JPH088321Y2 - シリンダ制御装置 - Google Patents

シリンダ制御装置

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JPH088321Y2
JPH088321Y2 JP1987163450U JP16345087U JPH088321Y2 JP H088321 Y2 JPH088321 Y2 JP H088321Y2 JP 1987163450 U JP1987163450 U JP 1987163450U JP 16345087 U JP16345087 U JP 16345087U JP H088321 Y2 JPH088321 Y2 JP H088321Y2
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JP
Japan
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spool
passage
cylinder
port
return passage
Prior art date
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JP1987163450U
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JPH0167304U (ja
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一監 大嶋
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、フォークリフト等における下降
動作を制御する制御装置に関する。
(従来の技術) 第4〜6図に示した従来の装置は、フォークリフトの
リフトシリンダSを制御するもので、弁本体1に形成し
たシリンダポート2を上記リフトシリンダSのボトム側
室3に接続するとともに、シリンダポート2にオペレー
トチェック弁8を内装している。
そして、上記オペレートチェック弁8のパイロット室
9は、パイロット通路13を経てパイロットポート14に連
通している。
また弁本体1に設けたスプール1aには第1流路15と第
2流路17とが形成されており、この第1流路15はパイロ
ットポート14に対して、第2流路17は戻り通路7に対し
てオーバーラップとなる関係になっている。
しかして、弁本体1に設けたスプール1aを図示の中立
位置から図面右方向に移動すると、供給通路4とシリン
ダポート2の弁本体側2aとが連通するので、圧力流体が
オペレートチェック弁8のポペット8aを押し開いてリフ
トシリンダSのボトム側室3に連通し、当該フォークW
を上昇させる。
その後にスプール1aを図示の中立位置に再び戻せば、
ボトム側室3の圧力作用でオペレートチェック弁8のポ
ペット8aが閉じるので、圧力流体がボトム側室3に供給
されなくなる。
したがって、当該フォークWが上記所望の位置に保持
される。
上記の状態から、スプール1aを図面左方向に移動する
と、上記第1流路15がパイロットポート14側に開き、シ
リンダポート2のシリンダ側2bの流体が、オリフィス12
→パイロット室9→パイロット通路13→パイロットポー
ト14→第1流路15→第2環状溝6を介して、戻り通路7
に流れる。
したがって、上記オリフィス12前後に圧力差が生じ、
そのオリフィス12の上流側の圧力でポペット8aがスプリ
ング10に抗して移動し、シート部11を開く。
このようにシート部11が開くと、ボトム側室3内の流
体が、シリンダポート2のシリンダ側2b→弁本体側2a→
流出孔16→第2流路17を介して戻り通路7に流出し、フ
ォークWはその自重で下降する。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の装置では、当該フォークWを
下降させるときに、スプール1aの第1流路15の開口に続
いて第2流路17がほぼ同時に開口してリフトシリンダS
内の流体を流出するので、シリンダ内の流体圧力がフォ
ークWの保持状態に近い圧力状態おいて第2流路17が開
口する。
したがって、第2流路17が戻り通路7に開いた瞬間に
シリンダからの流出流量が第6図の(A)点から(B)
点に急激に上昇する。そのために、フォークWが下降す
る初期において急激な下降を誘起し、そこでのインチン
グ操作がやりにくくなるという問題があった。
この考案の目的は、フォークWを下降させるときに、
フォークの操作技術に関係なくインチング操作によって
フォークWを円滑に下降させることができるようにする
ことである。
(問題点を解決する手段) 弁本体にスプールを摺動自在に設ける。そして、この
弁本体には、ポンプに連通する供給通路と、リフトシリ
ンダに連通するシリンダポートと、タンクに連通する戻
り通路とを形成している。
上記シリンダポートにはリフトシリンダへの流通のみ
を許容するオペレートチェック弁を設け、このシリンダ
ポートをスプール弁側とシリンダ側とに分けている。そ
して、このオペレートチェック弁のパイロット室を、こ
のオペレートチェック弁に設けたオリフィスを介して上
記シリンダ側に連通させている。また、このパイロット
室は、パイロットポートにも連通させている。
さらに、上記スプールには、環状溝、第1流路及び第
2流路とを形成している。
上記環状溝は、スプールが一方向に移動したとき上記
供給通路とシリンダポートとを連通させ、スプールの中
立時あるいは他方向に移動したとき供給通路とシリンダ
ポートとの連通を遮断する構成にしている。
また、上記第1流路は、その一端が戻り通路又はパイ
ロットポートのいずれか一方に常時連通している。ま
た、他端は、スプールの中立時に閉状態を維持する。そ
して、スプールが移動して、戻り通路とシリンダポート
のスプール弁側とを連通させたとき、この第1流路の他
端が、パイロットポート又は戻り通路のいずれか一方に
連通する。
さらに、第2流路は、その一端が上記環状溝に常時連
通している。そして、スプールが移動して、戻り通路と
シリンダポートのスプール弁側とを連通させたとき、こ
の第2流路の他端が、戻り通路に連通する。
さらにまた、スプールが中立位置にあるとき、第1流
路がパイロットポート又は戻り通路に対して所定のオー
バーラップ長Xを維持し、第2流路も戻り通路に対して
所定のオーバーラップ長Yを維持する構成にしている。
上記のシリンダ制御装置を前提にしつつ、この考案
は、上記オーバーラップ長Xに対してオーバーラップ長
Yを十分に大きくし、第1流路を介してパイロットポー
トと戻り通路とが連通した後に第2流路が当該戻り通路
に連通する構成にした点に特徴を有する。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、第1流路を
介してパイロットポートと戻り通路とが連通した後に第
2流路が当該戻り通路に連通する。したがって、オペレ
ートチェック弁が開いてから少し間を置いて第2流路が
戻り通路に連通することになる。
(本考案の効果) この考案の制御装置によれば、オペレートチェック弁
が開いてから少し間を置いて第2流路が戻り通路に連通
するので、従来のように、オペレートチェック弁の開弁
と同時に第2流路が開く場合のように、一時的に流出流
量が増大することがなくなる。したがって、そのスプー
ルの切換量さえ制御すれば、そのインチングなどの制御
も正確にできる。
(本考案の実施例) 第1〜3図に示したこの考案の実施例は、弁本体1に
形成したシリンダポート2にオペレートチェック弁8を
内装している。このオペレートチェック弁8のポペット
8aをパイロット室9に臨ませるとともに、このパイロッ
ト室9に設けたスプリング10の作用で、当該ポペット8a
がシート部11に圧接するようにしている。
ポペット8aが上記のようにシート部11に圧接している
ときには、当該シリンダポート2内を、シート部11を境
にして弁本体側2aとシリンダ側2bとに分ける。そして、
このポペット8aには、オリフィス12が形成されていると
ともに、上記シリンダ側2bとパイロット室9とを、この
オリフィス12を介して連通している。
上記のようにしたパイロット室9は、パイロット通路
13及びパイロットポート14に連通しているが、このパイ
ロットポート14は、スプール1aを図示の中立位置に保持
しているとき、このスプール1aによって閉じられるよう
にしている。
そして、上記スプール1aには、第1流路15を形成して
いるが、この第1流路15は、スプール1aに形成した第2
環状溝6に常時連通するとともに、中立時にそれが閉じ
ているときパイロットポート14に対してオーバーラップ
長Xを保つようにしている。このようにした第1流路15
は、スプール1aを図面左方向に移動したとき、パイロッ
トポート14側に開くものである。
また、このスプール1aの第1環状溝5には、流出孔16
を形成している。そして、この流出孔16の一端は、第1
環状溝5に常時開口する一方、他端のこの考案の第2流
路18は、スプール1aを上記のように左側に移動したとき
戻り通路7に連通するようにしている。そして、スプー
ル1aの中立時に、第2流路18が閉じているときの戻り通
路7に対するオーバーラップ長Yは前記第1流路15のオ
ーバーラップ長Xよりも大きくし、第2流路18が第1流
路15よりも、十分に遅れて戻り通路7に開口するように
している。
しかして、スプール1aを図面右方向に移動すると、供
給通路4とシリンダポート2の弁本体側2aとが第1環状
溝5を介して連通するので、圧力流体がオペレートチェ
ック弁8のポペット8aを押し開いてリフトシリンダSの
ボトム側室3に連通し、当該フォークWを上昇させる。
この状態からスプール1aを図示の中立位置に再び戻せ
ば、ボトム側室3がオペレートチェック弁8のポペット
8aによって閉じられるので、当該フォークWを保持する
ことができる。
また、上記スプール1aを図面左方向に移動すると、上
記第1流路15が開き、シリンダポート2のシリンダ側2b
の流体が、オリフィス12→パイロット室9→パイロット
通路13→パイロットポート14→第1流路15→第2環状溝
6を介して、戻り通路7に流れる。
したがって、上記オリフィス12前後に圧力差が生じ、
そのオリフィス12の上流側の圧力でポペット8aがスプリ
ング10に抗して移動し、シート部11を開く。
このようにしてシート部11が開くが、この時点では第
2流路18は開口していないので、戻り通路7への流路は
形成されない。したがって、ボトム側室3内の流体は第
一段階としてシリンダポート2のシリンダ側2bから弁本
体側2aまでの流路を形成し、リフトシリンダS内の流体
は上記弁本体側2aまでひと先ず流出する。
引続いてスプール1aが更に図面左方向に移動すると、
第二段階として第2流路18が開口し、ボトム側室3内の
流体が上記シリンダポート2のシリンダ側2b→弁本体側
2aまでの流路に加え更に流出孔16→第2流路18を形成し
て戻り通路7に流出し、フォークWはその自重で下降を
続け所望の位置まで下降する。
このように、第2流路18が第1流路15より、十分遅れ
て戻り通路7に開口するので、フォークWが自重で下降
する初期におけるリフトシリンダ内流体の流出量が第3
図に示すように平準化される。したがって、この初期の
段階において、リフトシリンダSにショックがなくなる
とともに、インチング制御なども正確にできる。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜3図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は断面図、第2図は回路図、第3図はメータリング特
性図、第4〜6図は従来装置を示すもので、第4図は断
面図、第5図は回路図、第6図はメータリング特性図で
ある。 S…リフトシリンダ、1…弁本体、1a…スプール、2…
シリンダポート、2a…スプール弁側、2b…シリンダ側、
4…供給通路、5…第1環状溝、7…戻り通路、8…オ
ペレートチェック弁、9…パイロット室、14…パイロッ
トポート、15…第1流路、18…第2流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−19778(JP,A) 特開 昭52−144575(JP,A) 実開 昭58−172103(JP,U) 実開 昭61−82105(JP,U) 実開 平1−12906(JP,U) 実開 昭59−20068(JP,U) 実開 平1−67303(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体にスプールを摺動自在に設けるとと
    もに、この弁本体には、ポンプに連通する供給通路と、
    リフトシリンダに連通するシリンダポートと、タンクに
    連通する戻り通路とを形成する一方、上記シリンダポー
    トにはリフトシリンダへの流通のみを許容するオペレー
    トチェック弁を設け、シリンダポートをスプール弁側と
    シリンダ側とに分け、しかも、このオペレートチェック
    弁のパイロット室を、このオペレートチェック弁に設け
    たオリフィスを介して上記シリンダ側に連通するととも
    に、パイロットポートにも連通し、かつ、上記スプール
    には、スプールが一方向に移動したとき上記供給通路と
    シリンダポートとを連通させ、スプールの中立時あるい
    は他方向に移動したとき供給通路とシリンダポートとの
    連通を遮断する環状溝と、一端は戻り通路又はパイロッ
    トポートのいずれか一方に常時連通し、他端は、スプー
    ルの中立時に閉じ、戻り通路とシリンダポートのスプー
    ル弁側とを連通させる方向にスプールが移動したときパ
    イロットポート又は戻り通路のいずれか一方に連通する
    第1流路と、一端が上記環状溝に常時連通し、他端が戻
    り通路とシリンダポートのスプール弁側とを連通させる
    方向にスプールが移動したときに戻り通路に連通する第
    2流路とを形成し、スプールが中立位置にあるとき、第
    1流路がパイロットポート又は戻り通路に対して所定の
    オーバーラップ長Xを維持するとともに、第2流路も戻
    り通路に対して所定のオーバーラップ長Yを維持するシ
    リンダ制御装置において、上記オーバーラップ長Xに対
    してオーバーラップ長Yを十分に大きくし、第1流路を
    介してパイロットポートと戻り通路とが連通した後に第
    2流路が当該戻り通路に連通する構成にしたことを特徴
    とするシリンダ制御装置。
JP1987163450U 1987-07-07 1987-10-26 シリンダ制御装置 Expired - Lifetime JPH088321Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP1987163450U JPH088321Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26 シリンダ制御装置
US07/499,031 US5048395A (en) 1987-07-07 1990-03-26 Control device for cylinder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987163450U JPH088321Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26 シリンダ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0167304U JPH0167304U (ja) 1989-04-28
JPH088321Y2 true JPH088321Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=31448180

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