JP3117479B2 - 分岐管継手 - Google Patents

分岐管継手

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JP3117479B2
JP3117479B2 JP03144596A JP14459691A JP3117479B2 JP 3117479 B2 JP3117479 B2 JP 3117479B2 JP 03144596 A JP03144596 A JP 03144596A JP 14459691 A JP14459691 A JP 14459691A JP 3117479 B2 JP3117479 B2 JP 3117479B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐管継手は、原管に設けた取着
口に分岐管接続用の受口短管を取着するに際し、原管の
外周部にサドルを密着する如くに接着し、このサドルに
受口短管を取着することとしている。
【0003】又、従来の管継手にあっては、上述の原管
の外周部と、サドルとの間に、コ−キング材料を充填
し、止水性の向上を図っている。しかしながら、接着剤
を用いる湿式取着方式にて分岐管継手を構成するもので
あるため、施工性が悪く、止水性、強度の向上に限界が
ある。
【0004】一方、本出願人は上記従来の湿式取着方式
による分岐管継手の問題点を、接着剤を用いない乾式取
着方式にて解決した管継手を、先に特願平2−2863
03号として出願している。この発明の分岐管継手は、
原管における取着口周縁部の内面側に位置する受口短管
の先端に、該取着口周縁部の内面に係止できる係止部を
設け、原管における取着口周縁部の外面側に位置する受
口短管の外周部に、該取着口周縁部の外面に接するサド
ルを装着し、受口短管の外周部における上記係止部と上
記サドル装着部との間に、原管肉厚以上の幅をもって原
管の取着口の内径部に臨むゴム輪を装着し、受口短管の
外周部に設けたスラスト受部と上記サドルとの間に回転
自在な操作リングを介装し、操作リングの回転操作によ
って該操作リングに設けた凹凸係合部と、受口短管側の
スラスト受部又はサドルに設けた凹凸係合部との係合位
置を調節することにより、原管及びサドルに対して受口
短管の前記係止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて
取着口内径部に圧着させ得るようにしたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記発
明においては、操作リングの回転操作は操作リングと一
体化された2本の取手を用いて行うので、以下の問題点
を有している。
【0006】即ち、分岐管継手を施工した後の取手は不
要となるが、施工時作業者が足に引っ掛けて、せっかく
係止部を引き上げてセットした分岐部が元に戻ってしま
ったり、或いはそのまま残置して土中埋設してしまう
と、取手が土圧を受けてゴム輪の圧着状態に悪影響を与
えたりする恐れがあるので、取手を切断するのが好まし
い。しかしながら、取手を鋸等で切断するには手間がか
かり、場合によっては、分岐管継手のサドルを損傷する
可能性もある。又、分岐管継手が大きなサイズになる
程、回転操作に大きな力が必要となるし、容易に回転操
作させるには取手が大きくなり、製品コストのアップ要
因にもなるという欠点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記欠点を解
決する分岐管継手を提供することを目的とするものであ
り、その要旨は、原管に設けた取着口に、分岐管接続用
の受口短管を取着する分岐管継手において、原管におけ
る取着口周縁部の内面側に位置する受口短管の先端に、
該取着口周縁部の内面に係止できる係止部を設け、原管
における取着口周縁部の外面側に位置する受口短管の外
周部に、該取着口周縁部の外面に接するサドルを装着
し、受口短管の外周部における上記係止部と上記サドル
装着部との間に、原管肉厚以上の幅をもって原管の取着
口の内径部に臨むゴム輪を装着し、受口短管の外周部に
設けたスラスト受部と上記サドルとの間に回転自在な操
作リングを介装し、操作リングを回転操作させることに
よって、該操作リングに設けた凹凸係合部と、受口短管
側のスラスト受部又はサドルに設けた凹凸係合部との係
合位置を調整し、原管及びサドルに対して受口短管の前
記係止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内
径部に圧着させ得るようにする際に、前記操作リングの
外面に設けられた被係合部に、該被係合部に嵌合する係
合部を有する装着用治具を用いて回転操作させてなるこ
とを特徴とする分岐管継手である。
【0008】
【作用】上述の通り、本発明においては、操作リングを
回転操作させることによって、操作リングに設けた凹凸
係合部と、受口短管側のスラスト受部又はサドルに設け
た凹凸係合部との係合位置を調整し、原管及びサドルに
対して受口短管の前記係止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮
変形させて取着口内径部に圧着させ得るようにする際
に、操作リングの外面に設けられた被係合部に、該被係
合部に嵌合する係合部を有する装着用治具を用いて回転
操作させるようにしたので、操作リングと一体化された
取手は必要となくなり、施工後に取手を切断する必要も
なく、コストダウンになる。又、装着用治具が操作リン
グの外面に設けられた被係合部に嵌合する係合部と、操
作リング外面に沿う湾曲部と、取手とを有するものであ
り、該装着用治具を操作リング外面に沿わせて回転操作
させるようにしたので、分岐管継手が大きなサイズにな
っても、梃の作用により大きな力を必要とせずに容易に
回転操作が行える。
【0009】
【実施例】図1は本発明の分岐管継手の一実施例を示す
一部切欠き断面図、図2は図1の分岐管継手の構成部品
を示す分解図、図3は操作リングの凹凸係合部とスラス
ト受部の凹凸係合部との係合状態を示す模式図、図4は
装着用治具の模式図である。
【0010】分岐管継手10は、図1、図2に示す如
く、ヒュ−ム管、塩ビ管等の原管11に設けた取着口1
1Aに分岐管接続用の受口短管12を取着したものであ
り、サドル13、ゴム輪14、及び操作リング15を構
成部品としている。
【0011】尚、受口短管12は、小径首部16と大径
受口部17とを接着又は融着にて組立接合して構成され
ており、大径受口部17の端面をスラスト受部18と
し、大径受口部17の中間部には分岐管との間に介装さ
れるゴム輪1のためのゴム輪装着部19を備えている。
【0012】然るに、分岐管継手10は、原管11にお
ける取着口11A周縁部の内面側に位置する受口短管1
2の先端に、取着口11A周縁部の内面に係止できる係
止部21を設けている。係止部21は、受口短管12の
先端外周部に複数分割(例えば4分割)され、取着口1
1Aの穿孔径よりやや大きい、該取着口11Aに挿入可
能な適度の寸法に突出形成されている。
【0013】又、分岐管継手10は、原管11における
取着口11A周縁部の外面側に位置する受口短管12の
外周部に、取着口11A周縁部の外面に接するサドル1
3を装着している。尚、原管11が管本体の外周部にリ
ブを有する場合は、サドル13は上記リブ形状に沿う着
座面を備えている。
【0014】又、分岐管継手10は、受口短管12の外
周部における上記係止部21と上記サドル13装着部と
の間に、原管11の肉厚以上の幅をもって原管11の取
着口11A内径部に臨むゴム輪14を装着している。
【0015】又、分岐管継手10は、受口短管12の外
周部に設けたスラスト受部18と上記サドル13との間
に回転自在な操作リング15を介装している。操作リン
グ15の外面には被係合部である貫通した凹部15Bが
設けられている。なお、凹部15Bは、後述の装着用治
具の係合部である凸部が嵌合できる深さと形状であれば
よく、貫通していなくてもよい。又、凹部15Bは少な
くとも1個以上あればよい。例えば、2個の場合は相対
向する位置に設ければよい。その設置位置は操作リング
15の幅方向の中央部に設けるのが強度上望ましい。
【0016】図4に示した装着用治具30は、操作リン
グ15の凹部15Bに嵌合する係合部である凸部31
と、該操作リング15と同じ曲率半径を有した湾曲部3
2と取手33とから成っている。材質は問わない。尚、
装着用治具は図4に示すものに限定されず、一端に凸部
31を有する単なる板条のものでも構わない。
【0017】又、操作リング15の回転操作は、装着用
治具30の凸部31を操作リング15の凹部15Bに嵌
合し、湾曲部32を操作リング15の外面に沿わせて、
取手33を回転させることによりなされる。
【0018】図3に示す如く、操作リング15の回転操
作によって該操作リング15に設けた湾曲状凹凸係合部
15Aと、受口短管12のスラスト受部18に設けた湾
曲状凹凸係合部18Aとの係合位置を調整することによ
り、原管11及びサドル13に対して受口短管12の前
記係止部21を引き上げ、ゴム輪14を圧縮変形させて
取着口11A内径部に圧着させ得るように構成してい
る。
【0019】尚、本発明においては、上記実施例とは逆
に、操作リングに凸部の被係合部を設け、装着用治具に
凹部の係合部を設けたもの、或いは操作リング及び装着
用治具のそれぞれに凸部及び凹部を設けたものであって
もよい。
【0020】
【発明の効果】受口短管を原管の取着口に乾式方式で取
着するに際し、装着用治具を用意しておけば多数の分岐
管継手の施工が容易に確実に行なえるので、低コストの
分岐管継手が提供できる。又、分岐管継手を取着口に装
着した後は、取手は残らないので、作業者の不手際で装
着した分岐部が元に戻ってしまうことがない。更に、埋
設後の土圧などにより、シ─ル部のゴム輪の圧着状態が
悪影響を受けることもなく、長期にわったて確実な止水
性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐管継手の一実施例を示す一部切欠
き断面図である。
【図2】図1の分岐管継手の構成部品を示す分解図であ
る。
【図3】操作リングの凹凸係合部とスラスト受部の凹凸
係合部との係合状態を示す模式図である。
【図4】装着用治具の模式図である。
【符号の説明】
1 ゴム輪 10 分岐管継手 11 原管 11A 取着口 12 受口短管 13 サドル 14 ゴム輪 15 操作リング 15A 凹凸係合部 15B 凹部(被係合部) 16 小径首部 17 大径受口部 18 スラスト受部 18A 凹凸係合部 19 ゴム輪装着部 21 係止部 30 装着用治具 31 凸部(係合部) 32 湾曲部 33 取手

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原管に設けた取着口に、分岐管接続用の
    受口短管を取着する分岐管継手において、原管における
    取着口周縁部の内面側に位置する受口短管の先端に、該
    取着口周縁部の内面に係止できる係止部を設け、原管に
    おける取着口周縁部の外面側に位置する受口短管の外周
    部に、該取着口周縁部の外面に接するサドルを装着し、
    受口短管の外周部における上記係止部と上記サドル装着
    部との間に、原管肉厚以上の幅をもって原管の取着口の
    内径部に臨むゴム輪を装着し、受口短管の外周部に設け
    たスラスト受部と上記サドルとの間に回転自在な操作リ
    ングを介装し、操作リングを回転操作させることによっ
    て、該操作リングに設けた凹凸係合部と、受口短管側の
    スラスト受部又はサドルに設けた凹凸係合部との係合位
    置を調整し、原管及びサドルに対して受口短管の前記係
    止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径部
    に圧着させ得るようにする際に、前記操作リングの外面
    に設けられた被係合部に、該被係合部に嵌合する係合部
    を有する装着用治具を用いて回転操作させてなることを
    特徴とする分岐管継手。
  2. 【請求項2】 操作リングの被係合部が凹部であり、装
    着治具の係合部が凸部である請求項1記載の分岐管継
    手。
  3. 【請求項3】 操作リングの被係合部が凸部であり、装
    着治具の係合部が凹部である請求項1記載の分岐管継
    手。
  4. 【請求項4】 装着用治具が操作リングの外面に設けら
    れた被係合部に嵌合する係合部と、操作リング外面に沿
    う湾曲部と、取手とを有する請求項1記載の分岐管継
    手。
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