JP2547924B2 - フィルム搬送装置 - Google Patents

フィルム搬送装置

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JP2547924B2
JP2547924B2 JP4128860A JP12886092A JP2547924B2 JP 2547924 B2 JP2547924 B2 JP 2547924B2 JP 4128860 A JP4128860 A JP 4128860A JP 12886092 A JP12886092 A JP 12886092A JP 2547924 B2 JP2547924 B2 JP 2547924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ内のリール
に巻かれたロールフィルムを導出して搬送する搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロリーダープリンター等に
おいては、一般にマイクロフィルム上の写真画像を拡大
し、これをスクリーンやCRT等の表示装置にて外部観
察できるようにするとともに、拡大された画像を光受容
体である感光ドラムやCCD等の受光センサに投射して
複写画像が形成されるように構成されている。
【0003】このとき、マイクロフィルムを保持すると
ともに記録された画像の中から必要な情報を捜したりす
るのにキャリアと呼ばれるフィルム搬送装置が用いられ
る。
【0004】マイクロフィルムの形態には、大別してシ
ート状のものと、帯状の2種類があり、特に、帯状のマ
イクロフィルム(ロールフィルム)を巻き付けているリ
ール状部材にも、単にフィルムを巻き付けているだけの
オープンリールタイプと、専用ケースに納められたカー
トリッジタイプといった種類がある。
【0005】カートリッジタイプのロールフィルムは専
用のフィルム搬送装置に装着され、フィルムの装填や搬
送、検索までも自動で行えるものもあり、フィルム搬送
装置への脱着もワンタッチである。
【0006】カートリッジを用いる従来のフィルム搬送
装置においては、図9に示すようにカートリッジ1内の
リールに巻き付けたマイクロフィルムFは、カートリッ
ジが挿入されたことを検知した後にリール軸をカートリ
ッジ1内のリールに結合するように突出させ、その後に
リール軸を逆回転(矢印a方向)にさせることにより、
リール内のフィルムFの巻き状態を整えた後に、フィル
ム導出手段8を動作させることによって、フィルムFの
先端を導出し、フィルム搬送路2を通過させ巻き取り部
3に搬送するフィルムFの初期ロードを行い、その後に
フィルム上に記録された画像コマの検索を行うように構
成されている。リール軸とリールの結合は軸が突出した
だけでは完全でなく、リールとリール軸が一体的に回転
するためには軸のピン等のストッパがリールの溝や穴に
一致する必要があり、これはリール内のフィルムの巻き
状態を整えるための軸の逆回転時に行われるようになっ
ていた。
【0007】一方、オープンリールタイプでは、撮影、
現像後の巻き直しをしなくても、フィルム搬送装置に装
着でき、単にフィルムを巻き付けているだけの手軽さか
ら、市場でのユーザー支持も少なくない。
【0008】図17は従来のオープンリール用のフィル
ム搬送装置を示す。すなわち、フィルム搬送装置本体1
00のリール軸102に装着したオープンリール101
からのロールフィルムFが巻き取りリール103に巻き
取られるようになっている。そして、オープンタイプの
リール101には、規格として8mm角の角穴101a
が中央に設けられている。
【0009】また、図18のリール軸回りの拡大図及び
図19のリール軸の斜視図に示すようにフィルム搬送装
置本体100に設けたリール位置決めマウント100a
を貫通したリール軸102には前部角柱部102aにリ
ール抜け止め防止用突起102bを設けるとともにその
軸先端を半球部102cになっている。
【0010】そして、リール101はリール軸102の
角柱部102aと嵌合してリール軸102とともに回転
可能であり、位置決めマウント100aに突き当たるま
で押し込むことでフィルム幅方向の位置決めができ、ま
た、突起102bは鋼球でできておりかつスプリングで
保持されており、リールの角穴101aの内壁に鋼球を
押し付けることによりリールの抜け止めを行っている。
リール軸先端はリール101を差し込む時に抵抗が少な
いように丸く切削して半球部102cにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述従来例
のカートリッジを用いるフィルム搬送装置では図9に示
すようにリール軸を突出させた後に直ちにフィルムを導
出する動作を行うようになっているため、リール内のフ
ィルムの巻き状態を整えるシーケンスである逆回転を始
める。これはリール内のフィルムの巻き状態を整えるこ
とを目的とするもので、フィルムの初期ロードにかかる
時間を短くするため、逆回転を行う時間をあまり長く設
定できない。しかも、短時間でフィルムの巻きを整える
効果を高めようと、回転速度を高く設定する傾向となっ
てきているため、逆回転を行った後でもリールの穴とリ
ール軸の突起が一致しない場合が生じることがあった。
その場合には初期ロード時のフィルム導出手段8にかか
る負荷が大きくなり、初期ロードを失敗することになる
か、フィルムを巻き取り部まで届かせることができたと
しても、通常の場合に比べて大幅に時間がかかることに
なる。また、フィルム先端が巻き取り部まで届いた場合
でもリールとリール軸が一体的に回転しないため、フィ
ルム搬送装置がエラーと判断し、動きを停止してしまう
ことになる。しかも、リールとリール軸が完全に結合し
ていない場合はカートリッジやフィルム導出手段が過負
荷な状態となってしまうこともあり、両者ともに耐久性
等に問題を生じることもあった。
【0012】次に、前述従来例のオープンリールを装着
したフィルム搬送装置には次のような問題点を有してい
る。
【0013】まず、オープンリールをフィルム搬送装置
に装着するにはオープンリール101の角穴101aを
フィルム搬送装置100のリール軸102に差し込まな
くてはならず、その角穴101aがリール軸102にき
ちんと入る角度は360度中4通りしかなく、非常に装
着しにくいものである。
【0014】さらに、フィルム搬送装置100側のリー
ル軸102も規格化されたオープンリールの角穴に嵌合
するように軸の一部を角柱化させなければならず、そこ
には軸部の旋盤加工のみならず、角柱部のフライス加工
が付加されるので、当然、加工費におけるコストは跳ね
上がり、角柱の外接円よりも大きい材料から削り出さな
くてはならないため、余分な材料費もかかってくる。
【0015】本発明の第1の目的は、前述従来例の問題
点に鑑み、リールとリール軸の結合が容易に確実に行う
ことのできるフィルム搬送装置を提供することにある。
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】ロールフィルムが巻き付
けられ、軸部に結合穴が設けられたリールを保持するカ
ートリッジを装填部に装着し、装着されたカートリッジ
からフィルムを送り出して巻取部へ搬送するフィルム搬
送装置において、カートリッジに保持されたリールの結
合穴に進入、退避可能であり、リールを回転駆動するリ
ール軸と、前記リール軸をリールの結合穴に進入するよ
うに付勢する付勢手段と、前記リール軸を回転する駆動
手段と、前記リール軸を回転せずにリールの結合穴に進
入させた後、前記リール軸の微小回転、停止動作を1回
以上行なって前記リール軸と結合穴が一体的に回転する
結合状態にしてから、リール上のフィルムを巻き締める
方向に前記リール軸を回転させるように前記駆動手段を
作動する駆動制御手段とを有することを特徴とするフィ
ルム搬送装置を提供することにある。
【0018】
【0019】
【作用】以上の構成のフィルム搬送装置はリールとリー
ル軸を一体的に回転する完全結合状態にすることがで
き、その結合後にフィルムをカートリッジより導出する
動作を行うことができる。
【0020】以上の構成のロールフィルム搬送装置は既
製のリール装着用の角穴を用いた装着にとらわれること
なくリールを保持するとともに回転駆動を行うことがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、第1の発明の第1実施例を図1ないし
図6に基づいて説明する。
【0022】図1は本実施例のフィルム搬送装置の概略
構成図、図2はそのリール軸とその関連構成部分を示す
斜視図、図3はリールとリール軸との結合状態の断面図
である。
【0023】図1において、21はカートリッジで、そ
の内部にはマイクロフィルムFを巻いたリール22が収
納されている。該リール22は駆動源であるモータ30
によって矢印a方向に回転駆動される。40はカートリ
ッジ21の開口面に設けたフィルム導出手段で、一端を
回転自在に軸支しかつ他端にローラ42を有するアーム
41から成る上方導出部と、ベルト43を張設した2個
のローラ44,45の一方のローラ44に分離爪46を
有する下部導出部とから構成され、フィルム導出駆動源
であるモータ36によって作動するようになっている。
50はガイド板51、53、ガラス部52、及びガイド
ローラ54、55から構成されるフィルム案内部であ
る。60は巻き取りリールなどからなる巻き取り部で、
巻き取り駆動源であるモータ37により矢印c方向に回
転駆動される。70はモータ30、36、37やリール
軸の突出を制御する制御回路で、カートリッジ挿入を検
知する検知手段71からの信号によりリール軸を突出さ
せ、後述するリール軸の微少回転を行い、その後にフィ
ルムの導出や検索等のフィルム搬送装置の動作をコント
ロールする。
【0024】図2はそのリール軸とその関連構成を示す
斜視図で、同図において、23はカートリッジ21内の
リール22の中央にある結合穴23a,23b,23
c,23dを有する結合板、24は後記するリール軸2
7の先端に設けた軸頭、25は軸頭24の一端に設けら
れかつ結合板23をリール軸等に引き寄せるためのマグ
ネット、26a,26bは該結合穴23aと23c又は
23bと23dのいずれかの組み合わせと結合するよう
に同じく軸頭24の一端に設けられ、リール22に対し
て、図示されない軸受等で回転自在に支持されたリール
軸27の回転を伝えるピンで、図3に示すようにそれぞ
ればね29a,29bにより突出方向に付勢されてい
る。28はリール軸27に固着されたギヤである。
【0025】また、31は前記モータ30の出力軸に取
り付けられたギヤで、該ギヤ28と噛み合ってモータ3
0の回転をリール軸27に伝達している。32,33は
モータ30の回転を検出するためのエンコーダ羽根、3
4はエンコーダ羽根32,33に対するフォトインター
ラプタである。そして、軸頭24とリール軸27及びギ
ヤ28は図示X方向にカートリッジ21内のリール22
と軸頭24とが嵌合する位置とカートリッジ21の枠体
から退避する位置との間を移動する。
【0026】図6はリール22の結合板23の穴23a
〜23dと軸頭24のピン26a,26bとを一致させ
て一体的な結合状態にする時の動作チャートである。す
なわち、図4の正面図及び図5の断面図に示すようにカ
ートリッジ21を挿入後、リール軸27をリール22と
の結合位置に突出させ、その後に微少時間T1だけモー
タ30を駆動しリール軸27を回転させる。その後の一
定時間t1だけモータ30を休止、つまりリール軸27
の回転を休止させる。これを3回繰り返した後に、フィ
ルムFの巻き状態を整える逆回転など一連のフィルム導
出のシーケンスを行うようになっている。
【0027】リール22とリール軸27が完全に結合す
るためにはリール軸27の突出後にリール22とリール
軸27がずれる必要があり、これは定速回転時より回転
の立ち上がり時の方が得られ易いことは実験的に確認さ
れている。モータ30を駆動する微少時間の値は、フィ
ルム搬送装置やカートリッジ内のリールの回転負荷等に
よって変化するため、一概には決定できないが、少時間
の起動停止を繰り返すことによってリール22とリール
軸27の完全な結合が得られる。
【0028】図7は第1の発明の第2実施例を説明する
動作チャートである。なお、メカ的構成は前述第1実施
例と同様であるので省略する。
【0029】本実施例ではモータ30の微少駆動時間を
1,T2,T3と変化させるようにしたものである。
【0030】このようにすることによってリール軸27
の到達する回転速度は変化するようになり、リール22
とリール軸27が完全な結合状態となるために必要なず
れの量を変化させるようにできる。
【0031】図8は第1の発明の第3実施例を説明する
動作チャートである。なお、本実施例もメカ的構成は前
述第1実施例と同様であるので省略する。
【0032】本実施例ではモータ30の微少駆動時間を
モータ30の回転を検出しているエンコーダ32,33
の状態変化に連動するようにしたものである。
【0033】このようにした場合には、モータ30の微
少駆動時間がランダムなものとなり、カートリッジ21
の回転負荷に応じた微少回転が得られるようになり、リ
ール22とリール軸27の結合の確実性はさらに向上す
る。
【0034】なお、本実施例においては、駆動を始めて
からエンコーダの状態変化が1回起こるまでの駆動を行
う場合の動作チャートである。
【0035】次に、第2の発明の第1実施例を図10及
び図11に基づいて説明する。
【0036】図10は本実施例の要部正面図、図11は
その縦断面図を示す。
【0037】図において、111は中心部に角穴111
aを有し、フィルムFを巻き付けたオープンリールであ
る。112は装置本体フレーム110に設けた駆動ロー
ラ、113は該駆動ローラ112を回転させるモータ、
114は調整ローラで、圧縮ばね115により図示矢印
方向に付勢されている。116は固定ローラで、ローラ
支持部材兼用の蓋117に軸支され、蓋117の閉じ状
態では一義的な位置で固定されれている。118は蓋1
17を矢印方向に開閉可能に保持する回転ヒンジ部、1
19は蓋117を閉じ状態で係止する蓋ストッパー、1
20は蓋ストッパー119を付勢する圧縮ばねである。
【0038】そして、オープンリール111の装着時に
は駆動ローラ112,調整ローラ114及び固定ローラ
116がほぼ等間隔に配置されることによって位置決め
されるようになっており、調整ローラ114のみがオー
プンリール111の外径公差を吸収すべく圧縮ばね11
5によって移動可能に保持されている。
【0039】すなわち、蓋117を開けた状態でオープ
ンリール111を上から落とし込むと、駆動ローラ11
2と調整ローラ114に突き当たるが、調整ローラ11
4は圧縮ばね115によって保持されているため、オー
プンリール111は所定の位置より若干浮かび上がった
位置で止まる。そして、蓋117を閉めれば、固定ロー
ラ116は図10の位置になり、オープンリール111
はわずかに調整ローラ114を押し下げ、所定の位置に
収まるようになっている。また、蓋ストッパー119は
圧縮ばね115による調整ローラ114の反力や駆動ロ
ーラ112の駆動によって蓋117が開き、オープンリ
ール111が飛び出すのを防いでいる。オープンリール
111を取り出す時は図示されないレバー等によって圧
縮ばね120を押し縮め、蓋117を開くことで簡単に
ひき出すことができる。
【0040】さらに、121はリールの位置決めマウン
トで、外輪を本体フレーム110に固定した軸受112
aの内輪に圧入されており、その端面121aはオープ
ンリール111が突き当てられた時にロールフィルムF
の幅方向が結像レンズ等の光学系に対して適正な位置で
決まるようになっている。123は押付けマウントで、
位置決めマウント121に対向する位置にあり、外輪を
ばね受座124に固定した軸受122bの内輪に圧入さ
れている。このばね受座124は圧縮ばね125を介し
て本体フレーム110とつながっており、圧縮ばね12
5の自由長は押付けマウント123の端面123aと位
置決めマウント121の端面121aの間隔が、リール
111の幅より若干狭くなるように備えられている。
【0041】以上の構成の本実施例において、オープン
リール111を本体フレーム110に装着する手順は、
まず、蓋117を開け、若干狭くなっている位置決めマ
ウント121と押付けマウント123のすき間にオープ
ンリール111のフランジ部分111bを差し込むと、
両マウント121,123の面取り部121b,123
bと移動可能な押付けマウント123によってそのすき
間が広がり、オープンリール111は駆動ローラ112
と調整ローラ114に突き当たるまで入っていく。
【0042】差し込まれたオープンリール111は圧縮
バネ125の力で押し出された押付けマウント123に
よって位置決めマウント121の方向に押付けられ、フ
ィルム幅方向の位置が決まる。軸受122a,122b
は押付けられたオープンリール111がスムーズに回転
できるようにする。
【0043】なお、本実施例において、リール外周の寸
法公差によってはオープンリールの回転中心がリール毎
に異なることがあるが、フィルムにとって回転中心が一
定でないことは重要な事柄ではなく、各リールによって
2〜3mm異なった位置で巻き取っても何ら影響なく、
装着されたオープンリールがスムーズに回転していれば
巻き乱れやジャムの心配はない。
【0044】図12は第2の発明の第2実施例を示すも
のである。説明を簡単にするために前述第1実施例と同
一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明す
る。
【0045】本実施例では、オープンリールのフィルム
の幅方向の位置規制をするために、調整ローラ114,
固定ローラ116の両端部にそれぞれフランジ114
a,116aを設け、図示されない駆動ローラ112に
も同様にフランジを設けたものである。その他の構成は
前述第1実施例と同様である。
【0046】一般に、高速で回転するリール111は必
ずしもダイナミックバランスが取られているわけではな
いので、あらゆる方向に振動する可能性を持っている。
そして、前述第1実施例のように駆動ローラ112,調
整ローラ114,固定ローラ116により3か所で規制
されているが、ロールフィルムの幅方向のリールフラン
ジ先端部は何も規制されていないので、回転に伴い波打
つような振動を起こすことがある。そうすると、異常振
動による騒音やフィルムの巻き乱れ、ひどい場合にはリ
ールフランジからはみ出してしまいジャムトラブルを起
こすことがあり得るが、以上の構成の本実施例では、リ
ール111を保持するローラ112,114,116に
フランジを設けることにより、リールフランジ111b
の先端部の波打ち振動を防止し、リール111の回転以
外の動きは規制される。
【0047】図13は第2の発明の第3実施例を示すも
のである。
【0048】本実施例も同様にオープンリールのフィル
ムの幅方向の位置規制するためのもので、位置決めマウ
ント121及び押付けマウント123の端面側にそれぞ
れフランジ121c及び123cを設けたものである。
その他の構成は前述第1実施例と同様である。
【0049】前述第2実施例ではローラのフランジの大
きさは小さくて済むが、少なくとも3か所のローラに必
要であるのに対し、以上の構成の本実施例では二つのマ
ウント121,123に設けるだけで良く、また、マウ
ント121,123に設けたフランジ121c,123
cがリール111の装着の際に挿入ガイドにもなり、よ
り装着し易くなり、併せてリールの波打ち振動を規制で
きる。
【0050】図14及び図 15は第2の発明の第4実
施例を示すものである。
【0051】図において、131,132はガイドロー
ラ、133はガイドローラ131,132及び駆動ロー
ラ112に掛けたベルト、134はベルト133に適当
なテンションを与えるように圧縮ばね135により付勢
されたテンションローラ、136は蓋117に移動可能
に保持された調整ローラで、一方の固定端137aに固
定されかつ他端を引っ掛け部材138に係合させたばね
部材137により内方に向かって付勢されている。そし
て、挿入されたオープンリール111は一対のガイドロ
ーラ131、132及び調整ローラ136の三点で支え
られ、駆動ローラ112で駆動されるベルト133によ
って駆動力を伝え、リール111を回転させるものであ
る。その他のローラ系以外の構成は前述第1実施例と同
様である。
【0052】以上の構成の本実施例において、テンショ
ンローラ134はベルト133に適度な張力を与えると
ともに、図15に示すように蓋117を開いてオープン
リール111を取り出した時にもベルト133が弛んで
外れないようにする役目を有している。
【0053】また、本実施例によれば、オープンリール
111のフランジ部111bにフィルム差し込み用のス
リットがあったり、真円度の悪いオープンリールにおい
てもバウンド等のない安定した回転を与えることがで
き、接触駆動面積が広くなるので、スリップ率も低くな
り制御精度の高い回転速度を得ることができる。
【0054】図16は第2の発明の第五実施例を示すも
のである。
【0055】本実施例では駆動ローラ112と調整後に
固定するテンションローラ140との間にベルト141
を掛けかつ蓋117に一対の固定ローラ116を設け、
オープンリール111の装着状態ではベルト141に対
向する 一対の固定ローラ116でオープンリール11
1をベルト141に押付け保持し、モータ113の駆動
力を駆動ローラ112及びベルト141を介してオープ
ンリール111に伝えるものである。その他の構成は前
述第1実施例と同様である。
【0056】一般に、リールに動力を伝える部材はでき
るだけ接触面積の広い方が安定した動きを与えられるの
で、ローラならばできるだけ径の大きなものを、ベルト
であればできるだけ巻付け角の大きいものが良いが、径
の大きなローラは装置の大型化につながり、巻付け角の
大きなベルトは前述第4実施例に示すようにオープンリ
ールを外した時の弛みを取るテンションローラが必要に
なってくる。
【0057】以上の構成の本実施例では、一対の固定ロ
ーラ116によって規制されたオープンリール111の
フランジと、駆動ローラ112及びテンションローラ1
40に掛け渡されたベルト141のオーバーラップ量が
適正なベルト141の張力になるようにテンションロー
ラ140の位置を調整して固定する。
【0058】このようにすることでベルトの弛みを調整
する可動式のテンションローラを不要にしている。
【0059】
【発明の効果】第1の発明は、以上説明したようにフィ
ルムの巻き状態を整える逆回転の前にリールとリール軸
の結合のための微少回転を加えることにより、リールと
リール軸の確実な結合が得られ、フィルムの初期ロード
の確実性をも増し、さらにフィルム搬送装置としての、
あるいはカートリッジ自体の過負荷な状態が発生しなく
なり、双方の耐久性を向上することができる。
【0060】
【0061】さらに、コスト高なリール軸を設けなくて
も良いため、安価なキャリアを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る第1実施例のフィルム搬送装
置の概略構成図である。
【図2】同じくそのリール軸及び関連機構の斜視図であ
る。
【図3】そのリール軸とリールの完全結合状態の断面図
である。
【図4】同じく不完全結合状態を声明する正面図であ
る。
【図5】同じく図4のY−Y線の断面図である。
【図6】同じくフィルム搬送装置の動作チャートであ
る。
【図7】第1の発明の第2実施例を説明する動作チャー
トである。
【図8】第1の発明の第3実施例を説明する動作チャー
トである。
【図9】従来例のフィルム搬送装置の概略構成図であ
る。
【図10】第2の発明に係る第1実施例のフィルム保持
装置の正面図である。
【図11】同じくその縦断面図である。
【図12】第2の発明の第2実施例の縦断面図である。
【図13】第2の発明の第3実施例の縦断面図である。
【図14】第2の発明の第4実施例の正面図である。
【図15】そのリール取り出し状態の正面図である。
【図16】第2の発明の第5実施例の正面図である。
【図17】従来例のオープンリールキャリアの斜視図で
ある。
【図18】そのリール軸部分拡大図である。
【図19】そのリール軸の拡大斜視図である。
【符号の説明】
F ロールフィルム 21 カートリッジ 22 リール 24 軸頭 27 リール軸 33 エンコーダ羽根

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールフィルムが巻き付けられ、軸部に
    結合穴が設けられたリールを保持するカートリッジを装
    填部に装着し、装着されたカートリッジからフィルムを
    送り出して巻取部へ搬送するフィルム搬送装置におい
    て、 カートリッジに保持されたリールの結合穴に進入、退避
    可能であり、リールを回転駆動するリール軸と、 前記リール軸をリールの結合穴に進入するように付勢す
    る付勢手段と、 前記リール軸を回転する駆動手段と、 前記リール軸を回転せずにリールの結合穴に進入させた
    後、前記リール軸の微小回転、停止動作を1回以上行な
    って前記リール軸と結合穴が一体的に回転する結合状態
    にしてから、リール上のフィルムを巻き締める方向に前
    記リール軸を回転させるように前記駆動手段を作動する
    駆動制御手段とを有することを特徴とするフィルム搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 N+1回目の前記リール軸の微少回転時
    間TN+1がN回目の微少回転時間TNに対して常にTN+1
    ≠TNとなることを特徴とする請求項1記載のフィルム
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記リール軸の微少回転時間が前記駆動
    手段の動作量に応じて変化することを特徴とする請求項
    1または2記載のフィルム搬送装置。
  4. 【請求項4】 N回目の前記リール軸の微少回転時間T
    NとN+1回目の微少回転時間TN+1とN回目の回転動作
    が終了してからN+1回目の微少回転動作が開始される
    までの休止時間tNとが TN+tN=一定 TN+1≠TN であることを特徴とする請求項1記載のフィルム搬送装
    置。
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