JPH0537900U - 高所作業車の電気回路 - Google Patents

高所作業車の電気回路

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JPH0537900U
JPH0537900U JP9373591U JP9373591U JPH0537900U JP H0537900 U JPH0537900 U JP H0537900U JP 9373591 U JP9373591 U JP 9373591U JP 9373591 U JP9373591 U JP 9373591U JP H0537900 U JPH0537900 U JP H0537900U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、下部構造物とバケット間を接続す
る回路数を少なくした高所作業車を提供することを目的
とする。 【構成】 操作装置15の電源供給回路またはエンジン
回転信号伝達回路と非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路
を単一の共用回路26、27、28とし、エンジン回転
検出器18がエンジン9の回転を検出した時に、前記共
用回路26、27、28を切換え器R4により切換え電
源供給回路またはエンジン回転信号伝達回路とし、エン
ジン回転検出器18がエンジン9の停止を検出した時
に、前記共用回路26、27、28を切換え器R4によ
り切換え非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高所作業車の電気回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の高所作業車は、図4から図7に図示する如く車両1と車両1上に 旋回自在に設けた旋回台2とからなる下部構造物3を設け、この下部構造物3に 起伏自在に伸縮ブーム4を設けこの伸縮ブーム4の先端にバケット5を備えてい る。車両1と旋回台2間には旋回用油圧モータ6等からなる旋回駆動装置を備え 、旋回用油圧モータ6を駆動することで車両1に対して旋回台2を旋回駆動でき るようになっている。伸縮ブーム4は、基ブームに中間ブームを、中間ブームに 先ブームを順次伸縮自在に嵌挿させ各ブーム間には伸縮用油圧シリンダ7等から なる伸縮駆動装置を備え、伸縮用油圧シリンダ7を駆動することで伸縮ブーム4 を伸縮駆動できるようになっている。伸縮ブーム4の基ブームと旋回台2の適所 間には起伏用油圧シリンダ8を介装させ、起伏用油圧シリンダ8を駆動すること で伸縮ブーム4を起伏駆動できるようになっている。
【0003】 この高所作業車の旋回台2上には、エンジン9、エンジン9で駆動される油圧 ポンプ10、エンジン9で駆動される発電機11により充電されるバッテリー1 2、およびバッテリー12で電動モータ13を介して駆動される非常用油圧ポン プ14を備え、バケット5上には、上部操作装置15(実用新案登録請求範囲の 操作装置に該当する。)と非常用油圧ポンプスイッチ16を備えている。そして この上部操作装置15にバッテリー12からの電源を供給し操作することで、旋 回台2に配置した下部操作装置17を介して前記油圧ポンプ10、13からの圧 油を制御し、前記旋回用油圧モータ6、伸縮用油圧シリンダ7、および起伏用油 圧シリンダ8を駆動して旋回台2の旋回ならびに伸縮ブーム4の伸縮、起伏動作 を行い前記バケット5を任意の高所に位置させ高所作業を行うものである。
【0004】 この様に構成された高所作業車は、例えば図5に図示する如く、エンジン9の 回転を検出するエンジン回転検出器18とエンジン回転検出器18からの検出信 号によって作動するリレーR1を旋回台2に配置し、このリレーR1の常開接点 R1aを上部操作装置15の電源供給回路19に介装させ、前記エンジン回転検 出器18がエンジンの回転を検出した場合にリレーR1を作動させ、バッテリー 12からの電源を上部操作装置15に供給するように構成し、エンジンが停止し ている時にバッテリー12の放電を防止する省エネ回路を備えている。
【0005】 またバケット5を高所に位置させた状態でエンジンの始動ができなくなった場 合に、バケット5を地上に降ろす為に非常用ポンプ駆動回路を備えている。すな わち、エンジン9で駆動される油圧ポンプ10に替わってバッテリー12で電動 モータ13を介して駆動される非常用油圧ポンプ14を備え、この非常用油圧ポ ンプ14を駆動する回路を次のように設けている。バケット5上に配置した非常 用油圧ポンプスイッチ16の一端にはバッテリー12からの電源を電源回路20 を介して接続し、非常用油圧ポンプスイッチ16の他端をリレーR2に非常用油 圧ポンプ駆動信号伝達回路21を介して接続し、リレーR2の常閉接点R2aを 介して電動モータ13にバッテリー12電源を接続しており、非常用油圧ポンプ スイッチ16のON操作でリレーR2を作動させ、常開接点R2aを閉じて電動 モータ13を介して非常用油圧ポンプ14を駆動するようになっている。
【0006】 ダイオード22は、非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路21から電源供給回路 19方向の電流の流れを許容し逆方向の流れを阻止するように配置されたもので 、非常用油圧ポンプスイッチ16を操作した時に上部操作装置15にもバッテリ ー12からの電源を供給し、エンジン回転検出器18がエンジン9の回転を検出 している時に非常用油圧ポンプスイッチ16を操作していないにもかかわらず電 動モータ13を駆動させるのを阻止するために配置したものである。
【0007】 このように構成された高所作業車は、バケット5と下部構造物3間を接続する 前記電源供給回路19、電源回路20、非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路21 および上部操作装置15から下部操作装置17に操作信号を伝達する操作信号伝 達回路23からなるケーブル24(ケーブルドラム等により伸縮自在に伸縮ブー ム4に沿って配置している。)を配置している。
【0008】 次に、図5に図示し説明した上記従来の技術の実施例は、リレーR1を下部構 造物3に配置し、エンジン回転検出器18からの検出信号でもって上部操作装置 15の電源供給回路19を下部側で制御させた場合を説明したが、図6に図示す る如くリレーR1をバケット5側に配置して構成することもできる。すなわち、 エンジン回転検出器18からの検出信号をバケット5上に配置したリレーR1に ケーブル24のエンジン回転信号伝達回路25を経由して伝達させるようにした ものである。なお図6に図示するものは、上記の他に非常用油圧ポンプスイッチ 16をONにした時上部操作装置15の電源供給をリレーR1を介して供給する ようにした点が図5に図示したものと異なっおり、他の部分については図5に図 示するものと同じであり本回路の詳細な説明は省略する。
【0009】 また図6に図示するものは、エンジン回転検出器18からの検出信号をバッテ リー12電源とリレーR1間に介装させてリレーR1の作動を制御(上記検出信 号をリレーR1の電源側に介装)するとともに、非常用油圧ポンプスイッチ16 をバッテリー12電源とリレーR2間に介装させてリレーR2の作動を制御(非 常用油圧ポンプスイッチ16をリレーR2の電源側に介装)するようにしたもの であるが、図7に図示する如くエンジン回転検出器18からの検出信号をリレー R1とアース間に介装させてリレーR1の作動を制御(上記検出信号をリレーR 1のアース側に介装)するとともに、非常用油圧ポンプスイッチ16をリレーR 2とアース間に介装させてリレーR2の作動を制御(非常用油圧ポンプスイッチ 16をリレーR2のアース側に介装)するようにしてもよい。なお図7に図示す るものは、上記の様にするためにエンジン回転検出器18からの検出信号でエン ジン9が回転している時にエンジン回転信号伝達回路25をアース側に接続する ようにリレーR3を追加したところが上述のものと相違しているが、他の部分に ついては図6に図示するものと同じであり本回路の詳細な説明は省略する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記図5〜図7に図示し説明したものは、いずれの場合もエンジン回転検出器 18からの検出信号で上部操作装置15へのバッテリー12電源を制御するため の回路である電源供給回路19またはエンジン回転伝達回路25と、非常用油圧 ポンプスイッチ16の操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油圧ポンプ駆 動信号伝達回路21を前記ケーブル24に配置している。
【0011】 また、ケーブル24は上記で説明したように下部構造物3とバケット5間を接 続する配線で、上記回路以外に電源回路21、操作信号伝達回路23等の多数の 回路を備えた多芯ケーブルで構成している。そしてこのケーブル24は、伸縮ブ ーム4に沿って設けられており、伸縮ブーム4の伸縮駆動に対応してその長さを 変更できるようケーブルリール等を用いケーブルリールのドラムに巻回されてい る。
【0012】 ところがケーブル24は、伸縮ブーム4の長さに相当する長さが必要でその長 さが長いものとなっていることから、その間でのロスをなくするためには線径の 太いものが必要である。また線径を太くすると前記ケーブルリールのドラムを太 くする必要が生じることから、ケーブル24に備える回路数を出来るだけ少なく することが必要であった。
【0013】 また、上記従来の技術で説明したものは旋回台2にエンジン9、油圧ポンプ1 0、バッテリー12、非常用油圧ポンプ14を配置しているが、これらを車両1 に配置した場合にあっては、車両1と旋回台2間を回転自在に接続するロータリ ジョイントを配置し前記回路はこのロータリジョイントを経由させる必要があり 、上記回路数を少なくすることはロータリジョイントの回路数を少なくすること ができることにつながる。 本考案は、上記問題点を鑑みて下部構造物3とバケット5間を接続する回路数 を少なくした高所作業車の電気回路を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本願請求項1記載の高所作業車の電気回路は、車両 と車両上に旋回自在に設けた旋回台とからなる下部構造物を設け、この下部構造 物に起伏自在に伸縮ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケットを備えた高所 作業車、特に、前記下部構造物にエンジン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、 バッテリー、およびバッテリーで電動モータを介して駆動される非常用油圧ポン プを備え、バケット上に操作装置と非常用油圧ポンプスイッチを配置し、この操 作装置を操作することで前記油圧ポンプからの圧油を制御し前記旋回台の旋回な らびに伸縮ブームの起伏および伸縮制御を行うように構成し、前記操作装置にバ ッテリーからの電源を供給する電源供給回路と、非常用油圧ポンプスイッチから の操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動する非常用油圧ポンプ 駆動信号伝達回路とを備えた高所作業車において、 エンジン回転を検出するエンジン回転検出器とこのエンジン回転検出器からの 検出信号によって切り換わる切換え器を下部構造物上に設けるとともに、前記電 源供給回路と前記非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共通回路とし、前 記エンジン回転検出器がエンジンの回転を検出した場合に切換え器を切換え前記 共通回路を電源供給回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジンの停止を検出 した場合に前記切換え器を切換え前記共通回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達 回路とするよう構成したものである。
【0015】 本願請求項2記載の高所作業車の電気回路は、車両と車両上に旋回自在に設け た旋回台とからなる下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自在に伸縮ブーム を設けこの伸縮ブームの先端にバケットを備えた高所作業車、特に、前記下部構 造物にエンジン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッテリー、バッテリーで 電動モータを介して駆動される非常用油圧ポンプ、および前記エンジン回転検出 器を備え、バケット上に操作装置、非常用油圧ポンプスイッチおよび開閉器を配 置し、この操作装置を操作することで前記油圧ポンプからの圧油を制御し前記旋 回台の旋回ならびに伸縮ブームの起伏および伸縮制御を行うように構成し、前記 操作装置にバッテリーからの電源を供給する電源回路と、前記エンジン回転検出 器からの検出信号を前記開閉器に伝達するエンジン回転信号伝達回路を設け、エ ンジン回転検出器がエンジンの回転を検出した時に前記開閉器を接として前記電 源回路と前記操作装置を接続するように構成するとともに、非常用油圧ポンプス イッチからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動する非常用 油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備えた高所作業車において、 前記エンジン回転検出器からの検出信号によって切り換わる切換え器を下部構 造物上に設けるとともに、前記エンジン回転信号伝達回路と前記非常用油圧ポン プ駆動信号伝達回路を単一の共通回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジン の回転を検出した場合に切換え器を切換え前記共通回路をエンジン回転信号伝達 回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジンの停止を検出した場合に前記切換 え器を切換え前記共通回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう構成 したものである。
【0016】
【作用】
以上の如く構成した本願請求項1記載の高所作業車の電気回路は、バッテリー からの電源を前記操作装置に供給する電源供給回路と、非常用油圧ポンプスイッ チからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動する非常用油圧 ポンプ駆動信号伝達回路とを単一の共通回路とし、エンジン回転検出器の検出信 号で切り換わる切換え器によりエンジン回転検出器がエンジンの回転を検出した 場合に前記共通回路を上部操作装置の電源供給回路とし、エンジン回転検出器が エンジンの停止を検出した場合に前記共通回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達 回路とするようにしたものであるから、単一の回路を共用して使用することがで き、下部構造物とバケット間を接続する回路を少なくすることができる。
【0017】 また、本願請求項2記載の高所作業車の電気回路は、エンジン回転検出器から の検出信号を開閉器に伝達するエンジン回転信号伝達回路と、非常用油圧ポンプ スイッチからの操作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動する非常 用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを単一の共通回路とし、エンジン回転検出器の 検出信号で切り換わる切換え器によりエンジン回転検出器がエンジンの回転を検 出した場合に前記共通回路をエンジン回転信号伝達回路とし、エンジン回転検出 器がエンジンの停止を検出した場合に前記共通回路を非常用油圧ポンプ駆動信号 伝達回路とするようにしたものであるから、単一の回路を共用して使用すること ができ、下部構造物とバケット間を接続する回路を少なくすることができる。
【0018】
【実施例】
以下本考案の実施例について図1〜図3に基づき以下に説明する。なお従来の 技術で説明した符号1〜符号18、符号20、符号21、符号23、および符号 24は、以下の説明でも同じものとして用い説明を略する。
【0019】 まず本願請求項1記載の高所作業車の電気回路の実施例を図1に図示し以下に 説明する。なお、図1に図示する回路は、従来技術で説明した図5に図示する回 路に本考案を実施した場合を示している。図1において、R4は、エンジン回転 検出器18からの検出信号を受けて切り換わる切換え器であってリレーで構成し ており、、エンジン9が回転している時にエンジン回転検出器18から検出信号 を受けて作動し、エンジン9が停止している時にエンジン回転検出器18から検 出信号を受けず作動しないようになっている。(以下の説明では切換え器R4は 、リレーR4として説明する。)R4aは、リレーR4の常開接点であり、R4 bは、リレーR4の常閉接点である。26は、単一の共通回路であって、上部操 作装置15に電源を供給する電源供給回路と非常用油圧ポンプスイッチ16から の操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油圧ポンプ駆動伝達回路とを共用 させる回路である。
【0020】 上部操作装置15の電源は、一端をバッテリー12電源に接続し他端を前記共 通回路26を介して上部操作装置15の電源に接続した常開接点R4aの作動に よって供給されるように接続している。すなわち、エンジン回転検出器18がエ ンジン9の回転を検出し検出信号をリレーR4に出力してリレーR4を作動させ た時に、常開接点R4aが閉じてバッテリー12電源を上部操作装置15に供給 するように構成している。また、エンジン回転検出器18がエンジン9の回転を 検出しないでリレーR4を作動させない時には、常開接点R4aが開いてバッテ リー12電源を上部操作装置15に供給しない。したがって、本回路においても 省エネ回路を構成している。
【0021】 次に、非常用油圧ポンプスイッチ16の操作信号は、次のようにして電動モー タ13に伝達されるようになっている。すなわち、非常用油圧ポンプスイッチ1 6の一端は、バッテリー12電源に電源回路20を介して接続されており、他端 は、バケット5上で前記共通回路26に接続されている。そしてこの共通回路2 6と電動モータ13を常閉接点R4bを介して接続している。したがって、エン ジン回転検出器18がエンジン9の回転を検出しない時には、リレーR4が作動 せず常閉接点R4bが閉じており、非常用油圧ポンプスイッチ16の操作信号は 、共通回路26、常閉接点R4bを経過して電動モータ13に伝達される。非常 用油圧ポンプスイッチ16を操作した時、共通回路26には上部操作装置15の 電源回路にも接続されていることから、上部操作装置15を操作可能にし非常用 油圧ポンプ14の駆動のもと各油圧アクチュエータを操作可能とすることができ る。
【0022】 このようにエンジン回転検出器18の検出信号でリレーR4を切換えエンジン 回転検出器18がエンジン9の回転を検出した場合に前記共通回路26を上部操 作装置15の電源供給回路とし、エンジン回転検出器18がエンジン9の停止を 検出した場合に前記共通回路26を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよ うにしたものであるから、単一の回路を共用して使用することができ、下部構造 物3とバケット5間を接続する回路を少なくすることができる。
【0023】 次に本願請求項2記載の高所作業車の電気回路の実施例を図2に図示し以下に 説明する。なお、図2に図示する回路は、従来技術で説明した図6に図示する回 路に本考案を実施した場合を示している。図2において、27は、単一の共通回 路であって、エンジン9の回転時にエンジン回転検出器18からの検出信号をバ ケット5上に配置したリレーR1を作動させるエンジン回転信号伝達回路と非常 用油圧ポンプスイッチ16からの操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油 圧ポンプ駆動伝達回路とを共用させる回路である。この回路は、上部操作装置1 5への電源供給をバケット上に配置したリレーR1(本願請求項2記載の開閉器 に相当する。)を介して供給するようにしたもので、共通回路27をリレーR4 を介してエンジン回転検出器18からの検出信号をエンジン回転信号伝達回路と してリレーR1に伝達するようにした点が図1の回路と相違している。なお、こ の回路の作用については同様に容易に想定できるのでここでの説明を省略する。
【0024】 また本願請求項2記載の高所作業車の電気回路の他の実施例を図3に図示し以 下に説明する。なお、図3に図示する回路は、従来技術で説明した図7に図示す る回路に本考案を実施した場合を示している。図3において、28は、単一の共 通回路であって、上記と同様にエンジン9の回転時にエンジン回転検出器18か らの検出信号をバケット5上に配置したリレーR1(本願請求項2記載の開閉器 に相当する。)を作動させるエンジン回転信号伝達回路と非常用油圧ポンプスイ ッチ16からの操作信号を電動モータ13に伝達する非常用油圧ポンプ駆動伝達 回路とを共用させる回路である。本回路は、上記に説明した図2の回路をリレー R1とリレーR2のアース側を制御するように回路構成したものであり、この回 路の作用についても同様に容易に想定できるのでここでの説明を省略する。
【0025】
【考案の効果】
以上の如く構成し作用する本願請求項1記載の高所作業車の電気回路は、上部 操作装置の電源供給回路と非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共用回路 として使用することができ、下部構造物とバケット間を接続する回路を少なくす ることができる。 本願請求項2記載の高所作業車の電気回路は、エンジン回転信号伝達回路と非 常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共用回路として使用することができ、 下部構造物とバケット間を接続する回路を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項1記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図である。
【図2】本願請求項2記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図である。
【図3】本願請求項2記載の高所作業車の電気回路を説
明する説明図で、他の実施例を説明する説明図である。
【図4】高所作業車を説明する説明図である。
【図5】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
である。
【図6】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
で、他の実施例を説明する説明図である。
【図7】従来の高所作業車の電気回路を説明する説明図
で、他の実施例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車両 2 旋回台 3 下部構造物 4 伸縮ブーム 5 バケット 9 エンジン 10 油圧ポンプ 12 バッテリー 13 電動モータ 14 非常用油圧ポンプ 15 操作装置(上部操作装置) 16 非常用油圧ポンプスイッチ 18 エンジン回転検出器 19 電源供給回路 20 電源回路 21 非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路 26 共通回路 27 共通回路 28 共通回路 R1 開閉器(リレー) R4 切換え器(リレー)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両と車両上に旋回自在に設けた旋回台
    とからなる下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自
    在に伸縮ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケット
    を備えた高所作業車、特に、前記下部構造物にエンジ
    ン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッテリー、お
    よびバッテリーで電動モータを介して駆動される非常用
    油圧ポンプを備え、バケット上に操作装置と非常用油圧
    ポンプスイッチを配置し、この操作装置を操作すること
    で前記油圧ポンプからの圧油を制御し前記旋回台の旋回
    ならびに伸縮ブームの起伏および伸縮制御を行うように
    構成し、前記操作装置にバッテリーからの電源を供給す
    る電源供給回路と、非常用油圧ポンプスイッチからの操
    作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動す
    る非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備えた高所作
    業車において、 エンジン回転を検出するエンジン回転検出器とこのエン
    ジン回転検出器からの検出信号によって切り換わる切換
    え器を下部構造物上に設けるとともに、前記電源供給回
    路と前記非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路を単一の共
    通回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジンの回転
    を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共通回路を
    電源供給回路とし、前記エンジン回転検出器がエンジン
    の停止を検出した場合に前記切換え器を切換え前記共通
    回路を非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とするよう構
    成した高所作業車の電気回路。
  2. 【請求項2】 車両と車両上に旋回自在に設けた旋回台
    とからなる下部構造物を設け、この下部構造物に起伏自
    在に伸縮ブームを設けこの伸縮ブームの先端にバケット
    を備えた高所作業車、特に、前記下部構造物にエンジ
    ン、エンジンで駆動される油圧ポンプ、バッテリー、バ
    ッテリーで電動モータを介して駆動される非常用油圧ポ
    ンプ、および前記エンジン回転検出器を備え、バケット
    上に操作装置、非常用油圧ポンプスイッチおよび開閉器
    を配置し、この操作装置を操作することで前記油圧ポン
    プからの圧油を制御し前記旋回台の旋回ならびに伸縮ブ
    ームの起伏および伸縮制御を行うように構成し、前記操
    作装置にバッテリーからの電源を供給する電源回路と、
    前記エンジン回転検出器からの検出信号を前記開閉器に
    伝達するエンジン回転信号伝達回路を設け、エンジン回
    転検出器がエンジンの回転を検出した時に前記開閉器を
    接として前記電源回路と前記操作装置を接続するように
    構成するとともに、非常用油圧ポンプスイッチからの操
    作信号を電動モータに伝達し非常用油圧ポンプを駆動す
    る非常用油圧ポンプ駆動信号伝達回路とを備えた高所作
    業車において、 前記エンジン回転検出器からの検出信号によって切り換
    わる切換え器を下部構造物上に設けるとともに、前記エ
    ンジン回転信号伝達回路と前記非常用油圧ポンプ駆動信
    号伝達回路を単一の共通回路とし、前記エンジン回転検
    出器がエンジンの回転を検出した場合に前記切換え器を
    切換え前記共通回路をエンジン回転信号伝達回路とし、
    前記エンジン回転検出器がエンジンの停止を検出した場
    合に前記切換え器を切換え前記共通回路を非常用油圧ポ
    ンプ駆動信号伝達回路とするよう構成した高所作業車の
    電気回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005335900A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Aichi Corp 作業用車両の緊急格納システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005335900A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Aichi Corp 作業用車両の緊急格納システム
JP4639056B2 (ja) * 2004-05-27 2011-02-23 株式会社アイチコーポレーション 作業用車両の緊急格納システム

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