JPH0452482Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0452482Y2 JPH0452482Y2 JP1985171528U JP17152885U JPH0452482Y2 JP H0452482 Y2 JPH0452482 Y2 JP H0452482Y2 JP 1985171528 U JP1985171528 U JP 1985171528U JP 17152885 U JP17152885 U JP 17152885U JP H0452482 Y2 JPH0452482 Y2 JP H0452482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- barrel
- guide
- slit
- guide rail
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 12
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はピストンロツドを有しない所謂ロツド
レスシリンダ(以下単にシリンダと称す)の、ド
ライバーを案内レールによつて案内して、正確な
直線運動を行なわせるようにしたものである。
レスシリンダ(以下単にシリンダと称す)の、ド
ライバーを案内レールによつて案内して、正確な
直線運動を行なわせるようにしたものである。
従来の技術
シリンダ1は周知のように、バレル1A内に封
入したピストン2に一体に止着したドライバー3
の先端を、バレル1Aの長手方向にピストン2の
軸線と平行に穿設したスリツト4より外部に突出
させ、二本のスチールバンドの内インナーバンド
5にて圧流体を密封するとともに、アウターバン
ド6にてスリツト4内の防塵を行なうように構成
され、圧流体供給口7,7aよりバレル1A内に
圧流体を供給することにより、ピストン2と一体
構成のドライバー3がスリツト4内を第3図にお
いて左右に移動し、ドライバー3によつて被移送
体(図示せず)を移送するようになつている。
入したピストン2に一体に止着したドライバー3
の先端を、バレル1Aの長手方向にピストン2の
軸線と平行に穿設したスリツト4より外部に突出
させ、二本のスチールバンドの内インナーバンド
5にて圧流体を密封するとともに、アウターバン
ド6にてスリツト4内の防塵を行なうように構成
され、圧流体供給口7,7aよりバレル1A内に
圧流体を供給することにより、ピストン2と一体
構成のドライバー3がスリツト4内を第3図にお
いて左右に移動し、ドライバー3によつて被移送
体(図示せず)を移送するようになつている。
而して上記スリツト4は第2図に示すように、
ドライバー3の摺動抵抗を少なくするため、スリ
ツト4の側壁8とドライバー3との間に遊〓を有
している。以上の如くであるからこのままの状態
でシリンダ1を作動させ、被移送体を移送させる
際に、ドライバー3に軸線と直角方向の荷重が作
用した場合に、その荷重方向に第2図において右
又は左に倒れ、スリツト4の側壁8と二本のバン
ド5,6に摺接しながら移動するので、摺動抵抗
を増大させるばかりでなく、正確な直線移動が行
ない得なくなり、精密機械には使用不適である。
更にシリンダ1は、圧流体を供給することによ
り、バレル1Aが押し広げられてスリツト4が広
くなる傾向がある。この広がり巾は圧流体の圧力
の強弱、又はピストン2のストロークの長短等条
件により種々変化するが、いずれにしてもこれに
よつて上記の欠点は更に助長される。
ドライバー3の摺動抵抗を少なくするため、スリ
ツト4の側壁8とドライバー3との間に遊〓を有
している。以上の如くであるからこのままの状態
でシリンダ1を作動させ、被移送体を移送させる
際に、ドライバー3に軸線と直角方向の荷重が作
用した場合に、その荷重方向に第2図において右
又は左に倒れ、スリツト4の側壁8と二本のバン
ド5,6に摺接しながら移動するので、摺動抵抗
を増大させるばかりでなく、正確な直線移動が行
ない得なくなり、精密機械には使用不適である。
更にシリンダ1は、圧流体を供給することによ
り、バレル1Aが押し広げられてスリツト4が広
くなる傾向がある。この広がり巾は圧流体の圧力
の強弱、又はピストン2のストロークの長短等条
件により種々変化するが、いずれにしてもこれに
よつて上記の欠点は更に助長される。
上記したシリンダ1の構造上不可避の欠点を是
正するために、従来は第4図に示すようにドライ
バー3に案内子100を取付け、この案内子10
0をガイドロツド200によつて案内する方法
か、第4図に示したバレル1A上面の左右の稜角
部300にガイドレールを取付け、この左右のガ
イドレールによつてドライバー3を案内する方法
がとられて来た。
正するために、従来は第4図に示すようにドライ
バー3に案内子100を取付け、この案内子10
0をガイドロツド200によつて案内する方法
か、第4図に示したバレル1A上面の左右の稜角
部300にガイドレールを取付け、この左右のガ
イドレールによつてドライバー3を案内する方法
がとられて来た。
考案が解決しようとする問題点
上記した二例の従来技術によれば、ドライバー
3が傾倒する欠点は防止することができる。然し
ながら前者の従来技術は、ガイドロツド200を
シリンダ1と別個に設けなければならないので装
置が大型になり、広い取付空間を必要とし産業ロ
ボツトの如き小型精密機械には不適当である。次
に後者の従来技術は、上記大型化の欠点は除かれ
るが、前記したように圧流体の供給によつてスリ
ツト4が広がることにより、稜角部300に設け
たガイドレールのゲージもともに広がり、摺動抵
抗が大となつて円滑な作動が行ない得ない虞れが
ある。
3が傾倒する欠点は防止することができる。然し
ながら前者の従来技術は、ガイドロツド200を
シリンダ1と別個に設けなければならないので装
置が大型になり、広い取付空間を必要とし産業ロ
ボツトの如き小型精密機械には不適当である。次
に後者の従来技術は、上記大型化の欠点は除かれ
るが、前記したように圧流体の供給によつてスリ
ツト4が広がることにより、稜角部300に設け
たガイドレールのゲージもともに広がり、摺動抵
抗が大となつて円滑な作動が行ない得ない虞れが
ある。
問題点を解決するための手段
本願は上記した従来装置の改良するために、バ
レル1Aのスリツト4を挟んだ両側の側壁9,9
aの一方のみに案内レール10を取付け、該案内
レール10によつて片持状態でドライバー3を案
内し、従来装置の欠点を除くともに、センサスイ
ツチ等の制御機構の取付にも支障なきようにした
ものである。
レル1Aのスリツト4を挟んだ両側の側壁9,9
aの一方のみに案内レール10を取付け、該案内
レール10によつて片持状態でドライバー3を案
内し、従来装置の欠点を除くともに、センサスイ
ツチ等の制御機構の取付にも支障なきようにした
ものである。
実施例
第1図及び第2図において11は、バレル1A
の左側の側壁9にバレル1Aの略全長に亘る如く
に突設したベースで、該ベース11上には、断面
形状台形状をなす案内レール10がピストン2の
軸芯と平行に取付けられ、該案内レール10の両
側の斜面には弧状の案内面12が設けられてい
る。13は、連結板14を介してドライバー3に
固着された案内子で、案内子13の下面には、上
記案内レール10に遊合する台形状の案内溝15
が設けられ、その案内面16にはベアリング等の
転道部材17が嵌合されており、該転動部材17
は上記案内面12に転動自在に接触し、これによ
つてドライバー3は、片持状態で案内レール10
に保持される。尚案内レール10と案内子13と
の構成は上記に限定されるものでなく、市販のス
ライデングユニツト等より適宜に選択使用するこ
とも可である。又図中18は、バレル1Aの反対
側の側壁9aに取付けられた、センサスイツチ等
の制御部材である。
の左側の側壁9にバレル1Aの略全長に亘る如く
に突設したベースで、該ベース11上には、断面
形状台形状をなす案内レール10がピストン2の
軸芯と平行に取付けられ、該案内レール10の両
側の斜面には弧状の案内面12が設けられてい
る。13は、連結板14を介してドライバー3に
固着された案内子で、案内子13の下面には、上
記案内レール10に遊合する台形状の案内溝15
が設けられ、その案内面16にはベアリング等の
転道部材17が嵌合されており、該転動部材17
は上記案内面12に転動自在に接触し、これによ
つてドライバー3は、片持状態で案内レール10
に保持される。尚案内レール10と案内子13と
の構成は上記に限定されるものでなく、市販のス
ライデングユニツト等より適宜に選択使用するこ
とも可である。又図中18は、バレル1Aの反対
側の側壁9aに取付けられた、センサスイツチ等
の制御部材である。
以上の如き本願実施例において、圧流体供給口
7,7aのいずれか一方からバレル1A内に圧流
体が供給されると、ピストン2はこれに押されて
第3図において右又は左に移動し、被移送体を所
定ストロークだけ移送するが、本願は上記したよ
うに、ドライバー3は片持状態で保持され案内レ
ール10によつて案内されることにより、移動途
中にピストン2の軸芯と直角方向の負荷が作用し
てもドライバー3は傾倒することなく、又圧流体
の供給によつてバレル1Aがふくれても何等支障
なく案内され、摺動抵抗を極めて小さくすること
ができる。又本願は、片持であり案内レール10
の取付はバレル1Aのいずれか一方側だけで、他
方側の側壁9aはそのままの状態であるから、セ
ンサスイツチ等の制御部材18は、従来同様に支
障なく取付けることができる。尚バレル1A下側
の側壁9bを、取付面として使用することも従来
と同様である。
7,7aのいずれか一方からバレル1A内に圧流
体が供給されると、ピストン2はこれに押されて
第3図において右又は左に移動し、被移送体を所
定ストロークだけ移送するが、本願は上記したよ
うに、ドライバー3は片持状態で保持され案内レ
ール10によつて案内されることにより、移動途
中にピストン2の軸芯と直角方向の負荷が作用し
てもドライバー3は傾倒することなく、又圧流体
の供給によつてバレル1Aがふくれても何等支障
なく案内され、摺動抵抗を極めて小さくすること
ができる。又本願は、片持であり案内レール10
の取付はバレル1Aのいずれか一方側だけで、他
方側の側壁9aはそのままの状態であるから、セ
ンサスイツチ等の制御部材18は、従来同様に支
障なく取付けることができる。尚バレル1A下側
の側壁9bを、取付面として使用することも従来
と同様である。
尚上記実施例において案内レール10は、バレ
ル1Aの側壁9に突設したベース11上に取付け
られているが、バレル1Aとは別個に設けたベー
ス11に案内レール10を取付け、適宜の取付具
によつてバレル1Aに一体的に取付けてもよい。
ル1Aの側壁9に突設したベース11上に取付け
られているが、バレル1Aとは別個に設けたベー
ス11に案内レール10を取付け、適宜の取付具
によつてバレル1Aに一体的に取付けてもよい。
考案の効果
本願は以上において詳記したように、バレルと
一体に構成された案内レールにより、ドライバー
の移動途中にピストンの軸芯と直角方向の負荷が
作用してもドライバーは傾倒することなく正確な
直線運動を行ない得る。また、従来のように案内
レールをバレルと別個に設けたものに比べて小型
化でき、狭い取付場所であつても容易に取付けが
可能である。また、圧流体の供給によつてバレル
がふくれてもドライバーを何等支障なく案内で
き、最小の摺動抵抗で高精度の移送が可能とな
る。更にセンサスイツチ等の制御部材は従来と同
様に支障なく取付けることができる。
一体に構成された案内レールにより、ドライバー
の移動途中にピストンの軸芯と直角方向の負荷が
作用してもドライバーは傾倒することなく正確な
直線運動を行ない得る。また、従来のように案内
レールをバレルと別個に設けたものに比べて小型
化でき、狭い取付場所であつても容易に取付けが
可能である。また、圧流体の供給によつてバレル
がふくれてもドライバーを何等支障なく案内で
き、最小の摺動抵抗で高精度の移送が可能とな
る。更にセンサスイツチ等の制御部材は従来と同
様に支障なく取付けることができる。
図面は本願実施例を示し、第1図は側面図、第
2図は第1図A−A線断面図、第3図は第2図の
B−B線断面図、第4図は従来装置の断面図であ
る。 1……ロツドレスシリンダ、1A……バレル、
3……ドライバー、4……スリツト、10,16
……案内レール、12……案内面、13……案内
子、14……連結板、17……転動部材。
2図は第1図A−A線断面図、第3図は第2図の
B−B線断面図、第4図は従来装置の断面図であ
る。 1……ロツドレスシリンダ、1A……バレル、
3……ドライバー、4……スリツト、10,16
……案内レール、12……案内面、13……案内
子、14……連結板、17……転動部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 バレルの側壁に軸方向にスリツトを有し、該
スリツトよりバレル内の遊動ピストンに連結さ
れたドライバーの先端が突出し、スリツトはス
チールバンドにて密封されるようになつている
所謂ロツドレスシリンダにおいて、バレルのス
リツトを挟んだ両側の側壁の一方のみに、ピス
トンの軸芯と平行な案内レールをバレルと一体
に設け、その案内レールには、前記スリツトの
幅方向の両側に前記軸芯と平行な案内面を夫々
備え、これらの案内面に案内される案内面を有
する案内子を前記ドライバーに設けたことを特
徴とする圧流体シリンダ。 2 案内子又は案内レールのいずれか一方の案内
面に、ベアリング等の転動部材を設けた実用新
案登録請求の範囲第1項記載の圧流体シリン
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985171528U JPH0452482Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985171528U JPH0452482Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281702U JPS6281702U (ja) | 1987-05-25 |
JPH0452482Y2 true JPH0452482Y2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=31107233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985171528U Expired JPH0452482Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452482Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137608A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-08-07 | ノルグレン・マルトナイア・オイロッパ・ゲーエムベーハー | 圧力媒体シリンダ |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP1985171528U patent/JPH0452482Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137608A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-08-07 | ノルグレン・マルトナイア・オイロッパ・ゲーエムベーハー | 圧力媒体シリンダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6281702U (ja) | 1987-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |