JP2548123Y2 - コロトロンのクリーニング装置 - Google Patents

コロトロンのクリーニング装置

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JP2548123Y2
JP2548123Y2 JP1991003180U JP318091U JP2548123Y2 JP 2548123 Y2 JP2548123 Y2 JP 2548123Y2 JP 1991003180 U JP1991003180 U JP 1991003180U JP 318091 U JP318091 U JP 318091U JP 2548123 Y2 JP2548123 Y2 JP 2548123Y2
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corotron
motor
boss
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motor block
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JP1991003180U
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影山敏一
猛 小野
相模静夫
山本信弘
加藤敏夫
池田和典
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Asmo Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Asmo Co Ltd
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子写真方式の画像形成
装置の帯電用、転写用等として用いられるコロトロンの
クリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の帯電用、転写用等として
用いられるコロトロンはケーシングに、例えばコロトロ
ンワイヤを張設すると共に、このワイヤに高電圧を印加
してコロナ放電させ、これによって感光体の表面を帯電
させるものであり、繰返しコロナ放電すると、ワイヤに
トナーや紙粉が付着し感光体の表面を均一に帯電でき
ず、良好な画質が得られなくなってしまう。
【0003】そこで、実開昭60−78045号公報に
示すようなコロトロンワイヤをクリーニングする装置が
提案されている。このような装置においては、ケーシン
グに沿ってホルダを長手方向に移動自在に設け、このホ
ルダに一対のワイヤクリーナを相対向して設け、その一
対のワイヤクリーナでコロトロンワイヤを挟持し、ホル
ダをモータ駆動により移動させてコロトロンワイヤに付
着したトナーや紙粉等をかき落としてクリーニングする
ようにしている。
【0004】ところで、例えば複写機におけるコロトロ
ンクリーニング装置においては、通常、チャージコロト
ロン、転写コロトロン、デタックコロトロン等、1つの
装置でも異なる形状のものが複数個使用されることが多
く、その場合クリーナ本体はコロトロンの形状に応じて
それぞれ変える必要があり、それに対応してクリーナ駆
動用のモータ、ギア等も形状を変え、駆動部とコロトロ
ンとを一体にしている。このようにクリーナ駆動部とコ
ロトロンを一体に構成すると、コロトロンのみが故障し
た場合、あるいはモータのみが故障した場合のようにど
ちらか一方が故障しても全体を交換しなければならず、
結果的にコストが高くなってしまうという問題があっ
た。また、コロトロン毎にそれに対応した駆動部をつく
らなければならないために、多品種少量生産になりがち
で高コスト化を招き、またそれぞれ形状が異なるために
保守性も十分でない。
【0005】この対策として図4〜7に示すコロトロン
のクリーニング装置が既に提案されている。図4〜図7
において、1はコロトロン、3はモータブロック、5は
スクリュー、7はクリーナ、9はベース、11,13は
カバー、15,17はケース、19はチャージワイヤ、
21はブラケットワイヤ、23はプラグ、25はフッ
ク、27,29は側板、30はハーネス、31はモー
タ、33はOリング、35はウォームギア、37,39
はギア、41は駆動軸、43は嵌合穴、45はカバー、
47はケースである。
【0006】図4において、コロトロン1の端部にはモ
ータブロック3が分離可能に取り付けられており、モー
タブロック3によりスクリュー5が回転駆動されるよう
になっている。このスクリュー5にはクリーナ7のベー
ス9が嵌合しており、スクリュー5の回動によりクリー
ナ7は側板27,29に沿ってコロトロンの長手方向に
移動可能なようになっている。この移動は定速で行わ
れ、端部に到達するとモータが逆回転して往復動し、装
置立上げ時に往復動されてクリーニングするようになっ
ている。クリーナ7にはクリーニング用パッド7a,7
bが設けられ、チャージワイヤ19を挟持し、これに付
着したトナーや紙粉をかき落とすようになっいる。な
お、コロトロンの両端にはカバー11,13が、その内
部にはケース15,17がそれぞれ設けられ、またチャ
ージワイヤ固定用のフック25,ブラケットワイヤ21
等が設けられており、ワイヤにはプラグ23を通して高
電圧が印加されるようになっている。
【0007】図5に示すように、モータブロック3内に
はモータ31がOリング33を介してケース47に支持
されており、これにより防音防振効果が得られるように
なっている。このモータ31の回転はウォームギア35
を介してギア37,39等のギア列に伝達され、さらに
ギア39の軸41が回転駆動される。この駆動軸41に
は図5(a)に示すように矩形の嵌合穴43が設けられ
ており、図6に示すようにスクリュー5の端部5aが嵌
合するようになっている。この嵌合穴43とスクリュー
端部5aとの嵌合は多少ガタをもたせて容易に嵌合、取
外しができるようにし、また穴形状を矩形とすることに
よりスリップせずに確実に動力伝達ができる。
【0008】図7はクリーナ7の部分の詳細図で、クリ
ーニング用のパッド7a,7bをコロトロン長手方向に
ずらして相対向させ、ワイヤ19を挟持してトナーや紙
粉等をかき落とすことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、リードスク
リューでクリーナを駆動するようにした場合、リードス
クリューのシャフトとモータ出力軸との位置がずれる
と、モータへの負荷が大きくなるとともに、動力伝達が
スムーズにいかないためにクリーナー動作時間が長くな
って所定時間内にクリーニングできなくなり拭き残しが
発生してしまう。そのためワイヤ汚れが残って必要な放
電電流が得られず、コピー画質に悪影響を与えるという
問題がある。また、クリーナー駆動手段としてモータ部
のみ単独で交換できるようにブロック化して小型モータ
ボックスを独立させているが、このモータボックスは他
機種との共通化を図る必要があり、その場合出力軸の位
置によってはレイアウト上、取り付けできない問題があ
った。また、リードスクリューとモータブッロックとを
結合するためにカップリングを必要としているが、その
ためコストアップとなるとともに信頼性が低下し、さら
にカップリングによる芯ずれが発生し、再起動時に負荷
が大きくなり、動作不良となってしまうという問題もあ
った。
【0010】本考案は上記課題を解決するためのもの
で、リードスクリューを用いてクリーナーを駆動する場
合、リードスクリューのシャフトとモータ出力軸との位
置決めをし易くすると共に、位置ずれをなくし、さらに
他機種との共通化を図ることができ、またカップリング
による不都合をなくしたコロトロンのクリーニング装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、コロトロンケ
ースに取り付けられたモータブロックによりスクリュー
シャフトを回転駆動し、スクリューシャフトに係合した
ベース部材をコロトロン長手方向に沿って移動させるこ
とによりベース部材に取り付けられたクリーニング部材
を移動させ、コロトロン放電電極をクリーニングするよ
うにした装置において、モータブロックまたはコロトロ
ンケースの一方に位置合わせ用ボスを、他方に前記ボス
に嵌合する嵌合穴を設け、前記ボスと嵌合穴とを嵌合さ
せ、該嵌合部分においてスクリューシャフトとモータ出
力軸とを係合させるようにしたことを特徴とする。
【0012】また、位置合わせ用ボスまたは嵌合穴がモ
ータブロックの相対向する両側に設けられていること、
モータブッロクの出力軸で駆動される出力ギアを設け、
該出力ギアにスクリューシャフトが嵌合するD字型の嵌
合穴を設けたこと、モータはゴム製Oリングを介してモ
ータブロックのケースに固定されていることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本考案はモータブロックまたはコロトロンケー
スの一方に位置合わせ用ボスを、他方に前記ボスに嵌合
する嵌合穴を設け、前記ボスと嵌合穴とを単に嵌合させ
るだけでモータ出力軸とスクリューシャフトとの軸心が
一致し、そのため容易に連結を行うことができるととも
に、連結後の連結部分の軸振れを安定させることができ
る。またモータブロックの両側にコロトロンとの嵌合部
を設けて、両側から出力が取り出せるようにして他機種
との共通化を図ることができる。また、モータにより駆
動されるギアに直接リードスクリューのシャフトが嵌合
する嵌合穴を設けて駆動することにより、カップリング
を省略し、カップリングの存在によるコストアップ、信
頼性の低下、芯ずれ等を防止することができる。また、
モータをゴム製Oリングを介してケースに取り付けるこ
とにより、モータの振動がケースに伝わるのを防止し
て、防音を行うことができ、またモータブロックを独立
させてコロトロンに取り付けることによりモータブロッ
ク自体を把手として使用しコロトロンを機械本体から取
り外す時などに利用することも可能となる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の1実施例を示す図である。図
1(a)に示すように、モータブロック3にボス6を設
け、ボス6が嵌合する嵌合穴8をコロトロン側に設け
る。この嵌合穴8を通してDカットされたリードスクリ
ューのシャフトが突出しており、ボス6にはシャフト5
の先端が嵌合するDカット穴が同様に設けられている。
そして、ボス6を嵌合穴8に挿入すると、シャフト5が
ボス6に嵌合する。従って、単に位置決め用のボス6を
嵌合穴に挿入してモータブロックをコロトロンに取り付
けるだけで位置決めされるため、リードスクリューのシ
ャフトとモータ出力軸との位置決めがし易くなり、生産
性が上がりコストダウンを図ることができ、さらに位置
ずれによるトラブルを防止することもできる。
【0015】また、図1(c)に示すように、リードス
クリューと嵌合するボス6a,6bをモータブロック3
の両側に設けるようにすれば、機種によってコロトロン
を取りつける側を選択し、取り出し易い側からモータ出
力を取り出すことができるのでスペースの自由度が拡が
り、共通化を図ることができ、量産効果によってコスト
ダウンを図ることが可能となる。
【0016】なお、上記説明においては、モータブロッ
ク側にボスを設け、コロトロン側にボスを受け入れる嵌
合穴を設けるようにしたが、コロトロン側にボスを設
け、モータブロック側に嵌合穴を設けて結合させるよう
にすることも可能である。
【0017】図2は本考案の他の実施例を示す図であ
る。本実施例においては、モータブロック3にはその出
力軸部分にゴム製Oリング33が設けられており、この
ゴム製Oリング33をケース47で支持するようにす
る。その結果、モータの振動を抑えることができるの
で、騒音を下げモータ寿命を延ばすことも可能となる。
【0018】図3は本考案の他の実施例を示す図であ
る。本実施例においてはモータ31で駆動されるウォー
ムギア35と係合する歯車37にDカットの穴38を形
成し、Dカットの穴38にリードスクリュー5の端部5
aを嵌合することにより、リードスクリューとモータブ
ロックとの間にカップリングを必要とせず、その分コス
トダウンを図ると共に、カップリングの存在による信頼
性の低下を防止することができる。なお、嵌合する穴は
DカットでもダブルDカットでも良いことはいうまでも
ない。
【0019】また、本考案において、モータブロックが
独立して設けられ、これをコロトロンに取り付けるよう
にしているため、コロトロンをマシーンから外す時にモ
ータブロックを把手として使用することができ、従来取
り外しのために専用の把手が設けられていたが、これが
必要なくなり、省スペースを図ることができ、保守性も
改善することができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、スクリュ
ーシャフトとモータ出力軸との位置決めが容易となり、
生産性を上げ、コストダウンを図ることができると共
に、位置ずれによるトラブルを防止することができる。
またモータブロックのケースの出力軸の両側にスクリュ
ーシャフトとの嵌合部を設けるので、どちら側から出力
を取り出すこともでき、スペースの自由度が拡がり、共
通化が可能となり、コストダウンを図ることができる。
また、モータにより駆動されるギアに直接シャフトを取
り付けることも可能となるので、カップリングを不用と
しコストダウンを図り、信頼性を向上させることがで
き、さらに防音防振効果を図るとともに、コロトロンを
マシーンから外す時の把手としてモータブロック自体を
使用することができ、保守性を改善し、省スペース化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す図である。
【図4】既提案のコロトロンクリーニング装置を示す図
である。
【図5】図3のクリーニング装置に使用されるモータブ
ロックを示す図である。
【図6】モータブロックとスクリューシャフトの係合を
説明する図である。
【図7】クリーニングパッドを説明する図である。
【符号の説明】
1 コロトロン 3 モータブロック 5 シャフト 6 ボス 8 嵌合穴 33 Oリング 37 歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相模静夫 神奈川県海老名市本郷2274番地富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)考案者 山本信弘 静岡県湖西市梅田390番地アスモ株式会 社内 (72)考案者 加藤敏夫 静岡県湖西市梅田390番地アスモ株式会 社内 (72)考案者 池田和典 静岡県湖西市梅田390番地アスモ株式会 社内 (56)参考文献 特開 平3−163249(JP,A) 特開 平4−50972(JP,A)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロトロンケースに取り付けられたモー
    タブロックによりスクリューシャフトを回転駆動し、ス
    クリューシャフトに係合したベース部材をコロトロン長
    手方向に沿って移動させることによりベース部材に取り
    付けられたクリーニング部材を移動させ、コロトロン放
    電電極をクリーニングするようにした装置において、
    ータブロックまたはコロトロンケースの一方に位置合わ
    せ用ボスを、他方に前記ボスに嵌合する嵌合穴を設け
    前記ボスと嵌合穴とを嵌合させ、該嵌合部分においてス
    クリューシャフトとモータ出力軸とを係合させるように
    したことを特徴とするコロトロンのクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記位置合わせ用ボスまたは嵌合穴がモ
    ータブロックの相対向する両側に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のコロトロンのクリーニング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記モータブロックの出力軸で駆動され
    る出力ギアを設け、該出力ギアにスクリュー軸が嵌合す
    るD字型の嵌合穴を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のコロトロンのクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記モータはゴム製Oリングを介してモ
    ータブロックのケースに固定されていることを特徴とす
    る請求項1記載のコロトロンのクリーニング装置。
JP1991003180U 1991-02-01 1991-02-01 コロトロンのクリーニング装置 Expired - Lifetime JP2548123Y2 (ja)

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JPH0450972A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Fuji Xerox Co Ltd コントロンクリーニング装置

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