JP2547772B2 - 絞り成形方法 - Google Patents

絞り成形方法

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JP2547772B2 JP62147515A JP14751587A JP2547772B2 JP 2547772 B2 JP2547772 B2 JP 2547772B2 JP 62147515 A JP62147515 A JP 62147515A JP 14751587 A JP14751587 A JP 14751587A JP 2547772 B2 JP2547772 B2 JP 2547772B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のボディパネルに代表されるような
パネル部品の絞り成形方法に関する。
従来の技術 例えば第4図に示す自動車の開閉体30については、ア
ウターパネル31とインナーパネル32とをヘミング結合す
ることで構成されるのが一般的であるが、その前段とし
てインナーパネル32は第5図および第6図のダブルアク
ションタイプの絞りプレス型によって略ボックス状に絞
り成形される。
詳しくは、ダイ1上に投入されたパネル状素材Waの周
縁部Hをダイ1のしわ押さえ部1aとブランクホルダ2と
でホールドしつつ、ダイ1とポンチ3との協働により素
材Waを絞り込むことで、縦壁部Qをもつ製品部領域Pを
含んでなる絞り成形品Sが成形される。そして、絞り成
形品Sのうち非製品部領域である周縁部Hを、後工程で
トリムラインLよりトリミングすることで上記のインナ
ーパネル32が得られる。
この場合、第4図に符号Aで示したコーナー部近傍に
ついては絞り深さが最も大きく素材肉の塑性流動が激し
いことから、素材肉の過不足によってしわや割れといっ
た成形欠陥が発生しやすい。
そこで従来は、縦壁部Qを成形するべく素材Waの周縁
部Hを断面略U字状に絞り込むにあたり(第6図参
照)、ダイ1のエッジライン1bおよびポンチ3の外形線
3aを第5図に符号4で示すように非製品部領域H側に局
部的に大きく膨出させ、実質的に非製品部領域Hまで余
分に絞り込むことで上記の成形欠陥を防止するようにし
ている。
発明が解決しようとする問題点 従来の方法によれば、素材Waを全周をブランクホルダ
2でホールドすることを前提とした上で、非製品部領域
Hまで余分に絞り込むものであるから、第5図から明ら
かなようにこの余分の絞り込み量だけ予め素材形状を大
きくする必要があり、その結果として材料歩留まりが極
端に悪くなる。
本発明は、歩留まりの悪化をもたらすことなく上記の
ような成形欠陥を防止した絞り成形方法を提供しようと
するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記のインナーパネルのように縦壁部をも
つ略ボックス形の製品部領域を含んでなる絞り成形品を
形成する方法において、非製品部領域となるパネル状素
材の周縁部をダイとブランクホルダとでホールドしつ
つ、素材をダイとポンチとの協働により略U字状に絞り
込んで前記縦壁部を成形するにあたり、ダイとブランク
ホルダとでホールドされるべき周縁部のうちの一部をホ
ールドすることなく前記U字状部の深さまでポンチによ
り絞り込むことを特徴とするものである。
作用 上記の方法によれば、素材周縁部の一部を非拘束の状
態のままポンチで絞り込むことにより例えば第1図示の
ような形状となり、これによって素材形状を大きくする
ことなしにしわや割れといった成形欠陥が防止される。
実施例 第2図および第3図は本発明の一実施例を示す図であ
り、第5図および第6図と同様に第4図のインナーパネ
ル32を成形する場合について例示している。
本実施例においては第5図および第6図と比較すると
明らかなように、ダイ1のエッジライン1bおよびポンチ
3の外形線3aをより製品部領域Pの形状に近似させる一
方、それらエッジライン1bおよび外形線3aが製品部領域
Pのコーナー部近傍A(第4図参照)においてそれぞれ
ダイ1およびポンチ3の側面に開口した位置で終わるよ
うに設定されている。これを型構造の面からみると、第
3図の型構造では第6図にいうダイ1のしわ押さえ部1a
が切除されて凹状部5のみが形成されており、したがっ
て素材Wの周縁部Hのうち凹状部5に対応する部分につ
いては、ダイ1とブランクホルダ2とで挟持されること
なく、いわゆる非拘束の状態でポンチ3によって絞り込
まれることになる。なお、凹状部5のコーナー部5aにつ
いては相手側のポンチ3とともにアール面取り加工が施
されている。
第1図は第3図の成形法によって成形された絞り成形
品の要部を示しており、縦壁部Qを成形するべくダイ1
とポンチ3とによりU字状部Rを絞り込むにあたり、a
−a断面についてみた場合にはU字状部Rの最深部であ
るために素材Wの移動量(絞り込み流入量)が最大とな
るのに対し、b−b断面ではU字状部Rの最浅部に近い
ために素材Wの移動量がきわめて小さくなる。
そして、上記のような素材Wの移動に応じて素材Wに
は伸びと縮みとが与えられることになるが、とりわけa
−a断面とb−b断面での絞り深さの差が大きいため
に、しわの発生原因であるところのいわゆる素材余りが
起こることになる。その一方で、素材Wの周縁部Hのう
ち凹状部5に対応する部分を、線▲▼のように
ポンチ3が凹状部5側に絞り込むことで素材Wに伸び
(張り)を与える。同時にコーナー部5aに対応する稜線
部Tにて凹状部5側への素材流入量の微妙な調整を行
い、これらによって上記の素材余りを吸収してしわの発
生を防止する。
そして、第2図から明らかなように本実施例で必要と
される素材Wの大きさは従来の素材Waと比較してlだけ
小さくて済むことになる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、本来ダイとブランクホ
ルダとでホールドされるべき素材の周縁部のうちの一部
をホールドすることなくU字状部の深さまでポンチによ
り絞り込むようにしたものであるから、従来と比較して
素材形状が著しく小さくて済み歩留まりがよくなる。ま
た、素材形状が小さいながらも従来と同等もしくはそれ
以上に成形性が安定しており、しわや割れといった成形
欠陥を招くことなく製品品質が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図で絞り成形品の要部
斜視図、第2図は第1図の絞り成形品を成形するための
プレス型の平面説明図、第3図は第2図のIII−III線に
沿う断面図、第4図は自動車の開閉体の斜視図、第5図
は従来のプレス型の平面説明図、第6図は第5図のVI−
VI線に沿う断面図である。 1……ダイ、2……ブランクホルダ、3……ポンチ、5
……凹状部、H……周縁部、P……製品部領域、Q……
縦壁部、R……U字状部、S……絞り成形品、W……素
材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦壁部をもつ略ボックス形の製品部領域を
    含んでなる絞り成形品を成形する方法において、非製品
    部領域となるパネル状素材の周縁部をダイとブランクホ
    ルダとでホールドしつつ、素材をダイとポンチとの協働
    により略U字状に絞り込んで前記縦壁部を成形するにあ
    たり、ダイとブランクホルダとでホールドされるべき周
    縁部のうちの一部をホールドすることなく前記U字状部
    の深さまでポンチにより絞り込むことを特徴とする絞り
    成形方法。
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JP4386130B2 (ja) 2007-11-30 2009-12-16 トヨタ自動車株式会社 プレス装置用金型および開放絞り成形方法
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