JP2547799Y2 - ポンプ付き容器 - Google Patents
ポンプ付き容器Info
- Publication number
- JP2547799Y2 JP2547799Y2 JP1991076886U JP7688691U JP2547799Y2 JP 2547799 Y2 JP2547799 Y2 JP 2547799Y2 JP 1991076886 U JP1991076886 U JP 1991076886U JP 7688691 U JP7688691 U JP 7688691U JP 2547799 Y2 JP2547799 Y2 JP 2547799Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- vertical
- outer peripheral
- suction pipe
- peripheral edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】本考案は、クリーム状等の内
容物を収容して定量取出しを得るポンプ付き容器に係る
ものである。
容物を収容して定量取出しを得るポンプ付き容器に係る
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般家庭で使用するこの種の容器
として、竪筒形の容器本体に手動ポンプを装着し、その
容器本体内に落し蓋を昇降可動に内装したものがある。
この場合、収容したクリーム状等の内容物の表面に鍔状
の落し蓋を置き、ポンプの操作による内容物の減少に従
いその落し蓋を共に下降させて、内容物中に中空部が生
じるのを防止する。つまり、クリーム状等の内容物は、
流動性が極端に悪いだけでなく、内部の負圧化に伴い表
面から空気を取り込むため、そのような落し蓋がない
と、使用している内に、ポンプの吸上げ管の周辺に空白
部が生じ、一旦これが発生すると、未だ内容物が存在す
るにもかかわらずその取り出しが不能になるからであ
る。
として、竪筒形の容器本体に手動ポンプを装着し、その
容器本体内に落し蓋を昇降可動に内装したものがある。
この場合、収容したクリーム状等の内容物の表面に鍔状
の落し蓋を置き、ポンプの操作による内容物の減少に従
いその落し蓋を共に下降させて、内容物中に中空部が生
じるのを防止する。つまり、クリーム状等の内容物は、
流動性が極端に悪いだけでなく、内部の負圧化に伴い表
面から空気を取り込むため、そのような落し蓋がない
と、使用している内に、ポンプの吸上げ管の周辺に空白
部が生じ、一旦これが発生すると、未だ内容物が存在す
るにもかかわらずその取り出しが不能になるからであ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の落し蓋
は、鍔状の蓋板が図３に示すように下反りか又は図４に
に示すように水平であるため、この落し蓋を充填した内
容物の表面に載せた際、吸上げ管等との間に少々の隙間
があったとしても多少なりとも空気を抱き込み、この空
気が程度の差こそあれ上述のように吸上げ管の周辺に内
容物の空白部を生じさせて、内容物の取り出しを不能に
することがある。ところで、特開昭６３−９６０５０号
公報には、そのような鍔状の蓋板において、外周縁部だ
けを上反りさせたものが示されている。しかし、この場
合でも、その蓋板の外周縁と内周縁とを容器本体の内周
面と吸上げ管とに密接させているから、空気の抱き込み
は免れ得ず、また、一旦入り込んだ空気は逃げだし不能
であり、結局は前例と同じ結果を招く。本考案は、かか
る従来の問題点を解決しようとするものである。
は、鍔状の蓋板が図３に示すように下反りか又は図４に
に示すように水平であるため、この落し蓋を充填した内
容物の表面に載せた際、吸上げ管等との間に少々の隙間
があったとしても多少なりとも空気を抱き込み、この空
気が程度の差こそあれ上述のように吸上げ管の周辺に内
容物の空白部を生じさせて、内容物の取り出しを不能に
することがある。ところで、特開昭６３−９６０５０号
公報には、そのような鍔状の蓋板において、外周縁部だ
けを上反りさせたものが示されている。しかし、この場
合でも、その蓋板の外周縁と内周縁とを容器本体の内周
面と吸上げ管とに密接させているから、空気の抱き込み
は免れ得ず、また、一旦入り込んだ空気は逃げだし不能
であり、結局は前例と同じ結果を招く。本考案は、かか
る従来の問題点を解決しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、竪筒形の容器本体１の口部１１に竪シリンダ型
手動ポンプ２を装着して、該竪シリンダ型手動ポンプの
シリンダ２２をその容器本体１内上部中央に垂下させ、
該シリンダ２２の下端から該シリンダと同一の外径でか
つ外周面が面一に連なる吸上げ管４を垂設してその容器
本体１内下部へと真っ直ぐに垂下させ、また、その容器
本体１内に鍔状の落し蓋３を昇降可動に内装し、該落し
蓋３には、鍔状でかつ半径方向の縦断面が逆へ字状に上
反りした状態で鍔周り方向に一周して下面が内周縁側と
外周縁側との双方で上反りした２方向の傾斜面３１をな
す蓋板３０を設け、該蓋板の内周縁から前記シリンダ２
２乃至吸上げ管４の外径よりもわずかに大きな内径を有
する小筒３２を立設し、該小筒の内周にそのシリンダ２
２乃至吸上げ管４の外周面へ摺動自在に当接させる複数
の縦突条３３を並設して、該小筒及び縦突条をもってそ
のシリンダ２２乃至吸上げ管４の外周面に昇降摺動自在
に嵌合させるとともに、縦突条相互間にわずかな隙間３
４を形成させ、かつ、蓋板３０の外周縁を容器本体１の
内周にわずかな隙間３５をもたせて昇降自在に遊挿させ
たことを特徴とする。
考案は、竪筒形の容器本体１の口部１１に竪シリンダ型
手動ポンプ２を装着して、該竪シリンダ型手動ポンプの
シリンダ２２をその容器本体１内上部中央に垂下させ、
該シリンダ２２の下端から該シリンダと同一の外径でか
つ外周面が面一に連なる吸上げ管４を垂設してその容器
本体１内下部へと真っ直ぐに垂下させ、また、その容器
本体１内に鍔状の落し蓋３を昇降可動に内装し、該落し
蓋３には、鍔状でかつ半径方向の縦断面が逆へ字状に上
反りした状態で鍔周り方向に一周して下面が内周縁側と
外周縁側との双方で上反りした２方向の傾斜面３１をな
す蓋板３０を設け、該蓋板の内周縁から前記シリンダ２
２乃至吸上げ管４の外径よりもわずかに大きな内径を有
する小筒３２を立設し、該小筒の内周にそのシリンダ２
２乃至吸上げ管４の外周面へ摺動自在に当接させる複数
の縦突条３３を並設して、該小筒及び縦突条をもってそ
のシリンダ２２乃至吸上げ管４の外周面に昇降摺動自在
に嵌合させるとともに、縦突条相互間にわずかな隙間３
４を形成させ、かつ、蓋板３０の外周縁を容器本体１の
内周にわずかな隙間３５をもたせて昇降自在に遊挿させ
たことを特徴とする。
【０００５】
【作用】如上の構成であるから、落し蓋３を充填した内
容物の表面に載せた際、下面に空気を抱き込んでも、蓋
板３０の下面の内周縁側と外周縁側との双方て上反りし
た２方向の傾斜面３１により、その空気は蓋板３０の内
周縁側又は外周縁側へと送られ、小筒３２内における縦
突条３３間のわずかな隙間３４又は蓋板３０の外周縁周
辺のわずかな隙間３５から上方へと排除される。したが
って、吸上げ管４の周辺に空白部を生じさせることはな
い。
容物の表面に載せた際、下面に空気を抱き込んでも、蓋
板３０の下面の内周縁側と外周縁側との双方て上反りし
た２方向の傾斜面３１により、その空気は蓋板３０の内
周縁側又は外周縁側へと送られ、小筒３２内における縦
突条３３間のわずかな隙間３４又は蓋板３０の外周縁周
辺のわずかな隙間３５から上方へと排除される。したが
って、吸上げ管４の周辺に空白部を生じさせることはな
い。
【０００６】
【実施例】図１、図２は、本考案の実施例を示してい
る。図において、１は、竪筒形の容器本体、２は、該容
器本体の口部１１に気密に装着して、シリンダ２２をそ
の容器本体１内上部中央に垂下させた小型の竪シリンダ
型手動ポンプ、３は、容器本体内に昇降可動に内装した
鍔状の落し蓋、４は、竪シリンダ型手動ポンプのシリン
ダ２２から垂設した吸上げ管、５は、竪シリンダ型手動
ポンプの上端に設けたノズルであり、いずれも合成樹脂
製である。容器本体１は、有底円筒であり、水平の底壁
１２を有し、その内底面の中央に吸上げ管用嵌合子１３
を突設している。ポンプ２は、上方へと突出するステム
２１を有し、シリンダ２２に内装したスプリング２３に
抗してそのステムを押し下げ・放して、内部のピストン
２４を往復させることにより、吸込弁及び吐出弁が働い
て、容器本体１内の内容物を吸い上げてはステム２１か
ら噴出させるようになっている。吸上げ管４は、上端部
を前記竪シリンダ型手動ポンプ２の小径の下端部外周に
嵌合させて真っ直ぐに垂下させ、下端部を前記嵌合子１
３に嵌合させ、該下端部に吸込み口４１を形成するとと
もに、前記底壁１２への突当て片４２を設けており、ま
た、管外径を前記シリンダ２２中間部の外径と同径にし
て、相互の外周面を面一に連ならせている。落し蓋３
は、鍔状でかつ半径方向の縦断面が逆へ字状に上反りし
た状態で鍔周り方向に一周して下面が内周縁側と外周縁
側との双方て上反りした２方向の傾斜面３１をなす蓋板
３０を設け、該蓋板の内周縁から前記シリンダ２２乃至
吸上げ管４の外径よりもわずかに大きな内径を有する小
筒３２を立設し、該小筒の内周にそのシリンダ２２乃至
吸上げ管４の外周面へ摺動自在に当接させる複数の縦突
条３３を並設して、該小筒及び縦突条をもってそのシリ
ンダ２２乃至吸上げ管４の外周面に昇降摺動自在に嵌合
させるとともに、縦突条相互間にわずかな隙間３４を形
成させ、かつ、蓋板３０の外周縁を容器本体１の内周に
わずかな隙間３５をもたせて昇降自在に遊挿させてい
る。ノズル５は、前記ステム２１の上端に嵌合させ、先
端５１を前方に突出し、上面を押下げ面５２としてい
る。
る。図において、１は、竪筒形の容器本体、２は、該容
器本体の口部１１に気密に装着して、シリンダ２２をそ
の容器本体１内上部中央に垂下させた小型の竪シリンダ
型手動ポンプ、３は、容器本体内に昇降可動に内装した
鍔状の落し蓋、４は、竪シリンダ型手動ポンプのシリン
ダ２２から垂設した吸上げ管、５は、竪シリンダ型手動
ポンプの上端に設けたノズルであり、いずれも合成樹脂
製である。容器本体１は、有底円筒であり、水平の底壁
１２を有し、その内底面の中央に吸上げ管用嵌合子１３
を突設している。ポンプ２は、上方へと突出するステム
２１を有し、シリンダ２２に内装したスプリング２３に
抗してそのステムを押し下げ・放して、内部のピストン
２４を往復させることにより、吸込弁及び吐出弁が働い
て、容器本体１内の内容物を吸い上げてはステム２１か
ら噴出させるようになっている。吸上げ管４は、上端部
を前記竪シリンダ型手動ポンプ２の小径の下端部外周に
嵌合させて真っ直ぐに垂下させ、下端部を前記嵌合子１
３に嵌合させ、該下端部に吸込み口４１を形成するとと
もに、前記底壁１２への突当て片４２を設けており、ま
た、管外径を前記シリンダ２２中間部の外径と同径にし
て、相互の外周面を面一に連ならせている。落し蓋３
は、鍔状でかつ半径方向の縦断面が逆へ字状に上反りし
た状態で鍔周り方向に一周して下面が内周縁側と外周縁
側との双方て上反りした２方向の傾斜面３１をなす蓋板
３０を設け、該蓋板の内周縁から前記シリンダ２２乃至
吸上げ管４の外径よりもわずかに大きな内径を有する小
筒３２を立設し、該小筒の内周にそのシリンダ２２乃至
吸上げ管４の外周面へ摺動自在に当接させる複数の縦突
条３３を並設して、該小筒及び縦突条をもってそのシリ
ンダ２２乃至吸上げ管４の外周面に昇降摺動自在に嵌合
させるとともに、縦突条相互間にわずかな隙間３４を形
成させ、かつ、蓋板３０の外周縁を容器本体１の内周に
わずかな隙間３５をもたせて昇降自在に遊挿させてい
る。ノズル５は、前記ステム２１の上端に嵌合させ、先
端５１を前方に突出し、上面を押下げ面５２としてい
る。
【０００７】
【考案の効果】本考案によれば、既述構成であるから、
充填した内容物の表面に落し蓋３を載せたときに、蓋板
３０の下面に空気を抱き込んだとしても、この空気を、
蓋板３０の下面の内周縁側と外周縁側との双方で上反り
した２方向の傾斜面３１により、その内周縁側又は外周
縁側へと送ることができ、そして、小筒３２内における
縦突条３３間のわずかな隙間３４又は蓋板３０の外周縁
周辺のわずかな隙間３５を通じて上方へと自動的に排除
することができて、吸上げ管４の周辺に内容物の空白部
を生じさせることはなく、内容物が取り出し不能となる
ことはない。構造簡単でコストを上昇させることもな
い。
充填した内容物の表面に落し蓋３を載せたときに、蓋板
３０の下面に空気を抱き込んだとしても、この空気を、
蓋板３０の下面の内周縁側と外周縁側との双方で上反り
した２方向の傾斜面３１により、その内周縁側又は外周
縁側へと送ることができ、そして、小筒３２内における
縦突条３３間のわずかな隙間３４又は蓋板３０の外周縁
周辺のわずかな隙間３５を通じて上方へと自動的に排除
することができて、吸上げ管４の周辺に内容物の空白部
を生じさせることはなく、内容物が取り出し不能となる
ことはない。構造簡単でコストを上昇させることもな
い。
【図１】 本考案の実施例を示す截断側面図である。
【図２】 同例の要部部材の截断側面図である。
【図３】 従来の要部部材の一例を示す截断側面図であ
る。
る。
【図４】 従来の要部部材の他の例を示す截断側面図で
ある。
ある。
１…容器本体 ２…竪シリンダ型手
動ポンプ ３…落し蓋 ４…吸上げ管 ５…ノズル １１…口部 １２…底壁 １３…嵌合子 ２１…ステム ２２…シリンダ ２３…スプリング ２４…ピストン ３０…蓋板 ３１…傾斜面 ３２…小筒 ３３…縦突条 ３４…隙間 ３５…隙間 ４１…吸込み口 ４２…突当て片 ５１…先端 ５２…押下げ面
動ポンプ ３…落し蓋 ４…吸上げ管 ５…ノズル １１…口部 １２…底壁 １３…嵌合子 ２１…ステム ２２…シリンダ ２３…スプリング ２４…ピストン ３０…蓋板 ３１…傾斜面 ３２…小筒 ３３…縦突条 ３４…隙間 ３５…隙間 ４１…吸込み口 ４２…突当て片 ５１…先端 ５２…押下げ面
Claims (1)
- 【請求項１】 竪筒形の容器本体１の口部１１に竪シリ
ンダ型手動ポンプ２を装着して、該竪シリンダ型手動ポ
ンプのシリンダ２２をその容器本体１内上部中央に垂下
させ、該シリンダ２２の下端から該シリンダと同一の外
径でかつ外周面が面一に連なる吸上げ管４を垂設してそ
の容器本体１内下部へと真っ直ぐに垂下させ、また、そ
の容器本体１内に鍔状の落し蓋３を昇降可動に内装し、
該落し蓋３には、鍔状でかつ半径方向の縦断面が逆へ字
状に上反りした状態で鍔周り方向に一周して下面が内周
縁側と外周縁側との双方で上反りした２方向の傾斜面３
１をなす蓋板３０を設け、該蓋板の内周縁から前記シリ
ンダ２２乃至吸上げ管４の外径よりもわずかに大きな内
径を有する小筒３２を立設し、該小筒の内周にそのシリ
ンダ２２乃至吸上げ管４の外周面へ摺動自在に当接させ
る複数の縦突条３３を並設して、該小筒及び縦突条をも
ってそのシリンダ２２乃至吸上げ管４の外周面に昇降摺
動自在に嵌合させるとともに、縦突条相互間にわずかな
隙間３４を形成させ、かつ、蓋板３０の外周縁を容器本
体１の内周にわずかな隙間３５をもたせて昇降自在に遊
挿させたことを特徴とするポンプ付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991076886U JP2547799Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ポンプ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991076886U JP2547799Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ポンプ付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0625185U JPH0625185U (ja) | 1994-04-05 |
| JP2547799Y2 true JP2547799Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13618123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991076886U Expired - Fee Related JP2547799Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ポンプ付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547799Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE8713197U1 (ja) * | 1986-10-03 | 1988-02-04 | Bramlage Gmbh, 2842 Lohne, De |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP1991076886U patent/JP2547799Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0625185U (ja) | 1994-04-05 |
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| JPH0511177Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |