JP2004083273A - エラー履歴表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整用パソコンや専用表示装置を用いなくても作業装置への過負荷履歴やセンサーの異常履歴を参照できる、簡易かつ低コストなエラー履歴表示装置を提供する。
【解決手段】エラー履歴表示装置50を、作業装置への負荷および作業装置の作動を検出するセンサと、センサからの検出値が正常か異常かを判定するエラー判定部と、エラー判定部によって異常であると判定された場合その異常情報を記憶するメモリと、メモリ内の異常情報の有無を表示する点灯体(LED(発光ダイオード)49)と、点灯体により対応する異常情報を表示させる表示切替スイッチ45と、メモリ内の内容の一部もしくは全部をリセットするリセットスイッチ47とで構成し、作業装置への過負荷や各種センサの異常(エラー)が過去にあったことを示すエラー履歴をLED49の点灯によって表示する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所作業車における作業装置等における負荷および作動を検出するセンサによる異常(エラー)の検出結果の履歴表示を行うエラー履歴表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、高所作業車の作業装置である作業台に定格積載重量を超えた荷物を積み込んだ場合、そのことを使用者に知らせる異常(エラー)表示がなされるようになっている。このようなエラー表示は、エラーが発生している場合のみ表示され、積載物を減らすなどしてエラーが復帰した場合は、エラー表示は消える。一方で、作業中に過積載等があったかどうかが分かると、メンテナンス時に過積載等により影響を受ける部分を重点的に検査を行うことができるなど有益な点がある。このため、エラーの発生時にこのエラー情報をエラー履歴として作業車のコントローラに記憶し、後にこのエラー履歴を参照して、作業中の作業装置の使用状況を把握できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、調整用パソコン(携帯型コンピュータ)等をコントローラに接続してそこに記憶されたエラー履歴を参照するような構成となっており、調整用パソコンを用いなければエラー履歴を参照できないという問題がある。さらに、このパソコン用の電源確保やコンピュータプログラムへの理解など煩雑な手続きを必要とする。また、エラー履歴を表示可能な専用の表示装置を作業車に取り付けることも可能ではあるが、専用表示装置は高価な部品であり車両価格を低く抑えることの障害となっている。このため、簡易にかつ低コストでエラー履歴を参照することができる装置が望まれていた。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、調整用パソコンや専用表示装置等を用いないで、簡易にかつ低コストでエラー履歴を参照できる表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のエラー履歴表示装置は、作業装置への負荷もしくは作業装置の作動を検出するセンサと、このセンサからの検出値が正常か異常かを判定するエラー判定部と、このエラー判定部によって異常であると判定された場合その異常情報を記憶するメモリと、このメモリ内の異常情報の有無を点灯表示可能な点灯体(例えば、本発明の実施形態におけるLED(発光ダイオード)49)と、この点灯体による異常情報の有無を点灯表示させる操作スイッチ(例えば、本発明の実施形態における表示切替スイッチ45)と、メモリ内の異常情報の一部もしくは全部をリセットするリセットスイッチとを有して構成される。なお、メモリ内の複数種の異常情報を一つの点灯体で点灯表示可能に構成し、操作スイッチの操作により、点灯体による複数種の異常情報の点灯表示を切り換えて行わせるように構成するのが好ましい。
【0006】
このような構成のエラー履歴表示装置によれば、操作スイッチの操作に応じてエラー履歴の有無を点灯体の点灯によって表示させることができるので、この点灯を確認することによってセンサ検出結果に異常があったかどうかを知ることができる。このように、本発明のエラー履歴表示装置を用いれば、調整用パソコンや専用表示装置を用いることなく、簡易にかつ低コストでエラー履歴を参照できる。
【0007】
また、メモリが短期記憶部および長期記憶部を有し、リセットスイッチにより短期記憶部に記憶された異常情報をリセット可能であるが、長期記憶部に記憶された異常情報はリセット不可能であるように構成しても良い。このようにすれば、残したい異常情報を長期記憶部に保存でき、後でいつでもチェックできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係るエラー履歴表示装置を有する高所作業車1を図2に示している。この高所作業車1は前後輪3a、3bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン2aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体2の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて旋回可能に構成された旋回台4が配設されている。この旋回台4に基端部が枢結されてブーム5が取り付けられており、このブーム5は起伏シリンダ6により起伏動されるようになっている。ブーム5は、基端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わせて、内蔵の伸縮シリンダ7により伸縮動可能に構成されている。以下、旋回モータ、起伏シリンダ6および伸縮シリンダ7を総称してブームアクチュエータと称する。
【0009】
先端ブーム5cは先端にブームヘッド5dを有し、このブームヘッド5dに枢結されて支持部材8が上下に揺動可能に取り付けられている。この支持部材8は垂直ポスト部(図示せず)を有し、ブームヘッド5dと支持部材8との間に配設されたレベリングシリンダ(図示せず)により支持部材8の揺動制御が行われ、ブーム5の起伏の如何に拘わらず垂直ポスト部は常に垂直に延びて位置するにように支持部材8が揺動制御される。このように常時垂直に保持される垂直ポスト部に水平旋回自在に(首振り自在に)作業台9が取り付けられており、作業台9はブーム5の起伏に拘わらず常に水平に保持される。
【0010】
作業台9および車体2の後部には、ブーム5の作動等を操作する操作装置10が設けられている。操作装置10は、ブーム5の起伏作動を操作する起伏操作レバー10a、伸縮作動を操作する伸縮操作レバー10b、旋回作動を操作する旋回操作レバー10c等から構成されている。また、車体2の前後左右の四カ所に側方および下方に伸縮自在なアウトリガ11が設けられており、高所作業を行うときには、車体2の後部に配設されたアウトリガ操作レバー12を操作してアウトリガアクチュエータ41(図3参照)を作動させ、図示のようにアウトリガ11を拡幅および下方に張り出して車体2を持ち上げ支持できるようになっている。これらブーム5およびアウトリガ11を作動させるブームおよびアウトリガアクチュエータの作動制御は、手動もしくは自動で次に述べるコントローラ30によってなされる。
【0011】
コントローラ30は、車体2の後方に位置する旋回台4の下部に配設された中央コントローラ30aおよび油圧コントローラ30bから構成されており、両コントローラ30a、30bは通信路29によって電気的に繋がっている。なお、中央コントローラ30aに電力を供給するバッテリ21が車体2中央部に配設されている。
【0012】
また、コントローラ30やブーム5やアウトリガ11や作業台9の状況(負荷や作動など)を検出する各種センサが以下のように配設されている。コントローラ30a、30b間の通信データの異常を検出する通信異常センサ24およびバッテリ21の電圧の異常を検出する電源異常センサ23が配設され(実際には、通信データおよび電圧を中央コントローラ30aにより検出して異常判断がなされる)、作業台9へ作用する荷重や(地面などへの)押しつけを起伏シリンダ6への負荷から検出する作業台負荷センサ22が起伏シリンダ6のブームへの取り付けピン根部分(実際には取り付けピンがロードセルからなる)に配設され、ブーム5の旋回角を検出するブーム旋回センサ25が旋回台4に配設され、アウトリガ11の張幅を検出するアウトリガ拡幅センサ26が左右の各アウトリガ11内に配設され、ブーム5の伸長量を検出するブーム伸長量センサ27がブーム5内に配設され、ブーム5の起伏角を検出するブーム起伏角センサ28が基端ブーム5aの基端部に配設されている。
【0013】
次に、図3を参照して、上記高所作業車1の制御について説明する。高所作業車1の制御には、作業台9への負荷や各種センサの異常(エラー)を検出してその履歴を表示するエラー履歴表示制御や、ブーム5やアウトリガ11を作動させる油圧アクチュエータの作動制御などがある。前者のエラー履歴表示制御は中央コントローラ30aによってなされ、一方後者の油圧アクチュエータ作動制御は油圧コントローラ30bによってなされる。
【0014】
中央コントローラ30aは、内部に各種センサの異常(エラー)を判定するエラー判定部32と、エラー判定部32からの異常情報(エラーデータ)を記憶するメモリ33と、メモリ33からエラーデータを読み込んで表示可能な表示信号に変換する表示制御部36とを有している。さらに詳細には、メモリ33は、エラーデータを短期間だけ(具体的には、リセットされるまで)記憶する短期記憶部34と、エラーデータを長期にわたって記憶する長期記憶部35とを有している。なお、短期記憶部34に記憶されたエラーデータは、外部のリセットスイッチ34からのリセット信号によってリセットすることができるが、長期記憶部35に記憶されたエラーデータはリセット信号によるリセットはできないようになっている。短期記憶部34にエラーデータが記憶されているときには、後述するように操作スイッチ(表示切替スイッチ45)の操作に基づいて表示制御部36によってLED表示装置46の4つのLED49を点灯させてその旨表示される。また、表示制御部36は、外部の表示切替スイッチ45からの表示切替信号を受けて、LED表示装置46の各LEDに割り当てられるエラーデータを切り替えてLED49の点灯表示制御を行う。なお、表示制御部36には、外付けの調整用パソコン48を接続することもできる。
【0015】
エラー判定部32には、作業台負荷センサ22と、電源異常センサ23と、通信異常センサ24と、ブーム旋回センサ25と、アウトリガ拡幅センサ26と、ブーム伸長量センサ27と、ブーム起伏角センサ28とが接続されており、各センサからの検出信号に対応する諸量が正常であるか異常であるかを判定する。
【0016】
ここで、エラー判定部32で行われる各センサ22〜28の異常(エラー)判定について、図4を参照して説明する。図4に示すように各センサ22〜28のセンサの出力(検出値)範囲において、エラー判定部32は、正常時に出力されるMIN調整値〜MAX調整値の通常使用範囲と、誤差を考慮した誤差範囲({MAX調整値〜上限エラー値}および{下限エラー値〜MIN調整値})との2つの範囲を合わせた許容範囲(つまり、下限エラー値〜上限エラー値)にセンサの検出出力値があれば正常であると判断し、許容範囲の外のエラー範囲にセンサの検出出力値があれば異常があると判断する。例えば、水平を0°として上方に80°下方に15°の範囲でブーム5が起伏する場合、ブーム起伏角センサ28に対するエラー判定では、下限エラー値を−20°、MIN調整値を−15°、MAX調整値を80°および上限エラー値を85°と設定し判定する。
【0017】
このようにエラー判定部32によって異常と判定された場合、エラー判定部32は、その判定信号をその発生日時とともにエラーデータとしてメモリ33内の短期記憶部34に送出する。短期記憶部34は、各センサ22〜28毎のエラーデータを蓄積してエラーデータの時系列すなわちエラー履歴を記憶している。また、このセンサ毎のエラーデータは長期記憶部35にも転送され蓄積される。なお、上述のように短期記憶部34内のエラーデータはリセットスイッチ47が操作されることによってリセットされるが長期記憶部35はリセットスイッチ47の操作に拘わらずエラーデータが蓄積されつづける。
【0018】
表示制御部36は、短期記憶部34内の短期間のエラー履歴の有無をLED表示装置46のLED49の点灯によって表示するための短期エラー履歴表示信号と、長期記憶部35内の長期間のエラー履歴を調整用パソコン48画面に表示するための長期エラー履歴表示信号を生成する。また、表示制御部36は、短期のエラー履歴表示において、作業台9への過荷重や各センサ22〜28といった8種類の判定結果のエラー履歴の有無を4つのLED49で点灯表示するために、各LED49に2種類の短期エラー履歴表示信号を割り当てる。この2種類の短期エラー履歴表示信号は、表示切替スイッチ45によって選択されるようになっている。なお、この表示切替スイッチ45は、短期エラー履歴表示を選択するとともに、選択されたエラー履歴に対応するLED49を点灯させる操作スイッチとしての機能をも有している。
【0019】
LED表示装置46は、図1および図3に見るように、4つの発光ダイオード(第1LED49a、第2LED49b、第3LED49c、第4LED49d)を有して構成されている。第1LED49aは、過荷重や過剰な押し付けといった作業台9への過負荷の検出がなされて短期記憶部34に『過荷重(負荷)』のエラー履歴があった場合に点灯する。より詳細には、第1LED49aは、作業台負荷センサ22によって検出された作業台9の積載荷重検出値が許容範囲を上回る検出がなされた『作業台過荷重』のエラー履歴があった場合や、作業台9の積載荷重検出値が許容範囲を下回る検出(これは、作業台を地面に押し付けるようなブーム倒伏作動がなされたような場合に発生する)がなされた『作業台押し付け』のエラー履歴があった場合に点灯する。
【0020】
第2LED49bは、通信異常センサ24によってコントローラ30a、30b間の通信異常検出がなされたり、電源異常センサ23によって中央コントローラ30aへ供給される電圧の異常検出がなされた『システム異常』のエラー履歴があった場合や、作業台負荷センサ22の検出値が検出されないような『荷重センサ』のエラー履歴があった場合に点灯する。第3LED39cは、ブーム旋回センサ25の検出値が許容範囲外である検出がなされた『旋回センサ』のエラー履歴があった場合や、アウトリガ拡幅センサ26の検出値が許容範囲外である検出がなされた『拡幅センサ』のエラー履歴があった場合に点灯する。第4LED49dはブーム伸長量センサ27の検出値が許容範囲外である検出がなされた『伸長量センサ』のエラー履歴があった場合や、ブーム起伏角センサ28の検出値が許容範囲外である検出がなされた『起伏角センサ』のエラー履歴があった場合に点灯する。
【0021】
なお、LED表示装置46は、図1に見るように、表示切替スイッチ45およびリセットスイッチ47と組み合わされて、エラー履歴表示装置50を構成し、車体2の後部に配設される(図2参照)。このエラー履歴表示装置50には図示しない蓋が配設されており、作業中蓋は閉じられている。
【0022】
このエラー履歴表示装置50のLED点灯表示作動は表示切替スイッチ45の傾動作動によって行われる。表示切替スイッチ45を(図1の)左側に傾動させた場合、表示制御部36は、短期記憶部34から読み込まれるエラー履歴のうち、『作業台荷重』、『システム異常』、『旋回角センサ』および『伸長量センサ』に関するエラー履歴の有無の表示を第1〜4LED49a〜dにそれぞれ割り当てる。一方、表示切替スイッチ45を右側に傾動させた場合、表示制御部36は、短期記憶部34から読み込まれるエラー履歴のうち、『作業台押し付け』、『荷重センサ』、『張幅センサ』および『起伏角センサ』に関するエラー履歴の有無の表示を第1〜4LED49a〜dにそれぞれ割り当てる。この結果、該当するエラー履歴がある場合は、そのエラー履歴の有無(エラーデータの有無)に対応するLEDが点灯するようになっている。なお、リセットスイッチ47が(図1の)左側に傾動されると、短期記憶部34内のエラーデータがリセットされ、この時点では表示制御部36により表示するエラー履歴がなくなるためLED49は点灯しない。
【0023】
なお、油圧コントローラ30bは、内部にアクチュエータ制御部31を有し、アクチュエータ制御部31は操作装置10やアウトリガ操作レバー12の操作信号に応じた制御信号を送出することによって、アウトリガ11やブーム5の作動制御を行っている。より具体的には、アウトリガ11を拡幅作動および下方張出作動させるアウトリガアクチュエータ41や、ブーム5を作動させるブームアクチュエータ(起伏シリンダ6、伸縮シリンダ7、旋回モータ等)への制御は、油圧ポンプ40によって汲み上げられる圧油の給排制御によって行われる。この圧油の給排制御はアウトリガアクチュエータ制御バルブVおよびブームアクチュエータ制御バルブVによってなされ、両制御バルブV、Vの作動制御はアクチュエータ制御部31からの制御信号によって行われる。
【0024】
また、アクチュエータ制御部31は、各センサ25、27、28によって検出され、中央コントローラ30a内のエラー判定部34から通信路29を介して送られてくる作業台9やブーム5の位置情報を用いて、作業台9およびブーム5を自動的に格納する自動格納作動制御や作業台9を半自動的に水平および垂直に移動させる水平・垂直移動制御などの複合制御を行うことができる。
【0025】
次に、本発明に係るエラー履歴表示装置50の使用例を、図1を参照して説明する。この装置50は、作業中にエラーが発生したか否かをチェックするものであるため、まず、作業を始める前にエラー履歴表示装置50の蓋を開け、表示切替スイッチ45を左および右に傾動させLED表示装置46に点灯するLED49があるかないかを確認する。確認の結果いずれかのLED49が点灯している場合は、そのエラーに応じたメンテナンス処理等を行う。その後、リセットスイッチ47を図1に示すように左側に傾動してメモリ33内の短期記憶部34をリセットする。このあと(高所)作業を行い、作業終了後、再び表示装置50の蓋を開け、表示切替スイッチ45を左および右に傾動させLED表示装置46に点灯しているLED49があるかないかを確認する。ここでも、確認の結果いずれかのLED49が点灯する場合は、そのエラーに応じたメンテナンス処理、修理等を行う。
【0026】
ここで、例えば、作業中に定格積載重量200kgfの作業台9に260kgfの過積載(過荷重)が行われ、そのため作業台負荷センサ22からの検出信号がエラー判定部32によって異常と判断されたとする。するとメモリ33の短期記憶部34には、「作業台負荷センサ22の検出値が許容範囲を超える260kgfを示した」というエラー内容と発生日時がエラーデータとして記憶される。このエラーデータからは、真に260kgfの荷重が作業台9に作用したのか、それとも作業台負荷センサ22に故障が生じて260kgfに相当する検出信号を送出したのか判別がつかないので、表示制御部36はこのエラーデータを『作業台過荷重』および『荷重センサ』のエラー履歴として取り扱う。
【0027】
作業終了後、表示切替スイッチ45を左に傾動させると、LED表示装置46の第1LED49aが点灯し、作業台負荷センサ22の許容範囲を上回る検出がなされた『作業台過荷重』のエラー履歴があったことが分かり、表示切替スイッチ45を右に傾動させると、第2LED49bが点灯し、作業台負荷センサ22の許容範囲外である検出がなされた『荷重センサ』のエラー履歴があったことが分かる。このような場合使用者は、作業台9自身や作業台9を支えるブーム5や旋回台4の構造材や油圧系統のチェック、および作業台負荷センサ22の作動確認を重点的に行うことができる。このようにエラー履歴表示装置50の表示を参照して、使用者は高所作業車1のメンテナンスを行うことができる。
【0028】
また、使用者が調整用パソコン48を利用可能な場合は、エラー履歴表示装置50に加え、さらに調整用パソコン48を用いて長期記憶部35からエラー内容およびそのエラー発生日時等の詳細な情報を参照することができるので、より適切なメンテナンスを行うことができる。
【0029】
なお、本発明に係るエラー履歴表示装置50は、図1や図2に示されるような4つのLED49を用いたものに限られるのではなく、LED49の数を減らしたり、増やしたりしてもよい。さらに、表示切替スイッチ45を本実施形態のように左右2つの選択を行うだけでなく、より多数の選択を行えるようにしてより多くの、もしくはより詳細な、エラー履歴を表示できるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、エラー履歴表示装置を、作業装置への負荷および作業装置の作動を検出するセンサと、センサからの検出値が正常か異常かを判定するエラー判定部と、エラー判定部によって異常であると判定された場合その異常情報を記憶するメモリと、メモリ内の異常情報の有無を点灯表示可能な点灯体(LED;発光ダイオード)と、点灯体による異常情報の有無を点灯表示させる操作スイッチと、メモリ内の内容の一部もしくは全部をリセットするリセットスイッチとで構成し、作業装置への過負荷や各種センサの異常(エラー)が過去にあったことを示すエラー履歴の有無を、操作スイッチの操作に応じて点灯体(LED;発光ダイオード)の点灯によって表示するように構成されているので、調整用パソコンや専用表示装置等を用いずにエラー履歴を参照できる簡易かつ低コストなエラー履歴表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエラー履歴表示装置を示す正面図である。
【図2】上記エラー履歴表示装置を用いた高所作業車を示す斜視図である。
【図3】上記エラー履歴表示装置の制御内容を説明するためのブロック図である。
【図4】上記エラー履歴表示装置のエラー判定基準を説明するための説明図である。
【符号の説明】
22  作業台負荷センサ
23  電源異常センサ
24  通信異常センサ
25  ブーム旋回センサ
26  アウトリガ張幅センサ
27  ブーム伸長量センサ
28  ブーム起伏角センサ
32  エラー判定部
33  メモリ
34  短期記憶部
35  長期記憶部
45  表示切替スイッチ(操作スイッチ)
46  LED表示装置
47  リセットスイッチ
48  調整用パソコン
49  LED(発光ダイオード)

Claims (3)

  1. 作業装置への負荷もしくは前記作業装置の作動を検出するセンサと、
    前記センサからの検出値が正常か異常かを判定するエラー判定部と、
    前記エラー判定部によって異常であると判定された場合その異常情報を記憶するメモリと、
    前記メモリ内の異常情報の有無を点灯表示可能な点灯体と、
    前記点灯体による前記異常情報の有無を点灯表示させる操作スイッチと、
    前記メモリ内の異常情報の一部もしくは全部をリセットするリセットスイッチとを有することを特徴とするエラー履歴表示装置。
  2. 前記メモリ内の複数種の前記異常情報を一つの前記点灯体で点灯表示可能に構成され、前記操作スイッチの操作により、前記点灯体による前記複数種の異常情報の点灯表示を切り換えて行わせるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエラー履歴表示装置。
  3. 前記メモリが短期記憶部および長期記憶部を有し、前記リセットスイッチにより前記短期記憶部に記憶された異常情報をリセット可能であるが、前記長期記憶部に記憶された異常情報はリセット不可能であることを特徴とする請求項1もしくは2に記載のエラー履歴表示装置。
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