JP2005141094A - 表示装置 - Google Patents

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Takahisa Ogawa
貴久 小川
Haruyasu Kawamura
晴康 川村
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Abstract

【課題】 表示器が取り付けてある現場まで保守員が行かずに、発光素子ユニットのどのラインの発光素子が球切れを起こしているかを検知する表示装置を提供する。
【解決手段】 表示器11は、複数の発光素子24が配列された発光素子ユニット15と、表示制御手段22から送信されるパターン情報に従って発光素子ユニット15の各発光素子24の発光と非発光を制御する発光素子制御手段23と、表示制御手段22からのパターン情報を発光素子制御手段23に送信する通信制御手段26と、発光素子ユニット15の電源ライン29に流れる電流値により発光素子ユニット15の故障を検知する故障検知手段25を備え、故障検知手段25による発光素子ユニット15の故障検知は、発光素子制御手段23によって特定のパターンの発光を行ったときの電源ライン29に流れる電流値を所定値と比較することにより行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、発光素子ユニットの故障を検知する機能を有する表示装置に関するものである。
従来、表示装置は、図9に示すように、LED表示器101とコンピュータ102から成っている。LED表示器101は、箱体103と窓部104と箱体103に収められたLEDユニット105を備えている。窓部104は箱体103の表面側に形成され、防水用のカバー部材106を備えている。カバー部材106は、透過性を有する部材により作られている。LEDユニット105は、窓部104側に設けられており、複数のLEDがマトリックス状に配列されたものである。
コンピュータ102は、キーボード107とディスプレイ108を備え、LED表示器101と配線109により接続されている。そして、コンピュータ102は、LED表示器101の表示制御を行い、キーボード107からは、LED表示器101で表示する内容や、LED表示器101の表示の制御命令を入力できるようになっている。また、ディスプレイ108は、LED表示器101の表示内容を表示するようになっている。
LED表示器101は、図9では1台のコンピュータ102に対して1台接続されたようにしてあるが、例えば、駅ホームに設けられた列車案内板のように通常は複数台接続され、各LED表示器はコンピュータにより表示されるようになっている。
図10は、表示装置100のブロック構成図である。表示装置100のLED表示器101は、コンピュータ102に備えられた表示器用制御器110から表示内容に関するデータを入力してLEDユニット105を制御するLED制御器111と、LED制御器111からの制御信号に基づきLEDユニット105のLED112を駆動するLEDドライバ113と、複数のLED112がマトリックス状に配列されたLEDユニット105から成っている。
コンピュータ102に備えられたメモリ114は、LED表示器101を表示制御するためのプログラムが記憶されている。例えば、列車案内板においては、列車検知器により列車が駅に接近したことを検知した後、列車の行き先案内表示を行うようメモリ114より列車の行き先データを表示器用制御器110が読み込み、その行き先データをLED表示器101のLED制御器111に送信し、LED制御器111は、その行き先データに従って、LEDユニット105の各LED112の発光、非発光によって文字パターンを形成するようにLEDドライバ113を駆動し、LEDユニット105に文字パターンを表示する。
上記のような従来の表示装置100では、LED表示器101のLEDユニット105のLED112を通電して発光させるとき、その通電により発生するジュール熱によってLED自体の表面温度は、高くなる。通常のLEDの動作温度は、−20℃〜+60℃程度の範囲であるので、多数のLEDの発熱により更に温度が上昇し、LEDが球切れを生じてしまうことがある。特に、LEDを構成するPN接合部において発熱し、長時間の使用により接合部が劣化し、球切れを起こすことがある。
このようなLEDの球切れが起きているかどうかの判断は、従来、駅員等が目で見て判断するという目視判断を行っていた。そのため、LED表示器101がLED112の球切れ等の故障が起きているかどうかを調べるために、LED表示器101が取り付けてある場所まで保守員が足を運んで検査をする必要があるという問題点があった。
そのような、LED表示器101の設置してある場所まで保守員がいかなければLED表示器101の故障が調べられないという問題点を解決するために、特許文献1では、LEDが球切れを起こしているかどうかをチェックするようにした状態検知機能付きLED表示器を開示している。
図11は、特許文献1で開示された状態検知機能付きLED表示器のブロック構成図である。この表示装置200は、LED表示器201と、メモリ202aとディスプレイ202bを備えたコンピュータ202から構成され、LED表示器201は、コンピュータ202に備えられた表示器用制御器203から表示内容に関するデータを入力してLEDユニット204を制御するLED制御器205と、LED制御器205からの制御信号に基づきLEDユニット204のLED206を駆動するLEDドライバ207と、LEDドライバ207により点滅駆動され、マトリックス状に配列された複数のLED206を有するLEDユニット204と、LEDドライバ207とLEDユニット204間に接続され、LED206が全点灯されたときのLEDユニット204に流れる電流を検出する電流検出器208とを備えている。そして、コンピュータ202に備えられた表示器用制御器203において、あらかじめ正常時のLEDユニット204の全点灯時に求めたLEDユニットに流れる電流を基準値とし、その基準値と、LED表示器201の立ち上がり時におけるLEDユニット204の全点灯のときにLEDユニット204に流れる電流とを比較するようにした。これにより、LEDユニット204に球切れしたLEDがあるかどうかを、LED表示器201が取り付けてある現場まで、保守員が検査しに行かなくても検知することができる。
しかしながら、上記特許文献1で開示される表示装置200では、LEDユニット204を全点灯したときにLEDユニット204に流れる電流を検知することによりLEDの球切れを判断するため、LEDユニット204内のどこかのLEDが球切れを起こしているということは判断できるが、マトリックス状に配列されたLEDのうち、どのLEDが球切れを起こしているのかを判断することは困難であった。
特開平10−116040号公報
本発明の課題は、従来の表示装置での発光素子ユニットに球切れした発光素子があるかどうかを表示器が取り付けてある現場まで保守員が検査しに行かないと判断できないという問題点を解消することと、発光素子ユニットを全点灯して故障を判断するときにどの発光素子が球切れを起こしているのかを判断することが困難であるという問題点を解消することである。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、表示器が取り付けてある現場まで保守員が行かずに、発光素子ユニットのどの発光素子が球切れを起こしているかを検知することができる表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1の表示装置(請求項1に対応)は、複数の発光素子が配列された発光素子ユニットの各発光素子の発光と非発光によって任意のパターンを表示する表示器と、表示器に表示するパターンを制御する表示制御手段から成る表示装置であって、表示器は、複数の発光素子が配列された発光素子ユニットと、表示制御手段から送信されるパターン情報に従って発光素子ユニットの各発光素子の発光と非発光を制御する発光素子制御手段と、表示制御手段からのパターン情報を発光素子制御手段に送信する通信制御手段と、発光素子ユニットの電源ラインに流れる電流値により発光素子ユニットの故障を検知する故障検知手段を備え、故障検知手段による発光素子ユニットの故障検知は、発光素子制御手段によって特定のパターンの発光を行ったときの電源ラインに流れる電流値を所定値と比較することにより行うことで特徴づけられる。
第2の表示装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、発光素子ユニットは複数の発光素子がマトリックス状に配列されていることで特徴づけられる。
第3の表示装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、特定のパターンは、発光素子ユニットのマトリックス状に配列された複数の発光素子のうち縦1列に並んだ複数の発光素子を1列目から順番に最終列目までライン毎に発光させ、その後、横1列に並んだ複数の発光素子を1行目から順番に最終行目までライン毎に発光させるパターンであることで特徴づけられる。
第4の表示装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、特定のパターンは、発光素子ユニットのマトリックス状に配列された複数の発光素子のうち横1列に並んだ複数の発光素子を1行目から順番に最終行目までライン毎に発光させ、その後、縦1列に並んだ複数の発光素子を1列目から順番に最終列目までライン毎に発光させるパターンであることで特徴づけられる。
第5の表示装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、発光素子制御手段は、故障検知手段からの発光素子ユニットの故障であるかどうかの故障情報を記憶する故障情報記憶手段を備え、故障情報記憶手段に記憶された故障情報を、通信制御手段を介して、表示制御手段に送信し、表示制御手段に備えられた記憶手段に記憶し、表示制御手段に備えられた表示手段に表示することで特徴づけられる。
第6の表示装置(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、表示器は、パイロットランプを備え、故障検知手段によって発光素子の故障を検知したときはパイロットランプを点灯することで特徴づけられる。
第7の表示装置(請求項7に対応)は、上記の構成において、好ましくは、表示制御手段に備えられた記憶手段に記憶された故障情報を表示する保守装置をさらに備えたことで特徴づけられる。
第8の表示装置(請求項8に対応)は、上記の構成において、好ましくは、発光素子はLEDから成ることで特徴づけられる。
本発明によれば、表示器の設置してある場所まで保守員が行く必要がなく、簡単な構成で表示制御装置から発光素子ユニットが球切れを起こしているかどうかを検出することができる。また、保守員が定期点検時に表示器内の制御基板のパイロットランプでも故障確認が可能になる。さらに、どの発光素子ユニットのどの発光素子が球切れになっているかを検知することが可能となる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の外観図である。表示装置10は、LED表示器(表示器)11とコンピュータ12から成っている。LED表示器11は、箱体13と窓部14と箱体13に収められたLEDユニット(発光素子ユニット)15を備えている。窓部14は箱体13の表面側に形成され、防水用のカバー部材16を備えている。カバー部材16は、透過性を有する部材により作られている。LEDユニット15は、窓部14側に設けられており、複数のLED(発光素子)がマトリックス状に配列されたものである。
コンピュータ12は、キーボード17とディスプレイ18を備え、LED表示器11と配線19により接続されている。そして、コンピュータ12は、LED表示器11の表示制御を行い、キーボード17からは、LED表示器11で表示する内容や、LED表示器11の表示の制御命令を入力できるようになっている。また、ディスプレイ18は、LED表示器11の表示内容を表示するようになっている。また、この表示装置10は、故障情報を表示する保守装置20を備えている。そして、コンピュータ12に配線19を介して送られてくる故障情報は、コンピュータ12の図示しない送信装置によって保守装置20に送られ、保守装置20の表示装置21によって表示される。
LED表示器11は、図1では1台のコンピュータ12に対して1台接続されたようにしてあるが、例えば、駅ホームに設けられた列車案内板のように通常は複数台接続され、各LED表示器はコンピュータ12により表示されるようになっている。
図2は、表示装置10のブロック構成図であり、また、図3は、LED表示器11の電源ラインも含めたブロック構成図である。表示装置10のLED表示器11は、コンピュータ12に備えられた表示制御装置22から表示内容に関するデータを入力してLEDユニット15を制御するLED制御部(発光素子制御部)23と、複数のLED(発光素子)24がマトリックス状に配列されたLEDユニット15から成っている。また、LED表示器11は、LEDユニット15の故障を検知する故障検知部25と、表示制御装置22とLED制御部23でのデータのやりとりを行うための通信制御部26と、故障検知部25によってLEDユニット15の故障を検知したときに点灯するパイロットランプ27aと、LEDユニット15の各LEDに電流を流すための電源28と電源ライン29と電流センサ30を備えている。コンピュータ12は表示制御装置22とメモリ31とディスプレイ32を備えており、また、表示装置は、保守装置20も備えている。
LEDユニット15は、複数のLED24がマトリックス状に配列されており、各LED24の発光と非発光によって任意のパターンを表示する。
図4は、LED(発光素子)24内の構造を示したものであって、所定電流が流れることにより、赤色を発光する赤LED(DR)と、所定電流が流れることにより緑色の発光をする緑LED(DG)とがカソード側において共通接続されている。赤LED(DR)側のみに電流が流れたときは発光素子24は、赤色を発光し、緑LED(DG)側のみに電流が流れたときは発光素子24は、緑色で発光し、赤LED(DR)および緑(DG)の両方に電流が流れたときは発光素子24は橙色で発光するようになっている。
LED制御部23は、表示制御装置22から送信されるパターン情報に従ってLEDユニット15の各LED24の発光と非発光を制御する。また、LED制御部23は、故障検知部25からのLEDユニット15の故障であるかどうかの故障情報を記憶する故障情報記憶部34を備え、故障情報記憶部34に記憶された故障情報を、通信制御部26を介して、表示制御装置22に送信する。
通信制御部26は、表示制御装置22からのパターン情報をLED制御部23に送信する。また、故障検知部25は、LEDユニット15の電源ライン29に流れる電流値によりLEDユニット15の故障を検知する。そして、故障検知部25によるLEDユニット15の故障検知は、LED制御部23によって特定のパターンの発光を行ったときの電源ライン29に流れる電流値を所定値と比較することにより行う。故障検知部25によってLED24の故障を検知したときは故障表示部27のパイロットランプ27aを点灯する。
コンピュータ12に備えられた表示制御装置22は、LED表示器11に表示するパターンを制御する。また、メモリ31は、LED表示器11を表示制御するためのプログラムが記憶されている。例えば、列車案内板においては、列車検知器により列車が駅に接近したことを検知した後、列車の行き先案内表示を行うようメモリ31より列車の行き先データを表示制御装置22が読み込み、その行き先データをLED表示器11のLED制御部23に送信し、LED制御部23は、その行き先データに従って、LEDユニット15の各LED24の発光、非発光によって文字パターンを形成するようにLED制御部23内のLEDドライバ(発光素子ドライバ)23aを駆動し、LEDユニット15に文字パターンを表示する。また、故障情報は、表示制御装置22に備えられたメモリ31に記憶し、ディスプレイ32に表示する。
図5は、故障検知部25を示すブロック構成図である。故障検知部25は、入力部40、出力部41、CPU42、記憶部43を備えている。この故障検知部25では、記憶部43内の記憶領域44には、電流センサからの電流値が異常かどうか判定するための所定値が記憶されている。また、記憶領域45には、故障検知処理プログラムが記憶されている。故障検知部25は、電流センサ30からの検出電流の絶対値を求め、その絶対値が所定値より大きければ、正常であることを判断し、正常値信号、例えばゼロをLED制御部23と故障表示部27に出力し、その絶対値が所定値より小さければ、故障と判断し、故障信号、例えば1をLED制御部23と故障表示部27に出力する。
故障表示部27は、LEDユニット15のLEDが故障かどうかを表示する装置であり、例えば、故障検知部25からの入力信号に基づいて点滅するパイロットランプ27aなどを設けたものである。そのパイロットランプ27aは、故障検知部25からの信号がゼロのときには、点灯しない状態を保ち、故障検知部25からの入力が1のとき、点灯するようにすれば良い。それにより、パイロットランプ27aが点灯したとき、LEDユニット15のLEDが故障と判断することができる。
次に故障検知部25の作用について故障検知部25の記憶領域45に記憶される故障検知処理プログラムに対応する図6のフローチャートを用いて説明する。処理プログラムはLED制御部23の故障検知プログラムのスタートとともにスタートし、電流センサ30からの信号を入力する(ステップS10)。次に、電流センサ30からの検出電流値の絶対値を求める(ステップS11)。その絶対値と記憶部43の記憶領域44に記憶された所定値とCPU42により比較する(ステップS12)。その結果、絶対値が所定値より大きいときは、ゼロをLED制御部23と故障表示部27に出力する(ステップS13)。そのとき、故障表示部27のパイロットランプ27aは点灯しない。そして、再び、ステップS10に戻り、処理を行う。また、比較の結果、絶対値が所定値より小さいときは、1をLED制御部23と故障表示部27に出力する(ステップS14)。そのとき、故障表示部27のパイロットランプ27aが点灯する(ステップS15)。そして、再び、ステップS10に戻り、処理を行う。
次に、この表示装置10でのLEDユニットの故障検知の方法について説明する。この方法では、電源立ち上げ時、あるいは、表示の合間に、ある固定パターンをLEDユニット15に表示させ、表示用の電源ライン29に流れる電流を故障検知部25で検知する。LEDユニット15の回路特性上、1ラインで故障することが多いため、正常の場合は電流が流れ(所定値以上の電流)、異常の場合は電流が流れない(所定値以下の電流)と判断する。また、故障して全点灯することもあるため、表示をさせていないのに電流が流れるときも、異常と判断する。その故障情報をLED制御部23のメモリ34に記憶しておき、パイロットランプ27aを表示させる。次に、LED表示器11と表示制御装置22の通信を行い、故障情報を表示制御装置22のメモリ31に記憶したりLCD(ディスプレイ)32などに故障情報を表示させ、確認できる。また、表示制御装置22から保守装置20などに故障情報を送信できる。
次に、図7で示すLED制御部23に記憶された故障検知プログラムのフローチャートに従いLEDユニット15の各LED24の球切れチェックを行うための動作を説明する。表示装置10の電源を入れたとき、あるいは、通常の表示の合間に表示制御装置22からLED制御部23に故障診断信号が入力される(ステップS20)。そして、故障診断信号が入力されたとき、ステップS21以降のパターンでのLEDの点灯が行われる。
図8にそのパターンを示す。特定のパターンは、LEDユニット15のマトリックス状に配列された複数のLED24のうち縦1列に並んだ複数のLEDを1列目46の発光(図8(a))、2列目47の発光(図8(b))、3列目48の発光(図8(c))というように順番に最終列目までライン毎に発光させ、その後、横1列に並んだ複数のLEDを1行目49の発光(図8(d))、2行目50の発光(図8(e))、3行目51の発光(図8(f))というように順番に最終行目までライン毎に発光させるパターンである。このパターンで検査するため、ある縦1列での測定で異常があり、また、ある横1行で異常がある場合、その縦1列と横1行での交点にある発光素子が故障しているということを判断することができる。なお、特定のパターンは、LEDユニットのマトリックス状に配列された複数のLEDのうち横1列に並んだ複数のLEDを1行目から順番に最終行目までライン毎に発光させ、その後、縦1列に並んだ複数のLEDを1列目から順番に最終列目までライン毎に発光させるパターンであるようにしてもよい。
上記のパターンの発光による故障検知は、以下のフローチャートに従って実行される。ステップS20で故障診断信号がLED制御部23に入力されたら、まず、1つ目のLEDユニット15の左端縦1ラインのLEDが点灯される(ステップS21(図8(a))。そのとき、故障検知部25からの信号が1かゼロか判断し、故障が有るかどうかを判断する(ステップS22)。もし、故障検知部25からの信号がゼロ、すなわち、故障がないときは、ステップS23の縦ライン全部終了したかどうか判断する。また、故障検知部25からの信号が1、すなわち、故障があるときは、LED制御部23の故障情報記憶部34にどのラインが故障しているかの故障情報を記憶し(ステップS24)、ステップS23を実行する。ステップS23で全部の縦ラインの点灯検査を終了していない場合は、次の縦1ラインに切り替えし(ステップS25)、ステップS21を実行する。もし、縦ラインの点灯が全て終了したならば、最上部の1行目の横1ラインを点灯する(ステップS26(図8(d))。そのとき、故障検知部25からの信号がゼロか1か、すなわち、故障があるかどうか判断する(ステップS27)。そのとき、故障検知部25からの信号がゼロのときは、ステップS28を実行する。もし、故障検知部25からの信号が1のとき、すなわち、故障があるときは、LED制御部23の故障情報記憶部34にどのラインが故障しているのかの故障情報を記憶し(ステップS29)、ステップS28を実行する。ステップS28で横ラインが全て検査し終わったかどうか判断し、終了していないときは、次の行に移り(ステップS30)、ステップ26を実行する。また、横ライン全てが終了したならば、全ユニットが終了したかどうかを判断し(ステップS31)、もし、全ユニットが終了していないならば、次のユニットに移行し(ステップS32)、ステップS21から実行する。また、ステップS31で全ユニットが終了したならば、LED制御部23の故障情報記憶部34に記憶された故障情報を通信制御部26を介して表示制御装置22に送信し(ステップS33)、メモリ31に記憶し、また、ディスプレイ32に表示すると共に、保守装置20にも故障情報を送る。発光素子が赤LEDと緑LEDの2つのLEDの組み合わせであるときは、上記のステップを赤LEDに対してと、緑LEDに対して、実行する。これにより、記憶された異常な縦1列と、異常な横1行から、その縦1列と横1行での交点にある発光素子が故障しているということを判断することができる。
以上のように本発明の表示装置によれば、表示器の設置してある場所まで保守員が行く必要がなく、簡単な構成で表示制御装置から発光素子ユニットが球切れを起こしているかどうかを検出することができる。また、保守員が定期点検時に表示器内の制御基板のパイロットランプでも故障確認が可能になる。さらに、どの発光素子ユニットのどの発光素子が球切れになっているかを検知することが可能となる。
なお、本実施形態においては発光素子としてLEDを用いて説明したが、LEDに限らず発光素子としてEL(エレクトロルミネッセンス)素子等の他の発光素子も用いることができる。
本発明は、遠隔位置から発光素子ユニットの故障を検知することができる表示装置として利用される。
本発明の実施形態に係る表示装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る表示装置のブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の詳細なブロック構成図である。 LEDにより構成された発光素子の内部構造を示した回路図である。 故障検知部を示すブロック構成図である。 処理プログラムに対応するフローチャートである。 処理プログラムに対応するフローチャートである。 故障検知のときの表示パターンを示す図である。 従来の表示装置の外観図である。 従来の表示装置のブロック構成図である。 従来の別の表示装置のブロック構成図である。
符号の説明
10 表示装置
11 LED表示器
12 コンピュータ
13 箱体
14 窓部
15 LEDユニット
16 カバー部材
17 キーボード
18 ディスプレイ
19 配線
20 保守装置
21 表示装置
22 表示制御装置
23 LED制御部
24 LED
25 故障検知部
26 通信制御部
27 故障表示部
28 電源
29 電源ライン
30 電流センサ
31 メモリ
32 ディスプレイ
33 保守装置
34 故障情報記憶部

Claims (8)

  1. 複数の発光素子が配列された発光素子ユニットの各発光素子の発光と非発光によって任意のパターンを表示する表示器と、
    前記表示器に表示するパターンを制御する表示制御手段から成る表示装置であって、
    前記表示器は、前記複数の発光素子が配列された発光素子ユニットと、
    前記表示制御手段から送信されるパターン情報に従って前記発光素子ユニットの各発光素子の発光と非発光を制御する発光素子制御手段と、
    前記表示制御手段からのパターン情報を前記発光素子制御手段に送信する通信制御手段と、
    前記発光素子ユニットの電源ラインに流れる電流値により前記発光素子ユニットの故障を検知する故障検知手段を備え、
    前記故障検知手段による前記発光素子ユニットの故障検知は、前記発光素子制御手段によって特定のパターンの発光を行ったときの前記電源ラインに流れる電流値を所定値と比較することにより行うことを特徴とする表示装置。
  2. 前記発光素子ユニットは複数の発光素子がマトリックス状に配列されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記特定のパターンは、前記発光素子ユニットの前記マトリックス状に配列された複数の発光素子のうち縦1列に並んだ複数の発光素子を1列目から順番に最終列目までライン毎に発光させ、
    その後、横1列に並んだ複数の発光素子を1行目から順番に最終行目までライン毎に発光させるパターンであることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記特定のパターンは、前記発光素子ユニットの前記マトリックス状に配列された複数の発光素子のうち横1列に並んだ複数の発光素子を1行目から順番に最終行目までライン毎に発光させ、
    その後、縦1列に並んだ複数の発光素子を1列目から順番に最終列目までライン毎に発光させるパターンであることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  5. 前記発光素子制御手段は、前記故障検知手段からの前記発光素子ユニットの故障であるかどうかの故障情報を記憶する故障情報記憶手段を備え、
    前記故障情報記憶手段に記憶された故障情報を、前記通信制御手段を介して、
    前記表示制御手段に送信し、前記表示制御手段に備えられた記憶手段に記憶し、
    前記表示制御手段に備えられた表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示器は、パイロットランプを備え、前記故障検知手段によって前記発光素子ユニットの故障を検知したときは前記パイロットランプを点灯することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御手段に備えられた前記記憶手段に記憶された故障情報を表示する保守装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記発光素子はLEDから成ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
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