JP2002046436A - 軌道用作業機 - Google Patents

軌道用作業機

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JP2002046436A JP2000234001A JP2000234001A JP2002046436A JP 2002046436 A JP2002046436 A JP 2002046436A JP 2000234001 A JP2000234001 A JP 2000234001A JP 2000234001 A JP2000234001 A JP 2000234001A JP 2002046436 A JP2002046436 A JP 2002046436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインエンジンを補助エンジンに切り換える
構成において電気負荷をサージ電圧から保護することの
できる軌道用作業機を提供する。 【解決手段】 メインエンジンと補助エンジンを有し、
軌道上を移動できるように構成した軌道用作業機におい
て、補助エンジンにオルタネーター16を設け、この補助
エンジンオルタネーター16と上記メインエンジンオルタ
ネーター14とを電気負荷12に対して並列に接続し、補助
エンジンオルタネーター16からの出力でバッテリ10と電
気負荷12とを導通させるバッテリリレー11を設け、補助
エンジン運転時に補助エンジンオルタネーター16から発
生するサージ電圧を上記バッテリリレー11を通じてバッ
テリ10に吸収させるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道線路や
その付帯設備の補修作業等に使用される軌道用作業機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走式クレーンまたは油圧ショベ
ルに軌道走行用の車輪を設け、地上と軌道を走行できる
ようにしたものが知られている。
【0003】この種の軌道用作業機を用いて鉄道線路の
補修作業を行なう場合、まず地上を走行して作業現場の
最寄りの踏切から線路内に入り、下部走行体の前後に配
置されている軌道走行車輪を軌道に降ろす一方、地上走
行用の車輪またはクローラを浮上させる。次にこの状態
で軌道走行車輪を駆動させることにより軌道を使って作
業現場に移動する。
【0004】上記軌道走行車輪は、下部走行体の前端部
または後端部を支点として揺動するアームの先端部に備
えられており、このアームに軌道走行車輪を駆動させる
ための軌道走行用油圧モータ(以下軌道走行モータと呼
ぶ)が設けられている。この軌道走行モータの圧源は、
作業機のメインエンジンによって駆動するメインポンプ
からコントロールバルブを介して供給される。
【0005】ところが、そのメインエンジンにトラブル
が発生すると軌道用作業機が軌道上で立ち往生してしま
うため、万一の場合に備えメインエンジンとは別に小型
の補助エンジンを搭載することがある。
【0006】この補助エンジンは図5に示すように、メ
インエンジン30と並列に配置され、詳しくは、メイン
エンジン30で駆動するメインポンプ31下流側の油路
32と、補助エンジン33で駆動する補助ポンプ34下
流側の油路35が並列に接続されている。従って軌道走
行モータ36は、切換弁37を介し、いずれか一方の油
路32または35から供給される作動油を受けて駆動す
るようになっている。
【0007】ところが、この補助エンジン33にはオル
タネーターが備えられていないため、作業灯等の電気負
荷の電源をバッテリから供給するとバッテリが消耗して
しまう。そこで補助エンジン33にもオルタネーターを
設けることが検討されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6はメインエンジン
オルタネーター40と補助エンジンオルタネーター41
とを電気負荷42に対して並列に接続した場合の構成を
示したものである。図中、43はバッテリ44と電気負
荷42との間に介設されている従来公知のバッテリリレ
ーであり、メインエンジンキースイッチ45を“ON”に
すると電磁コイルRが励磁されリレー接点R-aが閉じ
る。それにより、回路に発生したサージ電圧をバッテリ
44に吸収させることができるようになっている。
【0009】ところが、この回路において、メインエン
ジン30は24V仕様であるのに対し、補助エンジン3
3は通常12V仕様であるため、その補助エンジン33
を始動させるにあたりメインエンジンキースイッチ45
から初期励磁のための電源を得ることができず回路が別
になる。従って、補助エンジン33運転時にはバッテリ
リレー43のリレー接点R-aを閉じることができなくな
るという不都合が生じる。この状態で補助エンジン33
を運転すると、補助エンジンオルタネーターの発電開始
時に発生するサージ電圧が直接、電気負荷42に流れて
電気負荷を破損する虞れがある。
【0010】本発明は以上のような従来の軌道用作業機
における課題を考慮してなされたものであり、メインエ
ンジンオルタネーターと補助エンジンオルタネーターと
を電気負荷に対して並列に接続した構成の軌道用作業機
において、メインエンジンを補助エンジンに切り換えて
運転する場合に、補助エンジンオルタネーターの発電開
始時に発生するサージ電圧から電気負荷を保護すること
のできる軌道用作業機を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、走
行手段として地上走行用の車輪またはクローラと軌道走
行用の車輪とを備えた下部走行体と、作業装置が取り付
けられた上部旋回体と、上記走行手段を含む作業装置の
動力源としてのメインエンジンと、そのメインエンジン
のオルタネーター及びバッテリから給電される電気負荷
と、上記メインエンジンに代えて使用される補助エンジ
ンとを有し、上記軌道走行用車輪を軌道上に下降させる
一方、地上走行用の車輪またはクローラを地上から浮か
し、上記軌道走行用車輪を駆動させて軌道上を移動でき
るように構成した軌道用作業機において、上記補助エン
ジンにオルタネーターを設け、この補助エンジンオルタ
ネーターと上記メインエンジンオルタネーターとを上記
電気負荷に対して並列に接続し、上記補助エンジンオル
タネーターからの出力で上記バッテリと上記電気負荷と
を導通させる導通手段を設け、上記補助エンジン運転開
始時にサージ電圧を上記導通手段を通じて上記バッテリ
に吸収させるように構成した軌道用作業機である。
【0012】請求項2の本発明は、上記導通手段が、上
記電気負荷とバッテリとの間に介設されている上記メイ
ンエンジンオルタネーター用のバッテリリレーからなる
ことを要旨とする。
【0013】請求項3の本発明は、上記バッテリリレー
の出力側に上記メインエンジン関係の警告手段が接続さ
れている構成において、上記バッテリと上記警告手段の
間に開閉動作する切換手段を設け、上記補助エンジンを
使用する場合には上記補助エンジンオルタネーターから
の出力で上記切換手段を開くように構成したことを要旨
とする。
【0014】本発明において電気負荷としては、夜間照
明を行う作業灯、油圧アクチュエータを作動させるため
の各種ソレノイド等が示される。
【0015】請求項1の本発明に従えば、メインエンジ
ンにトラブルが生じると走行手段の駆動源を補助エンジ
ンに切り換えて軌道上を走行することになり、補助エン
ジンに補助エンジンオルタネーターを備えているため、
その発電した電力が電気負荷に供給される。導通手段
は、補助エンジンオルタネーターの発電開始時にバッテ
リと電気負荷とを導通させるため、補助エンジン始動時
において発生するサージ電圧はバッテリに吸収されるよ
うになり、電気負荷をサージ電圧から保護することがで
きる。
【0016】請求項2の本発明に従えば、上記導通手段
を、電気負荷とバッテリとの間に介設されているメイン
エンジンオルタネーター用の既存のバッテリリレーで構
成したため、現状の回路を大幅に設計変更することがな
い。
【0017】通常、上記バッテリリレーの出力側にはメ
インエンジン関係の警告手段、例えば充電表示ランプや
エンジンオイル圧力警告ランプ等が接続されているた
め、導通手段をメインエンジンオルタネーター用のバッ
テリリレーで構成した場合には、補助エンジンが正常動
作していても導通手段が閉じているためにバッテリリレ
ーに接続された充電表示ランプが点灯してしまう。なぜ
なら、メインエンジンオルタネーターが働いていないか
らである。
【0018】そこで、請求項3の本発明に従えば、バッ
テリと警告手段の間に切換手段を設け、上記補助エンジ
ンを使用する場合にはその切換手段を開くように構成し
たため、メインエンジン関係の警告手段を遮断すること
ができ、オペレータの混乱を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る軌道用作業機の全体
構成を示したものであり、(a)は軌道用作業機を前方
から見た正面図であり、(b)はその右側面図である。
【0021】両図において、軌道用作業機1は、下部走
行機体2とその下部走行機体2に対して旋回自在に搭載
された上部旋回機体3からなり、上部旋回機体3の前部
左側にはキャビン3aが備えられ、その後部にメインエ
ンジンMを格納したエンジンルーム3bが形成されてい
る。
【0022】上部旋回機体3の前部であってキャビン3
aの横側には多段伸縮式の伸縮ブーム4が装備されてい
る。この伸縮ブーム4は、最外筒4a内に複数段の内筒
4b〜4dが入れ子式に格納されており、最内筒4dの
先端にブームヘッド4eが設けられ、そのブームヘッド
4eにフック4fが装着されている。なお、4gは伸縮
ブーム4を起伏させるための起伏シリンダである。
【0023】上部旋回機体3の前部には後述する補助エ
ンジンSを収納した補助エンジンケース5が配置されて
いる。
【0024】また、下部走行機体2には地上走行用のゴ
ムクローラ2aが備えられ、走行油圧モータ2bによっ
て駆動する駆動スプロケット2c及びアイドラ2d間を
周回するようになっている。
【0025】下部走行機体2の前部には上下方向に揺動
する平行アーム2e,2eが備えられ、この平行アーム
2e,2eの先端部にそれぞれ軌道走行用前車輪(以
下、軌道前車輪と呼ぶ)2f,2fが備えられている。
この構成において、アーム昇降シリンダ2gを伸長させ
ると、走行フレームの前端部を支点として平行アーム2
e,2eが下向きに回転し、軌道前車輪2f,2fを軌
道に載せることができる。
【0026】一方、下部走行機体2の後部にも同様に平
行アーム2h,2h、軌道後車輪2i,2i及びアーム
昇降シリンダ2jが備えられている。
【0027】従って、軌道前車輪2f及び軌道後車輪2
iが軌道6に沿うようにして軌道用作業機1を位置決め
し、アーム昇降シリンダ2g及び2jをそれぞれ伸長さ
せると、軌道前車輪2f,2f及び軌道後車輪2i,2
iがそれぞれ下降して軌道6,6上に載せられる。さら
に各シリンダ2g及び2jの伸長動作を継続させると、
地上走行用のゴムクローラ2aが地上から浮上し、この
状態で軌道用作業機1は軌道6,6上を移動することが
できる(図中二点鎖線で示す軌道前車輪及び軌道後車輪
位置)。
【0028】なお、軌道前車輪2f及び軌道後車輪2i
は、平行アーム2e及び2hに取り付けられた軌道走行
用油圧モータ2m及び2nを駆動源とし、ベルトを介し
て駆動するようになっている。また、キャビン3aの天
板には夜間照明としての前方作業灯7及び後方作業灯8
が備えられている。
【0029】図2は、本発明に係る軌道用作業機1に搭
載されるメインエンジンM及び補助エンジンSの電気回
路を示したものである。
【0030】同図において、出力電圧24Vのバッテリ
10は導通手段としてのバッテリリレー11を介して電
気負荷12に接続されている。この電気負荷12とは、
上述した前方及び後方作業灯7,8や油圧機器を制御す
るための各種ソレノイド類が含まれる。
【0031】バッテリ10の出力はメインエンジンキー
スイッチ13にも分岐接続されており、そのメインエン
ジンキースイッチ13をポジションを“ON”に切り換え
ると、バッテリBとメイン端子Mが接続され、さらにポ
ジション“START”に切り換えると、バッテリBとメイ
ン端子MとスタータSTが接続される。
【0032】メインエンジンキースイッチ13における
メイン端子Mの出力側はバッテリリレー11を構成して
いる電磁コイルRに接続されており、この電磁コイルR
が励磁されるとリレー接点R-aが閉じる。すなわち、メ
インエンジンキースイッチ13を“ON”に切り換えると
リレー接点R-aが閉じ、バッテリ10と電気負荷12が
接続されるようになっている。また、同時に、メインエ
ンジンMに備えられているメインエンジンオルタネータ
ー14のR端子に電流が流れ、メインエンジンオルタネ
ーター14が初期励磁される。なお、15はメインエン
ジンスタータである。
【0033】電気負荷12には上記メインエンジンオル
タネータ14と補助エンジンSに備えられている補助エ
ンジンオルタネータ16が並列に接続されている。この
補助エンジンオルタネーター16は、メインエンジンキ
ースイッチ13とは別に設けられた補助エンジンキース
イッチ17で補助エンジンSを始動させることにより駆
動するようになっている。
【0034】詳しくは、補助エンジンキースイッチ17
をポジション“ST”に切り換えると、12V仕様のバッ
テリから補助エンジンスタータ19に電流が流れ、補助
エンジンSが始動する。
【0035】補助エンジンSの始動によってダイナモ2
0から発生した交流出力は整流回路21によって直流出
力に変換され、補助エンジンオルタネータ16と電気負
荷12に与えられる。補助エンジンオルタネーター16
はその直流出力を受けて初期励磁される。
【0036】補助エンジンオルタネータ16からの出力
は、その出力側に接続されている補助バッテリリレー2
1の電磁コイルrを励磁し、リレー接点r-aを閉じる。
それにより、補助エンジンオルタネーター16からの直
流出力がバッテリリレー11の電磁コイルRを励磁しリ
レー接点R-aが閉じる。
【0037】このように、メインエンジンMは24Vで
始動させるのに対し、補助エンジンSは12Vで始動さ
せるためにメインエンジンキースイッチ13を通じてバ
ッテリリレー11を閉じることができずとも、補助エン
ジンS運転時には補助エンジンオルタネーター16から
出力される出力でバッテリリレー11を閉じることがで
きるようになる。
【0038】従って、この構成によれば、メインエンジ
ンMにトラブルが生じて補助エンジンSに切り換える
と、補助エンジンオルタネーター16からの出力がバッ
テリリレー11を閉じるため、補助エンジンSを単独で
運転するときに補助エンジンオルタネーター16の発電
開始によってサージ電圧が発生しても、高電圧はバッテ
リリレー11を通じてバッテリ10に流れて充電される
ため、電気負荷12をサージ電圧から保護することがで
きる。
【0039】図3は本発明の軌道用作業機1における警
告表示回路を示したものであり、図4に比較例として従
来の警告表示回路を示している。
【0040】図3において、メインエンジン関係の警告
表示回路には、警告手段としてのオルタネータ充電表示
ランプ30やエンジンオイル圧力警告ランプ31等が備
えられている。
【0041】オルタネータ充電表示ランプ(以下充電表
示ランプと呼ぶ)30は、メインエンジンオルタネータ
14が正常に発電を行っている場合は端子L側に24V
が発生するためオルタネータ充電表示ランプ30は点灯
せず、メインエンジンオルタネータ14が停止している
ときはオルタネータ充電表示ランプ30に電流が流れて
点灯し、メインエンジンオルタネータ14の異常をオペ
レータに知らせるようになっている。
【0042】一方、エンジンオイルの圧力が異常となる
と、圧力スイッチ31aが閉じてエンジンオイル圧力警
告ランプ(以下、オイル警告ランプと呼ぶ)31が点灯
する。
【0043】これらの各警告ランプ30,31はバッテ
リリレー11の出力側に接続されているため、上述した
ように補助エンジンSに切り換えた場合においてバッテ
リリレー11のリレー接点R-aを閉じるように構成した
場合には、メインエンジンオルタネータ14が停止状態
であるためにオルタネータ充電表示ランプ30が点灯し
てしまう。
【0044】すなわち、補助エンジンオルタネータ16
が正常に動作しているにも拘わらず警告ランプ30,3
1が点灯してオペレータに混乱を与えることになる。
【0045】そこで、本発明では図3に示すように、充
電表示ランプ30及びオイル警告ランプ31の入力側に
切換手段としてのランプリレー32を設け、補助エンジ
ンオルタネータ16が作動するときにはそのリレー接点
R1-aを開き、各警告ランプ30,31が点灯しないよう
にしている。
【0046】勿論、補助エンジンオルタネータ16が作
動していない場合、すなわち、補助エンジンSを使用し
ない場合には、リレー接点R1-aは閉じられるため、従来
と同様にメインエンジンMのモニタとして機能する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、メインエンジンにトラブル
が生じると走行手段の駆動源を補助エンジンに切り換え
て軌道上を走行することになり、補助エンジンに補助エ
ンジンオルタネーターを備えているため、その発電した
電力が電気負荷に供給される。導通手段は、補助エンジ
ンオルタネーターの発電開始時にバッテリと電気負荷と
を導通させるため、補助エンジンへ始動時において補助
エンジンオルタネーターから発生するサージ電圧はバッ
テリに充電されるようになり、電気負荷をサージ電圧か
ら保護することができる。
【0048】請求項2の本発明によれば、上記導通手段
を、電気負荷とバッテリとの間に介設されているメイン
エンジンオルタネーター用の既存のバッテリリレーで構
成したため、現状の回路を大幅に設計変更することがな
いという利点がある。
【0049】通常、上記バッテリリレーの出力側にはメ
インエンジン関係の警告手段、例えば充電表示ランプや
エンジンオイル圧力警告ランプ等が接続されているた
め、導通手段をメインエンジンオルタネーター用のバッ
テリリレーで構成した場合には、補助エンジンが正常動
作していても導通手段が閉じているためにバッテリリレ
ーに接続された充電表示ランプが点灯してしまう。なぜ
なら、メインエンジンオルタネーターが働いていないか
らである。
【0050】そこで、請求項3の本発明によれば、バッ
テリと警告手段の間に切換手段を設け、上記補助エンジ
ンを使用する場合にはその切換手段を開くように構成し
たため、メインエンジン関係の警告手段を遮断すること
ができ、オペレータの混乱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る軌道用作業機の正面図、
(b)は右側面図である。
【図2】軌道用作業機に適用されるメインエンジン及び
補助エンジンの周辺回路図である。
【図3】本発明に係る警告表示回路図である。
【図4】従来の警告表示回路図である。
【図5】従来のメインエンジン及び補助エンジンの配置
を示した油圧回路図である。
【図6】従来のメインエンジン及び補助エンジン周辺回
路図である。
【符号の説明】
1 軌道用作業機 2 下部走行機体 2f 軌道走行用前車輪 2i 軌道走行用後車輪 3 上部旋回機体 4 伸縮ブーム 6 軌道 7 前方作業灯 8 後方作業灯 10 バッテリ 11 バッテリリレー 12 電気負荷 13 メインエンジンキースイッチ 14 メインエンジンオルタネータ 16 補助エンジンオルタネータ M メインエンジン S 補助エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行手段として地上走行用の車輪または
    クローラと軌道走行用の車輪とを備えた下部走行体と、
    作業装置が取り付けられた上部旋回体と、上記走行手段
    を含む作業装置の動力源としてのメインエンジンと、そ
    のメインエンジンのオルタネーター及びバッテリから給
    電される電気負荷と、上記メインエンジンに代えて使用
    される補助エンジンとを有し、上記軌道走行用車輪を軌
    道上に下降させる一方、地上走行用の車輪またはクロー
    ラを地上から浮かし、上記軌道走行用車輪を駆動させて
    軌道上を移動できるように構成した軌道用作業機におい
    て、 上記補助エンジンにオルタネーターを設け、この補助エ
    ンジンオルタネーターと上記メインエンジンオルタネー
    ターとを上記電気負荷に対して並列に接続し、上記補助
    エンジンオルタネーターからの出力で上記バッテリと上
    記電気負荷とを導通させる導通手段を設け、上記補助エ
    ンジン運転開始時にサージ電圧を上記導通手段を通じて
    上記バッテリに吸収させるように構成したことを特徴と
    する軌道用作業機。
  2. 【請求項2】 上記導通手段が、上記電気負荷とバッテ
    リとの間に介設されている上記メインエンジンオルタネ
    ーター用のバッテリリレーからなる請求項1記載の軌道
    用作業機。
  3. 【請求項3】 上記バッテリリレーの出力側に上記メイ
    ンエンジン関係の警告手段が接続されている構成におい
    て、上記バッテリと上記警告手段の間に開閉動作する切
    換手段を設け、上記補助エンジンを使用する場合には上
    記補助エンジンオルタネーターからの出力で上記切換手
    段を開くように構成した請求項2記載の軌道用作業機。
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CN111463748A (zh) * 2020-05-11 2020-07-28 浙江三一装备有限公司 起重机和起重机防雷保护方法

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