】従来のピラー下部の水平断面図である。
【符号の説明】 2 テールゲート 21 サイドメンバー 23 テールクロスメンバー 24 サイドパネルインナ 25 レインホースメント 26 補強凸部 29 ブレイス 31 リヤフェンダー 32 リヤパネルロア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テールゲートのピラー下部車体構造であ
    って、サイドメンバー21の後端部にテールクロスメン
    バー23を取付け、同テールクロスメンバー23にはそ
    れぞれサイドパネルインナ24を取付け、その外側には
    ピラー下部外板を構成するリヤフェンダー31とリヤパ
    ネルロア32を設けて前記テールクロスメンバー23と
    リヤパネルロア32間で閉断面構造を形成させるととも
    に、前記サイドパネルインナ24とリヤパネルロア32
    との間にはレインホースメント25を介装し、このレイ
    ンホースメント25をボルトを介し前記リヤパネルロア
    32に取り付ける取付部には補強凸部26を形成して、
    同補強凸部26の内側には前記テールクロスメンバー2
    とリヤパネルロア32を点溶着により結合するブレイ
    ス29を設け、同補強凸部26のリヤパネルロア32外
    側にはリアバンバーステーブラケット36を設け、該リ
    アバンバーステーブラケット36に外側よりリアバンバ
    ー40のリアバンバーステー39を連結して構成し、前
    記リアバンバーステー39,リアバンバーステーブラケ
    ット36,補強凸部26,ブレイス29,サイドメンバ
    ー21が同軸状をなして前記リアバンバー40からの衝
    突力が前記サイドメンバー21に伝わるように構成した
    テールゲートのピラー下部車体構造。
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