JP4058216B2 - 作業機の電力供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、作業機の電力供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力供給を受けて作業機の操作装置、安全装置、駆動手段の制御を司る制御手段に対し安定的に電力供給をするための従来の技術として、実開昭59−28247号に示される技術がある。
【0003】
この従来の技術は、車両に従来より備えられている充電可能な第1のバッテリ(バッテリー12)に対し、第2のバッテリ(小容量バッテリー24)を、ダイオード(25)を介し並列に接続し、電力を制御手段(制御信号発生装置10)に供給している。ダイオード(25)は、第1のバッテリ(12)から第2のバッテリ(24)への電流を許容し、逆向きの電流を阻止する方向に備えられている。
【0004】
このように構成した従来の技術の作用について説明する。動力発生手段(非常用油圧発生装置14)への電力供給を司令する司令手段(起動スイッチ駆動装置23)を操作し、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段(14)を作動させる。動力発生手段(14)は、作動により大電流を消費するので、電圧が低下する。この電圧低下は、時として制御手段(10)の作動を不安定にする可能性がある。しかし、制御手段(10)が接続されている第2のバッテリ(24)側は、電圧が低下しない。
【0005】
なぜなら、第1のバッテリ(12)側と第2のバッテリ(24)側との間には、ダイオード(25)を、第1のバッテリ(12)から第2のバッテリ(24)への電流を許容し、逆向きの電流を阻止する方向に備えており、第1のバッテリ(12)側の電圧が低下しても第2のバッテリ(24)側からダイオード(25)を介して電流が流れることがないからである。
【0006】
したがって、制御手段(10)は、第2のバッテリ(24)から安定した電圧の電力供給を受け、作動が不安定になることがないのである。
【0007】
このように、従来の技術は、第1のバッテリ(12)から電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段(14)の作動により第1のバッテリ(12)側の電圧が低下しても、第2のバッテリ(24)側の電圧は、影響を受けず、制御手段(10)を支障なく作動させることができ、高所作業車の作業機の作動ができるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の第一の課題は、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段(14)の作動により接続された側のバッテリの電圧が低下しても、制御手段(10)が接続された側のバッテリの電圧は、影響を受けず、制御手段(10)を支障なく作動させることができるという作用、効果を、従来の技術とは別の手段でなすことである。
【0009】
第二に、従来の技術として説明した高所作業車の電力供給装置では、制御手段(10)を支障なく作動させることができるものの、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段(14)の作動により第1のバッテリ(12)の電圧が低下した場合に問題が発生する。
【0010】
その問題とは、第1のバッテリ(12)の電圧が低下したことにより、車両走行用エンジンの始動に支障をきたす可能性があるということである。
【0011】
そこで、本願発明の第二の課題は、この問題点を解消する作業機の電力供給装置を提供することである。
【0012】
第三に、動力発生手段(14)の作動により接続された側のバッテリの電圧が低下した場合に、第二の課題を解決したうえで、充電可能にしバッテリの電圧を回復する作業機の電力供給装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するため、請求項1に対応する本願発明の作業機の電力供給装置は、車両に従来より備えられている充電可能な第1のバッテリと、電力供給を受けて作業機に関連する制御を司る制御手段と、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段と、動力発生手段への電力供給を司令する司令手段と、を備えた作業機の電力供給装置であって、前記第1のバッテリに並列接続され充電可能な第2のバッテリと、第1、第2のバッテリを並列接続する回路中に開閉手段と、を設け、前記制御手段は前記第1のバッテリに、前記動力発生手段は第2のバッテリに各々接続し、前記司令手段を操作した場合には開閉手段を開になるよう関連付けたのである。
【0014】
このように構成することにより、司令手段の操作により動力発生手段が作動するとき、同操作をした場合には開閉手段を開になるよう関連付けられているので、第1、第2のバッテリを並列接続する回路は、断たれている。よって、第2のバッテリに接続した動力発生手段により第2のバッテリ側の電圧が低下しても、第1のバッテリ側の電圧は、影響を受けず、第1のバッテリに接続した制御手段を支障なく作動させることができる。
【0015】
請求項2に対応する本願発明の作業機の電力供給装置は、請求項1記載の作業機の電力供給装置に加え、前記開閉手段より前記第2のバッテリ側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する電圧低下検出手段を設け、電圧低下信号が出力された場合には前記司令手段の操作の如何に係らず開閉手段を開になるよう関連付けたのである。
【0016】
このように構成することにより、第2のバッテリ側において電圧低下信号が出力された場合には司令手段の操作の如何に係らず開閉手段を開になるよう関連付けられているので、第1、第2のバッテリを並列接続する回路は、断たれている。よって、司令手段の操作を終了したときに、第2のバッテリに接続した動力発生手段により第2のバッテリ側の電圧が低下していても、第1のバッテリ側の電圧は、第2のバッテリ側の電圧の低下の影響を受けず、第1のバッテリに接続した制御手段や車両用電気機器を支障なく作動させることができる。
【0017】
請求項3に対応する本願発明の作業機の電力供給装置は、車両に従来より備えられている充電可能な第1のバッテリと、第1のバッテリに充電可能に接続された充電手段と、電力供給を受けて作業機に関連する制御を司る制御手段と、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段と、を備えた作業機の電力供給装置であって、前記第1のバッテリに並列接続され充電可能な第2のバッテリと、第1、第2のバッテリを並列接続する回路中に開閉手段と、開閉手段より第2のバッテリ側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する電圧低下検出手段と、前記充電手段が充電可能な状態であることを検出し充電可能信号を出力する充電可能状態検出手段と、を設け、前記制御手段は前記第1のバッテリに、前記動力発生手段は第2のバッテリに各々接続し、電圧低下信号が出力された場合には開閉手段を開になるよう関連付けると共に、充電可能信号を検出した場合には電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段を閉になるよう関連付けたのである。
【0018】
このように構成することにより、充電可能信号を検出した場合には電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段を閉になるよう関連付けられているので、第1、第2のバッテリを並列接続する回路は、接続される。よって、第2のバッテリ側の電圧が低下していても、充電可能となり、充電によって電圧の回復ができるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の作業機の電力供給装置について、図1〜図4に基いて説明する。
【0020】
まず、請求項1に係る実施の形態は、図1に示されるような作業機の電力供給装置である。
【0021】
1は、エンジン、2は、オルタネータ(充電手段)、3は、第1のバッテリ、4は、車両用電気機器、5は、P.T.O.装置、6は、主油圧ポンプである。エンジン1は、車両に従来より備えられているエンジンであって、走行用として用いられるほか、作業時にはP.T.O.装置5を介して主油圧ポンプ6を駆動する。主油圧ポンプ6は、作業機のアクチュエータに主に動力用の高圧油を供給する供給源である。オルタネータ2、第1のバッテリ3および車両用電気機器4も車両に従来より備えられているものであって、オルタネータ2は、エンジン1により駆動され、発電した電力を充電可能な第1のバッテリ3に充電するようになっている。車両用電気機器4は、車両用の電気式制御機器、スタータモータ等車両側で電力を消費する機器である。
【0022】
7は、制御手段、8は、第2のバッテリ、9は、動力発生手段である。制御手段7は、電力供給を受けて作業機に関連する制御すなわち作業機の操作装置、安全装置、駆動手段の制御を司る手段であり、第2のバッテリ8は、第1のバッテリ3に並列接続された充電可能なバッテリである。そして、動力発生手段9は、第2のバッテリ8から電力供給を受けて作業機のアクチュエータに主に動力用の高圧油を供給する供給源であり、電動モータと油圧ポンプを備えている。
【0023】
10は、司令手段、11は、開閉手段である。司令手段10は、第2のバッテリ8から動力発生手段9への電力供給を司令する手段であり、開閉スイッチ等で構成される。開閉手段11は、第1、第2のバッテリ3、8を並列接続する回路中に設けられ、司令手段10を操作した場合には開になるよう関連付けられている。たとえば、司令手段10の開閉スイッチの作動を信号とするリレー接点として構成されてよいものである。
【0024】
通常作業においては、オペレータは、エンジン1を始動し、P.T.O.装置5を接続して主油圧ポンプ6を駆動する。主油圧ポンプ6から作業機のアクチュエータに供給される高圧油を、作業機の操作装置を操作することにより安全装置、駆動手段とあいまって(制御手段7に関連させて)、作業機を適宜作動させ、作業をする。
【0025】
この作業の形態では、第1、第2のバッテリ3、8の充放電のバランスは、通常の車両のエンジン1の作動と変りがなく、車両用電気機器4、制御手段7の消費電力はいずれも比較的少ないものであるから、オルタネータ2の発電出力とバランスしており問題はない。
【0026】
つぎに、低騒音作業のためエンジン1による主油圧ポンプ6の駆動をせず、または主油圧ポンプ6回りにトラブルが発生し、動力発生手段9を作動させる場合に付いて説明する。
【0027】
司令手段10を操作すると、第2のバッテリ8から動力発生手段9への電力供給が開始されると共に、司令手段10の作動を信号として、開閉手段11は、接点が開になる。
【0028】
電動モータと油圧ポンプを備えた動力発生手段9は、大電力を消費するため、第2のバッテリ8は、電圧低下を起こす。しかし、第1のバッテリ3は、電圧低下を起こさない。なぜなら、第1、第2のバッテリ3、8を並列接続する回路中に設けられた開閉手段11は、接点が開になっており、動力発生手段9は、第2のバッテリ8からのみ電力供給を受けているからである。よって、電圧低下を起こさない第1のバッテリ3に接続された制御手段7は、安定した電力供給を受け、安定した作動ができるのである。
【0029】
作業機の操作装置(制御手段7の一部)が長尺ブームの先端に位置するような場合であっても、第1のバッテリ3は、電圧低下を起こしていないから、長尺ブームによる僅かな電圧低下が発生しても、問題となるような低下に陥らず、安定した作動ができるのである。
【0030】
ここで、ダイオードを用いず開閉手段11を使用した理由について説明しておく。大電力に対応したダイオードは、コストが高く、また大きな放熱板を必要とする。コストが高いこと、また放熱板のために大きなスペースが必要なことは、車載用には不向きであるからである。
【0031】
司令手段10の操作を解除すると、第2のバッテリ8から動力発生手段9への電力供給が停止されると共に、司令手段10の操作の解除を信号として、開閉手段11は、接点が閉になる。
【0032】
動力発生手段9を使用する作業が終了すると、エンジン1を始動し、走行、現場移動するわけであるが、動力発生手段9を使用している間、第1のバッテリ3は、小電力を消費する制御手段7に消費されるだけで温存されているので、エンジン1を始動するには支障ないのである。
【0033】
つぎに、請求項2に係る実施の形態は、図2に示されるような作業機の電力供給装置である。この実施の形態は、請求項1に係る実施の形態において、動力発生手段9の使用終了時に第2のバッテリ8が電圧低下を起こしたままの場合にも対処できるものである。符号1〜11は、請求項1に係る実施の形態で用いた符号と同じであるので、説明を省き、用いる。
【0034】
16は、電圧低下検出手段であり、電圧低下検出手段16は、開閉手段11より第2のバッテリ8側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する手段であり、電圧低下信号が出力された場合には司令手段10の操作の如何に係らず開閉手段11を開になるよう関連付けられている。
【0035】
このように構成された請求項2に係る実施の形態では、以下のように作用する。
【0036】
通常作業および動力発生手段9を使用する作業については、本願発明の請求項1に係る実施の形態と同じであるので、説明を省略し、動力発生手段9の作動を停止させる場合について説明する。
【0037】
司令手段10の操作中には、第2のバッテリ8から動力発生手段9への電力供給がされると共に、司令手段10の作動を信号として、開閉手段11は、接点が開になっている。そして、司令手段10を操作し続ける限りにおいては、請求項1に係る実施の形態と同じである。
【0038】
しかし、操作中の司令手段10の操作を解除したとき、電圧低下信号の出力如何によって、請求項1に係る実施の形態と異なってくるのである。請求項2に係る実施の形態では、操作中の司令手段10の操作を停止したとき、電圧低下検出手段16から電圧低下信号が出力されていない場合、開閉手段11を閉に戻し、電圧低下信号が出力された場合、開閉手段11を開のままにするのである。
【0039】
つまり、動力発生手段9の作動が終了したとき、第2のバッテリ8が電圧低下を起こしていない、あるいは電圧低下を起こしていても所定値以下に電圧が低下していなければ、第2のバッテリ8は、第1のバッテリ3と並列接続される。しかし、動力発生手段9の作動が終了したとき、第2のバッテリ8が電圧低下を起こし所定値以下の電圧であれば、第2のバッテリ8は、第1のバッテリ3と並列接続されないのである。
【0040】
よって、動力発生手段9の作動が長時間に及ぶ等した結果第2のバッテリ8の電圧低下が著しくとも、第1のバッテリ3は、第2のバッテリ8の影響を受けないのである。そこで、第1のバッテリ3は、常に所定以上の電圧が確保されており、動力発生手段9を使用する作業の終了後、エンジン1を確実に始動できるのである。エンジン1を始動した後には、主油圧ポンプ6を用いた作業をするなり、車両を走行させ次の作業現場に移動させることが可能である。
【0041】
さらに、請求項3に係る実施の形態は、図3に示されるような作業機の電力供給装置である。この実施の形態は、請求項2に係る実施の形態に加えて、電圧低下を起こしたときに、第2のバッテリ8の電圧を、回復できるものである。符号1〜11、16は、請求項1および2に係る実施の形態で用いた符号と同じであるので、説明を省き、用いる。
【0042】
21は、充電可能状態検出手段であり、充電可能状態検出手段21は、オルタネータ2(充電手段)が充電可能な状態であることを検出し充電可能信号を出力する手段であり、充電可能信号が出力された場合には電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段11を閉になるよう関連付けられている。
【0043】
このように構成された請求項3に係る実施の形態では、以下のように作用する。
【0044】
通常作業および動力発生手段9を使用する作業については、本願発明の請求項1および2に係る実施の形態と同じであり、司令手段10の操作の停止時には、請求項2に係る実施の形態と同じであるので、説明を省略し、動力発生手段9の作動を停止させた以後の場合に付いて説明する。
【0045】
請求項2に係る実施の形態では、操作中の司令手段10の操作を停止したとき、電圧低下検出手段16から電圧低下信号が出力されていない場合、開閉手段11を閉に戻し、電圧低下信号が出力された場合、開閉手段11を開のままにしている。
【0046】
そこで、第1のバッテリ3は、第2のバッテリ8の影響を受けず、常に所定値以上の電圧が確保されており、動力発生手段9を使用する作業の終了後、エンジン1を確実に始動できるのである。
【0047】
エンジン1が始動すれば、エンジン1により駆動されるオルタネータ2は、発電した電力を第1のバッテリ3に充電する。この発電した電力から、充電可能状態検出手段21は、オルタネータ2が充電可能な状態であることを検出し充電可能信号を出力する。充電可能信号は、電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段11を閉になるよう関連付けられているので、オルタネータ2の発電した電力は、開閉手段11を経過して第2のバッテリ8を充電し、第2のバッテリ8の電圧が回復するのである。
【0048】
電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段11を閉になるようにした関連付けを、図3では、開閉手段11に至る電圧低下信号を接断手段22によって遮断するようにしたが、開閉手段11の接点を並列な接点とした開閉手段23(図4中に図示)のようにしてもよい。
【0049】
また、ここでは、オルタネータ2が充電可能な状態であることを、発電した電力から検出するものとして説明したが、エンジン1の回転を検出するものであっても、その他の検出によってもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上の如く構成し作用する本願発明の作業機の電力供給装置は、第1の実施の形態によれば、司令手段の操作により動力発生手段が作動するとき、同操作をした場合には開閉手段を開になるよう関連付けられているので、第1、第2のバッテリを並列接続する回路は、断たれている。よって、第2のバッテリに接続した動力発生手段により第2のバッテリ側の電圧が低下しても、第1のバッテリ側の電圧は、影響を受けず、第1のバッテリに接続した制御手段を支障なく作動させることができるという効果を持つ。
【0051】
また、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に加え、開閉手段より第2のバッテリ側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する電圧低下検出手段を設け、電圧低下信号が出力された場合には司令手段の操作の如何に係らず開閉手段を開になるよう関連付けられている。よって、司令手段の操作を終了したときに、第2のバッテリに接続した動力発生手段により第2のバッテリ側の電圧が低下していても、第1のバッテリ側の電圧は、第2のバッテリ側の電圧の低下の影響を受けず、第1のバッテリに接続した制御手段や車両側の電気機器を支障なく作動させることができるという効果を持つ。
【0052】
さらに、第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態に加え、充電可能信号を検出した場合には電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段を閉になるよう関連付けられているので、第1、第2のバッテリを並列接続する回路は、接続される。よって、第2のバッテリ側の電圧が低下していても、充電可能となり、充電によって電圧の回復ができるという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の請求項1に係る実施の形態を示す説明図である。
【図2】本願発明の請求項2に係る実施の形態を示す説明図である。
【図3】本願発明の請求項3に係る実施の形態を示す説明図である。
【図4】本願発明の請求項3に係る実施の形態を示す他の例の説明図である。
【符号の説明】
3 第1のバッテリ
7 制御手段
8 第2のバッテリ
9 動力発生手段
10 司令手段
11 開閉手段
16 電圧低下検出手段
21 充電可能状態検出手段
Claims (3)
- 車両に従来より備えられている充電可能な第1のバッテリと、電力供給を受けて作業機に関連する制御を司る制御手段と、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段と、動力発生手段への電力供給を司令する司令手段と、を備えた作業機の電力供給装置であって、
前記第1のバッテリに並列接続され充電可能な第2のバッテリと、第1、第2のバッテリを並列接続する回路中に開閉手段と、を設け、前記制御手段は前記第1のバッテリに、前記動力発生手段は第2のバッテリに各々接続し、前記司令手段を操作した場合には開閉手段を開になるよう関連付けた、
ことを特徴とする作業機の電力供給装置。 - 前記開閉手段より前記第2のバッテリ側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する電圧低下検出手段を設け、電圧低下信号が出力された場合には前記司令手段の操作の如何に係らず開閉手段を開になるよう関連付けた、
ことを特徴とする請求項1記載の作業機の電力供給装置。 - 車両に従来より備えられている充電可能な第1のバッテリと、第1のバッテリに充電可能に接続された充電手段と、電力供給を受けて作業機に関連する制御を司る制御手段と、電力供給を受けて作業機用の動力を発生する動力発生手段と、を備えた作業機の電力供給装置であって、
前記第1のバッテリに並列接続され充電可能な第2のバッテリと、第1、第2のバッテリを並列接続する回路中に開閉手段と、開閉手段より第2のバッテリ側に配置され電圧が所定値以下に低下したことを検出し電圧低下信号を出力する電圧低下検出手段と、前記充電手段が充電可能な状態であることを検出し充電可能信号を出力する充電可能状態検出手段と、を設け、前記制御手段は前記第1のバッテリに、前記動力発生手段は第2のバッテリに各々接続し、電圧低下信号が出力された場合には開閉手段を開になるよう関連付けると共に、充電可能信号を検出した場合には電圧低下信号の出力の如何に係らず開閉手段を閉になるよう関連付けた、
ことを特徴とする作業機の電力供給装置。
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