JPH0329602Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329602Y2 JPH0329602Y2 JP18743185U JP18743185U JPH0329602Y2 JP H0329602 Y2 JPH0329602 Y2 JP H0329602Y2 JP 18743185 U JP18743185 U JP 18743185U JP 18743185 U JP18743185 U JP 18743185U JP H0329602 Y2 JPH0329602 Y2 JP H0329602Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driver
- barrel
- guide
- guide plate
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本願は、ピストンロツドを有しない所謂ロツド
レスシリンダ(以下単にシリンダと称す)のドラ
イバーに、正確な直線運動を行なわせるととも
に、各構成部材の取付誤差を吸収せんとするもの
である。
レスシリンダ(以下単にシリンダと称す)のドラ
イバーに、正確な直線運動を行なわせるととも
に、各構成部材の取付誤差を吸収せんとするもの
である。
従来の技術
シリンダ1は周知のように、バレル2内に封入
したピストン5に一体に止着したドライバー6の
先端を、バレル2の長手方向にピストン5の軸線
と平行に穿設したスリツト16より外部に突出さ
せ、二本のスチールバンドの内インナーバンド1
7にて圧流体を密封するとともに、アウターバン
ド18にてスリツト16内の防塵を行なうように
構成され、圧流体供給口19,19aよりバレル
2内に圧流体を供給することにより、ピストン5
と一体構成のドライバー6がスリツト16内を第
3図において左右に移動し、ドライバー6によつ
て被移送体(図示せず)を移送するようになつて
いる。
したピストン5に一体に止着したドライバー6の
先端を、バレル2の長手方向にピストン5の軸線
と平行に穿設したスリツト16より外部に突出さ
せ、二本のスチールバンドの内インナーバンド1
7にて圧流体を密封するとともに、アウターバン
ド18にてスリツト16内の防塵を行なうように
構成され、圧流体供給口19,19aよりバレル
2内に圧流体を供給することにより、ピストン5
と一体構成のドライバー6がスリツト16内を第
3図において左右に移動し、ドライバー6によつ
て被移送体(図示せず)を移送するようになつて
いる。
而して上記スリツト16は第1図に示すよう
に、ドライバー5の摺動抵抗を少なくするため、
スリツト16の側壁とドライバー5との間に遊隙
を有している。以上の如くであるからこのままの
状態でシリンダ1を作動させ、被移送体を移送さ
せる際に、ドライバー6に軸線と直角方向の荷重
が作用した場合に、その荷重方向に第1図におい
て右又は左に傾れ、スリツト16の側壁と二本の
バンド17,18に摺接しながら移動するので、
摺動抵抗を増大させるばかりでなく、正確な直線
移動が行ない得なくなり、精密機械には使用不適
である。
に、ドライバー5の摺動抵抗を少なくするため、
スリツト16の側壁とドライバー5との間に遊隙
を有している。以上の如くであるからこのままの
状態でシリンダ1を作動させ、被移送体を移送さ
せる際に、ドライバー6に軸線と直角方向の荷重
が作用した場合に、その荷重方向に第1図におい
て右又は左に傾れ、スリツト16の側壁と二本の
バンド17,18に摺接しながら移動するので、
摺動抵抗を増大させるばかりでなく、正確な直線
移動が行ない得なくなり、精密機械には使用不適
である。
上記したシリンダ1の構造上不可避の欠点を是
正するために、従来は第7図に示すようにドライ
バー6に案内子104を取付け、この案内子10
4をガイドロツド103によつて案内する方法が
とられて来た。
正するために、従来は第7図に示すようにドライ
バー6に案内子104を取付け、この案内子10
4をガイドロツド103によつて案内する方法が
とられて来た。
考案が解決しようとする問題点
上記した従来技術によれば、ドライバー6が傾
倒する欠点は防止することができる。然しながら
この従来技術は、ガイドロツド103をシリンダ
1と別個に設けなければならないので装置が大型
になり、広い取付空間を必要とし産業ロボツトの
如き小型精密機械には不適当である。又この従来
装置は図面から明らかなように、案内子104と
ドライバー6が一体リジツトに取付けられている
為、ピストン5とガイドロツド103の平行度に
誤差がある場合には、作動抵抗が増大するばかり
でなく、ピストン5の片減り等が発生するので極
めて高い取付け精度が要求される。
倒する欠点は防止することができる。然しながら
この従来技術は、ガイドロツド103をシリンダ
1と別個に設けなければならないので装置が大型
になり、広い取付空間を必要とし産業ロボツトの
如き小型精密機械には不適当である。又この従来
装置は図面から明らかなように、案内子104と
ドライバー6が一体リジツトに取付けられている
為、ピストン5とガイドロツド103の平行度に
誤差がある場合には、作動抵抗が増大するばかり
でなく、ピストン5の片減り等が発生するので極
めて高い取付け精度が要求される。
問題点を解決するための手段
本願は上記した従来装置の欠点を改良するため
に、シリンダ1のバレル2に案内レール3を取付
け、案内レール3によつて連結板4を案内すると
ともに、該連結板4をピストン5の軸芯に対して
上下左右に遊動可能な自由継手状にドライバー6
に取付け、上記従来装置の欠点を除いたものであ
る。
に、シリンダ1のバレル2に案内レール3を取付
け、案内レール3によつて連結板4を案内すると
ともに、該連結板4をピストン5の軸芯に対して
上下左右に遊動可能な自由継手状にドライバー6
に取付け、上記従来装置の欠点を除いたものであ
る。
実施例
第1図及び第3図において7は、バレル2の左
側の側壁にバレル2の略全長に亘る如くに突設し
たベースで、該ベース7上には、断面台形状をな
す案内レール3がピストン5の軸芯と平行に取付
けられ、該案内レール3の両側の斜面には弧状の
案内面8が設けられている。而して本願実施例に
おいてドライバー5は、第1図及び第2図に示す
ように係止ピン9が植設され、その両端部は削り
取られて略分銅状の係止部10となつている。
側の側壁にバレル2の略全長に亘る如くに突設し
たベースで、該ベース7上には、断面台形状をな
す案内レール3がピストン5の軸芯と平行に取付
けられ、該案内レール3の両側の斜面には弧状の
案内面8が設けられている。而して本願実施例に
おいてドライバー5は、第1図及び第2図に示す
ように係止ピン9が植設され、その両端部は削り
取られて略分銅状の係止部10となつている。
次に4は案内板で、該案内板4の一方の端部に
は二枚一対の係止板11が突設され、係止板11
の夫々には相対応する如くに係止溝12が設けら
れ、この係止溝12の横巾は上記係止部10が遊
動可能な範囲内で、可及的に係止部10の横巾寸
法に近接させることが好ましい。又13は案内板
4の他方の端部に取付けた案内子で、案内子13
の下面には、上記案内レール3に遊合する台形状
の案内溝14が設けられ、案内溝14にはベアリ
ング等の転道部材15が嵌合されている。このよ
うに構成された案内板4を、転動部材13が前記
案内面8に転動自在に接触し、又係止溝12に係
止ピン9の係止部10を遊合する如くにしてバレ
ル6に装着する。以上から明らかなように案内板
4とドライバー6との取付けは、第1図において
案内板4が、シリンダ1(ピストン)の軸芯に対
して左右上下方向に、遊動可能な自動継手状の取
付けとなつている。尚上記において案内レール3
と案内子13との構成は上記に限定されるもので
なく、市販のスライデイングユニツト等より適宜
に選択使用することも可であり、案内レール3の
取付位置及び取付本数も上記に限られるものでな
く、ドライバー6を所期の如くに案内するもので
あれば取付位置及び本数は問わない。係止溝12
に遊合する係止ピン9も必ずしも係止部10を必
要とせず、円形状のピンをそのまま使用してもよ
く、又係止溝12は長孔状であつても目的を達
し、更に、案内板4に係止ピン9をドライバー6
に係止溝12を設けてもよく、要するに案内板4
とドライバー6の取付が、上記自由継手状であれ
ばその構成は問わない。
は二枚一対の係止板11が突設され、係止板11
の夫々には相対応する如くに係止溝12が設けら
れ、この係止溝12の横巾は上記係止部10が遊
動可能な範囲内で、可及的に係止部10の横巾寸
法に近接させることが好ましい。又13は案内板
4の他方の端部に取付けた案内子で、案内子13
の下面には、上記案内レール3に遊合する台形状
の案内溝14が設けられ、案内溝14にはベアリ
ング等の転道部材15が嵌合されている。このよ
うに構成された案内板4を、転動部材13が前記
案内面8に転動自在に接触し、又係止溝12に係
止ピン9の係止部10を遊合する如くにしてバレ
ル6に装着する。以上から明らかなように案内板
4とドライバー6との取付けは、第1図において
案内板4が、シリンダ1(ピストン)の軸芯に対
して左右上下方向に、遊動可能な自動継手状の取
付けとなつている。尚上記において案内レール3
と案内子13との構成は上記に限定されるもので
なく、市販のスライデイングユニツト等より適宜
に選択使用することも可であり、案内レール3の
取付位置及び取付本数も上記に限られるものでな
く、ドライバー6を所期の如くに案内するもので
あれば取付位置及び本数は問わない。係止溝12
に遊合する係止ピン9も必ずしも係止部10を必
要とせず、円形状のピンをそのまま使用してもよ
く、又係止溝12は長孔状であつても目的を達
し、更に、案内板4に係止ピン9をドライバー6
に係止溝12を設けてもよく、要するに案内板4
とドライバー6の取付が、上記自由継手状であれ
ばその構成は問わない。
以上の如き本願実施例において、圧流体供給口
19,19aのいずれか一方よりバレル2内に圧
流体が供給されると、ピストン5はこれに押され
て第4図において右又は左に移動し、被移送体を
所定のストロークだけ移送するが、本願は上記し
たようにドライバー6は案内レール3によつて案
内され、かつ、案内板4とドライバー6との取付
は自由継手となつているので、移動途中にピスト
ン5の軸芯と左右方向の負荷が作用したり、ある
いは、案内レール3の取付が軸芯と左右又は上下
いずれの方向にずれている場合でも、全て案内板
4とドライバー6との取付部分で吸収するので、
ドライバー6の傾倒ピストン5の片減り及び作動
抵抗の増大等の欠点は除かれ、被移送体を高精度
で所定ストロークだけ移送することが出来る。
19,19aのいずれか一方よりバレル2内に圧
流体が供給されると、ピストン5はこれに押され
て第4図において右又は左に移動し、被移送体を
所定のストロークだけ移送するが、本願は上記し
たようにドライバー6は案内レール3によつて案
内され、かつ、案内板4とドライバー6との取付
は自由継手となつているので、移動途中にピスト
ン5の軸芯と左右方向の負荷が作用したり、ある
いは、案内レール3の取付が軸芯と左右又は上下
いずれの方向にずれている場合でも、全て案内板
4とドライバー6との取付部分で吸収するので、
ドライバー6の傾倒ピストン5の片減り及び作動
抵抗の増大等の欠点は除かれ、被移送体を高精度
で所定ストロークだけ移送することが出来る。
次に第5図及び第6図に示す他の実施例は、案
内板4に巾広の係止溝12を設け、ドライバー6
は板状の係止ピン9を突設したもので、その他は
全て上記実施例と同様である。尚上記した二つの
実施例において、案内レール3はバレル2に突設
したベース7に取付けられているが、バレル2と
は別個に設けたベースに案内レール3を取付け、
適宜の取付具によつてバレル2に一体に取付けて
もよい。
内板4に巾広の係止溝12を設け、ドライバー6
は板状の係止ピン9を突設したもので、その他は
全て上記実施例と同様である。尚上記した二つの
実施例において、案内レール3はバレル2に突設
したベース7に取付けられているが、バレル2と
は別個に設けたベースに案内レール3を取付け、
適宜の取付具によつてバレル2に一体に取付けて
もよい。
考案の効果
本願は以上において詳記したように、ドライバ
ーは案内レールによつて案内され、更に案内板と
ドライバーとの取付けは自由継手となつているこ
とにより、各構成部材の取付誤差及び製造誤差は
該部材によつて吸収されるので、組付作業が容易
であるばかりでなく、円滑な作動で高精度の移送
が行ない得る有要な考案である。
ーは案内レールによつて案内され、更に案内板と
ドライバーとの取付けは自由継手となつているこ
とにより、各構成部材の取付誤差及び製造誤差は
該部材によつて吸収されるので、組付作業が容易
であるばかりでなく、円滑な作動で高精度の移送
が行ない得る有要な考案である。
図面は本願実施例を示し、第1図は第3図のA
−A線断面図、第2図は第1図の部分右側面図、
第3図は全体側面図、第4図は断面図、第5図は
他の実施例の部分断面図、第6図は第5図の部分
右側面図、第7図は従来装置の断面図である。 1……ロツドレスシリンダ、3……案内レー
ル、4……案内板、5……ピストン、6……ドラ
イバー、9……係止ピン、12……係止溝、13
……案内子。
−A線断面図、第2図は第1図の部分右側面図、
第3図は全体側面図、第4図は断面図、第5図は
他の実施例の部分断面図、第6図は第5図の部分
右側面図、第7図は従来装置の断面図である。 1……ロツドレスシリンダ、3……案内レー
ル、4……案内板、5……ピストン、6……ドラ
イバー、9……係止ピン、12……係止溝、13
……案内子。
Claims (1)
- バレル側壁に軸方向のスリツトを有し、該スリ
ツトよりバレル内の遊動ピストンに連設されたド
ライバーの先端が突出し、スリツトはスチールバ
ンドにて密封されるようになつている所謂ロツド
レスシリンダにおいて、バレルと一体に設けた案
内レールによつて案内板を案内するとともに、こ
の案内板を、シリンダの軸芯に対して上下左右に
遊動可能な如くに、ドライバーに取付けてなる圧
流体シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18743185U JPH0329602Y2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18743185U JPH0329602Y2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6293405U JPS6293405U (ja) | 1987-06-15 |
JPH0329602Y2 true JPH0329602Y2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=31137902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18743185U Expired JPH0329602Y2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329602Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073047Y2 (ja) * | 1988-01-05 | 1995-01-30 | シーケーデイ株式会社 | ロツドレスシリンダ |
JP2721301B2 (ja) * | 1994-03-28 | 1998-03-04 | シーケーディ株式会社 | ロッドレスシリンダ |
JP3011084B2 (ja) | 1995-12-27 | 2000-02-21 | 豊和工業株式会社 | 直線作動機 |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP18743185U patent/JPH0329602Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6293405U (ja) | 1987-06-15 |
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