JP2596840Y2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップInfo
- Publication number
- JP2596840Y2 JP2596840Y2 JP1992080962U JP8096292U JP2596840Y2 JP 2596840 Y2 JP2596840 Y2 JP 2596840Y2 JP 1992080962 U JP1992080962 U JP 1992080962U JP 8096292 U JP8096292 U JP 8096292U JP 2596840 Y2 JP2596840 Y2 JP 2596840Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support cylinder
- nozzle
- center
- wall
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は注出キャップに関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】注出キャップとして、
容器体口頚部外周に嵌合させる周壁上端縁より口頚部上
端開口を閉塞する頂壁を延設するとともに、頂壁中央部
に注出筒部を立設してなるキャップ本体と、該本体上面
を開閉自在に設けるとともに、頂壁裏面より上記注出筒
部に嵌合して閉塞する棒栓を垂設してなる蓋体とからな
るものが知られている。
容器体口頚部外周に嵌合させる周壁上端縁より口頚部上
端開口を閉塞する頂壁を延設するとともに、頂壁中央部
に注出筒部を立設してなるキャップ本体と、該本体上面
を開閉自在に設けるとともに、頂壁裏面より上記注出筒
部に嵌合して閉塞する棒栓を垂設してなる蓋体とからな
るものが知られている。
【０００３】これらは合成樹脂の一体成形により形成出
来、構造が簡単であるにもかかわらず蓋体を閉じるだけ
で良好な密閉性を得られ、又、蓋体を開くだけで容器体
内液を注出出来る便利なものであるが、注出筒部は蓋体
の棒栓を嵌合させる都合上垂直で、しかも蓋体内に収納
されるため極端に短いものであり、注出に当たり目標が
定め難い欠点があった。
来、構造が簡単であるにもかかわらず蓋体を閉じるだけ
で良好な密閉性を得られ、又、蓋体を開くだけで容器体
内液を注出出来る便利なものであるが、注出筒部は蓋体
の棒栓を嵌合させる都合上垂直で、しかも蓋体内に収納
されるため極端に短いものであり、注出に当たり目標が
定め難い欠点があった。
【０００４】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
たもので、注出ノズルを比較的長くしかも側方へ向けて
突出させて液の注出を行い易くするとともに、極めて簡
単なワンタッチ操作で注出ノズルの開閉を行える優れた
注出キャップを提案するものである。
たもので、注出ノズルを比較的長くしかも側方へ向けて
突出させて液の注出を行い易くするとともに、極めて簡
単なワンタッチ操作で注出ノズルの開閉を行える優れた
注出キャップを提案するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案注出キャップは上
記課題を解決するため、周壁２上端縁より延設した頂壁
３中央部に円形窓孔を穿設してなる装着部４と、上記窓
孔周縁部より立設した上端縁が前方へ傾斜下降する円筒
状支持筒部６と、該支持筒部６後部中央上端に後端縁を
回動可能に連結して前端を支持筒部６中央に水平に延設
してなる回動基板７と、該基板７中央に下端を開口して
上方へ起立し且つ上端部を側方へ屈曲してなる注出ノズ
ル８と、上記基板７周縁部を上辺10A とし且つ支持筒部
６上端縁部を下辺10B とするテーパ状をなすとともに、
上記支持筒部６上端開口面を上下に反転可能で、且つ、
上記注出ノズル８を起立状態及び前方伏臥状態に支持す
る反転壁10と、上記頂壁３上面前部に立設するととも
に、前方伏臥状態の注出ノズル８を水平状態に係止し且
つノズル８開口部を閉塞する係止枠11とから構成した。
記課題を解決するため、周壁２上端縁より延設した頂壁
３中央部に円形窓孔を穿設してなる装着部４と、上記窓
孔周縁部より立設した上端縁が前方へ傾斜下降する円筒
状支持筒部６と、該支持筒部６後部中央上端に後端縁を
回動可能に連結して前端を支持筒部６中央に水平に延設
してなる回動基板７と、該基板７中央に下端を開口して
上方へ起立し且つ上端部を側方へ屈曲してなる注出ノズ
ル８と、上記基板７周縁部を上辺10A とし且つ支持筒部
６上端縁部を下辺10B とするテーパ状をなすとともに、
上記支持筒部６上端開口面を上下に反転可能で、且つ、
上記注出ノズル８を起立状態及び前方伏臥状態に支持す
る反転壁10と、上記頂壁３上面前部に立設するととも
に、前方伏臥状態の注出ノズル８を水平状態に係止し且
つノズル８開口部を閉塞する係止枠11とから構成した。
【０００６】
【作用】図２の状態から注出ノズル８を後方へ起立させ
れば、反転壁10が支持筒部６上端面の上方へ弾性的に反
転し、図１に示す如く、注出ノズル８を起立状態に維持
して液の注出が可能となる。
れば、反転壁10が支持筒部６上端面の上方へ弾性的に反
転し、図１に示す如く、注出ノズル８を起立状態に維持
して液の注出が可能となる。
【０００７】又、使用後は図１の状態から注出ノズル８
を前方へ押し倒せば、反転壁１１は支持筒部６上端面下
方へ弾性的に反転して図２の如くノズル８を前方伏臥状
態に支持させ、その際、ノズル８先端開口は係止枠１１
の側板１１Ｂ内面により液密に閉塞されるとともに、ノ
ズル８基端部が支持筒部６後部内面上端部により閉塞さ
れる。
を前方へ押し倒せば、反転壁１１は支持筒部６上端面下
方へ弾性的に反転して図２の如くノズル８を前方伏臥状
態に支持させ、その際、ノズル８先端開口は係止枠１１
の側板１１Ｂ内面により液密に閉塞されるとともに、ノ
ズル８基端部が支持筒部６後部内面上端部により閉塞さ
れる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１〜図７は本考案の一実施例を示すもの
で、図中１は注出キャップを示す。該キャップ１は合成
樹脂により一体に形成されたもので、容器体口頚部等に
嵌合させる筒状周壁２上端縁より頂壁３を延設するとと
もに、該頂壁３中央部に円形の窓孔を穿設してなる装着
部４を有している。この装着部４には、その頂壁３下面
の上記窓孔周縁部より下方へ、容器体口頚部内周等に液
密に嵌合させるシール筒部５を垂設している。更に、上
記窓孔周縁より上方へ、上端縁部が前方へ傾斜下降し且
つ前端部が上記頂壁３上面レベルに位置する円筒状の支
持筒部６を立設している。
で、図中１は注出キャップを示す。該キャップ１は合成
樹脂により一体に形成されたもので、容器体口頚部等に
嵌合させる筒状周壁２上端縁より頂壁３を延設するとと
もに、該頂壁３中央部に円形の窓孔を穿設してなる装着
部４を有している。この装着部４には、その頂壁３下面
の上記窓孔周縁部より下方へ、容器体口頚部内周等に液
密に嵌合させるシール筒部５を垂設している。更に、上
記窓孔周縁より上方へ、上端縁部が前方へ傾斜下降し且
つ前端部が上記頂壁３上面レベルに位置する円筒状の支
持筒部６を立設している。
【００１０】又、上記支持筒部６の後端部中央上端に後
端縁部を上下方向の回動が可能に連結して前端を上記支
持筒部６中央部へ水平に延設した半円板状の回動基板７
を設けるとともに、該基板７中央に下端を開口した円筒
状の注出ノズル８を上方へ起立させている。該ノズル８
は、その上端部を側方へ直角に屈曲させて、側方へ先端
を開口させるとともに、その上面中央から右側面上端部
中央に至る指掛け板部９を突設している。
端縁部を上下方向の回動が可能に連結して前端を上記支
持筒部６中央部へ水平に延設した半円板状の回動基板７
を設けるとともに、該基板７中央に下端を開口した円筒
状の注出ノズル８を上方へ起立させている。該ノズル８
は、その上端部を側方へ直角に屈曲させて、側方へ先端
を開口させるとともに、その上面中央から右側面上端部
中央に至る指掛け板部９を突設している。
【００１１】又、上記回動基板７の支持筒部６への回動
連結部分以外の周縁部を上辺10A とするとともに、上記
支持筒部６の回動基板７との回動連結部分以外の上端縁
を下辺10B とするテーパ状の反転壁10を設けて、支持筒
部の上端開口を閉塞させている。この反転壁10は、上記
上辺10A 及び下辺10B を薄肉に形成したり、或いは壁全
体を薄肉に形成する等して周縁部を容易に折り曲げ可能
に構成することにより、支持筒部６上端面を中心として
上下対称に反転するもので、下方への反転状態では図２
に示す如く、注出ノズル８を前方への水平伏臥状態に安
定支持させ、又、上方への反転状態では図１に示す如
く、注出ノズル８を上方起立状態に安定支持させる如く
構成している。
連結部分以外の周縁部を上辺10A とするとともに、上記
支持筒部６の回動基板７との回動連結部分以外の上端縁
を下辺10B とするテーパ状の反転壁10を設けて、支持筒
部の上端開口を閉塞させている。この反転壁10は、上記
上辺10A 及び下辺10B を薄肉に形成したり、或いは壁全
体を薄肉に形成する等して周縁部を容易に折り曲げ可能
に構成することにより、支持筒部６上端面を中心として
上下対称に反転するもので、下方への反転状態では図２
に示す如く、注出ノズル８を前方への水平伏臥状態に安
定支持させ、又、上方への反転状態では図１に示す如
く、注出ノズル８を上方起立状態に安定支持させる如く
構成している。
【００１２】又、装着部頂壁３上面前部には係止枠11を
立設している。この係止枠11は、上記注出ノズル８が前
方伏臥状態にある場合において、その指掛け板部９下面
に当接支持する矩形状の前壁11A と、該前壁11A 両側よ
り後方へ延びる一対の側壁11B と、両側壁11B 後端外面
より左右に突設した正面三角形をなす一対の支持板部11
C とから構成している。そして、注出ノズル８が前方伏
臥状態にある場合に、その先端開口部が側板部11B 内面
上端に密に当接して閉塞されるとともに、上記指掛け板
部９下面が前壁11A 上面に当接する如く構成している。
立設している。この係止枠11は、上記注出ノズル８が前
方伏臥状態にある場合において、その指掛け板部９下面
に当接支持する矩形状の前壁11A と、該前壁11A 両側よ
り後方へ延びる一対の側壁11B と、両側壁11B 後端外面
より左右に突設した正面三角形をなす一対の支持板部11
C とから構成している。そして、注出ノズル８が前方伏
臥状態にある場合に、その先端開口部が側板部11B 内面
上端に密に当接して閉塞されるとともに、上記指掛け板
部９下面が前壁11A 上面に当接する如く構成している。
【００１３】
【考案の効果】以上説明した如く本考案キャップは、既
述構成としたことにより、注出ノズルを比較的長く構成
できるため、液の注出目標が定め易く、注出目的部位に
的確に注出でき、しかも、ワンタッチ操作による注出ノ
ズルの開閉を行えるものであり、簡単に注出ノズルの開
閉を行えて取り扱い便利である。
述構成としたことにより、注出ノズルを比較的長く構成
できるため、液の注出目標が定め易く、注出目的部位に
的確に注出でき、しかも、ワンタッチ操作による注出ノ
ズルの開閉を行えるものであり、簡単に注出ノズルの開
閉を行えて取り扱い便利である。
【００１４】又、注出ノズルは上端部が側方へ屈曲して
いるため、容器体を大きく傾斜させなくても容易に液の
注出を行える利点がある。
いるため、容器体を大きく傾斜させなくても容易に液の
注出を行える利点がある。
【００１５】又、前方伏臥状態の注出ノズルを水平状態
に係止し且つノズル開口部を閉塞する係止枠を設けてい
るため、ノズルは前方伏臥状態より下方へ下ることはな
く、外力により無理やり押し下げられて反転壁等の比較
的破損し易い部位を損傷する等の不都合を生じる虞はな
い。又、上端開口を確実に閉塞させることが出来、前方
伏臥状態におけるノズル基端部の支持筒部による閉塞と
相まって良好に注出口を封止することが出来る。
に係止し且つノズル開口部を閉塞する係止枠を設けてい
るため、ノズルは前方伏臥状態より下方へ下ることはな
く、外力により無理やり押し下げられて反転壁等の比較
的破損し易い部位を損傷する等の不都合を生じる虞はな
い。又、上端開口を確実に閉塞させることが出来、前方
伏臥状態におけるノズル基端部の支持筒部による閉塞と
相まって良好に注出口を封止することが出来る。
【００１６】又、合成樹脂の一体成形により形成してい
るため、安価に製造出来る利点を兼ね備えている。
るため、安価に製造出来る利点を兼ね備えている。
【図１】 本考案注出キャップの一実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図２】 同実施例のノズル伏臥状態を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図３】 同実施例のノズル起立状態を示す側面図であ
る。
る。
【図４】 同実施例のノズル伏臥状態を示す側面図であ
る。
る。
【図５】 同実施例のノズル起立状態を示す平面図であ
る。
る。
【図６】 同実施例のノズル伏臥状態を示す平面図であ
る。
る。
【図７】 同実施例のノズル起立状態を示す正面図であ
る。
る。
２…周壁，３…頂壁，４…装着部，６…支持筒部，７…
回動基板，８…注出ノズル，10…反転壁，10A …反転壁
上辺，10B …反転壁下辺，11…係止枠
回動基板，８…注出ノズル，10…反転壁，10A …反転壁
上辺，10B …反転壁下辺，11…係止枠
Claims (1)
- 【請求項１】 周壁２上端縁より延設した頂壁３中央部
に円形窓孔を穿設してなる装着部４と、上記窓孔周縁部
より立設した上端縁が前方へ傾斜下降する円筒状支持筒
部６と、該支持筒部６後部中央上端に後端縁を回動可能
に連結して前端を支持筒部６中央に水平に延設してなる
回動基板７と、該基板７中央に下端を開口して上方へ起
立し且つ上端部を側方へ屈曲してなる注出ノズル８と、
上記基板７周縁部を上辺10A とし且つ支持筒部６上端縁
部を下辺10B とするテーパ状をなすとともに、上記支持
筒部６上端開口面を上下に反転可能で、且つ、上記注出
ノズル８を起立状態及び前方伏臥状態に支持する反転壁
10と、上記頂壁３上面前部に立設するとともに、前方伏
臥状態の注出ノズル８を水平状態に係止し且つノズル８
開口部を閉塞する係止枠11とからなることを特徴とする
注出キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992080962U JP2596840Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992080962U JP2596840Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 注出キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639748U JPH0639748U (ja) | 1994-05-27 |
| JP2596840Y2 true JP2596840Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=13733144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992080962U Expired - Fee Related JP2596840Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 注出キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596840Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102021114634A1 (de) | 2020-07-06 | 2022-01-13 | Mikuni Corporation | Bürstenloser motor |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992080962U patent/JP2596840Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102021114634A1 (de) | 2020-07-06 | 2022-01-13 | Mikuni Corporation | Bürstenloser motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0639748U (ja) | 1994-05-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4892234A (en) | Combined closure and pouring spout | |
| JP2596840Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2584065Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2578626Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2583055Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2590873Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2583056Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2578627Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JPH0454149Y2 (ja) | ||
| JP2547528Y2 (ja) | 液体注出キャップ | |
| JP2589214Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2590872Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2566670Y2 (ja) | 液体注出キャップ | |
| JP2541299Y2 (ja) | 液体注出容器 | |
| JP2558036Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
| JPS637166Y2 (ja) | ||
| JP2584818Y2 (ja) | 振出キャップ | |
| JPH0451183Y2 (ja) | ||
| JP2547530Y2 (ja) | 液体注出キャップ | |
| JPH0751478Y2 (ja) | 弾性反転形のキャップ | |
| JP2580752Y2 (ja) | 合成樹脂製ノズル付きキャップ | |
| JPH0685252U (ja) | 注出キャップ | |
| JP2523139Y2 (ja) | 注出キャップ | |
| JP2542322Y2 (ja) | ノズル付き注出キャップ | |
| JP2584819Y2 (ja) | 振出キャップ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |