JPH01153801A - 位置決め制御油圧回路 - Google Patents

位置決め制御油圧回路

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JPH01153801A
JPH01153801A JP31468387A JP31468387A JPH01153801A JP H01153801 A JPH01153801 A JP H01153801A JP 31468387 A JP31468387 A JP 31468387A JP 31468387 A JP31468387 A JP 31468387A JP H01153801 A JPH01153801 A JP H01153801A
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hydraulic
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Masaaki Suhara
正明 須原
Ryutaro Mizutani
水谷 龍太郎
Shigeki Murano
村野 茂樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、プレス機械などを駆動する油圧シリンダを構
造の簡単な比例式流量方向制御弁を用いてフィードバッ
ク制御する位置決め制御油圧回路に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の位置決め制御油圧回路として、例えばプ
レス機械を駆動する油圧シリンダをサーボ制御するもの
がある。この油圧回路は、油圧シリンダと油圧源の間に
サーボ弁を介設するとともに、油圧シリンダのピストン
ロッドの変位量を検出器で検出してフィードバック信号
として制御部に入力し、この制御部の比較器で変位量の
目標値と上記フィードバック信号値の差を求め、この差
に比例する直流電流信号を上記サーボ弁に出力し、この
信号に応じて変位する主スプールでシリンダへ供給する
油流量や供給方向を制御して、ピストンロッドを目標値
の変化に追従するように動作させるものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、上記従来の位置決め制御油圧回路のサーボ弁
は、構造が複雑で高度の加工精度が要求されるため、比
較的高価になるという欠点があるうえ、比較的高圧な油
圧源からの油流量や方向をかなり応答速度で制御するも
のであるから、ノズルや固定オリフィスあるいはフィル
タが塵芥で目詰まりすれば性能が極端に低下するため、
これを防止するための保守点検等のメインテナンスが容
易でないという欠点がある。また、油圧シリンダを上記
サーボ弁で起動したり駆動方向を切換えたりする場合、
サーボ弁の応答速度が速いため、油圧シリンダに急激な
圧力変化が生じて、衝撃が発生し、円滑な作動ができな
いという欠点があり、この欠点はサーボ弁を駆動する複
雑な電気制御回路の素子を個々に最適調整しない限り解
決できない。さらに、上記従来の油圧回路は、ピストン
ロッド往動時に油圧シリンダのロッド側ポートが直接タ
ンクに切換接続される構成になっているため、この時何
らかの原因でサーボ弁のソレノイドが働かなくなると、
ピストンロッドがストロークエンドまで下降してしまい
、ロッド先端のポンチが金型に衝突してこれを破損する
という欠点がある。
そこで、本発明の目的は、従来のサーボ弁に代えて安価
かつ簡単な構造で塵芥の影響を受けにくい比例式流量方
向制御弁を用いることによって、保守点検等のメインテ
ナンスが容易で、かつ上記制御弁に故障が生じても加工
機械の金型等を破損することがなく、さらに油圧シリン
ダの定格出力に適合して油圧源を無駄なく駆動すること
が可能な省エネルギー形の位置決めの制御油圧回路を提
供することである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の位置決め制御油圧回
路は、第1図に例示するように、シリンダlと、このシ
リンダlのロッド変位量を検出する位置検出器12と、
この位置検出器12からの検出信号と目標値を表わす信
号との偏差を表わす制御信号を出力して、シリンダ1を
フィードバック制御するフィードバック装置13.14
と、このフィードバック装置13.14からの制御信号
によって比例制御され、負荷ポートAが上記シリンダ1
の一方のポートPhに接続された比例式流量方向制御弁
2と、上記シリンダlの他方のポートPr接続され、他
方のボー)Prからの一定圧力を受けて開成するととも
に他方のポートPrへの自由流を許容するカウンタバラ
ンス弁4.18と、タンクポートTを有し、油圧源6の
吐出路7を上記比例式流量方向制御弁2の圧カポ−)P
と上記カウンタバランス弁4.18とに切換接続する切
換弁IOと、上記比例式流量方向制御弁2の圧力ポート
Pと負荷ポートAの差圧を一定に保持する圧力補償装置
29を備えたことを特徴とする。
〈作用〉 いま、シリンダIのピストンロッド1aを往復させ、例
えばロッド先端のポンチ11で金型30上のワーク3I
をプレス加工するものとする。操作者は、油圧源6の吐
出路7を比例式流量方向制御弁2の圧力ポートPに接続
するように切換弁lOを切換え、かつ圧力補償装置29
を作動させるとともに、プレス加工に必要なロッド突出
量に対応する目標値を表わす信号をフィードバック装置
13.14に入力する。そうすると、フィードバック装
置13.14は、位置検出器12から入力されるピスト
ンロッドlaの現在の位置検出信号と上記目標値信号と
の偏差を表わす制御信号を比例式流量方向制御弁2に出
力する。制御信号を受けた比例式先爪方向制御弁2は、
圧力ポートPと負荷ボー)Aの間を上記制御信号に比例
した開度に維持する一方、一端がシリンダの他方のポー
トPrに、他端が上記切換弁10を介してタンクに夫々
接続されたカウンタバランス弁10は、上記圧力ポート
P、負荷ポートAを経てシリンダの一方のポートPrに
作用する油圧Il!6の油圧を受けて開成する。こうし
て、油圧源6から吐出される作動油は、上記所定の開度
に維持されかつ圧力補償装置29で一定の差圧に保たれ
た比例式流量方向制御弁2の圧力ポートPと負荷ポート
Aを経て刻々Afflを制御されつつ、シリンダlの一
方の室に供給され、シリンダ1の他方の室内の作動油は
、上記カウンタバランス弁4を経てタンクへ排出されて
、ピストンロッドlaは目標位置Xに漸近するように往
動せしめられる。このとき、流量制御を行なう圧力ポー
トPと負荷ポートA間の差圧が圧力補償装置29で一定
に保たれているので、ピストンロッドlaの往動速度は
、負荷ポート圧即ち負荷の大小に無関係に上記制御信号
に比例した両ポートP、A間の開度で決まり、従って目
標位置Xに近づくにつれて低下する。また、往動するピ
ストンロッド1aには、カウンタバランス弁4の開成圧
が背圧として常時作用するので、ロッドlaのオーバラ
ンが防止される。また、切換弁10が故障して、負荷ポ
ートAとタンクポートTとが連通してもシリンダ1のヘ
ッド側ポートphに圧力が加わらないかぎり、カウンタ
バランス弁4が閉成して、ピストンロッドlaを停止さ
せるので、ロッドlaが暴走して金型等を破損する虞れ
もない。そして、ピストンロッドlaが目標位置Xに達
すれば、上記フィードバック装置13.14から出力さ
れる制御信号は0となり、比例式流量方向制御弁2の圧
力ポートPと負荷ポートA間は閉鎖され、カウンタバラ
ンス弁4が閉成してピストンロッドlaは停止し、プレ
ス加工が終了する。
次に、ピストンロッド1aを復動させる場合、操作者は
、油圧源6の吐出路7とをカウンタバランス弁4.18
に接続するように切換弁10を切換え、ロッド没大量に
対応する目標値をフィードバック装置に設定する。そう
すると、フィードバック装置13.14は、前述と同様
の制御信号を出力し、この制御信号を受けた比例式流量
方向制御弁2は、前述と逆に負荷ポートAとタンクポー
トTの間を上記制御信号に比例した開度に維持する。
こうして、油圧源6から吐出された作動油は、自由流と
なってカウンタバランス弁18を経てシリンダlの他方
のポートPrへ供給され、シリンダlの一方の室内の作
動油は、上記両ポートA、T間で刻々流量を制御されつ
つタンクへ排出されて、ピストンロッドlaは目標位置
X°に漸近するように復動せしめられる。そして、ピス
トンロッドla力咀標位置に達すれば、制御信号が0と
なって上記両ポートA、T間が閉じ、作動油の排出が止
まってピストンロッドlaは停止する。
〈実施例〉 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図はプレス機械の位置決め制御油圧回路の一例を示
しており、この油圧回路は、先端にポンチ11を装着し
て上下動するピストンロッドIaを有するシリンダlの
ヘッド側ポートPhを、電磁比例式流量方向制御弁2の
負荷ポートAにライン3で接続する一方、シリンダ1の
ロッド側ポートPrをカウンタバランス弁4にライン5
で接続するとともに、可変容量形油圧ポンプ6に接続し
たメインライン7に、ポンプポートPを、ライン8を介
して上記流量方向制御弁2の圧力ポートPに連通ずる二
次ポートBと、ライン9を介して上記カウンタバランス
弁4に連通ずる二次ポートAとに切換接続する電磁式切
換弁10を介設している。
上記ピストンロッド1aの突出方向への変位量は、エン
コーダ、ポテンショメータなどの位置検出器12で検出
され、電気信号に変換されてフィードバック装置として
の比較器13に入力され、比較器13は、予め与えられ
た突出量の目標値が表わす信号と上記電気信号との偏差
を求め、この偏差に比例した制御信号を増幅器14を介
して上記流量方向制御弁2のソレノイド15に出力する
上記流量方向制御弁2は、圧力ポートP、タンクポート
T、負荷ポートAの3ポートを有し、スプール16の一
端にこれを動作させる上記ソレノイド15を、他端にス
プリング17を夫々備える。
そして、ソレノイド15が消磁した状態でスプリング1
7によってスプール16を上記3ポートを全て閉鎖する
中立位置に位置させる一方、ソレノイド15に正の制御
信号(目標値〉検出値)が印加されるとき、スプリング
17に抗してスプール16を動作させ、圧力ポートPと
負荷ポートAの間を上記制御信号に比例した開度に保ち
、またソレノイド15に負の制御信号(目標値〈検出値
)が印加されるとき、スプール16を逆方向に動作させ
、負荷ポートAとタンクポート1間を上記制御信号に比
例した開度に保って作動油の流量を制御する。
なお、上記スプール16の3つのランド部16aの両端
周縁には、図示しない環状溝とこれに連通ずる放射状の
貫通孔が設けられており、作動油からスプール16に作
用する軸推力をなくするようにしている。
上記電磁式切換弁10は、電磁操作によるスプリングセ
ンタ形のクローズドセンタ3位置切換弁であり、図中の
右のシンボル位置でポンプポートPを二次ポートBに、
タンクポートTを二次ポートAに夫々接続し、左のシン
ボル位置でポンプポートPを二次ポートA、Hに接続す
る。また、上記カウンタバランス弁4は、シリンダlの
ロッド側ポートPrからのクラッキング圧を受けて開成
するとともに、上記ロッド側ポートPrへの自由流を許
容するチエツク弁18を並列に有する。
上記可変容量杉油圧ポンプ6は、シリンダ室6a内のピ
ストン6bをスプリング6cに抗して油圧で動作させ、
斜板を中立方向に傾動させて吐出量を減少させる一方、
シリンダ室6a内の油圧を大気に解放し、斜板を最大傾
度まで復帰させて最大吐出量を得るものであり、上記ピ
ストン6bを動作させる油圧を3ポート絞り切換弁19
で制御するようにしている。即ち、上記3ポート絞り切
換弁19は、ポートPを上記シリンダ室に、ポートBを
メインライン7に夫々接続するとともに、一方の制御ポ
ートXに直接、またばね20側の他方の制御ポートYに
絞り21を介して夫々メインライン7からパイロット圧
を導いてなり、制御ポートY側に設定されたリリーフ圧
を受けて開成してパイロット圧を解放する電磁比例式リ
リーフ弁22を備えて、設定されたリリーフ圧に応じて
上記ポートPをポートAとポートBとに連続的に切換接
続する。上記3ポート絞り切換弁I9のポートAに供給
される油圧は、3ポート絞り切換弁23で制御される。
即ち、上記3ポート絞り切換弁23は、ポートAを上記
絞り切換弁19のポートAに、ポートPをメインライン
7に、ポートTをタンク24に夫々接続するとともに、
一方の制御ポートXをメインライン7に、ばね25側の
他方の制御ポートYを4ポ一ト2位置切換弁26のポー
トPに夫々接続してなり、ポートXのパイロット圧とば
ね24のばね力およびポートYのパイロット圧とのバラ
ンス位置に応じて上記ポートAをポートTとポートPと
に切換接続する。上記スプリングオフセット形の4ボ一
ト2位置切換弁26は、上記絞り切換弁I9の制御ポー
トYに供給する油圧を選択するためのもので、ソレノイ
ドの消磁、励磁に応じて、ポートPを、メインライン7
にパイロットライン27を介して連通ずるポートAまた
は流量方向制御弁2の負荷ポートAにパイロットライン
28を介して連通ずるポートBに切換接続する。こうし
て、上記絞り切換弁19.リリーフ弁22.絞り切換弁
23および切換弁26によって、流量方向制御弁2の圧
力ポートPと負荷ポートAの差圧を一定に保持する圧力
補償装置29を構成している。
上記構成の位置決め制御油圧回路の動作を次に述べる。
いま、シリンダIのピストンロッド1aを下降させ、ロ
ンド先端のポンチ11でダイ30上のワーク31をプレ
ス加工するものとする。操作者は、切換弁IOを図中の
右ンンボル位置に切換え、圧力補償装置29の切換弁2
6を図中の右のシンボル位置に切換えるとともに、ロッ
ド目標位置Xに対応する目標値を表わす信号を比較器1
3の一方の入力端子に入力する。なお、上記ロッド目標
位置Xは、プレス加工すべきワーク31の幅りに応じて
大きく設定される。かくして、油圧ポンプ6からの作動
油は、切換弁IOの圧力ポートP、二次ポートBを経て
流量方向制御弁2の圧力ポートPに供給される一方、位
置検出器12によって検出されたピストンロッドIaの
現在位置が位置検出信号として上記比較器13の他方の
入力端子に入力される。比較器I3は、上記目標値を表
わす信号から上記位置検出信号を減算して両信号の偏差
を求め、この偏差に比例した制御信号、この場合は正の
制御信号を増幅器14を介して流量方向制御弁2のソレ
ノイド15に出力する。上記制御信号を受けたソレノイ
ド15は、スプール16をスプリング17に抗して動作
させて圧力ポートPと負荷ポートAの間を上記制御信号
に比例した開度に維持する、 すると、負荷ポートA、ライン3を経てシリンダlのヘ
ッド側ポートPhに作用する油圧ポンプ6の吐出圧によ
って、ロッド側ポートPrに接続されたカウンタバラン
ス弁4が開成する一方、負荷ポートAの圧力は、パイロ
ットライン28.切換弁26のポートB、ポートPを経
て絞り切換弁23の制御ポートYに導かれる。こうして
、油圧ポンプ6から吐出される作動油は、所定の開度に
制御される流量方向制御弁2の圧力ポートPと負荷ポー
トAを経て刻々流量を制御されつつシリンダ1のヘッド
側室に供給され、ロッド側室内の作動油は、開成したカ
ウンタバランス弁4.切換弁10の二次ポートA、タン
クポートTを経てタンクに排出されて、ピストンロッド
laは目標位置Xに漸近するように下降せしめられる。
ピストンロッドlaが目標位置に近づくほど、上記両信
号の偏差が小さくなり、制御信号も小さくなって、両ポ
ートP、A間で作動油の流量が絞られるから、ピストン
ロッドlaの下降速度は遅くなる。このとき、下降する
ピストンロッドIaには、ピストンlbを介してカウン
タバランス弁4のクラッキング圧が背圧として常に作用
するので、ピストンロッドlaのオーバーランが防止さ
れるうえ、ソレノイド15が故障して流量方向制御弁2
か圧力ポートPと負荷ポートA間を閉じる中立位置にな
った場合でも、直ちにカウンタバランス弁4が閉成して
ピストンロッドlaを停止させるので、ピストンロッド
が暴走してダイ30を破損する虞れもない。
一方、パイロット圧としてバネ25側の制御ポートYに
流量方向制御弁2の負荷ボー)Aの圧力が、反対側の制
御ポートXに上記制御弁2の圧力ポートP即ちメインラ
イン7の圧力が夫々導かれる絞り切換弁25は、ポート
Xの圧力がポートYの圧力およびばね24のばね力とバ
ランスする位置に摺動し、絞り切換弁19のポートAに
連通するポートAをタンク24とメインライン7とに連
続的に切換接続する。そして、絞り切換弁19は、リリ
ーフ弁22が開成しない限り、ばね20の付勢により図
中の右のシンボル位置にあってポートAとポートPを連
通するから、制御弁2の圧力ポートPと負荷ポートAの
圧力差がばね25のばね力を超えるほど、絞り切換弁2
5は図中の左のシンボル位置に移行し、メインライン7
からポートP、ポートAおよび絞り切換弁I9のポート
A。
ポートPを経て油圧ポンプ6のシリンダ室6aに作動油
が供給され、この作動油で斜板が中立方向に傾動せしめ
られて油圧ポンプ6の吐出量が減少する。逆に、制御弁
2の圧力ポートPと負荷ポートAの圧力差がばね25の
ばね力を下回るほど、絞り切換弁25は図中の右シンボ
ル位置に移行し、シリンダ室6aはタンク24に開放さ
れ、斜板が最大傾度方向に復帰せしめられて油圧ポンプ
6の吐出量が増加する。こうして、切換弁26.絞り切
換弁23,19.リリーフ弁22からなる圧力補償装置
29により、流量方向制御弁2の負荷ポートAの圧力の
増減に応じて油圧ポンプ6の吐出量を増減させて、圧力
ポートPと負荷ポートAの差圧を絞り切換弁23のばね
25のばね力に相当する圧力(例えば6に9/c、xつ
に維持している。
従って、シリンダ1に供給される作動油の流量は、流量
方向制御弁2の負荷ポートAの圧力の大小即ちプレス加
工の有無に無関係に、制御信号を受けるソレノイド15
で比例動作せしめられるスプール16によるポートP、
A間の開度で一義的に定まり、ピストンロッドlaの下
降速度もこれに加わる負荷の影響を受けない。また、上
記圧力補償装置29により負荷の大小に応じて可変容量
杉油圧ポンプ6の吐出量および吐出圧力を増減させるい
わゆるパワーマツチ回路を構成しているので、定容虫ポ
ンプとアンロード弁を用いた圧力マツチ回路のようなエ
ネルギーロスがなく、省エネルギー効果が著しい。なお
、上記切換弁26を図中の左シンボル位置に切換えると
、絞り切換弁23の両制御ポートX、Yには共にメイン
ライン7のパイロット圧が加わり、絞り切換弁23はば
ね25の付勢により常に図中の右シンボル位置に位置し
て、ポートAおよび絞り切換弁19のポートA。
ポートPを介して油圧ポンプ6のシリンダ室6aをタン
ク24に開放し、これによって油圧ポンプ6の吐出量は
、流量方向制御弁2の負荷ポートAの圧力に無関係に最
大となり、シリンダlを大出力駆動あるいは高速駆動す
ることができる。また、切換弁!0や流量方向制御弁2
が中立位置に位置し、あるいはピストンロッドlaがス
トロークエンドまで下降したにも拘イっらず何らかの原
因で油圧ポンプ6が動き続けて、メインライン7の圧力
がリリーフ圧以上になると、リリーフ弁22が開成して
絞り切換弁19の制御ポートYのパイロット圧が開放さ
れて、絞り切換弁19は直ちに図中の左シンボル位置に
切換わり、油圧ポンプ6のシリンダ室6aにメインライ
ン7の圧力が導入されて油圧ポンプ6の吐出量は最小と
なる。従って、油圧回路の安全が確保されるうえ、この
場合も圧力マツチ回路のような無駄なアンロードがなく
、省エネルギー効果が発揮される。
こうして、ピストンロッドlaが目標位置Xに達すれば
、比較器13から増幅器14を介してソレノイド15に
出力される制御信号は0となり、流量方向制御弁2の圧
力ポートPと負荷ポートA間は閉鎖され、カウンタバラ
ンス弁4が閉成してピストンロッド1aは停止し、プレ
ス加工が終了する。
次に、ピストンロッドlaを上昇させる場合、操作者は
、切換弁10を図中の左のシンボル位置に切換えるとと
もに、ロッド目標位置X゛に対応する目標値を表わす信
号を比較器I3の入力端子に入力する。そうすると、油
圧ポンプ6からの作動油は、切換弁IOの圧力ポートP
から二次ポートAを経てカウンタバランス弁4のチエツ
ク弁18に、また二次ポートBを経て流量方向制御弁2
の圧力ポートPに夫々供給される一方、比較器13は、
前述と同様に上記目標値を表わす信号と位置検出器12
からの位置検出信号との偏差を求め、前述とは逆に負の
制御信号を増幅器14を介して流量方向制御弁2のソレ
ノイドI5に出力する。
そして、このソレノイド15によりスプール16は、ス
プリング17と反対側に摺動して圧力ポートPを閉じる
とともに負荷ポートAとタンクポートTの間を上記制御
信号に比例した開度に維持する。こうして、油圧ポンプ
6から吐出された作動油は、チエツク弁18を経る自由
流となってシリンダlのロッド側室に供給され、ヘッド
側室の作動油はライン3を経て上記負荷ポートAとタン
クポートTにより刻々流量を制御されつつタンクへ排出
されて、ピストンロッドlaは目標位置に漸近するよう
に上昇せしめられる。そして、ピストンロッドIaが目
標位置に達すれば、制御信号が0となって上記両ポート
A、T間が閉じ、タンクへの作動油の排出が止まってピ
ストンロッドlaは停止する。
この場合、切換弁!0の二次ポートBを経て流量方向制
御弁2の圧力ポートPに達する油圧ポンプ6からの作動
油は、圧力ポートPがスプール16で閉じられているの
でいずれにも流れない。また、負荷ポートAはメインラ
イン7と略同−圧力となるので、圧力補償装置29の切
換弁26が図中の右のシンボル位置にあっても、絞り切
換弁23は常に図中の右のシンボル位置に位置するから
、油圧ポンプ6の吐出量は最大となり、ピストンロッド
Iaは高速で上昇する。また、前述と同様、ピストンロ
ッドIaの上昇中にソレノイド15等の故障で流量方向
制御弁2が中立位置になっても、閉成しているカウンタ
バランス弁4によってピストンロッドlaの下降が防止
されるとともに、何らかのトラブルでメインライン7の
圧力が上昇しすぎると、リリーフ弁22が働いて油圧ポ
ンプ6の吐出量を最小にするから、安全性の向上と省エ
ネルギーを図ることができる。なお、流量方向制御弁2
のスプール16が圧力ポートPと負荷ポートA間を開成
する位置にあってピストンロッドIaを下降させる場合
、切換弁lOを図中の左のシンポル位置に切換えれば、
シリンダ1のロッド側室から排出される作動油を、油圧
ポンプ6から流量方向制御弁2の圧力ポートPへ向かう
作動油に合流させて差動回路を構成することができ、ピ
ストンロッド1aを高速下降させることができる。
上記実施例では、比例式流量方向制御弁2の圧力補償装
置29として、上記制御弁2の圧力ポートPと負荷ポー
トAの圧力を夫々パイロット圧に受けて連続的に切り換
わる絞り切換弁23を設け、この絞り切換弁23によっ
て油圧源たる可変容量形油圧ポンプ6の斜板制御シリン
ダ室6aをタンク24あるいはメインライン7に切換え
連通して、パワーマツチ回路を構成しているので、エネ
ルギーロスがなく省エネルギー効果が著しい。
〈発明の効果〉 以上の説明で明らかなように、本発明の位置決め制御油
圧回路は、シリンダのロッド変位量を検出する位置検出
器からの検出信号と目標値を表わす信号との偏差をフィ
ードバック装置で求め、この偏差を表わす制御信号を圧
力補償装置を備えた比例式流量方向制御弁に出力する一
方、この比例式流量方向制御弁の負荷ポートを上記シリ
ンダの一方のポートに接続し、シリンダの他方のポート
に逆止弁付のカウンタバランス弁を接続するとともに、
油圧源の吐出路を切換弁によって上記比例式流量方向制
御弁の圧力ポートと上記カウンタバランス弁とに切換接
続するようにしているので、従来のサーボ弁を用いた油
圧回路に比べて安価かつ簡素な構造で塵芥の影響を受け
にくく、保守点検等のメインテナンスが容易になるうえ
、シリンダの起動や往復動の切換えを、衝撃を生じるこ
となく円滑に行なうことができ、またカウンタバランス
弁によってロッドのオーバーランや故障時の暴走が防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレス機械に適用した本発明の位置決め制御油
圧回路の一実施例を示す図である。 1・・・シリンダ、la・・・ピストンロッド、2・・
・電磁比例式流量方向制御弁、 4・・・カウンタバランス弁、 6・・・可変容量形油圧ポンプ、7・・・メインライン
、lO・・・電磁式切換弁、  12・・・位置検出器
、13・・・比較器、     15・・・ソレノイド
、18・・・チエツク弁、   19.23・・・絞り
切換弁、22・・・電磁比例式リリーフ弁、26・・・
切換弁、29・・・圧力補償装置。 特許出願人  ダイキン工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ(1)と、このシリンダ(1)のロッド
    変位量を検出する位置検出器(12)と、この位置検出
    器(12)からの検出信号と目標値を表わす信号との偏
    差を表わす制御信号を出力して、シリンダ(1)をフィ
    ードバック制御するフィードバック装置(13、14)
    と、このフィードバック装置(13、14)からの制御
    信号によって比例制御され、負荷ポート(A)が上記シ
    リンダ(1)の一方のポート(Ph)に接続された比例
    式流量方向制御弁(2)と、上記シリンダ(1)の他方
    のポート(Pr)に接続され、他方のポート(Pr)か
    らの一定圧力を受けて開成するとともに他方のポート(
    Pr)ヘの自由流を許容するカウンタバランス弁(4、
    18)と、タンクポート(T)を有し、油圧源(6)の
    吐出路(7)を上記比例式流量方向制御弁(2)の圧力
    ポート(p)と上記カウンタバランス弁(4、18)と
    に切換接続する切換弁(10)と、上記比例式流量方向
    制御弁(2)の圧力ポート(P)と負荷ポート(A)の
    差圧を一定に保持する圧力補償装置(29)を備えたこ
    とを特徴とする位置決め制御油圧回路。
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