JP2548669B2 - 食品容器 - Google Patents

食品容器

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JP2548669B2
JP2548669B2 JP5092488A JP9248893A JP2548669B2 JP 2548669 B2 JP2548669 B2 JP 2548669B2 JP 5092488 A JP5092488 A JP 5092488A JP 9248893 A JP9248893 A JP 9248893A JP 2548669 B2 JP2548669 B2 JP 2548669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品容器に関する。さ
らに詳しくは、平面保形性のあるシート状の包装材を袋
形に折り畳んで形成された少なくとも内袋,外袋の2重
構造にされた容器体からなる食品容器の食品の収容作業
性に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品容器としては、例えば、図
7.図8に示すものが知られている。
【0003】この従来の食品容器は、紙,経木等平面保
形性のあるシート状の包装材を3つ折り等で袋形に折り
畳んで形成された内袋1,外袋2の2重構造の容器体か
らなり、容器体の折り畳み側縁の一部を食品が収容され
る収容口3として拡開放されるように構成されている
この従来の食品容器では、収容口3から収容され食品
の収容空間Sが内袋2の内側に形成されるようになって
いる。
【0004】このような従来の食品容器では、食品を収
容する際に外袋2の側縁を側縁に平方向に挟むように
対向させて押圧するなどして収容口3を拡開放させる
と、図7に示すように、内袋1が外袋2の片方の面に寄
ってしまい収容空間Sが押し潰れた格好となってしまう
ことが頻発するから、一々内袋1の間を開いて収容空間
Sを開放する必要があり、食品の収容作業が面倒である
という問題点がある。
【0005】なお、このような問題点を解消する手段と
しては、図8に示すように、収容口3から内袋1の間に
短冊形の開放補助片4を差し込むことが行われている。
こうしておけば作業者は片手で両側縁を押さえ、開放補
助片4の全体が見えればそれで内袋1あるいは外袋2の
片寄りがないことを確認でき、万一片寄りがあれば開放
補助片4を動かすことによって片寄りを簡単に修正でき
る。しかしこのような工夫が行われてはいるものの、こ
の手段では開放補助片4が脱落しやすいこと、開放補助
片4の差し込み作業という余分な作業が介在すること、
などのため作業性が悪いという問題点があった。そして
何よりも、従来の食品容器では片寄りの問題があるた
め、上記のような開放補助片4を使ったとしても必ず人
手を経なければならないという問題点が大きくあり、機
械化に乗せられられない、ひいては食品の包装コストが
嵩んでしまうという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点等を考慮してなされたもので、食品の収容作業の容易
な食品容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る食品容器は、次のような手段を採用す
る。
【0008】即ち、請求項1では、少なくとも2枚の各
々平面保形性を有するシート状の包装材であって一方ま
たは双方が熱溶着する材質のものを各々袋形に折り畳
んで形成した内袋,外袋の少なくとも2重構造の容器体
の折り畳み側縁の両側を側縁と平行方向に挟むように対
向に押圧して一部を食品が収容される収容口として
放される食品容器において、内袋の外側面の少なくとも
一部と外袋の内側面の少なくとも一部とを熱溶着したこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2では、請求項1の食品容器
において、内袋を経木とし外袋を合成樹脂被覆紙とし、
外袋の合成樹脂被覆面を内側にして内袋,外袋を熱溶着
することを特徴とする。
【0010】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、内袋,外
袋が熱溶着されて接着していることから、外袋の側縁の
両側を側縁と平行方向に挟むように対向に押圧すること
収容口が拡開放されるのに伴って、内袋が外袋に引っ
張られて外袋の両面各々に寄って収容空間が確実に開放
されるため、特別に収容空問を拡開放させる手間を構ず
ることなくそのまま食品を収容することができる。この
ため、食品の収容作業の容易な食品容器を提供するとい
う課題が解決される。また熱溶着は後述するように技術
的に極めて容易なので本発明の食品容器製造のコスト節
減が可能である。
【0011】また、請求項2では、前述の請求項1の作
用において、内袋が経木で外袋が合成樹脂被覆紙で両者
が熱溶着により接着されているため、内袋,外袋に一体
性が形成され収容空間の開放が確実に行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る食品容器の実施例を図1
〜図6に基いて説明する。
【0013】この実施例では、図1に示すように、納豆
からなる食品Fを収容するに好適なものを示してある。
【0014】この実施例の内袋1は、図2に示すよう
に、食品包装で一般的に使用されている経木からなるも
ので、帯び形の長方形に形成されたものを製造素材とし
ている。経木であるから平面保形性に非常に優れてい
【0015】また、この実施例の外袋2は、図2に示す
ように、経木と同様食品包装で一般的に使用されている
合成樹脂被覆紙からなるもので、内袋1よりも少し大き
な帯形の長方形に形成されたものを製造素材としてい
る。外袋2の長手方向へ3区分するような位置には長手
方向へ直交する方向へミシン目21が入れられ、外袋2
の後述の袋形への折り畳みを容易に行うことができるよ
うになっている。また、外袋2の前記ミシン目21で区
分された側方の区分の1つには多数の小孔からなる通気
孔22が設けられ、食品Fの蒸れ変質を防止し、納豆菌
の繁殖を促進することができるようになっている。
【0016】これ等の内袋1,外袋2は、図2〜図5に
示す工程によって折り畳まれて容器体に製造される。
【0017】即ち、まず、図2に示すように、外袋2の
合成樹脂被覆面2’を上にして展開し、外袋2の一方の
短手辺(前記通気孔22が設けられている側)に内袋1
の一方の短手辺(いずれの側でもよい)を合わせ、内袋
1の長手辺が外袋2の長手辺から飛び出さないようにし
て、外袋2上に内袋1を重ね合わせる。
【0018】次に、図3に示すように、内袋1を外袋2
の前記ミシン目21に沿って3つ折り折り畳んで袋形に
する。そして、図4に示すように、内袋1の外側から外
袋2をミシン目21に沿って3つ折りに折り畳んで袋形
にし、内袋1,外袋2の2重構造の容器体を形成する。
なお、外袋2の折り畳みの際には、前記通気孔22が設
けられている側を内側にする。
【0019】而後、図4に示すように、内袋1,外袋2
を熱溶着により接着する。なお、図面では、接着点Cが
1点からなるスポット接着を行っているが、接着点Cが
散点状,ライン状となる接着形態とすることも可能であ
る。この熱溶着では、加熱打点によりその部分の外袋2
の内側になっている合成樹脂被覆面2’の合成樹脂が溶
融して内袋1の外側面に溶着し、内袋1,外袋2を接着
することになる。このとき図1に示すように、3つ折り
により重ね合わされた外袋2の外側面,内側面も同一の
作業で同時に熱溶着され接着されることになる。すなわ
ち接着を希望する面を合成樹脂面にしておき、接着を避
けるべき面から合成樹脂を除去しておくという簡単な準
備さえしておけば、たとえ大雑把な熱溶着作業でもたっ
た1回で必要箇所を全部接着することができる。
【0020】このように折り畳み製造された容器体は
面保形性を有しているので、図5に示すように、外袋2
の内袋1よりも長手辺側に飛び出している部分の一方を
折り返して、前記ミシン目21の部分を挟むように対向
に押圧するだけで、外袋2の内袋1よりも長手辺側に飛
び出している部分の他方に食品Fの収容口3を開放さ
せることができる。即ち、図6に示すように、内袋1,
外袋2が接着されているため、前記押圧によって内袋
1,外袋2が一体的に両側へ拡開放して収容口3を開放
し、さらには内袋1の間に食品Fの収容空間Sをも開放
することになる。特に、経木は平面保形性が高くクシャ
クシャにならないため、内袋1,外袋2の接着によって
内袋1,外袋2の一体性が得られて収容空間Sの開放が
確実に行われる。また、内袋1,外袋2が熱溶着によっ
て接着されているため、接着点Cが小さくても確実に接
着される。
【0021】このように収容口3が開放された後に
は、収容口3から前記収容空間Sに食品Fを収容するこ
とになる。また、内袋1,外袋2はスポット接着である
ため、接着せずに残しておく箇所を任意に選択でき、内
袋1,外袋2の間または外袋2の間等に、からし,しょ
うゆ等の付属物5を収容させることもできる。なお、食
品Fを収容した後には、収容口3の部分を反対側と同様
に折り返すようにすればよい。あるいは、このような折
り返しを一切設けずに、両側ともに熱溶着により接着さ
せることも勿論可能である。
【0022】収容された食品Fは、経木からなる内袋1
によって包まれているため、風味が損なわれず良好な保
存状態が保持される。また、内袋1,外袋2の接着に接
着剤を使用しないため、臭気や接着剤の溶剤の付着汚損
等の不具合が生ずることもない。
【0023】以上、図示した実施例の外に、内袋1,外
袋2に加えて3重構造以上の容器体に形成された実施例
とすることも可能である。
【0024】さらに、内袋1,外袋2の材質や両者の接
着手段については、食品衛生を考慮してさえあれば他の
材質,手段を選択する実施例も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明に係る食品容器は、
請求項1,2の発明共通に、内袋,外袋が熱溶着され、
収容口の拡開放に伴って内袋が外袋に引っ張られて外袋
の両側各々に寄り、またたとえ内袋が多重になっていて
も接着箇所を設定することにより所望の1カ所だけに収
容空間を確実に開放させることができるから、平面保形
性の材質の本願食品容器は、熱溶着以外何ら特別に収容
空間を開放させる手間を構ずることなく確実に収容空間
を開放させることができ、食品の収容作業がきわめて容
易になる効果がある。したがってまた、機械化に親しむ
食品容器ともなり、この容器に収容された食品を安価に
提供することができる効果が生ずる。
【0026】さらに、請求項1、2の発明共通に、内
袋,外袋の接着に接着剤を使用しないため、臭気や接着
剤の溶剤の付着汚損等の不具合が生じない効果がある。
【0027】さらに、請求項1、2の発明共通に、内
袋,外袋が熱溶着によって接着されているため、接着点
が小さくても確実に接着される効果がある。
【0028】さらに、請求項2のみとして、平面保形性
の高い経木を内袋として使用していることから、内袋,
外袋の接着により内袋,外袋が高度に一体化されるた
め、収容空間の開放がより確実に行われる効果がある。
【0029】さらに、請求項2のみとして、食品を経木
からなる内袋によって包むようにしたため、食品の風味
を損なわず、納豆菌の繁殖を促進し、良好な保存状態を
保持する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品容器の実施例を示す食品収容
状態の断面図である。
【図2】本発明に係る食品容器の実施例の製造の一工程
を示す斜視図である。
【図3】図2の次工程を示す斜視図である。
【図4】図3の次工程を示す斜視図である。
【図5】図4の次工程を示す斜視図である。
【図6】図5のにおける要部を要部の簡略の拡大断面図
である。
【図7】従来例を示す簡略の断面図である。
【図8】従来例の問題点の解消手段例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 内袋 2 外袋 3 収容口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の各々平面保形性を有す
    シート状の包装材であって一方または双方が熱溶着す
    る材質のものを各々袋形に折り畳んで形成した内袋,
    外袋の少なくとも2重構造の容器体の折り畳み側縁の両
    側を側縁と平行方向に挟むように対向に押圧して一部を
    食品が収容される収容口として拡開放される食品容器に
    おいて、内袋の外側面の少なくとも一部と外袋の内側面
    の少なくとも一部とを熱溶着したことを特徴とする食品
    容器。
  2. 【請求項2】 請求項1の食品容器において、内袋を経
    木とし外袋を合成樹脂被覆紙とし、外袋の合成樹脂被覆
    面を内側にして内袋,外袋を熱溶着により接着したこと
    を特徴とする食品容器。
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