JP2548002Y2 - ガイド付ロッドレスシリンダ装置 - Google Patents

ガイド付ロッドレスシリンダ装置

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JP2548002Y2
JP2548002Y2 JP1995006349U JP634995U JP2548002Y2 JP 2548002 Y2 JP2548002 Y2 JP 2548002Y2 JP 1995006349 U JP1995006349 U JP 1995006349U JP 634995 U JP634995 U JP 634995U JP 2548002 Y2 JP2548002 Y2 JP 2548002Y2
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JP
Japan
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guide
driver
barrel
rodless cylinder
guide plate
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JP1995006349U
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JPH0744794U (ja
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寛二 水野
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バレルの軸方向に設け
たスリットからドライバーが外部に突出しているロッド
レスシリンダと案内レールにより案内子を往復動自在に
案内するガイドユニットとを備えているガイド付ロッド
レスシリンダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロッドレスシリンダ1(以下シリンダ1
と記す。)は、図4の一部に示すように、バレル1Aに
封入した遊動ピストン2に一体に止着したドライバー3
の先端を、バレル1Aの長手方向にピストン2の軸線と
平行に設けたスリット4から外部に突出させ、内外二本
のスチールバンドの内、内側のインナーバンド5にてス
リット4を密封するとともに、外側のアウターバンド6
にてスリット4内の防塵を行なうように構成されてい
る。シリンダ1は、一般に、バレル1Aに設けたスリッ
ト4から突出させたドライバー3に図示を省略した被移
送体即ちワークを取付けて移送するものであるから、ド
ライバー3とスリット4との間には当然に遊隙があり、
又この遊隙はバレル1Aに圧流体を供給するとバレル1
Aの拡開によって更に大きくなる傾向があるので、ドラ
イバー3に軸線と直角方向の荷重が作用すると横揺れを
起こし、正確な直線移動が困難となるばかりでなく、ド
ライバー3とスリット4間の摺動抵抗が大となってワー
クの精密な移送に適さなくなる問題がある。そこで、上
記問題点を解決するために、シリンダ1のバレル1Aの
上方に2本のガイドバーを平行に配設し、それらのガイ
ドバーによって案内される案内子にシリンダ1のドライ
バー3を連結したり、バレル1Aのスリットを挾んだ両
側の側壁の角部にガイドレールを設け、それらのガイド
レールによって案内される案内子にシリンダ1のドライ
バー3を連結することが行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、シリンダ1
の上方にガイドロッドを配設するものでは、シリンダ装
置の上下寸法が大きくなる割には、案内子上面の被移送
体取付面の横幅が狭くなる上に、ガイドロッドの組付け
が面倒である問題があり、またバレル1Aのスリットを
挾んだ両側の側壁の角部にガイドレールを設けるもので
は、圧流体の供給によってバレル1Aの両側の側壁が外
側に変形することによって案内子の摺動が円滑でなくな
る問題があった。
【0004】そこで、上記課題を解決するために、本願
出願人によって、図4に示すようにバレル1Aの横側方
に案内レール8と案内子9からなるガイドユニット7を
併設し、ガイドユニット7の案内子9の上面にドライバ
ー3の上方を覆うように張出す案内板10を取付け、そ
の案内板10とドライバー3とを連結させ、案内板10
の上面に取付ける被移送体をガイドユニット7の案内子
によって案内するようにしたシリンダ装置が提案されて
いる。而して上記シリンダ装置における案内板10とド
ライバー3との連結は、ドライバー3の長手方向の略中
央に穿設した連結ピン嵌入孔101に連結ピン102を
嵌合固着し、この連結ピン102を、案内板10の下面
に垂設した連結板103に設けたU字溝104に挿入す
ることによって行なっている。上記シリンダ装置では、
ドライバー3に加工した孔に連結ピン102を植設し、
その連結ピン102を連結板103のU字溝104に係
合してガイドユニット7の案内板10とドライバー3を
連結しているので、ドライバー3の構造上連結ピン10
2の太さに制限があり、大きな推力を伝達できなかった
り、連結ピン102が反復使用により折損するおそれが
あった。また連結ピン102の両端部を連結板103の
U字溝104に係合して案内板10とドライバー3を連
結しているので、力伝達部分である連結ピン102とU
字溝104が外部に露出し、その力伝達部分に粉塵等が
進入し易く、長期に亘って性能を維持することが困難で
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、バレルの軸方向に設けたスリットからド
ライバーが外部に突出しているロッドレスシリンダと案
内レールにより案内子を往復動自在に案内するガイドユ
ニットとを備えているガイド付ロッドレスシリンダ装置
において、ロッドレスシリンダのバレルの横側方にガイ
ドユニットの案内レールをバレルと平行に一体的に配設
し、その案内レールによって案内される案内子の上面に
ロッドレスシリンダのドライバーを覆う案内板を着脱可
能に取付け、その案内板の上面をバレルと案内子の上側
に位置するほぼ平坦な被移送体取付面に形成し、案内板
とドライバーの相対向する面の一方の面にはドライバー
移動方向と直交する方向へ突出する係合凸部を設け、他
方の面には前記係合凸部に入れ子嵌合する係合凹部を
の対向面にのみ開口するように設けて成ることを特徴と
している。
【0006】
【作用】ロッドレスシリンダのバレルの横側方にガイド
ユニットを配設し、そのガイドユニットの案内子の上面
にロッドレスシリンダのドライバーの上方を覆う案内板
を着脱可能に取付けているので、装置の全体形状を扁平
にできて小型化できると共に、案内板の上面を広い被移
送体取付面にできる。また案内子がバレルに対して並設
した案内レールによって案内されているので、案内板に
作用する横荷重がドライバーに作用するのを防止でき、
ドライバーの作動を円滑にできて被移送体を精密に移送
できる。案内板とドライバーの相対向する面の一方に係
合凸部を他方に係合凸部に入れ子嵌合する係合凹部を夫
々設けているので、大きな推力を伝達できると共に、力
伝達部分に粉塵等が進入するのを防止でき、長期に亘っ
て性能を維持できる。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例を図によって詳細に説明
する。図1において、1はシリンダで、後記するガイド
ユニット7の基板11に、図示を省略したブラケットに
よって固定されている。シリンダ1は、前記のように側
壁長手方向に軸線と平行なスリット4を設けてあるバレ
ル1A、バレル1A内に封装したピストン2に連設され
てスリット4から外部に突出しているドライバー3、ス
リット4を塞ぐインナーバンド5とアウターバンド6等
から構成されている。ドライバー3の上面には、広く知
られているようにガイドユニット7を使用せず直接ドラ
イバー3に被移送体を取付ける場合の取付孔15(図
3)が所定の位置に複数個穿設されている。
【0008】ガイドユニット7は、上記基板11上にバ
レル1Aの略全長に亘るように台座12が突設され、該
台座12上に、断面逆台形状をなす案内レール8がバレ
ル1Aの軸線と平行に取付けられている。9は案内子
で、その下面には、上記案内レール8に嵌合する逆台形
状の案内溝13が設けられ、該案内溝13に案内レール
8に案内されるベアリング等の転動部材が嵌合されてい
る。従って案内子9は、案内レール9に案内されてバレ
ル1Aの軸線と平行な直線往復動を行なう。次に10は
案内板で、アルミ等の軽金属からなり、案内子9の上面
にバレル1A及びドライバー3の上方を覆うようにネジ
等の取付手段により取付けられている。案内板10の上
面は、図示から明かなように平坦に形成され、バレル1
Aや案内子9の上方に位置する広い被移送体取付面に形
成されている。以上の如きシリンダ1とガイドユニット
7において、ドライバー3と案内板10との連結は次の
ようにして行なわれる。先ずドライバー3の上面には、
係合凸部を構成する係合部材17(以下係合凸部17と
記す)を、被移送体を取付ける場合の取付孔15を利用
し、ネジ16によって着脱可能に締付固定する。而して
該係合凸部17は耐摩耗性を考えて鉄等の金属材料によ
って構成され、そのドライバー3の移動方向における両
端部は僅かに湾曲した円弧面18に形成されている。
【0009】次にドライバー3の上方を覆う案内板10
の下面には、図1、図2に示すように上記係合凸部17
の取付位置に対応させてその係合凸部17を嵌合する係
合凹部19を下面(ドライバーとの対向面)にのみ開口
するように穿設し、該係合凹部19の横巾は上記係合凸
部17より僅かに広く、又移動方向の長さは係合凸部1
7の両端に設けた円弧面18との間に夫々所定の間隙を
有するように係合凸部17の長さより僅かに大きい長さ
に設定し、これらの間隙部分に、上記係合凸部17と同
じ素材からなる耐摩耗材20を夫々ネジによって取付
け、両耐摩耗材20の対向面の間隔が係合凸部17の長
さと等しくなるようにしてある。以上の如きドライバー
3と案内板10との連結は、一旦案内板10を案内子9
から取外し、係合凹部19に係合凸部17を入れ子嵌合
させた後、再び案内板10を案内子9に取付けることに
より行い、この連結状態では係合凸部17の円弧面18
が耐摩耗材20に当接し、係合凸部17の両側及び上面
側の三方向に間隙21を有している。係合凹部19に係
合凸部17を入れ子嵌合させた状態では、図1、図2か
ら明らかなように係合凹部19と係合凸部17との嵌合
部分が外部に露出することなく外部から遮断されてい
る。
【0010】以上においてバレル1A内に圧流体が給排
されると、ピストン2とドライバー3が往復動を行な
い、該往復動は係合凸部17を介して案内板10に伝え
られ、案内板10は案内レール8に案内されて移動する
ので、正確な直線移動を行ない、案内板10に取付けら
れたワーク(図示)を精密、高精度に移送することがで
きる。ピストン2の移動途中に案内子9や案内板10に
異常な負荷が作用しても、上下左右方向は上記した係合
凸部17の三方向にある間隙21が吸収し、又平面的な
捻れは係合凸部17の円弧面18が吸収し、ドライバー
3の移動に悪影響を及ぼすことが防止される。また係合
凸部17は耐摩耗材20と当接しているので、当接部分
が摩耗して精度の低下を来たすのを防止できる。また、
案内板10に係合凸部17と嵌合可能な係合凹部19を
下面(ドライバーとの対向面)にのみ開口するように設
けているので、係合凹部19と係合凸部17の嵌合部分
が外部から遮断されて力伝達部分に粉塵等が進入するの
が防止され、シリンダ装置の性能が維持され、また外観
をすっきりできる。尚上記実施例において、係合凸部1
7をドライバー3に取付け、係合凹部19を案内板10
に穿設したものについて述べたが、逆にドライバー3に
係合凹部を有する係合部材を取付け、案内板に係合凸部
を設けても良い。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案は、バレルの横側方
にガイドユニットを配設し、そのガイドユニットの案内
子の上面にロッドレスシリンダのドライバーの上方を覆
う案内板を取付けているので、装置の全体形状を扁平に
できて小型化でき、しかも案内板とドライバーの相対向
する面の一方の面に係合凸部を、他方の面に係合凹部を
夫々設け、係合凹部と係合凸部を入れ子嵌合させてドラ
イバーとガイドユニットを連結しているので、係合凹部
と係合凸部の入れ子嵌合により大きな推力を伝達できる
上に反復使用による故障を防止でき、製品寿命を長くで
きる。また案内子の上面にドライバーを覆う案内板を設
け、その案内板とドライバーの相対向する面の一方に係
合凸部を設け、他方の面に係合凸部に入れ子嵌合する係
合凹部をその対向面にのみ開口するように設けているの
で、力伝達部分に粉塵等が侵入するのを防止でき、長期
に亘って正確な係合状態を維持できると共に、外観を良
くできる。また案内子の上面にロッドレスシリンダのド
ライバーを覆う案内板を着脱可能に取付けているので、
係合凹部と係合凸部を入れ子嵌合させて力伝達部分への
粉塵の侵入を防ぐようにしたものであっても、案内板の
着脱により係合凸部と係合凹部の入れ子嵌合を容易に離
脱でき、保全を簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第2図A−A線断面図である。
【図2】図2は一部を省略すると共に一部を切欠いて示
す平面図である。
【図3】図3は第2図B−B線断面図である。
【図4】図4は基礎となった技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロッドレスシリンダ、 1A バレル、 2 ピス
トン、 3 ドライバー、 7 ガイドユニット、 8
案内レール、 9 案内子、 10 案内板、 17
係合凸部、 19 係合凹部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルの軸方向に設けたスリットからド
    ライバーが外部に突出しているロッドレスシリンダと案
    内レールにより案内子を往復動自在に案内するガイドユ
    ニットとを備えているガイド付ロッドレスシリンダ装置
    において、ロッドレスシリンダのバレルの横側方にガイ
    ドユニットの案内レールをバレルと平行に一体的に配設
    し、その案内レールによって案内される案内子の上面に
    ロッドレスシリンダのドライバーを覆う案内板を着脱可
    能に取付け、その案内板の上面をバレルと案内子の上側
    に位置するほぼ平坦な被移送体取付面に形成し、案内板
    とドライバーの相対向する面の一方の面にはドライバー
    移動方向と直交する方向へ突出する係合凸部を設け、他
    方の面には前記係合凸部に入れ子嵌合する係合凹部を
    の対向面にのみ開口するように設けて成ることを特徴と
    するガイド付ロッドレスシリンダ装置。
  2. 【請求項2】 係合凸部のドライバー移動方向における
    係合凹部内面との当接面を円弧面に形成して成ることを
    特徴とする請求項1記載のガイド付ロッドレスシリンダ
    装置。
JP1995006349U 1995-05-31 1995-05-31 ガイド付ロッドレスシリンダ装置 Expired - Lifetime JP2548002Y2 (ja)

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JPH0744794U JPH0744794U (ja) 1995-11-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3893378A (en) * 1973-11-23 1975-07-08 Delbert C Hewitt Double acting fluid cylinder
JPS6097072A (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 Sunstar Giken Kk 車体の耐チツピング塗装法
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