JP2009102158A - 車両リフト装置 - Google Patents

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浩樹 品田
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Toyota Motor East Japan Inc
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Abstract

【課題】異常原因を容易に判定することができる車両リフト装置を提供する。
【解決手段】リフトプレート部を昇降する一対の昇降機構に対する油圧制御部5と、制御盤61内にシーケンス制御部6とを備え、一対の昇降機構には各種センサー9,3A,5A〜5Dを取り付ける。シーケンス制御部6は、シーケンス制御を行う制御回路部6Aと、各種センサー9,3A,5A〜5Dからの出力信号に応じて昇降機構の異常を判定する判定部6Bと、判定部6Bで判定した異常の有無及び内容を表示する表示部6Cとを備える。表示部6Cを複数のLED素子6a〜6cで構成し、LED素子6a〜6cをON/OFF制御することで各種の表示コードを提示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、昇降機構がリフトプレート部を昇降することによりリフトプレート部に載置した車両を昇降する車両リフト装置に係り、特に昇降状況の異常を容易に検知することができる車両リフト装置に関する。
車両の点検や整備を行い易くするために、車両をリフトさせる車両リフト装置がある。その中でも、車幅が広い車両や前後方向に長い車両などの多種多様な自動車をリフトさせるための車両リフト装置も開発されている(特許文献1及び2)。
このような車両リフト装置では、例えば、車両を載せるリフトプレート部の底部にシャフトが取り付けられ、このシャフトを油圧で高さ制御することで、車両を上下動させている。また、特許文献1に開示されているような車両リフト装置では、一対のリフトプレート部を同調させるために、複雑な仕掛けが組み込まれている。
特開2005−41681号公報 特開2004−323181号公報
従来の車両リフト装置は機械部品を組み合わせて構築され、油圧制御とリレーによるシーケンス制御によりリフトプレート部を昇降させている。このような車両リフト装置では正常に作動している場合は何ら問題が生じないが、ひとたびリフトプレート部が昇降しなくなると、異常原因を判定するのに手間を要し、復帰作業を開始するまで長時間を要することになる。
そこで、本発明は異常原因を容易に判定することができる車両リフト装置を提供することを目的とする。
本発明の車両リフト装置は、上記目的を達成するために、車両を載置するリフトプレート部と、リフトプレート部を上下動する昇降機構と、昇降機構に取り付けられた各種センサーと、各種センサーからの出力信号に応じて昇降機構の異常を判定する判定部と、判定部が判定した異常を表示する表示部と、を備えて構成される。
特に、本発明の車両リフト装置は、一対のリフトプレート部を上下動する一対の昇降機構と、一対の昇降機構を油圧制御する油圧制御部と、油圧制御部の制御状態の異常を判定する判定部と、判定部が判定した異常を表示する表示部と、を備え、一対の昇降機構が、それぞれ、床下又は地下に固定される固定ガイド部と、この固定ガイド部に挿入され上下動するマスト部と、このマスト部の上下動の動力源となる動力部と、を有し、動力部がシリンダー内に設けたピストンにピストンロッドが接続されてなり、シリンダー、ピストンロッドのうち一方がリフトプレート部に固定されかつ他方が固定ガイド部の底部に固定されて構成され、上記一対の昇降機構には、マスト部の高さ位置を判定するための複数の高さ検知センサーと、マスト部の落下防止解除を確認するための落下防止解除確認スイッチと、一方の昇降機構内の動力部と他方の昇降機構内の動力部との同調を確認する圧力スイッチとが取り付けられ、判定部が、高さ検知センサー、落下防止解除確認スイッチ及び圧力スイッチからの出力信号に基いて各種異常に応じて上記表示部に表示する。
上記構成において、好ましくは、表示部が複数のLED素子からなり、判定部が判定した異常に応じて複数のLED素子のそれぞれをON/OFFすることで、昇降機構の異常状態を出力表示する。
上記構成により、昇降機構に取り付けた高さ検知センサー、落下防止解除確認スイッチ及び/又は圧力スイッチ(これらをまとめて「各種センサー」と称することもある。)が異常状態に応じて反応すると、その結果が判定部に対して出力信号として送出され、判定部が各出力信号に応じて昇降機構の異常を判定する。この判定部が異常を判定すると異常を表示出力するので、作業者は容易に異常を確認することができる。特に、表示部を複数のLED素子で構成し、異常の内容に応じて各LED素子をON/OFFするので、LED素子のON/OFF表示の組合せで、異常内容を即座に認識することができる。
本発明の車両リフト装置によれば、上記高さ検知センサー,落下防止解除確認スイッチ及び圧力スイッチなどの各種センサーが昇降機構等の状況を常に監視し、判定部がセンサーからの出力信号に応じて異常を判定し表示部に異常内容を出力するので、作業者は車両リフト装置の異常の有無及び内容を迅速に知ることができる。特に複数のLED素子のON/OFFの組合せでコード表示するので、作業者はその表示コードに対応する異常一覧表を準備しておくことで、どのような異常でありどのような点検をすればよいかを容易に判断することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る車両リフト装置の概略図である。車両リフト装置1は、図1に示すように、リフトプレート部2とリフトプレート部2を支持して上下動させる昇降機構3とを一対ずつ備える。また、車両リフト装置1は、リフトプレート部2,2を収容する収容部4,4と、一対の昇降機構3,3を駆動制御する油圧制御部5と、電気的にシーケンス制御を行うシーケンス制御部6と、を備える。シーケンス制御部6は、制御盤61内に設けられ、車両リフト装置1に電気を供給すると同時に電気的に昇降機構3に対するシーケンス制御を行う。シーケンス制御部6には操作ペンダント7が配線接続され、この操作ペンダント7は間接的に油圧制御部5に対する制御を含めシーケンス制御部6に対する操作者の指令を送出する。
図2は図1に示す一対のリフトプレート部及び一対の昇降機構を示す模式図であり、図3(A)は図1に示す油圧制御部5と制御盤61を模式的に示す図であり、(B)はシーケンス制御部6のブロック構成図である。各昇降機構3は、図2のように、地下や床下に埋設される固定ガイド部31と、この固定ガイド部31に挿入され上下動するマスト部32と、このマスト部32の中心鉛直軸上に挿入されてマスト部32を上下動する動力部33と、からなる。
動力部33は、何れも、シリンダー33A内のピストン33Bに対してピストンロッド33Cが取り付けられて構成されている。図2に示すように、シリンダー33Aの底部が固定ガイド部31の底部に固定され、このピストンロッド33Cがマスト部32の上部に固定されている。なお、図2に示す形態とは逆さまで、シリンダーがマスト部32の上部に固定され、ピストンロッドの先端部が固定ガイド部31の底部に固定されていてもよい。油圧制御部5からの油圧配管は、一対の動力部33,33に直列的に接続されている。例えば、図2に示すように、油圧制御部5からの一方の配管9Aが、一方の動力部33におけるシリンダー33Aの下室に接続される。油圧制御部5からの他方の配管9Bが、他方の動力部33におけるシリンダー33Aの上室に接続される。一対の動力部33,33間の配管9Cが、一方の動力部33におけるシリンダー33Aの上室と他方の動力部33におけるシリンダー33Aの下室とに接続される。配管9Cには圧力スイッチ9が接続されている。そして、図2に矢印で示すように、油圧制御部5からの制御油が配管9Aを経由し一方の動力部33の下室に流れ、一方の動力部33における上室内の制御油が配管9Cを経て他方の動力部33における下室に流れ、他方の動力部33における上室からの制御油が配管9Bを経由して油圧制御部5に戻される。従って、一対の昇降機構3,3の上下動が同調し、一対のリフトプレート部2,2が常に同じ高さとなる。なお、圧力スイッチ9は、一対のリフトプレート部2,2の上下動が同調しているか否かを検出する。
各昇降機構3には落下防止のため、ラック34に噛む歯車の回転を止めるための機能が備えられ、歯車の回転をフリーとすることで、落下防止機能を解除したことを検知する落下防止解除確認スイッチ3Aが取り付けられている。
昇降機構3には、リフトプレート部2の高さを検知するための高さ検知センサーが取り付けられている。高さ検知センサーは必要により複数取り付けられている。例えば、第1の高さ検知センサー5Aとしてリフトプレート部2が床面又は地面から所定の高さ例えば300mm以上であるか否かを検知するセンサーや、第2の高さ検知センサー5Bとしてリフトプレート部2が床面又は地面から所定の高さ例えば60mm以上であるか否かを検知するセンサーや、第3の高さ検知センサー5Cとしてリフトプレート部2が床面又は地面から最長近辺にあるか否かを検知するセンサーや、第4の高さ検知センサー5Dとしてリフトプレート部2が収容部に収容されたことを検知するセンサーが、それぞれの昇降機構3に取り付けられている。これらの高さ検知センサーは、昇降機構3の所定箇所、例えば固定ガイド部31又はマスト部32の所定の箇所に図示しないブラケットを介して取り付けられている。なお、第4の高さ検知センサー5Dは、リフトプレート部2が収容部4に収容されたか否かを検知するので、リフトプレート部2の底部や収容部4に取り付けられてもよい。
リフトプレート部2について説明する。リフトプレート部2は、図1に示すように、リフトプレート本体21に対し一対のプレート22,22がスライド及び/又は旋回可能に取り付けられている。ここで、各プレート22,22は、リフトプレート本体21に対して搭載する車両の前後方向に沿ってスライドのみ可能であっても、旋回のみ可能であっても、スライドと旋回の双方が可能であってもよい。
油圧制御部5について説明する。油圧制御部5は、油圧タンク51とモータ制御によるポンプ52と方向制御バルブ53とを配管接続して構成され、昇降機構3の動力部33に対して動力用の油を注入したり、排出したりする。方向制御バルブ53は上昇バルブと下降バルブとを兼ね備えたものである。ここで、上昇バルブとは昇降機構3に上昇動作を行わせるバルブであり、下降バルブとは昇降機構3に下降動作させるバルブである。方向制御バルブ53は4ポートを備える。方向制御バルブ53の2つの入力ポートのうち、一方は油圧タンク51からポンプ52で汲み上げた制御油を流入し、他方は油圧タンク51に直接接続されて油圧タンク51に制御油を排出する。方向制御バルブ53の2つの出力ポートのうち、一方は配管54を介して図2に示す配管9Aに接続される。他方は配管55を介して図2に示す配管9Bに接続される。この方向制御バルブ53は励磁により駆動開始となり、上昇バルブ及び下降バルブとして機能する。
制御盤61について説明する。制御盤61は、電力供給や油圧制御に必要となるマグネットスイッチ62、サーキットプロテクター63、サーマルスイッチ64及びパワーサプライ部65と、シーケンス制御を行うシーケンス制御部6と、を備える。
シーケンス制御部6は、シーケンス制御用の制御回路部6Aと、昇降機構3やリフトプレート部2に取り付けた各種のセンサーからの出力信号に応じて昇降機構の異常を判定する判定部6Bと、判定部6Bが判定した異常を表示する表示部6Cと、を備える。判定部6Bは所謂プログラマブルロジックコントローラで構成され、異常判定用のプログラムを実行するよう構築されている。ここで、各種センサーには、前述の圧力スイッチ9、落下防止解除確認スイッチ3A、第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dなどを挙げることができる。なお、落下防止解除確認スイッチ3A及び第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dは一対の昇降機構3,3の各々に取り付けられている。図1に示す車両リフト装置1の場合には、判定部6Bが、第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5D、落下防止解除確認スイッチ3A及び圧力スイッチ9からの出力信号に基いて各種異常の有無及び内容を判定し、その異常に応じて異常内容を表示部6Cに表示する。
表示部6Cは、図3(A)及び(B)に示すように、複数の例えば三つのLED素子6a〜6cからなり、判定部6Bが判定した異常に応じてLED素子6a〜6cのそれぞれをON/OFFする。判定部6BがON状態を維持することで点灯状態となり、判定部6BがON状態とOFF状態とを繰り返すことで点滅状態となり、判定部6BがOFF状態とすることで消灯状態となる。
本発明の実施形態では、判定部6Bが各種センサーの出力信号に応じて異常の有無及び内容を判定し、表示部6CにおけるLED素子6a〜6cの表示組合せにより異常コードを表示することができる。よって、作業者は制御盤61を開けることで、どのような異常が発生したのか瞬時に認識でき、復旧作業を速やかに行うことができる。
以下、判定部6B内での判定処理について具体的に説明する。
図4は、図2に示す圧力スイッチ9の断線及び短絡異常を判定する際に用いられる流れ図である。制御盤61から電源供給されている場合には、一対の昇降機構3の昇降状態を監視している(STEP1−1)。この状態は圧力スイッチ9、落下防止解除確認スイッチ3A及び第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dからの出力信号を受け続けている状態である。そして第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dの出力信号を受けてリフトプレート部2の高さが規定値、例えば床面又は地面から60mm以上か以下かを判断する(STEP1−2)。リフトプレート部2の高さが規定値以上であれば、圧力スイッチ9がONかOFFかを判定する(STEP1−3)。
圧力スイッチ9がONであれば異常なしと判断し、昇降状態の監視を続ける一方、圧力スイッチ9がOFFであれば圧力スイッチ9の断線異常を判定し(STEP1−4)、その異常内容を表示部6Cに表示させる(STEP1−5)。STEP1−2において、リフトプレート部2の高さが規定値以下であれば、圧力スイッチ9がOFFか否かを判定する(STEP1−6)。圧力スイッチ9がOFFであれば異常なしと判断し、昇降状態の監視を続ける一方、圧力スイッチ9がONであれば圧力スイッチ9の短絡異常を判定し(STEP1−7)、その異常内容を表示部6Cに表示させる(STEP1−8)。ここで、断線異常の場合には、一方の動力部33と他方の動力部33との間の油漏れや、圧力スイッチ9の故障、配線断線などが原因として挙げられる。逆に、短絡異常の場合には、リフトプレート部2と床面又は地面との間に異物混入や、圧力スイッチ9の故障、配線断線などが原因として挙げられる。
図5は、図3(A)に示す落下防止解除確認スイッチ3Aの断線異常を判定する際に用いる流れ図である。操作者が操作ペンダント7の下降ボタンを押圧する(STEP2−1)と、操作ペンダント7からシーケンス制御部6に対して一対のリフトプレート部2,2の下降指令が送出される。すると、ポンプ52のモータが回転し制御油を動力部33に送る準備を行い(STEP2−2)、ポンプ52と動力部33との間に設けられた方向制御バルブ53を励磁することで、ポンプ52により送られた制御油を動力部33に対して給送すると共に、昇降機構3の落下防止機能を解除する(STEP2−3)。この一連の流れにより、通常であれば落下防止解除確認スイッチ3AがOFF状態からON状態になる。通常の場合、方向制御バルブ53を下降バルブとして機能させ(STEP2−5)、マスト部32が固定ガイド部31内に挿通しながら下降し、マスト部32が固定ガイド部31の下端部まで下降すると、下降端検知センサーとしての第4の高さ検知センサー5DがONとなり(STEP2−6でYes)、方向制御バルブ53をニュートラルとすることで下降バルブをOFFにし、一対の動力部33と油圧タンク51との間での制御油の流れを遮断し、一対の昇降機構3の下降動作を終了させる(STEP2−7)。
しかしながら、前述のSTEP2−3で落下防止解除確認スイッチ3AがOFFのままであれば、そのOFF状態の出力信号がシーケンス制御部6内の判定部6Bに通知される。よって判定部6Bは落下防止解除確認スイッチ3Aの断線異常と判定し(STEP2−8)、表示部6Cにその異常を表示出力させる(STEP2−9)。
ここで、この異常の場合には、落下防止解除シリンダーの動作不良や、落下防止解除確認スイッチ3Aの故障や配線短絡が原因として考えられる。
図6は、一対の昇降機構3,3における上昇端部の短絡異常を判定する際に用いる流れ図である。制御盤61から電源供給されている場合には、一対の昇降機構3,3の昇降状態を監視している(STEP3−1)。この状態は圧力スイッチ9、落下防止解除確認スイッチ3A及び第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dからの出力信号を受け続けている状態である。そして第1〜第4の高さ検知センサー5A〜5Dの出力信号を受けてリフトプレート部2の高さが規定値、例えば床面又は地面から300mm以上か以下かを判断する(STEP3−2)。リフトプレート部2の高さが規定値以上であれば上昇端部の短絡異常はないと判定し、昇降状態を監視し続ける。
逆に、リフトプレート部2の高さが規定値以下であれば、上昇端部の高さ検知センサー、即ち、第3の高さ検知センサー5CがONかOFFかを判定する(STEP3−3)。第3の高さ検知センサー5CがOFFであれば異常なしと判断し、昇降状態の監視を続ける一方、第3の高さ検知センサー5CがONであれば上昇端部の異常と判定し(STEP3−4)、その異常内容を表示部6Cに表示させる(STEP3−5)。ここで、この異常の場合には、マスト部32の歪みや第3の高さ検知センサー5Cの故障やその配線異常などが原因として考えられる。
図7は表示部6Cの表示態様を示す図表である。図7の図表に示すように、表示部6Cが3つのLED素子で構成されている場合には、点灯状態と点滅状態と点灯状態とでその異常内容を表示することができる。例えば、圧力スイッチ9が短絡異常である場合には、第1と第3のLED素子6a,6cを点灯させ、第2のLED素子6bを点滅させる。圧力スイッチ9が断線異常である場合には、第1と第3のLED素子6a,6cを点灯させ、第2のLED素子6bを消灯させる。右側の落下防止解除確認スイッチが断線している場合には、第2及び第3のLED素子6b,6cを点灯させ、第1のLED素子6aを消灯させる。左側の落下防止解除確認スイッチが断線している場合には、第1のLED素子6aを点灯させ、第3のLED素子6cを点滅させ、第2のLED素子6bを消灯させる。上昇端部の短絡異常の場合には第2のLED素子6bを点灯させ、第1及び第3のLED素子6a,6cを点滅させる。
以上説明したように、本発明では、各種センサーが昇降機構3等の状況を常に監視し、判定部6Bがセンサーからの出力信号に応じて異常を判定し、表示部6Cに異常内容を出力する。よって、作業者は車両リフト装置1の異常の有無及び内容を迅速に知ることができる。特に複数のLED素子のON/OFFの組合せでコード表示するので、作業者はその表示コードに対応する異常一覧表を準備しておくことで、どのような異常であり、どのような点検をすればよいかを容易に判断することができる。
本発明は、実施形態で説明したように、リフトプレート部及び昇降機構が車両の車幅方向に一対で構成されている必要は必ずしもなく、車両リフト装置は一つのリフトプレート部に一つの昇降機構で昇降させる場合であっても本発明における異常判定処理は適用することはできる。
本発明の実施形態に係る車両リフト装置の概略図である。 図1の一対のリフトプレート部及び一対の昇降機構を示す模式図である。 (A)は図1に示す油圧制御部と制御盤を模式的に示す図であり、(B)はシーケンス制御部のブロック構成図である。 図2に示す圧力スイッチの断線及び短絡異常を判定する際に用いられる流れ図である。 図3(A)に示す落下防止解除確認スイッチに関する断線異常を判定する際に用いる流れ図である。 一対の昇降機構における上昇端部の短絡異常を判定する際に用いる流れ図である。 表示部の表示態様を示す図表である。
符号の説明
1 :車両リフト装置
2 :リフトプレート部
3 :昇降機構
3A:落下防止解除確認スイッチ
4 :収容部
5 :油圧制御部
5A,5B,5C,5D:高さ検知センサー
6 :シーケンス制御部
6A:制御回路部
6B:判定部
6C :表示部
6a,6b,6c:LED素子
7 :操作ペンダント
9 :圧力スイッチ
9A,9B,9C,54,55:配管
21:リフトプレート本体
22:プレート
31:固定ガイド部
32:マスト部
33:動力部
33A:シリンダー
33B:ピストン
33C:ピストンロッド
34:ラック
51:油圧タンク
52:ポンプ
53:方向制御バルブ
61:制御盤
62:マグネットスイッチ
63:サーキットプロテクター
64:サーマルスイッチ
65:パワーサプライ部

Claims (3)

  1. 車両を載置するリフトプレート部と、該リフトプレート部を上下動する昇降機構と、該昇降機構に取り付けられた各種センサーと、該各種センサーからの出力信号に応じて昇降機構の異常を判定する判定部と、該判定部が判定した異常を表示する表示部とを備えた、車両リフト装置。
  2. 一対のリフトプレート部を上下動する一対の昇降機構と、該一対の昇降機構を油圧制御する油圧制御部と、該油圧制御部の制御状態の異常を判定する判定部と、該判定部が判定した異常を表示する表示部と、を備え、
    上記一対の昇降機構が、それぞれ、床下又は地下に固定される固定ガイド部と、この固定ガイド部に挿入され上下動するマスト部と、このマスト部の上下動の動力源となる動力部と、を有し、該動力部がシリンダー内に設けたピストンにピストンロッドが接続されてなり、該シリンダー、該ピストンロッドのうち一方がリフトプレート部に固定されかつ他方が固定ガイド部の底部に固定されて構成され、
    上記一対の昇降機構には、上記マスト部の高さ位置を判定するための複数の高さ検知センサーと、上記マスト部の落下防止解除を確認するための落下防止解除確認スイッチと、一方の昇降機構内の動力部と他方の昇降機構内の動力部との同調を確認する圧力スイッチとが取り付けられ、
    上記判定部が、上記高さ検知センサー、上記落下防止解除確認スイッチ及び上記圧力スイッチからの出力信号に基いて各種異常に応じて上記表示部に表示する、車両リフト装置。
  3. 前記表示部が複数のLED素子からなり、前記判定部が判定した異常に応じて上記複数のLED素子のそれぞれをON/OFFすることで、前記昇降機構の異常状態を出力表示する、請求項1又は2に記載の車両リフト装置。
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