JP2549624Y2 - 車両用灯具のレンズ装着構造 - Google Patents

車両用灯具のレンズ装着構造

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JP2549624Y2
JP2549624Y2 JP6187992U JP6187992U JP2549624Y2 JP 2549624 Y2 JP2549624 Y2 JP 2549624Y2 JP 6187992 U JP6187992 U JP 6187992U JP 6187992 U JP6187992 U JP 6187992U JP 2549624 Y2 JP2549624 Y2 JP 2549624Y2
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lens
outer peripheral
lamp housing
peripheral wall
seal groove
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龍也 山根
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ランプハウジングのシ
ール溝の中へレンズの脚を挿入して接着されており、か
つ、レンズの脚の外周部に外周壁が設けられていて、ラ
ンプハウジングの外周部が上記外周壁の内面に対向して
いる構造の車両用灯具におけるレンズの装着構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、この種の車両用灯具の従来例を
示す断面図である。ランプハウジング1の前面開口部の
周囲にシール溝1aが形成されており、アウタレンズ2
の周囲には灯具後方に向けて突出する突条状の脚2aが
一体に成形されている。前記シール溝1a内に熱可塑性
接着剤であるホットメルト3が注入され、その中へ前記
のレンズ脚2aが挿入され、接着,兼シールされてい
る。4は光源バルブ,5はインナレンズであるが、この
インナレンズ5は省略される場合もある。本例における
アウタレンズは、レンズ脚2aの外周側を灯具後方へ折
り曲げた形の外周壁2bが設けられており、ランプハウ
ジング1の外周壁1bが該外周壁2bの内面に対向して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図2に示した状態に組
み立られた車両用灯具は溶剤で洗浄される場合が有る。
例えば車両用灯具が自動車に装着されて製造工場から出
荷される際、錆止めや汚れ防止のためにワックス等が塗
布され、末端ユーザに納入する直前に該ワックス等を溶
剤で洗浄除去される。また末端ユーザに納入された後
も、ユーザにより、若しくは整備業者によって洗浄され
る場合も有る。このようにして溶剤で洗浄されると、ラ
ンプハウジング外周部1bとレンズ外周壁2bとの隙間
Gに溶剤が流入し、毛細管現象によって該隙間G内に溜
まる。このように隙間G内に溶剤が保持された状態で放
置すると、合成樹脂製のレンズに亀裂を生じる。本考案
は、上述の事情に鑑みて為されたものであって、外周壁
を有するレンズをランプハウジングに装着したとき、溶
剤が隙間に溜まることを防止し得る構造を提供し、溶剤
に因るレンズの亀裂を未然に防止することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】図2の従来例について説
明したように、溶剤が保持されてレンズの亀裂を誘発す
るのは、同図に示した隙間Gが存在するからである。従
って、この隙間Gを無くすれば溶剤が溜まらなくなるこ
とは容易に考えられる。しかし乍ら、製作誤差や経年歪
みを考慮に入れると、ランプハウジングの外周部1bと
レンズ外周壁2bの内面とを、全周にわたって完全に密
着させて溶剤の浸入を防止することは極めて困難であ
る。すなわち、毛細管現象による溶剤の浸入を許さない
ほど精密に密着させることは、経済的採算の範囲内では
不可能である。こうした考察に基づいて創作した本考案
の基本的原理は、レンズの外周壁の内面とランプハウジ
ングの外周部とを、その周方向に間欠的に当接,密着さ
せる。当接していない個所は、毛細管現象を発生しない
程度に広い間隔で対向,離間させ、当接している個所は
毛細管現象を発生しない形態で密着させる。全周を密着
させることは前述のごとく事実上不可能であるが、間欠
的に当接させると、当接個所に局部的圧力が集中するの
で、経済的採算の範囲内で局部的密着を現出することが
可能である。上述の原理に基づく構成として、本考案に
係る車両用灯具のレンズ装着構造は、ランプハウジング
の前面開口部の周囲にシール溝が設けられるとともに、
レンズの周囲に脚が設けられていて、上記の脚がシール
溝に挿入されて接着されており、かつ、ランプハウジン
グの外周部がレンズ外周壁の内面に対向している構造の
車両用灯具において、前記ランプハウジングのシール溝
を形成している壁状部分の外周面に凸部と凹部とが交互
に配列されていて、上記の凸部は平坦な頂面を有してお
り、かつ、上記平坦な頂面がレンズ外周壁の内面に当接
密着していることを特徴とする。
【0005】
【作用】上述の手段によれば、ランプハウジング外周部
に設けられている凸部がレンズ外周壁の内面に当接し、
該凸部と交互に配設されている凹部はレンズ外周壁の内
面に当接しない。このため、当接圧力は凹部には掛から
ず、凸部に集中して局部的に高い圧力を生じる。しか
も、該凸部の頂面は平坦であるため、レンズ外周壁の内
面に密着して毛細管現象を生じさせない。また、ランプ
ハウジング外周の凹部はレンズ外周壁と大きく離間する
ので毛細管現象が生じない。従って、溶剤で洗浄した
後、該溶剤がレンズに接触した状態で残留せず、溶剤に
起因するレンズの亀裂が防止される。
【0006】
【実施例】図1(A)は本考案に係る車両用灯具のレン
ズ装着構造の1実施例におけるランプハウジング6の要
部斜視図である。このランプハウジング6にレンズ7を
装着して面Bで切断した状態の矢視図を図1(B)に示
し、同じく面Cで切断した状態の矢視図を図1(C)に
示した。本図1(A)に示すごとく、本例のランプハウ
ジング6のシール溝6aを形成している壁状部分の外周
面に、凸部6bと凹部6cとが周方向に交互に配列され
ている。上記の凸部6bの頂面は平坦な頂面6b1とな
っている。6b2は軽量化のため設けた孔である。図1
(B)は上記の凸部6bを通る断面であって、上記の孔
6b2が現われている。図1(C)は凹部6cを通る断
面である。図1(B)においてレンズ7の外周壁7bは
前記凸部6bの平頂面6b1に当接している。この平頂
面6b1は比較的に面積が狭く、間欠的(非連続的)に
配置されていて大きい局部圧力を受けるので、該平頂面
6b1とレンズ外周壁7bの内面とは良く密着し、溶剤
が毛細管現象で浸入するような隙間を生じない。図1
(C)に現われているように、凹部6cはレンズ外周壁
7bと大きく離間しており、毛細管現象を生じるような
狭い隙間ではない。このため、該凹部6cには洗浄に用
いた溶剤が残留しない。
【0007】
【考案の効果】上述したごとく、ランプハウジングの前
面開口部の周囲にシール溝が設けられるとともに、レン
ズの周囲に脚が設けられていて、上記の脚がシール溝に
挿入されて接着されており、かつ、ランプハウジングの
外周部がレンズ外周壁の内面に対向している構造の車両
用灯具に本考案を適用して、前記ランプハウジングのシ
ール溝を形成している壁状部分の外周面に凸部と凹部と
を交互に配列するとともに上記の凸部に平坦な頂面を形
成し、かつ、上記平坦な頂面をレンズ外周壁の内面に当
接密着せしめると、この車両用灯具を溶剤で洗浄した
際、レンズとランプハウジングとの間に溶剤が残留しな
い。このため、溶剤の残留に起因するレンズの亀裂が未
然に、かつ完全に防止されるという優れた実用的効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係る車両用灯具のレンズ装着
構造の1実施例におけるランプハウジングの部分的斜視
図である。(B)は上記ランプハウジングにレンズを装
着して面Bで切断した矢視図であり、(C)は同じく面
Cで切断した矢視図である。
【図2】レンズの周囲に外周壁を設けた車両用灯具にお
けるレンズ装着構造の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…シール溝、1b…ランプ
ハウジング外周部、2…アウタレンズ、2a…レンズの
脚、2b…レンズの外周壁、3…ホットメルト、4…光
源バルブ、5…インナレンズ、6…ランプハウジング、
6a…シール溝、6b…凸部、6b1…平坦な頂面、6
2…孔、6c…凹部、7…レンズ、7a…レンズの
脚、7b…レンズの外周壁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングの前面開口部の周囲に
    シール溝が設けられるとともに、レンズの周囲に脚が設
    けられていて、上記の脚がシール溝に挿入されて接着さ
    れており、かつ、ランプハウジングの外周部がレンズ外
    周壁の内面に対向している構造の車両用灯具において、 前記ランプハウジングのシール溝を形成している壁状部
    分の外周面に凸部と凹部とが交互に配列されていて、上
    記の凸部は平坦な頂面を有しており、かつ、上記平坦な
    頂面がレンズ外周壁の内面に当接密着していることを特
    徴とする、車両用灯具のレンズ装着構造。
JP6187992U 1992-09-02 1992-09-02 車両用灯具のレンズ装着構造 Expired - Lifetime JP2549624Y2 (ja)

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JPH0626109U JPH0626109U (ja) 1994-04-08
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