JP6641852B2 - 作業機械の油圧システム及びその制御方法 - Google Patents

作業機械の油圧システム及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6641852B2
JP6641852B2 JP2015196384A JP2015196384A JP6641852B2 JP 6641852 B2 JP6641852 B2 JP 6641852B2 JP 2015196384 A JP2015196384 A JP 2015196384A JP 2015196384 A JP2015196384 A JP 2015196384A JP 6641852 B2 JP6641852 B2 JP 6641852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pilot
work machine
selection
pilot valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015196384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017067251A (ja
Inventor
仁士 櫻井
仁士 櫻井
穣二 寺坂
穣二 寺坂
下村 耕一
耕一 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2015196384A priority Critical patent/JP6641852B2/ja
Publication of JP2017067251A publication Critical patent/JP2017067251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6641852B2 publication Critical patent/JP6641852B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

本発明は、作業機械の油圧システム及びその制御方法に関し、特に、作業機械の内部からの通常操作及び作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能な作業機械の油圧システム及びその制御方法に関する。
作業機械(クレーン、ショベル等)の油圧システムにおいて、作業機械の内部からの通常操作及び作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能なものが知られている。
例えば、特許文献1には、複数の油圧アクチュエータのそれぞれに対して設けられた複数のコントロール弁を操作する手段として、コントロール弁毎に、機械側から操作される第1パイロット弁と、機械外部から遠隔操作される第2パイロット弁とを設け、複数のコントロール弁を1つのグループとして、手動操作される1つの切換弁により一括して機械側操作(通常操作)と遠隔操作とを切り換える技術が示されている。
特許文献2には、搭乗操作(通常操作)に応じたパイロット圧を供給する複数の比例減圧弁(第1パイロット弁)又は遠隔操作用バルブユニットに含まれる複数の電磁比例減圧弁(第2パイロット弁)と、複数の油圧アクチュエータのそれぞれに対して設けられた複数のパイロット操作弁(コントロール弁)との組合せの切り換えに係る技術が示されている。
特開2003−247248号公報 特開2004−100282号公報
特許文献1や特許文献2の技術では、作業機械の故障時における安全対策が不十分である。特に遠隔操作では、オペレータが作業機械の状態を把握し難いため、作業機械の故障が生じた場合に即時に操作を中断することができず、作業機械の周辺が危険に晒され得る。
本発明の目的は、通常操作及び遠隔操作の両方が可能な作業機械の故障時における安全性を確保することができる、作業機械の油圧システム及びその制御方法を提供することである。
本発明の第1観点によると、作業機械の油圧システムであって、前記作業機械は、前記作業機械の内部からの通常操作及び前記作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能であり、前記通常操作に応じたパイロット圧を供給する第1パイロット弁と、前記通常操作時と前記遠隔操作時とで互いに異なる位置を取り得ると共に、パイロット圧を供給する第2パイロット弁と、パイロット圧に基づいて前記作業機械の油圧アクチュエータの駆動を制御するコントロール弁と、前記第1パイロット弁と前記コントロール弁との間且つ前記第2パイロット弁と前記コントロール弁との間に配置され、前記通常操作時に前記第1パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給し、前記遠隔操作時に前記遠隔操作に係る信号に基づき制御されて前記第2パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給する選択弁と、を備え、前記選択弁は、非励磁の場合に前記コントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されていることを特徴とする、油圧システムが提供される。
本発明の第2観点によると、作業機械の油圧システムの制御方法であって、前記作業機械は、前記作業機械の内部からの通常操作及び前記作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能であり、前記油圧システムは、前記通常操作に応じたパイロット圧を供給する第1パイロット弁と、前記通常操作時と前記遠隔操作時とで互いに異なる位置を取り得ると共に、パイロット圧を供給する第2パイロット弁と、パイロット圧に基づいて前記作業機械の油圧アクチュエータの駆動を制御するコントロール弁と、前記第1パイロット弁と前記コントロール弁との間且つ前記第2パイロット弁と前記コントロール弁との間に配置され、前記通常操作時に前記第1パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給し、前記遠隔操作時に前記遠隔操作に係る信号に基づき制御されて前記第2パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給する選択弁と、を備え、前記選択弁は、非励磁の場合に前記コントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されており、前記通常操作時において、前記第2パイロット弁を第1位置として、前記通常操作に応じたパイロット圧を前記第1パイロット弁から前記選択弁を介して前記コントロール弁に供給し、前記油圧アクチュエータを駆動させる、通常操作ステップと、前記遠隔操作時において、前記第2パイロット弁を第1位置とは異なる第2位置として、パイロット圧を前記第2パイロット弁から前記選択弁に供給し、且つ、前記遠隔操作に係る信号に基づいて前記選択弁を制御して、パイロット圧を前記選択弁から前記コントロール弁に供給し、前記油圧アクチュエータを駆動させる、遠隔操作ステップと、を備えたことを特徴とする、作業機械の油圧システムの制御方法が提供される。
上記第1及び第2観点によれば、選択弁が、非励磁の場合にコントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されている。そのため、作業機械の故障時に選択弁の電気配線が断線した際には、選択弁が非励磁となり、コントロール弁へのパイロット圧が遮断される。これにより、油圧アクチュエータの駆動が停止され、通常操作及び遠隔操作の両方が可能な作業機械の故障時における安全性を確保することができる。
本発明に係る油圧システムは、前記選択弁の励磁及び非励磁を制御するコントローラをさらに備え、前記コントローラは、前記作業機械が危険な状態にあると判断した場合に、前記選択弁を非励磁としてよい。当該構成によれば、コントローラの制御により、安全性をより確実に確保することができる。
前記選択弁は、電磁比例弁からなってよい。当該構成によれば、油圧アクチュエータの動作の精度を向上させることができる。
前記第2パイロット弁は、3位置電磁弁であり、中立位置にあるときに前記コントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されてよい。当該構成によれば、第2パイロット弁の電気配線が断線した際に、第2パイロット弁が中立位置を取ることで、コントロール弁に対してパイロット圧が供給されないため、油圧アクチュエータが駆動されず、安全である。また、中立位置以外の2つの位置を通常操作及び遠隔操作のそれぞれに対応付けて、例えば通常操作時には第1パイロット弁にパイロット圧が供給されないようにすることで、誤操作を防止でき、安全性をより確実に確保することができる。
本発明に係る油圧システムは、前記第1パイロット弁に接続された第1入口、前記第2パイロット弁に接続された第2入口、及び、前記選択弁に接続された出口を有するシャトル弁をさらに備えてよい。当該構成によれば、第1パイロット弁が供給したパイロット圧及び第2パイロット弁が供給したパイロット圧を選択弁に供給する構成を容易且つ簡素に実現することができる。
本発明に係る油圧システムは、前記第2パイロット弁と前記選択弁とを接続する配管であって前記第2パイロット弁から前記選択弁にパイロット圧が供給される配管に設けられ、前記配管内のパイロット圧を検知する圧力センサをさらに備えてよい。当該構成によれば、例えば遠隔操作から通常操作への移行時に第2パイロット弁がスティックした場合に、圧力センサの検知に基づいて配管内の圧力が立っていると判断されれば、オペレータに異常を報知する処理や、通常操作を受け付けない処理を行うことができ、安全性をより確実に確保することができる。
前記第2パイロット弁は、2位置電磁弁であり、前記第1パイロット弁のタンクラインに接続されており、本発明に係る油圧システムは、前記第1パイロット弁のタンクラインにおいて前記第1パイロット弁と前記第2パイロット弁との間に設けられ、前記遠隔操作時に前記第2パイロット弁から前記第1パイロット弁のタンクラインにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁をさらに備えてよい。当該構成によれば、第2パイロット弁を3位置電磁弁とする必要がなく、構成の簡素化及びコストの低減を実現可能である。
前記第2パイロット弁は、2位置電磁弁であり、前記選択弁のタンクラインに接続されており、本発明に係る油圧システムは、前記選択弁のタンクラインにおいて前記選択弁と前記第2パイロット弁との間に設けられ、前記遠隔操作時に前記第2パイロット弁から前記選択弁のタンクラインにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁をさらに備えてよい。当該構成によれば、第2パイロット弁を3位置電磁弁とする必要がなく、構成の簡素化及びコストの低減を実現可能である。
本発明によれば、選択弁が、非励磁の場合にコントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されている。そのため、作業機械の故障時に選択弁の電気配線が断線した際には、選択弁が非励磁となり、コントロール弁へのパイロット圧が遮断される。これにより、油圧アクチュエータの駆動が停止され、通常操作及び遠隔操作の両方が可能な作業機械の故障時における安全性を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る油圧システムを示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧システムを示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係る油圧システムを示す回路図である。
本発明に係る油圧システムは、作業機械(例えば、クレーンやショベル等の建設用作業機械、トラクターやコンバイン等の農業用作業機械)に適用される。当該作業機械は、作業機械の内部からの通常操作、及び、作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能なものである。
以下、図1〜図3を参照し、本発明の第1〜第3実施形態に係る油圧システムについて説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係る油圧システム100について説明する。
油圧システム100は、第1パイロット弁1、第2パイロット弁2、コントロール弁3、選択弁4、シャトル弁5、圧力センサ30、コントローラ80等を含む。
第1パイロット弁1は、通常操作に応じたパイロット圧を供給するものである。作業機械の内部に設けられた操作レバー11をオペレータが操作すると、操作レバー11の操作量に応じたパイロット圧が第1パイロット弁1に作用する。
第2パイロット弁2は、後に詳述するように、通常操作時と遠隔操作時とで互いに異なる位置を取ると共に、パイロット圧を供給するものである。本実施形態において、第2パイロット弁2は、3位置電磁弁であり、中立位置にあるときにコントロール弁3へのパイロット圧を遮断するように構成されている。
コントロール弁3は、パイロット圧に基づいて、作業機械の油圧アクチュエータ10の駆動を制御する。油圧アクチュエータ10は、例えば、ウインチモータ、旋回モータ、走行モータ等である。
選択弁4は、第1パイロット弁1とコントロール弁3との間且つ第2パイロット弁2とコントロール弁3との間に配置されている。また、選択弁4は、後に詳述するように、通常操作時に、第1パイロット弁1から供給されたパイロット圧をコントロール弁3に供給する一方、遠隔操作時に、遠隔操作に係る信号に基づき制御されて、第2パイロット弁2から供給されたパイロット圧をコントロール弁3に供給する。選択弁4は、電磁比例弁からなり、非励磁の場合にコントロール弁3へのパイロット圧を遮断するように構成されている。
シャトル弁5は、選択弁4のSOL1,SOL2に対応して一対で設けられており、それぞれ、第1パイロット弁1に接続された第1入口51、第2パイロット弁2に接続された第2入口52、及び、選択弁4に接続された出口53を有する。
圧力センサ30は、第2パイロット弁2と選択弁4とを接続する配管7に設けられており、配管7内のパイロット圧を検知する。第2パイロット弁2が供給したパイロット圧は、配管7を介して、選択弁4に供給される。圧力センサ30は、配管7内のパイロット圧を示す検知信号を、コントローラ80に送信する。
コントローラ80は、油圧システム100の各電気系統と電気的に接続されており、油圧システム100全体の動作を制御する。以下、通常操作時と遠隔操作時とにおけるコントローラ80の制御内容について説明する。
通常操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2のSOL3を励磁する。この状態で操作レバー11をオペレータが操作することで、操作レバー11の操作量に応じたパイロット圧が第1パイロット弁1から選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。通常操作時において、コントローラ80は、作業機械が安全な状態であれば、選択弁4を励磁された全開の状態に保持する。通常操作時における上記処理が、本発明に係る「通常操作ステップ」に該当する。
遠隔操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2のSOL4を励磁する。この時、操作レバー11が中立状態にあるため、パイロット圧は、第2パイロット弁2から配管7を介してシャトル弁5に供給され、シャトル弁5から選択弁4に供給される。ここで、コントローラ80は、遠隔操作器(図示略)から送信された信号を受信機81を介して受信し、当該信号に基づいて選択弁4のSOL1,SOL2の励磁及び非励磁を制御する。これにより、遠隔操作対象となる選択弁4のSOL1又はSOL2が励磁され、第2パイロット弁2から供給されたパイロット圧が選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。遠隔操作時における上記処理が、本発明に係る「遠隔操作ステップ」に該当する。
また、コントローラ80は、作業機械が危険な状態にあると判断した場合(例えば、油圧システム100の回路において配管の破損又は閉塞が生じた場合、油圧システム100を構成する弁の電気配線に断線が生じた場合、圧力センサ30からの検知信号が示すパイロット圧が所定範囲外となった場合等)に、選択弁4のSOL1,SOL2を共に非励磁とする。
以上に述べたように、本実施形態によれば、選択弁4が、非励磁の場合にコントロール弁3へのパイロット圧を遮断するように構成されている。そのため、作業機械の故障時に選択弁4の電気配線が断線した際には、選択弁4が非励磁となり、コントロール弁3へのパイロット圧が遮断されることで、油圧アクチュエータ10の駆動が停止される。したがって、通常操作及び遠隔操作の両方が可能な作業機械の故障時における安全性を確保することができる。
油圧システム100は、選択弁4の励磁及び非励磁を制御するコントローラ80をさらに備えている。コントローラ80は、作業機械が危険な状態にあると判断した場合に、選択弁4を非励磁とする。当該構成によれば、コントローラ80の制御により、安全性をより確実に確保することができる。
選択弁4は、電磁比例弁からなる。当該構成によれば、油圧アクチュエータ10の動作の精度を向上させることができる。
第2パイロット弁2は、3位置電磁弁であり、中立位置にあるときにコントロール弁3へのパイロット圧を遮断するように構成されている。当該構成によれば、第2パイロット弁2の電気配線が断線した際に、第2パイロット弁2が中立位置を取ることで、コントロール弁3に対してパイロット圧が供給されないため、油圧アクチュエータ10が駆動されず、安全である。また、中立位置以外の2つの位置を通常操作及び遠隔操作のそれぞれに対応付けて、例えば通常操作時には第1パイロット弁1にパイロット圧が供給されないようにすることで、誤操作を防止でき、安全性をより確実に確保することができる。
油圧システム100は、第1パイロット弁1に接続された第1入口51、第2パイロット弁2に接続された第2入口52、及び、選択弁4に接続された出口53を有するシャトル弁5をさらに備えている。当該構成によれば、第1パイロット弁1が供給したパイロット圧及び第2パイロット弁2が供給したパイロット圧を選択弁に供給する構成を容易且つ簡素に実現することができる。
油圧システム100は、圧力センサ30をさらに備えている。圧力センサ30は、第2パイロット弁2と選択弁4とを接続する配管7であって第2パイロット弁2から選択弁4にパイロット圧が供給される配管7に設けられ、配管7内のパイロット圧を検知する。当該構成によれば、例えば遠隔操作から通常操作への移行時に第2パイロット弁2がスティックした場合に、圧力センサ30の検知に基づいて配管7内の圧力が立っていると判断されれば、オペレータに異常を報知する処理や、通常操作を受け付けない処理を行うことができ、安全性をより確実に確保することができる。
続いて、図2を参照し、本発明の第2実施形態に係る油圧システム200について説明する。
油圧システム200は、第2パイロット弁2が3位置電磁弁ではなく2位置電磁弁である点、配管の構成、電磁弁6をさらに含む点、及び、シャトル弁5を含まない点において、第1実施形態の油圧システム100と異なり、その他は第1実施形態の油圧システム100と同様である。
本実施形態において、第2パイロット弁2は、2位置電磁弁であり、第1パイロット弁1のタンクライン1Tに接続されている。
電磁弁6は、第1パイロット弁1のタンクライン1Tにおいて第1パイロット弁1と第2パイロット弁2との間に設けられている。電磁弁6は、遠隔操作時に第2パイロット弁2から第1パイロット弁1のタンクライン1Tにパイロット圧が供給されるように励磁される。電磁弁6は、電磁比例弁からなる。
通常操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2のSOL3を励磁する。この状態で操作レバー11をオペレータが操作することで、操作レバー11の操作量に応じたパイロット圧が第1パイロット弁1から選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。通常操作時において、コントローラ80は、作業機械が安全な状態であれば、選択弁4を励磁された全開の状態に保持する。
遠隔操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2を非励磁とし、電磁弁6を励磁する。この時、操作レバー11が中立状態にあるため、パイロット圧は、第2パイロット弁2から電磁弁6、さらに第1パイロット弁1のタンクライン1Tを介して第1パイロット弁1に供給され、第1パイロット弁1から選択弁4に供給される。ここで、コントローラ80は、遠隔操作器(図示略)から送信された信号を受信機81を介して受信し、当該信号に基づいて選択弁4のSOL1,SOL2の励磁及び非励磁を制御する。これにより、遠隔操作対象となる選択弁4のSOL1又はSOL2が励磁され、第2パイロット弁2から供給されたパイロット圧が選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による同様の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。即ち、第2パイロット弁2は、2位置電磁弁であり、第1パイロット弁1のタンクライン1Tに接続されている。油圧システム200は、第1パイロット弁1のタンクライン1Tにおいて第1パイロット弁1と第2パイロット弁2との間に設けられ、遠隔操作時に第2パイロット弁2から第1パイロット弁1のタンクライン1Tにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁6をさらに備えている。当該構成によれば、第2パイロット弁2を3位置電磁弁とする必要がなく、構成の簡素化及びコストの低減を実現可能である。
続いて、図3を参照し、本発明の第3実施形態に係る油圧システム300について説明する。
油圧システム300は、配管の構成において、第2実施形態の油圧システム200と異なり、その他は第2実施形態の油圧システム200と同様である。
本実施形態において、第2パイロット弁2は、2位置電磁弁であり、選択弁4のタンクライン4Tに接続されている。
本実施形態において、電磁弁6は、選択弁4のタンクライン4Tにおいて選択弁4と第2パイロット弁2との間に設けられている。電磁弁6は、遠隔操作時に第2パイロット弁から選択弁4のタンクライン4Tにパイロット圧が供給されるように励磁される。電磁弁6は、電磁比例弁からなる。
通常操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2のSOL3を励磁する。この状態で操作レバー11をオペレータが操作することで、操作レバー11の操作量に応じたパイロット圧が第1パイロット弁1から選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。通常操作時において、コントローラ80は、作業機械が安全な状態であれば、選択弁4を励磁された全開の状態に保持する。
遠隔操作時において、コントローラ80は、第2パイロット弁2を非励磁とし、電磁弁6を励磁する。この時、操作レバー11が中立状態にあるため、パイロット圧は、第2パイロット弁2から電磁弁6、さらに選択弁4のタンクライン4Tを介して選択弁4に供給される。ここで、コントローラ80は、遠隔操作器(図示略)から送信された信号を受信機81を介して受信し、当該信号に基づいて選択弁4のSOL1,SOL2の励磁及び非励磁を制御する。これにより、遠隔操作対象となる選択弁4のSOL1又はSOL2が励磁され、第2パイロット弁2から供給されたパイロット圧が選択弁4を通ってコントロール弁3に作用し、油圧アクチュエータ10が駆動する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による同様の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。即ち、第2パイロット弁2は、2位置電磁弁であり、選択弁4のタンクライン4Tに接続されている。油圧システム300は、選択弁4のタンクライン4Tにおいて選択弁4と第2パイロット弁2との間に設けられ、遠隔操作時に第2パイロット弁2から選択弁4のタンクライン4Tにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁6をさらに備えている。当該構成によれば、第2パイロット弁2を3位置電磁弁とする必要がなく、構成の簡素化及びコストの低減を実現可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、例えば以下のように、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・油圧アクチュエータは、ウインチモータ、旋回モータ、走行モータ等に限定されず、例えば、ブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ等であってもよい。また、油圧アクチュエータは、カウンターウェイト台車やパレットウェイトを移動させるための油圧シリンダや油圧モータ、スイング式等のキャブを上下に動作させるための油圧シリンダや油圧モータ等であってもよい。
・第1実施形態において、シャトル弁5を省略してもよい。
・第2又は第3実施形態において、シャトル弁5を追加してもよい。
1 第1パイロット弁
1T 第1パイロット弁のタンクライン
2 第2パイロット弁
3 コントロール弁
4 選択弁
4T 選択弁のタンクライン
5 シャトル弁
6 電磁弁
7 配管
10 油圧アクチュエータ
11 操作レバー
30 圧力センサ
80 コントローラ
100;200;300 油圧システム

Claims (4)

  1. 作業機械の油圧システムであって、
    前記作業機械は、前記作業機械の内部からの通常操作及び前記作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能であり、
    前記通常操作に応じたパイロット圧を供給する第1パイロット弁と、
    前記通常操作時と前記遠隔操作時とで互いに異なる位置を取り得ると共に、パイロット圧を供給する第2パイロット弁と、
    パイロット圧に基づいて前記作業機械の油圧アクチュエータの駆動を制御するコントロール弁と、
    前記第1パイロット弁と前記コントロール弁との間且つ前記第2パイロット弁と前記コントロール弁との間に配置され、前記通常操作時に前記第1パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給し、前記遠隔操作時に前記遠隔操作に係る信号に基づき制御されて前記第2パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給する選択弁と、を備え、
    前記選択弁は、非励磁の場合に前記コントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されており、
    前記第2パイロット弁は、2位置電磁弁であり、前記第1パイロット弁のタンクラインに接続されており、
    前記第1パイロット弁のタンクラインにおいて前記第1パイロット弁と前記第2パイロット弁との間に設けられ、前記遠隔操作時に前記第2パイロット弁から前記第1パイロット弁のタンクラインにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁をさらに備えたことを特徴とする、油圧システム。
  2. 作業機械の油圧システムであって、
    前記作業機械は、前記作業機械の内部からの通常操作及び前記作業機械の外部からの遠隔操作の両方が可能であり、
    前記通常操作に応じたパイロット圧を供給する第1パイロット弁と、
    前記通常操作時と前記遠隔操作時とで互いに異なる位置を取り得ると共に、パイロット圧を供給する第2パイロット弁と、
    パイロット圧に基づいて前記作業機械の油圧アクチュエータの駆動を制御するコントロール弁と、
    前記第1パイロット弁と前記コントロール弁との間且つ前記第2パイロット弁と前記コントロール弁との間に配置され、前記通常操作時に前記第1パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給し、前記遠隔操作時に前記遠隔操作に係る信号に基づき制御されて前記第2パイロット弁から供給されたパイロット圧を前記コントロール弁に供給する選択弁と、を備え、
    前記選択弁は、非励磁の場合に前記コントロール弁へのパイロット圧を遮断するように構成されており、
    前記第2パイロット弁は、2位置電磁弁であり、前記選択弁のタンクラインに接続されており、
    前記選択弁のタンクラインにおいて前記選択弁と前記第2パイロット弁との間に設けられ、前記遠隔操作時に前記第2パイロット弁から前記選択弁のタンクラインにパイロット圧が供給されるように励磁される電磁弁をさらに備えたことを特徴とする、油圧システム。
  3. 前記選択弁の励磁及び非励磁を制御するコントローラをさらに備え、
    前記コントローラは、前記作業機械が危険な状態にあると判断した場合に、前記選択弁を非励磁とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の油圧システム。
  4. 前記選択弁は、電磁比例弁からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の油圧システム。
JP2015196384A 2015-10-02 2015-10-02 作業機械の油圧システム及びその制御方法 Active JP6641852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015196384A JP6641852B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 作業機械の油圧システム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015196384A JP6641852B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 作業機械の油圧システム及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017067251A JP2017067251A (ja) 2017-04-06
JP6641852B2 true JP6641852B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=58494523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015196384A Active JP6641852B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 作業機械の油圧システム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6641852B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017067251A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3015718B1 (en) Hydraulic circuit for construction machinery having floating function and method for controlling floating function
US20170166253A1 (en) Hydraulic drive system
US10577777B2 (en) Control system for construction machinery
JP2012241426A5 (ja)
JP2006308073A (ja) 建設機械の油圧駆動システム
EP2657539A2 (en) Hydraulic system for construction machine including emergency control unit for electric hydraulic pump
JP2007002462A (ja) 作業機械の油圧回路
US9903393B2 (en) Construction machine
EP2610409A1 (en) Device for controlling construction equipment
EP2938890B1 (en) Fail operational modes for an electro-hydraulic system
JP5026835B2 (ja) 作業機械用制御装置
JP6616675B2 (ja) 作業機械
KR102045075B1 (ko) 건설기계의 메인 컨트롤 밸브용 전자제어 밸브블록
JP5631762B2 (ja) 作業機のフロント仕様判別装置
JP6641852B2 (ja) 作業機械の油圧システム及びその制御方法
EP2799692B1 (en) Engine control method of construction machine
JP6621431B2 (ja) 油圧ショベルの油圧駆動装置
KR101820538B1 (ko) 복수의 제어시스템을 구비한 건설장비용 제어기 안전 시스템
CN108909832B (zh) 转向液压系统及装载机
JP2018054031A (ja) 作業車両用油圧制御装置
JP2012137149A (ja) 作業機械の油圧駆動装置
JPH0941427A (ja) 油圧作業機
JP2010143727A (ja) 建設機械の干渉防止装置
US11566399B2 (en) System and methods for controlled lowering and lifting of a load
KR102475528B1 (ko) 건설기계의 제어장치 및 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180829

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180903

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6641852

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150