JP2507258Y2 - 高所作業車 - Google Patents
高所作業車Info
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- JP2507258Y2 JP2507258Y2 JP4606190U JP4606190U JP2507258Y2 JP 2507258 Y2 JP2507258 Y2 JP 2507258Y2 JP 4606190 U JP4606190 U JP 4606190U JP 4606190 U JP4606190 U JP 4606190U JP 2507258 Y2 JP2507258 Y2 JP 2507258Y2
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- tip
- manipulator device
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブームの先端に装備され、先端側と基端側
の間を絶縁した複数のアームより構成されるマニピュレ
ータ装置の先端側に設けた検出器の信号をマニピュレー
タ装置の絶縁を保持したまま基端側に送る様に構成した
高所作業車に関するのである。
の間を絶縁した複数のアームより構成されるマニピュレ
ータ装置の先端側に設けた検出器の信号をマニピュレー
タ装置の絶縁を保持したまま基端側に送る様に構成した
高所作業車に関するのである。
従来の高所作業、例えば電力会社等が実施している電
線の張り替え作業、電線の増設作業或いはトランス等の
交換作業等の多くは、一般的にはブーム先端にバケット
を装備した高所作業車のバケットに作業員が搭乗して、
前述した種々の高所作業を実施しているのが実情であ
る。
線の張り替え作業、電線の増設作業或いはトランス等の
交換作業等の多くは、一般的にはブーム先端にバケット
を装備した高所作業車のバケットに作業員が搭乗して、
前述した種々の高所作業を実施しているのが実情であ
る。
しかしながら、現在の社会に於ける電力供給事情はコ
ンピュータ設備等で代表されるように電力を利用する多
くの諸設備は停電が許さない稼働状況にあり、従って、
上記の高所作業も活線状態、即ち無停電により行わなけ
ればならず、そのためブームの先端に装備したバケット
に作業員が搭乗して行う高所作業には感電の危険が伴
う。
ンピュータ設備等で代表されるように電力を利用する多
くの諸設備は停電が許さない稼働状況にあり、従って、
上記の高所作業も活線状態、即ち無停電により行わなけ
ればならず、そのためブームの先端に装備したバケット
に作業員が搭乗して行う高所作業には感電の危険が伴
う。
そこで、上記の問題を解消するために、第1図に示し
た如く、先端ブーム4cを絶縁素材(FRP)で構成し、該
先端ブーム4cの先端に、バケットに代えて操作キャビン
7を装備し、該操作キャビン7の前方に操作キャビン内
に装備する操作手段8でもって遠隔的に操作することの
できる複数のアームより構成されるマニピュレータ装置
9を装備した高所作業車1も開発されているが、係る高
所作業車1には、先端ブーム4cにFRP等の絶縁素材を用
いて操作キャビン7と先端ブーム4c以下に架装される種
々の装置等との絶縁を図る構成を採用しているため、操
作キャビン7の前方に装備されるマニピュレータ装置を
構成する複数のアームからなるスレーブアーム9、9等
は導電性部材を採用して構成されているのが現状であ
る。従って、例えば同図に示した如く、活線状態の架空
線W等に対して線間割り込み作業を行う様な場合に於い
て、左右のスレーブアーム9、9が隣接する架空線Wに
同時に接触すると左右のスレーブアーム9、9間で短絡
が生じ、スレーブアーム9、9が損傷することは勿論の
こと、高電圧の架空線W間での短絡の場合は操作キャビ
ン7内の操作手段8をはじめオペレータにも危害が及ぶ
等の危険性があり、安全な高所作業を行うことが出来な
い等の問題を有していた。
た如く、先端ブーム4cを絶縁素材(FRP)で構成し、該
先端ブーム4cの先端に、バケットに代えて操作キャビン
7を装備し、該操作キャビン7の前方に操作キャビン内
に装備する操作手段8でもって遠隔的に操作することの
できる複数のアームより構成されるマニピュレータ装置
9を装備した高所作業車1も開発されているが、係る高
所作業車1には、先端ブーム4cにFRP等の絶縁素材を用
いて操作キャビン7と先端ブーム4c以下に架装される種
々の装置等との絶縁を図る構成を採用しているため、操
作キャビン7の前方に装備されるマニピュレータ装置を
構成する複数のアームからなるスレーブアーム9、9等
は導電性部材を採用して構成されているのが現状であ
る。従って、例えば同図に示した如く、活線状態の架空
線W等に対して線間割り込み作業を行う様な場合に於い
て、左右のスレーブアーム9、9が隣接する架空線Wに
同時に接触すると左右のスレーブアーム9、9間で短絡
が生じ、スレーブアーム9、9が損傷することは勿論の
こと、高電圧の架空線W間での短絡の場合は操作キャビ
ン7内の操作手段8をはじめオペレータにも危害が及ぶ
等の危険性があり、安全な高所作業を行うことが出来な
い等の問題を有していた。
本考案は、前記した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ブームの先端に装備さ
れ、先端側と基端側の間を絶縁した複数のアームより構
成されるマニピュレータ装置の先端側に設けた検出器の
信号をマニピュレータ装置の絶縁を保持したまま基端側
に送る様に構成した高所作業車を提供することにあり、
そのためにブームの先端に複数のアームより構成される
マニピュレータ装置を装備した高所作業車に於いて、前
記マニピュレータ装置の少なくとも一部に絶縁部を備え
ると共に、前記マニピュレータ装置の絶縁部より先端側
に、該マニピュレータ装置の絶縁部より先端側のアーム
の位置を検出する検出器と、該検出器に電気を供給する
電源と、前記検出器からの信号を光信号に変換するE/O
変換器とを備え、かつE/O変換器より発信される光信号
を前記マニピュレータ装置の基端側に送る光ファイバケ
ーブルを備えるべく構成する。
り、その目的とするところは、ブームの先端に装備さ
れ、先端側と基端側の間を絶縁した複数のアームより構
成されるマニピュレータ装置の先端側に設けた検出器の
信号をマニピュレータ装置の絶縁を保持したまま基端側
に送る様に構成した高所作業車を提供することにあり、
そのためにブームの先端に複数のアームより構成される
マニピュレータ装置を装備した高所作業車に於いて、前
記マニピュレータ装置の少なくとも一部に絶縁部を備え
ると共に、前記マニピュレータ装置の絶縁部より先端側
に、該マニピュレータ装置の絶縁部より先端側のアーム
の位置を検出する検出器と、該検出器に電気を供給する
電源と、前記検出器からの信号を光信号に変換するE/O
変換器とを備え、かつE/O変換器より発信される光信号
を前記マニピュレータ装置の基端側に送る光ファイバケ
ーブルを備えるべく構成する。
上記のような構成を採用したので、操作キャビンと操
作キャビン内に装備する操作手段等を含む基端側の装置
と、マニピュレータ装置間の絶縁はマニピュレータ装置
の少なくとも一部を絶縁部材で構成することにより完全
に保持すると共に、基端側の各種装置とマニピュレータ
装置間における制御信号乃至マニピュレータ装置の先端
側に装備する各種検出器で検出した検出信号の送受は光
ファイバケーブルを介してマニピュレータ装置の先端側
のアームに装備したE/O変換器間で全て行う様にしたの
で、活線状態の架空線間にマニピュレータ装置の先端側
を割り込ませて高所作業を行うに際して、マニピュレー
タ装置が架空線に接触してもマニピュレータ装置相互間
での短絡事故は皆無となり、従って短絡によるマニピュ
レータ装置の損傷も無く、また操作キャビン乃至操作手
段等の基端側の諸装置への影響も無く、高所作業を安
全、かつ迅速に行うことができる。
作キャビン内に装備する操作手段等を含む基端側の装置
と、マニピュレータ装置間の絶縁はマニピュレータ装置
の少なくとも一部を絶縁部材で構成することにより完全
に保持すると共に、基端側の各種装置とマニピュレータ
装置間における制御信号乃至マニピュレータ装置の先端
側に装備する各種検出器で検出した検出信号の送受は光
ファイバケーブルを介してマニピュレータ装置の先端側
のアームに装備したE/O変換器間で全て行う様にしたの
で、活線状態の架空線間にマニピュレータ装置の先端側
を割り込ませて高所作業を行うに際して、マニピュレー
タ装置が架空線に接触してもマニピュレータ装置相互間
での短絡事故は皆無となり、従って短絡によるマニピュ
レータ装置の損傷も無く、また操作キャビン乃至操作手
段等の基端側の諸装置への影響も無く、高所作業を安
全、かつ迅速に行うことができる。
以下、第1図及び第2図に基づいて本考案に係る高所
作業車の一実施例を説明する。
作業車の一実施例を説明する。
同図中は、1は本考案に係る高所作業車であり、該高
所作業車1はシャーシ上にサブフレーム1aを取り付け、
後述する種々の架装物の搭載が行われても十分な強度と
安全性が得られるように構成されている。
所作業車1はシャーシ上にサブフレーム1aを取り付け、
後述する種々の架装物の搭載が行われても十分な強度と
安全性が得られるように構成されている。
2は前記サブフレーム1aの左右前後にサブフレーム1a
の側方に張り出し及び下方に伸長可能に設けられたアウ
トリガであり、該アウトリガ2は操作装置(図では省
略)により張り出し及び下方に伸長操作可能に構成され
ている。
の側方に張り出し及び下方に伸長可能に設けられたアウ
トリガであり、該アウトリガ2は操作装置(図では省
略)により張り出し及び下方に伸長操作可能に構成され
ている。
3は前記サブフレーム1aの前方上に架装されたターン
テーブルであり、該ターンテーブル3はサブフレーム1a
内に内蔵した油圧モータ(図では省略)の作動によりサ
ブフレーム1aに対して旋回自在に構成されている。
テーブルであり、該ターンテーブル3はサブフレーム1a
内に内蔵した油圧モータ(図では省略)の作動によりサ
ブフレーム1aに対して旋回自在に構成されている。
4は前記ターンテーブル3に基端を枢支した多段ブー
ム(本実施例では基端ブーム4a、中間ブーム4b及び絶縁
素材、例えばFRP等で構成される先端ブーム4cの3段伸
縮構造のブームを例示した)であり、該多段ブーム4の
起伏は前記ターンテーブル3側にシリンダチューブ5aの
基端を枢着し、ピストンロッド5bの先端を基端ブーム4a
の下面側に取り付けたブラケットに枢着した起伏シリン
ダ5の伸縮により行われる様に構成されている。
ム(本実施例では基端ブーム4a、中間ブーム4b及び絶縁
素材、例えばFRP等で構成される先端ブーム4cの3段伸
縮構造のブームを例示した)であり、該多段ブーム4の
起伏は前記ターンテーブル3側にシリンダチューブ5aの
基端を枢着し、ピストンロッド5bの先端を基端ブーム4a
の下面側に取り付けたブラケットに枢着した起伏シリン
ダ5の伸縮により行われる様に構成されている。
又、前記多段ブーム4の中間ブーム4b及び先端ブーム
4cの伸縮は多段ブーム4に内蔵した伸縮シリンダ(図で
は省略)の伸縮によって行われる様に構成されている。
4cの伸縮は多段ブーム4に内蔵した伸縮シリンダ(図で
は省略)の伸縮によって行われる様に構成されている。
前記先端ブーム4cの先端にはポスト6が取り付けら
れ、該ポスト6は平衡取り機構(図では省略)により多
段ブーム4の起伏に関係なく常に鉛直状態に保持される
ように構成されている。
れ、該ポスト6は平衡取り機構(図では省略)により多
段ブーム4の起伏に関係なく常に鉛直状態に保持される
ように構成されている。
又、前記ポスト6には、旋回駆動装置(図では省略)
によりポスト6に対して水平面内で旋回可能な操作キャ
ビン7が装備され、該操作キャビン7の前方には操作キ
ャビン7内に装備する操作手段(本実施例ではマスター
スレーブ方式を採用した例を開示して以下説明する)8
でもって遠隔操作されるマニピュレータ装置を構成する
複数のアーム(詳細な構成は後述する)からなる左右の
スレーブアーム9、9が装備されている。
によりポスト6に対して水平面内で旋回可能な操作キャ
ビン7が装備され、該操作キャビン7の前方には操作キ
ャビン7内に装備する操作手段(本実施例ではマスター
スレーブ方式を採用した例を開示して以下説明する)8
でもって遠隔操作されるマニピュレータ装置を構成する
複数のアーム(詳細な構成は後述する)からなる左右の
スレーブアーム9、9が装備されている。
ところで、前記操作キャビン7の前方に装備された左
右のスレーブアーム9、9は、旋回自在に取り付けられ
た基台20に起伏自在に取り付けられた第1アーム21と、
該第1アーム21に屈伸自在に取り付けられた第2アーム
22と、該第2アーム22に屈伸自在に取り付けられた第3
アーム23と、該第3アーム23に左右に揺動自在に取り付
けられた先端に回転自在にハンドルHを取り付けたグリ
ップ装置24とより構成され、前記第2アーム22の中間部
にFRP等により製作された絶縁部25を備え、前記第1ア
ーム21と第3アーム23及びグリップ装置24との間を絶縁
するように構成している。
右のスレーブアーム9、9は、旋回自在に取り付けられ
た基台20に起伏自在に取り付けられた第1アーム21と、
該第1アーム21に屈伸自在に取り付けられた第2アーム
22と、該第2アーム22に屈伸自在に取り付けられた第3
アーム23と、該第3アーム23に左右に揺動自在に取り付
けられた先端に回転自在にハンドルHを取り付けたグリ
ップ装置24とより構成され、前記第2アーム22の中間部
にFRP等により製作された絶縁部25を備え、前記第1ア
ーム21と第3アーム23及びグリップ装置24との間を絶縁
するように構成している。
又、前記第3アーム23の第2アーム22への取り付け部
には、第2アーム22に対する第3アーム23の屈伸角度を
検出する第1角度検出器26が備えられグリップ装置24の
第3アーム23への取り付け部には第3アーム23に対する
グリップ装置24の揺動角度を検出する第2角度検出器27
が備えられると共に、グリップ装置24にはハンドルHの
回転角度を検出する回転角度検出器28が備えられてい
る。
には、第2アーム22に対する第3アーム23の屈伸角度を
検出する第1角度検出器26が備えられグリップ装置24の
第3アーム23への取り付け部には第3アーム23に対する
グリップ装置24の揺動角度を検出する第2角度検出器27
が備えられると共に、グリップ装置24にはハンドルHの
回転角度を検出する回転角度検出器28が備えられてい
る。
又、前記第2アーム22の先端には、前記各検出器26、
27、28に電気を供給する電源である二次電池29が内蔵さ
れると共に、各検出器26、27、28より送信される検出信
号を光信号に変換するE/O変換器30が内蔵され、該E/O変
換器30は光ファイバケーブル31を介して前記操作キャビ
ン7内に備えられたE/O変換器(図では省略)に連結さ
れ、該操作キャビン7内に備えられたE/O変換器は操作
キャビン7内に備えらえれたスレーブアーム9、9の作
動を制御する制御手段(図では省略)に接続されてい
る。
27、28に電気を供給する電源である二次電池29が内蔵さ
れると共に、各検出器26、27、28より送信される検出信
号を光信号に変換するE/O変換器30が内蔵され、該E/O変
換器30は光ファイバケーブル31を介して前記操作キャビ
ン7内に備えられたE/O変換器(図では省略)に連結さ
れ、該操作キャビン7内に備えられたE/O変換器は操作
キャビン7内に備えらえれたスレーブアーム9、9の作
動を制御する制御手段(図では省略)に接続されてい
る。
同図中、32はスレーブアーム9、9を格納したときに
前記第2アーム22の先端に内蔵した二次電池29を充電す
る充電器であって、該充電器32は充電を行わない場合
は、基台20の側部に設けた収納部33に収納されており、
二次電池29を充電する場合は、収納部33から取り出し、
コネクタ32aを前記第2アーム22の側部に設けた開閉蓋
Xを開放して内部に設けたコネクタ29aに接続して二次
電池29を充電する様に構成されている。
前記第2アーム22の先端に内蔵した二次電池29を充電す
る充電器であって、該充電器32は充電を行わない場合
は、基台20の側部に設けた収納部33に収納されており、
二次電池29を充電する場合は、収納部33から取り出し、
コネクタ32aを前記第2アーム22の側部に設けた開閉蓋
Xを開放して内部に設けたコネクタ29aに接続して二次
電池29を充電する様に構成されている。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る高所作業車
の作用を説明する。
の作用を説明する。
即ち、本考案に係る高所作業車1を架空線工事等の高所
作業現場に導入して所定の高所作業を実施する場合は、
第1図に示した如く、先ず高所作業車1を作業現場に駐
車し、車台の前後左右に架装したアウトリガ2を張り出
して高所作業車1を安定に固定した後、操作キャビン7
にオペレータが搭乗して操作手段8を操作して多段ブー
ム4をブーム受けから所定の高さまで起伏乃至伸長させ
つつ旋回操作が必要な場合はターンテーブル3を旋回操
作して操作キャビン7の前方に装備したマニピュレータ
装置を構成するスレーブアーム9、9を高所作業位置の
近傍に誘導して架空線工事等を開始する。
作業現場に導入して所定の高所作業を実施する場合は、
第1図に示した如く、先ず高所作業車1を作業現場に駐
車し、車台の前後左右に架装したアウトリガ2を張り出
して高所作業車1を安定に固定した後、操作キャビン7
にオペレータが搭乗して操作手段8を操作して多段ブー
ム4をブーム受けから所定の高さまで起伏乃至伸長させ
つつ旋回操作が必要な場合はターンテーブル3を旋回操
作して操作キャビン7の前方に装備したマニピュレータ
装置を構成するスレーブアーム9、9を高所作業位置の
近傍に誘導して架空線工事等を開始する。
即ち、操作キャビン7に搭乗したオペレータは操作手
段8により左右のスレーブアーム9、9を操作して所定
の架空線工事等を開始するのであるが、オペレータが操
作手段8で発信する左右のスレーブアーム9、9、殊に
第3アーム23、グリップ装置24及びハンドルH等を操作
する制御信号(電気信号)は、操作キャビン7内に装備
したE/O変換器(図では省略)により光信号に変換さ
れ、第1アーム21及び絶縁部25で構成した第2アーム22
の内部に挿通した光ファイバケーブル31を介して第2ア
ーム22の絶縁部25の先端側に装備したE/O変換器30に入
力される。そして、該E/O変換器30で光信号から電気信
号に変換されて、第3アーム23、グリップ装置24及びハ
ンドルH等の各駆動部(図では省略)で供給される。
段8により左右のスレーブアーム9、9を操作して所定
の架空線工事等を開始するのであるが、オペレータが操
作手段8で発信する左右のスレーブアーム9、9、殊に
第3アーム23、グリップ装置24及びハンドルH等を操作
する制御信号(電気信号)は、操作キャビン7内に装備
したE/O変換器(図では省略)により光信号に変換さ
れ、第1アーム21及び絶縁部25で構成した第2アーム22
の内部に挿通した光ファイバケーブル31を介して第2ア
ーム22の絶縁部25の先端側に装備したE/O変換器30に入
力される。そして、該E/O変換器30で光信号から電気信
号に変換されて、第3アーム23、グリップ装置24及びハ
ンドルH等の各駆動部(図では省略)で供給される。
一方、オペレータの操作によって操作される前記第3
アーム23、グリップ装置24及びハンドルH等の制御状
況、即ち第2アーム22に屈伸自在に取り付けられた第3
アーム23の屈伸状況、、該第3アーム23に左右に揺動自
在に取り付けられ先端に回転自在にハンドルHを取り付
けたグリップ装置24の左右の揺動状況をはじめ前記グリ
ップ装置24の先端に装着されたハンドルHの回転状況等
は、前記第3アーム23の第2アーム22への取り付け部に
備えられた第2アーム22に対する第3アーム23の屈伸角
度を検出する第1角度検出器26により検出され、また、
グリップ装置24の第3アーム23への取り付け部に備えら
れた第3アーム23に対するグリップ装置24の揺動角度を
検出する第2角度検出器27により検出され、また、前記
グリップ装置24に装着されたハンドルHの回転角度は、
前記グリップ装置24に備えられた回転角度検出器28によ
って検出され、これら各検出器26、27、28より送信され
る検出信号は、前記第2アーム22の絶縁部25の先端側に
装備したE/O変換器30に入力される。そして、該E/O変換
器30で電気信号から光信号に変換されて光ファイバケー
ブル31を介して前記操作キャビン7内に備えられたE/O
変換器(図では省略)発信され、操作キャビン7内に備
えられた操作手段8の所定の表示器(図では省略)にて
表示される。
アーム23、グリップ装置24及びハンドルH等の制御状
況、即ち第2アーム22に屈伸自在に取り付けられた第3
アーム23の屈伸状況、、該第3アーム23に左右に揺動自
在に取り付けられ先端に回転自在にハンドルHを取り付
けたグリップ装置24の左右の揺動状況をはじめ前記グリ
ップ装置24の先端に装着されたハンドルHの回転状況等
は、前記第3アーム23の第2アーム22への取り付け部に
備えられた第2アーム22に対する第3アーム23の屈伸角
度を検出する第1角度検出器26により検出され、また、
グリップ装置24の第3アーム23への取り付け部に備えら
れた第3アーム23に対するグリップ装置24の揺動角度を
検出する第2角度検出器27により検出され、また、前記
グリップ装置24に装着されたハンドルHの回転角度は、
前記グリップ装置24に備えられた回転角度検出器28によ
って検出され、これら各検出器26、27、28より送信され
る検出信号は、前記第2アーム22の絶縁部25の先端側に
装備したE/O変換器30に入力される。そして、該E/O変換
器30で電気信号から光信号に変換されて光ファイバケー
ブル31を介して前記操作キャビン7内に備えられたE/O
変換器(図では省略)発信され、操作キャビン7内に備
えられた操作手段8の所定の表示器(図では省略)にて
表示される。
即ち、操作キャビン7内のオペレータは前記表示器を
見ながらスレーブアーム9、9を遠隔操作して所定の高
所作業を行うのである。
見ながらスレーブアーム9、9を遠隔操作して所定の高
所作業を行うのである。
しかして、所定の高所作業が終了すると、左右のスレ
ーブアーム9、9を格納するのであるが、格納に際し、
前記第2アーム22の先端に内蔵した二次電池29の充電を
行う。この二次電池29の充電は基台20の側部に設けた収
納部33より充電器32を取り出し、該充電器32の先端のコ
ネクタ32aを前記第2アーム22の側部に設けた開閉蓋X
を開放して内部に設けたコネクタ29aに接続することに
よって充電する。
ーブアーム9、9を格納するのであるが、格納に際し、
前記第2アーム22の先端に内蔵した二次電池29の充電を
行う。この二次電池29の充電は基台20の側部に設けた収
納部33より充電器32を取り出し、該充電器32の先端のコ
ネクタ32aを前記第2アーム22の側部に設けた開閉蓋X
を開放して内部に設けたコネクタ29aに接続することに
よって充電する。
以上の様に本考案に係る高所作業車1に装備する左右
のスレーブアーム9、9と操作キャビン7内に装備する
操作手段8等との間の絶縁は第2アーム22の絶縁部25で
もって完全になされるから、活線状態での架空線W間に
左右のスレーブアーム9、9、特に第3アーム23、グリ
ップ装置24乃至ハンドルHを割り込ませて所定の高所作
業を行うに際し、左右の第3アーム23、グリップ装置24
乃至ハンドルH等が架空線Wに接触するようなことが有
っても、前記左右の第3アーム23、グリップ装置24乃至
ハンドルH等は前述した如く第2アーム22の絶縁部25で
もって第1アーム21との間が完全に絶縁されているから
短絡事故は皆無となり、従って短絡によるスレーブアー
ム9、9の損傷は無く、また操作キャビン7を含め操作
手段8等への影響も無く所定の高所作業を迅速かつ安全
に行うことができる。
のスレーブアーム9、9と操作キャビン7内に装備する
操作手段8等との間の絶縁は第2アーム22の絶縁部25で
もって完全になされるから、活線状態での架空線W間に
左右のスレーブアーム9、9、特に第3アーム23、グリ
ップ装置24乃至ハンドルHを割り込ませて所定の高所作
業を行うに際し、左右の第3アーム23、グリップ装置24
乃至ハンドルH等が架空線Wに接触するようなことが有
っても、前記左右の第3アーム23、グリップ装置24乃至
ハンドルH等は前述した如く第2アーム22の絶縁部25で
もって第1アーム21との間が完全に絶縁されているから
短絡事故は皆無となり、従って短絡によるスレーブアー
ム9、9の損傷は無く、また操作キャビン7を含め操作
手段8等への影響も無く所定の高所作業を迅速かつ安全
に行うことができる。
本考案は、以上詳細に説明した如く、ブームの先端に
複数のアームより構成されるマニピュレータ装置を装備
した高所作業車に於いて、前記マニピュレータ装置の少
なくとも一部に絶縁部を備えると共に、前記マニピュレ
ータ装置の絶縁部より先端側に、該マニピュレータ装置
の絶縁部より先端側のアームの位置を検出する検出器
と、該検出器に電気を供給する電源と、前記検出器から
の信号を光信号に変換するE/O変換器とを備え、かつE/O
変換器より発信される光信号を前記マニピュレータ装置
の基端側に送る光ファイバケーブルを備えるべく構成し
たので、操作キャビンと操作キャビン内に装備する操作
手段等を含む基端側の装置と、マニピュレータ装置間の
絶縁はマニピュレータ装置の少なくとも一部を絶縁部材
で構成することにより完全に保持すると共に、基端側の
各種装置とマニピュレータ装置間における制御信号乃至
マニピュレータ装置の先端側に装備する各種検出器で検
出した検出信号の送受は光ファイバケーブルを介してマ
ニピュレータ装置の先端側のアームに装備したE/O変換
器間で全て行う様にしたので、活線状態の架空線間にマ
ニピュレータ装置の先端側を割り込ませて高所作業を行
うに際して、マニピュレータ装置が架空線に接触しても
マニピュレータ装置相互間での短絡事故は皆無となり、
従って短絡によるマニピュレータ装置の損傷も無く、ま
た操作キャビン乃至操作手段等の基端側の諸装置への影
響も無く、高所作業を安全、かつ迅速に行うことができ
る等の種々の優れた効果を有する。
複数のアームより構成されるマニピュレータ装置を装備
した高所作業車に於いて、前記マニピュレータ装置の少
なくとも一部に絶縁部を備えると共に、前記マニピュレ
ータ装置の絶縁部より先端側に、該マニピュレータ装置
の絶縁部より先端側のアームの位置を検出する検出器
と、該検出器に電気を供給する電源と、前記検出器から
の信号を光信号に変換するE/O変換器とを備え、かつE/O
変換器より発信される光信号を前記マニピュレータ装置
の基端側に送る光ファイバケーブルを備えるべく構成し
たので、操作キャビンと操作キャビン内に装備する操作
手段等を含む基端側の装置と、マニピュレータ装置間の
絶縁はマニピュレータ装置の少なくとも一部を絶縁部材
で構成することにより完全に保持すると共に、基端側の
各種装置とマニピュレータ装置間における制御信号乃至
マニピュレータ装置の先端側に装備する各種検出器で検
出した検出信号の送受は光ファイバケーブルを介してマ
ニピュレータ装置の先端側のアームに装備したE/O変換
器間で全て行う様にしたので、活線状態の架空線間にマ
ニピュレータ装置の先端側を割り込ませて高所作業を行
うに際して、マニピュレータ装置が架空線に接触しても
マニピュレータ装置相互間での短絡事故は皆無となり、
従って短絡によるマニピュレータ装置の損傷も無く、ま
た操作キャビン乃至操作手段等の基端側の諸装置への影
響も無く、高所作業を安全、かつ迅速に行うことができ
る等の種々の優れた効果を有する。
第1図は本考案に係る高所作業車の一例を示す斜視図、
第2図は同上高所作業車のマニピュレータ装置のスレー
ブアームの構成を示す拡大図である。 1……高所作業車、1a……車台、2……アウトリガ、3
……ターンテーブル、4……多段ブーム、4a……基端ブ
ーム、4b……中間ブーム、4c……先端ブーム、5……起
伏シリンダ、5a……シリンダチューブ、5b……ピストン
ロッド、6……ポスト、7……操作キャビン、8…操作
手段(マスタースレーブ)、、9……スレーブアーム、
20……基台、21……第1アーム、22……第2アーム、23
……第3アーム、24……グリップ装置、25……絶縁部、
26……第1角度検出器、27……第2角度検出器、28……
回転角度検出器、29……二次電池、29a……コネクタ、3
0……E/O変換器、31……光ファイバケーブル、32……充
電器、32a……コネクタ、33……収納部、H……ハンド
ル。
第2図は同上高所作業車のマニピュレータ装置のスレー
ブアームの構成を示す拡大図である。 1……高所作業車、1a……車台、2……アウトリガ、3
……ターンテーブル、4……多段ブーム、4a……基端ブ
ーム、4b……中間ブーム、4c……先端ブーム、5……起
伏シリンダ、5a……シリンダチューブ、5b……ピストン
ロッド、6……ポスト、7……操作キャビン、8…操作
手段(マスタースレーブ)、、9……スレーブアーム、
20……基台、21……第1アーム、22……第2アーム、23
……第3アーム、24……グリップ装置、25……絶縁部、
26……第1角度検出器、27……第2角度検出器、28……
回転角度検出器、29……二次電池、29a……コネクタ、3
0……E/O変換器、31……光ファイバケーブル、32……充
電器、32a……コネクタ、33……収納部、H……ハンド
ル。
Claims (1)
- 【請求項1】ブームの先端に複数のアームより構成され
るマニピュレータ装置を装備した高所作業車に於いて、
前記マニピュレータ装置の少なくとも一部に絶縁部を備
えると共に、前記マニピュレータ装置の絶縁部より先端
側に、該マニピュレータ装置の絶縁部より先端側のアー
ムの位置を検出する検出器と、該検出器に電気を供給す
る電源と、前記検出器からの信号を光信号に変換するE/
O変換器とを備え、かつE/O変換器より発信される光信号
を前記マニピュレータ装置の基端側に送る光ファイバケ
ーブルを備えたことを特徴とする高所作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4606190U JP2507258Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4606190U JP2507258Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高所作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045498U JPH045498U (ja) | 1992-01-20 |
JP2507258Y2 true JP2507258Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31560806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4606190U Expired - Lifetime JP2507258Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 高所作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507258Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP4606190U patent/JP2507258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045498U (ja) | 1992-01-20 |
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