JP2548988Y2 - 作業車の上部電源投入状態表示装置 - Google Patents

作業車の上部電源投入状態表示装置

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JP2548988Y2
JP2548988Y2 JP4016592U JP4016592U JP2548988Y2 JP 2548988 Y2 JP2548988 Y2 JP 2548988Y2 JP 4016592 U JP4016592 U JP 4016592U JP 4016592 U JP4016592 U JP 4016592U JP 2548988 Y2 JP2548988 Y2 JP 2548988Y2
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Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車のようにブ
ームの先端部に上部電源装置を備える作業車において、
その上部電源装置が電力供給状態にあるか否かを表示す
る上部電源投入状態表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車に備えられたブームの先端に
は作業者搭乗用の作業台が取り付けられており、その作
業台に搭載された上部制御装置と車体に搭載された下部
制御装置間では、ブーム等の作動制御に必要な制御信号
の送受信が行われる。そして、このような制御信号の送
受信を通じて、作業台側からも車体側からもブーム等の
作動制御を行うことができる。
【0003】ただし、電設工事用の高所作業車では、作
業台と車体間を電気的に絶縁する必要があるため、上記
制御信号の送受信は光通信手段を用いて行われ、上部制
御装置には、作業台に搭載された専用の上部電源装置か
ら作動用電力の供給が行われるようになっている。した
がって、作業開始時には、まず、作業台に搭乗した作業
者が上部電源装置のスイッチをオンに投入することが必
要であり、また、作業終了後は、上部電源装置のバッテ
リ上がりを防止するためにスイッチをオフに戻す必要が
ある。
【0004】また、上部電源装置には、上部制御装置に
おいて所定時間の間制御信号の送受信が行われなかった
ときに自動的に上部電源装置をオフにするオートパワー
オフ機能が設けられることがある。これにより、作業中
における上部電源装置の無駄な電力消費が抑えられる
が、そのオートパワーオフ機能を解除又は上部電源装置
のスイッチを再投入しない限り、下部制御装置から上部
制御装置への制御信号の送信はできなくなる。
【0005】なお、このような高所作業車では、ブーム
等の作動によって車体の安定度が変動するため、車体又
はブームに、現在の車体の安定度(実安定度)に関する
表示(以下、実安定度表示という。)を行う安定度表示
装置が設けられていることが多い。これにより、作業者
は作業台をあとどのくらい移動させることができるか等
を推測することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような高所作業車を用いて作業を行っているときに、オ
ートパワーオフ機能が働いているにもかかわらず、それ
に気付かずに、下部制御装置から上部制御装置に制御信
号を送信しようとする者がでるおそれがある。このよう
な者は、下部制御装置等が故障したものと勘違いし易
い。また、作業終了後に、作業台に搭乗していた作業者
が上部電源装置のスイッチをオフに戻すのを忘れてしま
う場合がある。従来は、そのような上部電源装置の切り
忘れを作業台から降りた作業者に知らせる手段がなかっ
たために、上部電源装置のバッテリ上がりを招いてい
た。
【0007】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、地上側から上部電源装置が投入されてい
るか否かについて容易に判断できるようにした作業車の
上部電源投入状態表示装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の上部電源投入状態表示装置は、上部電源
装置が電力供給状態(投入状態)にあることを検出する
投入状態検出手段と、この投入状態検出手段により、上
部電源装置が電力供給状態にあることが検出されたとき
に、車体の実安定度表示を行う安定度表示手段に、その
本来の所定表示態様とは異なる表示態様にて実安定度表
示を行わせる表示態様変更手段とを備える。
【0009】
【作用】このような上部電源投入状態表示装置では、例
えば、安定度表示手段の所定表示態様が表示ランプの連
続点灯であれば、投入状態検出手段により上部電源装置
が投入状態にあることが検出されたときは、表示態様変
更手段により上記表示ランプを点滅させる。これによ
り、安定度表示手段とは別に新たに表示手段を設けるこ
となく、上部電源装置が投入状態にあるか否かの表示お
よび実安定度表示とを同時に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る上部電源投入状態表示装置を備えた高所作業車10を
示している。この高所作業車10の車体11の後部に
は、車体11に対して水平旋回が自在な旋回台12が取
り付けられている。旋回台12の上部には、テレスコー
プ状に伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自在に取
り付けられており、このブーム13の先端には、作業者
搭乗用の作業台14が取り付けられている。
【0011】作業台14には、上部操作制御装置15が
取り付けられており、作業者がそこに設けられた操作レ
バー等を操作することにより、車体11に取り付けられ
た下部操作制御装置16に対して制御信号が送出され
る。下部操作制御装置16は、上部操作制御装置15か
ら受信した制御信号、又は下部操作制御装置16に設け
られた操作レバー等が操作されることにより自ら発生し
た制御信号のいずれかに基づいて旋回台12やブーム1
3を作動させる。これら操作制御装置15,16を通じ
て、作業台14側および車体11側のいずれからでもブ
ーム13等を作動制御することができる。
【0012】なお、この高所作業車10は主に電柱上部
における電設工事に用いられるため、作業台14と車体
11間の電気的絶縁の必要上、上部操作制御装置15と
下部操作制御装置16間の制御信号の通信は光ファイバ
ーFを用いて行われる。また、上部操作制御装置15に
電力供給を行う電源としても、下部操作制御装置16に
電力供給を行う下部バッテリ装置17とは別に作業台1
4に搭載する必要があるため、作業台14には上部バッ
テリ装置18が搭載されている。
【0013】このような高所作業車10により作業を行
うときは、作業者は下部バッテリ装置17のスイッチを
オンに投入するとともに、作業台14に搭乗して上部バ
ッテリ装置18のスイッチをオンに投入する。この後、
上部操作制御装置15を通じてブーム13等を作動さ
せ、作業台14を任意の高所に移動させる。なお、図2
に示すように、上部バッテリ装置18には、上部操作制
御装置16が所定時間操作されないときは、上部バッテ
リ装置18のスイッチが投入されているにもかかわら
ず、自動的にその上部バッテリ装置18をオフにするオ
ートパワーオフ装置40が取り付けられている。これに
より、作業中における上部バッテリ装置18の無駄な電
力消費を抑えることができる。
【0014】そして作業終了後は、ブーム13を車体1
1の前部に設けられたブーム受け19上に載置格納し
て、上部バッテリ装置18のスイッチをオフに戻す。そ
して、作業台14から降りた作業者は、下部バッテリ装
置17のスイッチもオフに戻す。こうして、作業終了後
における両バッテリ装置17,18の無駄な電力消費を
防止できる。
【0015】しかし、作業中おいてオートパワーオフ装
置40が作動し、上部操作制御装置15に電力供給が行
われなくなると、下部操作制御装置16を操作してもブ
ーム13等を作動させることができなくなる。このた
め、下部操作装置16を通じてブーム13等を作動させ
る必要が生じた場合に、その下部操作者がオートパワー
オフ装置40がオフ作動していることに気付かずに、下
部操作制御装置16等に故障が発生したものと勘違いし
てしまう可能性がある。また、作業終了後において、作
業者が作業台14から降りる際に上部バッテリ装置18
のスイッチをオフに戻すのを忘れてしまう場合がある。
【0016】これらの場合に、下部操作者に対してオー
トパワーオフ装置40がオフ作動していることを認識さ
せ、また、作業台14から降りた作業者に対して上部バ
ッテリ装置18のスイッチの切り忘れを認識させるため
に、上述した上部電源投入状態表示装置が設けられてい
る。以下、その上部電源投入状態表示装置20について
図2を用いて説明する。
【0017】上部電源投入状態表示装置20は、図2に
示すように、投入状態検出器21と、表示コントローラ
(表示態様変更手段)22とから構成されている。投入
状態検出器21は、上部バッテリ装置18と上部操作制
御装置15の中間に配置され、上部バッテリ装置18か
ら上部操作制御装置15に対して電力供給が行われてい
ることを検出して検出信号を出力する。この検出信号
は、制御信号と同様に光ファイバーFを介して車体11
側に取り付けられた表示コントローラ22に送出され
る。表示コントローラ22は、投入状態検出器21から
出力された検出信号を受けると車体1に搭載された負荷
率表示装置(安定度表示装置)30の表示を制御する。
【0018】ここで、負荷率表示装置30とは、ブーム
13に車体11を転倒させる方向に作用する実際のモー
メント(以下、実転倒モーメントという)の大きさが、
車体11が支持可能な最大許容転倒モーメントに対して
どれくらいの割合(負荷率)に達しているかを、図1に
示すようにブーム13の上面に取り付けられた青・黄・
赤の三色の表示ランプ31〜33を点灯させることによ
り表示するものである。具体的には、低負荷率のときは
「青」色の表示ランプ31を連続点灯(所定表示態様に
よる表示)させ、高負荷率のときは「黄」色の表示ラン
プ32を連続点灯させる。そして、実転倒モーメントが
最大許容転倒モーメントに達すると、「赤」色の表示ラ
ンプ33が連続点灯し、このときブーム13等の作動が
併せて規制される。表示コントローラ22は、このよう
な負荷率表示装置30における各表示ランプ31〜33
を、連続点灯状態から点滅状態(上記所定表示態様とは
異なる表示態様での表示)に移行させる。
【0019】このような上部電源投入状態表示装置20
によれば、作業中には、負荷率表示装置30の各表示ラ
ンプ31〜33に、車体11の実安定度と、上部バッテ
リ装置18が投入状態にあるか否かとを同時に表示させ
ることができる。したがって、前述の下部操作者は、連
続点灯状態にある負荷率表示装置30の表示ランプ31
〜33を見ることにより、オートパワーオフ装置40が
オフ作動していることを認識することができる。そし
て、下部操作制御装置16に設けられた、オートパワー
オフ装置40のオフ作動を解除するための上部電源復帰
スイッチ45を操作することにより、上部バッテリ装置
18を再びオン投入状態に復帰させて上部制御装置15
を作動させることにより、下部操作制御装置16を通じ
てブーム13等を作動させることができる。
【0020】一方、作業終了後に作業台14から降りた
作業者は、下部バッテリ装置17のスイッチをオフに戻
す前に、上部バッテリ装置18が投入状態にあるか否か
を確認することができ、もし投入状態のままであったと
きはスイッチをオフすべく作業台14に戻ることができ
る。こうして、作業終了後における上部バッテリ装置1
8のバッテリ上がりを防止することができる。
【0021】なお、このように負荷率表示装置30の表
示ランプ31〜33を利用することにより、新たに表示
ランプ等を設けることなく(表示ランプ類の設置は法律
等によりある程度規制される場合が多い)、容易に上部
電源装置15の投入状態を表示する装置を構成すること
ができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案の上部電源投入状態
表示装置では、既存の安定度表示装置にその本来の表示
態様とは異なる表示態様にて車体の実安定度表示を行わ
せることにより、同時に上部電源装置が電力供給状態に
あるか否かをも表示させるようにしている。このため、
新たに表示手段を設けることなく上部電源装置の投入状
態を表示する手段を確保でき、従来のような作業者にお
ける上部電源装置の切り忘れや下部制御装置等が故障し
たとの勘違いの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る上部電源投入状態表示装置を備え
た高所作業車を示す斜視図である。
【図2】上記上部電源投入状態表示装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
13 ブーム 15 上部操作制御装置 16 下部操作制御装置 17 下部バッテリ装置 18 上部バッテリ装置 20 上部電源投入状態表示装置 31〜33 (負荷率表示装置の)表示ランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に起伏自在なブームを備えるとと
    もにそのブームの先端に上部電源装置を有し、前記車体
    又は前記ブームに前記車体の実安定度に関する表示を所
    定表示態様にて行う安定度表示手段を備えた作業車の上
    部電源投入状態表示装置であって、 前記上部電源装置が電力供給状態にあることを検出する
    投入状態検出手段と、この投入状態検出手段により、前
    記上部電源装置が電力供給状態にあることが検出された
    ときに、前記安定度表示手段に、前記所定表示態様とは
    異なる表示態様にて前記実安定度に関する表示を行わせ
    る表示態様変更手段とから構成されることを特徴とする
    作業車の上部電源投入状態表示装置。
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