JPS6110004Y2 - - Google Patents

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JPS6110004Y2
JPS6110004Y2 JP14350278U JP14350278U JPS6110004Y2 JP S6110004 Y2 JPS6110004 Y2 JP S6110004Y2 JP 14350278 U JP14350278 U JP 14350278U JP 14350278 U JP14350278 U JP 14350278U JP S6110004 Y2 JPS6110004 Y2 JP S6110004Y2
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port
actuator
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JP14350278U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は方向・流量制御弁に関し、更に詳しく
は重量物搬送台車の駆動用シリンダ等のアクチユ
エータの動作を制御して、負荷としての重量物を
滑らかに移動させ正確な位置に停止させる場合な
ど、アクチユエータの加減速制御に用いられる方
向・流量制御弁に関する。
従来の技術 一般に重量物負荷の移動を行なうためのアクチ
ユエータの速度制御には、特に減速制御時に負荷
の慣性力によるアクチユエータの自走を防止する
ためにメータアウト接続の方向・流量制御弁によ
る方式が採用され、比例電磁式方向・流量制御弁
への電気入力に対して常に負荷の速度が正確に追
従するようにしている。
ところでメータアウト制御においても、方向・
流量制御弁の中立時においてその圧力Pポートか
らアクチユエータA,Bポートへの弁内の漏れが
あると例えば片ロツドシリンダのようなアクチユ
エータでは徐々に移動してしまい、いわゆる中立
微動現象を起すことが知られている。中立時にお
いて、Pポートは、同じ圧油供給ラインに接続さ
れた他のアクチユエータへの圧油供給を確保する
ためにも、そしてポンプの無駄な動力損失を無く
すためにもスプールと弁本体とでブロツクしなけ
ればならず、従つてこの中立微動を防止するに
は、弁の構成を、中立時にPポートとAおよびB
ポートとの間を極力漏れの少ない状態でブロツク
すると共にAおよびBポートがタンクへの戻りR
ポートへ接続されるような、いわゆるオープンセ
ンタのABR接続にすればよく、このようにすれ
ば中立時においてPポートからAおよびBポート
への漏れはRポートへ流出するためアクチユエー
タの中立微動が起らなくなる。
従来使用されている比例電磁式方向・流量制御
弁は、例えば特公昭48−9679号公報に示されるよ
うにそのスプールにインチングを刻設して中立時
にアンダラツプ状態としていわゆるABR接続を
実現しているが、この方式によるとメータアウト
制御においてスプールが中立位置から制御位置へ
摺移動するのにしたがつてアクチユエータからの
排出流れを制御する本来の可変絞りの開口面積が
増大する。すなわち、第1図はこのような従来例
をわかりやすく示したもので、切換弁1のスプー
ル2にメーターアウト制御用の絞り制御部として
インチング部3を設けることにより中立時での
ABR接続を達成している。尚、4はアクチユエ
ータとしてのシリンダ、5はAポート、6はBポ
ート、7はRポート(タンクポート)、8はPポ
ート(圧力ポート)である。
このようなものでは、中立位置からスプール2
が例えば図において右方へ移動して、Pポート8
からアクチユエータへの流入流れを制御するよう
な位置にある開閉制御部9が正方向に開口しよう
とするときに、本来の排出流れの絞り制御部10
がすでにある開口面積を保持しているので、スプ
ール2の摺移動が小さいときには前記開閉制御部
9によつてアクチユエータへの流入流れを制御す
るメータイン制御となつてしまい、さらにスプー
ル2が摺移動して本来の排出絞り制御部10の開
口面積が流入側の開閉制御部9の開口面積より小
さくなると、はじめてメータアウト制御となる。
したがつて、微小流量時にはメータアウト制御が
できなくなつてアクチユエータの正確な速度制御
が困難であるという欠点がある。尚、第1図の例
において中立時における開閉制御部9のオーバー
ラツプ長を零に近づければこの欠点が解消される
かも知れないが、その場合は中立時におけるPポ
ートからの漏れが多くなつてA,B両ポートに圧
力が立ち、片ロツドシリンダではそのピストン両
側の受圧面積差によつてロツドが移動してしま
い、アクチユエータの位置保持が出来なくなるほ
か、A,B両側に対するPポートの零ラツプ構造
はサーボ弁等では行われているものの加工精度を
出すのが極めて困難であり、通常の方向・流量制
御弁では全く現実的ではない。
また、前記のような中立時にABR接続となる
従来の方向・流量制御弁に圧力補償弁を付設し
て、排出絞り制御部前後の圧力差を負荷圧力にか
かわらず一定に制御しようとする場合でも、スプ
ールの摺移動が小さい微小流量制御時には前述の
如く流入側の開閉制御部よりも排出絞り制御部の
ほうが開口面積が大きいため、排出絞り制御部の
前後にほとんど圧力差が生ぜず、圧力補償弁はそ
の圧力補償弁スプールをばねで押付けたまま、圧
力補償機能を発揮しない。従つてこのような場合
に微小流量時でも圧力補償効果を得るには中立時
にRポートブロツクとなるような弁構成にせざる
を得ず、ABR接続にすることの要望に答えられ
ないでいたのが実状である。
考案が解決しようとする問題点 本考案はこのような従来技術の欠点を除去する
ためになされたもので、メータアウト制御の方
向・流量制御弁を中立時にABR接続となるよう
にすると共に微小流量時でも正確なメータアウト
制御が実現できるようにし、さらに圧力補償付き
にする場合でも微小流量時から圧力補償機能が有
効に働くようにすることを目的としている。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案の方向・流量制御弁は、圧油供
給流路に接続されるPポートと、アクチユエータ
に接続される一対のアクチユエータポートと、戻
り流路に接続されるRポートとを弁本体に設けて
両アクチユエータポート間に接続されるアクチユ
エータへPポートから圧油を供給すると共にアク
チユエータからの排出圧油をRポートから戻り油
路に流すようにし、さらに前記アクチユエータへ
の圧油流れの方向を切換えると共に前記アクチユ
エータからRポートへの排出圧油の流量を制御す
るスプールを前記弁本体内に摺移動可能に内蔵さ
せたメータアウト制御用の方向・流量制御弁にお
いて、 スプールと弁本体内の弁孔との間に、前記アク
チユエータポートからRポートへの排出圧油の流
量制御用の第1と第2の一対の可変絞り制御部
と、前記Pポートからアクチユエータポートへの
供給圧油の流入路開閉用の第1と第2の一対の開
閉制御部とを、スプールが中立状態では両可変絞
り制御部と両開閉制御部とがいずれもオーバーラ
ツプ状態で閉じるように、そしてスプールが一方
へ移動したときには第1の可変絞り制御部とそれ
より大なる開口面積で第1の開閉制御部とが共に
開くように、またスプールが他方へ移動したとき
には第2の可変絞り制御部とそれより大なる開口
面積で第2の開閉制御部が共に開くように、それ
ぞれ形成せしめ、 さらにスプールが中立状態にあるときに前記ア
クチユエータポートをともにRポートに連通さ
せ、且つスプールが移動して第1または第2の可
変絞り制御部が開き始めたときに弁本体によつて
閉じられる連通孔をスプールに設けたことによつ
て前述の目的を達成し得たものである。
作 用 本考案の方向・流量制御弁においては、スプー
ルの移動に対してPポートからの流入路の開度が
常にRポートへの排出路の絞り制御開度より大と
なるようにしてあるので微少流量時からメーター
アウト制御が正確に行え、中立時では両可変絞り
制御部と両開閉制御部とが共にオーバーラツプ状
態で閉じるのでPポートからの漏れを少なくする
事ができ、さらにスプールに設けた連通孔が中立
時にA,B両アクチユエータポートをともにRポ
ートに連通させてABR接続を達成するので、弁
内部の漏れがあつても片ロツドシリンダ等のアク
チユエータが中立時に微動することがなく、スプ
ールが移動して前記オーバーラツプ部分(不感
帯)を通過すればこの連通孔が閉じられるから、
中立時のみABR接続で流量制御状態ではクロー
ズドセンタ方式のものと同様のメーターアウト制
御をさせることが可能である。
実施例 つぎに、この考案を実施例図面と共に説明する
と、第2図は中立状態、第3図はスプールが一方
へ移動して、P→B、A→R流れになつた状態の
本考案の方向・流量制御弁の構成をそれぞれ示し
ている。すなわち弁本体11の弁孔内にスプール
12を摺移動可能に内蔵して該スプールを手動、
電磁ソレノイド、油圧等により任意の位置に保持
できるようにし、また弁本体11では、圧油供給
流路に接続されるPポート18と、アクチユエー
タに接続される一対のアクチユエータポートとし
てのAポート15およびBポート16と、戻り流
路に接続されるRポート17とを設け、これらポ
ート間の圧油流れ方向を前記スプール12の一方
への移動によつてP→B、A→Rに、または他方
への移動によりP→A、B→Rに切換え可能にす
ると共に、P→B、A→R接続時には第3図に示
すようにA→R間に第1可変絞り制御部19が、
またP→B間にはそれより大なる開口面積で第1
の開閉制御部20がそれぞれ形成されるように
し、P→A、B→R接続時には図示しないが丁度
第3図と対称的にB→R間に第2の可変絞り制御
部が、またP→A間にはそれより大なる開口面積
で第2の開閉制御部がそれぞれ形成されるように
して、いずれの場合もアクチユエータからの排出
圧油の流量を可変絞り制御部でメーターアウト制
御するようにする。これら4つの制御部は、第2
図に示すようにスプール12が中立状態にあると
きには、いずれもオーバーラツプ状態で閉じるよ
うになされており、この状態においてAポート1
5とBポート16をともにRポート17へ連通さ
せる連通孔13,14をスプール12内に設けて
ある。この連通孔13,14は、スプール12が
移動して第1または第2の可変絞り制御部が開き
始める位置では既に閉鎖されるようにしてあり、
スプールがさらに移動しても可変絞り制御部が開
いているかぎり連通孔13,14は閉鎖したまま
になるようにしてある。従つて制御流量は連通孔
13,14とは無関係であり、第1または第2の
可変絞り制御部の開口面積によつて専ら制御され
ることになる。
さてこのような構成の本考案の方向・流量制御
弁では、第2図に示す中立状態において4つの制
御部はいずれもオーバーラツプ状態で閉じてお
り、Aポート15は連通孔13によつて、またB
ポート16は連通孔14によつて、それぞれRポ
ート17に連通し、これにより中立時のABR接
続が達成されている。
中立状態からスプール12を例えば図中で右方
に移動させると、まず連通孔13と14が共に閉
鎖され、次いで同時に第1の可変絞り制御部19
と第1の開閉制御部20とが零開度から開きはじ
め、この場合、常に第1の可変絞り制御部19の
開口面積よりも第1の開閉制御部20の開口面積
のほうが大きくなるようになされているので、微
小流量からメータアウト制御が行なえ、また圧力
補償を付加するにしても微小流量から安定に行な
えることになる。またスプール12が中立状態に
復帰する場合にもスプール12が各制御部を閉鎖
したのちに連通孔によつてABR接続を達成す
る。
スプール12が中立状態から図中で左方に移動
する場合も同様であり、従つてその説明は冗長で
あるので省略する。
考案の効果 以上に述べたように本考案によれば、メータア
ウト制御用の方向・流量制御弁を中立時ABR接
続のものとすることができ、しかも排出圧油の可
変絞り制御部を零開度から正確に制御可能にし得
るものであり、微小流量時にも正確なメータアウ
ト制御ができてしかも弁内部の漏れによる片ロツ
ドシリンダ等のアクチユエータの中立微動の防止
が可能な方向・流量制御弁が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方向・流量制御弁の一例の縦断
側面図、第2図はこの考案の方向・流量制御弁の
構成をスプールが中立位置にある場合について示
した縦断側面図、第3図は同じくスプールが一方
へ移動してメータアウト制御を行なつている場合
について示した縦断側面図である。 11……弁本体、12……スプール、13,1
4……連通孔、15……Aポート、16……Bポ
ート、17……Rポート、18……Pポート、1
9……第1の可変絞り制御部、20……第1の開
閉制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 圧油供給流路に接続されるPポートと、アクチ
    ユエータに接続される一対のアクチユエータポー
    トと、戻り流路に接続されるRポートとを弁本体
    に設けて両アクチユエータポート間に接続される
    アクチユエータへPポートから圧油を供給すると
    共にアクチユエータからの排出圧油をRポートか
    ら戻り油路を流すようにし、さらに前記アクチユ
    エータへの圧油流れの方向を切換えると共に前記
    アクチユエータからRポートへの排出圧油の流量
    を制御するスプールを前記弁本体内に摺移動可能
    に内蔵させたメーターアウト制御用の方向・流量
    制御弁において、 スプールと弁本体内の弁孔との間に、前記アク
    チユエータポートからRポートへの排出圧油の流
    量制御用の第1と第2の一対の可変絞り制御部
    と、前記Pポートからアクチユエータポートへの
    供給圧油の流入路開閉用の第1と第2の一対の開
    閉制御部とを、スプールが中立状態では両可変絞
    り制御部と両開閉制御部とがいずれもオーバーラ
    ツプ状態で閉じるように、そしてスプールが一方
    へ移動したときには第1の可変絞り制御部とそれ
    より大なる開口面積で第1の開閉制御部とが共に
    開くように、またスプールが他方へ移動したとき
    には第2の可変絞り制御部とそれより大なる開口
    面積で第2の開閉制御部とが共に開くように、そ
    れぞれ形成せしめ、 さらにスプールが中立状態にあるときに前記ア
    クチユエータポートをともにRポートに連通さ
    せ、且つスプールが移動して第1または第2の可
    変絞り制御部が開き始めたときに弁本体によつて
    閉じられる連通孔をスプールに設けたことを特徴
    とする方向・流量制御弁。
JP14350278U 1978-10-20 1978-10-20 Expired JPS6110004Y2 (ja)

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JP14350278U JPS6110004Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14350278U JPS6110004Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20

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Publication Number Publication Date
JPS5559864U JPS5559864U (ja) 1980-04-23
JPS6110004Y2 true JPS6110004Y2 (ja) 1986-04-01

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ID=29121242

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JP14350278U Expired JPS6110004Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20

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JPS5559864U (ja) 1980-04-23

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