JP2547530Y2 - 液体注出キャップ - Google Patents
液体注出キャップInfo
- Publication number
- JP2547530Y2 JP2547530Y2 JP1991019710U JP1971091U JP2547530Y2 JP 2547530 Y2 JP2547530 Y2 JP 2547530Y2 JP 1991019710 U JP1991019710 U JP 1991019710U JP 1971091 U JP1971091 U JP 1971091U JP 2547530 Y2 JP2547530 Y2 JP 2547530Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- storage recess
- top wall
- lid
- cap
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- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、液体注出キャップに関
する。
する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】液体注出キャップとし
て、容器体口頚部外周に着脱自在に嵌合させた周壁上端
縁より頂壁を延設してなるものが極一般的に知られてい
る。しかし、これらは内容液の注出に当たり、容器体よ
り外さなければならない為取扱が面倒である。その点を
解消する為、キャップ頂壁へ穿設した透孔外周縁より上
端を閉塞したノズルを立設してなる注出キャップも知ら
れている。これらは、使用時にノズル先端をカットして
使用するものであり、注出に際して容器体からの取外し
が不要であり、又、ノズルの作用により注出が容易で便
利であるが、一端開放したノズルは蓋が無く、その為そ
こから埃等が容器体内へ入る虞が有る。又、容器体を誤
って倒した場合に内容液が漏出するという不都合も生じ
る。本考案は、上記した従来技術の欠点を解消した優れ
た液体注出キャップを提案することを目的とするもので
ある。
て、容器体口頚部外周に着脱自在に嵌合させた周壁上端
縁より頂壁を延設してなるものが極一般的に知られてい
る。しかし、これらは内容液の注出に当たり、容器体よ
り外さなければならない為取扱が面倒である。その点を
解消する為、キャップ頂壁へ穿設した透孔外周縁より上
端を閉塞したノズルを立設してなる注出キャップも知ら
れている。これらは、使用時にノズル先端をカットして
使用するものであり、注出に際して容器体からの取外し
が不要であり、又、ノズルの作用により注出が容易で便
利であるが、一端開放したノズルは蓋が無く、その為そ
こから埃等が容器体内へ入る虞が有る。又、容器体を誤
って倒した場合に内容液が漏出するという不都合も生じ
る。本考案は、上記した従来技術の欠点を解消した優れ
た液体注出キャップを提案することを目的とするもので
ある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本考案液体注出キャップ
は、上記課題を解決するため、周壁上端縁より頂壁８を
延設するとともに、該頂壁８に伏臥状態のノズル３を収
納可能な収納凹部１１を有し、且つ凹部１１中央に注出
孔１６を穿設してなるキャップ本体２と、該本体２の上
記注出孔１６を液密に被覆して基部下端面を凹部１１中
央に摺動可能に当接させるとともに、凹部１１内に起伏
可能に装着し、且つ中央起立状態でのみ下端開孔が上記
注出孔１６と連通する筒状ノズル３と、上記キャップ本
体２前後面に下端を回動可能に枢着させた揺動脚１７上
端縁間に正面円弧状の板状頂壁１８を延設するととも
に、収納凹部１１上面を開閉可能に揺動する蓋体４とか
らなり、上記ノズル３側面先端と蓋体頂壁１８一側端間
を各々第１，第２の各ヒンジ１９，２０を介して中央部
に第３ヒンジ２２を有する連結板２１で連結し、上記蓋
体４を回動して収納凹部１１を閉塞した際、ノズル３が
収納凹部１１内へ伏臥するとともに、連結板２１が内方
へ折り畳まれて蓋体４下方へ収納される如く構成してい
る。
は、上記課題を解決するため、周壁上端縁より頂壁８を
延設するとともに、該頂壁８に伏臥状態のノズル３を収
納可能な収納凹部１１を有し、且つ凹部１１中央に注出
孔１６を穿設してなるキャップ本体２と、該本体２の上
記注出孔１６を液密に被覆して基部下端面を凹部１１中
央に摺動可能に当接させるとともに、凹部１１内に起伏
可能に装着し、且つ中央起立状態でのみ下端開孔が上記
注出孔１６と連通する筒状ノズル３と、上記キャップ本
体２前後面に下端を回動可能に枢着させた揺動脚１７上
端縁間に正面円弧状の板状頂壁１８を延設するととも
に、収納凹部１１上面を開閉可能に揺動する蓋体４とか
らなり、上記ノズル３側面先端と蓋体頂壁１８一側端間
を各々第１，第２の各ヒンジ１９，２０を介して中央部
に第３ヒンジ２２を有する連結板２１で連結し、上記蓋
体４を回動して収納凹部１１を閉塞した際、ノズル３が
収納凹部１１内へ伏臥するとともに、連結板２１が内方
へ折り畳まれて蓋体４下方へ収納される如く構成してい
る。
【０００４】
【作用】図１の状態において、キャップ本体２の注出孔
１６はノズル３基部により閉塞されており、しかもノズ
ル３先端開孔部は収納凹部１１内の嵌合溝１２右側壁に
より閉塞された二重シール状態となっており、良好な液
の遮断を可能としている。又、この際、連結板２１は第
１〜第３の各ヒンジ１９，２０，２２の部分で横Ｖ字形
状に折り畳まれて収納凹部１１内に収納されている。こ
の状態から蓋体４をその枢着部を中心として左方に回動
させると、連結板２１が直線状に伸びてノズル３先端を
引っ張る為、ノズル３もその枢着部を中心として左方向
に回動する。そして、図２に示す如く、ノズル３が中央
に起立してノズル３の上端が開口するとともに、ノズル
３下端開孔がキャップ本体２の注出孔１６と連通し、容
器体１４内の液が注出可能となる。一方、使用後は蓋体
４を右方に回動させると、連結板２１が各ヒンジ部にお
いて下方に突出する如く折れ曲がりつつノズル３を押し
て右方へ回動させ、図１の状態に戻る。
１６はノズル３基部により閉塞されており、しかもノズ
ル３先端開孔部は収納凹部１１内の嵌合溝１２右側壁に
より閉塞された二重シール状態となっており、良好な液
の遮断を可能としている。又、この際、連結板２１は第
１〜第３の各ヒンジ１９，２０，２２の部分で横Ｖ字形
状に折り畳まれて収納凹部１１内に収納されている。こ
の状態から蓋体４をその枢着部を中心として左方に回動
させると、連結板２１が直線状に伸びてノズル３先端を
引っ張る為、ノズル３もその枢着部を中心として左方向
に回動する。そして、図２に示す如く、ノズル３が中央
に起立してノズル３の上端が開口するとともに、ノズル
３下端開孔がキャップ本体２の注出孔１６と連通し、容
器体１４内の液が注出可能となる。一方、使用後は蓋体
４を右方に回動させると、連結板２１が各ヒンジ部にお
いて下方に突出する如く折れ曲がりつつノズル３を押し
て右方へ回動させ、図１の状態に戻る。
【０００５】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図１〜図３は本考案の一実施例を示し、図中１は
液体注出キャップを示す。該キャップ１は、キャップ本
体２と、ノズル３と、蓋体４とから構成している。
する。図１〜図３は本考案の一実施例を示し、図中１は
液体注出キャップを示す。該キャップ１は、キャップ本
体２と、ノズル３と、蓋体４とから構成している。
【０００６】キャップ本体２は、下方外面が垂直で上方
外面が各々内方へ上向き円弧状に湾曲する曲面部５を有
する両側壁６，７の上端間を頂壁８で連結するととも
に、前後には平行する垂直な前後壁９，１０を有してい
る。又、頂壁８中央を下方に凹ませて収納凹部１１を形
成している。この収納凹部１１内には、中央部より右方
へ延設した平面横長長方形状で伏臥状態のノズル３が収
納可能な嵌合溝１２を設けている。又、頂壁８裏面中央
より円筒状の嵌合筒部１３を垂設し、この筒部１３下端
を容器体１４の口頚部１５に液密に嵌合して容器体１４
に装着する如く構成している。又、上記嵌合溝１２中央
側端部を、正面円弧状に湾曲させ、そこに注出孔１６を
穿設して容器体１４内と連通可能に構成している。
外面が各々内方へ上向き円弧状に湾曲する曲面部５を有
する両側壁６，７の上端間を頂壁８で連結するととも
に、前後には平行する垂直な前後壁９，１０を有してい
る。又、頂壁８中央を下方に凹ませて収納凹部１１を形
成している。この収納凹部１１内には、中央部より右方
へ延設した平面横長長方形状で伏臥状態のノズル３が収
納可能な嵌合溝１２を設けている。又、頂壁８裏面中央
より円筒状の嵌合筒部１３を垂設し、この筒部１３下端
を容器体１４の口頚部１５に液密に嵌合して容器体１４
に装着する如く構成している。又、上記嵌合溝１２中央
側端部を、正面円弧状に湾曲させ、そこに注出孔１６を
穿設して容器体１４内と連通可能に構成している。
【０００７】ノズル３は、下端に横向き円柱状をなす基
部を有し、該基部より四角柱状をなすノズル本体を延設
して構成しており、基部前後面を上記嵌合溝１２中央側
端部の前後面にそれぞれ回動可能に枢着して、上記嵌合
溝１２内に起伏可能に装着している。又、ノズル３は、
その基部を上記嵌合溝１２の中央側端部に液密且つ摺動
可能に当接させ、更に、ノズル３の下端面開孔を上記キ
ャップ本体２の注出孔１６と略同一大きさに形成して、
ノズル３が中央起立状態でのみ注出孔１６と連通する如
く構成している。
部を有し、該基部より四角柱状をなすノズル本体を延設
して構成しており、基部前後面を上記嵌合溝１２中央側
端部の前後面にそれぞれ回動可能に枢着して、上記嵌合
溝１２内に起伏可能に装着している。又、ノズル３は、
その基部を上記嵌合溝１２の中央側端部に液密且つ摺動
可能に当接させ、更に、ノズル３の下端面開孔を上記キ
ャップ本体２の注出孔１６と略同一大きさに形成して、
ノズル３が中央起立状態でのみ注出孔１６と連通する如
く構成している。
【０００８】又、蓋体４は、正面扇状をなす一対の平行
な板状揺動脚１７の上端縁間を正面円弧状に湾曲した板
状頂壁１８により連結して構成しており、各脚１７の下
端をキャップ本体２前後面中央に回動可能に枢着させる
とともに、頂壁１８をキャップ本体２上面に左右方向揺
動可能に且つ状キャップ収納凹部１１上端面開口部を開
閉可能に装着している。又、上記ノズル３左側面先端
と、蓋体４右端とを各々第１，第２の薄肉ヒンジ１９，
２０を介して平面横長長方形状の連結板２１にて連結し
ている。又、この連結板２１の左右方向中央には前後に
走る第３ヒンジ２２を設けて、下方に折り畳み可能に構
成している。尚、上記各部材は全て合成樹脂にて形成す
ると良い。
な板状揺動脚１７の上端縁間を正面円弧状に湾曲した板
状頂壁１８により連結して構成しており、各脚１７の下
端をキャップ本体２前後面中央に回動可能に枢着させる
とともに、頂壁１８をキャップ本体２上面に左右方向揺
動可能に且つ状キャップ収納凹部１１上端面開口部を開
閉可能に装着している。又、上記ノズル３左側面先端
と、蓋体４右端とを各々第１，第２の薄肉ヒンジ１９，
２０を介して平面横長長方形状の連結板２１にて連結し
ている。又、この連結板２１の左右方向中央には前後に
走る第３ヒンジ２２を設けて、下方に折り畳み可能に構
成している。尚、上記各部材は全て合成樹脂にて形成す
ると良い。
【０００９】
【考案の効果】以上説明した如く本考案液体注出キャッ
プは、既述構成としたことにより、蓋体を側方に回動さ
せるという簡単な操作によりノズル孔とキャップ本体の
注出孔を自動的に連通して容器体内液体を注出可能とす
ることができ、又、使用後は、蓋体を再びもとの状態に
戻すだけでノズル孔とキャップ本体注出孔との連通を解
除させることができ、極めて使勝手が良い。又、非使用
時はノズル孔が閉塞され蓋体によりノズルが被覆されて
いるため、ノズル孔より埃等が容器体内に入る虞はな
く、また、誤って容器を倒しても内容液が漏出する虞も
ない。更に、合成樹脂での形成が可能であるため、安価
に製造できる利点もある。又、蓋体は、キャップ本体前
後面に下端を回動可能に枢着させた揺動脚上端縁間に正
面円弧状の板状頂壁を延設して構成したので、揺動脚を
指で操作することにより、容器を持った片手でのノズル
の開閉を極めて容易に行えるという特有の効果も発揮で
きるものである。
プは、既述構成としたことにより、蓋体を側方に回動さ
せるという簡単な操作によりノズル孔とキャップ本体の
注出孔を自動的に連通して容器体内液体を注出可能とす
ることができ、又、使用後は、蓋体を再びもとの状態に
戻すだけでノズル孔とキャップ本体注出孔との連通を解
除させることができ、極めて使勝手が良い。又、非使用
時はノズル孔が閉塞され蓋体によりノズルが被覆されて
いるため、ノズル孔より埃等が容器体内に入る虞はな
く、また、誤って容器を倒しても内容液が漏出する虞も
ない。更に、合成樹脂での形成が可能であるため、安価
に製造できる利点もある。又、蓋体は、キャップ本体前
後面に下端を回動可能に枢着させた揺動脚上端縁間に正
面円弧状の板状頂壁を延設して構成したので、揺動脚を
指で操作することにより、容器を持った片手でのノズル
の開閉を極めて容易に行えるという特有の効果も発揮で
きるものである。
【図１】本考案液体注出キャップを容器体に装着した場
合の一実施例を示す要部縦断面図である。
合の一実施例を示す要部縦断面図である。
【図２】同実施例の開蓋状態を示す要部縦断面図であ
る。
る。
【図３】同実施例の要部斜視図である。
２ キャップ本体 ３ ノズル ４ 蓋体 ８ キャップ本体頂壁 １１ 収納凹部 １６ 注出孔 １７ 揺動脚 １８ 蓋体頂壁 １９ 第１ヒンジ ２０ 第２ヒンジ ２１ 連結板 ２２ 第３ヒンジ
Claims (1)
- 【請求項１】周壁上端縁より頂壁８を延設するととも
に、該頂壁８に伏臥状態のノズル３を収納可能な収納凹
部１１を有し、且つ凹部１１中央に注出孔１６を穿設し
てなるキャップ本体２と、該本体２の上記注出孔１６を
液密に被覆して基部下端面を凹部１１中央に摺動可能に
当接させるとともに、凹部１１内に起伏可能に装着し、
且つ中央起立状態でのみ下端開孔が上記注出孔１６と連
通する筒状ノズル３と、上記キャップ本体２前後面に下
端を回動可能に枢着させた揺動脚１７上端縁間に正面円
弧状の板状頂壁１８を延設するとともに、収納凹部１１
上面を開閉可能に揺動する蓋体４とからなり、上記ノズ
ル３側面先端と蓋体頂壁１８一側端間を各々第１，第２
の各ヒンジ１９，２０を介して中央部に第３ヒンジ２２
を有する連結板２１で連結し、上記蓋体４を回動して収
納凹部１１を閉塞した際、ノズル３が収納凹部１１内へ
伏臥するとともに、連結板２１が内方へ折り畳まれて蓋
体４下方へ収納される如く構成してなることを特徴とす
る液体注出キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991019710U JP2547530Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 液体注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991019710U JP2547530Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 液体注出キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04109053U JPH04109053U (ja) | 1992-09-21 |
| JP2547530Y2 true JP2547530Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31905937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991019710U Expired - Fee Related JP2547530Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 液体注出キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547530Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100655513B1 (ko) * | 2000-09-21 | 2006-12-07 | 김순홍 | 가압방식 액체주출용 뚜껑 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5849948Y2 (ja) * | 1978-11-01 | 1983-11-14 | 株式会社吉野工業所 | 注出栓 |
| JPS597160U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-18 | 株式会社吉野工業所 | 液体注出キヤツプ |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP1991019710U patent/JP2547530Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04109053U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |