JPH0626109U - 車両用灯具のレンズ装着構造 - Google Patents

車両用灯具のレンズ装着構造

Info

Publication number
JPH0626109U
JPH0626109U JP6187992U JP6187992U JPH0626109U JP H0626109 U JPH0626109 U JP H0626109U JP 6187992 U JP6187992 U JP 6187992U JP 6187992 U JP6187992 U JP 6187992U JP H0626109 U JPH0626109 U JP H0626109U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
outer peripheral
peripheral wall
solvent
lamp housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6187992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2549624Y2 (ja
Inventor
龍也 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP6187992U priority Critical patent/JP2549624Y2/ja
Publication of JPH0626109U publication Critical patent/JPH0626109U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549624Y2 publication Critical patent/JP2549624Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの周囲に形成された外周壁7bにラン
プハウジング6の周囲を対向せしめた構造の車両用灯具
を改良して、この灯具を洗浄した後に洗浄用の溶剤が残
留しないようにして、溶剤の残留に起因するレンズの亀
裂を未然に防止する。 【構成】 ランプハウジング6のシール溝6aの壁状部
分の外周に、凸部6bと凹部6cとを交互に配列し、こ
の凸部6bの平坦な頂面6b1をレンズ外周壁7bの内
面に当接,密着させる。平坦な頂面6b1はレンズ外周
壁7bに密着するので、これらの間に溶剤が浸入しな
い。また、凹部6cはレンズ外周壁7bと離間している
ので、溶剤が毛細管現象で浸入する虞れが無い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ランプハウジングのシール溝の中へレンズの脚を挿入して接着され ており、かつ、レンズの脚の外周部に外周壁が設けられていて、ランプハウジン グの外周部が上記外周壁の内面に対向している構造の車両用灯具におけるレンズ の装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、この種の車両用灯具の従来例を示す断面図である。ランプハウジング 1の前面開口部の周囲にシール溝1aが形成されており、アウタレンズ2の周囲 には灯具後方に向けて突出する突条状の脚2aが一体に成形されている。前記シ ール溝1a内に熱可塑性接着剤であるホットメルト3が注入され、その中へ前記 のレンズ脚2aが挿入され、接着,兼シールされている。4は光源バルブ,5は インナレンズであるが、このインナレンズ5は省略される場合もある。 本例におけるアウタレンズは、レンズ脚2aの外周側を灯具後方へ折り曲げた 形の外周壁2bが設けられており、ランプハウジング1の外周壁1bが該外周壁 2bの内面に対向している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示した状態に組み立られた車両用灯具は溶剤で洗浄される場合が有る。 例えば車両用灯具が自動車に装着されて製造工場から出荷される際、錆止めや汚 れ防止のためにワックス等が塗布され、末端ユーザに納入する直前に該ワックス 等を溶剤で洗浄除去される。また末端ユーザに納入された後も、ユーザにより、 若しくは整備業者によって洗浄される場合も有る。このようにして溶剤で洗浄さ れると、ランプハウジング外周部1bとレンズ外周壁2bとの隙間Gに溶剤が流 入し、毛細管現象によって該隙間G内に溜まる。このように隙間G内に溶剤が保 持された状態で放置すると、合成樹脂製のレンズに亀裂を生じる。 本考案は、上述の事情に鑑みて為されたものであって、外周壁を有するレンズ をランプハウジングに装着したとき、溶剤が隙間に溜まることを防止し得る構造 を提供し、溶剤に因るレンズの亀裂を未然に防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図2の従来例について説明したように、溶剤が保持されてレンズの亀裂を誘発 するのは、同図に示した隙間Gが存在するからである。従って、この隙間Gを無 くすれば溶剤が溜まらなくなることは容易に考えられる。しかし乍ら、製作誤差 や経年歪みを考慮に入れると、ランプハウジングの外周部1bとレンズ外周壁2 bの内面とを、全周にわたって完全に密着させて溶剤の浸入を防止することは極 めて困難である。すなわち、毛細管現象による溶剤の浸入を許さないほど精密に 密着させることは、経済的採算の範囲内では不可能である。 こうした考察に基づいて創作した本考案の基本的原理は、レンズの外周壁の内 面とランプハウジングの外周部とを、その周方向に間欠的に当接,密着させる。 当接していない個所は、毛細管現象を発生しない程度に広い間隔で対向,離間さ せ、当接している個所は毛細管現象を発生しない形態で密着させる。全周を密着 させることは前述のごとく事実上不可能であるが、間欠的に当接させると、当接 個所に局部的圧力が集中するので、経済的採算の範囲内で局部的密着を現出する ことが可能である。上述の原理に基づく構成として、本考案に係る車両用灯具の レンズ装着構造は、ランプハウジングの前面開口部の周囲にシール溝が設けられ るとともに、レンズの周囲に脚が設けられていて、上記の脚がシール溝に挿入さ れて接着されており、かつ、ランプハウジングの外周部がレンズ外周壁の内面に 対向している構造の車両用灯具において、 前記ランプハウジングのシール溝を形成している壁状部分の外周面に凸部と凹 部とが交互に配列されていて、上記の凸部は平坦な頂面を有しており、かつ、上 記平坦な頂面がレンズ外周壁の内面に当接密着していることを特徴とする。
【0005】
【作用】
上述の手段によれば、ランプハウジング外周部に設けられている凸部がレンズ 外周壁の内面に当接し、該凸部と交互に配設されている凹部はレンズ外周壁の内 面に当接しない。このため、当接圧力は凹部には掛からず、凸部に集中して局部 的に高い圧力を生じる。しかも、該凸部の頂面は平坦であるため、レンズ外周壁 の内面に密着して毛細管現象を生じさせない。また、ランプハウジング外周の凹 部はレンズ外周壁と大きく離間するので毛細管現象が生じない。従って、溶剤で 洗浄した後、該溶剤がレンズに接触した状態で残留せず、溶剤に起因するレンズ の亀裂が防止される。
【0006】
【実施例】
図1(A)は本考案に係る車両用灯具のレンズ装着構造の1実施例におけるラ ンプハウジング6の要部斜視図である。このランプハウジング6にレンズ7を装 着して面Bで切断した状態の矢視図を図1(B)に示し、同じく面Cで切断した 状態の矢視図を図1(C)に示した。本図1(A)に示すごとく、本例のランプ ハウジング6のシール溝6aを形成している壁状部分の外周面に、凸部6bと凹 部6cとが周方向に交互に配列されている。上記の凸部6bの頂面は平坦な頂面 6b1となっている。6b2は軽量化のため設けた孔である。 図1(B)は上記の凸部6bを通る断面であって、上記の孔6b2が現われて いる。図1(C)は凹部6cを通る断面である。図1(B)においてレンズ7の 外周壁7bは前記凸部6bの平頂面6b1に当接している。この平頂面6b1は比 較的に面積が狭く、間欠的(非連続的)に配置されていて大きい局部圧力を受け るので、該平頂面6b1とレンズ外周壁7bの内面とは良く密着し、溶剤が毛細 管現象で浸入するような隙間を生じない。 図1(C)に現われているように、凹部6cはレンズ外周壁7bと大きく離間 しており、毛細管現象を生じるような狭い隙間ではない。このため、該凹部6c には洗浄に用いた溶剤が残留しない。
【0007】
【考案の効果】
上述したごとく、ランプハウジングの前面開口部の周囲にシール溝が設けられ るとともに、レンズの周囲に脚が設けられていて、上記の脚がシール溝に挿入さ れて接着されており、かつ、ランプハウジングの外周部がレンズ外周壁の内面に 対向している構造の車両用灯具に本考案を適用して、 前記ランプハウジングのシール溝を形成している壁状部分の外周面に凸部と凹 部とを交互に配列するとともに上記の凸部に平坦な頂面を形成し、かつ、上記平 坦な頂面をレンズ外周壁の内面に当接密着せしめると、この車両用灯具を溶剤で 洗浄した際、レンズとランプハウジングとの間に溶剤が残留しない。このため、 溶剤の残留に起因するレンズの亀裂が未然に、かつ完全に防止されるという優れ た実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係る車両用灯具のレンズ装着
構造の1実施例におけるランプハウジングの部分的斜視
図である。(B)は上記ランプハウジングにレンズを装
着して面Bで切断した矢視図であり、(C)は同じく面
Cで切断した矢視図である。
【図2】レンズの周囲に外周壁を設けた車両用灯具にお
けるレンズ装着構造の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…シール溝、1b…ランプ
ハウジング外周部、2…アウタレンズ、2a…レンズの
脚、2b…レンズの外周壁、3…ホットメルト、4…光
源バルブ、5…インナレンズ、6…ランプハウジング、
6a…シール溝、6b…凸部、6b1…平坦な頂面、6
2…孔、6c…凹部、7…レンズ、7a…レンズの
脚、7b…レンズの外周壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングの前面開口部の周囲に
    シール溝が設けられるとともに、レンズの周囲に脚が設
    けられていて、上記の脚がシール溝に挿入されて接着さ
    れており、かつ、ランプハウジングの外周部がレンズ外
    周壁の内面に対向している構造の車両用灯具において、 前記ランプハウジングのシール溝を形成している壁状部
    分の外周面に凸部と凹部とが交互に配列されていて、上
    記の凸部は平坦な頂面を有しており、かつ、上記平坦な
    頂面がレンズ外周壁の内面に当接密着していることを特
    徴とする、車両用灯具のレンズ装着構造。
JP6187992U 1992-09-02 1992-09-02 車両用灯具のレンズ装着構造 Expired - Lifetime JP2549624Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187992U JP2549624Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 車両用灯具のレンズ装着構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187992U JP2549624Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 車両用灯具のレンズ装着構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626109U true JPH0626109U (ja) 1994-04-08
JP2549624Y2 JP2549624Y2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=13183871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6187992U Expired - Lifetime JP2549624Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 車両用灯具のレンズ装着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549624Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2549624Y2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010031176A (ko) 차창 유니트
JPH0626109U (ja) 車両用灯具のレンズ装着構造
JPH0628915U (ja) 車両用灯具のレンズ装着構造
JPH02254013A (ja) 車両用ウインドウの製造方法
JPH0517291Y2 (ja)
JP2522701Y2 (ja) 車両用灯具のレンズ取付装置
JPH02154867A (ja) 密封装置
JPH0755770Y2 (ja) 車両用灯具のプロテクタ取付構造
CN210027379U (zh) 一种传感器的安装结构
JPH02274614A (ja) 窓ガラス装着保持体とその製法
JPH0112357Y2 (ja)
JPH03273963A (ja) 水滴除去装置
JPS6360710U (ja)
JP2003200864A (ja) 車両外板の被覆部材
JPH0729013Y2 (ja) 車両用灯具のシールパッキン構造
JPS639461Y2 (ja)
JPH0522122U (ja) 自動車用ドアコーナカバーの取付け構造
JPS6015203Y2 (ja) 車輌用灯具
JPS6220083Y2 (ja)
JPH0350562Y2 (ja)
JPH0568015U (ja) 車両用灯具
JPS6245361Y2 (ja)
KR20050094207A (ko) 엘리먼트
JP3006181U (ja) 雨水排水付フロントのモールデイング
JPH0369121B2 (ja)