JP2547609Y2 - 油圧パイロット式操作弁 - Google Patents

油圧パイロット式操作弁

Info

Publication number
JP2547609Y2
JP2547609Y2 JP1991049550U JP4955091U JP2547609Y2 JP 2547609 Y2 JP2547609 Y2 JP 2547609Y2 JP 1991049550 U JP1991049550 U JP 1991049550U JP 4955091 U JP4955091 U JP 4955091U JP 2547609 Y2 JP2547609 Y2 JP 2547609Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
stopper
spring
retainer
neutral position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991049550U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04133004U (ja
Inventor
茂 篠原
盛太 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1991049550U priority Critical patent/JP2547609Y2/ja
Publication of JPH04133004U publication Critical patent/JPH04133004U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547609Y2 publication Critical patent/JP2547609Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Servomotors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設機械のブームシリ
ンダ、リフトシリンダ等に圧油を供給する油圧パイロッ
ト式操作弁に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧パイロット式操作弁としては種々の
ものが知られている。例えば、弁本体のスプール孔にス
プールを中立位置を境として左右一方向に下げ位置、浮
き位置、左右他方向に上げ位置に摺動自在に嵌挿し、弁
本体の左右に取付けた左右のバネケース内に設けた左右
のバネでスプールを中立位置に保持し、左右一方向のバ
ネケース内にパイロット圧油を供給するとスプールが左
右他方向に摺動して上げ位置となり、左右他方向のバネ
ケース内にパイロット圧油を供給するとスプールが左右
一方向に摺動して下げ位置、上げ位置となるものが知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる油圧パイロット
式操作弁の左右バネケース内には減圧式の油圧パイロッ
ト弁からパイロット圧油が供給され、その油圧パイロッ
ト弁の出力圧力は操作レバーの操作ストロークに比例し
て増大するものであり、左右一方のバネケース内にパイ
ロット圧油を供給して上げ位置とする場合には良いが、
左右他方のバネケース内にパイロット圧油を供給して下
げ位置、浮き位置とする場合には操作レバーの操作スト
ロークによるパイロット圧油の圧力とバネ力をつり合わ
せることで下げ位置、浮き位置とするので、スプールを
下げた位置に正しく位置決めすることが大変面倒である
し、油圧パイロット弁の出力油圧のバラツキとバネ力の
バラツキ等によって操作レバーを所定のストローク操作
してもスプールが正しい下げ位置とならないことがあ
り、このためにポートの開口面積が所定の値とならずに
ブームシリンダからの戻り油のタンクへの流出量が所定
の値にならずに下降速度が所定の値とならないことがあ
る。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした油圧パイロット式操作弁を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】スプール22を左右のバ
ネによって左右両方向に付勢して中立位置Aに保持し、
油圧パイロット弁12から左右一方の受圧部13にパイ
ロット圧油を供給することでスプール22を左右他方の
バネに抗して中立位置Aから左右他方の上げ位置Bに移
動し、油圧パイロット弁12から左右他方の受圧部14
にパイロット圧油を供給することでスプール22を左右
一方のバネに抗して中立位置Aから左右一方の下げ位置
C,浮き位置Dに順次移動する油圧パイロット式操作弁
において、前記スプール22を左右他方に付勢するバネ
24を有するバネケース23内に、スプール22の段部
22aに当接する第1リテーナ25、バネケース23の
底壁23aに当接し、かつ第1ストッパー26と第4ス
トッパー36を有する第2リテーナ27、スプール22
の小径端部22bに当接し、第2ストッパー28を有す
る第3リテーナ29、この第3リテーナ29と対向しか
つスプール22に対して左右方向に移動可能で第3スト
ッパー35を有する第4リテーナ33を設け、前記第1
・第2リテーナ25,27間にバネ24を設けてスプー
ル22を左右他方に付勢し、前記第3・第4リテーナ2
9,33間に補助バネ34を設けて第4リテーナ33を
左右一方に付勢し、スプール22が中立位置の時に前記
第1・第2ストッパ26,28間の距離L1をスプール
22の中立位置から浮き位置までのストロークと同一と
し、スプール22が中立位置の時に前記第3ストッパー
35と前記第4ストッパー36との間の距離L2をスプ
ール22の中立位置から下げ位置までのストロークと同
一でL>Lとしたことを特徴とする油圧パイロット
式操作弁。
【0006】
【作 用】左右他方の受圧部14にパイロット圧油を
供給すると、スプール22が左右一方のバネを圧縮しな
がら中立位置から左右一方に移動開始して下げ位置とな
る。スプール22が下げ位置となると第3ストッパー3
5が第4ストッパー36に当接する。スプール22が更
に左右一方に移動すると左右一方のバネとともに補助バ
ネ34を圧縮しながら下げ位置から浮き位置に移動し、
スプール22が浮き位置となると第1ストッパー26と
第2ストッパー28が当接して浮き位置に位置決めされ
る。
【0007】
【実 施 例】図1に示すように、油圧パイロット式操
作弁1は油圧ポンプ2とシリンダ3との間に設けられ、
油圧ポンプ2の吐出側に接続した入口ポート4をタンク
5に連通したタンクポート6に連通し、かつシリンダ3
の上げ室7、下げ室8に連通した第1・第2のアクチュ
エータポート9,10を遮断する中立位置Aと、入口ポ
ート4と第1アクチュエータポート9を連通し、第2ア
クチュエタポート10とタンクポート6を連通する上げ
位置Bと、入口ポート4と第2アクチュエータポート1
0を連通し第1アクチュエータポート9をタンクポート
6に連通する下げ位置Cと、各ポートを連通する浮き位
置Dを備え、油圧パイロット弁12でパイロット油圧ポ
ンプ11の吐出油をパイロット圧油として左右の受圧部
13,14に供給することで中立位置Aから上げ位置
B、下げ位置C、浮き位置Dに切換えられる。図2に示
すように、操作弁本体20のスプール孔21内にスプー
ル22が左右摺動自在に嵌合され、このスプール22は
操作弁本体20の左右端面に設けたバネケース23内に
突出してバネ24で中立位置に保持され、前記左方のバ
ネケース23内にはスプール22の段部22aに当接し
た第1リテーナ25、バネケース23の底壁23aに当
接し、かつ筒状の第1ストッパー26を備えた第2リテ
ーナ27が設けられ、この第1リテーナ25と第2リテ
ーナ27との間にバネ24が設けられてあり、スプール
22の小径端部22bには筒状の第2ストッパー28を
備えた第3リテーナ29が当接し、かつカラー30が長
ボルト31と座板32を介して取付けてあり、この座板
32に当接した第4リテーナ33と前記第3リテーナ2
9との間に補助バネ34が設けてあり、第1ストッパー
26と第2ストッパー28が相対向し、かつ両者間の距
離L1がスプール22の中立位置から浮き位置間でのス
トロークと同一となり、前記第4リテーナ33に設けた
筒状の第3ストッパー35が第2リテーナ27に設けた
第4ストッパー36と相対向しかつ両者間の距離L2が
スプール22の中立位置から下げ位置までのストローク
と同一となっている。
【0008】次に作動を説明する左側のバネケース23
内部、つまり図1の左の受圧部13にパイロット圧油を
供給するとスプール22は右方にされて中立位置Aから
上げ位置Bとなり、右側のバネケース23内部、つまり
図1の右の受圧部14にパイロット圧油を供給するとス
プール22はバネ24に抗して左方に摺動し、第3スト
ッパー35が第2リテーナ27の第4ストッパー36に
当接すると中立位置Aから下げ位置Cとなり、更に右の
受圧部14にパイロット圧油を供給するとバネ24と補
助バネ34を圧縮しながらスプール22が左方に摺動し
て第2ストッパー28が第1ストッパー26に当接して
スプール22は下げ位置Cから浮き位置Dとなる。この
ように、スプール22に作用されるバネ力は図3に示す
ようにストロークS1(L1)間ではバネ24にのみと
なり、それ以後はバネ24と補助バネ34の和になるか
ら急激に大きくなる。他方、油圧パイロット弁12の出
力圧は図3に示すように操作ストロークに比例して増大
するので、スプール22がストロークS1摺動した後に
摺動開始するまでにストロークS3だけ操作して出力圧
を高くする必要があり、オペレータは油圧パイロット弁
12をストロークS3の範囲内に操作すればスプール2
2が下げ位置Cとなり、それより更に操作すると浮き位
置Dとなるから、バネ力のバラツキや油圧パイロット弁
12の出力圧のバラツキがあってもスプール22を正確
に下げ位置Cとすることができ、図1における第1アク
チュエータポート9とタンクポート6の開口面積を所定
の値としてブームシリンダ3の上げ室7からの戻り圧油
をタンク5に所定流量排出してブームシリンダ3の下降
速度を所定の速度に一定に保持できる。
【0009】
【考案の効果】左右他方の受圧部14にパイロット圧油
を供給すると、スプール22が左右一方のバネを圧縮し
ながら中立位置から左右一方に移動開始して下げ位置と
なる。スプール22が下げ位置となると第3ストッパー
35が第4ストッパー36に当接する。スプール22が
更に左右一方に移動すると左右一方のバネとともに補助
バネ34を圧縮しながら下げ位置から浮き位置に移動
し、スプール22が浮き位置となると第1ストッパー2
6と第2ストッパー28が当接して浮き位置に位置決め
される。このように、スプール22を中立位置から下げ
位置に移動する間には左右一方のバネが圧縮され、下げ
位置から浮き位置まで移動する間に左右一方のバネと補
助バネ34が圧縮されるからバネ力が急激に大きくな
り、スプール22を下げ位置から浮き位置に向けて移動
するにはパイロット圧油を急激に高くする必要がある。
したがって、油圧パイロット弁12がある操作ストロー
ク範囲内であればスプール、22は下げ位置に保持され
るから浮き位置を有する油圧パイロット式操作弁におい
て、バネ力のバラツキや油圧パイロット弁の出力圧のバ
ラツキがあってもスプール22を下げ位置に正確に移動
できる。したがって例えばリフトシリンダに圧油を供給
する場合にはリフトシリンダからの戻り油のタンクへの
流出流量を所定の値として下降速度を所定の速さとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧パイロット式操作弁の模式説明図である。
【図2】油圧パイロット式操作弁の断面図である。
【図3】油圧パイロット弁の出力圧とバネ力の関係を示
す図表である。
【符号の説明】
12 油圧パイロット弁、13 一方の受圧部、14
他方の受圧部、22スプール、23 バネケース、24
バネ、25 第1リテーナ、26 第1ストッパー、
27 第2リテーナ、28 第2ストッパ、29 第3
リテーナ、33 第4リテーナ、34 補助バネ、35
第3ストッパー、36 第4ストッパー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール22を左右のバネによって左右
    両方向に付勢して中立位置Aに保持し、油圧パイロット
    弁12から左右一方の受圧部13にパイロット圧油を供
    給することでスプール22を左右他方のバネに抗して
    立位置Aから左右他方の上げ位置Bに移動し、油圧パイ
    ロット弁12から左右他方の受圧部14にパイロット圧
    油を供給することでスプール22を左右一方のバネに抗
    して中立位置Aから左右一方の下げ位置C,浮き位置D
    に順次移動する油圧パイロット式操作弁において、 前記スプール22を左右他方に付勢するバネ24を有す
    るバネケース23内に、スプール22の段部22aに当
    接する第1リテーナ25、バネケース23の底壁23a
    に当接し、かつ第1ストッパー26と第4ストッパー3
    を有する第2リテーナ27、スプール22の小径端部
    22bに当接し、第2ストッパー28を有する第3リテ
    ーナ29、この第3リテーナ29と対向しかつスプール
    22に対して左右方向に移動可能で第3ストッパー35
    を有する第4リテーナ33を設け、前記第1・第2リテ
    ーナ25,27間にバネ24を設けてスプール22を左
    右他方に付勢し、前記第3・第4リテーナ29,33間
    に補助バネ34を設けて第4リテーナ33を左右一方に
    付勢しスプール22が中立位置の時に前記第1・第2
    ストッパ26,28間の距離L1をスプール22の中立
    位置から浮き位置までのストロークと同一とし、スプー
    ル22が中立位置の時に前記第3ストッパー35と前記
    第4ストッパー36との間の距離L2をスプール22の
    中立位置から下げ位置までのストロークと同一で
    としたことを特徴とする油圧パイロット式操作弁。
JP1991049550U 1991-06-03 1991-06-03 油圧パイロット式操作弁 Expired - Lifetime JP2547609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991049550U JP2547609Y2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 油圧パイロット式操作弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991049550U JP2547609Y2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 油圧パイロット式操作弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04133004U JPH04133004U (ja) 1992-12-10
JP2547609Y2 true JP2547609Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=31927467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991049550U Expired - Lifetime JP2547609Y2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 油圧パイロット式操作弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547609Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139111A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Tokyo Keiki Co Ltd 位置追従式比例ソレノイド形スプ−ル弁
JPS61133477A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Canon Inc 情報検索装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04133004U (ja) 1992-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0583405U (ja) 圧力補償弁を備えた操作弁
JP4776366B2 (ja) アクチュエータ制御装置
KR910007287B1 (ko) 유량 제어 기구를 구비한 방향 제어 밸브
JP3549126B2 (ja) 方向制御弁
EP0411808B1 (en) Logic valve
JP3531758B2 (ja) 圧力補償弁を備えた方向制御弁装置
JP2547609Y2 (ja) 油圧パイロット式操作弁
JPH07279906A (ja) 油圧制御装置
JP3673118B2 (ja) 流体圧アクチュエータの制御装置
JP3534324B2 (ja) 圧力補償弁
JP3627995B2 (ja) シリンダ降下防止弁装置
JPH01153801A (ja) 位置決め制御油圧回路
JP2577208Y2 (ja) 油圧パイロット式操作弁
EP0056369B1 (en) Pressure reducing valve for dead engine lowering
JPH0139482B2 (ja)
JPS609448Y2 (ja) 負荷昇降用シリンダ装置
JPH077601Y2 (ja) 合流制御装置
JPS6212884Y2 (ja)
JPH0124402Y2 (ja)
JP2571246Y2 (ja) パイロット操作チェック弁
JP2951848B2 (ja) クラッチ操作装置
JPS6350532Y2 (ja)
JPS603364Y2 (ja) フオ−クリフトの油圧装置
JP2540213Y2 (ja) シリンダ装置
JPH088321Y2 (ja) シリンダ制御装置