JP2547313Y2 - 分岐管継手 - Google Patents

分岐管継手

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JP2547313Y2
JP2547313Y2 JP7595192U JP7595192U JP2547313Y2 JP 2547313 Y2 JP2547313 Y2 JP 2547313Y2 JP 7595192 U JP7595192 U JP 7595192U JP 7595192 U JP7595192 U JP 7595192U JP 2547313 Y2 JP2547313 Y2 JP 2547313Y2
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pipe
locking
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saddle
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JP7595192U
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JPH0640578U (ja
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博彦 矢野
敏行 石保
重樹 藤井
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下水道などの配管ラ
インの途中に分岐管を取付ける際に使用する分岐管継手
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐管継手は、例えば実開昭56
−90582号公報に開示されているような構成があ
り、原管に設けた取付け口の周辺部分に弾性密封スリー
ブを密着させて取付け、このスリーブに分岐管継手の本
体部分(以下、受口短管という)を取り付けていた。
【0003】しかし、上記の取付けには接着剤を使用す
る必要があり、施工性が悪く、止水性、強度の向上に限
界があるため、接着剤を使用せずに取付けできる乾式取
付け方法の分岐管継手が要望されている。
【0004】図4は、本発明の出願者が先に出願(特願
平2−335031号)した乾式取付け方法による分岐
管継手の断面図、図5は係止部の平面図である。
【0005】原管11の分岐部分の取付け口11Aに分
岐管継手の受口短管12の先端部(係止部21)を当て
押圧すると、原管11の取付け口11Aの内径より若干
大きい外径になるように突出した複数の係止片21Aを
有する係止部21は弾性的に変形して原管11の取付け
口11Aに押し込むことができ、受口短管12の先端
(係止部21)が原管11の管壁を貫通し終わると元の
形に復帰して係止片21Aが管壁内側に係止し受口短管
12を原管11から抜くことができなくなるので、取付
け口11Aの外周面に当接させたサドル13を押圧する
手段、即ち操作リング(締付けリング)15の斜面と、
同斜面が当接しているスラスト受部18の斜面との相対
位置を操作リング15を廻して移動させる構成を受口短
管12に設けたことにより、受口短管12を接着材を使
用せずに原管11の取付け口11Aに取り付けることが
でき、サドル13が押圧したゴムパッキング14によっ
て流体が外部に漏れることを防止できる。そして受口短
管12の端部にゴム輪23を装着した管継手部22に不
図示の分岐管を接続する構成となっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記説明の乾式取付け
方法の分岐管継手では、原管11の分岐部分の取付け口
11Aの内径より若干大きく突出した係止片21Aを有
する係止部21は、変形によって原管11に押し込むこ
とができ、原管11の管壁内側に係止できることが必要
である。
【0007】しかし、係止部21の変形には限度があ
る。しかも原管11の取付け口11Aの内径寸法そして
受口短管12および同係止部21の寸法には誤差が避け
られず、受口短管12を原管11の取付け口11Aに押
し込みできない、或は押し込みできても係止部21を原
管11に所定の強度で係止できなくなるといった恐れが
あり、次の開発課題となっている。
【0008】この考案は、上記従来技術の課題を解消す
るために成されたもので、接着剤を使用せず容易確実に
原管に接続し分岐管の施工ができる分岐管継手を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この考案に係
る分岐管継手は、原管の取付け口に挿入して係止する取
付け端部と分岐管を接続する管継手部とスラスト受け部
とを有する受口短管と、受口短管に摺動可能に装着し原
管の外周面に圧接させて流体の漏洩を防止するサドル
と、前記スラスト受け部とサドルとの間に嵌装しサドル
を押圧する傾斜面を有する締付けリングとよりなる分岐
管継手であって、取付け端部の複数個所に縦スリットを
設け管端部の近くに係止部とストッパー部とよりなる複
数の係止片を係止部が突出するよう付勢して縦スリット
に各々軸支し、取付け端部を原管の取付け口に挿入する
とき係止部は原管に当接することにより上記付勢に抗し
て縦スリット内に後退し、取付け端部が原管の管壁を貫
通し終わると係止部は付勢された方向に回転しストッパ
ー部が受口短管に当接して係止部が受口短管の表面から
外方に突出した元の状態に復帰して停止し、それ以上に
は端部方向に回転できないことを特徴とする構成によっ
て、前記の目的を達成しようとするものである。
【0010】
【作用】以上の構成により、管継手部とスラスト受け部
とを有し摺動可能にサドルを装着した受口短管の取付け
端部を原管の取付け口に当接させると、取付け端部の縦
スリットに付勢して軸支した複数の係止片の係止部は受
口短管の外周から突出しており原管の取付け口の外面に
当接する。そして、受口短管を押圧することにより係止
片は軸支の付勢に抗して回転し突出していた係止部は縦
スリット内に後退するので、取付け端部を取付け口に挿
入することができ、取付け端部が原管の管壁を貫通し終
わると係止片を軸支した付勢により、係止部は受口短管
の表面から外方に突出する元の状態方向へ回転し、スト
ッパー部が受口短管に当接して係止部が受口短管の表面
から外方に突出した元の状態に復帰して停止し、それ以
上には回転できないので受け口短管は原管から抜くこと
ができなくなる。
【0011】次に、スラスト受け部とサドルとの間に嵌
装した締付けリングを廻して当接する傾斜面の位置を変
えることにより、受口短管に一体となっているスラスト
受け部を支面としてサドルを押圧することになり、サド
ルと複数の係止片の係止部とによって原管の管壁を強固
に挟持して受口短管を原管に取り付けでき、サドルは原
管の外周面に圧接されて流体が漏洩することを防止す
る。
【0012】なお、取付け端部の係止片は付勢に抗して
回転させることにより、複数の係止片の係止部は受口短
管の縦スリットに後退させることができ、また軸支の付
勢ににより元の状態に戻り係止部は外方に突出し、そし
て締付けリングによりサドルを原管に押圧できるので、
分岐管継手の受口短管の外径、原管の取付け口の内径、
原管の管肉厚等に多少の誤差があっても、受口短管は原
管に支障なく確実に、しかも容易に取り付けることがで
きる。
【0013】そして、受口短管の管継手部に分岐管を接
続して、分岐管の施工ができる。
【0014】
【実施例】以下、この考案に係る分岐管継手を実施例に
より説明する。
【0015】本実施例は、分岐管継手の一端を原管の取
付け口に挿入して係止する受口短管の取付け端部の構成
に特徴を有している。そして他の部分の構成は前記従来
の乾式取付け方法の分岐管継手に準じているので、ま
ず、図4を参照して構成の概要を説明する。
【0016】即ち、本実施例の受口短管12は、後記す
る取付け端部の他に、分岐管を接続する管継手部22と
スラスト受け部18とからなっており、受口短管12に
は摺動可能にサドル13が装着してある。そして締付け
リング15がスラスト受け部18とサドル13との間に
嵌装してあり、締付けリング15の端面の傾斜面とスラ
スト受け部18の端面の傾斜面との当接相対位置を締付
けリング15を廻して変化させることにより、スラスト
受け部18を支面としてサドル13を押圧することによ
り、サドル13はパッキング14を介して原管11の外
周面に圧接されて流体の漏洩を防止できる構成となって
いる。
【0017】次に、本考案の特徴である、受口短管12
の取付け端部の構成について説明する。 図1は受口短
管の要部正面図であり、図2は受口短管の要部断面図で
ある。
【0018】受口短管12の端部には、原管11の取付
け口11Aに挿入して係止する取付け端部1が形成して
ある。取付け端部1は原管の取付け口11Aに挿入でき
る外径であり、取付け端部1の管端部複数個所に縦スリ
ット2が設けてある。そして係止部3とストッパー部4
とよりなる複数の係止片5を係止部3が突出するよう
に、即ち係止部3が管端方向に向くようスプリンブ6で
付勢して縦スリット2の管端部の近くに設けた軸7によ
り回動可能に軸支してある。
【0019】上記係止片5を軸支した状態は、図2に示
すように係止片5をスプリンブ6で付勢しストッパー部
4が受口短管12の内面に当接して停止し、係止部3は
受口短管12の外周面から突出した状態となっている。
なお、係止部3を付勢方向と逆方向に廻すと縦スリット
2内に後退させることができる構成となっている。
【0020】なお、係止片5を付勢する構成は、図1、
図2に示すように軸7に軸支させたスプリング6の両端
を係止片5の裏面と取付け端部1の表面側とに係止し挟
持した構成に限ることなく、軸7にスプリング線を捲回
して構成してもよい。
【0021】次に上記構成の実施例を原管に装着する方
法を説明する。図3は、取付け端部1を原管に装着する
一連の動作説明図である。なお係止片5を付勢するスプ
リング6の図示は省略してある。まず同図を参照して説
明する。
【0022】複数の縦スリット2から係止片5の係止部
3が突出している取付け端部1を原管11の取付け口1
1Aに当接すると、複数の係止片5の係止部3は原管1
1の取付け口11Aの外面に当接する(a)。
【0023】そして、受口短管12を押圧することによ
り、係止片5はスプリングの付勢に抗して回り各係止部
3は縦スリット2内に後退するので、取付け端部1を取
付け口11Aに挿入することができる(b)。
【0024】取付け端部1が原管11の管壁を貫通し終
わると、係止片3はスプリングの付勢により係止部3が
縦スリット2から外方に突出する方向に回りストッパー
部4が受口短管12の内面に当接して停止し、係止部3
は受口短管12の外周面から突出した元の状態に復帰す
る(c)。
【0025】そして、係止片5が元の状態以上に回転し
て係止部3が受口短管12の外周面から引っ込むことは
ストッパー部4の当接により不可能であり、受口短管1
2は原管11から抜けなくなる(d)。
【0026】次に、スラスト受け部18とサドル13と
の間に嵌装した締付けリング15を廻して当接する傾斜
面の位置を変えることにより、受口短管12に一体とな
っているスラスト受け部18に対してサドル13を押圧
することになり、サドル13と取付け端部1の複数の係
止部3とによって原管11の管壁を強固に挟持して受口
短管12を原管11に取り付けでき、サドル13は原管
11の外周面に圧接されて流体が漏洩することを防止す
る。そして、受口短管12の管継手部22に分岐管を接
続して、分岐管の施工ができる。
【0027】なお、受口短管12は、適宜に分割して各
部分ごとに成形製作し、分割した部材を接着・融着して
一体化することにより製造の合理化を計ることも可能で
ある。
【0028】また、サドル13を押圧するための締付け
リング15の傾斜面は、スラスト受け部18と当接する
面側に設け、スラスト受け部18にも当接する傾斜面を
設けた構成の他に、サドル13と当接する面側に設け、
サドル13にも当接する傾斜面を設けた構成、或は、ス
ラスト受け部18とサドル13の両方側に傾斜面を設け
た構成、締付けリング15自体を2個に分割し分割面に
傾斜面を設けた構成等としてもよい。
【0029】上記のように、本実施例は、複数の係止部
3は受口短管12の縦スリット2内に後退させることが
でき、またスプリング6で付勢した軸支により突出した
元の状態に戻りストッパー部4の当接で位置決めされ
る。そして締付けリング15によりサドル13を原管1
1に押圧できるので、分岐管継手の受口短管12の外
径、原管11の取付け口11Aの内径、原管11の管肉
厚等に多少の誤差があっても、受口短管12は原管11
に支障なく確実に、しかも接着剤を使用せず容易に取り
付けることができる。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、受口短管の取付け端部の縦スリットに付勢して軸支
した複数の係止片は、突出していた係止部を付勢に抗し
て係止部を縦スリット2内に後退させることができ、ま
た付勢した軸支により元の状態に戻りストッパー部によ
り位置決めされ係止部は外方に突出する。そして締付け
リングによりサドルを原管に押圧できるので、分岐管継
手の受口短管の外径、原管の取付け口の内径、原管の管
肉厚等に多少の誤差があっても、受口短管は原管に支障
なく確実に、しかも接着剤を使用せず容易に取り付ける
ことができる。そして、受口短管の管継手部に分岐管を
接続して分岐管の施工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の受口短管の要部正面図である。
【図2】 実施例の受口短管の要部断面図である。
【図3】 実施例の取付け端部を原管に装着する動作説
明図である。
【図4】 従来の乾式取付け方法の分岐管継手の断面図
である。
【図5】 従来の乾式取付け方法の係止部の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 取付け端部 2 縦スリット 3 係止部 4 ストッパー部 5 係止片 6 スプリング 11 原管 11A 取付け口 12 取付け短管 13 サドル 14 ゴムパッキング 15 締付けリング 18 スラスト受け部 22 管継手部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原管の取付け口に挿入して係止する取付
    け端部と分岐管を接続する管継手部とスラスト受け部と
    を有する受口短管と、受口短管に摺動可能に装着し原管
    の外周面に圧接させて流体の漏洩を防止するサドルと、
    前記スラスト受け部とサドルとの間に嵌装しサドルを押
    圧する傾斜面を有する締付けリングとよりなる分岐管継
    手であって、取付け端部の複数個所に縦スリットを設
    け、係止部とストッパー部とよりなる複数の係止片を係
    止部が突出するよう付勢して縦スリットに各々軸支し、
    取付け端部を原管の取付け口に挿入するとき係止部は原
    管に当接することにより上記付勢に抗して縦スリット内
    に後退し、取付け端部が原管の管壁を貫通し終わると係
    止部は付勢された方向に回転しストッパー部が受口短管
    に当接して係止部が受口短管の表面から外方に突出した
    元の状態に復帰して停止し、それ以上には端部方向に回
    転できないことを特徴とする分岐管継手。
JP7595192U 1992-11-02 1992-11-02 分岐管継手 Expired - Lifetime JP2547313Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4646790B2 (ja) * 2005-12-02 2011-03-09 アロン化成株式会社 接続支管
JP4564915B2 (ja) * 2005-12-02 2010-10-20 アロン化成株式会社 接続支管
JP5119024B2 (ja) * 2008-03-28 2013-01-16 アロン化成株式会社 枝管継手具
JP5452092B2 (ja) * 2009-06-17 2014-03-26 前澤化成工業株式会社 分岐継手

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JPH0640578U (ja) 1994-05-31

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