JPH0331841Y2 - - Google Patents

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JPH0331841Y2
JPH0331841Y2 JP1202684U JP1202684U JPH0331841Y2 JP H0331841 Y2 JPH0331841 Y2 JP H0331841Y2 JP 1202684 U JP1202684 U JP 1202684U JP 1202684 U JP1202684 U JP 1202684U JP H0331841 Y2 JPH0331841 Y2 JP H0331841Y2
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passage
spool
core
cylinder
directional control
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JP1202684U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシヨベルローダのような車輌用建設
機械の油圧シリンダを制御する方向切換弁に係
り、特にフロート位置を有する方向切換弁装置に
関する。
[従来の技術] 従来、シヨベルローダのブームシリンダを制御
する方向切換弁は中立位置、入および出の2つの
切換位置の他に一対のシリンダポートとポンプに
接続する入口ポートがタンクに接続されるフロー
ト位置の4位置を有するものが用いられており、
その代表的な一例を第1図ないし第4図を用いて
説明する。第1図に示すものは多連方向切換弁1
の水平断面図であり、第2図は入口ポート側から
2番目のスプール10の−線分を示す断面図
である。また、この多連方向切換弁1の弁体2に
は第2図で説明するならば、入口ポート3に接続
するセンタバイパス通路(以下バイパス通路と称
する)4の中央コア4aと出口ポート5に接続す
る側部コア6a,6bと、この両側に相互に接続
する供給通路コア7a,7b、シリンダ通路8
a,8bおよび戻り通路9a,9bとが順次形成
されており、これらのコアおよび通路を横切つて
摺動可能に前記スプール10が挿入されている。
スプール10の中央部に中央ランド10aを設
け、この中央ランド10aに対し両側に所定の間
隔を置いて側部ランド10b,10cが形成され
ており、このスプール10が第2図に図示した中
立位置にあるときは、中央ランド10aが中央コ
ア4aの中央部に位置し、中央コア4aと側部コ
ア6aないし6bとの間は連通している。11は
ポペツト11aを有するロードチエツク弁であ
る。なお、前記戻り通路9a,9bは出口ポート
5に接続し、出口ポート5はタンク51に連通し
ている。
前記スプール10により制御される油圧シリン
ダ12はヘツド側がシリンダ通路8aのシリンダ
ポート13aに、ロツド側がシリンダ通路8bの
シリンダポート13bにそれぞれ接続されてい
る。また、シリンダ通路8bと戻り通路9bとの
間にポペツト14を有するチエツク弁15が配設
されており、このチエツク弁15は戻り通路9b
の圧力に対してシリンダ通路8bの圧力が低くな
つたとき戻り通路9bの油をシリンダ通路8bに
流入するように構成されている。
かかる構成において、スプール10を第2図に
示した中立位置から、図において左方向に操作し
第3図に示すように方向切換弁が入位置になる
と、中央コア4aと側部コア6a,6bとの間は
スプール10の中央ランド10aと側部ランド1
0cでブロツクされ、供給通路コア7bとシリン
ダ通路8bが連通するとともに、シリンダ通路8
aは戻り通路9aと連通するので、入口ポート
3、バイパス通路4を通つて中央コア4aに流入
したポンプ52の吐出油は、ロードチエツク弁1
1を介して供給通路コア7b、シリンダ通路8b
を通りシリンダポート13bからシリンダ12に
供給され、シリンダ12を駆動し、シリンダ12
からの戻り油は、シリンダポート13aからシリ
ンダ通路8a、戻り通路9a、出口ポート5を通
つてタンク51に環流する。さらにスプール10
を第3図に示した入位置から左方向に操作し、第
4図に示すように方向切換弁がフロート位置にな
ると、中央コア4aと側部コア6aの間がスプー
ル10の中央ランド10a上に設けたノツチ10
dを介して連通し、供給通路コア7aと側部コア
6aの間も連通するので、シリンダポート13b
もシリンダ通路8b、供給通路コア7bおよび7
a、側部コア6a、出口ポート5を介してタンク
51に連通する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第3図の入位置から第4図のフ
ロート位置までの間のスプール10の移動距離は
非常に長く、スプール10を操作するシヨベルロ
ーダのオペレータはその移動距離×スプール操作
力の仕事をしなければならないため、長時間作業
すると疲労が大きいという欠点があつた。
この考案は前記欠点を改善するためになされた
もので、入位置からフロート位置までのスプール
移動距離を短くしスプールを操作するときのオペ
レータの仕事量を少なくし、長時間作業における
疲労を少なくする方向切換弁装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、センタバイパス通路の中央コアと
この中央コアの両側に側部コア、供給通路コア、
シリンダ通路および戻り通路を順次形成する弁体
と、この弁体の各コアおよび各通路を横切つて摺
動可能に挿入され、中立位置、入と出の2つの切
換位置およびフロート位置の4位置をとるスプー
ルと、このスプールの位置により制御される油圧
シリンダと、この油圧シリンダに接続する前記シ
リンダ通路と前記戻り通路との間に配設されたチ
エツク弁とからなる方向切換弁装置において、前
記チエツク弁の大径側油室を前記供給通路コアと
前記側部コアとの間に形成されるランドの前記ス
プールの摺動穴内周面に開口したパイロツト油路
に接続するとともに、前記大径側油室と前記シリ
ンダ通路との間をオリフイスを介して接続し、前
記パイロツト油路は前記スプールがフロート位置
以外の位置では、スプールのランドでブロツク
し、フロート位置では前記側部コアに接続するよ
うに構成した方向切換弁装置とする。
[作用] この考案の方向切換弁を入位置からフロート位
置方向へスプールを操作すると、スプールの摺動
穴内周面に開口したパイロツト油路が、スプール
のランドでブロツクされた状態から開いて、チエ
ツク弁の配設されたシリンダ通路の油がオリフイ
ス、チエツク弁の大径側油室、パイロツト油路、
側部コア、出口ポートを介してタンクへ流れるの
で、オリフイスに発生する差圧によつてチエツク
弁が開き、シリンダ通路と戻り通路が連通する。
したがつて、方向切換弁を入位置からフロート位
置にするためのスプールの移動距離は、スプール
の摺動穴内周面に開口したパイロツト油路が開く
までの短い距離で十分となる。
[実施例] 本考案に係る方向切換弁装置の実施例を第5図
ないし第7図を参照しながら詳細に説明する。
なお、前述の第1図ないし第4図に示した従来
の方向切換弁と同一部材には同一符号を付して、
詳細な説明を省略する。
先ず、第5図は前述の第1図に示したような多
連方向切換弁の入口ポート側から2番目の方向切
換弁を示すもので、弁体2のシリンダ通路8bと
戻り通路9bとの間に配設されたチエツク弁15
はそのポペツト14の大径側に形成される大径側
油室16が供給通路コア7aとバイパス通路4の
側部コア6aとの間に形成された弁体2のランド
のスプール10の摺動穴内周面17に開口するパ
イロツト油路18に接続していて、このパイロツ
ト油路18はスプール10が図示の中立位置およ
び第6図の入位置にあるとき、または不図示の出
位置にあるとき、スプール側部ランド10bによ
りブロツクされており、第7図のフロート位置に
あるときバイパス通路4の側部コア6aに接続す
るように構成され、また、チエツク弁15はその
ポペツト14に設けたオリフイス19に発生する
差圧によつてバネ20に抗してポペツト14が図
において左方向へ作動してシリンダ通路8bを戻
り通路9bに接続するように構成されている。
次にこの考案の作動について述べる。スプール
10を第5図の中立位置から第6図の入位置に移
動すると、パイロツト油路18は中立位置と同様
にスプール側部ランド10bによりブロツクされ
ており、ポペツト14は図示の位置にあつてシリ
ンダ通路8bと戻り通路9bとの間をブロツクさ
れている。従つて、中央コア4aの圧油はロード
チエツク弁11のポペツト11aを介してシリン
ダ通路8bに供給され、かつ他方のシリンダ通路
8aの油は戻り通路9aに排出されることにより
油圧シリンダ12のピストン12aは下降する。
次にスプール10を第6図の入位置から第7図に
示すフロート位置に移動すると、弁体2のパイロ
ツト油路18は側部コア6aに接続し、側部コア
6aは出口ポート5を介してタンク51に連通し
ているので、シリンダ通路8bの油がチエツク弁
15のポペツト14に設けたオリフイス19を通
つて流れる。すると、オリフイス19に差圧が発
生し、その差圧によりポペツト14はバネ20に
抗してポペツト14が図において左方向へ作動
し、入口ポート3、バイパス通路4、中央コア4
a、供給通路コア7bを通りシリンダ通路8bに
供給されたポンプ52の吐出油を戻り通路9bに
排出する。従つて、シリンダ通路8a,8bのシ
リンダポート13a,13bはそれぞれ戻り通路
9a,9bに接続するので、この方向切換弁は入
口ポート並びに該方向切換弁の両シリンダポート
がタンクへ接続されたフロート位置となる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、チエツク弁
の大径側油室を供給通路のコアとバイパス通路の
側部コアとの間に形成されたランドのスプール穴
内周面に開口したパイロツト油路に接続し、この
パイロツト油路は中立位置、入位置および出位置
ではブロツクされているが、入位置より若干動い
たところで出口ポートに連通した側部コアに接続
して方向切換弁がフロート位置になるようにした
ので、入位置からフロート位置までのスプールの
移動距離を短くすることができ、オペレータの仕
事量を減少し、長時間作業におけるオペレータの
疲労を軽減することができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多連方向切換弁を示す水平断面
図、第2図は第1図の−線分の方向切換弁の
スプールが中立位置のときを示す断面図、第3図
は第2図のスプールが入位置のときを示す断面
図、第4図は第2図のスプールがフロート位置の
ときを示す断面図、第5図は本考案の方向切換弁
のスプールが中立位置のときを示す断面図、第6
図は第5図のスプールが入位置のときを示す断面
図、第7図は第5図のスプールがフロート位置の
ときを示す断面図である。 1……多連方向切換弁、2……弁体、3……入
口ポート、4……センタバイパス通路、4a……
中央コア、5……出口ポート、6a,6b……側
部コア、7a,7b……供給通路コア、8a,8
b……シリンダ通路、9a,9b……戻り通路、
10……スプール、10a……中央ランド、10
b,10c……側部ランド、10d……ノツチ、
11……ロードチエツク弁、11a……ポペツ
ト、12……油圧シリンダ、13a,13b……
シリンダポート、14……ポペツト、15……チ
エツク弁、16……大径側油室、17……スプー
ル穴内周面、18……パイロツト油路、19……
オリフイス、20……バネ、51……タンク、5
2……ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センタバイパス通路の中央コアとこの中央コア
    の両側に側部コア、供給通路コア、シリンダ通路
    および戻り通路を順次形成する弁体と、この弁体
    の各コアおよび各通路を横切つて摺動可能に挿入
    され、中立位置、入と出の2つの切換位置および
    フロート位置の4位置をとるスプールと、このス
    プールの位置により制御される油圧シリンダと、
    この油圧シリンダに接続する前記シリンダ通路と
    前記戻り通路との間に配設されたチエツク弁とか
    らなる方向切換弁装置において、前記チエツク弁
    の大径側油室を前記供給通路コアと前記側部コア
    との間に形成されるランドの前記スプールの摺動
    穴内周面に開口したパイロツト油路に接続すると
    ともに、前記大径側油室と前記シリンダ通路との
    間をオリフイスを介して接続し、前記パイロツト
    油路は前記スプールがフロート位置以外の位置で
    は、スプールのランドでブロツクし、フロート位
    置では前記側部コアに接続するように構成したこ
    とを特徴とする方向切換弁装置。
JP1202684U 1984-01-31 1984-01-31 方向切換弁装置 Granted JPS60127103U (ja)

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JP1202684U JPS60127103U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 方向切換弁装置

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JP1202684U JPS60127103U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 方向切換弁装置

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JPS60127103U JPS60127103U (ja) 1985-08-27
JPH0331841Y2 true JPH0331841Y2 (ja) 1991-07-05

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JPS60127103U (ja) 1985-08-27

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