JP2587192Y2 - 高所作業車の上部バッテリ充電装置 - Google Patents

高所作業車の上部バッテリ充電装置

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JP2587192Y2 JP1993059709U JP5970993U JP2587192Y2 JP 2587192 Y2 JP2587192 Y2 JP 2587192Y2 JP 1993059709 U JP1993059709 U JP 1993059709U JP 5970993 U JP5970993 U JP 5970993U JP 2587192 Y2 JP2587192 Y2 JP 2587192Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、起伏自在なブームの先
端に作業台を有してなる高所作業車において、作業台に
搭載された上部バッテリの充電を行わせる上部バッテリ
充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体上に起伏等が自在なブームを取り付
け、このブームの先端に作業者が搭乗する作業台を取り
付けた高所作業車は、従来から電線の架線工事などに多
用されている。このような高所作業車においては、作業
者の安全等を考慮し、ブームを部分的に絶縁化し、車体
に対して作業台を絶縁することも多い。このような高所
作業車にはこの絶縁部に光通信システムを設け、作業台
上の操作装置を作業者が操作したときにはこの操作信号
を光信号として車体側に送り、ブーム等の作動制御を行
わせるようになっている。この場合、作業台には操作装
置の作動を光信号に変換して車体側に送信するための上
部制御装置(電動装置)が搭載され、この上部制御装置
を作動するための電力を供給する上部バッテリも作業台
に搭載されている。
【0003】ここで、上部バッテリは、車体側から絶縁
された作業台に搭載されているため、少なくとも作業中
においてはこの上部バッテリに車体側から充電電力を供
給することはできない。このため、作業が完了して作業
台が格納されたときに、上部バッテリを充電コードを介
して車体側の充電機に接続し、この上部バッテリの充電
を行うようにしている。この接続は、一端が充電機側に
繋がれた充電機側充電コードの他端に取り付けられたコ
ネクタ部材と、一端が上部バッテリ側に繋がれたバッテ
リ側充電コードの他端に取り付けられたコネクタ部材と
からなる充電用コネクタを接続することにより行われ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この充電用コネクタの
接続は、作業が終了して作業台を格納する度に作業者が
行うようになっており、充電中にコネクタが外れること
を防止するためにしっかりと接続されている。したがっ
て、充電完了後に作業者がうっかりこれを忘れて、コネ
クタを接続したままブームの起仰、伸長作動を行うと、
コネクタを破損させたり、各充電用コードを切断させた
りするおそれがあるという問題がある。
【0005】また、作業終了後であるにも拘らず上部制
御装置を作動させたままバッテリの充電を行うと、充電
時間が必要以上に長くなり作業効率の低下を招くと共
に、充電電力を無駄に消費することになるという問題も
あった。
【0006】本考案はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、充電用コネクタおよび、充電用コードの損
傷を防止することができると共に、上部バッテリの充電
時に効率よく充電を行うことができる高所作業車の上部
バッテリ充電装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本考案の上部バッテリ充電装置は、充電機が配設さ
れた車体上に少なくとも起伏作動が自在に配設されたブ
ームと、このブームに取り付けられた電動装置の駆動を
行うバッテリへの充電を行うためにバッテリと充電機と
を繋ぐコネクタとから構成されている。さらに、このコ
ネクタが接続状態であるときは、少なくともブームの起
伏作動を規制するブーム作動規制手段を設けると共に、
コネクタが接続状態であるときは、バッテリと電動装置
の導通を阻止する導通阻止手段とを設けて構成されてい
る。
【0008】
【作用】このような高所作業車の上部バッテリ充電装置
では、上記のように作業台を格納位置に位置させたとき
に、作業台側充電コードを車体側充電コードに接続して
車体側の充電手段により上部バッテリの充電を行わせる
ようになっている。しかも、この装置はブーム作動規制
手段を有しており、充電用コネクタの接続を解除しない
限りブームの作動を行うことができないようになってい
る。このため、作業者が充電用コネクタの接続を外し忘
れることによる充電用コネクタおよび、充電用コードの
破損がなくなる。
【0009】また、上記装置は導通阻止手段を有してお
り、充電用コネクタの接続を解除しない限りバッテリと
電動装置の導通を遮断する。このため、作業者が電動装
置を作動させたままバッテリの充電を行うことによるバ
ッテリ充電時の所要時間および、電力のむだを防止する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の好ましい
実施例について説明する。まず、図1を参照しながら本
考案に係る上部バッテリ充電装置を備えた高所作業車に
ついて説明する。この高所作業車は、車体1上に旋回自
在に取り付けられた旋回台2に、起伏および伸縮が自在
にブーム3が取り付けられており、このブーム3の先端
に作業台5が取り付けられている。ブーム3は、旋回台
2に取り付けられた基部ブーム3aと、この基部ブーム
3aに対してテレスコピックに(入れ子式に)伸縮自在
に構成された先端ブーム3bとからなり、先端ブーム3
bはFRP等の絶縁材料から形成されている。車体1上
にはブーム3および作業台5を格納位置(図1において
実線で示す位置)に格納したときに、ブーム3を支持す
るブーム受け7が設けられている。さらに、車体1の前
後左右4箇所には、作業時に図示のように伸長して車体
1を支持するジャッキ装置8が取り付けられている。
【0011】このような構成の高所作業車において、旋
回台2を旋回させる旋回モータ(図示せず)、ブーム3
を起伏作動させる起伏シリンダ4およびブーム3を伸縮
作動させる伸縮シリンダ(ブーム3内に配設)の作動制
御を行うことにより、作業台5を所望の高所に移動さ
せ、この作業台5に搭乗した作業者が高所作業を行うよ
うになっている。この作動制御は、車体1側に配設され
た操作装置(図示せず)の操作によって行ったり、作業
台5に配設された操作装置(図示せず)の操作によって
行ったりする。
【0012】ここで、先端ブーム3bは絶縁材料から作
られ、この部分において作業台5は車体1側から絶縁さ
れるようになっているため、作業台5の操作装置信号を
電線を介して車体側に伝達するように構成することがで
きない。このため、この高所作業車においては、ブーム
3内に光通信システムを配設し、作業台5に配設された
操作装置の操作信号を光信号に変換し、ブーム3内に配
設された光ファイバによって車体側に伝達し、操作装置
の操作に応じた作動制御を行うようになっている。この
ため、作業台5には、操作装置の操作信号を光信号に変
換して車体側に送信するための上部制御装置(電動装
置)が配設され、さらにこの装置に駆動電力を供給する
上部バッテリ6が配設されている。したがって、この上
部バッテリ6は、定期的に充電を行う必要がある。
【0013】以上のような構成の高所作業車により高所
作業を行うときの作動制御等について説明する。高所作
業を行うときには、まず、車体1を所定位置に移動し、
ジャッキ装置8のポスト8aを伸長して、図1に示すよ
うにジャッキ装置8により車体1を支持する。次いで、
作業台5に作業者が搭乗し、この作業者が作業台5の操
作装置を操作して、図において鎖線で示すように、作業
台5を所定位置まで移動させ、この状態で、架線作業等
の高所作業が行われる。そして、高所作業を終了すると
きには、作業者は再び操作装置を操作して、ブーム3お
よび作業台5を、図1において実線で示すように、格納
位置まで移動させる。
【0014】上記のように構成された高所作業車におい
て、作業者は、ブーム3および作業台5を格納した後
に、上部バッテリ6を充電するための充電操作を行う。
この充電操作は、まず上部制御装置14の電力の消費を
遮断するために上部制御装置用スイッチ22をオフ操作
し、次に上部充電機13に繋がる作業台側充電コード1
1と車体側の充電機(下部充電機)17に繋がる車体側
充電コード15とを、両コード11、15の先端にそれ
ぞれ取り付けられたコネクタ12によって接続させる。
この上部バッテリ6への充電を行っている間は、ブーム
作動規制手段21によってブーム3の作動を規制すると
共に、導通阻止手段20によって上部バッテリ6と上部
制御装置14の導通を阻止する。
【0015】ここで、これら導通阻止手段20および、
ブーム作動規制手段21の構成について、図2を参照し
て説明する。作業台側充電コード11は2本のラインか
らなり、それぞれ上部バッテリ6のプラス端子およびマ
イナス端子に接続される上部充電機13に繋がれてい
る。そして、この作業台側充電コード11の先端は雌コ
ネクタ12aに繋がれている。また、車体側充電コード
15も2本のラインからなり、一端が下部充電機17に
繋がれ、他端は雄コネクタ12bに繋がれている。さら
に、この下部充電機17には、下部バッテリ10が繋が
れている。そして、この下部バッテリ10の電力は、下
部充電機17および上部充電機13を介して上部バッテ
リ6に供給されることにより上部バッテリ6の充電を行
う。なお、ここで下部充電機17および上部充電機13
は、各バッテリ10、6間の電圧および電流の制御を行
う。
【0016】コネクタ12には、上部バッテリ6のプラ
ス端子に繋がれたライン23の断続を行う導通阻止スイ
ッチ(導通阻止手段)20が設けられると共に、雌コネ
クタ12aと雄コネクタ12bが接続されたことを検出
する接続検出スイッチ21aが設けられている。導通阻
止スイッチ20は、コネクタ12の接続時において導通
が阻止(ライン23が遮断)されるように構成され、接
続検出スイッチ21aは、コネクタ12の接続時におい
てオン信号を送信するように構成されている。
【0017】接続検出スイッチ21aからの検出信号は
下部制御装置18に送信される。ここで、この下部制御
装置18は、上部制御装置14から光ファイバ24によ
って送信された制御信号を受信し、ブーム3の起伏、伸
縮作動等を行なわせる作動装置25に作動信号を送信す
ると共に、車体あるいは作業台5上の操作装置に設けら
れたコネクタ接続表示器19へ表示信号を送信する。そ
して、接続検出スイッチ21aからのオン信号を受信し
た下部制御装置18は内蔵されたブーム作動規制手段2
1を作動させ、上部制御装置14からの作動信号のいか
んに拘らず、ブーム3の作動を規制する。
【0018】このように構成された導通阻止手段20お
よび、ブーム作動規制手段21によれば、上部バッテリ
6の充電を行うためにコネクタ12を接続した場合に
は、導通阻止スイッチ20が上部バッテリ6と上部制御
装置14の導通を阻止するため、バッテリの充電時に作
業者が上部制御装置用スイッチ22をオフ操作し忘れた
場合であっても上部制御装置14における電力の消費を
無くすことができる。また、接続検出スイッチ21aが
オン操作されることにより、ブーム作動規制手段21が
ブーム3の各作動を規制するため、コネクタ12を破損
させたり各充電用コード11、15を切断するおそれの
あるブーム3の作動を防止することができる。そして、
コネクタ12の接続時にはコネクタ接続表示器19によ
り作業者はコネクタが接続されていることを確認するこ
とができるため、操作装置の誤操作も防止することがで
きる。
【0019】なお、上記の実施例においては、ブーム作
動規制手段にオン信号を送信する手段として接続検出ス
イッチ21aを設けることとしているが、本考案はこれ
に限られるものではなく、図2において一点鎖線で示す
ように、コネクタ12の接続時においてライン16が導
通するようなジャンパ線21bをコネクタ12に設ける
ようにしてもよい。また、導通阻止手段20および、ブ
ーム作動規制手段21をコネクタ12上に配設せずに、
コネクタ12上にはコネクタ12の接続を検出するスイ
ッチを配設し、このスイッチからの信号を利用して別途
設けたリレー等を作動させることにより、導通阻止手段
および、ブーム作動規制手段を作動させるように構成し
てもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
高所作業車において、作業台およびブームを所定格納位
置に位置させて作業を終了した後に上部バッテリを充電
するためには、上部バッテリに繋がれた作業台側充電コ
ードと充電機に繋がれた車体側充電コードとをコネクタ
によって接続する。そして、このコネクタの接続状態に
おいてはブーム作動規制手段によりブームの作動を規制
すると共に、導通阻止手段により上部バッテリと上部制
御装置の導通を阻止する。このため、充電用のコネクタ
が接続されている状態においては、ブームを作動させる
ことによるコネクタの破損や充電用コードの切断を防止
することができると共に、上部制御装置における不要な
電力の消費を防止することができるため、上部バッテリ
の充電作業を安全に、効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る上部バッテリ充電装置を備えた高
所作業車の正面図である。
【図2】本考案に係る上部バッテリ充電装置の構成を示
す電気回路図である。
【符号の説明】
1 車体 3 ブーム 5 作業台 6 上部バッテリ 10 車体側バッテリ 11 作業台側充電コード 12 コネクタ 15 車体側充電コード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電機が配設された車体と、 この車体上に少なくとも起伏作動が自在に配設されたブ
    ームと、 このブームに取り付けられたバッテリと、 前記ブームに取り付けられ前記バッテリにより駆動され
    る電動装置と、 前記充電機により前記バッテリへの充電を行うために前
    記バッテリと前記充電機とを繋ぐコネクタと、 前記コネクタの接続状態において、少なくとも前記ブー
    ムの起伏作動を規制するブーム作動規制手段と、 前記コネクタの接続状態において、前記バッテリと前記
    電動装置の導通を阻止する導通阻止手段とからなること
    を特徴とする高所作業車の上部バッテリ充電装置。
JP1993059709U 1993-10-08 1993-10-08 高所作業車の上部バッテリ充電装置 Expired - Fee Related JP2587192Y2 (ja)

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