JP2548945B2 - 反応染料組成物および染色方法 - Google Patents

反応染料組成物および染色方法

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JP2548945B2 JP62200464A JP20046487A JP2548945B2 JP 2548945 B2 JP2548945 B2 JP 2548945B2 JP 62200464 A JP62200464 A JP 62200464A JP 20046487 A JP20046487 A JP 20046487A JP 2548945 B2 JP2548945 B2 JP 2548945B2
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陽介 山本
尚樹 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、均染性および染色の再現性の優れた鮮明青
色反応染料組成物および繊維材料の染色方法に関する。
<従来の技術> 反応染料は、色相が鮮明であるという特長を持つこと
から、特にセルロース繊維材料の染色に広く用いられて
いる。従来、鮮明な青色を得る目的で、同系統の反応基
を持つアントラキノン系染料とフタロシアニン系染料と
を併用して染色することが行われている。例えば、β−
スルファトエチルスルホン基を反応性基として有する青
色反応染料については、遊離酸の形で下式 で示されるC.I.リアクチブブル−19と、遊離酸の形で下
(式中、CuPcは銅フタロシアニン、x,yはそれぞれ1〜
3の数でありx+yは2〜4の数である。) で示されるC.I.リアクチブブルー21との併用が知られて
いる。
<本発明が解決しようとする問題点> C.I.リアクチブ ブルー19とC.I.リアクチブ ブルー
21との併用は、夫々単独では得ることのできない鮮明で
且つ濃色の青色染色物が得られる点で、夫々の染料を単
独で用いる場合よりも経済的であるという特徴があるに
もかかわらず、均染性および染色の再現性が不良という
問題がある。
本発明者らは、上述の併用による優れた効果を失うこ
となく、均染性および再現性に優れ、鮮明な青色染色物
を合理的に得ることのできる反応染料組成物を見出すべ
く鋭意検討の結果、本発明を完成するに至った。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、下記一般式(I) (式中、Zはビニル基またはβ−スルファトエチル基を
表わし、Mは水素原子またはアルカリ金属を表わす。) で示されるアントラキノン染料の少なくとも1種、およ
び下記一般式(II) (式中、CuPcは銅フタロシアニン、X1,X2はそれぞれ独
立にハロゲン原子を表わし、l,mはそれぞれ独立に1〜
3の数を表わす。ただし、lとmとの和は2〜4の数で
ある。) で示されるフタロシアニン染料を含有してなり、アント
ラキノン染料(I)とフタロシアニン染料(II)との重
量比が90:10乃至10:90である反応染料組成物および前記
一般式(I)で示されるアントラキノン染料と前記一般
式(II)で示されるフタロシアニン染料とを90:10乃至1
0:90の重量比で用いることを特徴とする繊維材料の染色
方法を提供する。
前記一般式(I)で示されるアントラキノン染料はC.
I.リアクチブ ブルー19等として公知であり、また、前
記一般式(II)で示されるフタロシアニン染料も例えば
特公昭84−5486号公報に記載されて公知である。
本発明の反応染料組成物は前記一般式(I)で示され
るアントラキノン染料と前記一般式(II)で示されるフ
タロシアニン染料とを90:10乃至10:90の重量比で配合す
ることにより得られる。
本発明による染料組成物は、固定又は液状の形態をと
ることが出来る。固体の場合、通常は、粉末状又は顆粒
状であるが、該組成物には、更に電解質例えば硫酸ナト
リウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等を含有してい
ても良く、更にpH緩衝物質、例えばアルカリ酢酸塩、燐
酸塩、硼酸塩等を含有しても良い、更に該組成物には、
ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物等のアニ
オン界面活性剤や、粉塵飛散防止剤、防腐剤、染色助剤
等を含有することも可能である。
染料組成物が液状の場合にも、固体の場合と同様の配
合剤、添加剤を含有することが可能である。
一般式(I)及び(II)の染料から成る本発明による
染料組成物は付加的に他の構造及び色調の反応染料を含
む事も可能であり、これらの染料の追加により、通常の
配合色相が得られる。
本発明による染料組成物によって、均一に再現性良
く、堅牢に染色可能なセルロース繊維材料としては例え
ば麻、レーヨン等、特に木綿の天然、及び再生繊維材料
が挙げられる。
本発明による染料組成物は、それ自体通常の方法で、
例えば染料含有溶液の塩析又は、噴霧乾燥等により得ら
れる固別の固体染料の混合、又は個別の染料含有溶液か
らの混合溶液の塩析又は、噴霧乾燥等により得ることが
出来る。この場合、前述の様な添加剤を場合によって
は、噴霧乾燥前の溶液自体に、又は固体の個別成分、又
はそれらの混合物に添加することが出来る。前記の染料
含有溶液は好ましくはpH5〜8である。
本発明による染料組成物は、反応染料に適用される通
常の染色方法で染色する事が出来る。本発明による染料
組成物は染浴中での溶解安定性に優れ、固着率の高い濃
色染色が可能である。更に該染料組成物は特に優れた均
染性を示し、再現性の良い染色が効率良く実施出来る。
本発明の染料組成物は、特に吸尽染色法において有利
であり、通常浴比1:8〜1:50、染色温度40−80℃で適用
される。この場合、酸結合剤としては、酸化ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、燐酸ナトリウム等の種々のアルカリ剤が使用可能
であり、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム等の無機電解
質と共に染浴に添加される。
更に本発明の染料組成物は、コールドパッドパッチ染
色法、連続パッドパッチ染色法、捺染法に適用しても濃
色で均染性に優れた染色物を再現性良く得ることが出来
る。
本発明の方法による染料組成物は、組成物として固
体、又は液状として染色業者に供給使用することが出来
るが、これとは別に、染色の段階で、一般式(I),
(II)で表わされる染料を別々に溶解し、本発明の混合
比率範囲内となる様に染色浴に添加して使用する事も当
然可能である。
以下実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
本発明は、これらに限定されない。
なお、例中、部は重量部を表わす。
実施例1 遊離の酸の形で式(1) で示される染料1部及び遊離の酸の形で式(2) で示される染料2部及び無水硫酸ナトリウム50部を含む
染浴1000部を25℃で調整した。
次いで、未シルケット木綿編物100部を染浴に加え、
5分間充分に撹拌後、炭酸ナトリウム2部を加え、30分
間で染浴を60℃に昇温した。60℃に到達した10分後に炭
酸ナトリウム5部を加え更に10分後に炭酸ナトリウム13
部を添加した。その後40分間60℃で染色を行った。その
後、染色物を常法に従い洗浄、乾燥したところ、濃度の
高い鮮明青色の染色物が均染性良く得られた。
又同一の処法にて10回染色を行ったところ各回とも色
相の安定した均染性の良い染色物が得られ、各回におけ
る染色の再現性も良好であった。
実施例2 遊離の酸の形で式(1)で示される染料0.8部、及び
遊離の酸の形で式(3) で示される染料0.2部、及び遊離の酸の形で式(4) で示される染料1.0部を含む水溶液200部を作製し、酢酸
ナトリウムを用いてpHを6.5に調整した染料液を作製し
た。さらに同一組成染料液を作製し、一方は、直ちに、
無水硫酸ナトリウム50部を含む染浴1000部とし、実施例
1と同一の条件にて染色を行った。他方の染料液は、7
日間室温中に放置した後、無水硫酸ナトリウム50部を含
む染浴1000部とし、実施例1と同一の条件にて染色を行
った。得られた両染色物は、どちらも均一な高い濃度の
鮮明青色となり、両者の差は、ほとんど見られなかっ
た。
実施例3 遊離の酸の形で式(5) で示される染料2.0部、及び遊離の酸の形で式(6) で示される染料1.0部及び、ナフタレンスルホン酸ホル
ムアルデヒド縮合物0.2部及び、無水硫酸ナトリウム50
部を含む染浴1000部を25℃に調整した後、実施例1の条
件でシルケット加工木綿編物100部を染色したところ、
均一、かつ高濃度な鮮明青色の染色物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今田 邦彦 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−108472(JP,A) 特開 昭61−225256(JP,A) 特開 昭57−149569(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) (式中、Zはビニル基またはβ−スルファトエチル基を
    表わし、Mは水素原子またはアルカリ金属を表わす。) で示されるアントラキノン染料の少なくとも1種、およ
    び下記一般式(II) (式中、CuPcは銅フタロシアニン、X1,X2はそれぞれ独
    立にハロゲン原子を表わし、l,mはそれぞれ独立に1〜
    3の数を表わす。ただし、lとmとの和は2〜4の数で
    ある。) で示されるフタロシアニン染料を含有してなり、アント
    ラキノン染料(I)とフタロシアニン染料(II)との重
    量比が90:10乃至10:90である反応染料組成物。
  2. 【請求項2】下記一般式(I) (式中、Zはビニル基またはβ−スルファトエチル基を
    表わし、Mは水素原子またはアルカリ金属を表わす。) で示されるアントラキノン染料の少なくとも1種、およ
    び下記一般式(II) (式中、CuPcは銅フタロシアニン、X1,X2はそれぞれ独
    立にハロゲン原子を表わし、l,mはそれぞれ独立に1〜
    3の数を表わす。ただし、lとmとの和は2〜4の数で
    ある。) で示されるフタロシアニン染料を90:10乃至10:90の重量
    比で用いることを特徴とする繊維材料の染色方法。
JP62200464A 1987-08-10 1987-08-10 反応染料組成物および染色方法 Expired - Lifetime JP2548945B2 (ja)

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