JP2541741Y2 - 高所作業車の電気回路 - Google Patents

高所作業車の電気回路

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JP2541741Y2
JP2541741Y2 JP9373591U JP9373591U JP2541741Y2 JP 2541741 Y2 JP2541741 Y2 JP 2541741Y2 JP 9373591 U JP9373591 U JP 9373591U JP 9373591 U JP9373591 U JP 9373591U JP 2541741 Y2 JP2541741 Y2 JP 2541741Y2
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emergency hydraulic
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謹司 川上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車の電気回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の高所作業車は、図4から図
7に図示する如く車両1と車両1上に旋回自在に設けた
旋回台2とからなる下部構造物3を設け、この下部構造
物3に起伏自在に伸縮ブーム4を設けこの伸縮ブーム4
の先端にバケット5を備えている。車両1と旋回台2間
には旋回用油圧モータ6等からなる旋回駆動装置を備
え、旋回用油圧モータ6を駆動することで車両1に対し
て旋回台2を旋回駆動できるようになっている。伸縮ブ
ーム4は、基ブームに中間ブームを、中間ブームに先ブ
ームを順次伸縮自在に嵌挿させ各ブーム間には伸縮用油
圧シリンダ7等からなる伸縮駆動装置を備え、伸縮用油
圧シリンダ7を駆動することで伸縮ブーム4を伸縮駆動
できるようになっている。伸縮ブーム4の基ブームと旋
回台2の適所間には起伏用油圧シリンダ8を介装させ、
起伏用油圧シリンダ8を駆動することで伸縮ブーム4を
起伏駆動できるようになっている。
【0003】 この高所作業車の旋回台2上には、エン
ジン9、エンジン9で駆動される油圧ポンプ10、エン
ジン9で駆動される発電機11により充電されるバッテ
リー12、およびバッテリー12で電動モータ13を介
して駆動される非常用油圧ポンプ14を備え、バケット
5上には、上部操作装置15(実用新案登録請求範囲の
操作装置に該当する。)と非常用油圧ポンプスイッチ1
6を備えている。そしてこの上部操作装置15にバッテ
リー12からの電源を供給し操作することで、旋回台2
に配置した下部操作装置17を介して前記油圧ポンプ1
0、14からの圧油を制御し、前記旋回用油圧モータ
6、伸縮用油圧シリンダ7、および起伏用油圧シリンダ
8を駆動して旋回台2の旋回ならびに伸縮ブーム4の伸
縮、起伏動作を行い前記バケット5を任意の高所に位置
させ高所作業を行うものである。
【0004】この様に構成された高所作業車は、例えば
図5に図示する如く、エンジン9の回転を検出するエン
ジン回転検出器18とエンジン回転検出器18からの検
出信号によって作動するリレーR1を旋回台2に配置
し、このリレーR1の常開接点R1aを上部操作装置1
5の電源供給回路19に介装させ、前記エンジン回転検
出器18がエンジンの回転を検出した場合にリレーR1
を作動させ、バッテリー12からの電源を上部操作装置
15に供給するように構成し、エンジンが停止している
時にバッテリー12の放電を防止する省エネ回路を備え
ている。
【0005】 またバケット5を高所に位置させた状態
でエンジンの始動ができなくなった場合に、バケット5
を地上に降ろす為に非常用ポンプ駆動回路を備えてい
る。すなわち、エンジン9で駆動される油圧ポンプ10
に替わってバッテリー12で電動モータ13を介して駆
動される非常用油圧ポンプ14を備え、この非常用油圧
ポンプ14を駆動する回路を次のように設けている。バ
ケット5上に配置した非常用油圧ポンプスイッチ16の
一端にはバッテリー12からの電源を電源回路20を介
して接続し、非常用油圧ポンプスイッチ16の他端をリ
レーR2に非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路21を介
して接続し、リレーR2の常開接点R2aを介して電動
モータ13にバッテリー12電源を接続しており、非常
用油圧ポンプスイッチ16のON操作でリレーR2を作
動させ、常開接点R2aを閉じて電動モータ13を介し
て非常用油圧ポンプ14を駆動するようになっている。
【0006】ダイオード22は、非常用油圧ポンプ駆動
信号伝達回路21から電源供給回路19方向の電流の流
れを許容し逆方向の流れを阻止するように配置されたも
ので、非常用油圧ポンプスイッチ16を操作した時に上
部操作装置15にもバッテリー12からの電源を供給
し、エンジン回転検出器18がエンジン9の回転を検出
している時に非常用油圧ポンプスイッチ16を操作して
いないにもかかわらず電動モータ13を駆動させるのを
阻止するために配置したものである。
【0007】このように構成された高所作業車は、バケ
ット5と下部構造物3間を接続する前記電源供給回路1
9、電源回路20、非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路
21および上部操作装置15から下部操作装置17に操
作信号を伝達する操作信号伝達回路23からなるケーブ
ル24(ケーブルドラム等により伸縮自在に伸縮ブーム
4に沿って配置している。)を配置している。
【0008】 次に、図5に図示し説明した上記従来の
技術の実施例は、リレーR1を下部構造物3に配置し、
エンジン回転検出器18からの検出信号でもって上部操
作装置15の電源供給回路19を下部側で制御させた場
合を説明したが、図6に図示する如くリレーR1をバケ
ット5側に配置して構成することもできる。すなわち、
エンジン回転検出器18からの検出信号をバケット5上
に配置したリレーR1にケーブル24のエンジン回転信
号伝達回路25を経由して伝達させるようにしたもので
ある。なお図6に図示するものは、上記の他に非常用油
圧ポンプスイッチ16をONにした時上部操作装置15
の電源供給をリレーR1を介して供給するようにした点
が図5に図示したものと異なっており、他の部分につい
ては図5に図示するものと同じであり本回路の詳細な説
明は省略する。
【0009】また図6に図示するものは、エンジン回転
検出器18からの検出信号をバッテリー12電源とリレ
ーR1間に介装させてリレーR1の作動を制御(上記検
出信号をリレーR1の電源側に介装)するとともに、非
常用油圧ポンプスイッチ16をバッテリー12電源とリ
レーR2間に介装させてリレーR2の作動を制御(非常
用油圧ポンプスイッチ16をリレーR2の電源側に介
装)するようにしたものであるが、図7に図示する如く
エンジン回転検出器18からの検出信号をリレーR1と
アース間に介装させてリレーR1の作動を制御(上記検
出信号をリレーR1のアース側に介装)するとともに、
非常用油圧ポンプスイッチ16をリレーR2とアース間
に介装させてリレーR2の作動を制御(非常用油圧ポン
プスイッチ16をリレーR2のアース側に介装)するよ
うにしてもよい。なお図7に図示するものは、上記の様
にするためにエンジン回転検出器18からの検出信号で
エンジン9が回転している時にエンジン回転信号伝達回
路25をアース側に接続するようにリレーR3を追加し
たところが上述のものと相違しているが、他の部分につ
いては図6に図示するものと同じであり本回路の詳細な
説明は省略する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記図5〜図7に図示
し説明したものは、いずれの場合もエンジン回転検出器
18からの検出信号で上部操作装置15へのバッテリー
12電源を制御するための回路である電源供給回路19
またはエンジン回転伝達回路25と、非常用油圧ポンプ
スイッチ16の操作信号を電動モータ13に伝達する非
常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路21を前記ケーブル2
4に配置している。
【0011】 また、ケーブル24は上記で説明したよ
うに下部構造物3とバケット5間を接続する配線で、上
記回路以外に電源回路20、操作信号伝達回路23等の
多数の回路を備えた多芯ケーブルで構成している。そし
てこのケーブル24は、伸縮ブーム4に沿って設けられ
ており、伸縮ブーム4の伸縮駆動に対応してその長さを
変更できるようケーブルリール等を用いケーブルリール
のドラムに巻回されている。
【0012】ところがケーブル24は、伸縮ブーム4の
長さに相当する長さが必要でその長さが長いものとなっ
ていることから、その間でのロスをなくするためには線
径の太いものが必要である。また線径を太くすると前記
ケーブルリールのドラムを太くする必要が生じることか
ら、ケーブル24に備える回路数を出来るだけ少なくす
ることが必要であった。
【0013】また、上記従来の技術で説明したものは旋
回台2にエンジン9、油圧ポンプ10、バッテリー1
2、非常用油圧ポンプ14を配置しているが、これらを
車両1に配置した場合にあっては、車両1と旋回台2間
を回転自在に接続するロータリジョイントを配置し前記
回路はこのロータリジョイントを経由させる必要があ
り、上記回路数を少なくすることはロータリジョイント
の回路数を少なくすることができることにつながる。本
考案は、上記問題点を鑑みて下部構造物3とバケット5
間を接続する回路数を少なくした高所作業車の電気回路
を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため本願請求項1記載の高所作業車の電気回路は、車両
と車両上に旋回自在に設けた旋回台とからなる下部構造
物を設け、この下部構造物に起伏自在に伸縮ブームを設
けこの伸縮ブームの先端にバケットを備えた高所作業車
の電気回路であって、前記下部構造物にエンジン、エン
ジンで駆動される油圧ポンプ、バッテリー、およびバッ
テリーで電動モータを介して駆動される非常用油圧ポン
プを備え、バケット上に操作装置と非常用油圧ポンプス
イッチを配置し、この操作装置を操作することで前記油
圧ポンプからの圧油を制御し前記旋回台の旋回ならびに
伸縮ブームの起伏および伸縮制御を行うように構成し、
前記操作装置にバッテリーからの電源を供給する電源供
給回路と、非常用油圧ポンプスイッチからの操作信号を
電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動する非常用
油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備えた高所作業車にお
いて、エンジン回転を検出するエンジン回転検出器とこ
のエンジン回転検出器からの検出信号によって切り換わ
る切換え器を下部構造物上に設けるとともに、前記電源
供給回路と前記非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単
一の共通回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジン
の回転を検出した場合に切換え器を切換え前記共通回路
を電源供給回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジ
ンの停止を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共
通回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう
構成したものである。
【0015】 本願請求項2記載の高所作業車の電気回
路は、車両と車両上に旋回自在に設けた旋回台とからな
る下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自在に伸縮
ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケットを備えた
高所作業車の電気回路であって、前記下部構造物にエン
ジン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッテリー、
バッテリーで電動モータを介して駆動される非常用油圧
ポンプ、および前記エンジン回転検出器を備え、バケッ
ト上に操作装置、非常用油圧ポンプスイッチおよび開閉
器を配置し、この操作装置を操作することで前記油圧ポ
ンプからの圧油を制御し前記旋回台の旋回ならびに伸縮
ブームの起伏および伸縮制御を行うように構成し、前記
操作装置にバッテリーからの電源を供給する電源回路
と、前記エンジン回転検出器からの検出信号を前記開閉
器に伝達するエンジン回転信号伝達回路を設け、エンジ
ン回転検出器がエンジンの回転を検出した時に前記開閉
器を接として前記電源回路と前記操作装置を接続するよ
うに構成するとともに、非常用油圧ポンプスイッチから
の操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆
動する非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備えた高
所作業車において、前記エンジン回転検出器からの検出
信号によって切り換わる切換え器を下部構造物上に設け
るとともに、前記エンジン回転信号伝達回路と前記非常
用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共通回路とし、
前記エンジン回転検出器がエンジンの回転を検出した場
合に切換え器を切換え前記共通回路をエンジン回転信号
伝達回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジンの停
止を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共通回路
を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう構成し
たものである。
【0016】
【作用】以上の如く構成した本願請求項1記載の高所作
業車の電気回路は、バッテリーからの電源を前記操作装
置に供給する電源供給回路と、非常用油圧ポンプスイッ
チからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポン
プを駆動する非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを単
一の共通回路とし、エンジン回転検出器の検出信号で切
り換わる切換え器によりエンジン回転検出器がエンジン
の回転を検出した場合に前記共通回路を上部操作装置の
電源供給回路とし、エンジン回転検出器がエンジンの停
止を検出した場合に前記共通回路を非常用油圧ポンプ駆
動信号伝達回路とするようにしたものであるから、単一
の回路を共用して使用することができ、下部構造物とバ
ケット間を接続する回路を少なくすることができる。
【0017】また、本願請求項2記載の高所作業車の電
気回路は、エンジン回転検出器からの検出信号を開閉器
に伝達するエンジン回転信号伝達回路と、非常用油圧ポ
ンプスイッチからの操作信号を電動モータに伝達し非常
用油圧ポンプを駆動する非常用油圧ポンプ駆動信号伝達
回路とを単一の共通回路とし、エンジン回転検出器の検
出信号で切り換わる切換え器によりエンジン回転検出器
がエンジンの回転を検出した場合に前記共通回路をエン
ジン回転信号伝達回路とし、エンジン回転検出器がエン
ジンの停止を検出した場合に前記共通回路を非常用油圧
ポンプ駆動信号伝達回路とするようにしたものであるか
ら、単一の回路を共用して使用することができ、下部構
造物とバケット間を接続する回路を少なくすることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下本考案の実施例について図1〜図3に基
づき以下に説明する。なお従来の技術で説明した符号1
〜符号18、符号20、符号21、符号23、および符
号24は、以下の説明でも同じものとして用い説明を略
する。
【0019】 まず本願請求項1記載の高所作業車の電
気回路の実施例を図1に図示し以下に説明する。なお、
図1に図示する回路は、従来技術で説明した図5に図示
する回路に本考案を実施した場合を示している。図1に
おいて、R4は、エンジン回転検出器18からの検出信
号を受けて切り換わる切換え器であってリレーで構成
ており、エンジン9が回転している時にエンジン回転検
出器18から検出信号を受けて作動し、エンジン9が停
止している時にエンジン回転検出器18から検出信号を
受けず作動しないようになっている。(以下の説明では
切換え器R4は、リレーR4として説明する。)R4a
は、リレーR4の常開接点であり、R4bは、リレーR
4の常閉接点である。26は、単一の共通回路であっ
て、上部操作装置15に電源を供給する電源供給回路と
非常用油圧ポンプスイッチ16からの操作信号を電動モ
ータ13に伝達する非常用油圧ポンプ駆動伝達回路とを
共用させる回路である。
【0020】上部操作装置15の電源は、一端をバッテ
リー12電源に接続し他端を前記共通回路26を介して
上部操作装置15の電源に接続した常開接点R4aの作
動によって供給されるように接続している。すなわち、
エンジン回転検出器18がエンジン9の回転を検出し検
出信号をリレーR4に出力してリレーR4を作動させた
時に、常開接点R4aが閉じてバッテリー12電源を上
部操作装置15に供給するように構成している。また、
エンジン回転検出器18がエンジン9の回転を検出しな
いでリレーR4を作動させない時には、常開接点R4a
が開いてバッテリー12電源を上部操作装置15に供給
しない。したがって、本回路においても省エネ回路を構
成している。
【0021】次に、非常用油圧ポンプスイッチ16の操
作信号は、次のようにして電動モータ13に伝達される
ようになっている。すなわち、非常用油圧ポンプスイッ
チ16の一端は、バッテリー12電源に電源回路20を
介して接続されており、他端は、バケット5上で前記共
通回路26に接続されている。そしてこの共通回路26
と電動モータ13を常閉接点R4bを介して接続してい
る。したがって、エンジン回転検出器18がエンジン9
の回転を検出しない時には、リレーR4が作動せず常閉
接点R4bが閉じており、非常用油圧ポンプスイッチ1
6の操作信号は、共通回路26、常閉接点R4bを経過
して電動モータ13に伝達される。非常用油圧ポンプス
イッチ16を操作した時、共通回路26には上部操作装
置15の電源回路にも接続されていることから、上部操
作装置15を操作可能にし非常用油圧ポンプ14の駆動
のもと各油圧アクチュエータを操作可能とすることがで
きる。
【0022】このようにエンジン回転検出器18の検出
信号でリレーR4を切換えエンジン回転検出器18がエ
ンジン9の回転を検出した場合に前記共通回路26を上
部操作装置15の電源供給回路とし、エンジン回転検出
器18がエンジン9の停止を検出した場合に前記共通回
路26を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう
にしたものであるから、単一の回路を共用して使用する
ことができ、下部構造物3とバケット5間を接続する回
路を少なくすることができる。
【0023】次に本願請求項2記載の高所作業車の電気
回路の実施例を図2に図示し以下に説明する。なお、図
2に図示する回路は、従来技術で説明した図6に図示す
る回路に本考案を実施した場合を示している。図2にお
いて、27は、単一の共通回路であって、エンジン9の
回転時にエンジン回転検出器18からの検出信号をバケ
ット5上に配置したリレーR1を作動させるエンジン回
転信号伝達回路と非常用油圧ポンプスイッチ16からの
操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油圧ポンプ
駆動伝達回路とを共用させる回路である。この回路は、
上部操作装置15への電源供給をバケット上に配置した
リレーR1(本願請求項2記載の開閉器に相当する。)
を介して供給するようにしたもので、共通回路27をリ
レーR4を介してエンジン回転検出器18からの検出信
号をエンジン回転信号伝達回路としてリレーR1に伝達
するようにした点が図1の回路と相違している。なお、
この回路の作用については同様に容易に想定できるので
ここでの説明を省略する。
【0024】また本願請求項2記載の高所作業車の電気
回路の他の実施例を図3に図示し以下に説明する。な
お、図3に図示する回路は、従来技術で説明した図7に
図示する回路に本考案を実施した場合を示している。図
3において、28は、単一の共通回路であって、上記と
同様にエンジン9の回転時にエンジン回転検出器18か
らの検出信号をバケット5上に配置したリレーR1(本
願請求項2記載の開閉器に相当する。)を作動させるエ
ンジン回転信号伝達回路と非常用油圧ポンプスイッチ1
6からの操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油
圧ポンプ駆動伝達回路とを共用させる回路である。本回
路は、上記に説明した図2の回路をリレーR1とリレー
R2のアース側を制御するように回路構成したものであ
り、この回路の作用についても同様に容易に想定できる
のでここでの説明を省略する。
【0025】
【考案の効果】以上の如く構成し作用する本願請求項1
記載の高所作業車の電気回路は、上部操作装置の電源供
給回路と非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共
用回路として使用することができ、下部構造物とバケッ
ト間を接続する回路を少なくすることができる。本願請
求項2記載の高所作業車の電気回路は、エンジン回転信
号伝達回路と非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一
の共用回路として使用することができ、下部構造物とバ
ケット間を接続する回路を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項1記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図である。
【図2】本願請求項2記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図である。
【図3】本願請求項2記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図で、他の実施例を説明する説明図である。
【図4】高所作業車を説明する説明図である。
【図5】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
である。
【図6】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
で、他の実施例を説明する説明図である。
【図7】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
で、他の実施例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車両 2 旋回台 3 下部構造物 4 伸縮ブーム 5 バケット 9 エンジン 10 油圧ポンプ 12 バッテリー 13 電動モータ 14 非常用油圧ポンプ 15 操作装置(上部操作装置) 16 非常用油圧ポンプスイッチ 18 エンジン回転検出器 19 電源供給回路 20 電源回路 21 非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路 26 共通回路 27 共通回路 28 共通回路 R1 開閉器(リレー) R4 切換え器(リレー)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両と車両上に旋回自在に設けた旋回台
    とからなる下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自
    在に伸縮ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケット
    を備えた高所作業車の電気回路であって、前記下部構造
    物にエンジン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッ
    テリー、およびバッテリーで電動モータを介して駆動さ
    れる非常用油圧ポンプを備え、バケット上に操作装置と
    非常用油圧ポンプスイッチを配置し、この操作装置を操
    作することで前記油圧ポンプからの圧油を制御し前記旋
    回台の旋回ならびに伸縮ブームの起伏および伸縮制御を
    行うように構成し、前記操作装置にバッテリーからの電
    源を供給する電源供給回路と、非常用油圧ポンプスイッ
    チからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポン
    プを駆動する非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備
    えた高所作業車において、 エンジン回転を検出するエンジン回転検出器とこのエン
    ジン回転検出器からの検出信号によって切り換わる切換
    え器を下部構造物上に設けるとともに、前記電源供給回
    路と前記非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共
    通回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジンの回転
    を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共通回路を
    電源供給回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジン
    の停止を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共通
    回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう構
    成した高所作業車の電気回路。
  2. 【請求項2】 車両と車両上に旋回自在に設けた旋回台
    とからなる下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自
    在に伸縮ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケット
    を備えた高所作業車の電気回路であって、前記下部構造
    物にエンジン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッ
    テリー、バッテリーで電動モータを介して駆動される非
    常用油圧ポンプ、および前記エンジン回転検出器を備
    え、バケット上に操作装置、非常用油圧ポンプスイッチ
    および開閉器を配置し、この操作装置を操作することで
    前記油圧ポンプからの圧油を制御し前記旋回台の旋回な
    らびに伸縮ブームの起伏および伸縮制御を行うように構
    成し、前記操作装置にバッテリーからの電源を供給する
    電源回路と、前記エンジン回転検出器からの検出信号を
    前記開閉器に伝達するエンジン回転信号伝達回路を設
    け、エンジン回転検出器がエンジンの回転を検出した時
    に前記開閉器を接として前記電源回路と前記操作装置を
    接続するように構成するとともに、非常用油圧ポンプス
    イッチからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧
    ポンプを駆動する非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路と
    を備えた高所作業車において、 前記エンジン回転検出器からの検出信号によって切り換
    わる切換え器を下部構造物上に設けるとともに、前記エ
    ンジン回転信号伝達回路と前記非常用油圧ポンプ駆動信
    号伝達回路を単一の共通回路とし、前記エンジン回転検
    出器がエンジンの回転を検出した場合に前記切換え器を
    切換え前記共通回路をエンジン回転信号伝達回路とし、
    前記エンジン回転検出器がエンジンの停止を検出した場
    合に前記切換え器を切換え前記共通回路を非常用油圧ポ
    ンプ駆動信号伝達回路とするよう構成した高所作業車の
    電気回路。
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