JPH04133004U - 油圧パイロツト式操作弁 - Google Patents

油圧パイロツト式操作弁

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JPH04133004U
JPH04133004U JP4955091U JP4955091U JPH04133004U JP H04133004 U JPH04133004 U JP H04133004U JP 4955091 U JP4955091 U JP 4955091U JP 4955091 U JP4955091 U JP 4955091U JP H04133004 U JPH04133004 U JP H04133004U
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spool
spring
retainer
stopper
hydraulic pilot
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JP4955091U
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茂 篠原
盛太 林
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株式会社小松製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スプールを下げ位置に正確に移動できるよう
にする。 【構成】 スプール22を左右のバネケース23内に設
けたバネ24で中立位置に保持し、一方のバネケース2
3内のパイロット圧油でスプール22を上げ位置に移動
し、他方のバネケース23内のパイロット圧油でスプー
ル22を下げ位置、浮き位置に順次移動させる構成と
し、前記一方のバネケース23内にスプール22が下げ
位置に移動すると第4ストッパー36に当接する第3ス
トッパー35を有する第4リテーナ33を設け、この第
4リテーア33とスプール22の小径端部22bに当接
した第3リテーナ29との間に補助バネ34を設け、ス
プール22が下げ位置から浮き位置に移動する間に補助
バネ34がバネ24とともに圧縮されてバネ力が急激に
大きくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械のブームシリンダ、リフトシリンダ等に圧油を供給する油 圧パイロット式操作弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧パイロット式操作弁としては種々のものが知られている。例えば、弁本体 のスプール孔にスプールを中立位置を境として左右一方向に下げ位置、浮き位置 、左右他方向に上げ位置に摺動自在に嵌挿し、弁本体の左右に取付けた左右のバ ネケース内に設けた左右のバネでスプールを中立位置に保持し、左右一方向のバ ネケース内にパイロット圧油を供給するとスプールが左右他方向に摺動して上げ 位置となり、左右他方向のバネケース内にパイロット圧油を供給するとスプール が左右一方向に摺動して下げ位置、上げ位置となるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる油圧パイロット式操作弁の左右バネケース内には減圧式の油圧パイロッ ト弁からパイロット圧油が供給され、その油圧パイロット弁の出力圧力は操作レ バーの操作ストロークに比例して増大するものであり、左右一方のバネケース内 にパイロット圧油を供給して上げ位置とする場合には良いが、左右他方のバネケ ース内にパイロット圧油を供給して下げ位置、浮き位置とする場合には操作レバ ーの操作ストロークによるパイロット圧油の圧力とバネ力をつり合わせることで 下げ位置、浮き位置とするので、スプールを下げた位置に正しく位置決めするこ とが大変面倒であるし、油圧パイロット弁の出力油圧のバラツキとバネ力のバラ ツキ等によって操作レバーを所定のストローク操作してもスプールが正しい下げ 位置とならないことがあり、このためにポートの開口面積が所定の値とならずに ブームシリンダからの戻り油のタンクへの流出量が所定の値にならずに下降速度 が所定の値とならないことがある。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした油圧パイロット式操作弁 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
スプール22を他方に付勢するバネ24を有するバネケース23内に、スプー ル22の段部22aに当接する第1リテーナ25、バネケース23の底壁23a に当接し、かつ第1ストッパー26を有する第2リテーナ27、スプール22の 小径端部22bに当時接し、第2ストッパー28を有する第3リテーナ29、こ の第3リテーナ29と対向し第3ストッパー35を有する第4リテーナ33を設 け、前記第1・第2リテーナ25,27間にバネ24を設け、前記第3・第4リ テーナ29,33間に補助バネ34を設け、前記第1・第2ストッパ26,28 間の距離L1を中立位置から浮き位置までのストロークと同一とし、前記第3ス トッパー35と第2リテーナ27に設けた第4ストッパー36との間の距離L2 を中立位置から下げ位置までのストロークと同一とした油圧パイロット式操作弁 。
【0006】
【作 用】
スプール22を中立位置から下げ位置に移動する間にはバネ24が圧縮され、 下げ位置から浮き位置まで移動する間にはバネ24と補助バネ34が圧縮される からバネ力が急激に大きくなり、スプール22を下げ位置から浮き位置に向けて 移動する時にはパイロット圧油が急激に高くなるので、油圧パイロット弁12が ある操作ストローク範囲内であればスプール22は下げ位置に保持され、バネ力 のバラツキや油圧パイロット弁の出力圧のバラツキがあってもスプール22を下 げ位置に正確に移動できる。
【0007】
【実 施 例】
図1に示すように、油圧パイロット式操作弁1は油圧ポンプ2とシリンダ3と の間に設けられ、油圧ポンプ2の吐出側に接続した入口ポート4をタンク5に連 通したタンクポート6に連通し、かつシリンダ3の上げ室7、下げ室8に連通し た第1・第2のアクチュエータポート9,10を遮断する中立位置Aと、入口ポ ート4と第1アクチュエータポート9を連通し、第2アクチュエタポート10と タンクポート6を連通する上げ位置Bと、入口ポート4と第2アクチュエータポ ート10を連通し第1アクチュエータポート9をタンクポート6に連通する下げ 位置Cと、各ポートを連通する浮き位置Dを備え、油圧パイロット弁12でパイ ロット油圧ポンプ11の吐出油をパイロット圧油として左右の受圧部13,14 に供給することで中立位置Aから上げ位置B、下げ位置C、浮き位置Dに切換え られる。 図2に示すように、操作弁本体20のスプール孔21内にスプール22が左右 摺動自在に嵌合され、このスプール22は操作弁本体20の左右端面に設けたバ ネケース23内に突出してバネ24で中立位置に保持され、前記左方のバネケー ス23内にはスプール22の段部22aに当接した第1リテーナ25、バネケー ス23の底壁23aに当接し、かつ筒状の第1ストッパー26を備えた第2リテ ーナ27が設けられ、この第1リテーナ25と第2リテーナ27との間にバネ2 4が設けられてあり、スプール22の小径端部22bには筒状の第2ストッパー 28を備えた第3リテーナ29が当接し、かつカラー30が長ボルト31と座板 32を介して取付けてあり、この座板32に当接した第4リテーナ33と前記第 3リテーナ29との間に補助バネ34が設けてあり、第1ストッパー26と第2 ストッパー28が相対向し、かつ両者間の距離L1がスプール22の中立位置か ら浮き位置間でのストロークと同一となり、前記第4リテーナ33に設けた筒状 の第3ストッパー35が第2リテーナ27に設けた第4ストッパー36と相対向 しかつ両者間の距離L2がスプール22の中立位置から下げ位置までのストロー クと同一となっている。
【0008】 次に作動を説明する 左側のバネケース23内部、つまり図1の左の受圧部13にパイロット圧油を 供給するとスプール22は右方にされて中立位置Aから上げ位置Bとなり、右側 のバネケース23内部、つまり図1の右の受圧部14にパイロット圧油を供給す るとスプール22はバネ24に抗して左方に摺動し、第3ストッパー35が第2 リテーナ27の第4ストッパー36に当接すると中立位置Aから下げ位置Cとな り、更に右の受圧部14にパイロット圧油を供給するとバネ24と補助バネ34 を圧縮しながらスプール22が左方に摺動して第2ストッパー28が第1ストッ パー26に当接してスプール22は下げ位置Cから浮き位置Dとなる。 このように、スプール22に作用されるバネ力は図3に示すようにストローク S1(L1)間ではバネ24にのみとなり、それ以後はバネ24と補助バネ34 の和になるから急激に大きくなる。 他方、油圧パイロット弁12の出力圧は図3に示すように操作ストロークに比 例して増大するので、スプール22がストロークS1摺動した後に摺動開始する までにストロークS3だけ操作して出力圧を高くする必要があり、オペレータは 油圧パイロット弁12をストロークS3の範囲内に操作すればスプール22が下 げ位置Cとなり、それより更に操作すると浮き位置Dとなるから、バネ力のバラ ツキや油圧パイロット弁12の出力圧のバラツキがあってもスプール22を正確 に下げ位置Cとすることができ、図1における第1アクチュエータポート9とタ ンクポート6の開口面積を所定の値としてブームシリンダ3の上げ室7からの戻 り圧油をタンク5に所定流量排出してブームシリンダ3の下降速度を所定の速度 に一定に保持できる。
【0009】
【考案の効果】
スプール22を中立位置から下げ位置に移動する間にはバネ24が圧縮され、 下げ位置から浮き位置まで移動する間にバネ24と補助バネ34が圧縮されるか らバネ力が急激に大きくなり、スプール22を下げ位置から浮き位置に向けて移 動する時にはパイロット圧油が急激に高くなるので、油圧パイロット弁12があ る操作ストローク範囲内であればスプール22は下げ位置に保持され、バネ力の バラツキや油圧パイロット弁の出力圧のバラツキがあってもスプール22を下げ 位置に正確に移動できる。 したがって例えばリフトシリンダに圧油を供給する場合にはリフトシリンダか らの戻り油のタンクへの流出流量を所定の値として下降速度を所定の速さとする ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧パイロット式操作弁の模式説明図である。
【図2】油圧パイロット式操作弁の断面図である。
【図3】油圧パイロット弁の出力圧とバネ力の関係を示
す図表である。
【符号の説明】
12 油圧パイロット弁、13 一方の受圧部、14
他方の受圧部、22スプール、23 バネケース、24
バネ、25 第1リテーナ、26 第1ストッパー、
27 第2リテーナ、28 第2ストッパ、29 第3
リテーナ、33 第4リテーナ、34 補助バネ、35
第3ストッパー、36 第4ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール22をバネ力で中立位置Aに保
    持し、油圧パイロット弁12から一方の受圧部13にパ
    イロット圧油を供給することでスプール22を中立位置
    Aから他方の上げ位置Bに移動し、油圧パイロット弁1
    2から他方の受圧部14にパイロット圧油を供給するこ
    とでスプール22を中立位置Aから一方の下げ位置C,
    浮き位置Dに順次移動する油圧パイロット式操作弁にお
    いて、前記スプール22を他方に付勢するバネ24を有
    するバネケース23内に、スプール22の段部22aに
    当接する第1リテーナ25、バネケース23の底壁23
    aに当接し、かつ第1ストッパー26を有する第2リテ
    ーナ27、スプール22の小径端部22bに当接し、第
    2ストッパー28を有する第3リテーナ29、この第3
    リテーナ29と対向し第3ストッパー35を有する第4
    リテーナ33を設け、前記第1・第2リテーナ25,2
    7間にバネ24を設け、前記第3・第4リテーナ29,
    33間に補助バネ34を設け、前記第1・第2ストッパ
    26,28間の距離L1を中立位置から浮き位置までの
    ストロークと同一とし、前記第3ストッパー35と第2
    リテーナ27に設けた第4ストッパー36との間の距離
    L2を中立位置から下げ位置までのストロークと同一と
    したことを特徴とする油圧パイロット式操作弁。
JP1991049550U 1991-06-03 1991-06-03 油圧パイロット式操作弁 Expired - Lifetime JP2547609Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139111A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Tokyo Keiki Co Ltd 位置追従式比例ソレノイド形スプ−ル弁
JPS61133477A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Canon Inc 情報検索装置

Patent Citations (2)

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JPS61133477A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Canon Inc 情報検索装置

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